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2008年9月12日 (金)

蔵出し原稿2・プロレス観戦1992年8月

筆者より 今日も終電コースでお仕事、したがってリプレイできず。

場もたせ用の書き下ろしの原稿どころではなく、しかたがないので

蔵出し原稿シリーズ第2弾。

私が2回目に見たプロレス興行・・・

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92年8月22日 日本武道館 全日本プロレス興行
92サマーアクションシリーズ2

2回目のプロレス観戦はその年の8月の武道館であった。やはり当時の全日本人気は凄まじかったこともあり、チケットは6月の武道館興行の際の先行発売で入手した。今回は1階の5,000円の指定席。夏の夕方、また私は九段下の駅に降り立った。

第1試合 百田光雄、リチャード・スリンガー 対 マイティ井上、井上雅央

いつものように6時半、リングアナの試合順発表後、最初の試合は百田組対井上組のタッグマッチ。内容はあまり良く覚えていないが、百田とマイティ井上のベテラン同士の攻防、リチャードのキックなどが見ごたえがあった。最後は百田がうまく井上雅を丸め込んで勝利。

第2試合 小川良成 対 トミー・エンジェル

小川が「Never Give Me Up!」で入場。対するエンジェルは今回が初来日のごつい体の外人。試合は一方的にエンジェルが小川を痛めつけ、またも小川が短時間で負けるのかと思われる展開だったが、5分過ぎ、一瞬のスキをついた小川がエンジェルを回転エビ固めでクルリと丸め込んで勝利。この鮮やかな逆転劇に納得の行かないエンジェルは試合後小川にラリアットを一閃してウサを晴らして退場した。勝っても痛々しく引き揚げる小川にも拍手が送られた。

第3試合 渕正信、永源遥、大熊元司 対 ジャイアント馬場、ラッシャー木村、浅子覚

休憩前の試合は恒例のファミリー軍団対悪役商会の因縁対決。試合内容は保証書付き。今回はファミリー軍団の準構成員のマイティ井上や百田が第1試合に登場したため、ファミリー軍団の3人目には若手の浅子覚が抜擢された。そこを付狙って浅子に殴る蹴る、せこい反則を繰り出す悪役商会。木村が救出に入るが逆に渕の顔面げりを食ってしまう。コーナーにはりつけにされた木村・浅子を救出する馬場のしぐさに笑いが起こる。

このほかにも永源のツバ攻撃、大熊のハナバット(鼻をめがけての頭突き、効果大)など持ちネタが展開され会場は笑いに包まれる。15分を過ぎたところで浅子が捕まってしまい、それまで大技を出さなかった渕がジュニア王者の本領を垣間見せ、強烈なパイルドライバーを浅子に見舞った。馬場や木村がカットに入るのを阻止するため立ちふさがる永源と大熊、これは何とかカウント2で浅子が返したものの、とどめのバックドロップで勝負あり。

試合後は木村のマイク。

「渕!この間巡業で伊勢に行った時、伊勢神宮にお参りをしたよな、何のお祈りをしたかはわかっているぞ!(館内爆笑:注、渕は当時38歳で独身であり、木村の「嫁もらえ」のマイク攻撃にさらされていた)でもな、そういうことは大事だから、これからも続けなさい(館内爆笑)」

試合には勝った渕だが、またしても木村のマイク攻撃の餌食になってしまった。

第4試合 ダニー・クロファット、ダグ・ファーナス 対 パトリオット、ジャッキー・フルトン

休憩明けの第4試合は、タッグ屋の前アジアタッグ王者、カンナムエキスプレス。対するは新外人の星条旗の覆面レスラー、パトリオットと金髪イケメン外人のジャッキー・フルトン。

パトリオットは将来を期待されている大型外人レスラーであり、持ち前のパワーでカンナムの二人を蹴散らして行くが、チームワーク抜群のカンナムがうまく分断に成功し、ジャッキーを孤立させた所でクロファットがタイガードライバーで仕留め、カンナムに勝利をもたらした。これは見ごたえ充分の外人タッグマッチであった。

第5試合 小橋健太、菊地毅 対 ボビー・フルトン、トミー・ロジャース

アジアタッグ王者の小橋・菊地がフルトン(前の試合に出たジャッキーの兄)・ロジャース「ファンタスティックス」をむかえうつ一戦。試合はお互いが持ち味を出す好勝負になったが、連係攻撃を得意とするファンタスティックスが菊地に狙いを定め追いこむが、菊地がそれを受けきって小橋にスイッチ。こうなると連係技しかないファンタスティックスはは苦しい。分断したあと、ムーンサルトプレスで小橋組が勝利した。

第6試合 川田利明 対 ダニー・スパイビー

スパイビーは203cm、127kgの大型外人で、ハンセンのパートナーを務めて世界タッグ王者になった事もあるが、ヒザの怪我を抱え、パワーに頼る大味なファイトスタイルもあってか、ハンセンのパートナーの座をエースに奪われ、落ち目の大型外人であった。しかし人気は根強いものがあった。対する川田は田上との三冠挑戦者決定戦が控えていることもあって負けられない試合。

試合はスパイビーが奮起し、巨体のパワーを利して川田を攻めたて、パワーボムや場外でのスパイビースパイクで優位に立ったが、川田もキックなどで盛り返し、15分過ぎにストレッチプラム(飛龍裸締め式アバラ折り)で勝負に出た。館内に沸き起こる声援と「スパイビー」のコール。スパイビーが何とかしのいで、ロープへ逃げた。しかしここで川田が奥の手、三沢の得意技でもあるフェースロックを繰り出した。思いもよらぬ決め技にスパイビーはギブアップ。会場に流れる川田の哀調あるテーマ「Holy War」。勝ち名乗りを受ける川田。がっくりと肩を落とし一人花道を引き上げるスパイビー。このシーンは胸を打った。

セミファイナル テリー・ゴディ、スティーブ・ウイリアムス 対 ジャンボ鶴田、田上明

3月の武道館と同一カード。あの時と違い世界タッグのタイトルは賭けられていない。でも3月の復讐に燃えるゴディとウイリアムス。対する鶴田組は鶴田が足首の故障で1シリーズ欠場明けで本調子でない。ゴディ組が「勇士の叫び」の大合唱に迎えられて入場。鶴田組も「J」の「ツルタ・オー」の大合唱で入場。大一番の雰囲気の中鶴田が黒いジャンパーを脱いだ時、鶴田の体が一回り痩せて小さくなっていたのに会場からはどよめきが、

髪をわざとスポーツ刈りに短くして、痩せたイメージを隠そうとしていたが、痩せた事を見ぬいたファンが多かった

(後日明らかになったが、足首の故障は口実で、実は後年彼の命を奪った肝炎の治療で入院していたために痩せたのであった)

試合はゴディ・ウイリアムスの連係攻撃を鶴田・田上が真っ向から受ける好勝負になったが、20分が経過した所でリング下に田上とウイリアムスが落ち、リング上は鶴田とゴディが残った。ゴディの攻撃を受け鶴田がダウン。そのあとゴディが得意技、パワーボムを一撃!でも観衆は「あの怪物・鶴田がパワーボム一発で負けることはないだろう、はね返して試合はまだまだ続くだろう」と思っていた。が、鶴田は返せなかった。試合終了。

「えええ!」と驚く観衆。やられたと頭を押さえて座りこむ鶴田。「どうだ見たか、やっぱり俺たちがNo1なんだぜ」とばかりに勝利をアピールしつつ引き上げるゴディ組。もしこの勝負に世界タッグのベルトがかかっていたらタイトル移動になっていたところだ。このあと鶴田は10月のシリーズ後、肝炎に冒されて第一線からのリタイヤを余儀なくされ、99年には引退、そして00年には手術中の大量出血で帰らぬ人となってしまう。

メインイベント 三冠ヘビー級選手権 三沢光晴(挑戦者)対 スタン・ハンセン(王者)

鶴田フォール負けの余韻を引きずりながらメインの三冠戦が始まった。王者ハンセンは1月に鶴田からタイトル奪取後、3月三沢、6月川田、7月田上と日本人チャレンジャーを次々撃破し、今回三沢の再挑戦となった。三沢は「今回駄目だったら1年間は挑戦しない」と公言し、自ら追いこんでハンセンと対峙した。

試合はハンセン独特の「重量感あり、かつブレーキの壊れたダンプカーと評された勢いあり」の攻撃で三沢を攻め込んで行く、が三沢もエルボーやキックで反撃する。三沢のフェースロックで三沢に流れが傾いたが、ハンセンも前シリーズ三沢が負傷した肩を狙って反撃する。

20分過ぎ、ハンセンが三沢に珍しくしつこく腕ひしぎ逆十字をかけ続け、館内からは悲鳴が沸き起こる。ロープブレイク後、両者ダウンのあとフラフラと立ちあがった所へ三沢が渾身のエルボーを叩きこみ、そのままフォール勝ちを奪った。三沢の初戴冠に館内は大盛り上がり。ハンセンが勝ちを急ぐあまり三沢の肩にこだわり過ぎたのが敗因と思われた。館内にはスパルタンXが流れ続けていた。

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