第539回 華麗な椅子取りゲーム(下)
28年目6月シリーズ
SPZクライマックス予選会、華麗なイス取りゲームは続く。
第7戦は長野大会。
斉藤彰(2点、スクラップバスターからの片エビ固め15.18)霧島(6点)
「ウオーッ!」
勝てば予選会通過の望みもある霧島が初っ端からスパート。ボディスラム連発で先制。しかし斉藤もなんとしても予選会で1勝したいので懸命の反撃。
ー、これ以上、負け続けるわけには、いかないんだ!!
「はいっ!」
裏拳がモロにヒット。これでぐらついた霧島、そこへ飛燕脚。これはまともに入った。霧島フラフラ。それでもタックル、ラリアットで反撃。斉藤をカウント2.8まで追い込む。が、身体に力が入らないのか大技が出せない。
最後は、両者息が上がった状況で、斉藤彰子、スクラップバスターを決めてカウント3奪取。斉藤彰子、ようやく遅まきながら初白星。
「ちく・・・しょう!」
霧島レイラ、逃した魚は大きかった。明日は今シリーズ調子のいいマイティ祐希子戦なので、ここは勝っておきたかった・・・
M祐希子(12点、ダイビングプレスからの片エビ固め 10.58)S小縞(0点)
マイティ祐希子まったく危なげなく勝利。先輩方の星のつぶしあいを横目に堂々の6連勝。あっさりと本大会出場権をいち早く手にした。
・・・・なんなのこの娘。
吉田社長も放送席で唸る。
あの武藤めぐみもデビュー2年目でSクラ出場を決めたときはえらい苦労をしたというのに・・・
八島(10点、ドロップキックからの片エビ固め 14.47)M千秋(6点)
2敗同士の直接対決。八島は昨年からM千秋戦は分がいいので積極的に攻める。
「オラァアアアア」
パワーボムで足腰立たなくさせておいてドロップキックでトドメ。これで10点。八島も本大会出場を決めた。
敗れたM千秋、3勝3敗の五分となり、千秋楽のS千春戦に勝ち越しをかける・・・
H神田(8点、掌底からの片エビ固め 30.0)S千春(4点)
既に3敗を喫しており、もうあとがないS千春。明日は八島戦なので確実に勝っておきたいH神田。この試合も両者の意地がぶつかり合った。
「はっ」
試合はハリケーン神田が意外にもスリーパーホールドをしつこくかけ続けて優位に立つ。じわじわとスタミナを奪う作戦に出たか。
「シュッ!」
ある程度弱らせて置いてのステップキック。そして勝負どころと見るやゴッドハンドを叩き込む。ハリケーン神田、試合運びも巧くなってきた。
「ぐはっ・・・・・・」
ゴッドハンドで大ダメージを受けたS千春、延髄で反撃したが後が続かず、掌底に力尽きた。30分の大熱戦だった。これでセイレーン千春も脱落。これで予選会通過のイスはのこり2、これをハリケーン神田、マーメイド千秋、霧島レイラの3人で争う展開。
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そして最終戦、さいたまドーム大会。
注目のカードが勢ぞろいなので超満員札止め。
第1試合でまた新人同士の対決。中江がラリアットで藤原和美をしとめた。
第2試合は外人同士のタッグマッチ。
そして第3試合から予選会最後の4試合。
M祐希子(14点、ショルダータックルからの片エビ固め 11.22)霧島(6点)
「可能性はゼロじゃあない、すべてをぶつける」
霧島レイラ、飛ぶ鳥を落とす勢いのマイティ祐希子にぶつかっていったが、役者が違う。あっという間に2倍返し。ダイビングプレスでペースを持っていかれ、あとはそのままズルズルと。最後はスタミナの尽きた霧島レイラをマイティ祐希子がショルダータックルで仕留めた。
マイティ祐希子、堂々の予選会7連勝。しかもまったく危なげなかった。このぶんだと本大会もかなりの暴れっぷりが期待できそうだ。
この瞬間、すでに4勝(8点)を挙げているハリケーン神田の予選会通過が最終戦を待たずして決定。霧島レイラ3勝どまり、悪役姉妹対決の結果に一縷の望みを託す・・・
斉藤彰(4点、飛燕脚からの片エビ固め 12.53)S小縞(0点)
全敗は避けたいスカーレット小縞、ヘッドバットで懸命に攻める。しかし斉藤もジェットスマッシュで形勢逆転に成功。そのまま飛燕脚を決めて2勝目を挙げた。
「うわっちゃ・・・・全敗か・・・・」
スカーレット小縞、予選会は全敗に終わった。
M千秋(8点、STF,12.44)S千春(4点)
この一戦に勝つか引き分けで予選会突破のマーメイド千秋、(負ければ6点で千秋、千春、霧島が並ぶが直接対決の結果で霧島が通過となる・・・)姉妹対決だが落ち着いて攻める。
なにぶん姉のふがいなさは一番良く知っている。あっさりセイレーン千春を追い込んで、バックドロップで大ダメージを与えてからSTF,これでギブアップを奪った。これでマーメイド千秋も予選会通過を決めた。
「ふはははははは、Perfect Dark FractionでSクラを真っ黒に染めてやるぜえ!」
H神田(10点、ヘッドバットからの片エビ固め 25.0)八島(10点)
既に予選会通過を決めている両者の対戦。力のこもったいい勝負となったが、ハリケーン神田がゴッドハンドで優位に立ち、ストレッチプラムでぐったりさせてから、トドメのヘッドバット。これで八島を沈め、25分に及ぶ激戦を制した。
この結果、予選会は1位通過マイティ祐希子、2位通過ハリケーン神田 3位通過八島静香 4位通過マーメイド千秋となった。
セミファイナルはタッグマッチ、ナイトメア神威、REKI対ジェーン・メガライト、ブルックウォン。ナイトメア神威が裏投げでジェーンをしとめた。勝負タイム19分0秒、
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そしてメインはSPZ世界戦。王者コンバット斉藤に対するはケンドー・カミスワ。コンバット斉藤、昨年10月にカミスワの腕ひしぎにまさかのギブアップ負けを喫して王座転落しているので今回が復讐戦。
「一振りにかけます。それでダメなら仕方ないです。」
ケンドーカミスワ、いつものように上諏訪温泉の割引券をばら撒きながら入場。
「せいやっ!」
コンバット斉藤、パワーも打撃も圧倒的に上を行く。軽々と持ち上げてボディスラム、起き上がってきたところをヘッドバット。カミスワ、やられながらも隙をうかがうが、
ニーリフトがモロに入る。
「がはっ・・・・」
そして裏投げ2連発。これで試合は終わった。18分15秒、今回はコンバット斉藤が完勝をおさめ、5度目の防衛に成功。
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