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2009年3月12日 (木)

第637回 SEEK AND DESTROY(下)

31年目3月シリーズ

最終戦はさいたまドーム大会。
「マーメイド千秋最終試合」

の大看板が。

第1試合は藤島瞳(SPZ31期)対マリシアルイス。もうすぐデビュー1年の藤島がドロップキック連発で攻めたが、後が続かずマリシアの掌底にハデに吹っ飛ばされ最後はボディスラムに撃沈。勝負タイム8分22秒。

第2試合は6人タッグマッチ、ハリケーン神田(SPZ25期)、スカーレット小縞(SPZ26期)、サキュバス真鍋(SPZ30期)対ワイルドローズ1号、ファントムローズ2号、ディスガイズマスク。6人の個性が入り乱れるいい勝負となった。

「うわっとぅ!!」

チョップを打った後自軍コーナーに逃げ戻るサキュバス真鍋に場内爆笑。スカ小が相手チームにつかまりかけたがなんとか振りほどいて、チームリーダーのハリケーン神田につなぐ。

「おらーーーーーー」
カード編成の都合で前半の第2試合に回されたH神田が怒りの攻め。外人を蹴散らし、最後はカウンターの掌底でファントムローズ2号をたたきのめした。勝負タイム13分11秒。

続く第3試合

「次の試合に登場するハムル・シアター選手はこの試合が最後の日本でのファイトとなります、ファンの皆様より一層の声援をお願いいたします」

元あばしりタッグ王者の実力派外人・ハムルシアターの最終戦。この日は元SPZ王者・ナイトメア神威(SPZ23期)とシングルマッチで対戦。しかしN神威の狂乱ファイトに防戦一方、タイガードライバー2発でグロッキーに追い込まれる。そして、

「ウァハハハハア」
えぐい角度の地獄落とし炸裂。ハムルシアター最後の試合が終わった。勝負タイム8分7秒。
ふらつきながら起き上がったハムルシアター、一礼して引き揚げた。
「ハムル、ハムル、ハムル・・・」
大声援が送られた。

その試合が終わると休憩。

*****************************

休憩明け第4試合は藤原和美(28期)、RIKKA(29期)対八島静香(25期)、中江里奈(28期)のタッグマッチ。SPZタッグを奪取して勢いづく中江がいい動き、RIKKAに攻めてを与えない。

しかし藤原も上へ行くためにはこんなところで躓いてられない。中江を蹴散らし八島と相対。しかし中江の相手をした後で八島とやりあうのは無理があった。ひとまずRIKKAにタッチ。

最後は28期生どうし、中江と藤原がやりあう。藤原和美STO,しかし中江も2で返してパワーボムで反撃。なんとこれで藤原から3カウントを奪った。勝負タイム26分19秒。

そしてセミ前。マーメイド千秋 最終試合

「禿山の一夜」がかかり、対戦相手のグリズリー山本が入場。

「次の試合に登場するマーメイド千秋選手はこの試合が最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層の声援をお願いいたします」

そのあと場内に流れる「SEEK&DESTROY」派手でカッコイイテーマ曲にさいたまドームが揺れた。
長いイントロでじらしてから、黒いパーカーに身を包んだマーメイド千秋が花道に姿を現した。さすがに真剣な表情でリングへ。

「サチーーーーン!しーけんですとろーい!」

サビの部分をファンが合唱。

「赤コーナー、鳥取県出身、まーめいどー、ちあーきー」

リングアナのコールのあと、いきなりG山本が襲い掛かってきて頭突き頭突き頭突き。頭を使って攻めてくる。マーメイド千秋、受けきれず崩れ落ちる

「どうりやああ」
マーメイド千秋、スクラップバスター連発、しかしこの攻めにM千秋もキレた。

「てめえええええええ!!!!」

山本の巨体を担ぎ上げてフィッシャーマンバスターで落とした。何たる技量。

しかしグリズリー山本、カウント2.5で返した。
ドドドドドド

「はいつくばれーーー」
グリズリー山本、スクラップバスター、しかしM千秋2.8で返す。グリスリー山本、ボディスラム、これも2.8で返すマーメイド千秋。

「うぉぉぉぉーー」
グリズリー山本、重爆ドロップキック。これで吹っ飛んだM千秋、続くフォールを返せなかった。勝負タイム11分19秒。

「ウァハハハハ、もっと強いやつはいないのか~」
試合後も暴れまくるグリズリー山本をセコンド陣が制止。まだデビュー1年経ってないのだから将来が恐ろしい。

「うう・・・」

叩きのめされたマーメイド千秋、セコンドのナイトメア神威につかまりながら引き揚げた。

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さいたまドームセミは斉藤彰子対霧島レイラ。団体ナンバー2としてさくっと勝っておきたい霧島レイラ、力強い攻めで圧倒。ジェットスマッシュを食らったもののこれはあえて受けた感が。

「行くゾッ」

最後はラリアットで任務完了。勝負タイム14分46秒。

メインイベントのSPZ戦、王者マイティ祐希子に挑むのは毎度おなじみのロゼヒューイット。

1月と同じ顔合わせ、SPZに他に人はいないのかという状況だが他にいないのだ。(自前の選手で当てられるのが霧島レイラしかいない!)でもって結果も同じような展開。バスターローズを付き合いで食らうところまで同じ。マイティ祐希子、ニーリフトで悶絶させて完勝。勝負タイム13分53秒、まさに最強だ。これで6度目の防衛に成功、シングルマッチの連勝も23に伸ばした。

メイン終了後、マーメイド千秋の引退式。22期生で素質や実力は高いとはいえなかったが、抜群のインサイドワークで悪役軍団をサポートし、SPZ世界タッグ王者にも輝いた。10年の長きにわたってSPZの名悪役として団体を支えた。

「あたしは辞めたいから辞める、それだけだよ」

京スポ新聞若林副編集長、DF師匠?のライラ神威(現居酒屋トムラウシ店長)、双子の姉のセイレーン千春が花束を贈呈。そのあと10カウントゴング。
こうしてまたひとり個性派レスラーがリングを降りた。

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マーメイド千秋

SPZ22期

2030年5月11日、鹿児島県営公園大会の対コンバット斉藤戦でデビュー。2040年3月22日、さいたまドーム大会での対 戦で引退。

稼動月数119ヶ月(歴代2位)出場試合数(概算)856試合

タイトル歴

第69代SPZタッグ王者(パートナーはナイトメア神威)

第41代、45代、48代、50代、55代あばしりタッグ王者(パートナーはセイレーン千春)

第60代あばしりタッグ王者(パートナーはRIKKA)

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