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2008年9月 8日 (月)

第500回 札幌に消ゆ

26年目12月スノーエンジェルシリーズ

第4戦九州ドーム大会、メインはSPZ選手権。先月のタッグリーグを全勝で制したナイトメア神威、REKI組に対するは故障明けのSPZ本隊ノエル白石、イージス中森。

「ナイトメア神威とREKIはタッグチームとしてのバランスがいいんですよ」

吉田龍子社長が解説。

「やっぱりタッグチームの理想形はどこからでも勝てることだと思います、昔の殺人魚雷コンビみたく」

「そうですね」
実況は大日本テレビの伊藤啓アナ。若手だが流れるような話しぶりが好評で森アナの後任となった。

「となるとナイトメア神威の暴走狂乱ファイトはすごいですし、REKIは実力的には一歩落ちますが農鳥というウイニングショットを持ってますからね、」

放送席で吉田龍子が解説しているうちに試合が動き出した。

「UAAAAAAAAA」

「・・・・・・・・・・・っ」
ナイトメア神威が強引にパワーボムを狙ったがノエル白石がリバースで返す。この人は力があるのでこうした芸当はたやすい。

これで全身を強く打ったナイトメア神威、REKIにタッチした。REKIも何とか動き回り新蛇抜をねらうが、

んっと・・・
ノエル白石、パワーボムで切り返す。何たる身体能力。これで全身を強く打ったREKI,、そして・・
「お客さんが必殺技やれって・・・」
ノエル白石STO、動けなくなったREKI、しかしナイトメア神威がカット。お互い決め切れないまま長期戦になった。

最後はタイムアップ間近、4人が入り乱れる乱戦。これはこれで面白い。ノエル白石がREKIを場外乱闘に連れ出す。そして残り20秒の時点でイージス中森がふらつくナイトメア神威をストレッチプラムに捕らえた。

「あーっと、ここでストレッチプラーム、ストレッチプラーム、ナイトメア神威抜けられるか、時間はどうだどうだ、場外ではREKIがつかまっている、どうだ、どうだ、どうだ、アーダメだー、ナイトメア神威タップしたー」

勝負タイム60分0秒。4選手の死闘が終わった。場内に轟くSPZコール。本隊チームがタッグベルトを奪還した。

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SPZ世界タッグ選手権

ノエル白石、○イージス中森(60分0秒、ストレッチプラム)ナイトメア神威×、REKI

王者組が4度目の防衛に失敗、ノエル白石、A中森組が56代王者となる

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シリーズ第7戦は札幌どさんこドーム大会。

第2試合で野村つばさ対斉藤彰子、

26期生の斉藤彰子、まだまだシングルマッチでは全然ダメで、アイドルレスラー野村つばさに一方的に攻められて8分44秒、ボディスラムでフォール負け。

どさんこドーム大会メインはあばしりタッグ戦。

王者ライラ神威(17期)、ハリケーン神田(25期)に対するはハムルシアター、ジェシービートン組。いつものようにハリケーン神田がベルトを1本だけ巻いて入場・・・と思いきや、

(ライラ神威が持っていたベルトはネットオークションで売却したらしい)

ライラ神威がなんとダンボール製のベルトを肩にかけて入場。ごていねいにアルミホイルまで貼って「あばしり」とヘタウマな字で書いてある。ドームのファンは爆笑。

「あの、クソ、バカ・・・」

吉田社長が本部席で怒りまくる。タイトルマッチを愚弄するとは何事だ。

「えー、この試合は、横浜市戸塚区のメイド喫茶『あばしり』が認定するタッグ選手権試合であることを認定する、喫茶あばしり店長、鈴波かすり」

わざわざ札幌まで来てもらった喫茶あばしり・鈴波店長による認定証の朗読のあとチャンピオンベルトの返還。なんとライラはそのままダンボールベルトを鈴波店長に渡した。

「ども~、がんばってね~」

天然ボケなのか事前に話ができてたのか鈴波店長、ダンボールベルトをそのまま受け取ってしまう!これでダンボールベルトがベルト管理者に認定されてしまった。頭を抱えて本部席に突っ伏す吉田社長。

―あたし、もう社長辞めたい・・・

試合が始まるやライラ神威とハムルがものすごい殴り合いを演じた、札幌のファンはヒートアップ。

ー多分これが最後の地元、壊れてもいい、とことんやる・・・

「ウルアアアアア!!」

17期生のライラ神威、痛む腰でカムイエクウチカウシ、ハムルシアターをたたきつけた。もうデビュー9年半なのに破天荒なファイトスタイルは変わらない。

往年の迫力はなく形は崩れているものの札幌のファンは大歓声。しかしハムルシアター、カウント2で返して、裏拳で反撃、

「くっ・・・・」

頭がクラっとしたライラ神威、ここでH神田にタッチ。外人組もJビートンにスイッチ。

しかしここでJビートンが意地をを見せた。

「揺るげマット、揺るげ、観客!」

H神田に組み付いてノーザン2連発。これでハリケーン神田は3カウントを喫した。ライラ神威のカットは阻まれた。勝負タイム36分26秒、王座移動。

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あばしりタッグ選手権試合(60分1本勝負)

ハムル・シアター、○ジェシービートン(35分26秒、ノーザンライトスープレックスホールド)ライラ神威、ハリケーン神田×

第43代王者が3度目の防衛に失敗、ハムル組が44代王者となる

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「はい、お疲れー」

鈴波店長、さすがに正規のベルトを1本、外人チームに手渡す。新王者の2人が並んで1本のベルトを掲げた。このあとあばしりタッグのベルトはもう1本制作されることになった・・・
「コノクソボケ!北海道はアタシの地元なんだぞ、恥かかせやがって、」

試合が終わるやライラ神威はダウンしたままのH神田に蹴りを入れたあと、暴れながら退場。

本部席にはダンボール製ベルトが転がっていた・・・

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