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2007年9月17日 (月)

第208回 SPZ選手権 菊池理宇VSスターライト相羽

最終戦は新日本ドーム大会。

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SPZ選手権試合 菊池理宇VSスターライト相羽

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第1試合はフォクシー真帆対成瀬唯。

やはり一方的な展開となった。成瀬、ドロップキックはカウント2.8で返したものの、
「ハァーッ!」
続くボディスラムでたたきつけられてのフォールは返せなかった。

第2試合はキューティー金井対トーニャ・カルロス。

小柄な体格同士のシングルマッチは案外、白熱して最後はトーニャが13分13秒、スクラップバスター2連発で金井を振り切った。

第3試合はビーナス麗子、ギムレット美月の10期生タッグにマイトス香澄、フレイア鏡が対戦するカード。しかし即席タッグ対10期生コンビではやはり連携の差が出て、10期生コンビが優位に立つ。最後はギムレット美月がバックドロップでマイトスを仕留めた。

休憩後の第4試合は芝田美紀、ロイヤル北条のお嬢様軍団が登場。エレン、ヘレンのニールセン一族と対戦。12期生の芝田、そこそこの実力は持っているのだがなかなか中堅グループから抜け出せない。
しかしこの日はロイヤル北条が奮起。エレンをパワースラムからのドロップキックで下した。

セミ前はボンバー来島対ビューティ市ヶ谷。やはりパワーで圧倒的に上を行く来島が優勢に試合を進める。

「オラオラオラー!」
ボンバー来島、最後はジャーマンからフェイスクラッシャーとつないで3カウント奪取。勝負タイム15分23秒、ビューティ市ヶ谷は先月の相羽戦に続いて上位の壁にはじき返された。

セミファイナルはスイレン草薙、ガイア小早川対ハイサスカラス、ドスカナリブレのタッグマッチ。いつもどおりスイレンが押しまくって、最後は15分46秒、サンドイッチラリアットでガイア小早川がハイサスカラスからフォールを奪った。

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そしてメインイベントはSPZ選手権。菊池理宇対スターライト相羽。まず「スターライトシンフォニー」に乗ってS相羽が入場。そのあと「THROUGH THE FIRE」が流れて、ベルトを巻いた菊池が入場。小柄なチャンプの入場に場内どよめき。

「解説の吉田さん、この試合どちらが有利でしょうか」

「んー、まあ、相羽ちゃんでしょうね、技の引き出しも多いですし、なんだかんだ言って実力ではスイレンに次ぐうちのナンバー2ですから。」

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「当たって砕けろ!」
王者になっても菊池のファイトスタイルは変わらない。玉砕覚悟の飛び技を織り交ぜながら相羽に向かってゆく。

スターライト相羽は菊池より実力が一枚上で、海外生活が長かったのでいろんなスタイルに対応できるはずなので、菊池の防衛は厳しいと多くのファンは見ていた。
「せいっ!」
スターライト相羽のタイガードライバー、そしてデスバレーボム。菊池を追い込んでゆく。

ー1回はなんとしても防衛する!

しかし菊池もムーンサルトプレス、DDTで猛反撃。スターライト相羽をカウント2.8まで追い込む。

スターライト相羽キャプチュードで反撃、菊池カウント2で返す。

ここで菊池すばやく組み付いて、
うまいタイミングで逆さ押さえ込み。虚を突かれながらもカウント2.9、ギリギリでキックアウトした相羽。場内ドドドドドド。

スターライト相羽ミサイルキック。カウント2.5で返す菊池、

菊池、ここで勝負に出たが2発目のムーンサルトは自爆。

「・・うああっ・・・」

ーボクは、もう一度ベルトを巻く!

スターライト相羽、サソリ固め。菊池は痛め技にやたら弱いのを見越して仕掛けてきた。場内異様な雰囲気。

「ううっ・・・」
菊池なんとかロープに逃れる。
ドームは大熱狂状態。

そしてスターライト相羽、パワーボムか何かをねらったのか、菊池の腰に手を回して抱え上げようとする。しかしー

「うあああああああ!」
―ここで投げられたら返せない!

菊池も懸命に下から抵抗。大歓声の中、長い、長い根競べが続く。

先に根負けしたのはスターライト相羽で、

「ウアアアアアアア!」
菊池、リバースで返す。そのまま上から押さえ込む。

ワン、トゥ、スリー。

場内爆発。菊池理宇がスターライト相羽に勝ってしまった。(シングルではおそらく初めて)第40代王者が初防衛に成功。勝負タイム36分32秒。

「菊池が、防衛しちまったよ・・・」

本部席で吉田龍子が呟く。

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