第215回 ボンバー来島写真集発売・・・・・・
15年目9月、
ボンバー来島、晴れてSPZクライマックスを制したもののリーグ戦で右足首を負傷。大事をとって欠場させようとしたときにきたのは写真集のオファー。
「・・・マジで?」
本人も業界もファンも関係者もびっくり仰天のボンバー来島ファースト写真集「KAMOME」が発売された。
「あー、疲れたー」
撮影後の来島さんはさすがにぐったりした表情。
「売れると思うよ」
「イロモノ好きに?」
売れ行きは・・・サプライズ、現SPZ王者ということもあって、そこそこだった・・・
****************************
こうして9月シリーズ「セプテンバーブルームーンシリーズ」はスイレン草薙(7月に痛めた首が完治してない)、ボンバー来島の2大化け物を欠いての巡業となった。
当然タイトルマッチも組めない。九州地区を転戦するシリーズ、メインはお嬢様軍、正規軍(スターライト・ビーナス・ギムレット)、EWA軍がぶつかる6人タッグマッチを組んで回した。
「ほぅ・・・埋まった~」
さいたまドーム大会最終戦。カード的に弱かったのだがそれでも4万弱の観客動員に成功。今野役員は胸をなでおろした。
「みんな、今日は来てくれてサンキュー。」
第1試合開始前、吉田龍子プロデューサーがジャージ姿でリングに上がってMC。
「我が吉田キラーマシン軍はSPZのシングル・タッグのベルトを独占して、この団体を制圧した、と思ったらボンバー来島が怪我しちまった。」
「で、山形のみこみこ女も来島さんにやられた首が治ってないのでお休み。だから今日のメインイベントはあの酒びたり社長代行、井上霧子がやけくそで組んだEWAタイトルマッチ、ナターシャ・ハン対ロイヤル北条。まああまり期待しないでくれ。」
(場内笑い)
「あーっと、吉田キラーマシン軍が世界に誇る戦闘機、菊池ちゃんは今日はセミファイナルでお嬢様軍と激突だ。今日はそんなとこかな。
・・・あと大切なお知らせを忘れていた。
いいか、ボンバー来島ファースト写真集は10月3日、全国有名書店で発売予定だ!税込み2,415円、
いいか、SPZファンは最低1冊買え!そしてボンバー来島のファンは最低3冊買え!
それじゃあ今日は楽しんでいってくれよ!」
吉田プロデューサーのMCのあと、試合開始。
第1試合はキューティー金井(12期)対ウェイン・ミラー。
アイルレスラー、キューティーも良く粘ったが、最後は地力に勝るウェインがパイルドライバーからニーリフトとつないでキューティーを叩きのめして終了。勝負タイム12分11秒。
第2試合タッグマッチはガイア小早川(9期)、成瀬唯(15期)対マイトス香澄(8期)、フォクシー真帆(14期)。
やはり新人の成瀬が捕まってしまい最後は合体パイルドライバーに沈んだ。勝負タイム13分42秒。
第3試合はフレイア鏡(14期)対アリス・スミルノフ。
場外でアリス・スミルノフがラリアット、ニーリフトの激しい攻め。これで大ダメージを負ったフレイアはリングに戻ってすぐ、ニーリフトに撃沈。勝負タイム11分41秒。
休憩後の第4試合はビーナス麗子、ギムレット美月の10期生コンビがヘレン・ニールセン、アンナ・クロフォードと対戦するタッグマッチ。ビーナス麗子が意地を見せ、キャプチュードを繰り出してアンナを仕留め、15分53秒の熱闘を制した。
セミファイナルは「スペシャルタッグマッチ」。スターライト相羽(9期)、菊池理宇(11期)対ビューティ市ヶ谷(13期)、芝田美紀(12期)。
4人が4人とも実力者なので結末が予想しづらいカード。先に仕掛けたのは市ヶ谷。力のこもったビューティボムで相羽に大ダメージを与える。
「ぐあ・・・っ」
これで相羽が場外でのびてしまって、菊池のローンバトルが続く。市ヶ谷とは何とか対等に渡り合った菊池だったが、芝田の延髄斬りをくらって動きが止まり、最後はノーザンに3カウントを喫した。勝負タイム19分45秒。
さいたまドームメインイベントは「井上霧子がやけくそで組んだカード」EWA選手権、王者ナターシャ・ハンに挑むのはロイヤル北条。要するにEWAサイドが番狂わせの起こらない相手を望んだのである。
初のシングル挑戦に気合の入ったロイヤル北条だが、軽くあしらわれて最後はドラゴンスリーパー。一度目は耐えた北条だったが、間髪入れて2度目のドラゴンスリーパー。これで北条は落ちてしまい伊達レフェリーが試合を止めた。
« 第214回 ボンバー来島の栄光 | トップページ | 第216回 15年目10月時点のプログラムから »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント