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2009年1月12日 (月)

第585回 you gave me a smile・・・

30年目4月 イージス中森ご声援ありがとうシリーズ

最終戦は新日本ドーム大会。

「イージス中森最終試合」

の大看板が掲げられた。玄人好みのファイトスタイルながら、息の長い活躍を見せて、武藤めぐみ、マイティ祐希子のパートナーを務めるなどタッグ戦線では非常に活躍した。第5代SPZ選手会長として選手のまとめ役としても貢献した。

第1試合でセイレーン千春対ファントムローズ2号(初来日)

初来日のファントムローズ2号、空中戦を主体とした派手なプロレスを見せファンの歓声を浴びる。最後はボディスラムでセイレーン千春から3カウントを奪った。勝負タイム14分19秒。

第2試合はスカ小、サキュバス真鍋対ジェシービートン、アネットデュラムのタッグマッチ。スカ小がいつものように先輩風を吹かせたのか張り切ってファイト。ある程度弱らせてから

「ちょっとお願いね」

サキュバス真鍋につなぐ。しかしアネットもそれなりの実力者、ローリングソバットで動きを止めてサンドイッチラリアット。たちまちサキュバス真鍋大ピンチ。

「う、わーーーっ」

なんとか戻ってスカ小につなぐ。あとはスカ小がアネットをジャンピングニーで料理した。サキュバス真鍋、ドームでも勝利。

第3試合は中江里奈対藤原和美。昨日あばしりタッグをとったばかりの28期二人がシングルマッチで対決。同期で実力も同程度なのでお互い負けられない。

しかしこの二人の直接対決の場合相性がいいのは力任せに攻めてくる中江のほう。今回も藤原の動きを止めて

「こっちからいくよっ」

パワーボム一閃。これでカウント3.勝負タイム13分55秒。その試合が終わると休憩。

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休憩明けの試合は霧島レイラ七番勝負最終戦、相手はPDFのマーメイド千秋。過去何回か勝っているので落ち着いてファイト。パワーで圧倒し最後はスプラッシュマウンテンで幕。勝負タイム11分39秒。これで七番勝負は5勝2敗。

そして・・・

「次の試合に登場する、イージス中森選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様一層のご声援をお願いいたします!」

まず「ラ・フォリア」がかかり、デビュー2年目のRIKKAが入場。そして

「you gave me a smile・・・」

「you give・・・」がかかり、ものすごい歓声が。

SPZにはいって丸10年、精一杯戦い抜いてきたイージス中森、歴代最長距離を駆け抜けたレスラーがきょう、リングシューズを脱ぐ。

イージス中森、感慨ぶかげな面持ちで長い花道をリングへ。

コールを受けるやものすごい量の紙テープ。

そのあとゴング。

組みあう、するするするっとスリーパーへ移行。このあたりがうまい。そして逆片エビ、ランニングタックル。一つ一つの技を的確に、確かめるように繰り出す。

「ふっ」

エルボーもきっちり当てる。しかしRIKKAも掌底で応戦。懸命に受けるイージス中森。

10分過ぎ、RIKKAの動きが鈍ってきた。そこを野がs図イージス中森、スクラップバスターで叩きつける。地味な技だがこの人はお手本のようにきっちり決める。
「ウウウ・・・」

これでRIKKAの動きが止まった。

イージス中森、ダウンしたままのRIKKAを引きずり起こして組み付いて、

「せいっ!」

みごとなノーザンライトスープレックス。その後のブリッジも完璧。

ワン、トゥ、スリー!!
「11分50秒、ノーザンライトスープレックスホールドでイージス中森の勝ち」

動けないなりに試合を作ってきっちりクローズするあたりはさすがとしかいいようがない。このあと選手全員がリングに上がってイージス中森を胴上げ、新選手会長のハリケーン神田が花束を渡した。

イージス中森、この日2度目の「you give・・・」が流れる中、笑顔で引き揚げた。

「ハァ、ハァ・・・・勝てて終われてよかったです。まあ最後は大きい会場なんで、寝技より立ち技のほうがいいかなって、ははっ」

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セミファイナルは「コンバット斉藤デビュー9周年記念試合」

妹の斉藤彰子と組んで、ロゼ様、ワイルドローズ1号と対戦。

「はぁぁっ」

コンバット斉藤、さすがの蹴りでファントムローズ1号をまずつぶす。そのあと残ったロゼの相手。この選手は強豪なので斉藤彰子と入れ替わり立ち代り攻めてスタミナ切れを待つ。

―彰子も、まあ強くなったな・・・

少し前は自分が出ずっぱりだったのだが、今はこうしてコーナーで見ていられる。

ロゼを蹴り倒し、出てきたワイルドローズ1号にも裏拳ブーン。レスリングへの対応はともかく、打撃技なら並んだかもしれない。

「姉さん!!」
コンバット斉藤を呼び入れる彰子、何をやるかは目でわかる。
ロゼの頭をつかんで威力を倍加、
合体パワーボム。

これでロゼヒューイット悶絶、12分11秒、斉藤姉妹が完勝。コンバット斉藤も動きはかなり落ちているのだが、タッグのときは妹の彰子がカバーしてくれるのであまり粗が目立たない。

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メインイベントSPZ戦、王者マイティ祐希子に挑むのは22期生のケンドー・カミスワ。もうM祐希子とまともに渡り合える人材が払底している。

(評価の差が300未満がN神威、カミスワ、C斉藤しかおらずうち2人は落ち目)

「Disintegration」がかかり、マイティ祐希子が入場。もう堂々たるSPZのエース。ゴングが鳴るやいつものハイスパートレスリングで追い込む。

カミスワ、懸命に耐えて関節一発を狙うも、M祐希子その辺は分かっていてロープを背にして闘う。
あっという間に追い込んで、
「これでどうだ!」

マイティ祐希子のつぶし技、ニーリフト乱打。衝撃でカミスワの身体が浮き上がってしまう。
「うううっ・・・」
足をばたつかせてもがき苦しむカミスワ。そこへ走りこんで豪快なラリアット!これで3カウント奪取。勝負タイム17分42秒。王者が2度目の防衛に成功。これでマイティ祐希子、年明けからシングル5連勝。

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メイン終了後、イージス中森の引退式。引退後もコーチとして団体に残ることが決まっている。10カウントゴングのあと、ファンに挨拶。

「自分の仕事はこれで終わりです、ありがとうございました」

イージス中森

SPZ20期

2028年4月16日、京都市体育館でのキューティー金井戦でデビュー。2038年4月28日、新日本ドームでのRIKKA戦で引退。稼動月数121ヶ月(歴代1位)、出場試合数(概算)880試合

タイトル歴
TWWA世界王者

第50代SPZ世界タッグ王者(パートナーはノエル白石)

第54代SPZ世界タッグ王者(パートナーはノエル白石)

第56代SPZ世界タッグ王者(パートナーはノエル白石)

第62代SPZ世界タッグ王者(パートナーはマイティ祐希子)

第67代SPZ世界タッグ王者(パートナーはマイティ祐希子)

第30代あばしりタッグ王者(パートナーは野村つばさ)

第22回SPZタッグリーグ優勝(パートナーは武藤めぐみ)

第29回SPZタッグリーグ優勝(パートナーはマイティ祐希子)

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