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2007年5月13日 (日)

第114回 永沢舞・あと一歩・・・

そして3月シリーズ「バトルアトランティス2018」開幕。

シリーズ前のオフ、上原今日子にまたも新女の接触。新女も最近は実力のSPZ人気の新女などといわれて、実力派選手を引き抜きでいいから獲りたいのだろう。

「お断りします、SPZでもう一度天下を取りたいという夢はあきらめていません」

さらに新女は提携先団体、EWAを横取り。SPZの人気の要因が海外団体と長い付き合いをして、ファンに愛される常連外人を作っていることに気づき、妨害工作をかけてきたと言うのが業界筋の見方であった。

「井上さん」今野社長は半切れでつぶやいた。

「お金積んでいいから、来月EWA抜き返して。売られたケンカは買います。」

そのうえに先月、吉田のシングル連勝記録を止めて次期SPZ選手権トップコンテンダーと目されていたハイブリッド南が特訓中に左ひざを負傷したというバッドニュース。

「ああ、社長業は、ゲキムだ・・・」

当然ハイブリッドは欠場、したがって3月シリーズに予定していたタイトル戦の挑戦者は永沢舞をあてることにした。

***********************

3月シリーズは青森で開幕。セミファイナルは永沢舞対スイレン草薙。SPZタイトル挑戦の決まった永沢がスイレンをほいほいと投げまくって、最後はJOサイクロンでスイレンを退治。

青森大会メインは「スペシャルタッグマッチ」吉田・新咲対草薙・上原の実力者4名によるタッグマッチ。4人が4人とも相当の力量とウタレ強さを持っているので試合は長期化した。しかし、最後までスタミナが尽きなかったのは吉田龍子。

「どうだっ!」

吉田のプラズマサンダーボム2連発が上原を追い込む。

カウント2.8、しかし吉田は攻撃の手を緩めることなく

スプラッシュマウンテン!

終わったかと場内の誰もが思ったが、上原の意識は残っておりサードロープに手を伸ばしていた。

「ウアーッ!」

上原もものすごい形相で、フランケンシュタイナーで反撃。

吉田が上原をつなぎの逆片エビで痛めつけるが、上原も飛んでフランケンシュタイナーで逆襲、だが飛びついた上原を受け止めると、そのままパワーボムで切り返した。

ズドーン。

これでカウント3が入った。勝負タイム36分42秒の激闘にファンは拍手で応えた。

翌日の岩手友愛ドーム大会でもメインは吉田・新咲・富沢対草薙・上原・小川の6人タッグ戦。

しかし吉田のパワーを誰も止められない。「クールビューチー連合」は一期生の小川ひかるが司令塔になって、不利になったら即タッチという戦法で対応するのだが、相手チームに吉田が出てきたときは防戦一方。最後は体力を温存していた新咲が上原をキャプチュード、シャイニングウィザードとたたみかけてカウント3を奪い終了。勝負タイム30分10秒の激戦。

第7戦幕張大会のメインは永沢舞・富沢レイのSPZタッグに伊達遥、スイレン草薙が挑むタッグ選手権。試合中盤、挑戦者組の攻勢をローンバトルでしのぎきった富沢が永沢にスイッチして、永沢がいつものようにスイレンを投げまくる。しかし、代わった伊達が・・・

SPZキック!

文字通り団体を支えてきた蹴りを食らって崩れる永沢、ピンチと見て出てきた富沢には・・・

殺人ヒザ魚雷!

そのあと再度出てきた永沢は合体パワーボムで動きを止めて、富沢を孤立させて、最後は伊達が富沢に長身を生かしたブレーンバスター。これでカウント3が入った。勝負タイム51分28秒の死闘。

伊達遥、9年目3月にしてタッグ王座奪還。全盛期の力はないが、試合の流れを読むところはさすが。若いスイレンをうまくリードしてベルトを手に入れた。館内はハルカコールの嵐。

*********************

最終戦はさいたまドーム大会。

第3試合は伊達遥対マイトス香澄。マイトスの攻撃は伊達の「バリア」を崩せず、頃合いを見てジャーマン、ラリアットとそこそこの痛め技を出した伊達が7分39秒、完勝。殺人系の技を出すまでもなかった。

休憩後の第4試合、草薙、小川、上原の「くーるびゅーちー連合」がジョーカーウーマン、ユーリスミルノフ、トーニャカルロスの外人軍と激突。

外国人軍が思わぬ連係の良さを見せ、最後は草薙上原が大ダメージを受け、小川が孤立。ここでジョーカーウーマンがジョーカーアタック(変形フェイスクラッシャー)乱打。小川は食らうなり場外エスケープというずる賢い手を2回も使ったが、ジョーカーは場外でもジョーカーアタックの追い打ち。6発目のジョーカーアタックで小川が動けなくなりカウント3。外国人チームが29分13秒の熱闘を制した。ファンは、敗れはしたが頑張った小川に拍手を送った。

「くっ、ハア、ハア・・・」

耐えてしのいでタッグパートナーにつなぐことも・・・できなくなってきたっ・・・

小川ひかるはセコンド陣の肩を借りて戻ってくるなり、控室の床にぶっ倒れた。新人の頃は良く見られた光景だが、要領を覚えてからはあまり見られなくなったシーンだが・・・・

セミファイナルは新咲祐希子対スイレン草薙、次期SPZ選手権挑戦の事を考えると両者ともに負けられない一戦。しかし新咲が先輩の意地を見せ、14分24秒、ハイキックでスイレンを仕留めた。

メインはSPZ選手権、王者の吉田龍子に対するは4期生で元SPZ王者の永沢舞。

「吉田さんは確かにすっごく強いですう。でも、やる前から負けることは考えません。適当に投げ飛ばしてきます~」

大日本テレビのインタビューにこう答えて、永沢はリングへ向かった。昨年12月の同じさいたまドーム以来3ヵ月ぶりの王座挑戦である。

いつものように永沢は何も考えずに、目の前の相手を投げ飛ばしにかかった。吉田もラリアットで反撃するが、今回は序盤戦、永沢の手数が上回っていた。

「とおー」

間の抜けた掛け声でフロントスープレックス、ノーザンを決める。そしてパワースラム。

「これはひょっとしたらひょっとするかもしれませんよ~」

解説の保科優希が不気味な予言。

追い込まれた吉田はスプラッシュマウンテン!永沢を高々と担ぎ上げてから落とす。

カウント2で返した永沢はノーザン、カウント2.5、吉田ステップキック、永沢またノーザン。カウント2.8まで吉田を追い込む。

絶対王者がついに止まってしまう?ざわつきだす館内。

「ウォオオーーッ!」

しかし吉田も王者の意地を見せてプラズマサンダーボム、パイルドライバーの猛攻でカウント2.8、

しかし永沢、先に立ち上がって、吉田が起き上がるのを待って、

「ネコキーック!」

普段はあまり見せない変形ハイキックで吉田を倒しにかかったが、吉田がスッと身を沈めて水面蹴り。軸足を払われてバタッと倒れる永沢。そこを片エビで上から押さえつけるようにしたフォールした吉田、永沢ははね返せずカウント3を聞いた。

「30分43秒、水面蹴りからの片エビ固めで吉田龍子の勝ち」

「はあ・・・勝てませんでしたあ・・」

「なかなか・・・やりますね、永沢さん」

勝負タイム30分43秒の激闘を制した20代王者吉田龍子、これでなんと13度目の防衛成功。

「解説の保科さん、永沢選手、残念でしたね」

「ええ、JOサイクロンを出せなかったですね~。やはり吉田選手もタイトル戦の経験を積み重ねて、試合の組み立てがうまくなりましたね~。形勢を打開するのにスプラッシュマウンテンを使ってきますから~」

「ありがとうございました、解説はSPZレフェリーの保科優希さん、実況は私、高原がお送りいたしました」

「ど~も~」

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