7年目7月 SPZ選手権 草薙みこと×吉田龍子
7年目7月、「サマースターナイツシリーズ」開幕。
第2戦長野大会のメインは、南、草薙、小川の「クールビューティー」トリオにチョチョカラス、ドリュークライ、カレンニールセンの外人トリオが激突するカード。6人タッグならではの百花繚乱、華麗なゲームに客席は沸いた。
「たぁっ!」
小川ひかるのニーリフトがカレン・ニールセンの腹に命中。伊達ほどの破壊力はないがそれでも痛い。そのあと
「リミさん!」タッチを受けた南が裏投げ一閃!
「草薙さん!」タッチを受けた草薙がすばやくコーナー最上段に駆け上がりフライングボディプレス。あわててチョチョカラスがカットに入るが、戦況を見ていた小川がチョチョカラスにがっちり抱きついて離れない。そのままカウント3が入り日本人トリオの勝利。3人で手を上げて勝ち名乗りを受ける。小川の地元なのでファンの反応も上々。
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4戦目の大阪城大会。
「ハイブリッド・・・なんとしても今日はタッグベルト獲るわよ。小川さんを壊すつもりでやって、私は草薙さんを何とかするから」
「わかったわ」
草薙小川組はとらえどころのないチーム。小川ひかるが穴なのでそこを突けば勝てそうなのだが、小川がたいていはうまくしのいで草薙にスイッチし、あとは草薙劇場、投げまくりで勝ってしまう展開。つなぎ役と決め役の分担がしっかりしているのだ。しかし今回はハイブリッドがネオ・サザンクロスロックで草薙に大ダメージを与えてたまらず小川が再登場。ここを南姉妹が突いて総攻撃。
アキレス腱固めや逆片エビで小川をフラフラ状態にする。
―負けられない、せめてつながないと。
小川が南にニーリフトを叩き込んで、倒れこむように草薙にスイッチ。散々小川がいたぶられ続けたので草薙の体力もある程度回復している。南も草薙を逆片エビで追い込んだが、草薙もドラゴンスリーパーで南をぐったりとさせてー
「小川さん!」
小川を呼び込む。何をやるかはアイコンタクトで分かった。小川は南を肩車して、その間に草薙がコーナー最上段に登ってー草薙のラリアット。
ダブルインパクト炸裂。高いところでラリアットを食らって受け身もろくに取れない状態で落とされた南。あわててハイブリッドがカットに入るが小川の「抱きつき」が決まって救出できない。南は無念の3カウントを聞いた。勝負タイム42分33秒。王者組が2度目の防衛に成功。
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SPZ世界タッグ選手権
草薙みこと○、小川ひかる(42分33秒、ダブルインパクトからの片エビ固め)南利美×、ハイブリッド南
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「やられたわ、あんな技が出てくるとは思いもよらなかった」
第6戦岐阜大会メインは、草薙、小川、南の3人が永沢、上原、吉田の3-5期生連合軍と激突する世代闘争カード。この日は永沢の動きが快調で「とおー」の掛け声とともに南や小川を投げまくって主導権を握る。草薙が奮闘したが、上原の飛び技と互角で双方大ダメージを負い、体力がただひとり残っていた吉田が落ち着いて南をパワーボム、ムーンサルトで追い込み!
「おりゃああ!」
掛け声とともに南の顔面をステップキック。これでカウント3が入った。
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最終戦は武闘館大会。伊達遥がケガで欠場したが、超満員札止めの大盛況。休憩明けの第4試合、秋山沢崎のタッグチームに永沢、上原が激突するカード。23分をこえる激闘の末、最後は秋山が孤立してしまい。永沢上原が即席タッグとは思えない連係でダブルインパクトまで出してきて、秋山はフォール負けを喫した。
セミは南姉妹プラス小川の人気トリオにドリュー・クライ、マリア・クロフォード、カレン・ニールセンの外人3名が激突するカード。6人の持ち味が交錯する面白い試合になった。終盤は南姉妹が怒涛の関節技の競演。
「この技に耐えられるかしら?」
ハイブリッドがネオ・サザンクロスロックでドリュー・クライに大ダメージを与え、出てきたカレンには南がー
「この技に耐えられるかしら?」
飛びつき腕ひしぎ逆十字。クロフォードの救援は戦況を良く見ていた小川が「抱きつき」で阻止。こうなってはカレンニールセンはギブアップするしかなかった。23分42秒の熱闘にファンは拍手で応えた。
そしてメインイベントのSPZ戦。王者草薙の相手は、前王者の伊達が負傷欠場ということもあって、直近のシングルで相性が良くない吉田が選ばれた。
青コーナー側からテーマ曲「赤い破片」に乗って、黒いロングガウンをまとった吉田龍子登場。そして赤コーナー側からオリジナル曲「オリエンタルクラッシュ」に乗って、白衣に身を包んだ草薙入場。
試合の方は草薙が王者の意地を見せた。序盤から積極的に吉田を投げて投げてまた投げてダメージを蓄積させてゆく。吉田もスプラッシュマウンテンで反撃するも単発に終わり、最後は草薙がタイガースープレックス2連発で勝利。王者が2度目の防衛に成功した。
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SPZ世界選手権試合
○草薙みこと(25分くらい、タイガースープレックスホールド)吉田龍子
第13代王者が2度目の防衛に成功
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コメント
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南姉妹がなかなか勝てませんねえ。
うちとは違い、みことさんが伸びている印象です。
投稿: N | 2007年3月15日 (木) 01時52分
N様こんばんわ。草薙・小川は強いです。社長がテレビ前で念を送ってますから。小川が相手の攻撃を受けまくって草薙が決めるという役割分担ができています。
南姉妹、何とかして1度くらいはタッグベルトを獲らせてあげたいのですが・・・
投稿: konno | 2007年3月15日 (木) 23時39分