第194回 14年目9月 お嬢様軍団結成か
14年目9月
「オータムランブルシリーズ」開幕。前半は四国各地を巡業。
第5戦岡山大会。メインに組まれたのはあばしりタッグ選手権。ビューティ市ヶ谷、ロイヤル北条の王座にアリス・スミルノフ、デイジー・クライのEWA若手軍が挑む。前半は外人組の連携に手こずった市ヶ谷組、しかし徐々にビューティ市ヶ谷がラリアットやバックドロップで猛チャージをかける。最後もデスバレーボムでアリスを仕留め、27分37秒の激戦を制して防衛成功。
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第7戦新潟大会、メインで組まれたのはSPZタッグ戦。菊池、ボンバー来島に挑戦するのはEWAのナターシャ・ハン、デイジー・クライ組。11期生の連携にナターシャが関節技でどれだけ対抗できるかがポイントだったが、パートナーのデイジーが捕まってしまい、ボンバー来島のフェイスクラッシャーをまともに食らって終了。王者組が3度目の防衛に成功。
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最終戦はさいたまドーム大会。なんと後半は「5大シングルマッチ」が組まれている。
第1試合はエレン・ニールセン、ウェイン・ミラー対アリス・スミルノフ、デイジー・クライの外人同士のタッグ戦。EWA本場そのままのカード編成なので4人がのびのびと戦った。熱戦の末、最後はデイジーのハイキックがエレンの戦意を絶った。勝負タイム16分28秒。普段と違い第1試合から激しい試合に場内沸いた。
続く第2試合はガイア小早川、キューティー金井対マイトス香澄、フォクシー真帆のタッグマッチ。やはり新人のフォクシー真帆が捕まってしまう。最後もガイア小早川の延髄斬りにフォール負け。勝負タイム13分19秒。
第3試合はスターライト相羽、新咲祐希子対菊池理宇、ボンバー来島。休憩前にこんなタッグ選手権級のカードが組まれる。しかし新咲の動きは全盛期に比べだいぶ落ちていて、菊池と来島の合体パワーボムに3カウントを奪われた。
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休憩後、さいたまドーム大会目玉の5大シングルマッチ。メインのSPZ戦以外は「スーパーお嬢様軍4人のシングルマッチ」である。
第4試合はフレイア鏡対ドスカナ・リブレ。ドスカナがわすか7分で新人のフレイア鏡を仕留めた。
第5試合はロイヤル北条対ギムレット美月。先輩のギムレット美月がテクニックを生かした関節技攻勢でキリキリ舞いさせたが、ロイヤル北条もロイヤルスパイク、パワースラムでギムレットをカウント2.9まで追い込む。しかしギムレットも奮起。
―1年半の人にはまだ負けられません。
ハイキック炸裂。どうにかロイヤル北条を退けた。勝負タイム12分19秒。
第6試合セミ前は芝田美紀対ビーナス麗子。打撃技をガシガシ繰り出し積極的に攻めたビーナス麗子が、最後はバックドロップで芝田から3カウントを奪い、SPZクライマックスに出られなかったウサを晴らした。勝負タイム20分6秒。
セミファイナルはビューティ市ヶ谷対ハイブリッド南のシングル初対決。しかしハイブリッド南、市ヶ谷のパワーファイトをものともせず、あっさりと8分で脇固めでギブアップを奪って終了。
「・・・・・・くっ・・・・」
ビューティ市ヶ谷完敗。トップを張ってきた選手の凄みを味わった。
メインイベントはSPZ選手権、スイレン草薙対ナターシャ・ハン。なにしろ先月スイレン草薙はSPZクライマックスで危なげなく全勝してしまったのでもう外国人選手を当てるしかない。
だがー
スイレン草薙快勝。ロープに足が届く範囲で戦ってナターシャに決定的なチャンスをつくらせない。そしていつものように投げまくってフィニッシュはデスバレーボム。勝負タイム19分14秒。あっさりと防衛に成功。
そして・・・
14年目10月のシリーズ前、
「ここまでのようね・・・」
「そろそろ潮時かなって思って・・・」
6期生、ハイブリッド南と新咲祐希子がそろって引退を表明。これで初武道館、初ドームを知る世代が全員いなくなってしまった。
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ハイブリッド南・新咲祐希子 最終試合 「伝説最終章」
2022年10月22日 新日本ドーム 18時30分試合開始
主催: スーパースターズプロレスリング・ゼット
後援: 大日本テレビ 京スポ新聞 Cafeあばしり
(対戦カード)
・SPZ世界選手権試合 60分1本勝負
(王者)スイレン草薙 VS (挑戦者)ボンバー来島
・特別試合
ハイブリッド南 VS 新咲祐希子
他、数試合予定。
特別リングサイド10,000円 アリーナ席A 8,000円 アリーナ席B 6,000円
内野スタンド席 4,000円 外野スタンド席 3,000円
チケットは各種プレイガイド またはSPZフィーバー各店にて発売。
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