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2009年3月 4日 (水)

第629回 何回やっても何回やっても

31年目12月
「スノーエンジェルシリーズ」開幕。

初戦は釧路大会。メインで久々に組まれたのはあばしりタッグ戦。王者RIKKA、マーメイド千秋に挑むのは元王者のハムルシアター、マリシアルイス組。しかし22期生のM千秋の動きは相当落ちていて、外人組の攻勢についていけない。

「う・・・くっ」
それでもなんとかRIKKAにタッチ。代わったRIKKAが一気に攻めて、マリシアをパイルドライバーで下して終了。初防衛に成功した。

「おおイテテテテ・・・・」

もうすぐデビュー10年のマーメイド千秋、全身ガタガタの状態だが良くやっている。

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2戦目のどさんこドームから、SPZ初の試みとして、

「マイティ祐希子VS霧島レイラ 真っ向勝負7連戦」

が組まれた。2戦目の札幌から8戦目のさいたまドームまでシングル同一カード7連戦が組まれる

「付きまとってお前を必ずマットに這いつくばらせてやる」

7戦やれば1回は勝てると考えた霧島レイラ。なんという発想だ。いや、実力差は絶望的なほどでもないので、1回は勝てるかもしれない。

「んー、全国であなたが倒れるのが見られるわけね」

全勝するつもりのマイティ祐希子。なんというビッグマウスだ。

で、7連戦初戦のどさんこドーム。会場に詰め掛けたファンが目にしたのはマイティ祐希子の圧倒的なまでの強さだった。霧島レイラのパワーを受けながら、ダイビングプレスや延髄で動きを止めて18分59秒、ムーンサルトで完勝。

「んー、雪印パーラー♪」

翌日オフの札幌グルメを楽しみにしているマイティ祐希子であった。

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2戦目は仙台アリーナ大会。札幌大会の反省を踏まえて積極的に動こうとした霧島レイラだったが、マイティ祐希子もカウンターのタックルやローリングソバットで応戦。

「これで終わりだーー」
追い込まれた霧島はスプラッシュマウンテンを繰り出したが、マイティ祐希子はきっちり受けきって2で返す。そして態勢を立て直すとジャーマンで反撃。

「ぐわああああ・・・」
頭を打ったのか苦悶の表情を浮かべる霧島レイラ。そこへ、

「これでどうだっ!」
引きずり起こしてニーリフト。これで試合は終わった。勝負タイム18分42秒。

「うう。。。次だ、次こそ覚えてろ!!」

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リベンジに燃える霧島レイラ、つづく広島大会でリベンジを目指したがやはりズルズルと持っていかれ、最後はムーンサルトにフォール負け。勝負タイム20分5秒

「・・・次だ!次こそ覚えていやがれ」

「お好み焼き、GO,GO・・・」

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そして続く福岡県九州ドーム大会。メインで両者は再びぶつかったが、マイティ祐希子連戦の疲れも見せ、ず霧島レイラにチョップをびしびし浴びせてひるんだ所をジャーマン。もう10分経過の時点で霧島レイラの動きが止まった。後はセオリーどおりバックドロップ、ラリアット、ムーンサルトと大技を積み重ねて終了。強い。勝負タイム20分26秒。

「クソーッ、次だ、次こそ本当の勝負だーーー」

「とんこつラーメン、とんこつラーメン・・・」

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翌日は新幹線で大阪へ一気に移動してのなにわパワフルドーム大会。

霧島レイラ、よく粘ったのだがまたしてもマイティ祐希子のシャイニングウィザード→ムーンサルトの大技連発に敗退。勝負タイム19分20秒。

「ちくしょう・・・何で、勝てねえんだ・・・」

霧島レイラ5連敗。何回やっても何回やってもマイティ祐希子が倒せない。

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そして翌日は名古屋しゃちほこドーム大会。やはり霧島レイラ、どうにもならず18分29秒、ムーンサルトの前にフォール負け。

「クソー・・・・」

「んー、やっぱり、モノが違うのかな。」

吉田社長をはじめとするフロントサイドもあ然。7回やれば1回は霧島が勝つんじゃないかと思ってこの企画を組んだのだが、試合内容を見る限りまったく歯が立たない。霧島レイラの攻めがM祐希子の「耐久範囲内」で収まっているのだ・・・

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最終戦さいたまドーム大会。セミ前から3大シングルマッチ。

セミ前は中江里奈対RIKKA。革命軍に入ってから実力上昇中のRIKKAだったが、まだまだ中江のパワー殺法の壁は厚く、パワーボムに屈した。

セミファイナルは藤原和美対ジェーン・メガライト。会社からの期待も高く、実力上昇中の藤原だが、まだまだ最強外人の壁は厚く、キャプチュードでぶん投げられて10分46秒、フォール負け。

そしてメインは7連戦の最終戦。

「自分がどうなっちゃってもいいから、勝つ!!」

これ以上は負けられない霧島レイラ、懸命にぶつかっていったもののマイティ祐希子に徐々に押し込まれ、最後はダイビングプレスに敗北。勝負タイム28分56秒。これでマイティ祐希子、シングルマッチの連勝を20に伸ばした。

「くそおおおおおおおおお・・・・」

控室で思わず叫ぶ霧島レイラ。

「営業的に、んー、まずいね。」

頭を抱える吉田龍子社長。こうして年が暮れる。はたしてマイティ祐希子をたじろがせる強者は現れるのであろうか・・・

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