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2007年5月 8日 (火)

第109回 かくめい軍結成

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筆者より

9年目12月を終わり、本来なら楽しいクリスマス選手会興行書き下ろしの予定でしたが、記録係は

ピーポーピーポー

「ごめんなさい、やっちゃいました・・・」

風邪でダウンしてしまいましたので、そんな気力はなく、仕方がないのでWordに書き溜めてある本編を掲載します。

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年末のプロレス大賞、最優秀選手は吉田龍子。ベストバウトは吉田龍子対ハイブリッド南の一戦、ベストバウトのタッグはどこかの地方会場で組んだ吉田永沢対ハイブリッド南、草薙みことの一戦が選ばれた。

9年目1月。

マイトス香澄とスターライト相羽の間で遺恨が。

先シリーズ最終戦で組まれた試合(第1試合のボクっ娘対決)で、スターライトが「懸命なファイト」を展開して先輩に勝ってしまったことでマイトスが「ムッとした」らしい。遺恨発生はSPZ始まって以来のことである。

「どうして呼ばれたか分かるか?」

本社3階商談室。今野社長と小川ひかる選手会長の前にマイトス香澄が呼ばれた。

「ボク・・・後輩相手だから2つか3つくらいは受けてあげようと思っていたんです。そしたら相羽が本気で攻めかかってきてカーッとなっちゃって・・・」

「香澄ちゃん、後輩に負けたからっていって相手を恨んではダメですよ。仲直りしてきなさいね」

「はいっ」

さすがに大先輩の1期生に言われたら従うしかない。

「小川さん、この団体も・・・変わってきたね。」

一期生を中心とした選手の鉄の結束?は過去のものになってしまったかと社長は慨嘆した。

「まあ、あの子たちは・・・会社が大きくなってから入ってきましたから・・・」

そしてその数日後、ハイブリッド南が京スポ新聞上で「革命軍」結成を宣言した。社長は事前に知らされていない。京スポ若林記者が聞き手のインタビューの要約は次の通り。

「吉田龍子選手をなんとしても越えてSPZシングルのベルトを巻きたい。いまは会社の方針で草薙さん上原さん小川さんとタッグを組んでいるが、私は革命軍を結成して吉田選手をたたきのめす。しばらくは私とマイトスの2人でタッグを組む」

「何よこれ」京スポ(エロページはマネージャーにより抜かれている)を呼んでうろたえる社長。

SPZのいまの対立構造は「吉田永沢連合」と「クールビューチー連合(上原、ハイブリッド、草薙小川)」との2大派閥で運営している。ハイブリッドはあえて苦難の道を選び先輩方に頼らずトップ獲りを狙っているのか・・・

「まあ、瑠美さんの気持ちも分かりますよ」井上秘書が話す。

「先輩方が軒並み衰えたり引退しているのに、SPZのベルトを巻けなくて、なんとかしなければという焦りが出てきているのでしょう」

「そういうものですか・・・とりあえず来シリーズのカードは組みなおしだ」

そして1月シリーズ「新春バトル・カデンツァ」が始まった。

3戦目の香川・高松大会、セミで革命軍のハイブリッド南、マイトス香澄組が吉田龍子、富沢レイ組と激突。しかし試合は吉田対マイトスの場面になったとたん終わった。

「遊びじゃないんだよ。」

パイルドライバーが決まってマイトス、フォール負け。ハイブリッドのカットは富沢に阻まれた。勝負タイム8分52秒。

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第4戦徳島大会、第1試合は小川ひかる対マイトス香澄。革命軍の一員になって積極的に攻めたマイトスだったが、中盤から小川のジワジワと痛めつけるレスリングに捕まりスタミナ切れを起こしだす。

「む・・・これでどうだー!」

マイトス香澄のジャーマンが決まる。小川は体重が軽いので派手に投げられてしまう。しかしカウント2で返す小川、そしてこれ以上は受けられないと判断したのか、アームホイップでサッと倒してSTFで決めにかかる。懸命に耐えたマイトスだったが、痛みに耐えかね、ギブアップの言葉を吐いた。

第4試合でスイレン草薙が伊達遥を破るハプニングが。13分頃に繰り出したスイレンのドラゴンスリーパーが決まってしまい、伊達はギブアップ。場内ええええ!の声。普段はタッグを組んでいる両者がカード編成の都合上対戦(地方会場では良くあること)したのだが、このチャンスでスイレンが伊達越え。

その次の第5試合も草薙みこと対新咲祐希子。同じ草薙信徒であるスイレンの伊達越えに触発されたか、草薙みことが久々の投げまくり「草薙劇場」を展開。しかし新咲も成長しており、やられにくくなってきている。

「心も身体も全部熱くってたまらないの!」

新咲、ジャーマン炸裂。カウント2.5で返す草薙。しかし最後は草薙も意地を見せ、ノーザン炸裂。投げ終わりのさいに肩を腹にめり込ませるえぐいパターンだ。これで新咲はカウント3を聞いた。18分27秒の激闘。

徳島大会セミファイナルハイブリッド南対上原今日子のシングル戦。地方大会のわりには実力者同士のシングルマッチが3つ続くカード編成。前半はハイブリッドが良く攻めたのだが、後半上原が猛チャージ。ニールキック、フランケンシュタイナー、ニールキックで逆転勝利。

「はー、はー、はー、なかなかやるね。」

20分57秒の激闘を制し、3期生の意地を見せた。

徳島大会メインは吉田龍子 永沢舞の連合タッグと、ナスターシャ・ハン、チョチョカラスの外国人選手最強連合タッグ。豪華版である。4人が4人とも個性を出すド迫力の戦いが展開されたが、19分過ぎ、

「骨がきしむ音を聞かせてちょうだい・・・」

リング中央でナスターシャの必殺STFが!小川やハイブリッド南のとはワケが違う。なにしろロシアの特殊部隊訓練にも使用されているコマンドサンボ仕込みのSTFなので、その気になれば殺人も可能な技である。

「あ、いけない!」

永沢がカットに入る前に吉田の首が極まってしまい、吉田ギブアップ。場内またもええええ!の声。あの絶対王者、吉田がギブアップしてしまうとは・・・

憮然としたまま吉田引き揚げる。叩きのめされて負けたのでないだけにもやもやが残る。このあと控室で吉田は椅子を思い切り蹴飛ばしたのは言うまでもない。

(次回は久々のある日のSPZ地方興行です。)

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