2009年7月13日 (月)

第733回 マイティ祐希子最終試合

最終戦さいたまドーム大会。もちろん超満員の大盛況。

「マイティ祐希子最終試合」
の大看板が。

オープニングマッチは中村真帆対マリシアルイス。DDTやギロチンでよく攻めた新人の中村だったが、マリシアルイス、ハイアングルのボディスラムを2連発。これで3カウントを奪った。

そのあと「マイティ祐希子の功績をたたえるおもしろビデオ」の上映。

なぜかエレキギターを抱えた阿部アナウンサーがリングに上がりグギャーンとかき鳴らしながらオーロラビジョンにマイティ祐希子が攻めまくる残虐暴力ビデオが流れるというシュールな内容。編集がよくできていて対戦相手がバッタバッタバッタと倒されてゆく衝撃映像。最後に以下の大文字が。

「SPZ選手権通算防衛回数 31(歴代1位)」

そのあと第2試合、八島静香、フローラ小川、ミネルバ石川の3人が入場、対戦相手はアイドル商会の3人。

「おうらああああ」

八島静香、腰の痛みを堪えてタックルでタックルでサキュバス真鍋を吹っ飛ばす。休んでも良かったのだが、この日は面倒を見た後輩、マイティ祐希子の引退試合なので無理して出場した。懸命にアイドル商会の攻勢をさばいてからいい流れでF小川にタッチ。

フローラ小川も着実に力をつけてきて、このくらいの相手なら互角に闘えるようになってきたが、新人のミネルヴァ石川が案の定捕まってしまう。

「あーもう、あとはあたしに任せな」

八島さん、救援に出てきて、サキュバス真鍋にデスバレー。いい流れでフローラ小川にタッチしたが、フローラ小川も藤島のシャイニングウィザードを食らってしまってたまらずM石川にスイッチ。しかしここで新人のM石川がやってくれた。

「はっ」
ラリアットを藤島にぶち込む。1度目はカウント2で返されたが、2発目のラリアットを立て続けに決めて、そのまま押さえ込んで藤島瞳から3カウントを奪った。これには場内ええええええええの声。勝負タイム17分37秒。

「たいしたヤツだ。まあ喜べ」

この快挙に八島がミネルヴァ石川の手を上げた。

第3試合は外人同士のシングルマッチ。ジョディビートン対マユリシアター。マユリが打撃でよく攻めて、裏拳で3カウントを奪った。勝負タイム10分1秒。その試合が終わると休憩。

第5試合はグリズリー山本、中江里奈のタッグ王者チームが登場。対戦相手は革命軍の藤原和美&葛城早苗。グリズリー山本が革命軍の2人をボコボコにして、最後はDDTで藤原を処刑。勝負タイム11分6秒、山本さんの完勝。

セミは革命軍の霧島レイラ・RIKKA登場。対戦相手はブリジットウォン&ブルックウォン。RIKKAが悪の連係に少し捕まったものの、最後は霧島レイラが出てきて豪快なスプラッシュマウンテン。ブリジットウォンを地獄送り。勝負タイム18分18秒。

そして・・・メインイベント。まず最後の対戦相手の佐久間理沙子が走ってリングイン。

「次の試合の登場するマイティ祐希子はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

「disintegration」がかかるやさいたまドームが爆発した。轟きわたる歓声の中、SPZ希代の大エース、マイティ祐希子がいよいよ最後のリングに向かう。

(続きます)

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2009年7月12日 (日)

第732回 惜別の九州巡業

35年目9月 M祐希子さよならシリーズ(続き)

第5戦長崎アリーナ大会、マイティ祐希子は前座の第2試合に登場。サキュバス真鍋とタッグを組んで新人のミネルヴァ石川、中村真帆と対戦。先発を買って出たM祐希子、2人をあっという間に蹴散らす。これは格が違う。

「うりゃあ」

M祐希子のバックドロップ。しかし中村、けんめいに2.8で返してドロップキックで反撃し、パートナーのM石川につなぐ。

M祐希子、そのあとしばらく石川を痛めつけた後、

「後、任せたわよ」
サキュバス真鍋にタッチ。サキュバス真鍋もM祐希子とのタッグでタッグリーグを制した事もあった。相変わらずのトリッキーな動きでミネルヴァ石川を翻弄すると。

「祐希子さん!!合体技!!」

「はいはーい!!」

走りこんでサンドイッチラリアット。これでM石川を戦意を絶つ。カバーはサキュバス真鍋、M祐希子はすかさずダッシュして中村真帆の前でお約束の通せんぼポーズ。カウント3が入った。勝負タイム9分17秒。

長崎大会メインで組まれたのはSPZ選手権、王者グリズリー山本に挑むのは葛城早苗。先月のSPZクライマックスで唯一、G山本に土をつけた選手であるので、このたびSPZ王座へ初挑戦となった。

「解説の吉田さん、どうでしょうかこの試合」

「んー、95パーセント山本選手でしょう、馬力が違いすぎます。葛城選手にチャンスがあるならば」

「あるならば?」

「打撃で眠らせることですね」

「なるほど」

「でも山本選手も警戒してくると思いますからねぇ・・」

グリズリー山本、序盤からヘッドバットをごっすんごっすん。

「うわ、作戦立ててますね、頭攻撃してわけわかんなくさせる作戦ですよ」

徹底した頭頭攻め。そしてバックドロップ2連発。葛城もエルボーで反撃するが単発。

「ぐはははははは」

最後はカウンターで掌底がはいってしまいこれで葛城は崩れ落ちた。そのまま押さえ込んで3カウント奪取。25分14秒、王者が9度目の防衛に成功。まったく危なげない。

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第6戦佐賀大会、マイティ祐希子はセミで34期のフローラ小川と対戦。このクラスの相手なら余裕余裕。フローラ小川のエルボーやドロップキックを適度に受けてから

「はっ」
華麗に舞って延髄2連発。これでばったり倒れたフローラ小川。あとはダイビングプレスで圧殺。勝負タイム8分0秒、完勝。

「あと、2つ・・・・」

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第7戦、カイメッセ山梨大会。マイティ祐希子はセミで29期のRIKKAとシングル対戦。RIKKAとは先月のSクラで対戦していないのでひさしぶりの激突。

スピード感あふれる攻防。RIKKAの動きにきっちり対応するM祐希子。そして延髄で痛撃!これで倒してダイビングプレス。きのうのフローラ小川はこれで終わりだったが、RIKKA、なんとか2で返す。しかしM祐希子、勝負どころは逃さない。

「せええええーい!!」
久しぶりに見せたタイガースープレックス。RIKKAもがくが、腕のフックがかかっていて返せない。そのまま3カウントを聞いた。勝負タイム11分22秒。

山梨大会メインはあばしり戦、王者八島静香、中江里奈に挑むのはアイドル商会のサキュバス真鍋、早瀬葵組。

「やれやれ・・・」
25期生の八島静香、全身ボロボロで全盛期の動きは見る影もない。先月のSクラでまた腰を痛めた。この日は5分過ぎにちょっと出てきて顔見世程度のファイト。

―あたしが片付けます。八島さんはコーナーで見ててください。

中江里奈一気の攻め。パワーボム2連発、STOと怒涛の攻め、これでサキュバス真鍋を叩き潰した。15分54秒、王者組が5度目の防衛に成功。

そして、最終戦。さいたまドーム大会。

(続きます)

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2009年7月11日 (土)

第731回 TWWA選手権試合 ジェーンメガライト×M祐希子

第3戦大分別府ビーコンホール大会。

マイティ祐希子は休憩明け第4試合で新人のミネルヴァ石川、中村真帆と組んでアイドル商会の3人(サキュバス真鍋、藤島瞳、早瀬葵)と対戦。

先発を買って出た祐希子、アイドル商会の3人とひとしきりやりあう。サキュバス真鍋のエルボーが祐希子をたじろがす。5分過ぎ、ひととおりやりあったなと判断した祐希子はミネルヴァ石川にタッチ。とたんに攻守が逆転する。アイドル商会のすばやい動きに新人2人がついていけない・・・

―このコたちとやるのも。今日で最後・・・

アイドル商会の3人とは地方の6人タッグなどでよくタッグを組んで、外人や革命軍とやることも多かったのでいたのでどちらかというと仲間という感覚だ。

マイティ祐希子、ラリアットでサキュバス真鍋をたじろがすと立て続けにデスバレー、しかしサキュバス真鍋も返す。1対1では厳しいと判断したサキュバス真鍋、

「藤島さん!」
祐希子へ二人がかりの攻め。サンドイッチラリアットを決める。これで祐希子はたまらずM石川にタッチ。そのあと新人2人も懸命のファイト。雲の上の人だった祐希子と組めるのもこれが最後。中村真帆も覚えたてのDDTを繰り出す。そしていい流れでM祐希子にタッチ。

「これでっ!」
最後はマイティ祐希子が藤島にラリアットを決めた。パワーはそれほどでもないがシャープに打ち込んだ。これで3カウントが入った・・・勝負タイム16分7秒。

戦い終わってノーサイド、6人で手上げしてファンの声援にこたえた。

別府大会メインはSPZタッグ戦、新王者G山本、中江里奈に挑むのは革命軍コンビ、葛城早苗、RIKKA組。
「フン、フンッ、フン、フンッ!!」

グリズリー山本が邪悪な笑みを浮かべながら入場。中江里奈はいつも以上の入れ込み具合。
中江と葛城の先発で始まった。試合開始早々、葛城の掌底で中江里奈が鼻から流血のアクシデント。先月、中江によってSクラの優勝戦線から引き摺り下ろされたことをまだ根に持っているようだ。

しかしタッチを受けて出てきたG山本、強い。RIKKAを自信満々に殴り倒すと、葛城には重いステップキックを乱打。打撃でも自分が上という意思表示か。しかし中江も殺人ヒザ魚雷で応戦。互いにダメージを負ってパートナーにタッチ。そのあと中江相手に挑戦者チームは早いタッチワークで応戦。だが、中江もジャンピングニーで反撃。試合は長引いた。

最後は乱戦の末、どさくさにまぎれた中江が葛城に強烈なパワーボム。これはRIKKAがカットしたが、ここでG山本が出てきた。まずRIKKAを軽く場外へ投げ捨てると

「ファハハハハハ」

ズン。DDTで終了。勝負タイム48分14秒、王者組が初防衛に成功。

「ゼェ・・・ゼェ・・・・ゼェ・・・・」

(相手チームの標的にされた中江里奈さすがに苦しい表情、控室の畳の上に横たわる)

「ウォー、葛城なんざたいしたことねえよオラッ」
(グリズリー山本はいつも通り怪気炎)

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第4戦熊本アクエリアンドーム大会

「最後にもう1回、祐希子とヤラセロ」

最強外人ジェーンが対戦相手に名乗りを上げた、でもって熊本大会メインで最後の激突。SPZ選手権をめぐって死闘を繰り広げた仲だ。

「祐希子に敬意を表して、私の持っているTWWAのベルトを賭けよう」
で、なんとTWWA選手権試合として行われることとなった。

「この試合が一番楽しみだったのよ。ジェーンさんに赤っ恥かかせてやるから」
祐希子が昔を思い出したかのようなハイスパートプロレス。しかし長くは続かなかった。ジェーンのラリアット、バックドロップを食らって苦境に立たされる。

「それェッ」
ジェーン、身体後とぶつかってくるネックブリーカー。そしてパイルドライバー。さすが世界の頂点に立つ選手、一つ一つの技が重く鋭い・・・

「ウァーーーーー」
最後は雄たけびとともに、ジェーンが切り札ベリートゥバック。これでM祐希子の意識は闇に落ちた。勝負タイム22分58秒。

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TWWA世界選手権試合(60分1本勝負)

ジェーンメガライト(22分58秒、ベリートゥバック)マイティ祐希子

王者が防衛に成功

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最後のベリートゥバックを受けきれず失神してしまったM祐希子、担架で運ばれた。
「やっぱり・・・ジェーンさんは・・・凄い。」

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2009年7月10日 (金)

第730回 そろそろ潮時かなって思って・・・

35年目9月
「そろそろ潮時かなって思って・・・」
27期生のマイティ祐希子が引退を表明。Sクラで4勝3敗に終わって優勝争いに絡むことなく終わったので引退を決意したらしい。ということで9月シリーズは「マイティ祐希子さよならシリーズ」として行われることになった。

「ファンクラブ・・・フフッ」
葛城早苗のファンクラブが結成された。表には出さなかったが葛城早苗、相当嬉しかったらしい。

第1戦鹿児島大会。マイティ祐希子はメインイベントに登場。佐久間理沙子、フローラ小川と組んで霧島レイラ、藤原和美、葛城早苗の革命軍3人と激突。革命軍も祐希子打倒を目的に作られた組織、

「行けえ!祐希子をぶっつぶせ思い残すことなく引退させたれーーー」

霧島レイラが大声で指示。若手の頃はタッグを組んでいたこともある同期の引退、一抹の寂しさ。

試合のほうは佐久間理沙子が祐希子の負担を軽減しようと悪い意味で出ずっぱりになってしまい、ダメージをくらってしまう。フローラ小川はまだ力不足、となるとM祐希子が積極的に攻めるしかないが、藤原のスープレックス攻勢に捕まってしまう。

フローラ小川も藤原のJOサイクロンを食らってしまい(ロープに逃れたのは奇跡に近い)そのまま場外でのびてしまいだんだん祐希子組の旗色が悪くなってくる。

「いくぞっ」

霧島レイラのラリアットが佐久間へ。豪腕が首を直撃。これはM祐希子がカットしたが要領よく出てきた葛城がそのまま
「ベタな乱闘やらせてください」
ささやいてから祐希子を場外乱闘に連れ出す。そのまま場外で殴り合っているうちに、リング上では霧島レイラが必殺のスプラッシュマウンテンで佐久間をしとめた。勝負タイム19分44秒。

「それじゃあな、祐希子さんよ!こんどはマスターズ戦で金網デスマッチやろうぜ!」

霧島レイラが捨てゼリフを吐いてから藤原葛城を促して退場。

試合後、マイティ祐希子が大ダメージを受けた2人のパートナーを介抱した後、3人でお辞儀。鹿児島のファンは大歓声を送った。

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第2戦宮崎大会。

「9月なのに、九州はまだ暑いわね」

試合前、体育館外の物陰でハーゲンダッツを食べる祐希子。きょうの相手はグリズリー山本、中江里奈、八島静香の3人である。祐希子のパートナーは昨日と同じく佐久間理沙子フローラ小川。

「今日は・・・山本さんね、頼むよ理沙子ちゃん」

しかし対戦相手のG山本組が祐希子に狙いを絞っての攻め。
「どりゃあああ」
グリズリー山本のDDT,スクラップバスターで大ダメージを受けたM祐希子、ひとまずフローラ小川にタッチ。

「ヌハハハハッハ」
グリズリー山本、上からフローラ小川に組み付いて力をこめる。まるで大人と子供、
「ぐぐ・・うううっ」
圧力がすごい。それだけでフローラ小川を消耗させる。

「ウァハハハハハ」
そのあとフローラ小川が弱ったのを確かめてDDT2連発。これでフローラ小川を叩き潰した。勝負タイム17分29秒。

(続きます)

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2009年7月 9日 (木)

蔵出し原稿 プロレス観戦記 2005.02.05

ジャイアント馬場 七回忌追善興行
2005年2月5日 日本武道館

1999年1月31日、日本プロレス界の巨星、ジャイアント馬場さんが亡くなった。死の1ヶ月前までリングに立っていたので突然の訃報に呆然としたのを今でも覚えている。CDで「王者の魂」を聴くたび(「J」でも同じだが)もうこの曲が本来の目的でかかることはないのだと思うと胸が締めつけられるのである。それほど馬場さんは私の心の中で大きな存在であった。時は流れ、6年後の2005年、最盛期の全日本プロレスの首都圏常打ち会場であった日本武道館で、七回忌追善興行が行われる事になった。故人を偲ぶ会的なプロレス興行になりそうだが、馬場さんファンとしては見に行かないわけには行かない。個人的ひいきの渕正信がメインに出るのも決め手となった。

往時の全日本プロレスの武道館大会はやれば超満員でチケットの入手も難しかったのだが、いまはプロレスブームそのものが下火になっていることもあって、全日本プロレスも通常興行では採算的に厳しいのか日本武道館を使わなくなった。休みが取れるかどうか危うかったので、前売りチケットは手配しなかったが、当日券ねらいで開場の一時間前に武道館へ向かった。地下鉄を九段下で降りて、お濠ぞいを歩いて門をくぐると武道館が現れる。今回のカードはそんなにすごいカードが組まれているわけでもないので、当日券でも1階の4列目をゲットできた。会場までは北の丸公園でまったりと過ごす。食堂のカレーライスは700円のわりに美味しくはなかった。

西日を浴びながら枯れ芝生の上に寝転んで過ごし、16時に開場。1階からアリーナを望むといつもの全日本のリングが見える。スポーツ興行らしい非日常の空間だ。何度来てもこの会場は好きだ。本を読みながら17時の試合開始を待つ。客の入りはアリーナはほぼ満員、1階席は8割方、2階席は5割方の入り。ファンそれぞれの馬場さんへの思いが死後6年経った今もこの開場を埋める。

5時過ぎ、場内が暗転され、数箇所に設置された大型ビジョンから馬場さんの生前の名勝負の映像が流れる。なんてものを見せてくれるのだ。思わずシンミリしてしまう。

そのあと車椅子に坐ったハヤブサ選手が花道奥で、いつまでも~ジャイアント馬場さんへ~の熱唱。そして、いつもの武道館興行のように木原リングアナが本日のカードを読み上げ、そのあとカン、カン、カンとゴングが鳴らされ、テーマ曲が鳴る。最初に入場してきたのは相島勇人とGOEMONであった。

第1試合 平井伸和 土方隆司 対 相島勇人 GOEMON

重低音の響くテーマ曲で相島とGOEMONが入場。そのあと「セクシイダイナマイツ!」の叫びで始まる平井のテーマで平井、土方が入場。試合そのものは短かった。、淡々とした攻防が続いたあと、土方のいつものキックが冴え相島、GOEMONに着実にダメージを与える。相島もパワースラムやラリアットで反撃するが、平井をフォールしたところで土方にスキンヘッドを思いっきりペチンとはたかれてカットされてしまい(ここがこの試合で一番沸いた)そのあと分断された相島が平井にフォール負け。フィニュッシュは覚えていない。

第2試合 荒谷望誉 石狩太一 対 嵐 奥村茂雄

この試合も7分で決着と短かった。このメンバーでは1人小兵の石狩が奮闘するも、145kgの巨体を誇る嵐には通じない。コーナーに控える嵐を殴っても、嵐は平然として、しばらく間を置いた後(この間が笑わせる)お仕置きのように嵐が石狩の頭をペチンとひっぱたく。終盤、石狩と嵐の攻防となったが、コーナーに詰めた嵐に、ジャンプしての側頭部キックを叩きこむが、当たりが浅かったのか、嵐は無反応。最後は嵐が石狩を嵐落とし、ラリアットからパワーボムへとつなぎ沈めた。

第3試合 望月成晃 横須賀亨 K-ness. 対 ドラゴン・キッド 堀口元気 斎藤了

ドラゴンゲートの6選手による5人タッグマッチ。登龍門ルール(試合権利関係なくタッチなしで交代が成立する)でレフリーも神田裕之というテイストの試合のため、めまぐるしい攻防に。女性ファンの黄色い声援はこの試合が一番多かったように思う。「クネスー!」「サイリョウー!」大技、飛び技、望月の蹴り技、連携技がつぎつぎと決まるが、カットプレーや個々の選手の粘りでなかなか沈む選手が出てこない。最後はどうにか戦いが分断された所を望月が垂直落下ブレーンバスターらしき技で堀口?(斎藤だったかもしれない)を仕留めた.。勝負タイムは18分だったが、息をつかせぬ攻防で見ごたえがあった。

第4試合 アブドーラ・ザ・ブッチャー ターザン後藤 対 新崎人生 本間朋晃

ゴォーンという鐘の音、そして般若心経が流れて白衣姿の新崎人生、そして本間が入場する。錫杖のしゃりんという音が響く。そのあと一昔前の洋楽っぽい曲(「汚れた英雄・・・だろうか」)がかかり、フードつきのガウンをまとったターザン後藤が入場。そしてあの「吹けよ風、呼べよ嵐」がかかり、ブッチャーが入場。ブッチャー、後藤は悪役なので4選手が揃うやいなやリング上は臨戦体勢、ピリとした空気が張り詰める。どうにか4選手のコールが終わったところでいきなり取っ組み合いが始まる。いきなり本間が捕まる展開。ブッチャーの地獄突きは相変わらずの威力(喉を狙うのだからたまらない)、後藤もイス、机を持ち出し本間を痛めつける。

ブッチャーの年齢(推定67歳、のわりには体型が変わっていない、この人はサイボーグなのだろうか)を考えたのか後藤が前面に出ていた。即席チームとは思えずタッチワークもスムーズ。人生が後藤を念仏パワーボムに捕らえようとするが体重のある後藤はリバースで返す。そのあと後藤は人生を拝んで念仏のお返し。これには館内どよめく。人生はブッチャーを拝み渡りにとらえるがやはり地獄突きで反撃され、代わった本間が後藤のラリアットで倒された所でブッチャーの宝刀、毒針エルボーが炸裂しカウント3。試合後ブッチャーは「ブッチャー、バーバ!」を連呼して引き上げる。破天荒な中でもそれぞれの持ち味が出た良い試合であった。ここで休憩。

休憩後、ジャイアント馬場七回忌セレモニー。学生の合唱部らしき方々がリングに上がり馬場さんが生前好きだった歌「上をむいて歩こう」を歌う。そのあとゲスト入場。高山善廣(リングイン時はトップロープをちゃんとまたいでいた)、坂口征二、ザ・デストロイヤー、スタン・ハンセンが入場。そのあと長年馬場さんを取材してきた関係者がリング上に上がり、きょうの興行に出た全選手がリングの周囲を囲む。ガン手術を受けてまだ試合のできないスティーブ・ウイリアムスがいたが、紹介はされなかったので気付く人は少なかった。馬場元子さんの挨拶のあと全員が起立して(会場のみんなが立ってしまうのだから凄い)10カウントゴング。

第5試合 マイク・バートン ジム・スティール ジョージ・ハインズ 対 ジャマール チャック・パルンボ ロドニー・マック

外国人同士による6人タッグマッチ。6人の中ではハインズが一番人気で赤い紙テープの量も多い。バートン、スティール、ハインズはかつての全日本プロレスファンならおなじみの常連外人。対するはいまの全日本の外人エース、巨漢ジャマールに元WWEのごつい外人2人、マックとパルンボの混成チーム。やはり体がデカイもの同士だと単純な殴り合いでも迫力がある。序盤はハインズがつかまってしまい、ジャマールの巨ケツアタックを食らうなどピンチがあったが、河津落とし(!)や二段蹴りで反撃し、うまくバートン、スティールにスイッチして最後は巨漢ジャマールをバートンがゴールデンレフトで場外に転落させ(このジャマールの落ちっぷりも凄かった)孤立したマックをバートンがバートンカッター、ラストライドと大技をたたみかけて沈めた。

セミファイナル 武藤敬司 佐々木健介 カズ・ハヤシ 対 小島聡 大森隆男 馳浩

小島のテーマ「RUSH」で小島組の3人が入場。武藤のテーマ「トランスマジック」で武藤組の3人が入場。それぞれが根強いファンをもつスター選手なので会場も沸く。試合は6人が持ち味を出す百花繚乱的な展開になった。このなかでは1人ジュニアヘビー級のカズハヤシが鋭い身のこなしで奮闘し、馳に逆エビを決めようとしたところで掟破りのジャイアントスイングかと場内が勘違いしてどよめいたので急きょジャイアントスイングをしかけようとするもさすがに馳が抵抗したのでズルズルと引きずっただけで失敗。逆に馳が軽量のハヤシをジャイアントスイングで43回転。これでハヤシは大ダメージ?を負った。

そのあとネックブリーカードロップの連続競演(馳やハヤシまで仕掛ける!)や健介の逆一本背負い、馳のノーザンや武藤のシャイニングウィザードなど各選手の得意技が乱発されるすさまじい試合になったが、20分が経過した後リング上が小島とカズの一騎打ち状態に。カズもWA4などで小島を追いこむも小島はラリアット1発でカズを仕留めた。試合後は馳、大森、小島が四方に礼をして引き上げた。

メインイベント 川田利明 マウナケア・モスマン 対 天龍源一郎 渕正信

選手は一人ずつ入場。まずは「デンジャーゾーン」で渕が入場。渕はガウンではなく馬場さんTシャツを着て入場。そのあとモスマンが入場、「サンダーストーム」で天龍が入り、最後に「HOLY WAR」で川田が入ってくる。天龍・川田のコールの所では大量の黄色紙テープが舞う。試合は先発で出た渕がいきなりつかまってしまう。モスマンと基本的な攻防をひとしきりやったまではよかったのだが、モスマンがショルダータックルを乱発しそのつど渕は倒されて受け身をとっていく。そのあとスイッチした川田が起き上がりこぼしチョップを連発。そのあと川田もショルダータックル連発で渕を転がす。そのあと序盤でストレッチプラムまで繰りだし、天龍の出番ないまま終わってしまうかと心配したがどうにか渕が耐えた。再度出てきたモスマンに渕が顔面蹴り、バックドロップで反撃し、ようやく天龍にタッチ。

天龍は川田とものすごい水平チョップ合戦を繰り広げた。中盤は渕と天龍がうまいタッチワークで一進一退の攻防に。渕は胸板を真っ赤にしながらも、モスマンや川田に首固め(スモールパッケージホールド)を乱発し勝ちを取りに行く。丸める丸める。バックドロップ→首固めの繰り返しに至っては渕さんこだわるなー、とうなってしまう。が、このクラスのレスラーに正面から首固めをしかけても3カウントはとれず、きっちり返される。渕はフェースロックまで繰出したが、ここはモスマンがロープへ逃れた。

スイッチした天龍が53歳(垂直落下式ブレーンバスターに近い技)を繰りだしモスマンを押さえるが川田がカット、気がつけば25分が経過する大勝負に。天龍・渕はダブル延髄斬りなどの合体技も決めた。終盤はモスマンが渕をスイングDDTかなんかで押さえたところで天龍がカットに入り、そのあと川田がうまく天龍を場外戦に誘いチョップ合戦。ああ、渕が孤立してしまった。こりゃ決まるなという雰囲気の中、ケアのハワイアンスマッシャー炸裂。これは渕が意地で返したがモスマンの次の技(アルゼンチンバックブリーカーのような体勢でかついでから落とす大技、名前知らない)でついに3カウント。

モスマンのテーマが流れた後、「王者の魂」がかかり、最後は川田、モスマン、天龍、渕、元子夫人、和田京平レフェリーの6人で四方に礼をして退場。天龍55歳、渕51歳が年齢のわりに奮闘したのでいい試合だったと思う。武道館のメインに渕が登場した試合が見られて良かった。人ごみの中九段下へ、皆がゾロゾロと帰り出す。馬場さんはいまだファンそれぞれの心の中、きょう登場した選手の中に存在し続けることをあらためて認識した素晴らしい大会であった。

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2009年7月 8日 (水)

本日は休養日です・・・

・水曜日恒例のぐだぐだ更新。

・WASをやる時間が取れない。現在44年目6月まで。フローラ小川にタッグベルト2本持たせて引退回避させるもシングルでのぐだぐだッぷりが笑わせる。

・火曜日に山梨県奥地に(北杜市釜無川源流)修行に行ってきました。仮眠をはさみながら13時間ほど歩く。手の甲が日焼けしてしまった。

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2009年7月 7日 (火)

第729回 35回目のSPZクライマックス(下)

第35回SPZクライマックス!!優勝争いも佳境に。

第7戦はどさんこドーム大会。

中江(6点、パワーボムからのエビ固め 16.40)葛城(8点)

中江のパワーさっぽうに苦しんだ葛城、SPZキックで打開しようとするが、中江里奈、何事もなかったかのように起き上がってくる。フランケンシュタイナー、ノーザンライトSH,パワーボム連発という怒涛の大技攻勢を見せて3カウント。

「こっ・・ちもシード権がかかってるんでね」

中江里奈、これで3勝3敗の五分に戻して最終戦へ。

「くっ・・・・」

せっかくチャンピオンのG山本に勝ったのに、葛城、実にもったいない2敗目を喫した・・・・・・

M祐希子(8点、ニーリフトからの片エビ固め11.05)早瀬(0点)

マイティ祐希子が落ち着いて早瀬をさばいて4勝目。シード権を守った。

「明日は山本さんですか・・・精一杯やります。今の自分で、どこまでやれるのか・・・」

霧島(10点、ラリアットからの片エビ固め 11.49)藤原(4点)

霧島レイラ1敗キープ。タッグパートナーの藤原を仕留めた。4敗目を喫した藤原、シード権が厳しくなった・・・

G山本(10点、DDTからの片エビ固め 10.57)八島(2点)

グリズリー山本も完勝。1敗を守った。これでSクラは霧島レイラとグリズリー山本が1敗のまま最終戦横スペへなだれ込むこととなった。

***********************

さて、最終戦横スペ大会。
中江(8点、パワーボムからのエビ固め 23.21)藤原(4点)

28期同士の対戦。引き分け以上でシード権を守れる中江里奈、持ち前のパワーで積極的に攻めて、パワーボムで勝利。

「フーッ、きつかった・・・」
8点でリーグ戦を終えてほっと一息の中江。

葛城(10点、ストレッチプラム 12.55)八島(2点)

葛城が優勢に試合を進め、最後はストレッチプラムで八島を絞り上げてギブアップを奪った。

5勝2敗でリーグ戦を終えた葛城早苗、控室でミネラルウォーターを飲みながら一息。
「どんな相手でも、死ぬ気でぶつかっていかなきゃって強く感じました」

霧島(12点、ムーンサルトプレスからの体固め 10.07)早瀬(0点)

早瀬の延髄2連発、ミサイルキックをしのいだ霧島レイラ、ムーンサルトで勝利。相手の技を受けきってからきっちりと勝つ教科書的プロレス。

「さーて、メインでも見ますかね」

コスチューム姿のまま、あるかもしれない決定戦に備える。

G山本(12点、エルボーからの片エビ固め 9.48)M祐希子(8点)

M祐希子が勝つか、引き分けならその瞬間に霧島が優勝なのだが、G山本強い。げはげは笑いながらヘッドバット、そして掌底、裏投げ。一つ一つが重い。

「ぶっ潰す」
そしてバックドロップ、掌底、エルボー。これでM祐希子を叩きのめした。決定戦のことを考えたのか一気のつぶし。M祐希子が10分もたなかった試合も最近ではあまり例がない・・・

「もう、これまでなのかもしれませんね」

マイティ祐希子、がっくりとした表情でシューズの紐を控室で解いた。メインの役割も果たせなかった完敗。

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かくて、メインイベント終了後に、1敗同士の2人が優勝決定戦で激突。

G山本(バックドロップからの片エビ固め16.45)霧島

パワーファイター同士の決定戦だが、霧島レイラはどうもG山本には分が悪い。馬力では相手が上なので攻め手がなかなか見つからないのだ。今回もズルズルと攻め込まれる悪いパターン。エルボー、頭突きを喰らってだんだん動きがおかしくなってゆく霧島レイラ。

「グワアハハハハハハ、ぶっ潰す」

ラリアット、バックドロップと攻め立てられ霧島レイラ、敗北。

「ウァハハハハ、誰が最強かわかったろッ!」

2連覇のグリズリー山本、賞金100万円と副賞のブランドバッグを受け取って怪気炎。

「くそーーー、今年もお食事券かよ・・・・」

準優勝の霧島レイラ、副賞の横浜中華街お食事券5万円分を受け取った。これで6年連続準優勝。ある意味凄い記録。3位には葛城早苗が食い込み、賞品の「スポーツドリンク1ケース」が贈られた。

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2009年7月 6日 (月)

第728回 35年目のSPZクライマックス(中)

第4戦は大阪・なにわパワフルドーム大会

中江(4点、パワーボムからのエビ固め 12.37)八島(2点)

あばしり王者チーム同士の対戦。序盤から積極的に攻めた中江がそのまま押し切って勝利。2勝目を挙げた。

ー中江のヤツ、いい根性してるよ!

八島静香、試合後に痛めた腰を治療しながらコメント。

藤原(2点、背面トペからの片エビ固め 14.32)早瀬(0点)

「まぐれでSクラに出た説」早瀬葵、この日も目いっぱいのファイトを見せるが、藤原のバックドロップ一発で動きが止まる。最後は返し技の背面トペに3カウントを奪われた。

霧島(6点、ラリアットからの片エビ固め 18.52)M祐希子(2点)

かつての頂上対決が大阪のセミで実現。しかしマイティ祐希子、昨日の博多で葛城に蹴り倒された影響か動きがいまいちぱっとしない。とくいのムーンサルトもいまいち切れがない。
「覚悟っ」

霧島レイラが逆にお株を奪う重爆ムーンサルト、これで大ダメージを負ったM祐希子、立て続けてのラリアットに散った・・・

葛城(4点、ストレッチプラム 14.04)G山本(4点)

「殺るか、殺られるかです」

大阪で最高のカードが実現。重爆モンスター、グリズリー山本と葛城早苗が対決。
「くらえっ」

葛城早苗、一歩も引かず打撃をばしばし当てていく。G山本、ラフファイトに活路を見出そうと場外戦に引きずり込むが、葛城も応戦しなんと場外で思いっきり裏投げ、

「ぐぐぐぐ・・・」
これで腰を打ってしまったG山本、リングに戻ったが動きが完全に止まった。そこを突いて葛城早苗ストレッチプラム。

「・・・ギブアップ。」
グリズリー山本、激しい痛みにたまらずギブアップ。昨年8月から続けていたシングルマッチの連勝が止まった。これで優勝の行方が一気に分からなくなった。

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第5戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

藤原(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 13.38)八島(2点)

団体最古参の八島静香、連日のやられまくりパターン。この日は藤原の投げまくりに屈した・・・

葛城(6点、ラ・マヒストラル 10.51)早瀬(0点)

きのうG山本を破り、優勝戦線に殴り込みをかけた葛城。この日は早瀬をボコボコにのした後、最後はわざわざラ・マヒストラルという渋い技で3カウントを奪って3勝目を挙げた。
「最後はたまたまです。一度は使ってみたかったんです」

M祐希子(4点、ムーンサルトプレスからの体固め 26.32)中江(4点)

2連敗を喫しもう後がないM祐希子、この日は中江の打たれ強さに苦しむ。中江も猛攻を耐えてパワーボム、バックドロップで勝負をかける。これはなかなかできることではない。一度はパワーボムで返されたものの2度目のトライでフランケンシュタイナーも決めた。
「このっ」

マイティ祐希子、めったに見せないデスバレー。しかしダイビングプレスは2回も自爆。あわやの空気が漂うが、3度目のトライでダイビングプレスを決め、ここで切り札ムーンサルトプレス。なんとか中江を振り切って2勝目。しかしかつての絶対王者がこのクラスの相手に苦戦するようでは・・・

G山本(6点、DDTからの片エビ固め 14.03)霧島(6点)

名古屋大会メインはド迫力の肉弾戦。きのう葛城にまさかの敗北を喫したG山本が積極的に攻めて、霧島レイラを振り切った。最後は豪快なDDT。

「ぐはぐはぐはぐは、霧島レイラ、弱すぎなんだよ。あいつにはお食事券(準優勝の賞品)がお似合いなんだよ」

「チクショウ、消えうせろっ」(優勝のチャンスをあっさり潰した霧島)

これで全勝がいなくなった。1敗でG山本、霧島、葛城が並ぶ展開!!

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第6戦は仙台大会。
葛城(8点、ドロップキックからの片エビ固め 10.29)藤原(4点)

「優勝?どうでしょうね。」

表面上は平静を装っている葛城だが、この選手、優勝を狙っているぞ・・・・この日は藤原を殺人ヒザ魚雷を乱発して、足腰立たなくさせておいてドロップキックでトドメ。藤原和美を完全に叩きのめした・・・

霧島(8点、ラリアットからの片エビ固め 12.27)中江(4点)

5年連続準優勝という不名誉な記録を持つ霧島レイラ、
「優勝と準優勝は違うよ、100万円と食事券5万円だもん」

今年こそ悲願の優勝を狙っている。この日は中江を持ち前のブルファイトで押し切って勝利。1敗を守った。

M祐希子(6点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 9.02)八島(2点)

マイティ祐希子が危なげなく3勝目。八島静香ただやられるだけで終わった・・・

「アークソ、でもやっぱり祐希子は凄い。まあいいや。牛タン喰いに行こう。」

G山本(8点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め7.37)早瀬(0点)

早瀬葵、玉砕・・・

残り2戦、優勝の行方は1敗の3人に絞られた。

(続きます)

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2009年7月 5日 (日)

第727回 35年目のSPZクライマックス(上)

35年目8月
フローラ小川、ハリケーン神田、早瀬葵が負傷欠場となった。

恒例のSPZクライマックス。第35回の記念大会。

■「SPZの超エース」マイティ祐希子(23)×

8年連続8度目の出場 第30回・第31回・第32回・第33回大会優勝
「えーと、今できる事を精一杯やります、でも賞金は狙いますよ、何かと物入りなので(笑)」

■「みなぎるパワー 大砲だ」霧島レイラ(23)△

7年連続7度目の出場
「勝負はゲタを履くまで分からない。ベストをつくす」

■「狂乱ベアー」グリズリー山本(19)◎

3年連続3度目の出場 第34回大会優勝
「全員ぶっ潰す!ワハハハハハ」

■「キラーマシーン」葛城早苗(18)

2年連続2度目の出場
「まあ、全力をつくします」

■「重戦車」中江里奈(22)

6年連続6度目の出場 
「1点でも多く勝ち点を取って、去年より上を目指します」

■「革命軍の旗手」藤原和美(22)

2年連続4度目の出場 
「頑張ります!」
以下は予選会勝ちあがり組。

■「ケンカ番長」八島静香(25)

9年連続9度目の出場(歴代1位) 予選会1位通過
「応援、夜露死苦」

■「ど根性アイドル」早瀬葵(18)初出場!!

 予選会2位通過
「ご、頑張りまっすっ!」

2戦目の広島大会からリーグ戦開始。

八島(2点、ショルダータックルからの片エビ固め 18.06)早瀬

―多分これがさいごのSクラ。で、目の前にいる相手はまだ勝てない相手じゃあない、
予選会では勝っている早瀬相手なので、八島が動けないなりに試合を作り、パワーボム、デスバレーで動きを止めておいて、

「うぉらあああ」

最後はぶちかましで早瀬からカウント3奪取。これには島根からバス4台に分乗してやってきた大応援団も拍手喝采。

「・・・ああ、キツかった。じゃあ、明日からぶっこみってことで。」

霧島(2点、ラリアットからの片エビ固め 19.24)葛城

革命軍同士の対決。
―霧島さんに勝って、上を目指す!!

葛城早苗、団体ナンバー2の霧島レイラにどうしても勝っておきたい。序盤こそ互角の戦いを展開したものの、やはり体力勝負になれば霧島が何枚か上。葛城がスタミナ切れで棒立ちしたところを、

「マットに沈めーーーー」
ラリアットで終了。

「この調子で今年こそ100万円をGETしてやんぜーーー」

M祐希子(2点、ニーリフトからの片エビ固め13.04)藤原

動きが落ちたとはいえマイティ祐希子、団体トップグループの座は維持している。この日は藤原のスープレックス攻勢をひとしきり受けてから、
「はっ」
タイミングよくニーリフトを決めて終了。幸先よく白星発進。

G山本(2点、バックドロップからの片エビ固め12.56)中江

タッグパートナー同士の対戦だがお互いリングに上がればそんなの関係ないとばかりにド迫力の肉弾戦をやってのける。広島のファンは熱い声援を送ったが、グリズリー山本のバックドロップが冊立。中江の頭が危ない角度でマットへ。

「もう一度喰らえ!ぐははははは」
中江が弱ったのを見るやもう一度同じ技、これで中江を失神KOに追いやった。

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3戦目は九州ドーム大会。
中江(2点、延髄斬りからの片エビ固め12.48)早瀬(0点)

「ちぇすとー、なんてね♪」
早瀬の延髄が決まるが、中江は倒れなかった。

「そんなの効かないよ」
捕まえて豪快なパワーボム。かろうじて2.9で返した早瀬だったがもはや起き上がることはできず、頭を押さえて悶絶。すかさず中江がギロチンでトドメ。

霧島(4点、ブレーンバスターからの片エビ固め9.11)八島(2点)

「きょうの相手は、霧島ねぇ・・・」
力押しで攻めてくるいやな相手だ。案の定序盤からラリアットを連発でもらい、フラフラ状態に追い込まれる。

「イクゾッ」
3発目のラリアットで八島、腰から崩れた。そこをブレーンバスターで豪快に投げてトドメ。

葛城(2点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 16.29)M祐希子(2点)

互角の戦いが続いたが、急展開となったのはこの技だった。
「覚悟」
出たージェットスマッシュ!!
カウント2で返すM祐希子、しかし葛城は躊躇することなく
「覚悟」
2度目のジェットスマッシュ。これでM祐希子の戦意を奪い3カウントを。斉藤彰子からコピった技を完全に自分のものにした。

「この調子で行く。山本さんを倒す。」
32期の葛城がとうとう祐希子越えに成功。

G山本(4点、裏投げからの片エビ固め 7.27)藤原(0点)

九州ドーム大会メインはグリズリー山本の完勝。藤原が玉砕覚悟で序盤から投げまくり、JOサイクロンで投げきったところまでは良かったが、そこから失速。玉砕してしまった。

第35回SPZクライマックス。G山本と霧島レイラが2連勝スタート。(続きます)

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2009年7月 4日 (土)

第726回 ドーム決戦 グリズリー山本×ジェーンメガライト

35年目7月シリーズ(続き)

最終戦は新日本ドーム大会、営業努力の甲斐あって超満員になった。

第1試合はジョディビートン対ワイルドローズ1号、ビートンがノーザンライトSHで勝利。

第2試合はアイドル商会の藤島瞳・早瀬葵登場。マリシアルイス・中村真帆の異色コンビと対戦。早瀬が新人の中村をジャンピングニーで倒して終了。アイドル商会の二人が愛嬌を振りまきながら退場。来月のSPZクライマックス、早瀬葵がどんな戦いぶりを見せるか。

第3試合は強豪外人対決、ロゼ様対ブリジットウォン。ロゼ様が華麗に闘い、バスターローズで勝利。ブリジットも粘ったので25分33秒の熱闘。その試合が終わると休憩。

後半の第4試合はフローラ小川登場、対戦相手は難敵外人、ブルックウォン。試合前半はグラウンドで地味に抵抗して言ったフローラ小川だが、後半になるとスタミナに難があるのでブルックに攻め込まれてしまう。しかし、

「もう、逃げられないわよ!!」

ここで繰り出したSTF。母親である小川ひかるから自宅じゅうたんの上で直伝されたらしい。

ー決めるときのSTFは、リストの部分で鼻を潰す感じで。シングルマッチなら痛さでギブアップが取れるから。

懸命に耐えたブルックだったがついに根負けしてギブアップ。フローラ小川が15分12秒、外人選手相手に勝利。場内ドワアアアアの歓声。

SPZの今野人事経理担当役員もリング下で瞠目。負けてばっかりだと思っていたが、確実に芽を出してきている。

セミはSPZクライマックス出場者6人によるスペシャル6人タッグマッチ。

葛城早苗、藤原和美、霧島レイラ対M祐希子、八島静香、中江里奈。

祐希子組がインスタントチームなのに対して革命軍の3人は普段から組んでいるので連係で分がある。10分過ぎに動き出した革命軍、葛城が中江をジェットスマッシュで蹴り倒して終了。

「長い試合が多かったんで、早めに終わらそうと思いました」

メインはSPZ戦、王者グリズリー山本に対するは最強外人ジェーンメガライト。昨日の幕張で51分やって疲れが取れてないG山本、さすがにジェーンに攻め込まれ、ベリートゥバックも1発食らってしまうが、G山本もスタミナは充分ある。

「オルァアアアアア」

15分過ぎにラッシュをかけた。ラリアット、ステップキックとつないでジェーンから3カウント。これで8度目の防衛に成功。

「つ、強い!!」

「こりゃあSクラも優勝は山本さんで決まりかな」

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