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2008年4月30日 (水)

第402回 武藤めぐみ・1日で3連勝

第23回SPZクライマックス(後編)

第7戦京都大会。
N白石(10点、STOからの片エビ固め)氷室(4点)

昨日は内田を失神させた氷室だが、この日はパワーに定評のあるN白石。タッグパートナーだけにやりづらい雰囲気。

氷室も懸命に応戦したものの最後はバックドロップ、STOと畳み掛けられて終了。氷室も来年の予選会行きが濃厚となった。

R神威(6点、カムイエクウチカウシからのエビ固め 15.30)C斉藤(0点)

DFの同門対決。だがライラはシード権確保のためにはこれ以上負けられない。ジェットスマッシュ、裏拳を食らって危ない場面はあったものの、なんとかカムイエクウチカウシで勝利。

M上戸(10点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 15.21)L内田(2点)

タッグパートナー同士の対戦。しかし優勝の可能性を残すマッキー上戸がハッスル。頭突きも冴える。パワースラム2連発でグロッキーに追い込んでジャーマンを狙う。これは切り返されたが、フェイスクラッシャーでトドメを刺した。マッキー上戸もこれで1敗を堅持。

「あしたの横スペ?さあ、どうなるかねえ」

武藤(10点、延髄斬りからの片エビ固め 11.55)A中森(4点)

武藤完勝。イージス中森に付け入る隙を与えず1敗をキープ。

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そして最終戦、横スペ大会。

第1試合は成瀬唯対ナイトメア神威。15期生の関西弁ファイター成瀬まだまだ元気。スクラップバスターで投げつける。最後はドラゴンスリーパーで痛めつけておいてのステップキックでカウント3奪取。

第2試合タッグマッチはシンディー・ウォン、ハムルシアター組が野村つばさ、ジーナ・デュラム組を撃破。

第3試合はヒューイット家3人組がそろい踏み。フレイア鏡・REKI・マーメイド千秋を寄せ付けず、最後はローズヒューイットがバスターローズでフレイアを仕留めた。

いよいよリーグ戦残り4試合。
M上戸(12点、ジャーマンSH 12.06)氷室(4点)

ここは負けられねえぜ。
マッキー上戸、気合のこもった攻め。氷室を圧倒してジャーマンで勝利。これで1敗をキープ。

「これも、運命・・・」
元SPZ王者の氷室4点どまりでリーグ戦を終えた。

N白石(12点、ジャーマンSH 18.01)A中森(4点)

序盤は静かな立ち上がり、しかしイージス中森のエルボーがノエルの鼻に入ったあたりから動き出した。ムッとしたのかノエルがタックル連発。そしてブレーンバスター。しかしイージス中森もコブラツイストで反撃。

しかし膠着化した試合は一発を持っている選手が強い。N白石STO。これはなんとか2.5で返したが、イージス中森、続くジャーマンに力尽きた。これでノエル白石も1敗をキープ。これでメイン終了後の優勝決定戦実施が決まった。ファンは大喜び。

L内田(4点、STOからの片エビ固め 22.22)C斉藤(0点)

ここまで白星のないコンバット斉藤、内容は悪くないだけに来年以降の再チャレンジが期待できそう。打撃に頼るファイトスタイル。この日も掌底ニーリフト裏拳と追い込んでゆく。

しかしラッキー内田も2点で終わるわけには行かない、ラッキーキャプチャーZ,コブラツイストと猛反撃。最後は隠し技STOでなんとか、コンバット斉藤を振り切った。

―危なかった・・・

―くっ、ひとつも、勝てなかった・・・

コンバット斉藤、結果を出すことができず、拳を震わせながら引き揚げた。この結果、4点のイージス中森、氷室紫月、ラッキー内田、0点のコンバット斉藤の4名はシード権を得られず来年、予選会スタートとなった。

武藤(12点、ノーザンライトSH 11.25)R神威(6点)

「テメーの足を引っ張って精神的苦痛を与えてやるぜ!」

ライラ神威、邪悪な笑みを浮かべながら武藤を挑発。

「あなたなんかに関わっていられないわ、あと2試合あるんだから」

武藤めぐみ、決定戦を意識したのかイッキの攻め。ローリングソバットでペースを握るやあとはもう一方的な展開。DDTで揺さぶってノーザンでトドメ。

「クソ、覚えてろ・・・」

ライラ神威、凶器を使う暇もなく敗戦。結局6点に終わったが、順位では4位なのでかろうじてシード権を確保した。

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そしてメインイベント終了後、優勝決定ともえ戦。抽選の結果まず武藤とN白石が対戦。

武藤(ムーンサルトプレスからの片エビ固め 13.18)N白石

―勝つ。白石さんに勝つ。

武藤めぐみ気合の表情でエルボー連打そしてドロップキック、付け入る隙を与えないままダメージを積み重ねてゆく。N白石もタックルで応戦したが、武藤、ローリングソバットでいつもどおりペースをつかみ、

「覚悟して」
珍しくタイガードライバーを見せて、そのあとムーンサルト。これでカウント3奪取。

15分のインターバルを置いて、優勝決定戦第2試合。

武藤(ブレーンバスターからの片エビ固め 12.42)M上戸

―本割りで勝ってるって行っても、今度は向こうも気合はいってんだろうなー、ま、やるしかねえけど。

マッキー上戸、ボディスラムでこつこつ切り崩す戦術。しかし武藤もきっちりドロップキックで手数を返す。

―悪く思わないでね!

この展開にじれた武藤、いきなりシューティングスタープレス。

「うわー、そんな・・・」

こうなったらあとは武藤の一方的ペース、DDT、サソリ固めと痛めつけたあと、

M上戸が強引にブレンバスターを狙ってきたところを逆に投げ返してカウント3.マッキー上戸を下した。これで優勝決定。武藤めぐみ堂々の3連覇。

「ありがとう、普段の力が出せてよかった」

優勝した武藤めぐみには賞金100万円と副賞のブランド時計が贈られた。

準優勝はノエル白石(マッキー上戸も12点で並んでいるが直接対決で勝っているため)、横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。

「解説の吉田さん、武藤めぐみが優勝しましたね」

「んー、でもひとつ負けましたからね。これで来月から武藤とやる選手は簡単に諦めず一発狙ってきますから、その意味では面白くなるんじゃないですか、これから」

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2008年4月29日 (火)

第401回 22年目8月SPZクライマックス

第4戦はなにわパワフルドーム大会。

A中森(4点、ノーザンライトSH 14.25)氷室(2点)

地味な攻防の応酬が続いたが、氷室がだんだん押し込まれていって、最後はノーザンに力尽きた。イージス中森、予選会に続いて元SPZ王者の氷室を撃破した。

M上戸(6点 フェイスクラッシャーからの片エビ固め14.46)C斉藤(0点)

マッキー上戸のパワーが冴える。昨日武藤に勝ったことでそうとう気を良くしている。コンバット斉藤も掌底で反撃するが単発。

「手加減しねえぜ!」

バックドロップ、ジャーマンの猛攻で追い込んでいって、最後は豪快なフェイスクラッシャー。マッキー上戸3連勝。
「へへへ、こう調子いいとスケベ心がでてくるなぁ」

優勝賞金100万円へ色気を見せる上戸さんであった。

R神威(2点、裏投げからの片エビ固め 14.44)L内田(2点)

ライラ神威がラフさっぽうを織り交ぜながらラッキー内田を追い込む。途中ラッキーキャプチャーZにつかまるなど危ないシーンはあったものの、裏投げでリーグ戦初勝利。

武藤(4点、ムーンサルトプレスからの体固め 15.02)N白石(4点)

昨日まさかの敗北を喫し、シングルマッチの連勝が29でストップした武藤、しかしリングに上がればショックを振り払うかのようにノエルとの戦いに没頭。パワー攻勢にやや手こずったものの、きっちりムーンサルトで勝利。

「昨日はもう済んだことです。とりあえず残り4試合、頑張ります」

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翌日は九州ドーム大会。
M上戸(8点、ジャーマンSH 10分くらい)A中森(4点)
「そうらあ!」
マッキー上戸が持ち前のパワーを生かしA中森を追い込む。単純なギロチンドロップもこの選手がやると破壊力満点。けっきょくジャーマン3連発でA中森に完勝。

「やっぱアタシってば最強!」
4連勝のマッキー上戸、残る相手はL内田氷室N白石。ひょっとしたらひょっとするかもしれない。

「まあ、あたしは逃げ馬だよ。本命が第4コーナーから出てくるんだけどね。へへへへ」

ますますコメントがオヤジじみてきた。

N白石(6点、パワーボムからのエビ固め 20.3)C斉藤(0点)
「もう終わりにするの・・・」
コンバット斉藤の蹴りまくりにごきげんななめのN白石、怒りのSTO,そしてパワーボム。コンバット斉藤をかろうじて振り切った。ノエルもまだ武藤に負けただけの1敗。優勝のチャンスは残っている。

「くそっ、今日も、勝てなかった・・・・」

0点のコンバット斉藤にライラ神威が一言。

気にするな。内容は良かった。あとは時の運だけだ。あさって武藤戦だろ、ドーンと散って来い!!でも蹴りの30発くらい入れてからね」

励ましているのか自分が有利になるように言っているのか分からないが・・・・

R神威(4点、トムラウシからのエビ固め 7.26)氷室(2点)

氷室元気なし、ライラに7分で敗れてしまった。ライラ神威、ひがみ根性が強いのか、L内田、氷室といった人気の高いレスラーからはきっちり勝利。

武藤(6点、ノーザンライトSH 10.37)L内田(2点)

―もう、負けられない。

―上戸さんの援護をしたい。

武藤めぐみが一方的な攻め。ラッキー内田に攻め手を与えない。10分少々でラッキー内田を退けた。

―連勝は切れたけど、優勝は諦めない。上戸さんはのこり3つ絶対ポカすると思う・・・。

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第6戦若鯉球場
N白石(8点、裏拳からの片エビ固め 18.46)M上戸(8点)

―あと3人、殺れば、Sクラ優勝・・・

100万円がちらつくマッキー上戸。だがきょうの相手は難敵N白石。

いけねえいけねえ。お嬢ちゃんの相手に集中しないと。
馬力と馬力がぶつかり合う好勝負、ノエルがブレーンバスター3連発を見せればマッキーはスプラッシュマウンテン。壮絶な消耗戦となった。

「んと・・・」
ノエル白石の裏拳が頭に命中。打ち所が悪かったのかマッキー上戸は3カウントを聞いてしまった。

「ちっく、しょーーー!」
いい夢見させてもらったのか。まだ武藤に並ばれただけだが、もう1回やって勝てる自信はない・・・

「ふーん・・」
ノエル白石、何も考えてない。これでシード権確保。

氷室(4点、スリーパーホールド 15.58)L内田(2点)

1勝3敗同士、星の上がっていない両者の対戦。負けたほうは予選会行き。負けられない両者が懸命のファイトを繰り広げた。ラッキー内田、シャイニングウィザードまで繰り出し勝利への執念を見せるが、その直後氷室の魔性スリーパーががががが。

「えっ・・・」

ラッキー内田失神。広島のファンはどよめき。上原レフェリーがヤバイと感じ試合を止めた。リングドクターが同行しない地方でこういう結末はやばい。吉田社長、井上役員がリングに上がって内田を介抱。大事には至らなかったが、けっきょく身体に力が入らないので内田さんは担架で運ばれた。

A中森(6点、ノーザンライトSH 15.39)R神威(4点)

失神決着でざわついた雰囲気のままセミが始まった。ライラ神威のラフファイトは理詰めで攻めるイージスとはかみあわない。この日も押し込まれていって、ノーザンで敗北。もっとも本人は意にも介していない。

武藤(8点、延髄斬りからの片エビ固め、10分くらい)C斉藤(0点)

「はっ!」
物怖じせず掌底を武藤の顔面に入れていくC斉藤。場内どよめき。武藤の鼻から滴り落ちる鮮血。

「・・・・・・・(いい根性してるわ)」
これでエンジンのかかった武藤、イッキの攻め。シャイニングウィザードで戦意を奪い、ムーンサルトこそ2.9で返されたが、つづけざまに延髄斬りを決めて3カウント。

これで武藤、M上戸、N白石の3人が1敗で並んだ。

(続きます)

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2008年4月28日 (月)

第400回 強いやつがそのまま勝つとは限らないんだ

23年目8月

最古参選手、SPZ14期のフォクシー真帆が右ひざを痛めて入院。この選手も相当がたが来ている・・

そして今年も真夏の祭典、SPZクライマックス。

恒例の記者会見。8月3日、午後8時、喫茶あばしり。

「あ、テーブル窓枠側に並べて、白いクロス掛けてねん」

喫茶あばしり店長、鈴波かすりが指示、店内窓側に長テーブルとイスが8つ。このイスには選ばれた選手しか座れない。普段は倉庫に眠っているが記者会見用に使うアンティーク家具だ。

「あとは、飲み物と軽食の用意ね・・・」

この喫茶店にテレビカメラが入るのも年1回なので鈴波店長、気合が入っていた。

やがてマスコミ記者さんやらテレビクルーが大挙してやってくる。

そして8人の戦士が入ってきて着席。コンバット斉藤が日焼けしていたのに驚きの声、ハードな特訓を積んでいたというのは本当だったのか。

そのあと8人の戦士の意気込みというか決意表明。

■「新・最強戦士」武藤めぐみ(20)

5年連続5度目の出場 前回・前々回優勝 SPZ世界王者 京スポ予想:本命

「まあ、やるだけだわ」

オレンジジュースをすすりながらいつものすました表情でコメント。よほどのことがないかぎりこの選手が本命だろう。シングルマッチの連勝記録をどこまで伸ばすのか。仮に全勝優勝すれば35連勝ということになるが・・・

■「氷の彗星」ラッキー内田(22)

6年連続6度目の出場 京スポ予測:対抗

「私が求めるものは優勝、ただひとつ!」

もうSPZクライマックスにも慣れた感じ。一言決意を述べただけ。成年選手のほうが「賞金100万円」に心動かされSPZクライマックスでハッスルする傾向があるのだ。他の選手のコメントをミルクティーをすすりながら聞いていた。

■「炎の闘志」マッキー上戸(22)

6年連続6度目の出場 

「全員ぶっ潰してやるぜおらああー」

16期生のマッキー上戸も一発狙っている。短期決戦のSPZクライマックスはどうしても馬力で押し切るパワーファイターが有利。「きょうはまだ晩飯食ってなかったんだよ」とサンドイッチをぱくつく。

■「ネイチャーガール」ノエル白石(19)

3年連続3度目の出場 

「リーグ戦?・・よく、わからないけど・・・頑張る」

この選手もそろそろ存在感を示したいところ。地力はある選手だけに期待も大きい。しかし自分にマイクが回ってきてものんびりアイスココアを飲んでいるあたりが只者ではない。

以下は予選会勝ち上がり組。

■「必殺仕事人」イージス中森(18)

2年連続2度目の出場 予選会1位通過

「一つでも多く白星を重ねます」

用意されたアイスティーには手をつけず、神妙な表情で記者会見を終えた。2度目の出場でシード権くらいは確保したいところ。

■「何をしでかすかわからない」ライラ神威(21)

4年連続4度目の出場 京スポ予想大穴・予選会2位通過

「キエーヘヘヘヘヘヘヘッ!なにもかもぶっ壊してやる」

この人に関しては何も説明はいらないだろう。優勝なんかどうでもいい。やりたいプロレスをやるだけ。でも微妙に日焼けしており、かなりの鍛錬を積んだのかと記者団は息を呑んだ。特訓先から本社へ直行してのどが渇いていたのか、用意されたビールを一気に飲み干した。

■「ザ・運命」氷室紫月(22)

7年連続7回目の出場 予選会3位通過

「運命の歯車が回り始めた・・・」

この選手も息が長い活躍。早熟だったのでもう7回目のSクラ出場を数える。表情ひとつ変えずブラックコーヒーを飲むあたりにベテランの風格が。

■「ジェットスマッシュ」コンバット斉藤(17)

初出場 予選会4位通過

「蹴って蹴って蹴りまくります」

このメンツでただひとりの初出場、SPZクライマックスに新風を巻き起こすか。この大舞台に備えて特訓を積んできたらしい。緊張した面持ちでメロンフロートをすすった。

「この8名が総当りリーグ戦で30分1本勝負のシングルマッチを行い、勝ち2点、引き分け1点、負け0点として、最も勝ち点の多い選手が優勝となります。なお優勝者には毎度のことながら、賞状と賞金100万円、副賞として高級ブランドの腕時計、あばしり様からコーヒー豆1年分が贈られます。なお準優勝の選手には横浜中華街のお食事券5万円分、3位の選手にはスポーツドリンク「ブルータイプ」1ケースが贈られます」

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2戦目の札幌どさんこドーム大会から地獄のリーグ戦がスタート。今年は武藤めぐみの優勝が決定的なので、優勝争いよりもシード権争いが面白いという見方だった・・・

A中森(2点、ストレッチプラム 18.27)C斉藤

予選会ではコンバット斉藤が勝っているカード。しかし雪辱に燃えるイージス中森、ジェットスマッシュを食らってもひるまず勝負どころでストレッチプラムをしつこくしつこくしつこくかけ続けて勝利をもぎ取った。

N白石(2点、STOからの片エビ固め 8.59)L内田

―わたしの力、ピークを過ぎてる・・・
ラッキー内田、往時の技のキレが失われている。この日はN白石のパワーに防戦一方。

「えっと・・・」

最後はノエル白石のSTO2連発で散った。負けるにしても内容が悪すぎる。10分もたないのはまずいだろう。札幌のファンは静まり返った。

M上戸(2点、ジャーマンSH 11.53)R神威

「ウラ!」
札幌大会セミファイナル。ライラ神威いきなり疑惑のヘッドバット。マッキーも付き合って頭突きでお返し。意地と意地がぶつかり合った。しかしパワースラムで優位に立ったマッキー上戸。ジャーマンでライラを屠った。

「ケッ、リーグ戦の勝ち負けなんか興味はねえ!武藤のアフォに血ヘドを吐かせてやるだけさあ!」

ライラ神威、まったく敗戦のショックを感じさせないコメント。

武藤(2点、タイガーSH 7.55)氷室

「せいっ!」

武藤めぐみムーンサルト、ノーザン、タイガーSHと磐石のラッシュ。あの氷室紫月をまったく寄せ付けない。

わずか7分55秒での短時間決着にファンは唖然・・・武藤めぐみシングル29連勝。武藤も磐石の白星スタート。

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移動日をはさんで第3戦、名古屋しゃちほこドーム大会。

氷室(2点、延髄斬りからの片エビ固め 17.05 )C斉藤(0点)

開幕戦で武藤に惨敗した氷室だがショックを感じさせないファイト。

ストレッチプラム、逆エビといったねちっこい攻めでコンバット斉藤をきりきり舞いさせる。やはりC斉藤、レスリングへの適応がまだまだ。

予選会でも勝っているので危なげなく氷室が勝つのではとファンは予測していたが、コンバット斉藤の掌底ぜめになかなか主導権が握れない。

「せやぁっ!」

コンバット斉藤がニーリフトを叩き込めば、氷室はスリーパーでぐったりさせておいての裏投げ2連発。

しかし最後は氷室が引き出しの多さを見せて、延髄斬りでカウント3奪取。これで氷室も初日を出した。

―蹴りだけじゃ上の人には勝てない・・もっとプロレスの幅を広げないと・・・

悔しそうな表情でコンバット斉藤、引揚げた。

L内田(2点、ラッキーキャプチャー 22.13)A中森(2点)

開幕戦でノエル白石にいいところなく敗れたラッキー内田。ここで負けるようなことがあればズルズルといってしまいかねない。イージス中森の猛攻を受けきって、勝負どころで伝家の宝刀ラッキーキャプチャー。これで初白星ゲット。

「まだまだ後輩に負けるわけにはいきません」

N白石(4点、STOからの片エビ固め 12.03)R神威(0点)

名古屋大会のセミは個性派同士の対戦。

何も考えないで闘うノエル白石、シングルマッチの勝率は意外と高い。この日もライラの狂乱ファイトをかいくぐってSTOでぶっ倒して3カウント。2勝目をマークした。

「ああん、連敗スタート?知るかそんなの!」

ライラ神威、まったく気に留めていない。荷物をまとめるや名古屋の夜の街へ手羽先を喰いに出た。

M上戸(4点、フィッシャーマンバスターからの片エビ固め 14.47)武藤(2点)

「強いやつがそのまま勝つとは限らないのがプロレスの怖さなんだよ。へへへ」

マッキー上戸が一発狙ってきて、スプラッシュマウンテン、バックドロップ、ジャーマンとド派手かつ積極的な大技攻勢で武藤を追い込む。

ー今日の上戸さん・・・別人みたいだ・・・っ

武藤めぐみも懸命にムーンサルトで応戦するも、マッキー上戸が奥の手をだしてきた。組み付いて担ぎ上げて、

「オラアアア!」

フィッシャーマンバスター一閃!! 

頭からマットに落ちた武藤、そのあと片エビで押さえる。
ワン、トゥ、スリー。

ロイヤル北条レフェリーがマットを3つ叩いた。

「じゅ、14分47秒、ふ、フィッシャーマンバスターからの片エビ固めで、マッキー上戸の勝ち」

えええええええええええええええええええええ?
えええええええええええええええええええええ?

えええええええええええええええええええええ!!

名古屋のファンは悲鳴とどよめき。村越リングアナも予期せぬ結果にかみまくりで結果をアナウンス。

(評価差310をはね返したマッキー上戸)

武藤めぐみがシングルマッチで敗れたのは一昨年、2029年10月のジェナ・メガライト戦以来1年10ヶ月ぶり、日本人選手に負けたのは2029年4月のマッキー上戸戦以来2年4ヶ月ぶりのこと。シングルマッチの連勝記録も29で止まった。

「・・・・・・・・・・・・・」

武藤めぐみ、呆然とした表情で引揚げた。もしこの試合にSPZベルトがかかっていたらタイトル移動になっていたところだ。

「ま、あいつにとっちゃ、負けていい薬になったんじゃないの。へへへへ」

先輩の意地を見せたマッキー上戸。してやったりの表情。

第23回SPZクライマックス。2戦目の名古屋で、大本命がこける波乱の展開。はたして今後の展開はいかに。

(長くなるので続きます)

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(筆者より挨拶)
この連載も400回を数えるに至りました。このサイトを訪れて頂いたすべての方に厚く御礼申し上げます。また、こんな素晴らしいゲームソフトを世に出していただいたサクセス様にも厚く御礼申し上げます。在庫からいってまだまだ続くとおもいます。基本的にはゲーム中で起こったことを、そのまま膨らませてWordに打っているだけですが、マンネリでも常に痛快であるよう、努力してまいりますのでこれからも宜しくご支援のほどお願いいたします。

2008年4月28日 K.Konno

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2008年4月27日 (日)

第399回 農鳥特訓・ストップザ武藤

2031年7月下旬 京スポ新聞 若林記者の取材メモより。

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山梨県奥地に聳える白峰山脈。三千メートル級の山々をあまた連ねるその堂々たる山容は「南アルプス」の通称で知られている。

「三百九十六、三百九十七、三百九十八・・・」

いまやJRに代わってSPZの一大ムーブメントとなった悪の軍団DF(Dark Fraction)が、8月5日に開幕が迫ったSPZ最大の祭典「SPZクライマックス」に備えて、南アルプスで直前強化合宿を行っている。JR身延線、身延駅からバスで二時間で秘境といわれる奈良田温泉にたどりつく。そこから徒歩で丸一日かけて標高3000メートルの稜線へ上がった。

DFの旗手、コンバット斉藤(21期)が黙々と蹴りの練習。3000メートルの高地で空気は薄く、すぐに息が切れるのだが、この選手は気にも留めず、重い蹴りを放つ。

「こーやって特訓するとだな、武藤のアフォに心理的圧迫感ちゅうものを与えられるんだよ。こうやって心理に動揺を与えることで、本番があらぬ方向に転ぶかもしれないのだよ、若林くん、わかるかね。ファファファファファ・・・」

DFの首魁、ライラ神威はウォーキングで軽めの調整。(本人いわく、高地での歩行運動は下界で猛特訓をしたとき同等の効果があると主張している)

SPZクライマックスにはこの2名が出場する。

「いつまでも武藤めぐみをのさばらせていくわけにはいかないじゃない。マジな話で」

17期生のライラ神威、真顔で切り出した。SPZマットで武藤めぐみ、28連勝をマークするなど向かうところ敵なし状態。1期後輩の華々しい活躍を快く思うはずがない。

「あのクソバカさえいなければ、SPZの主役はアタシになるはずだったんだけどね・・・」

ライラ神威、REKI,コンバット斉藤の3人はここ、白峰山脈の南端、農鳥岳(3050メートル)で特訓を行っている。高地でハードな特訓を行ってトレーニング効果を高めようという現代スポーツ理論をしっかり取り入れている。

その後記者は見た。REKIが丘の上から、人間の頭ほどもある岩石をコンバット斉藤に向かって放り投げるのを!!

「よけるな斉藤、蹴ってぶっ壊せ!!」

「はいっ、ジェットスマッシュ!」

バキッ!

なんと言う荒行、一歩間違えば大怪我につながるハードな特訓。コンバット斉藤がジェットスマッシュを放つがタイミングが合わず、岩がゴロンとけり返されるだけ。

「タイミングを見極めるんだ、ドンピシャのタイミングを!」

ライラ神威が大声で叱咤する。時折通り過ぎる登山客が何事かと目を丸くするが、3人は気にも留めず特訓を続ける。

「最終戦の横浜でアタシと武藤のアフォが当たるだろ?だからその前に鉄砲玉の斉藤が蹴って蹴ってなるべく武藤を壊しておくのさ。蹴りがまともに入ったら病院送り。欠場に追い込めなくても手負いで最終戦を迎える。そこをアタシがトドメをさすって寸法さあ!」

ライラ神威、見かけによらず奸智に長けている。DFの組織力を生かして武藤の連勝をストップさせようと考えるあたり只者ではない。たしかにコンバット斉藤がダメージを蓄積させておけば武藤めぐみを倒すのもあながち不可能ではない。

「REKI,そらもう一丁、ドカンと行けーッ!」

REKIが大岩を投げ落とす。

「ジェット・・・スマッシュ!!!」

バキョッ!!

記者は見た。コンバット斉藤のすさまじい蹴りが岩を砕くのを。地面に転がった破片。デビューしてから2年余り、コンバット斉藤もかなり力をつけてきている。

「けけけけけ、Sクラの本番では武藤めぐみがこうなるぜ!いくら武藤の飛び技が凄くても、飛んでくるところを蹴っ飛ばせば終わりよ、ぐははははは」

第23回SPZクライマックス、どう考えても武藤めぐみの優位は動かないが、気合とか根性とかと言った部類からもっとも縁遠いと思われる悪の軍団DFが特訓までやる。もちろんピークを過ぎたとはいえ16期生の3人(ラッキー内田、マッキー上戸、氷室紫月)も黙ってはいないだろう。ストップ・ザ・武藤めぐみ。今年のSPZクライマックスは嵐の予感。最終戦の横スペで栄光を手にするのは誰か。(若林太郎)

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そして日が暮れた。稜線から数百メートル下ったところに大門沢という清冽な沢が流れている。ここにテントが数張りセットして、DFの3人はここをベースとして特訓を行っている。

「ごはん、できたぞ~」

なんとSPZ取締役の今野役員(58)が「めしたき係」として同行。慣れた手つきでカレーライスを作る。

「農鳥には何回か来てますからね。特訓のサポートをしようと思って。」

やがてあたりを闇が包む。焚き火の横でライラ神威がボソッと。

「若林さん、これ以上武藤めぐみをひとり勝ちさせると会社もおかしくなる。だから本番ではナイフを使ってでも勝つよ。おっとこれは書くなよ・・・」

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4日間、高地トレーニングの強化合宿は続いた。高地で特訓することによりSPZクライマックスの連戦を耐え抜く力をつけ、コンバット斉藤は生命線である蹴り技を研ぎ澄ましたが、ライラ神威は歩行運動以外何もしなかった。最大の目的が武藤めぐみへ心理的圧迫感を与えることらしいが、はたしてそううまく行くものなのだろうか。

4日間の特訓が終わり、最終日の夜は奈良田温泉で特訓の疲れを取る。ライラ神威21歳、マスコミ記者さんたちとたっぷりビールを飲み、英気を養った。

「ひゃはははは、5日から楽しいパーティーの始まりだ!!!」

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そのころSPZ本社ロビー。配達された京スポ新聞を一読した武藤めぐみ。

一面トップ見出しには「武藤めぐみ ぶっ壊す」の大文字が。

「ふーん、バッカみたい。」

(でも内心ちょっと動揺?)

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2008年4月26日 (土)

第398回 23年目7月 あーあ、並ばれちまったか・・・

23年目7月
「あかーん、もー、うちがこんなヘマするなんてー!」

15期生の成瀬唯、予選会でのシングルマッチ連戦がたたったのか右足首負傷の重症。フレイア鏡も右肩負傷の重症。何たることだと頭を抱える今野役員。

7月シリーズ「サマースターナイツシリーズ」開幕。

第4戦水戸大会、メインはあばしりタッグ選手権。王者REKI、コンバット斉藤に挑むのはシンディー・ウォン、ジェシービートン組。しかしDFの連係が勝り、さいごはREKIが新蛇抜(変形フランケンシュタイナー)でシンディー・ウォンを押さえ込んで防衛に成功。

第7戦幕張大会、セミは武藤めぐみ対新外国人ハムル・シアターのシングルマッチ。ハムルは打撃を得意とするGWAの実力派レスラーだが、絶対王者武藤にはかなわず、わずか6分42秒で延髄斬りに撃沈。これで武藤めぐみ、シングルマッチ27連勝。

メインはSPZタッグ戦、王者氷室紫月、ノエル白石に挑むのはライラ神威、REKI組。
やっとDFにタッグ挑戦権が回ってきたぜヘヘヘヘ」

試合は氷室とライラが意地の張り合い。試合中盤、ライラ神威のカムイエクウチカウシで氷室が戦線離脱。ノエル白石孤立。ピンチなのだがノエル白石まったく動じない。(というか、何も考えてない)

「えっ、と・・・」

あのライラ神威相手にも動じずニーリフトを叩き込んで行く。そしてREKIにはSTO2連発。これでREKIも動きが止まってしまう。たまらずライラ神威にタッチ。

「えっと・・・」
ノエル白石、ライラ神威にもSTO、これはなんとかREKIがカットしたが、立て続けにこの日4度目のSTOを決めてライラ神威を沈めた。この選手も結構地力がある。39分19秒、王者組が初防衛に成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はナイトメア神威対ジーナ・デュラム。

「ど、どうなっても知りませんからね!」
ジーナが追い込まれたときに出すフロントスープレックス。これでナイトメアはカウント3を喫した。

第2試合はマーメイド千秋対ジェシー・ビートン。ジェシーは比較的パワーのあるアメリカンタイプのレスラー。この日は若手のM千秋をあっさりフロントスープレックスでしとめた。

第3試合はイージス中森、野村つばさ対ファントムローズ1号ワイルドローズ2号のタッグマッチ。

けっこう盛り上がった試合となったが最後はアイドルレスラーの野村が捕まってしまって、合体パイルドライバーでジエンド。勝負タイム17分3秒のかみ合った試合となった。その試合が終わると休憩。

休憩明け第4試合は前SPZタッグ王者のジューシーペア登場、対戦相手はハムル・シアター&シンディー・ウォン。ラッキー内田があっさりとシンディーをラッキーキャプチャーZで葬った。勝負タイム7分37秒。

セミファイナルは氷室、ノエル白石、フォクシー真帆のトリオにDFの3人(ライラ神威・REKI・コンバット斉藤)が激突。

「あのポンコツ(フォクシー真帆のことか)を捕まえるぞ」

タッグマッチでは弱いほうを狙えというのが鉄則。ましてやフォクシー真帆は負傷欠場明けである。さいごはコンバット斉藤が蹴りまくってフォクシーを昏倒させて、合体パワーボムで終了。16分32秒の激戦を制した。

メインイベントはSPZ選手権、

絶対王者武藤めぐみに挑むのは久々来日のチョチョカラス2.SPZも武藤とそれなりに渡り合える人材が払底してきており(評価の差が300以下がL内田とR神威しかいない!)、メキシコAACからトップ外人を当てて急場をしのぐしかないという実に、実に苦しいマッチメイク。

試合は派手な空中技の応酬となったが、やはり総合力に勝る武藤がじりじり押し始めて、延髄斬りでグロッキーに追い込む。チョチョカラス2につきあってムーンサルト、ミサイルキックはあえて受けたが、

「覚悟して」
ノーザンで投げて終了。勝負タイム17分56秒。これで武藤めぐみV15。あの吉田龍子の持つ連続防衛記録にあっさり並んだ。シングル連勝記録は28に伸ばした。

「あーあ、並ばれちまったか・・・」

吉田龍子社長が解説席で苦笑い。現役の絶頂時に作った記録、当時は金字塔だ凄い誰も破るヤツいないと云われていたV15の記録がついに並ばれてしまった。今の状況から言ってたぶん9月にも破られてしまうだろう。

来月はSPZクライマックス。圧倒的な強さの武藤めぐみからタイマン勝負で3カウントまたはギブアップを取れる選手はいるのだろうか?

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2008年4月25日 (金)

第397回 エキサイティング!

23年目6月シリーズ 最終戦

最終戦はさいたまドーム大会。例によって大日本テレビの中継カメラが入った。実況はいつも通り世界のかずのりこと森和紀アナウンサー、そして解説は辛口解説でおなじみのSPZの女社長・吉田龍子女史。

第1試合はSPZの前座名物カード。

ネタ外人 ジーナ・デュラム 対 ネタ外人ソフィア・リチャーズ。

ジーナ・デュラム、弱気な性格はレスラー向きではないのだが、基礎はそれなりに出来ている。この日もソフィアをきっちりローリングソバットで退けた。

「ううう、覚えてなさい!いつか復しゅうしてやるんだからーーーーッ!!」

最弱レスラー、ソフィア、悔しそうに引揚げた。デビュー直後の新人といい勝負なのだからその弱さが際立っている。

第2試合はナイトメア神威(23期)対ケンドー・カミスワ(22期)。

「♪ディーエス、イーレ!ディーエス、イーラ!」

モーツァルトのレクイエムに乗ってナイトメア神威が入場。怪奇派イメージのつもりなのか。リングに上がるや奇声を発する。

「URYYYYYYYYYYYYYYYYY」

「♪木曾のナー なかのりさん、木曾の御嶽ナンチャラホイ~」

次いで館内にかかったのは「木曾節」

温泉マークの覆面に「上諏訪温泉」のどてらを着て入場したカミスワ。海外ではこの入場がバカウケしていたらしい。

「さて解説の吉田さん、カミスワ選手は久々の日本でのファイトですね」

「カミスワ選手は、んー、まあ、実家が温泉旅館なんですよ。海外で上諏訪温泉の名前を広めるためにプロレス入りしたという噂ですからね。でもまあ基礎はしっかりできてますかから、試合を作る力はありますよ。」

カミスワ、その言葉通り試合が始まるやアームホイップを連発するまともなプロレスを見せる。試合はカミスワが先輩の意地を見せ、最後はナイトメア神威のタイガードライバー狙いを冷静にリバースで潰して3カウント奪取。この選手は来月からGWA遠征が決まっている。勝負タイム11分53秒。

第3試合は外人同士のシングルマッチ、シンディー・ウォン対ジェシー・ビートン。パワーに勝るシンディーがタイガードライバーで新外国人のジェシーをしとめた。勝負タイム11分36秒、その試合が終わると休憩。

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第4試合はヒューイット家の3人がそろい踏み。ローズ・ヒューイット、ファントムローズ1号ワイルドローズ2号。対戦相手はフレイア鏡(14期)、野村つばさ(18期)、マーメイド千秋(22期)。はっきり言って寄せ集め。

案の定、日本人チームがヒューイット一家の鉄の連係に苦しむ。なにしろ日本人チームをまとめるべきフレイア鏡の動きが相当悪い。

「んー、まあ、鏡選手も長年の酷使でだいぶ悪いところがありますからね。」

しかし最後は大逆転。場外でのラフファイトでファントムローズ1号を痛めつけたマーメイド千秋がファントムローズ1号をブレーンバスターでしとめた。

「さあ、問題のカードです。何が起こるかわからないセミファイナルです。」

ばちばちばちっ!

「うぅ、あぅ、あううううん!」

スタンロッドの電撃音と悪趣味なおっさんの悲鳴がこだまするイントロ。初めて来た人はドン引きするらしい。そのあといつものように「COLLECTIVE」に乗ってDF(Dark Fraction)の3人、ライラ神威・REKI,コンバット斉藤が入場。武藤めぐみを無間地獄に叩き落すために結成された悪の3人組である。

おうおうおうおう埼玉のくされSPZファンども、お前らむとめむとめってキャーキャー言ってんじゃねえぞコノヤロウ。8月にナ、SPZクライマックスがあるけどよ、武藤のアフォだけには賞金はやらねえ。うちらDark Fractionからは2人参戦すッから、武藤めぐみのクソバカをだな、どんな手を使ってでもブッコロしてやるひゃはははははは

対戦相手は武藤めぐみ(18期)、イージス中森(20期)、成瀬唯(15期)。武藤のテーマ「アメジスト」に乗って3人が颯爽とリングイン。

「調子に乗ってんじゃねえこの自称天才!」
コールが終わるや武藤におそいかかる3人。DFは執拗に武藤の首を狙っている。3人がかりで殴る蹴るの暴行を武藤に加える。救出に入るイージス中森と成瀬、のっけから試合は荒れた荒れた。

「武藤氏ねや、ヴォケエエエエエエエーーーー」

ライラ神威がリング下に隠しておいた鉄パイプで武藤をぶん殴ろうとする。しかしさすがにこれは上原今日子レフェリーが止めた。

「ええかげんにせえよ。ライラ」

ふざけんなとレフェリーに抗議するライラ、その隙を突いて武藤がライラに延髄斬リ!

「ぐわあっ・・・」

ここはいったんREKIにタッチ。

試合は成瀬が少し捕まったものの、武藤が出てくれば敵なし状態。ライラ神威でも歯が立たないのにREKIコンバットでは問題にならない。最後は武藤がムーンサルトでライラ神威からピンフォール勝ち。勝負タイム13分45秒。多少バタバタしたもののエキサイティングな試合だった。

「いやー解説の吉田さん、エキサイティングな試合でしたねえ」

「んー、まあ、ライラ神威が悪事に手を染めるのは武藤選手への対抗心があると思いますよ。まともにやったら勝てるわけないんですから。武藤をギャフンと言わせたい一心なんでしょうね、まあ今後に期待しましょう」

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メインはSPZタッグ戦。現SPZ王者ジューシーペア(ラッキー内田&マッキー上戸)の対戦相手は氷室、ノエル白石のネイチャーコンビ。

「私たち2人が組めば、そうそう負けない」
ジューシーペアがさいたまドームのメインのリングへ。いつもの内田人気。大歓声の中ゴングが鳴った。

「先手必勝」
いきなり氷室がストレッチプラムをしかけた。マッキー上戸をたじろがす。

そして今回はノエル白石が調子がいいのか暴れまわる。ニーリフト連発でラッキー内田もたじろぐ。そして・・・

「もう終わりにするの・・・」

不恰好だが、氷室を引き入れてのダブルインパクト。ラッキー内田頭からマットへ。これは返せなかった。
30分47秒、氷室紫月、ノエル白石組が新王者に。王者組は9度目の防衛に失敗。

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2008年4月24日 (木)

第396回 ウチの実力は・・・こんなもんやったんやな

23年目6月

SPZクライマックス予選会リーグ戦 後半

第5戦は福井大会。本大会出場枠4をめぐる争いは続く。
C斉藤(6点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 14.13)野村(0点)

ジェットスマッシュがズバッと決まった。21期生のコンバット斉藤、予選会突破の可能性はまだ十分残っている。

REKI(4点、裏拳からの片エビ固め 19.05)成瀬(1点)

まだ白星のない成瀬、REKIに懸命に食らいついていったが、スピードについていけない。押し込んだREKIが裏拳で2勝目ゲット。

R神威(10点、トムラウシからの片エビ固め14.11)F鏡(3点)

勝てば予選会突破のライラ。猛然と攻め込んでトムラウシで幕。無傷の5連勝で本大会出場を決めた。

「さァ、本大会で武藤のクソバカを再起不能においこんでやるよ!」

A中森(8点 27.10 ストレッチプラム)氷室(8点)

同じく勝てば予選会突破の氷室、しかし試合を有利に運んだのは20期生のイージス中森。関節の取り合いでも負けていない。ノーザンで追い込んで、なんとストレッチプラムで元SPZ王者の氷室からギブアップを奪った。場内ええええの声。

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第6戦金沢大会。
C斉藤(8点、飛燕脚からの片エビ固め 9.32)成瀬(1点)

コンバット斉藤、蹴りで成瀬をグロッキーに追い込んでトドメの飛燕脚。4勝目を挙げて本大会出場に大きく近づいた。

「のこりひとつ、絶対に勝ちます」

REKI(6点、農鳥からの片エビ固め 7.42)野村(0点)

REKI、危なげなく農鳥(高角度ミサイルキック)で3勝目ゲット。これで4つ目の椅子は明日のコンバット斉藤との直接対決か・・・

氷室(10点、サソリ固め 12.38)F鏡(3点)

氷室、危なげなく予選会突破を決めた。フレイア鏡とのせめぎ合いを制した。

A中森(10点、ストレッチプラム 28.57)R神威(10点)

なんとイージス中森、ライラ神威もストレッチプラムでギブアップを奪って予選会突破を決めた。
(筆者より:すみませんこの試合、観戦中に寝落ちしてしまいまして、目が覚めたらA中森が勝っていました・・・)

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第7戦は富山高岡大会。
成瀬(3点、脇固め15.44)野村(0点)

「ウチの実力は・・・こんなもんやったんやな」
15期生の成瀬唯、デビューして8年あまり、SPZクライマックスにはやっぱり今年も出られなかった。この日も後輩の野村つばさに攻め込まれる状態が続く。しかし成瀬唯、最後に逆転。
隙を突いて一瞬の脇固め。

「・・・ひあああっ!!」
野村つばさ、タップするしかなかった。

「あっはははははは、ま、当然かな・・・はぁ。」

成瀬唯ようやくリーグ戦初白星。野村つばさは全敗で予選会を終えた。

C斉藤(10点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 13.41)REKI(6点)

DF同士の対戦だが、勝ったほうが本大会出場権最後の1枠を手にする「お互い絶対に負けられない」戦い。

―REKIさんが飛び技を出す前に潰す。
どぼどぼとニーリフト攻め。コンバット斉藤が怖い。そして
ブンッ。
スピードと重さのある裏拳。これでREKIの動きが止まった。

「農鳥ッ!」
REKIが必殺ミサイルキックを放つも受けきったコンバット斉藤、2度目の裏拳で揺さぶって、

「一気に決める!」
ズバッと決まったジェットスマッシュ。これで本大会出場を決めた。

A中森(12点、逆片エビ固め10.46)F鏡(3点)

「うあああああっ!」
フレイア鏡が一瞬の隙をつかれて逆片エビに捉えられギブアップ。イージス中森、堂々の予選会1位通過。

R神威(12点、トムラウシからの片エビ固め 17.42)氷室(10点)

ライラ神威、先月の東西対抗同様に氷室を攻め込んでトムラウシで沈めて6勝目。リーグ戦2位通過を決めた。
この結果、予選会は1位通過 イージス中森、

             2位通過 ライラ神威、

             3位通過 氷室紫月、

             4位通過 コンバット斉藤が確定。

富山大会メインはSPZ選手権。地方で開催となるのも珍しい。王者武藤めぐみに対するは常連外人ローズ・ヒューイット。しかし今の武藤に死角は見あたらない。トップ外人だろうが容赦せず一方的に攻め込んで延髄2連発で終了。勝負タイム12分2秒、武藤めぐみ14度目の防衛に成功、吉田龍子の持つ連続防衛記録にあと1と迫った。シングルマッチの連勝記録も26に伸ばした。この女化け物だ。

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2008年4月23日 (水)

第395回 23年目6月 SPZクライマックス予選会リーグ

23年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会。
出場選手は以下の8名。
氷室紫月(16期・前回本大会6点)
ライラ神威(17期・前回本大会6点)
イージス中森(20期・前回本大会2点)
フレイア鏡(14期)

成瀬唯(15期)
REKI(20期)
コンバット斉藤(21期)
野村つばさ(18期)

なおフォクシー真帆は負傷が治らないため欠場。リーグ戦を行い上位4名が本大会に出場できる。
TWWAを新女にもってかれたため、ケンドー・カミスワが急遽帰国。とりあえず6月シリーズに帯同。

初戦山口大会、第1試合でケンドー・カミスワ対ナイトメア神威の一戦。ナイトメア、なんと凱旋帰国のはずのケンドーカミスワをタイガードライバーからのボディスラムで片付けて、これで二人目の先輩越え。

そして予選会リーグ戦。
F鏡(1点、時間切れ引き分け)成瀬(1点)

―本当に、本当に、最後のチャンスや。
まだSPZクライマックスに出たことのない成瀬。まず1勝を挙げたいところ。しかし今日の相手はそこそこ手ごわいフレイア鏡。団体最古参らしくじっくりとした関節技で絞り上げる。けっきょく両者決め手を欠き30分ドロー。

C斉藤(2点 ブレーンバスターからの片エビ固め13.34)A中森

先月の東西対抗の再戦が早くも組まれた。前回の反省からか、掌底でびしばし殴るコンバット斉藤。イージス中森がズルズルと押し込まれていく。
「はっ!」
けっこうハードな裏拳で脳を揺らして、そのあとブレーンバスターで幕。イージス中森いきなりの黒星発進。

R神威(2点、カムイエクウチカウシからのエビ固め 13.01)REKI

「あー、たりぃ。なんであたしが予選会なんかに出なくちゃなんねえんだよ」
ライラ、苦戦したもののタッグパートナーのREKIを退けた。

氷室(2点、ブレーンバスターからの片エビ固め 7.14)野村
このカードは氷室完勝。

第2戦島根くにびき大会。

C斉藤(4点、飛燕脚からの片エビ固め24.17)F鏡(1点)

昨年は関節地獄にはまってしまって痛い星を落としているコンバット斉藤、打撃と頭突きで追い込んでゆく。フレイア鏡も関節で攻めてゆくが、どうしても主導権が握れない。最後はスタミナの尽きた鏡を飛燕脚でけり倒して終了。

A中森(2点、ショルダータックルからの片エビ固め)REKI(0点)

昨日コンバット斉藤に負けてこれ以上負けられないA中森、タックルで積極的に攻めてゆく。最後も関節で痛めつけておいてからのショルダータックル。23分の激闘を制した。

R神威(4点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 8.11)野村(0点)

ライラ神威、野村を問題にせず2勝目。カムイエクウチカウシを野村がカウント2.9で返したのが見せ場だった。

氷室(4点、ダイビングプレスからの体固め 12.10)成瀬(1点)
古参同士の闘い。地味目なグラウンドの攻防が続いたが最後は氷室がダイビングプレス、ステップキック、ダイビングプレスとつないで成瀬を退けた。

3戦目は鳥取大会。
REKI(2点、新蛇抜 16.27)F鏡(1点)

REKIがリーグ戦初勝利。うるさいフレイア鏡を新蛇抜(変形フランケンシュタイナー)でしとめた。

A中森(4点、ドラゴンスリーパー21.29)野村(0点)

野村つばさ、よくねばったのだが・・・

R神威(6点、裏投げからの片エビ固め8.29)成瀬(1点)

成瀬唯、いいところなくライラの悪役さっぽうの前に敗北。

氷室(6点、ブレーンバスターからの片エビ固め 19.46)C斉藤(4点)

氷室危なげなく3連勝。さすがに試合の組み立ての技術が何枚も上。

第4戦神戸大会。
F鏡(3点、ストレッチプラム 20.35)野村(0点)

フレイア鏡もリーグ戦初白星。でもアイドルレスラー野村をしとめるのに20分・・・

A中森(6点、ノーザンライトSH 22.49)成瀬(1点)

関節技の応酬が続く。よくねばった成瀬だったが最後はイージス中森のノーザンに力尽きた。成瀬、3敗目を喫し本大会出場は絶望的に。

「あかん・・・・・」

R神威(8点 トムラウシからの片エビ固め 13.59)C斉藤(4点)

DF同士の対決はチームリーダーのライラが貫禄を見せて勝利。ライラ神威、このクラスの相手ならまだまだ楽勝、あっさり4連勝。

氷室(8点、スリーパーホールド)REKI(2点)

氷室もさすが元SPZ王者、危なげないファイトで4連勝。REKIをスリーパーで絞め落とした。

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2008年4月22日 (火)

第394回 武藤めぐみ25連勝!

23年目5月

ノエル白石が右手首負傷。同時に写真集のオファーが来たので受ける。かくてノエル白石ファースト写真集「ASAHI」が発売となった。不思議ちゃんキャラとなかなかの実力でSPZの人気スターが水着の写真集を出す。ファンの間では騒ぎになった。

14期生のフォクシー真帆、フレイア鏡がいずれも怪我で離脱。
5月シリーズ:クラッシュドーンシリーズが開幕。

第1戦高知大会第1試合で新人、ナイトメア神威のデビュー戦。対戦相手はベテランの成瀬唯。

「オラーー」
大先輩に対して物怖じしない。ドロップキック、頭突きで攻めてゆく。1ヶ月SPZ道場で鍛えただけあっていい動き。成瀬も攻めあぐねる状態が続いた。

「いてこましたる」
この展開にじれたのか、仕掛けたのは成瀬。10分経過のアナウンスと同時にすっと組み付いてドラゴンスリーパー。これはさすがに防ぎようがない。

「・・・うがっ、ギブアップだ・・」
11分18秒、ドラゴンスリーパーで成瀬唯の勝ち。

「動きはともかく力はあります。将来が楽しみですね」
リング下で見ていた井上霧子がひとこと。
なにしろあのライラ神威が発掘した新人レスラーである。将来が楽しみだ。

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ナイトメア神威、第4戦香川大会でシングル初白星。対戦相手がネタ常連外人のソフィア・リチャーズとはいえタイガードライバー、スクラップバスター2連発でたたきのめしてしまったのだから大した物。

「あたしより素質はある。後はあのコ次第。」
出番前のライラが一言。

第5戦岡山大会。
第1試合で連日のナイトメア神威対ソフィアリチャーズ。
―新人に連敗なんかしたら本国で物笑いの種になってしまう。絶対勝たないと・・・
ソフィア、ふだんのパフォーマンスを抑えてナイトメアと真剣にレスリング。タイガードライバー狙いもリバースで切り返す。ナイトメア、ブレーンバスターを狙うがこれも切り返す。しかし先にスタミナ切れを起こしたのはソフィア。さすがネタ外人。さっそくタイガードライバーでナイトメアがプロ2勝目をスコア。
「弱すぎだ!話にならねえ!」

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岡山大会はあばしりタッグ戦。ファントムローズ1号、ワイルドローズ2号に挑むのはDFのREKI,コンバット斉藤組。常連外人と悪役軍団の熱い闘いが繰り広げられた。
「マットを紅に染めてあげるわ!」
ファントムローズ1号がミサイルキック、ジャンピングニーと攻め込む。しかしコンバット斉藤の打撃がうなる。

「アウッツ・・・・・」
裏拳が顔面にモロに入った。覆面越しにも流血しているのが分かる。
「くっ、コノ・・・」
ファントムローズ1号、強引にブレンバスターで流れを変えようとしたが逆にコンバット斉藤が投げ返した。これでカウント3.DFがあばしり王者に輝いた。

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第6戦奈良大会、メインでSPZタッグ戦。今回の挑戦者は最強外人、ジェナ・メガライト&新鋭外人ハムル・シアター。
「んー、まあ、ハムルシアターは2回目の来日ですか。あまりでしゃばらずメガライトに託すぐらいでやれば勝機はあると思いますよ」

「私がこの試合を支配する。あんたは控えてナ」

メガライト、ラッキーマッキーの2人を向こうに回して大暴れ。マッキー上戸とはド迫力の投げあい殴り合いをやってのけた。
ハムル・シアターは打撃が得意のようで、後半試合がめまぐるしく動く中、ハイキックで内田を追い込む。しかしやはり最後はチームの差が出た。なんとか分断作戦を成功させたジューシーペア、マッキー上戸がハムル・シアターをステップキックで蹴っ飛ばして3カウント。それでも勝負タイム42分9秒の激戦に奈良のファンは沸いた。これでジューシーペアV8達成。このコンビはなかなか負けない。

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ナイトメア神威、勢いに乗って第7戦新潟大会では1期先輩のマーメイド千秋をタイガードライバーからの逆片エビ固めでギブアップを奪い初の先輩越え。

第7戦新潟大会メインはSPZ選手権。王者武藤めぐみに挑むのはラッキー内田。もう挑戦者ローテーションも3回り目。

「武藤選手は勝てない相手ではありません。関節さえ決まればどんな相手でもタップするわけですから。まあ先輩の意地を見せますよ」

しかし関節地獄に持ち込む前に武藤が大技ラッシュ。あっさり終わってしまった。勝負タイム19分35秒、王者が13度目の防衛に成功。シングルマッチの連勝も24に伸ばした。

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そして最終戦横スペ大会では恒例の東西対抗。今回は欠場者が3名出ているので、シングル6対6となった。

N神威(北海道)○-M千秋(鳥取)

―2日続けて新人に負けられない!

マーメイド千秋、懸命にブレーンバスターで応戦したがナイトメア神威のタイガードライバーに力尽きた。勝負タイム7分59秒。東軍がまず1勝。

C斉藤(三重)-A中森(徳島)○

コンバット斉藤も懸命に打撃で応戦したが、総合力に勝るイージス中森がストレッチプラムでギブアップを奪った。これで1勝1敗。

REKI(山梨)○-野村(愛媛)

9分53秒、REKIがアイドルレスラーを農鳥でさばいて東軍が2勝目。

武藤(静岡)○-M上戸(鳥取)

スター選手同士の黄金カードが東西対抗で実現。
「武藤さんよ、連勝をストップさせて精神的苦痛を味わわせてやるぜっ」
マッキー上戸ヘッドバット連打。しかし武藤、なんなく盛り返して、サソリ固めであっさりギブアップ勝ち。勝負タイム12分31秒、武藤めぐみシングル25連勝。東軍3勝目。

R神威(北海道)○-氷室(富山)
次期SPZ挑戦権のことを考えるとお互い負けられない。前の試合でM上戸がふがいない負け方をしただけに大チャンス到来。試合はライラ神威が氷室のドラゴンスリーパーに苦しんだもののカムイエクウチカウシ2連発で逆転勝利。これで東軍の勝利が確定。

L内田○(東京)-成瀬(大阪)
これはラッキー内田、完勝。12分12秒、DDTで成瀬の挑戦を退けた。これで今年の東西対抗は5対1で東軍の勝利。

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2008年4月21日 (月)

第393回 あたしが若かったら、やってみたい相手だね・・・

そして最終戦、新日本ドーム大会、旗揚げ22周年記念大会。

第1試合はネタ外人同士の対決。ジーナ・デュラム対ソフィア・リチャーズ。両者、実力はともかく、人気だけならSPZのアイドルレスラー以上のものがある。

「か、覚悟しなさいッ!」

ソフィア・リチャーズが頭突きを見舞うが

「う、うわーっ!」
ジーナ・デュラムがニーリフトでお返し。最後はお互いグロッキーとなったが、ジーナ・デュラムがフロントスープレックスからニーリフトとつないで勝利。

「私・・勝てましたー!」
この勝ったときの笑顔がたまらんというファン多数。

負けてしまったソフィア・リチャーズ、
「覚えてなさい、いつか仕返ししてやるんだからっ!」
このツンツンぶりがたまらんというファン多数。

続く第2試合、ドームに成瀬唯のテーマ曲「ミオクルカラ」が流れた。これだけでわアアアと歓声が。

人気者の成瀬唯(15期)が登場。今日は後輩の野村つばさ(18期)と組んで、パトリシア・ルイス、ジェニー・ビーチと対戦。

「いくでーー!」
小柄な身体ながら持ち前の負けん気でSPZの前座戦線を盛り上げてきた関西ファイター、成瀬唯もデビューして8年、ベテランの域に達している。

満場の成瀬コールを受けて気持ちよく闘う成瀬。しかし外人チームもそこそこの実力者なのでいい試合になった。

「いてこましたる!」
最後は力のこもったDDTでジェニー・ビーチを仕留めた。勝負タイム19分47秒。

続く第3試合、フレイア鏡(14期)対イージス中森(20期)のシングルマッチ。

「フレイア鏡デビュー9周年記念」

バックスクリーンにでかでかと字幕が。流れるテーマ曲は「リライト・マイ・ファイヤー」SPZの最大派閥だったジュエルローゼス最後のひとりが登場。

序盤はテクニカルな攻防を展開。団体最古参のフレイア鏡、レスリングの技術はしっかりしたものを持っているが、イージス中森もメガライトやローズといった世界の一流選手といい勝負を繰り広げている自信がある。関節技の応酬でも優位に立つ。ストレッチプラムを散々かけまくって痛めつける。

しかしフレイア鏡も
「しつこいと嫌われますわよ!」
ストレッチプラムでお返し。壮絶な痛めつけあい。試合は長期化した。

「くっ・・・・この!」
イージス中森の裏拳、しかしフレイア鏡、2.9で返す!

どどどどどどどどど

「まだ、わたくしは死にませんことよ・・・」
しかしイージス中森、もう一度裏拳。こんどは返せなかった・・・
勝負タイム30分0秒。ドロー寸前までフレイア鏡、よく粘ったのだが・・・
その試合が終わると休憩。

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休憩明け第4試合はREKI(20期),コンバット斉藤(21期)、マーメイド千秋(22期)の悪党3人が登場。珍しくかかったREKIのテーマ曲「二人の擲弾兵」。コンバット斉藤が「DF」の旗を振りながら入場。

対戦相手はジェシー・ビートン、ハムル・シアター、ミスティアマスクの新外国人3名。GWAやTWWAサイドが、「SPZマットはレベルが高い」と判断し、若手外国人選手を大挙送り込んできた。

「タアッ!」
ミスティアマスク、ただのネタ外人ではない、強烈なステップキックでREKIをたじろがせるが、次にでてきたのは新・怖いキックのおねえさんコンバット斉藤。
「ジェットスマッシュ!」

目にも留まらぬ速さの上段蹴りがヒット。(この呼び方は今野役員が付けた。)ぶっ倒れるミスティアマスク。これで3カウントが入った。

「11分30秒、ジェットスマッシュからの片エビ固めでREKI、コンバット斉藤、マーメイド千秋組の勝ち」

続く第5試合 「ウイリアムテル序曲」が流れて、オーロラビジョンにはでっかい字幕が。
「フォクシー真帆デビュー9周年記念試合」

団体最古参の14期生、フォクシー真帆が雄たけびを上げながらリングイン。マッキー上戸と組んでローズ・ヒューイット、ファントムローズ1号と対戦。のっけからマッキー上戸とローズ・ヒューイットがケンカファイトを展開。しかし先にブチキレたヒューイットお嬢様がバスターローズでマッキーを叩きつける。

これでフォクシー真帆が出てきて、案の定つかまってしまった。
ローズ・ヒューイット、シャイニングウィザード2連発、そのあとファントムローズ1号を呼び込んで、合体パワーボム。これでフォクシーを沈めた。勝負タイム13分5秒。

セミファイナル、「ウォンテッド」がかかるやものすごい歓声がががが。

「氷 室 紫 月 デビュー7周年記念試合」
SPZ16期の氷室紫月、闘志を表に出すことはあまりないが、レスリングの技術はしっかりしたものを持っており、魔性のスリーパーで絞め落とすといったえぐい勝ち方のできる名選手。ラッキー内田を落としてSPZ王者になったこともある。そしてルックスがいいのでラッキー内田と並ぶSPZ2枚看板である。この選手もついにデビュー7年を迎えた。

きょうは正パートナーのノエル白石(19期)とタッグを組んでシンディー・ウォン、キャシー・ウォンと対戦。シンディー・ウォンはTWWAで暴れまわっている中国人系キャラのアメリカ人レスラー。今回は一族?のキャシーを引き連れての来日。

しかしきょうはノエル白石が気合が入っていた。シンディー、キャシーの2人を向こうに回して持ち前のパワーで大立ち回り。そして最後に氷室が特別出演。

「はっ!」
合体パワーボムで新外国人のキャシーを沈めた。
「良かった・・・・」

勝負タイム15分28秒、氷室紫月がデビュー7周年を飾った。成瀬選手会長と吉田社長がリングに上がって記念品と金一封の贈呈。

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そしてメインイベント。SPZ選手権試合。

今回の挑戦者はジェナ・メガライト。武藤が一昨年に最後にシングルで負けた相手。
「かいせつの吉田さん。この試合どちらが有利でしょうか」

「んー、まあ、武藤が普段どおりの力を出せば勝てるでしょう、しかしメガライト選手は馬力がありますから、ひょっとしたらひょっとしますから期待しましょう」

しかし武藤、出だしからドロップキック、エルボーをすばやい動きで繰り出しメガライトに付け入る隙を与えない。そしてボディスラム、スクラップバスター。パワーでも負けていない。

「はっ!」
なんとバックドロップでメガライトを投げてみせる。

「やっぱアイツは天才だね・・・」

解説の吉田社長が頭を抱える。負けそうな気がしない。

「食らえ、そして潰れろ!」
メガライト、場外でベリートゥバックという手まで使ったが、武藤、まったく表情を変えずリングに戻ってノーザンライトで投げきった。これでカウント3.

「つ、強い!」
勝負タイム24分40秒、王者が12度目の防衛に成功。シングルマッチの連勝も23に伸ばした。

「あたしが若かったら、やってみたい相手だね・・・」
吉田龍子がぼそりと。

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2008年4月20日 (日)

第392回 ようやく旗揚げ22周年

23年目4月
SPZマッチメイク会議。フロント陣で構成するマッチメイク委員会も武藤めぐみの強さにはサジを投げていた。

「武藤ちゃん強いね。次の挑戦者どうしますか?」

現時点でのSPZベルト連続防衛回数の歴代ランキングは、

1位:吉田龍子(20代王者:15回)

2位:ビューティ市ヶ谷(43代王者:11回)

2位:武藤めぐみ(62代王者:11回)

4位:伊達遥(4代王者:10回)

5位:ハイブリッド南(28代王者:7回)

次の防衛戦で武藤めぐみが防衛すれば、連続防衛回数12回となり、市ヶ谷様を抜いて歴代単独トップに躍り出る。

「16期生全滅したから、とりあえず外人さんいっときますか?」
井上霧子が提案。

「そ、そうですね。やはりプロレスの定番は日本人VS外人ですよ」

今野役員も同調。

(ホント、誰か、あの武藤を止めてくれよ・・・)

自らの持つ金字塔・防衛記録15回に迫られる吉田社長がひとりごちる。しかし武藤めぐみは恐ろしく強い。なにしろジューシーペアが二人がかりで攻めてやっと互角なのである。

「じゃあメガライトさんにしますか」

「そうだね」

このあとプレスリリース、ホームページの更新、「SPZ旗揚げ22周年記念新日本ドーム興行」のポスター、プログラム作成と、毎月おなじみの特急進行。

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「北海道にレスラー志望の私の後輩がいますので、面接してやってください」

というライラ神威の紹介で今野役員と井上役員は新人スカウトに北海道へ飛んだ。

新千歳空港へランディング。南千歳から特急「スーパーおおぞら」で新得へ向かった。

「武藤めぐみをぶっ飛ばしてくれるいい新人だったらいいね」

「・・・そうですね」

帯広の近く、新得にいた高瀬真美という少女15歳。あのライラ神威とは地元のレスリング道場の後輩らしい。ドン引きヒールファイトでファンの非難を一身に浴びるライラ神威も、地元ではスター選手希望の星らしい。

「ライラ選手のような悪役をやりたいです」

「・・・・・・・・うっわー」

しかし腕は立ちそうだったので入門させた。のちにSPZマットを恐怖に陥れることになる悪役レスラー、ナイトメア神威である。とりあえず4月は道場に閉じ込めて上原コーチが基本動作をたたきこんだ。

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そして4月シリーズ「旗揚げ22周年 エッセンシャルシリーズ」開幕。

ラッキー内田が右足首負傷、ライラ神威が首の負傷で欠場。ドーム級の会場を回るBIGなシリーズだが、主力選手の2名欠場は痛い。苦しさ全開のカード編成となった。

第2戦札幌どさんこドーム大会、メインはGWA選手権。王者ローズ・ヒューイットに挑むのはSPZ20期のイージス中森。若手有望株に経験を積ませたいSPZと、日本人相手の防衛実績が欲しいGWAサイドの思惑が一致した。

「・・・はぁ、はぁ・・・・」
よく粘ったイージス中森だが、シャイニングウィザード、フェイスクラッシャーを立て続けに食らってしまい、場外へ逃げるが、

「ノガシマセン!!」
追撃されて場外STOを食らってしまう。

リングに戻って2発目のシャイニングウィザード。しかしこれもカウント2.9で返すイージス中森。懸命にコブラツイスト、ストレッチプラムで反撃。しかしー

「散レ!」

ローズヒューイット、2度目のシャイニングウィザードでカウント3が入った。これで王者が防衛に成功。勝負タイム54分12秒の熱戦だったが、王者のピンチは終盤の関節技攻勢くらいだった。

「今回も・・・勝てなかった。」

イロモノに見えるようで実力者のローズ・ヒューイット。この選手に勝てなければ武藤やL内田には勝てない。イージス中森はうなだれて花道を引揚げた。

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4戦目大阪なにわパワフルドーム大会、メインで組まれたのは武藤めぐみ対ノエル白石のノンタイトル戦。こうでもしないとドームクラスは満員にならない。

トップグループまであとちょっとのN白石、ベルトはかかっていないが絶対王者の武藤とシングルが組まれた。持ち前のパワーでよく攻めたN白石だったが、武藤の壁は厚く、だんだん盛り返されて、最後はムーンサルトで幕。勝負タイム21分24秒、武藤がシングルマッチの連勝を22に伸ばした。

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第6戦九州ドーム大会、メインはTWWA選手権。

王者ジェナ・メガライトに挑むのはSPZ20期のイージス中森。世界のトップ外人とそこそこの勝負が出来てかつ勝てる確率が低い選手となるとイージス中森くらいしかいない。

しかしメガライトの投げまくり攻勢に捕まってしまうイージス中森。懸命に応戦したイージス中森だが、場外で凶器攻撃を食らってしまい大流血。福岡のファンの悲鳴がこだまする。

「トドメダ」
デスバレーボムは何とかロープに逃れたが、続くエルボーで3カウント。24分13秒、王者が防衛に成功。リング上で倒れふすイージス中森、そしてメガライトはマイクアピール。

「次はムトウだ!あいつをマットに沈めてやる」
最終戦ドーム大会での武藤狩りを宣言。思えば武藤めぐみを最後にシングルで土をつけたのがメガライトだった。スープレックス攻勢がはまれば勝敗は分からない。

そして最終戦、新日本ドーム大会、旗揚げ22周年記念大会。

「SPZ22 A WILL 武藤めぐみ×ジェナ・メガライト」

(注目カードが多いので、ここで分けます。次回へ続く・・・)

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2008年4月19日 (土)

第391回 22年目3月 武藤めぐみV11

22年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。ノエル白石は負傷欠場。東北地方各地を回るシリーズ。

第7戦幕張コンベンションホール大会ではメインにSPZタッグ選手権が組まれた。王者ジューシーペアに挑むのは武藤めぐみ、イージス中森。前回同様イージス中森の頑張りが鍵となる一戦。

「いつまでも内田さん上戸さんにいい思いはさせません。2冠王になります」
武藤めぐみ、相変わらずの強気のコメント。

―私が捕まらなければ、必ず勝てる。

イージス中森も気迫の表情でリングイン。

ゴングが鳴るや、武藤めぐみラッシュ。ジューシーペアの2人をものともしない。エルボーの連打で内田を倒し、マッキー上戸にはスクラップバスターまで極める。途中イージス中森がL内田の関節攻撃に捕まりかけたが、振り切って武藤にタッチ。あとは武藤めぐみのワンマンショー。一方的に攻め込まれるマッキー上戸、大ピンチ。

しかしジューシーペアにも意地がある。

「タッグでは、負けられねえんだ、よ!」

マッキー上戸スプラッシュマウンテン!力任せにたたきつけた。武藤めぐみ危ない落ち方をした。

ワン、トゥ・・・・

カウント2.8で返す武藤。

「い、今だ・・・っ」

ここでラッキー内田が入ってきて追撃、合体パイルドライバー。これで武藤動けなくなった。イージス中森のカットは上戸に阻まれた。武藤めぐみ、まさかのフォール負け。

「・・・そんな・・・この私が」

武藤めぐみがフォールを許すなんていうのもいつ以来かわからない。勝負タイム48分53秒。王者組が7度目の防衛に成功。

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最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合で新人のマーメイド千秋がネタ外人ソフィア・リチャーズのバックドロップで勝利。地方会場では何回か勝っているが、大会場でのシングル白星は初めて。勝負タイム12分58秒。

「へへへへ、もっと強くなっていつかはメインで暴れてやる!」

さいたま大会セミファイナルはジューシーペア 対 ライラ神威、コンバット斉藤のDF(ダークフラクション)。

「一気に決める!」

コンバット斉藤の必殺ハイキック、ジェットスマッシュがクリーンヒット。

しかしマッキー上戸、
「それが、本気の蹴りかぁ~?」
バックドロップのお返し。コンバット斉藤、受け身はそんなにうまくないのであっさり動きが止まってしまう。こうなるとライラが前面に立たないといけないが、ジューシーペアの二人を向こうに回して闘うのは容易ではない。けっきょくラッキーキャプチャーにつかまって終了。勝負タイム13分0秒。

さいたま大会メインは武藤めぐみ対ローズ・ヒューイットのSPZ選手権。日本人選手の2巡目もダメで、今シリーズはメガライトが来日していないこともあって、消去法でローズ・ヒューイットが挑戦者に選ばれた。

しかしゴングが鳴るや武藤の横綱プロレス、一方的に攻めてあっという間に追い込み、反撃のバスターローズは「つきあい」で食らったものの、続くラリアットを脇固めで切り返して、ノーザンで投げて3カウント。武藤完勝V11。昨日のフォール負けのショックはなかった。やはりタイマンでは敵なしなのか。勝負タイム17分30秒。

「あと、4回で、社長の記録に並ぶ・・・・」

武藤めぐみ、あの吉田龍子の持つ防衛記録V15を射程圏内に捕らえた。

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筆者より、このサイトのアクセス件数が50000件を突破いたしました。つたなく他愛ないダラダラプレイ日記をごらん頂き、まことにありがとうございます。

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2008年4月18日 (金)

第390回 デイジー、アリス ファイナルバトル

22年目2月「ウインターバトルシリーズ」開幕。

豪華外人が多数参戦し、各地で激闘が繰り広げられた。
第6戦和歌山大会メインではあばしりタッグ選手権。王者フレイア鏡、REKIに挑むのはファントムローズ1号、ワイルドローズ2号。個性派ぞろいのタッグマッチ。

「ウフ、フフフフ・・・」
あいかわらず恍惚の表情で脇固めを極める鏡さん。しかしこれはタッグマッチだ。相手チームのカットに阻まれてしまう。
フレイア鏡、つまらない・・・といった表情を浮かべREKIにタッチ。
「では・・・」
REKI、ワイルドローズ2号と殴り合いを展開。先に仕掛けたのはワイルドローズ2号。

「これが究極のパワーよ!」
組み付いてDDT。これでREKIの動きがおかしくなった。DFの副将格ながら彼女がいまいち上に行けない理由はこのあたりにある。代わったフレイア鏡にも集中砲火。こうなっては王者チーム苦しい。
「マットをくれないに染めてあげるわ!」
見事なジャンプ力を生かしたファントムローズ1号のフェイスクラッシャーがズバリ。これでフレイア鏡が沈んだ。26分40秒、王座移動。王者組みは4度目の防衛に失敗した。

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あばしりタッグ選手権(60分1本勝負)

○ファントムローズ1号 ワイルドローズ2号(26分40秒、フェイスクラッシャーからの片エビ固め)フレイア鏡×、REKI

ローズ組が第34代王者となる

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第7戦、長野マウンテンウエーブ大会。メインはSPZタッグ戦。王者ジューシーペアに挑むのは強豪外人ジェナ・メガライト、シンディー・ウォン組。ジューシーペアも順調に防衛ロードを突き進んでいるので今回は外人チームを当てるマッチメイク。

―なんとかメガライトさんを引っ込ませないと。

メガライトを追い込むべく積極的に仕掛けていったが、マッキー上戸がメガライトの投げまくり攻勢につかまってしまい大ピンチ。ラッキー内田が関節技で応戦するがタッグマッチなのでことごとくパートナーがカット。しかしなんとか粘ってシンディー・ウォンの引きずり出しに成功。

ラッキー内田、ここでラッシュに出て、ブレーンバスターでシンディーから3カウント奪取。勝負タイム51分17秒の激戦。少し危なかったものの王者組が6度目の防衛に成功。

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そして最終戦は横スペ大会。SPZが本拠地横スペでSPZ選手権をやるのは年1回、2月興行のときだけである。

第1試合はマーメイド千秋対ジーナ・デュラム。

「来いオラあ!」

すっかりヒールが様になってきたマーメイド千秋がジーナを攻めこむ。しかし、

「ど、どうなっても知りませんからね・・・」

ジーナ・デュラム、組み付いてのエルボー。これが入ってしまって、マーメイド千秋ばったり倒れてしまい3カウント。勝負タイム7分41秒。

第2試合はフレイア鏡 対 野村つばさ。アイドルレスラー対関節技大好き残虐レスラー。試合は案の定フレイア鏡の脇固めで野村が悲鳴をあげまくるフレイアワールドが展開された。
「きゃああああああ」
一方的な展開。戦意のなくなった野村をパイルドライバーであっさり退けた。勝負タイム10分43秒。

第3試合は6人タッグマッチ。成瀬唯、フォクシー真帆、イージス中森対シンディー・ウォン、ワイルドローズ2号、ソフィア・リチャーズ。いかにもカード編成で余ったもの同士をムリヤリ6人タッグにした感のあるカード。それでも試合は6人の持ち味が発揮されたので盛り上がった。

「もうあきらめろ」
最後はようやくフォクシー&成瀬の連携技、合体パワーボムが決まり、ワイルドローズ2号を仕留めた。20分53秒の激闘。

休憩明け第4試合はノエル白石、氷室紫月のネイチャーコンビ登場。ジェナ・メガライト、パトリシア・ルイス組と対戦。メガライトが終始パワーで押し、最後は合体技ダブルインパクト発動。パトリシア・ルイスが氷室から3カウント奪取。勝負タイム29分58秒。今回の興行は好勝負が多い。

そして第5試合、入場前にお決まりのアナウンスが流れた。

次の試合に登場するアリス・スミルノフ選手はこの試合が最後の日本でのファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします!」

「ウラーーーー!」
いつものようにチェーンをぶんぶん振り回しながら入場するアリス。EWAの猛者だ。
対戦相手はDFの若武者・コンバット斉藤。

なんと一方的にコンバット斉藤が殴りかかる展開。掌底、ニーリフトに防戦一方。場内はアリスコールに包まれた。年季の入ったヒールは人気も高いのである。

「アリスーー!!」

しかしアリスも粘りを見せ、バックドロップ、パイルドライバー、バックドロップで猛反撃。そのあと得意の場外戦に引きずり込む。

「オラアアアアア!」
場外パイルドライバー。しかしコンバット斉藤は耐え切って逆に場外フロントスープレックスのお返し。いい流れのままリングに戻って、組み付いてパワースラム一閃。これで常連外人のアリスから3カウント奪取。やはり序盤に一方的に殴られていてペースをつかみ損ねたのがアリスの敗因か。勝負タイム13分37秒。
セレモニーのため今野取締役が金一封と記念品を持ってリングに上がったが、

「URRRRRR!」
がしゃん。
アリス・スミルノフ、荒れ狂いながらフェンスを蹴って、チェーンをぶん回し控室へ去っていった。敗北が納得いかないらしい。最後の最後までヒール外人の顔をしたままリングを去った。

続く第6試合、

次の試合に登場するデイジー・クライ選手はこの試合が最後の日本でのファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします!」

元SPZタッグ王者で怖いキックのおねえさん、デイジー・クライもこれが最後のファイト。猛烈な蹴りでSPZの面々を恐怖に陥れた名選手。3月に本国オランダで盛大に引退興行をやるらしいので今回が最後の来日。

「オラ!」
対戦相手のREKIを鋭いキックで追い込んでゆく。
「くらえ!」
強烈な裏拳。これでREKIはもうフラフラ。続くネックブリーカーは何とかかウント2.9で返す。しかしREKIも最後の力を振り絞ってコーナーに登り、

「農鳥」
急角度ミサイルキック。大きく吹っ飛ぶデイジー。

「AAAAAAAAA!」
デイジーも本気になって最後