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« 第107回 9年目12月 秋山美姫引退シリーズ | トップページ | 第109回 かくめい軍結成 »

2007年5月 6日 (日)

第108回 秋山美姫 最終試合

シリーズ最終戦は首都圏に戻ってさいたまドーム大会。

「秋 山 美 姫 引 退 試 合」と大看板が。

いつものように秋山は午後2時に会場入りして黙々とアップ。きょうは小川ひかるとのシングル戦でラストマッチ。そして17時半、開場。

「やたー、埋まったぞー」今野社長が快哉を叫ぶ。

メインは吉田対永沢のSPZ線が組まれていたせいもあって4万2千、超満員札止めの盛況。

試合前、例によって「おもしろビデオ」の上映。SPZの道場が映し出される。

「今では笑い話となったが、8年前SPZは旗揚げしたばかりで人気のない貧乏団体だった・・・」

マイクを持った今野社長のへたくそなナレーションが。

「ミミ吉原以外は全員新人という陣容で、SPZの一期生は連日AACの外国人選手に叩きのめされる毎日だった。」

「ううっ・・・いたぁーい」

控室に横たわってわざとらしくうめく秋山小川伊達の「再現映像」に場内爆笑。

「試合後の控室はいつも野戦病院。しかし秋山美姫はめげずに黙々と練習を繰り返した。どんなときも苦しい顔一つ見せずに一期生を引っ張っていった。クールな選手が多い中、快活な表情でリング上を飛びまわる秋山、いつしか大声援が飛ぶようになった」

「伊達遥、秋山美姫、沢崎光のトリオはバランスの取れた陣容でチームワークも抜群。社長はカード編成に迷うと、メインにこの3人を『コピー貼り付け』して組ませる癖がついてしまった・・・」内部事情暴露に場内また爆笑。

「またああ見えて研究熱心なところもあり、難易度の高い究極の関節技、ドラゴンカベルナリアを男子団体のビデオを見ながら、私は天才だから見よう見まねで習得してしまった。と本人は言っているが、実際は夜の道場で連日スプラッターな・・・」

「社長~」ここで秋山登場。

「黒歴史はしゃべっちゃダメなのよ。関節の悲鳴を聞きなさーい」

某選手のまねをした秋山が社長にドラゴンカベルナリア!

「やめて、痛い、死んじゃう、あ~れ~」

ザーッ。

ここで映像は途切れた。館内大爆笑。しめっぽい雰囲気の中で試合をさせたくないという会社側の配慮だった。

そのあと、カン、カン、カン、カン、カン・・・ゴングが鳴り今野社長がカードを読み上げる。セミ前の「第6試合、秋山美姫対小川ひかる」で館内沸いた。

第1試合はスターライト相羽対マイトス香澄。(ボクっ娘対決)

なんと新人のスターライト相羽が積極的に攻めて、ボディスラムでフォール勝ち。デビュー6ヶ月目で先輩のマイトス越えを果たした。

第2試合はガイア小早川対渡辺智美。

渡辺が手堅く逆片エビで勝利。

第3試合は富沢レイ対ユーリスミルノフ。

タッグ王者になった富沢だが、シングルではユーリのロシアンパワー炸裂であっという間に攻め込まれ、最後はバックドロップに敗北。その試合が終わると休憩。

休憩明けの第4試合は外国人同士のタッグ戦。チョチョカラス、アンナ・クロフォードがカレンロレンのニールセン姉妹を撃破。

第5試合は伊達、スイレン組対上原、ハイブリッドのタッグマッチ。なにげに先月の横スペ大会メインでドローに終わった試合の決着戦である。今回は膠着状態にならず、ハイブリッドのアキレス腱固めがスイレン草薙に決まり、スイレンは無念のギブアップ。

そして、第6試合。

「次の試合に出場する秋山美姫選手は本日が最後の試合となります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

館内ウォォォの大歓声。

まず青コーナー側から小川ひかる入場。そのあと赤コーナー側の花道を、「DETECT」に乗って秋山美姫入場。

「本日の第6試合シングルマッチ30分1本勝負を行います。青コーナー、長野県松本市出身、おがわー、ひかーるー」

「赤コーナー、鳥取県米子市出身、あきやまー、みーきー」

投げ込まれるものすごい量の水色紙テープ。

―小川さんの場合、長引くと関節技が出てきて危ないから。

試合は秋山が序盤から仕掛けた。ショルダータックル、エルボーの猛攻。そして6分過ぎ、コブラツイストが決まる。

「参ったしろ~」

秋山が声を張り上げて、ぎりぎりと絞り上げる。ここで小川がギブアップしたらそこで秋山のレスラー生活は終了する。館内異様な雰囲気。悲鳴と歓声とどよめきが入り混じる。

小川もこんな技でギブアップしてたまるかと腰投げで返す。しかし、秋山が小川を組みとめるともう一度同じ技を仕掛ける。

今度のほうが小川のダメージが深いせいか小川の上半身がえぐい曲がり方をしている。

「とっとと、参ったしろ・・・っ」

秋山が気迫のこもった表情で絞り上げ、小川のわき腹にするどい痛みが走る。もうこうなっては小川は最後の言葉を吐くしかなかった。

「ギブアップ、します」

「9分17秒、コブラツイストで、秋山美姫の勝ち」

秋山美姫、いつものように右手を挙げて勝利のポーズ。ここでサプライズ。全選手がリング上に駆け上がり秋山を胴上げ。3回秋山は宙に舞った。

セミは新咲が草薙みことを16分5秒、ジャーマンで下して世代交代を印象付ける。

そしてメイン。王者吉田龍子に永沢舞が挑むSPZタイトル戦。きょう勝てばV10となり、伊達遥の持つ「連続防衛記録」に並ぶので吉田がいつものように積極的に攻めた。永沢も投げで手数を返そうとするが、単発に終わる。

「みんなー必殺技だよ、必・殺・技」

しかし永沢が逆転を狙ってJOサイクロン、そのあとパワースラムで吉田を追い込む。しかし吉田もスプラッシュマウンテンでお返し。両者が必殺技を繰り出しフラフラ状態。永沢のジャンピングニーで吉田がぐらつく。しかし吉田がシューティングスタープレス!1回目は派手に自爆したが、痛がるそぶりも見せず、タックルで倒してから2度目のシューティングスタープレス。今度は命中。めったに見せない技を出したということはそれだけ追い込まれたということなのだろうか。カウント3がこれで入る。勝負タイム19分35秒。これで吉田龍子、怒涛の10連続防衛成功。

メイン終了後、秋山美姫の引退式。

「私は全力で戦ってきました!もう思い残すことはありませんっ!ありがとうございました!」

力強くファンに挨拶して秋山はリングを後にした。

秋山美姫

 2009年5月15日、名古屋市体育館でのアリシア・サンチェス戦でデビュー。2018年12月23日、さいたまドーム大会での小川ひかる戦で引退。稼動月数104ヶ月、出場試合数(推定)752試合。

タイトル歴:AACジュニア王座、AAC世界王座、

AACタッグ王座(パートナーは伊達遥、沢崎光)、

SPZタッグ王座(初代王者・第4代王者・第6代王者、パートナーは沢崎光)

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コメント

 って翌月かよ!

 ある意味タッグぽい引退ではありますが。
(クラッシュの2度目の引退を連想しました)

 ボクっ子対決がちょっとツボ。
思わず笑ってしまいました。
 
 それにしても吉田強いですねえ。
まだ9年目だから、まだまだ成長途上というのが恐ろしい。
 12年目まではフル稼働ですねえ。

N様こんばんわ、
これで秋山さんも引退。地方大会で
「メインは伊達秋山沢崎×外人3人」
という「何も考えないマッチメイク」が
できなくなったのは本当に痛いです(笑)
沢崎さんの翌月というのは出来過ぎですが。
これで1期生の残りもあと2人。
このあとはしばらく「月の初めのイベント(写真集、映画、ピーポー、そして・・・)」で
固唾を呑む毎日でした。

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