第296回 19年目5月 東西対抗戦
19年目5月シリーズ最終戦横スペ大会。大日本テレビのカメラが入った。
「プロレスファンの皆さん皆さんこんばんわ、SPZプロレス中継の時間がやってまいりました、実況は私、森和紀、解説はもちろんこの人です」
「こんばんわ、吉田龍子です。」
「いやあ、芝田選手がSPZチャンピオンになってしまいましたねえ」
「んー、まあ打撃に自信のある選手は番狂わせ起こしやすいですからね。頭に一発もらったらどんな強い選手も眠ってしまいますから」
「しかしこれでSPZの女王の座、もう50代目まで来たんですねえ、まだベルトを創設して16年でしょう、政権交代の激しいベルトです」
「んー、まあそのときそのときのトップグループの力が拮抗しているちゅうことでしょうか」
「それではここで歴代王者の一覧を出してみたいと思います。」
ここでテレビ画面に下からテロップがズラーッと。(選手名の横は防衛回数)
☆SPZヘビー級選手権歴代王者☆
初代 伊達遥 0
2代目 草薙みこと 0
3代目 南利美 0
4代目 伊達遥 10
5代目 草薙みこと 1
6代目 伊達遥 2
7代目 南利美 0
8代目 吉田龍子 1
9代目 伊達遥 1
10代目 永沢舞 0
11代目 吉田龍子 0
12代目 伊達遥 0
13代目 草薙みこと4
14代目 永沢舞 0
15代目 上原今日子0
16代目 伊達遥 0
17代目 吉田龍子 1
18代目 永沢舞 1
19代目 伊達遥 0
20代目 吉田龍子 15
21代目 ハイブリッド南 0
22代目 新咲祐希子 0
23代目 永沢舞 0
24代目 吉田龍子 0
25代目 ハイブリッド南 1
26代目 新咲祐希子 0
27代目 永沢舞 2
28代目 ハイブリッド南 7
29代目 スイレン草薙 0
30代目 吉田龍子 4
31代目 ハイブリッド南 1
32代目 新咲祐希子 0
33代目 スイレン草薙 0
34代目 吉田龍子 1
35代目 ハイブリッド南 1
36代目 新咲祐希子 0
37代目 スイレン草薙 7
38代目 スターライト相羽 0
39代目 ボンバー来島 0
40代目 菊池理宇 1
41代目 スイレン草薙 1
42代目 ボンバー来島 4
43代目 ビューティ市ヶ谷 11
44代目 ナターシャ・ハン 1
45代目 ロイヤル北条 0
46代目 ボンバー来島 0
47代目 ビューティ市ヶ谷 5
48代目 ナターシャ・ハン 1
49代目 ビューティ市ヶ谷 1
50代目 芝田美紀(現王者)
「えー、きょうは恒例の東西対抗戦ですね」
「んー、そうですね、こういう企画でしか見られないカードがありますからね、楽しみです」
所属選手が東西に分かれてシングルマッチで激突。
N白石○(新潟)― 野村つばさ×(愛媛)
「かいせつの吉田さん、どちらが有利でしょうか」
「んー、まあノエル選手ですね。ああ見えてけっこう力あるんですよ、あとはスタミナですけど場数踏んでいけばそのうちついてくるでしょう」
新人のノエル白石がパワーで攻め込み、ネックブリーカーの反撃もきっちり耐えて、最後はスクラップバスターで勝利。
「勝ったの・・・ふーん」
東軍がまず1勝。
武藤×(静岡)-M上戸○(鳥取)
「かいせつの吉田さん、また好カードが実現してしまいましたねえ」
「上戸選手にはジェラシーがありますからね、タッグベルト奪取で先を越されてしまいましたから。いい試合になると思いますよ」
昨日の新潟大会セミファイナルで沸かせたカードがまたも実現。早い段階でシューティングスタープレス、ダイビングプレスを繰り出し主導権を握ろうとする武藤。
「まだ、負けてたまっかよ!」
上戸、ヘッドバットで反撃、2発めのダイビングプレスを食らうも、そっちがその気ならこっちも切り札を出してやると考えたマッキー上戸、
―必殺技は一発で決めるから必殺技っていうんだ!
スプラッシュマウンテン発動、武藤はこれで沈んだ。勝負タイム7分24秒のわりにエキサイティングな攻防だった。これで西軍も1勝。
R神威×(北海道)-氷室(富山)○
「かいせつの吉田さん、これまた注目のカードですねえ」
「んー、まあライラ神威、ああ見えて基礎はしっかりできてますからね。ただのパフォーマーじゃあないですよ。もっとも氷室も実力者ですから、怖さでいったら氷室はSPZの中で一番怖いですよ。いろんな意味で」
今回は氷室、西軍での登場。対戦相手は極悪人ライラ神威。
「氷室のアホ!お前の運命は『死』だこのヤロー!!」
ライラ神威は花道で巨大ハンマーを振り回しながら入場。
「・・・・・・・・・・・・・」
しかし氷室との実力差はだいぶあり、最後はリング中央でドラゴンスリーパーを決められてジエンド。西軍が2勝目をあげた。
L内田○(東京)―成瀬(大阪)×
「かいせつの吉田さん、人気選手同士の対戦ですね」
「んー、まあラッキー選手、来月の予選会に向けて取りこぼしはできない相手です。」
東西対抗のルールとして、「出る選手の順番は年齢順」というという縛りがある。東軍のラッキー内田がじわじわと攻め、ラッキーキャプチャーでギブアップを奪い2対2のタイに持ち込んだ。
B市ヶ谷○(埼玉)-F鏡×(長崎)
「かいせつの吉田さん、市ヶ谷選手の状態はどうでしょうか」
「んー、まあやはりベルトを失ったショックはあると思いますよ。しかもJRのナンバー2の芝田さんにやられてしまったわけですから。ただフレイア鏡も強敵なんで切り替えていってほしいですね」
セミファイナルはJRの同門対決。
「誰が相手でも同じこと、適当に片付けますわ」
前夜SPZ女王の座から転落した市ヶ谷様だが、ショックを見せることなくフレイア鏡をうまく攻め込んでゆく。ハイキックでフレイア鏡を退けた。これで東軍が3勝目、王手をかけた。
Q金井×(北海道)-芝田○(大阪)
「かいせつの吉田さん、ある意味これはドリームカードですねえ」
「ハハッ、んー、まあキューティー金井の頑張りに期待しましょう。」
「あ、あたしが、横スペで、シングルで、メインなの・・・?」
メインイベントは12期生の同期対決。SPZ新王者対アイドルレスラーの対戦なので、やる前から勝敗は見えていた。が、キューティーもまさかの横スペシングルメインなので懸命に芝田にぶつかってゆく。しかし芝田の余裕を消すまでには至らない。
「軽~くひねって差し上げますわ」
最後は逆片エビ固めで完勝。それでもキューティー金井、ひとりで21分57秒もメインを戦った。この結果第2回東西対抗は3対3の引き分けとなった。
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「かいせつの吉田さん、いいシングルマッチ6試合でしたね」
「んー、まあ各選手がもてる力をうまく出したんじゃあないでしょうか」
「来月はいよいよSPZクライマックスの予選会ですね」
「ある意味8月の本戦より面白いですし、今年は混戦が予想されますからね。まあ一試合一試合目が離せないことになると思います」
「それではこの辺で横浜スペシャルホールからお別れいたします、解説はSPZの社長、吉田龍子さん、実況は私、森がお送りいたしました」
「はいどうも」
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