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2007年9月23日 (日)

第214回 ボンバー来島の栄光

前回までのあらすじ

横浜戸塚に本拠地を置くお嬢様プロレス団体「スーパースターズ・プロレスリング・ゼット」は創立15年目を迎え、今年も恒例の8月真夏のリーグ戦、「第15回SPZクライマックス」を開催した。リーグ戦4戦を消化した時点での優勝争いは以下の通り

6点(3勝1敗)ボンバー来島、菊池理宇、ビューティ市ヶ谷、芝田美紀

4点(2勝2敗)スイレン草薙

2点(1勝3敗)スターライト相羽、ギムレット美月

0点(0勝4敗)ロイヤル北条

6点で4人が並ぶ例年まれに見る大混戦。しかし、優勝候補の一角に挙げられていたスターライト相羽は早々と優勝戦線から脱落してしまった・・・

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翌日は飛行機で一気に札幌へ飛んでどさんこドーム会。

菊池(8点、ムーンサルトプレスからの体固め 18.33)B市ヶ谷(6点)

1敗同士の対決。市ヶ谷はまだ菊池に勝ったことがない。それでも来島、相羽を倒していて自信が出てきた。菊池がドロップキックやローリングソバットで動き回っても落ち着いて受けてラリアットで反撃。しかし菊池、シャイニングウィザード2連発で応戦。

「くっ・・よくも!」

顔面に膝を入れられて怒ったのか、市ヶ谷の強引なビューティボム炸裂。

菊池、なんとかカウント2.5でクリアしてミサイルキック、エルボー、ボディプレスで反撃。好勝負となった。そして最後はー

「この技で勝負をかける!」

菊池ムーンサルト!ビューティ市ヶ谷は無念の3カウントを聞いた・・・

B来島(8点、ジャーマンSH 15.04)芝田(6点)

1敗同士の対決その2。前日スイレン草薙を破って意気上がる芝田だったが来島のパワーに苦しむ。終盤よく粘ったものの来島のブン投げジャーマンに沈んだ。

S草薙(6点、ノーザンライトSH 11.32)G美月(2点)

スイレン、昨日のショックは引きずっておらず、ギムレットと熱のこもったグラウンドの攻防を展開。最後はノーザンで勝利。

S相羽(4点、DDTからの片エビ固め 8.15)R北条(0点)

札幌大会メインはスターライト相羽が北条を一蹴した。この選手、明らかに実力差のある選手にはなまら強い。

第6戦終了時点で優勝争いは以下の通り、まだ5人に可能性が残っている。
1敗・・・菊池、B来島
2敗・・・S草薙、芝田、B市ヶ谷。

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そして1日のオフを置いて翌日は仙台大会。

B市ヶ谷(8点、ニーリフトからの片エビ固め 20.27)芝田(6点)

お嬢様軍団の頂上対決。芝田も掌底、ミサイルキックなどで懸命に食い下がったが、最後は市ヶ谷のニーリフト炸裂。市ヶ谷が2敗をキープ。

S草薙(8点、ノーザンライトSH 13.59)R北条(0点)

苦難のシリーズのスイレン。前日のオフ、札幌観光を楽しむSPZご一行とは別行動で、先に東京へ飛んで首の治療。そして今日新幹線で単身、仙台入りというスケジュール。

この日の相手はロイヤル北条、まず負けることがない相手だがそれでもロイヤルスパイクをもらって首にダメージを受けてしまう。それでも最後はノーザンでR北条を仕留めた。

スイレン草薙、追いかける展開で優勝の可能性は低いが、「最後まで全力で行きます」とコメントした。

B来島(10点、パワーボムからのエビ固め 17.53)菊池(8点)

「きょう、菊池に勝てば・・・明日の横スペは何とかなる」

1敗同士の直接対決。ボンバー来島、明日の相手は全敗のロイヤル北条なので勝てば優勝は9割がた決まる。そう考えて来島は同期でタッグパートナーの菊池をつぶしにかかった。

菊池も連戦の疲れが出ており万全の状態ではなく、自分のプロレス~飛んだりはねたりに持ち込めない。逆に来島が裏投げ、パワーボムとたたみかけて主導権を握る。菊池も粘りをみせてムーンサルトを繰り出したが、

「どうりゃっ!」

最後は来島のこの日2発目のパワーボム。菊池を沈めた。これでボンバー来島、優勝に限りなく近づいた。

S相羽(6点、DDTからの片エビ固め 7.50 )G美月(2点)

格下相手には無類の強さを発揮する相羽、ギムレットをあっさり8分足らずで退けた。

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そして最終戦、横スペ大会。

菊池(10点、タイガードライバーからのエビ固め18.42)芝田(6点)

菊池の飛び技と芝田の掌底が真正面からぶつかり合う好ファイトを展開。最後は菊池がハイキックで芝田をぐらつかせたところをタイガードライバーで勝利。菊池、堂々の10点でリーグ戦を終えた。

B市ヶ谷(10点、デスバレーボムからの片エビ固め 4.39)G美月(2点)

市ヶ谷様強い。ギムレットを5分弱で破壊。

B来島(12点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 9.30)R北条(0点)

「ふいー」
勝てば優勝のボンバー来島、控え室でも落ち着かない表情。
この日の相手は後輩のロイヤル北条なのでまず負けることはない。落ち着いていつも通りのペースで頭突きをみまう。最後は裏投げ、そしてフェイスクラッシャーとつないでカウント3を奪い、優勝を決めた。

「優勝だあーーーッ!」

ボンバー来島は両腕を高く掲げた。とどろきわたる歓声。

S草薙(10点、デスバレーボムからの片エビ固め 15.08)S相羽(6点)

「勝てば準優勝ですね。お食事券5万円相当でしたっけ」

目の前でボンバー来島が勝って、メインは消化試合となった。しかしスイレン草薙、あまり動じた様子もなく入場。

スイレン草薙、最終日メインで相羽をうまく攻めて、エルボーで相羽を流血においこむ。これで動揺したのかあとは草薙が投げまくって、時には相羽の反撃を耐えて、最後は草薙流兜落としからデスバレーとつないで勝利。

「まあ、こんなものではないでしょうか。」

これで10点目を獲得。同じ10点の菊池、B市ヶ谷にはいずれも直接対決で勝っているので2位となり「横浜中華街のお食事券」をゲットした。

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メイン終了後、表彰式。

「まあ、当然の結果だけどな!ヘヘッ」

SPZクライマックス初優勝を遂げたボンバー来島には例年通り賞状と金一封、副賞として「ノートパソコン」が贈られた。

「3位の賞品は、スポーツドリンク24缶ですか~。安ッ。まあ、何ももらえないよりいいかな。」

(3位には菊池理宇が入賞)

「そんな、このボクが、6点どまり・・・」

(スターライト相羽まさかの予選会行き)

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