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2009年6月30日 (火)

第723回 ゴールデンクラッシュ初公開、藤島失神

第3戦鳥取大会。

早瀬(6点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 19.59)藤島(0点)

今年の予選会は6人での実施のため変則日程。早瀬葵が出だしから3連戦。この日も藤島との大熱戦をシャイニングウィザードで制して3連勝。八島戦に勝てば本大会出場も見えてきた。

「本大会に出て、ギャラアップを勝ち取ります!」

佐久間(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 6.54)F小川(0点)

右足首痛を抱えている佐久間だが、フローラ小川相手なら一ひねり。7分足らずでラクショー。

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第4戦は金沢大会。予選会は1試合のみ。

八島(2点、パワーボムからのエビ固め19.35)佐久間(2点)

進境著しい佐久間理沙子が八島を一方的に攻め込む。いかに打たれ強さには定評のある八島さんでもやられる一方だと苦しい。しかし終盤に大逆転。佐久間のバイオドライバーを2.8で返す粘りを見せて、

「てめぇコノヤロウ!!」

頭から落とす危険な技に怒った八島、どとーの攻め。

「ウォオオオオオオ」

デスバレー、パワーボム2連発。これで大逆転勝利。

「ゼェゼェ、あいつ、いい根性してるよ、ゼェゼェ・・・本気で潰しにきやがった・・・クソッ、頭いてえ・・・」

金沢大会セミで28期生二人のデビュー7周年記念試合が組まれた。

藤原和美VS中江里奈。

かつてはタッグを組んだこともある二人、今はG山本軍と革命軍に分かれてがシングルでげきとつ。

「これでどうだーーー」

中江のパワーファイトをしのぎきった藤原がSTO2連発で勝利。勝負タイム24分54秒の激闘を制した。

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第5戦は高岡大会。

八島(4点、ドロップキックからの片エビ固め 15.19)F小川(0点)

「さーて、あの根性なしにレスリングを教えてやっか・・・」
八島静香、きょうの相手は実力微妙のフローラ小川なので余裕の表情でリングへ向かった。余裕の表情でフローラ小川の攻めを受けてからデスバレーで反撃開始。

「ぐわああああ・・・・」

一発で動きが止まってしまうところが小川の課題。

「終わりだ」

ブレンバスターは2.8で返したものの。その後のドロップキックでフローラ小川力尽きた。

佐久間(4点、ゴールデンクラッシュからのエビ固め 19.03)藤島(0点)

きのう八島に敗れた佐久間だが、きょう落ち着いてファイト、バイオドライバーで追い込み、
「――――らあああっ!!」

変形垂直落下スプラッシュマウンテンが決まった。佐久間理沙子がまたも頭から落とす新技を開発した。この一撃で藤島は動けなくなり、担架で運ばれた。

予選会はあと3戦、八島と早瀬が全勝、1敗で佐久間、S真鍋が追う展開。

(続きます)

2009年6月29日 (月)

第722回 八島静香デビュー10周年記念試合

35年目6月
恒例のSクラ予選会。今年は6人によるリーグ戦

アイドル商会の3人(S真鍋・藤島・早瀬)

最古参女番長(八島静香)

佐久間理沙子、フローラ小川。

上位2名が本大会に出場できる。まあ大方の予想では1位通過佐久間で決まり、2位通過はまあ八島かなぁ・・・というものだった・・・

初戦の山口周南大会、

S真鍋(2点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 14.08)藤島(0点)

前座第2試合でアイドル商会の同門対決、サキュバス真鍋がトリッキーな動きで藤島を翻弄して、最後はフェイスクラッシャー2連発で勝利。

「ふふーん、今年は出れるかもよーーー」

サキュバス真鍋がにやりと。このメンツなら1位通過の佐久間は決まり。しかし2位はどうなるか分からない。力関係から行ったら八島が有力だが、なにしろデビュー10年でガタが来ているので、真鍋が本大会に行く可能性も充分ある・・

早瀬(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 14.54)F小川(0点)

「本大会に出られれば、少しはギャラ、上がりますよねっ?」

早瀬葵も本大会出場を虎視眈々と狙っている。動機は微妙だが。終盤フローラ小川のSTF(母親譲り、初公開!)に苦しんだものの、ジャンピングニーで勝利。

***************************

山口大会メインはあばしりタッグ戦。王者中江、八島のコンビに挑むのは中堅外人アニービーチ、マリシアルイス組。

「オラアアアアア」

八島さん、欠場明けだが元気元気。ヘッドバットでペースをつかむ。中江もデビュー7年が過ぎベテランの域に入ってきたが元気いっぱいのファイト。圧倒的パワーは衰えていない。アニービーチを一方的に攻め立て

「じ、えーんど!」
軽口を叩いてからパワーボムで処刑。勝負タイム16分40秒、王者チームが完勝を収め、3度目の防衛に成功。

**********************

第2戦、島根くにびき大会。この日の予選会リーグは1試合のみ。

早瀬(4点、ジャンピングニーからの片エビ固め 20.22)S真鍋(2点)

「しししっ、今日がヤマ場だよーーー」

30期生のサキュバス真鍋、アイドル軍団の同士早瀬葵と一騎打ち。

しかしサキュバス真鍋、先シリーズに外人にやられて右膝を痛めていた。本来なら休むところなのだが予選会なのでリーグ戦のみ無理して出場。しかしそれが尾を引き、早瀬の掌底をモロにもらってしまう。

「うっ・・・・」

「勝って、本大会に出るーーーー」

早瀬葵、普段の魅せるファイトを封印して懸命の攻め。

「てぇい」

2発目のジャンピングニー、しかしサキュバス真鍋2.8で返して、

「いっくよーーーー!!」
2度目のフェイスクラッシャーで反撃。しかし早瀬も懸命にロープへ。

「はっ!」

3度目のジャンピングニーを決めた早瀬が3カウント奪取。20分余に及ぶ熱戦を制した。

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島根大会メインは

「八島静香デビュー10周年記念試合」

先月でデビュー10周年を迎えた怖いおねえさん、八島静香が堂々の地元凱旋し、地元で記念試合を行った。レスラーとしての稼動月数も122ヶ月になり、イージス中森を抜いて単独1位に躍り出た息の長い選手。

八島の入場テーマ、「アルルの女、ファランドール」が流れるや場内大歓声。

この日はグリズリー山本、中江里奈と組んでマイティ祐希子、佐久間理沙子、フローラ小川と対戦。

先発を買って出た八島、若手のフローラ小川は軽くあしらうが佐久間のはつらつとした攻めに苦戦

「いいエルボー、出してくるねえ!」

八島さん、ぶちかまし気味のタックルで応戦。しかしM祐希子が出てきた。本隊で一緒に戦ったこともある。

「来いオラア」

八島さんノリノリである。しかしこれで彼女は引きどころを謝ってしまった。
そうこうしているうちに八島がM祐希子のハイスパートプロレスにつかまってしまった。

「ぐうっ」
八島静香、シャイニングウィザードを食らって昏倒。

「佐久間さん!!」

最後は佐久間とM祐希子の合体パワーボムに沈んでしまった。八島静香、10周年記念試合のマットに沈んで大の字。

「ありがとうございました・・・」

M祐希子、佐久間、F小川の3人が倒れている八島へ一礼。全力ファイトで大先輩に礼をつくした。花を持たせるよりこっちの方がいい。勝負タイム18分51秒。

「ったく、少しは手加減しろよな・・・・」
八島さん、セコンドの肩を借りながら控室に戻った。

「・・・この悔しさを予選会にぶつける!!」
25歳なのにこの気迫。すごいとしかいいようがない。

2009年6月28日 (日)

第721回 35年目5月 横浜東西対抗LIVE

35年目5月シリーズ SPZプロレス中継視点

翌週はシリーズ最終戦、横スペ大会から東西対抗の模様が放送された。

佐久間(東京)―葛城(山口)○

「いきなり黄金カードですね」

 「んー、まあ東西対抗ならではですね、アー佐久間のビートエンドです!しかし葛城2で返した、」

―覚悟!

「あー、葛城ジェットスマッシュ!佐久間吹っ飛んだ、フォール、これはダメだ、え、返したーーー、カウント2.9―――――」

ドドドドドドド

「うわー、佐久間も反撃のバイオドライバー!大逆転か?決まったか?返した。カウント2.8、そのまま両者だうーん、うわーこれはシバキあいだ、壮絶なつぶしあいーーーー」

 「んー、すごいですねーーー」

「アーッと先に立ち上がったのは葛城、そして立ち上がってくるところをトラースキックのような感じで蹴ったッ、佐久間ダウン、葛城早苗そのままフォール、ワン、トゥ、スリーー、葛城早苗が勝ちましたーー」

 「んー、ほんのちょっとの差なんですけどね。まあリベンジの機会は今後たくさんあると思いますから頑張って欲しいですね」

G山本(東京)○―早瀬(佐賀)

―グワハハハハハ
「アーッとグリズリー山本の掌底!これは入ったーーーー、早瀬失神KOだーーーーー」

 「んー、これはもう大人と子供の対決みたいなもんですから」

「勝負タイム5分58秒。早瀬葵が砕け散りました。これで1勝1敗のタイに戻しました」

中江○(秋田)―S真鍋(福井)

「あー、中江のパワーがスゴイ!サキュバス真鍋なすすべなし、パワーボムーッ!サキュバス真鍋玉砕しましたーーー」

 「マアこれはしょうがないでしょう」

「これで東軍が2勝目を上げて王手をかけましたーーー」

藤原(栃木)―RIKKA(山梨)○

「さて横スペセミファイナルは革命軍同士の対決です。これも東西対抗ならではのシングルマッチです」

 「んー、まあ離れてプロレスすればRIKKAで、組んで投げれば藤原なんですけどね」

しかし試合はRIKKAが優勢に進め、延髄でカウント3を奪って先日のタッグ選手権のお返しをした。

「あーっとRIKKAの勝利、やはりスピードではこの選手に敵うものはいないーーーこれで2勝2敗、東西対抗の行方はメインイベントにもつれ込みましたーー」

 「んー、まあRIKKA選手の作戦勝ちでしょうこれは」

霧島○(岩手)―M祐希子(山口)

「さてメインイベント。どういった展開になるかと」

 「んー、祐希子選手の動きも相当落ちてますから、霧島がパワーで押し込めば何とかなるとは思います」

で、試合はその通りになった。20分経過の時点で息を切らしたのはM祐希子のほうだった。

「あーやはりマイティ祐希子、ここで動きが止まった、霧島レイラがにやりと笑った。何を持ってくるか、何を持ってくるか、スプラッシュマウンテン!!返せるか、返せるか、ダメだー」

 「んー、霧島選手の粘りがちですね。それにしても祐希子選手ちょっと心配ですね」

この結果東西対抗は東軍が勝利し、賞金50万円が贈られた。

「それではこの辺で横浜スペシャルホールから失礼いたします、実況は私、伊藤啓、解説はSPZ社長の吉田龍子さんでお送りいたしました。それではまた来週」

 「はいどうも」

2009年6月27日 (土)

第720回 35年目5月 岡山大会LIVE

*********************

3週目は岡山武闘場からの中継。なんとこの週はメインのSPZタッグ戦をノーカットで放送。入場シーンからタップリと放映。

霧島レイラの入場テーマ曲「ゴーストバスターズのテーマ」が流れる。

「さあチャレンジャーは霧島レイラ、藤原和美組です。さあSPZタッグ王者に返り咲くことができるか」

対するチャンピオンチームはRIKKA、葛城早苗組。場内にこんどは葛城早苗のテーマ曲「THE FOUR HORSEMEN」が流れる。

「勝ち続けるのがチャンピオンチーム、革命軍の同門対決だからこそ非情に徹して勝ちに行く、王者RIKKAと葛城早苗です」

4人がコールされた後CMが入る。

CMのあと、ゴング。

「さてこの試合どちらが有利ですか」

 「んー、バランスから行ったら王者チームがちょい有利とも思うんですけど、霧島も藤原もでかい必殺技持ってますから、それが決まったら有利でしょうね」

「あーっと挑戦者チーム葛城に的を絞って合体攻撃、サンドイッチラリアットだーーー」

 「んー、葛城の打撃で意識持ってかれるのがいやなんでしょうね、RIKKAは農鳥にさえ気をつければいいですから」

しかし葛城も懸命の反撃を見せる。

―必殺の一撃受けてみろ!

「出たーSPZキック、そして殺人ヒザ魚雷。あ、でも霧島倒れない、なぜだーーー」

 「んー、さすが霧島レイラってところですね。彼女は打たれ強いんですよ」

これで攻め手のなくなった葛城、ズルズルと霧島のパワーに押し切られてしまい、最後はRIKKAが孤立。

「うわー藤原和美バックドロップ、RIKKA頭からマットへーーーーーーー」

 「んー、今のは落ち方が危なかったですね」

「どうだ、返せるかRIKKA,ダメだーー、――――――25分50秒、チャンピオンベルトが移動!!チャンピオンベルトが移動!!霧島レイラ・藤原組が第85代王者に返り咲きました」

 「んー、霧島が相手の攻めをかいくぐってうまく闘いましたね」

「いまSPZコミッショナー井上霧子からベルトを受け取って満面の笑みです。藤原和美、タッグ王者に返り咲きましたーーーー」

そのあとベルトを巻いてファンの歓声に応えるシーンが。

「それではこの辺で岡山武闘場から失礼いたします、実況は私、伊藤啓、解説はSPZ社長の吉田龍子さんでお送りいたしました。それではまた来週」

「はいどうも」
***********************

2009年6月26日 (金)

第719回 愛媛大会 LIVE

35年目5月

(SPZプロレス中継視点で)

その翌週は愛媛大会の模様を放送。

「みなさんこんばんは、SPZプロレス中継の時間でございます。今週は、初夏のハイパーバトルシリーズと題しまして、西日本各地で熱戦が繰り広げられます。リング上はSPZのストライカー、葛城早苗が上がっております。対戦相手はGWAの女帝・ロゼヒューイット。これはいいカードですよ。かいせつの吉田さん、愛媛でこんないいカード組んじゃっていいんですか」

 「んー、まあ葛城にももう一伸びしてもらいたくて組んだんだけどね、ロゼさんはオールラウンドプレーヤーですから、打撃ファイトの葛城とは対照的ですから」

「アーッとロゼ様ラリアット、葛城早苗吹っ飛ばされた」

 「んー、ああ見えてロゼ選手は力がありますからね。いまのはかなり効いてますよ」

「アーそして裏拳。ロゼ様蝶の様に舞い蜂のように刺すーーそしてSTO,どうだ、カウント2.8で返した、返したがーー」

 「んー、足に来てますね」

「そ、そしてここで、出たーパワーボム!高々と抱えてから叩きつけました、葛城返せるか、返せるか、ダメだーーー」

 「んー、まあ、世界の壁ってやつですかね」

CMのあとセミの模様を放映。

「さあ中江里奈とグリズリー山本が登場いたしました、対戦相手はTWWAの極悪一族、女中国マフィア、ブリジットウォン、ブルックウォンの二人です」

 「んー、まあ、山本選手の動きがちょっと心配ですね、きのう藤原のドラゴンスリーパーに絞められてギブアップしていますから」

「さあそのぶんは中江がフォローしなくてはいけません、あ、出たー中江の豪快なパワーボム、ブリジットウォン返せるか、返した、カウント2.8――――」

 「んー、粘りますね、でももう目が飛んでますよ」

「あっとここでグリズリー山本にタッチ、アーッとここで首根っこをつかんで、DDT,これはたまらなーーーい!!」

 「あ、終わりましたね」

「そのままフォール、カウント3入りましたーーー、22分40秒、グリズリー山本がブリジットウォンをDDTで下しましたーーー」

CMのあとメインイベント。

「さあいよいよメインイベントです。赤コーナー側からSPZ本隊、マイティ祐希子、佐久間理沙子、サキュバス真鍋!対するはSPZ革命軍、霧島レイラ、藤原和美、RIKKAです」

 「んー、もうシングルタッグで100回以上やってますから内容は保証書つきでしょう、でも本隊は3人目が微妙ですからどちらかちゅうと革命軍が有利ですね」

「あー、RIKKA相変わらずのスピード、佐久間がついていけない。たまらずマイティ祐希子が出てきたーー」

 「んー、佐久間はまだ相手のペースにあわせて試合を作るのが下手ですからね」

「さあマイティ祐希子がいつもながらのハイスパートプロレス、霧島レイラをものともしない、出たームーンサルトッ」

 「あー、早めにショーブかけてますね」

「しかし霧島2で返してRIKKAにタッチ。マイティ祐希子もサキュバス真鍋にタッチしました」

 「んー、これ危ないですよ本隊側」

・・・その危惧どおりサキュバス真鍋があっという間に捕まってしまう

「うわー出た、農鳥―――ナイスヒット!!サキュバス真鍋吹っ飛んだ、そのままフォール、祐希子のカットは、あ、阻まれたー、ダメだーーーカウント3---」

 「んー、サキュバス真鍋は打たれ弱いですねえ。せっかくメインに起用したのに根性がありませんね」

「勝負タイム18分40秒、最後はRIKKAが農鳥でサキュバス真鍋を仕留めまして革命軍が勝利しました。今の農鳥をスーパースローで見てみましょう」

 「んー、いつ見ても良いジャンプですね、ぶわっと跳躍して相手の視界から一瞬消えるんですよ、そしてほぼ真上から蹴ってますからね、これは受けづらいんですよ」

「それではこの辺で愛媛県武闘館から失礼いたします、実況は私、伊藤啓、解説はSPZ社長の吉田龍子さんでお送りいたしました。それではまた来週」

 「はいどうも」

2009年6月25日 (木)

映画「レスラー」見ました

ミッキー・ローク主演の映画「レスラー」見てきました。

(以下ネタバレ注意)

ストーリーはアメリカ映画らしく単純明快で、

20年前はスター選手だった名プロレスラー・ランディはいまは小会場のロートル(でもメインイベンター)に落ちぶれていて、ギャラも安くファイトマネーだけでは喰っていけず、アパートの家賃も払えず(ストリップバーに通っていたせいもあるが)スーパーで商品管理のバイトをして食いつなぐ日々を送っていた

そんななか、薬の常用もあって心臓を悪くし、ついにはハードコアマッチのあと「控室で」嘔吐して倒れてしまう。心臓の手術を受けたランディは医者から引退勧告され、ランディはついに引退を決意し、普通のおじさんに戻りプロモーターに断りの電話を入れる。

しかし、ひとり娘からは嫌われており(プレゼントで仲直りしかけるのだが、食事の約束を酔っ払ってすっぽかしたこともあり結局うまくいかない)、思いを寄せていたストリップバーの女性にはふられてしまい、バイト先のスーパーでも対面販売の惣菜売り場に配属され昔を知るファンから「あんた、ラム(ランディの愛称)だろう」と声をかけられついにブチキレてしまう。

現実の痛さを感じたランディは、心臓が悪いのに引退を撤回しもう一度リングへ・・・というのがだいたいの流れ。スタンハンセン氏の言うところの「レスラーは切ない商売」ということがよく描かれた名作。

********************

試合前の対戦選手同士の打ち合わせやヤラセの流血など、プロレスギミックの内幕も描写されており、痛み止めや注射(おそらくステロイド)による薬漬けといったプロレスビジネスの暗部もしっかり出ているところが切ない。

ランディの不器用な生き様が胸を打つ。かつてはスターだったのに日銭に窮するあたりそうとう無駄遣いをしたと思われるしストリップバーの常連って・・・そうでもしないとストレスを解消できなかったのか・・・まあスマートに生きるのも難しいですから、この世は。

ラストは尻切れトンボの感は否めませんが、制作サイドが言いたかったのは「自分の居場所ってものは大事ですよ」ということと思われますので、あれはあれでよかったのかもしれません。まあ見に行って損はしない良作です。でも泣けはしませんでした。三沢選手の事故の前に見に行ってたら印象も違ったかもしれませんが・・・

2009年6月24日 (水)

水曜日恒例のあれ

三沢選手が亡くなられて10日が経とうとしていますが、

いまだに呆然とした何かが残っております。

事故のあった試合写真が掲載された週刊プロレスはあっという間に売り切れ、

追悼増刊号「三沢光晴 緑の軌跡」(420えん 44ページ)も完売したようです。

(幸運にも追悼増刊号は手に入れましたが・・・いままでの名場面とか百田選手仲田さんらノア関係者のインタビューとか・・・)

問題のバックドロップの写真も掲載されていましたが、写真で見た限りでは角度もきついですが、異常と言うほどでもないようでした。受け身も見た限りでは取っていたかに思われますが・・・やはり三沢選手の首は爆発にリーチがかかった状態で、試合に臨まれてしまったのでしょうか・・・

(そのほか)

■新日本では棚橋選手がIWGP奪還。

■全日本、7月下旬で引退の荒谷選手はシングルメインで小島選手に敗北。引退試合の相手は菊タローと組んで渕正信&TAKAみちのくと対戦。

2009年6月23日 (火)

第718回 35年目5月 高知大会LIVE

34年目5月

(今月のリプレイは、SPZテレビ中継視点で)

シリーズ第1戦高知大会。セミファイナルから録画中継が入った。

「みなさんこんばんは、SPZプロレス中継の時間でございます。今週は、初夏のハイパーバトルシリーズと題しまして、西日本各地で熱戦が繰り広げられます。リング上はSPZのエース、マイティ祐希子と新鋭の佐久間理沙子がタッグを組みまして強豪外人ジェーンとマユリシアターを迎え撃ちます、さてかいせつの吉田さん、この試合の見所は」

「んー、まあ佐久間選手がどこまで外人のパワーについてけるかですねえ」

「さてリング上、佐久間理沙子が捕まっている。あーとジェーンのフロントスープレックス、いつ見てもスゴイーーー」

「んー、早く振り切って祐希子選手にタッチしたほうがいいですねえ」

そのあとマイティ祐希子になんとかつないで祐希子がハイスパートレスリングで流れを変える。

「あーっと、マユリシアターの動きがちょっとおかしい、フラフラだ、フラフラだ」

「んー、いかんですねー、さっきの合体パワーボムで頭打ってますよ」

実況の伊藤アナウンサーの声が上ずる。

「あーっとここで佐久間が出てきた、ここであーっとマイティ祐希子がジェーンに突っかかって行った、そのまま場外でラントウだ。」

「アー、これは決めにかかってますね。」

「さあ佐久間理沙子、右手を上げてアピール、何を持ってくるか、何を持ってくるか」

「ちょちょっと、これ、」

吉田社長が珍しくあわてる

「出たー、佐久間の新技、バイオドライバー!!(変形タイガードライバー)マユリ頭から落ちた、これはダメだー、あーーー、3つはいってしまったーーー」

「・・・これはえぐい技ですよ。外人相手に使う必要があるのかというくらい(笑)頭から落としてますからね。まあマユリシアターが頭を打ってるのを見てこの技で決めようと思ったんでしょうね。佐久間も強くなりましたよ」

「勝負タイム14分43秒、バイオドライバーからのエビ固めでマイティ祐希子、佐久間理沙子組の勝ちでした。それではここでいったんお知らせです」

CM後、メインイベント。

「さああて高知大会いよいよ熱狂のメインイベントです。アー流れましたよグリズリー山本のテーマ『禿山の一夜』」

「んー、イメージにぴったりの入場テーマですね、ハハ悪役らしくて」

「さー、きょうは6人タッグマッチ、パートナーは中江里奈とフローラ小川です。さーフローラ小川がメインに抜擢されました」

「んー、八島が今シリーズ負傷欠場してますからね。まあ人数合わせですよ」

「さあ青コーナー側3人がリングイン、対するはSPZ革命軍、藤原和美、RIKKA、そして霧島レイラの入場だーーーーーテーマ曲はゴーストバスターズです。」

革命軍の3人がリングイン

「今6人の名前がコールされました、高知大会メインイベント6人タッグマッチ、このあとどういう試合展開になるか、それではここでお知らせです」

CMのあと、いよいよゴングが鳴った。

「さーあゴングが鳴った、先発はグリズリー山本と藤原だ、アーッとグリズリー山本いきなりチョップの連打、そして頭突きーーーーこれは痛いーーー」

「んー、革命軍は連携がいいですからね、山本選手が前面に立って闘わないと厳しいですから」

「藤原なすすべなく霧島レイラにタッチ。がっちり組み合ったー」

「んー、まさにこれはゾウとクマの対決ですね」

「あーっとグリズリー山本情け容赦ない頭突き!、霧島レイラマットに倒れこんだーあーしかしこれで山本も頭をウッたっぽいーーー」

このあと中江と霧島がやりあった後、フローラ小川が登場

「あーっとフローラ小川、グランドの攻防でも藤原に負けてない、組み付いてスリーパー、あーしかしRIKKAが早いつぶしだーーーー即カット」

「こういうところがうまいんですよね」

「アー藤原ここぞとばかりにバックドローッぷ、小川が派手に投げられたーーー」

「んー、体重軽いと派手に飛ばされますからね。いまのはグシャッと行きましたから危ないですよ」

しかしF小川、なんとかつないで中江にタッチ。

「あーっと霧島レイララリアット!しかし中江倒れない、逆にラリアットをうちかえしたーーーそのままG山本にタッチーーー」

「さあグリズリー山本対霧島レイラの局面だ、あっと、霧島レイラが顔面パンチ、これで怯ませて何を持ってくるか」

―マットに沈めーーーー

「出たースプラッシュマウンテン、重量級のグリズリー山本を見事に投げきった、そのままフォール、ワン、トゥ・・・・」

「んーーーー、あーーー、山本選手目がうつろですねえ、革命軍が決めるなら今ですよ」

「あっと霧島レイラがここで藤原にタッチ、どうするつもりだ、そのまま霧島は中江と場外ラントウだ。あーっと藤原ドラゴンスリーパーに捕らえた。グリズリー山本苦しいーーー、かいせつの吉田さん決まり具合はどうですか」

「んー、うわ、これあぶないですよ」

「フローラ小川は救援に入れない!先ほどのバックドロップのダメージか、場外でうずくまっています」

「ああ、これは決まりますよ」

「さあ絞め始めてから1分は経過したでしょうか、あっとここでグリズリー山本タップ!SPZ王者のグリズリー山本がタップしてしまった、藤原和美、殊勲!!」

「んー、チームワークの差が出ましたね」

「22分17秒、ドラゴンスリーパーで革命軍が勝利しました。それにしても意外な結末でしたねえ、あのチャンピオングリズリー山本がギブアップですから」

「んー、そのまえの霧島選手のスプラッシュマウンテンが効いたんでしょうかね、まあ出も革命軍の作戦がちですね」

「それではこの辺で高知県総合体育館から失礼いたします、実況は私、伊藤啓、解説はSPZ社長の吉田龍子さんでお送りいたしました。それではまた来週」

「はいどうも」
********************

2009年6月22日 (月)

第717回 佐久間理沙子7番勝負

35年目4月

佐久間理沙子試練の7番勝負(続き)

シリーズ第5戦しゃちほこドーム大会、佐久間のきょうの対戦相手はSPZ王者のグリズリー山本、現時点ではパワーの差はいかんともしがたく、一方的に攻め込まれて、最後はDDTに敗れ去った。勝負タイム13分38秒、佐久間理沙子4連敗・・・

第6戦広島若鯉球場大会、佐久間理沙子七番勝負第5戦の相手は革命軍のSPZタッグ王者・RIKKA。実力的にはトップグループの一段下だが、動きのすばやさには定評がある。しかし佐久間、シングルマッチ連戦で疲れが見えており、RIKKAのスピードについていけない。なんとかビートエンドを1発叩き込んだもののそこまでで、最後はRIKKAの裏拳2連発に散った。佐久間理沙子、5連敗。なかなか結果が出ない・・・

広島大会メインはあばしりタッグ戦、王者八島、中江の相手はまたもマユリシアター、マリシアルイス。八島の体調が思わしくないので中江が大車輪の活躍。場外STOでマユリをグロッキーに追い込んでからとどめのバックドロップ。これで防衛に成功。

**********************

第7戦九州ドーム大会メインは佐久間理沙子七番勝負第6戦、対霧島レイラ。しかしシングルマッチの連戦が相当きついのか佐久間の動きに精彩がない。霧島のほうがガンガン持ち前のパワーで力強い攻め。
「くらえっ」
頃合いを見てラリアットで佐久間を仕留めた。勝負タイム13分56秒。

***************************

最終戦は新日本ドーム大会。
第3試合に登場したミネルヴァ石川が6人タッグながら初勝利、八島静香、アニービーチと組んでアイドル商会の3人と対戦、なんとか捕まることなく立ち回って、最後はアニーがコブラツイストで藤島を仕留めた。

休憩明け第4試合、SPZの顔であるマイティ祐希子が登場。タッグチャンピオンチームのRIKKA、葛城早苗と対戦。しかし祐希子のパートナーがデビュー1年ちょいのフローラ小川というのが微妙。フローラ小川、期待通りあっさり捕まってしまって、RIKKAの裏拳に散った。勝負タイム13分50秒。

このあと恒例の3大シングルマッチ。

セミ前は霧島レイラ対ジェーンメガライト。ごつごつした力押しの消耗戦となったが、しのぎきった霧島レイラ、なんとかラリアットを振りぬいて3カウントを奪った。勝負タイム17分33秒。

セミファイナルは佐久間理沙子7番勝負最終戦、

対戦相手は元SPZタッグ王者中江里奈。いきなりジャーマンで先手を取りにかかった佐久間、上の人とやるときには積極的に行かないとまずいということをこの7番勝負で理解したようだ。しかし中江も応戦、強烈なパワーボムでたたきつける。しかし佐久間もビートエンドでお返し、両者ノックダウン。

ワーワーワーワー

先に立ち上がったのは佐久間、ふらつく足取りでジャンピングニー。中江も最後の力を振り絞ってノーザン、しかしこれを2.8で返した佐久間、走りこんでジャンピングニー。これで中江からカウント3を奪い、最終戦でようやく7番勝負初勝利を上げた。勝負タイム15分49秒。

新日本ドーム大会メインイベントはSPZ選手権、順調に防衛ロードを重ねる王者グリズリー山本、今回の挑戦者はデンジャラス外人、ブリジットウォン。安定感はともかく打撃の鋭さは定評があるので今回チャンスが回ってきた。

「ウァハハハハハ」

しかしグリズリー山本が重厚な横綱プロレスを魅せてブリジットに付け入る隙を与えない。そのまま押し切って16分56秒、ギロチンで終了、王者が6度目の防衛に成功した。

2009年6月21日 (日)

第716回 35年目4月 フローラ小川初勝利

35年目4月
新人スカウトで中村真帆を獲得、新人スカウトで石川洋子獲得。

35年目4月シリーズ初戦釧路大会第1試合、石川洋子は「ミネルヴァ石川」というリングネームで早くもデビュー戦。対戦相手は1期上のフローラ小川。

フローラ小川も先輩方相手に途方もない連敗を喫しており、シングル初白星がまだという状況なので、勝ちに行った。積極的にスリーパーやドロップキックで攻める。新人のM石川、緊張からか動きがぎこちなかったが、それでもボディスラムやチョップで手数を返す。しかし最後は、

「これで決めます」
フローラ小川のスリーパーホールド。ミネルヴァ石川耐えるがロープは遠い。絞めるフローラ小川、抜けられないミネルヴァ石川、

「そろそろマイッタしたら?」
レフェリーのイージス中森まで降伏勧告。こうなってはミネルヴァ石川、ギブアップするほかなかった。

「11分20秒、スリーパーホールドで、フローラ小川の勝ち。」

―私、勝ったーーー

フローラ小川がようやくシングルマッチ初白星を挙げた。もっともフローラ小川、まだまだ格上にはからきしで、翌日の札幌大会ではアニービーチに7分であっさりと敗北。まだまだである。

今シリーズはドーム級の会場を回るので、考え付いた企画が

「佐久間理沙子試練の7番勝負」

札幌でいきなり最強外人ジェーンと対決。レスリングセンスでは互角なのだが、パワーではジェーンが何枚も上。力任せに投げつけられてしまう。

「ううっ」
ブレンバスターを堪えようとしたところをDDT.これで佐久間は頭を打ってしまった。さすが世界の一流選手は組み立てが違う、

「ワハハハハハ」
しかし佐久間も場外でビートエンドという手まで使って挽回しようとする、が、最後はスタミナが尽きたところをジェーンのエルボー、これで強引にジェーンが3カウント奪取。勝負タイム18分19秒。

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第3戦仙台大会、同じく35期の中村真帆デビュー戦。対戦相手はやはり1期上のフローラ小川。中村真帆、緊張のせいか動きに精彩を欠き、フローラ小川のスリーパー攻めにつかまってしまい最後はドロップキックにフォール負け。ともかくこれで35期生のデビュー戦は終わった。

佐久間理沙子7番勝負第2戦は強豪外人ブリジット・ウォン。今シリーズ最終戦のドームでSPZ王座挑戦の決まっているブリジットはデインジャラスな蹴りで佐久間を流血に追い込む。そして凶器攻撃。

「うわあっ」
これで動きを完全に止められた佐久間、トドメのラリアットに散った。勝負タイム18分28秒。

「イイ気分ネ~、敗者ヲ見オロスノッテ」

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第4戦しゃちほこドーム大会、メインは佐久間理沙子七番勝負第3戦、きょうの相手は元SPZ王者マイティ祐希子。まだ勝った事のない相手が続く。マイティ祐希子のハイスパートな攻めに苦戦、それでもビートエンド、ノーザンライトSH連発で見せ場を作る。

「く・・・・」
マイティ祐希子、場外戦で流れを変えようとする、乱戦にまぎれて強烈なニーリフト、そしてリング上に戻す。

しかし佐久間、ここで初公開の変形タイガードライバー、マイティ祐希子をモロに頭から落とした。

「ご、ぼっ・・・・」
ワン、トゥ・・・ドドドドドッ
マイティ祐希子、カウント2.9で返した。しかし動きがおかしい、目がうつろだ。

―勝てる!!
勝ちの予感が見えた佐久間理沙子、M祐希子に組み付くや

「これは、どう?」
佐久間3度目のノーザン、しかしブリッジが崩れてフォールにいけなかった。M祐希子懸命に場外へ逃げる。

「逃がさない!!」
再び場外乱闘、しかしマイティ祐希子、突然ダッシュして場外でネックブリーカー。思いもよらぬ反撃に佐久間も大ダメージ。
先に起き上がったM祐希子、佐久間をリング内に押し入れて、

「ハァ、ハァ・・・終わり!」
切り札のムーンサルト炸裂。これでカウント3、佐久間理沙子あと一歩で金星ならず・・・勝負タイム20分53秒。

「おえええええええ!!」
試合後の控室、マイティ祐希子がバケツに向かって嘔吐。トイレに駆け込む余裕もなかった。あの変形タイガードライバーで頭をモロに打ってしまったらしい。

(続きます)

2009年6月20日 (土)

第715回 34年目3月 さいたま決戦

34年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。青森から始まって東北地方を南下してゆくシリーズ。体調不良の今野役員は巡業には帯同せず、川崎の自宅で静養した。

第6戦の宇都宮大会であばしりタッグ、中江八島組対ワイルドローズ1号ファントムローズ2号、中江が押しまくってラリアットで完勝。初防衛に成功。

第7戦幕張大会、メインはSPZタッグ選手権、王者霧島レイラ藤原和美に対するはRIKKA葛城早苗。革命軍の同門対決だ。しかし今回は挑戦者組が猛攻。

「ぐわあ・・・っ」
合体パワーボムで頭を打ってしまった藤原和美が戦線離脱。場外で伸びてしまった。残った霧島レイラ、いくらお強くとも1対2では勝てない。RIKKAの農鳥に吹っ飛ばされ3カウントを許してしまった。これで王座移動。

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3月シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。セミ前から恒例の3大シングルマッチ。

まずセミ前で葛城早苗VSジェーン。

進境著しい葛城だが、今回はジェーンが本気で潰しにかかってきて、葛城にまったくいいところを出させぬままキャプチュード4発。容赦のないスープレックスモンスターだ。
葛城、終盤になってSPZキックを叩き込んだが、

「キカネエナ」
苦し紛れに葛城、場外戦に持ち込んだ逆に痛めつけられてしまう。最後はリング内に戻されてネックブリーカーで潰されてしまった。11分20秒、葛城早苗、ぶざまに叩きのめされた・・・この試合の内容によってはSPZ王座挑戦のチャンスもあっただけに残念。

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セミはマイティ祐希子対佐久間理沙子。

進境著しい佐久間、上へ上がるためにSPZの絶対王者だったM祐希子の壁を越えなくてはならないが、佐久間の攻めはM祐希子の想定内で、ひとしきり受けてからM祐希子が反攻。ノーザンライトの切れ味は落ちていない。佐久間を追い込んでからラリアット。硬軟自在の使い分け。これがマイティ祐希子のプロレス。
これで頭を打ってしまった佐久間、目がうつろだ。

「終わりーーーー」
バックドロップ2連発に佐久間理沙子、敗北。勝負タイム13分14秒。祐希子の壁は厚かった。

メインイベントはSPZ戦、9月に戴冠してから順調に防衛ロードを重ねているグリズリー山本、こんかいの挑戦者は霧島レイラ。この顔合わせでは力押しの大消耗戦になる。
しかし押し切ったのはグリズリー山本の方、霧島レイラ堪え切れなかった。
「ぶっ潰す」
最後はDDTで霧島レイラの戦意を断ち切って3カウント奪取、勝負タイム28分39秒。

2009年6月19日 (金)

第714回 34年目2月 早く芽を出せ!

34年目2月

「ウルトラソウルシリーズ」開幕。沖縄での興行の後東海地方を回るシリーズ。

緒戦の沖縄大会でタッグながらフローラ小川が外人のビートン相手からスリーパーでギブアップを奪った。最もパートナーの葛城がその前に蹴りつぶしていたという効果が大きいが。シングルではまだまだ勝てない状況が続く。

今野役員は初戦の沖縄大会のみ同行し、あとは体調不良のため巡業に帯同せず川崎の自宅で静養した。

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第7戦長野大会でSPZタッグ戦。新王者M祐希子、佐久間理沙子に対するは元王者の霧島レイラ・藤原和美組。しかし今シリーズのマイティ祐希子、あまり調子がよくないのか霧島のパワーさっぽうの前に防戦一方。

「ならば、私が・・・」

佐久間理沙子が奮戦して流れを変えて、M祐希子に再スイッチ。これでエンジンのかかったM祐希子、藤原にムーンサルト。
しかし佐久間が最初に脱落。霧島のラリアットを食らって首を痛めてしまったのか動きが止まった。

「これで終わりだ」

霧島レイラ、M祐希子に狙いを定めてスプラッシュマウンテン、返したが合体パワーボム。これは佐久間がカット。しかし藤原がうまく出てきて乱闘に持ち込む。ああこりゃ決まるなという雰囲気の中、

「受けてみろぉぉぉぉ」

ラリアット一閃、マイティ祐希子、崩れ落ちて3カウントを聞いた。勝負タイム45分3秒。革命軍コンビがタッグベルトを奪還した。

**********************

最終戦は地元に帰って横スペ大会。今野役員も顔を出して本部席で全カードを観戦。

第1試合でフローラ小川対ジョディビートン。相変わらずシングルマッチでは試合を作れないF小川、この日もビートンに押されまくって苦悶の表情を浮かべる。

―少しずつマシになってるんだけど芽が出ませんな・・・

この日も結局ビートンのフロントスープレックスに敗北。勝負タイム9分30秒。

第2試合、アイドル商会の3人(S真鍋・藤島・早瀬)が登場。

対戦相手はアニービーチ、マリシアルイス、ファントムローズ2号のそこそこ外人3人。しかしここの力で微妙なアイドル3人、やはりペースをつかめない。サキュバス真鍋のやられっぷりが壮絶。早瀬葵藤島瞳も外人組の攻勢にたじたじ。そのままファントムローズ2号に力負けし、さいごは強烈なエルボーに早瀬が散った。勝負タイム14分7秒。

休憩前第3試合は中江里奈が登場、マユリシアターとシングル対決。

「さー、ボコボコにしてやんぜーー」

ある意味この人が一番プロレスラーっぽいかもしれない。この日も持ち前のブルファイトでマユリを圧倒。青いコスチュームがきりっと締まって見える。

が、ポカ癖も相変わらずで、マユリのニーリフトをもらってしまって苦悶の表情を浮かべる。

「うぐぐぐ・・・・」

これ以上は受けられないなと判断した中江、ウラーと声を上げてのパワーボムで3カウント奪取。勝負タイム23分41秒の熱戦を制した。

休憩明けの試合は革命軍が登場、昨日の長野でタッグ王座を奪還して気分のいい藤原和美、きょうはRIKKAとタッグを組んでブルックウォン、ブリジットウォンと対決。ウォン一族のラフファイトを真っ向から受けた藤原、最後はJOサイクロンで任務完了。勝負タイム15分29秒、後半戦の最初できっちり存在感を出した。

ここから3大シングルマッチ。

セミ前が葛城早苗対佐久間理沙子。SPZの次代をになう2人が激突。打撃の重さでは葛城に分があるのだが、佐久間も立ち技を中心にレスリングセンスがある。

―打撃で潰すほかない。
葛城早苗、殺人ヒザ魚雷で佐久間の動きを止めたかに見えたが

「これで終わりです」
出たービートエンド。心臓が止まるほどの衝撃。頭から落ちて悶え苦しむ葛城、この一発で形勢逆転。

佐久間、立て続けにノーザン。しかし葛城、2.5でクリアして殺人ヒザ魚雷で反撃、しかし葛城がさらに殺人ヒザ魚雷を狙ったところを逆襲のノーザン。

「ぐわああ・・・」
まともにマットに叩きつけられた葛城、カウント3を聞いてしまった。勝負タイム12分13秒。

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セミファイナルは27期同士の対戦。マイティ祐希子対霧島レイラ。

試合序盤は互角の攻防だったが、みるみるうちに祐希子が押されだす。絶対王者だった昔の面影はどこへやら。
「ゼェ・・ゼェ・・・」
最後は完全に霧島のパワーに力負けしていて、ローリングソバット連発の前にフォール負け。勝負タイム20分22秒。

「完敗ね・・・」
マイティ祐希子、うつむいて花道を引き揚げた。時の流れは残酷。

*****************************

メインイベントはSPZ選手権、王者グリズリー山本に挑むのはTWWA王者にしてNJWP王者ジェーンメガライト。勝てば前人未到のシングル三冠王者である。

―レスラー生活の集大成。3本のベルトを巻ク・・・

ジェーン、パワーでもG山本にひけをとらない。そしてジェーンには投げ技がある。G山本、体重があるので頭から落ちたときはダメージが大きい。フロントスープレックスを食らっただけで苦痛の表情。

「んー、まあ、相性ってものがありますからね」

解説の吉田社長も諦め顔で、しかしグリズリー山本も力任せのラリアットで見せ場を作るが、受けきったジェーンがキャプチュード。G山本大ピンチ。

「ウォーーーー」

2発目のキャプチュードをキックで切り返したG山本、強引に勝負に出て
「グハハハハハハ」
渾身のグリズリーボム。この入った一発で3カウントが入った。勝負タイム29分18秒。王者が4度目の防衛に成功。

2009年6月18日 (木)

第713回 ふたりの引退試合

34年目1月シリーズ(続き)

第7戦山梨カイメッセ大会、スカ小は第1試合でフローラ小川を軽く一蹴。6分少々でパイルドライバー葬。

そしてセミ前では25期生の二人が最後の対戦。

八島静香対ハリケーン神田。

普段はタッグを組むことも多い両者が最後のシングル対戦。動けないなりにぶつかり合った。力のこもった熱戦が続いたが、先に仕掛けたH神田のゴッドハンドを受けきった八島がパワーボムで勝利。16分41秒。

************************

そして最終戦新日本ドーム大会。セミ前で引退する2名の最終試合が組まれた

「次の試合に出場するスカーレット小縞選手はこの試合が最後のファイトとなります。 ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

まず26期生のスカ小がリングへ、ハリケーン神田はデビュー戦のとき闘った相手だ。デビュー戦の相手と引退試合の相手が同じというのも珍しい。(南利美、斉藤彰子に次いで3人目)

「次の試合に出場するハリケーン神田選手はこの試合が最後のファイトとなります ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

そしてハリケーン神田が登場。引退する選手同士のマッチメイク。普通引退する選手の対戦相手はやりづらいファイトなのだが、今回は同時に2名引退と言うことで直接対決を組んだ。明日からはお互いただの人になるのだから思う存分やってくださいというマッチメイク。

「そろそろ、行きます!」

序盤はじっくりとした展開だったが、15分過ぎにまずスカ小が仕掛けた。殺人パイルドライバー。これで頭を打ったH神田、

「てめぇコノヤロウ」

怒りのゴッドハンド。引退試合でも殺気を漂わせるあたりがH神田らしい。

しかしスカ小、カウント2でクリアして、殺人パイルドライバーでお返し。これでH神田の動きが止まった。

「・・・・・いまだっ!」

シャイニングウィザード、タイガードライバーとたたみかけてH神田から3カウントを奪い、デビュー戦のお返しを果たした。

「勝ったーーーッ」

「22分50秒、タイガードライバーからのエビ固めで、スカーレット小縞の勝ち」

リング上に舞う赤い紙テープ。その後両者起き上がって握手、大歓声の中引き揚げた。

***************************

セミファイナルは葛城、RIKKA対ロゼヒューイット、ファントムローズ2号。ロゼ様が暴れてバスターローズでRIKKAを沈めて幕。

ドーム大会メインは(王者)グリズリー山本対(挑戦者)マイティ祐希子のSPZ選手権。

「これでダメなら、SPZのベルトにはもう挑戦しません」

マイティ祐希子、自分を追い込んでG山本に挑んでいったが、山本が出だしから持ち前のパワーを生かしガツガツ攻めて売る。M祐希子もムーンサルトで反撃。この試合は荒れた。以前はこういう展開、M祐希子はかっちり拾っていたのだが、G山本強い、重爆ドロップキック、ラリアットで追い込んで、最後は頭を押さえつけて
がすっ

ステップキック、これはロープに逃れた祐希子、2発目のムーンサルト、デスバレーで最後の勝負に出たがG山本から3カウントを奪うには至らなかった。

「ウァハハハハハ」
重爆ギロチンでM祐希子が力尽きた。勝負タイム23分15秒、王者が3度目の防衛に成功。

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そのあとH神田の引退セレモニー。
「拳ひとつで、ここまでやってくることができました。ありがとうございました。」

ゴッドハンドの女がリングを去った。引退後はレフェリーで団体に残ることが決まっている。

続いてスカーレット小縞の引退セレモニー。実力はともかく人気はけっこうあったので大盛り上がり。

「みなさーん!今まで応援ありがとうございましたー!良かったら、実家のお寿司屋さんにも食べに来てくださーい!」

**************************

ハリケーン神田

2033年5月11日、高知県体育館大会での対セイレーン千春戦でデビュー。2043年1月15日、新日本ドーム大会での対スカーレット小縞戦で引退。

稼動月数117ヶ月(歴代5位タイ)出場試合数843試合(概算)

タイトル歴
第63代・第66代・第68代・第71代SPZ世界タッグ王者(パートナーは八島静香)
第43代あばしりタッグ王者(パートナーはライラ神威)
第46代あばしりタッグ王者(パートナーは八島静香)
第51代あばしりタッグ王者(パートナーは霧島レイラ)
第65代あばしりタッグ王者(パートナーは中江里奈)

スカーレット小縞

SPZ26期生
2034年5月10日、長崎アリーナ大会でのハリケーン神田戦でデビュー。2043年1月15日、新日本ドームでの対ハリケーン神田戦で引退。

稼動月数105ヶ月、出場試合数762試合(概算)

タイトル歴
第70代SPZ世界タッグ王者(パートナーは霧島レイラ)
第80代SPZ世界タッグ王者(パートナーはマイティ祐希子)
第53代あばしりタッグ王者(パートナーは霧島レイラ)
第63代あばしりタッグ王者(パートナーは佐久間理沙子)
第34回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはマイティ祐希子)

写真集 1冊

2009年6月17日 (水)

完全妄想作話2015

時に西暦2015年、
後楽園プラザにて、日本のプロレスの業界団体「日本プロレスリングコミッション」の歳末チャリティー興行が行われた。日本プロレスリングコミッションは選手のライセンス管理や各団体の選手のメディカルチェックを行う業界団体だが、年に一度だけ、各団体の選手を集め、チャリティ興行を行う。上がった収益は全額福祉施設に寄付される。

その第3試合で夢のカードが組まれた。
三沢光晴(プロレスリングノア)、渡辺智美(SPZ)対、井上雅央(プロレスリングノア)、南利美(SPZ)
男女混合のいわゆるミックストマッチだ。発表当時はあまりにも無謀、エロ社長の毒牙に南さんがかかってしまう等と話題沸騰となったが、この話題性もあってチケットがはけて超満員札止めになってしまったのだからこの業界はなにが幸いするか分からない。

前の試合が終わるや場内大盛り上がり。新興ながら本気まごころ手作り感をモットーに武道館まで進出してしまった女子プロ団体SPZの看板選手と、もう50代になったがかつては全日本、ノアで超人的な活躍をした三沢が対戦。
「危険なカードよね。でもさっさと渡辺さんを極めて終わらせるわ」
南利美21歳、お年頃なので・・・
いつもの通りシンプルなコスチュームに手早く着替え、リングシューズに紐を通す。そして「チーム関節地獄」パーカーを羽織り、花道奥へ向かう。
「井上さん、今日は宜しくお願いします」
「ん、ああ」

そして場内にかかった南利美のテーマ曲、いつものように花道を軽く走ってリングイン。ロープを開けているセコンドは小川ひかる。
南利美、いつものSPZリングとは違うのでロープに凭れたりマットの硬さをチェック。相手チームの入場を待つ。

そして流れる「スパルタンX」、場内に響くミサワコール。いつものように淡々と入場。いつもと違うのはパートナーがSPZの若手、渡辺智美16歳。三沢はいつもの銀色のガウン、渡辺はまだ自分のグッズがないので吉田龍子Tシャツを羽織っての入場。三沢はリングインするやいつも通り背中をロープにグッグッと預ける動作。
「赤コーナー、SPZ所属、わたなべー、ともーみー!」
「プロレスリングノア所属、みさわー、みつーはるー!」
SPZ社長兼リングアナが4名をコール。けっこうな量の紙テープが飛んだ。
「レフェリー井上霧子」

なんと赤コーナー側、渡辺を制して三沢が先発を買って出た。
「くっ・・・・」
いきなり心理的動揺を誘う手を使ってきた。気後れした南は先発を井上雅に譲ってコーナーで待機。
「ファイッ」

ついにゴングが鳴ってしまった。まずにらみ合う三沢と井上雅。それだけで歓声が飛ぶ。50代になって老いたりとはいえどもさすがレジェンドである。
そのあと組み合っての攻防。井上雅が押し勝ち、クリーンにロープブレイク。そのあと再度組み合う。こんどは井上雅が上からスレッジハンマーで殴りつける。膝をつく三沢、そのあと井上雅が上から乗ってきてグラウンドの攻防。これだけで5分近く観客を引っ張るのだからさすが一流のプロ。

「オッシャア」
井上雅が走りこんでのタックル。そしてラリアット。これでムッとした三沢は
ガシッ
エルボー一発で井上雅をダウンさせる。場内ヤンヤの歓声。そのあと三沢は顔の汗を手でぬぐう。汗ワイパーと呼ばれるムーブ。これでも沸いた。
そのあと三沢は渡辺にタッチ。コーナーで息を整える。エルボーでダメージを負った井上雅も南にタッチ。

「すぐに終わらせるわ」
渡辺のチョップ、頭突きをひとしきり受けた後、南利美が反撃に転じた。
「この技に耐えられるかしら」
攻め疲れた渡辺を簡単に倒し、右足を持って強烈な逆片エビ固め。まだデビュー2年弱の渡辺、懸命にこらえるが南は仕留めにかかっている。たちまちえびぞり状態に・・・
「ひぎぃ・・・・・・」

そこへツカツカと歩み寄った三沢、エルボー一撃。見事なカット。タッグマッチではこれがあるから関節技ではギブアップを奪いにくい、

ドワアアア
「うわあああっ」
老いたりとはいえ男子団体のヘビー級レジェンドの一撃を食らって悶絶する南。衝撃はいつも受けている吉田龍子あたりのそれとは比較にならない。
「リミさん!」
セコンドの小川がエプロンを叩いて励ますが、南はあまりの痛さにのたうちまわる。たまらず井上雅にタッチ。渡辺も這うようにして三沢にタッチ。

そのあと三沢と井上雅が力のこもった攻防。井上雅が強引にアルゼンチンバックブリーカーを仕掛けようとするが、三沢はセオリーどおり上から殴りつけて阻止。その場に座り込む井上雅、そこへ三沢が背後からフェイスロックにとらえた。場内ものすごい歓声。
「グググ・・・・」
鼻を潰されて痛みに苦しむ井上雅、しかしここで南が、

パシーン

三沢に張り手を入れてカット。場内大盛り上がり。うわなんてことするんだ後が怖いぞというザワザワ感。
「・・・・・・・・・・・・」
三沢、冷静にまず弱った井上雅を場外にハンマースルーの要領で落としてから、南の前に相対。
「はっきりいって、もう逃げられないよね」
「・・・・・・・・・・・・・」
南がとりあえずミドルキックを三沢に打ち込むが、さして効いたそぶりも見せず、軽くエルボーを打って怯ませてからバックに回り、南の腰に手を回した。
「うわっ・・・」
ジャーマンか?ざわつく場内。
―これは受けられない。
そう判断した南、右足かかとを思いっきり後ろに跳ね上げた。

「・・・・・・ぐっ」
三沢が初めて見せる苦悶の表情。南利美、なりふり構わぬ急所攻撃。レフェリーの井上霧子は見てみぬふり。

「これでお仕舞いね」
南利美、股間を押さえてひざを突く三沢に組み付いて、得意の飛びつき腕ひしぎに捕らえた。

―マイッタして下さい。でないと折ります・・・っ

ドワアアアアアアアアアア

まさかの大金星か?三沢の右腕を絞り上げる南。場内は大歓声に包まれた。
しかし三沢、うまくこらえて右足を懸命にサードロープに伸ばした。無視して絞り続けた南だったがさすがに井上レフェリーが制止。
「はいはいもう無理、このへんでいいでしょ」

くっ・・・・
南利美にこれ以上の攻め手は残っていなかった。タッチしようとコーナーを見たが井上雅はまだ場外でうずくまっている。

―孤立した?
「10分経過、10分経過」
起き上がってきた三沢、エルボーを軽く当てて南をよろめかせると、
ガシッ
右足でスピンキック。これで南をダウンさせた。

「くっ・・・」
南利美、ふらつきながら起き上がったが三沢はそのとき既にトップロープに上がっていた。
―えっ
三沢が飛んだ。ダイビングのネックブリーカードロップ。ヘビー級の衝撃にたまらず南は悶絶。そのまま三沢が上にのしかかり片エビ固めで押さえ込む。きっちり身体を密着させて押さえ込んでるので返せない。場内悲鳴とウォオオという歓声

―事前の打ち合わせでは踏み付けって話だったのに!
井上霧子、憤慨しながらマットを3つ叩いた。
「10分25秒、ダイビングネックブリーカーからの片エビ固めで三沢光晴、渡辺智美組の勝ち」

この日2度目の「スパルタンX」が流れる。
三沢、フォールを離すや汗ワイパー。そして勝ち名乗りを受けて引き揚げた。
「はっきりいって少し危なかったけど、面白かったよね。最後のフォール?あれは南選手に敬意を表したんだよ」などとコメントして三沢は控室に戻った。

敗れた南、フラフラと起き上がって一礼。男子選手にフォールされて恥ずかしいのか、顔が少し赤い。けっこうなミナミコール。初めてのミックストマッチ、レジェンド相手に存在感は残したものの玉砕した。小川ひかるの肩につかまりながら南は控室へ戻った。

(この原稿は完全妄想作話です。)

2009年6月16日 (火)

もう一度エロ話を聞かせてください

新聞報道によると三沢光晴さんの死因は頚髄損傷とか頚髄離断などと書かれています。

頚椎の中にある、頚髄・・・呼吸する、心臓を動かすといった脳と心肺機能の間の神経・・・がぶった切られて、呼吸することもできずやがて心臓が止まり、死に至ったものと推測されます。

月曜日の東スポ1面に、試合終了直後の三沢さんの表情がありますが、そうとう苦しそうな表情をされています。(あれ、なんで、苦しい、息ができねえ・・・という状況でしょうか)

バックドロップを食らった直後の三沢さんはレフェリーの「動けるか」という問いかけにも「動けない」と応えていますので、そのあと息ができなくなり・・・という状況だと思います。おおもとの神経が機能しなくなった以上、いくら心臓マッサージやAEDをやっても効果なく、10分程度で死に至ってしまい、運ばれた病院で死亡確認となったものと思われます。

ではなぜバックドロップ程度の技で神経が機能しなくなったのか。昨今の過激化するプロレス、頭から落とす、断崖式、雪崩式で頭から落とすバックドロップ以上に危険な技はたくさんあります。問題のバックドロップのシーンがテレビや写真で公開されることは対戦相手のことを考えるとないと思いますが、要因として考えられるのは下記2つでしょう。

・三沢さんが、結果的に受け身をミスった

・三沢さんの身体は28年にも及ぶ激戦でボロボロになっており、首はいつ爆発してもおかしくない状態だった。

このどちらかではないかと思われます。

三沢さんほどの「天才レスラー、受け身の天才」(和田京平氏の著書より)が受け身をミスったとは考えたくもないのですが、弘法にも筆の誤り・・・的なことがあったのかも知れませんし、46歳という年齢で、頭のイメージと実際がついていかなかったのかもしれません。また、巷で言われているように社長業との兼務での激務、地上波(日テレ)中継の打ち切りに伴う放映権料が入らなくなったことによる資金繰りの悪化、不景気による客数減、売上悪化で心労がかなりあったものと思われます。

経年劣化によるボロボロも確かにあったと思われます。それでも自分のファイトスタイルをあまり崩さず。壮絶なファイトを続けてこられました。長期欠場して身体をメンテナンスして、という選択肢は、社長という責任感、売上への影響を考えると取れなかったのでしょう。かくて神経寸断にリーチがかかってしまい、あのバックドロップでついにイッてしまった・・のでしょうか。

リング状での壮絶な殉職・・・メインイベントとして興行を締め、お客さんを喜ばせて、満足させてお帰りいただくのがレスラーの仕事ですが、最後にそれが果たせなかったので、三沢さんとしても不本意な結末だったでしょう。(現場を見られた2300人のショックはいかばかりかと思われます)

以上のことを考えると、今回の痛ましい事故の最大の要因は、三沢さんを46歳になるまで第一線、しかもGHCタイトル戦線に出してしまったことだと思われます。後輩の小橋選手が腎臓ガンに犯されてしまったこと、秋山選手も腰が悪い状況下、次代のエースにバトンタッチできぬまま(森嶋選手や力皇選手、潮崎選手が実力的に育ってはいたのですが)、営業的なことを考えて自分が第一線を退くことをズルズルと先延ばししてしまったこと。一般企業でも社長の判断を止めるのは難しいので、誰も社長を止める人がいなかった。そのあたりに問題がなかったか、悔やまれてなりません。

三沢選手は器用な選手で、面白いファイトもやろうと思えば出来るタイプです。全日本時代に1試合だけ和歌山で(チャンカンの不戦勝で対戦相手がいなくなり急遽)馬場さん木村さんと組んで悪役商会の3人と闘い、エルボーで永源選手にツバを吐かせたこともあります。

最悪の結末となり、メインを若い選手に任せて第一線を退き、休憩前の第3試合あたりで三沢選手の楽しいプロレスを見ることもできなくなってしまいました。高山選手あたりに「このエロ社長ッ!」と叫ばれながら蹴られるシーンが目に浮かびます。そしてエルボーで仕返しした後、汗ワイパーで歓声を浴びる・・・・

(タイガーマスクを卒業した際の心境を話したトークショーかなんで)

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「まあ他人に脱がされるより自分で脱いだ方がいいかなあ・・・って、でも脱がすのは好きですけどね」(観衆爆笑)

2009年6月15日 (月)

まだ信じられません・・・・

(本日は通常更新の予定を急遽差し替えます)

スポーツ新聞朝刊の一面は「三沢死す」、

ニュースサイトも、レスラーのブログも突然の訃報を大きく扱い、

一夜明けたプロレスリングノアの博多スターレーン大会では遺影と献花台・・・・

この現実を受け止めざるを得ない状況。

(はっきり言って今日は仕事になりませんでした・・・)

ちょっとWASのリプレイを出す気になれないので、追悼文に差し替えます。

「王者の魂」

そして、

「J」 が本来の用途で聴けなくなって幾年、

「スパルタンX」も同様の運命をたどろうとは・・・

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《本家サイト プロレス観戦記からの転載》

1992年8月22日 日本武道館大会(全日本プロレス)

メインイベント 三冠ヘビー級選手権 三沢光晴(挑戦者)対 スタン・ハンセン(王者)

鶴田フォール負けの余韻を引きずりながらメインの三冠戦が始まった。王者ハンセンは1月に鶴田からタイトル奪取後、3月三沢、6月川田、7月田上と日本人チャレンジャーを次々撃破し、今回三沢の再挑戦となった。三沢は「今回駄目だったら1年間は挑戦しない」と公言し、自ら追いこんでハンセンと対峙した。

試合はハンセン独特の「重量感あり、かつブレーキの壊れたダンプカーと評された勢いあり」の攻撃で三沢を攻め込んで行く、が三沢もエルボーやキックで反撃する。三沢のフェースロックで三沢に流れが傾いたが、ハンセンも前シリーズ三沢が負傷した肩を狙って反撃する。20分過ぎ、ハンセンが三沢に珍しくしつこく腕ひしぎ逆十字をかけ続け、館内からは悲鳴が沸き起こる。ロープブレイク後、両者ダウンのあとフラフラと立ちあがった所へ三沢が渾身のエルボーを叩きこみ、そのままフォール勝ちを奪った。三沢の初戴冠に館内は大盛り上がり。ハンセンが勝ちを急ぐあまり三沢の肩にこだわり過ぎたのが敗因と思われた。館内にはスパルタンXが流れ続けていた。

2009年6月14日 (日)

訃報

プロレスリング・ノアの社長兼看板選手の

三沢光晴さんが昨日、広島で亡くなられました。

突然のことでただ呆然とするばかりです。

やられることから教わる全日本出身の選手のなかでも

受けの強さには定評があった選手でもこのようなことが起ころうとは。

登山の世界ではどんな熟達者でもどんなに装備や準備を入念にしても

難しいコースでは死亡する確率はゼロにはならないということは

よく言われますが、それと同様のことが起こってしまったのでしょうか。

46歳になり、デビュー25年を越え、社長業との兼務で感覚が

微妙に狂って来たのでしょうか。

頭から落とす危険技は多くなってきたプロレス界ですが、バックドロップは大昔から

あった技で、三沢さんも鶴田選手やウイリアムス選手の危険なバックドロップを

受け続けて来ましたが・・

私は三沢選手の全日本時代の勇姿を2回見たことがあります。(1992年3月と8月)

2000年にノアを立ち上げられたときは「気持ちは分かるけどなんてことするんだ」と

思いましたが、最近は理想の働き方を求めて独立した気持ちも分かってきたので、

いつかノアを見に行ければ・・・と思っていましたが・・・

合掌。

第712回 34年目1月 H神田・S小縞引退シリーズ

34年目1月
「そろそろ年なのかなぁって・・・実家に戻ってお店手伝います」
26期生のスカーレット小縞が引退を表明、
「そろそろ引き際だと思います」

25期生のハリケーン神田も引退を表明、中江とのタッグで持っていたあばしりベルトは返上となった。

ということで1月シリーズはスカーレット小縞&ハリケーン神田の引退シリーズとなった。

初戦長崎大会、メインでマイティ祐希子、ハリケーン神田、スカ小組が本隊トリオを結成し、革命軍の霧島レイラ藤原和美RIKKAと対戦、しかしなんとM祐希子が狙われてしまい、革命軍の集中砲火をさばききれずRIKKAの農鳥にフォール負け。

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第2戦佐賀大会、スカーレット小縞は第2試合で33期の佐久間理沙子と対戦。入社2年目だが新技のビートエンドは脅威だといわれている。スカ小、ヘッドバット攻めでペースを握ったが、試合が長引くにつれ動きが落ちてきた。長年の酷使でもう長期戦ができなくなっているのだ。

「はっ」
ノーザンライトで腰を強打して動きが止まり、続くパイルドライバーを食らって身体に力が入らなくなり15分6秒、フォール負け。

一方ハリケーン神田はセミファイナルで八島静香と最後の25期生タッグを組んで、葛城早苗&RIKKAのタッグ王者組と対戦。

「がはーーーっ・・・」
葛城早苗の殺人ヒザ魚雷を早い段階でもらってしまい苦悶の表情のH神田、たまらず八島にタッチ、。しかし八島も動きはかなり落ちており、葛城のジェットスマッシュを食らってしまう。その後延々とストレッチプラムをかけ続けられてぐったりしたところ2度目のジェットスマッシュ。いかに八島がタフでもこれではフォールを返せない。勝負タイム15分45秒。

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3戦目熊本大会、スカーレット小縞は第1試合でアイドル商会の早瀬葵と対戦。しかしスカ小、普段のパワフルな動きが影を潜め、早瀬葵に攻め込まれてしまい、シャイニングウィザードを3連発で食らってしまうなどいいところがない。なんとかラリアットで反撃するが単発に終わり、4発めのシャイニングウィザードで早瀬相手に初黒星を喫した。

第2試合でハリケーン神田が佐久間理沙子と対戦。やはり佐久間の動きについていけず、最後はパイルドライバーで頭を打ったところをエルボーでトドメを刺されて終了。

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翌日第4戦鹿児島大会、スカーレット小縞は第1試合で藤島瞳と対戦。アイドルレスラーとの戦いが続く。しかしスカ小、この日は長期戦を避けて一気の攻め。殺人パイルドライバー2連発で藤島瞳を退けた。勝負タイム11分52秒。

ハリケーン神田が第2試合で早瀬葵と対戦。早瀬葵、大先輩のH神田越えを狙って向かっていったが、打撃の重さが違う。最後は早瀬のラリアットをうまくかわしたH神田が逆にラリアットを打ち返して3カウント奪取。勝負タイム26分4秒の熱戦。

「ハァ、ハァ・・・アイドル商会といっても侮れませんね・・・、ハァ、ハァ・・・」

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第5戦宮崎大会ではスカーレット小縞、第1試合でアイドル商会のリーダー・サキュバス真鍋と対戦。真鍋のトリッキーな動きに苦しんだスカ小だったが、殺人パイルドライバーで動きを止める。そして頃合いを見てタイガードライバーで料理。

ハリケーン神田は第2試合で藤島瞳と対戦、アイドルレスラーの藤島だがSPZマットで4年近くもまれて実力はつけてきている。それでもゴッドハンドでペースをつかみ、藤島を追い込んだが最後の決め技が出せない。

逆に藤島がH神田のスタミナ切れをついてシューティングスタープレス。24分52秒、藤島瞳が逆転勝利、神田越えを達成。

宮崎大会メインはあばしりタッグ王者決定戦、ハリケーン神田が返上したベルトを争うのは中江里奈、八島静香対マユリシアター、マリシアルイス。中江がブルファイトを見せてあっさりとマユリをラリアットでなぎ倒し、ギロチンドロップで勝利。意外にも八島はこれが初めてのあばしり戴冠。

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第6戦別府大会。ハリケーン神田は第1試合でフローラ小川と対戦。まだシングルマッチでの勝利がないフローラ小川、積極的に向かって行ってドロップキックやエルボーで攻めたが、一発の重みが違う。

グシャッ
H神田のエルボーが鼻に入ってフローラ小川、流血。これでたじろいでしまったのか動きに精彩がなくなり、

「終わりだ」

フローラ小川、ステップキックは2.8で返したものの続くDDTからのフォールは返せなかった。勝負タイム11分38秒、

別府大会メインはSPZタッグ戦、王者葛城、RIKKAに挑むのはマイティ祐希子、佐久間理沙子組。27期のマイティ祐希子がハッスルして空中技を連発し葛城を追い込む。最後は佐久間が弱りきった葛城をノーザンで退けた。勝負タイム28分55秒、佐久間理沙子がデビュー2年足らずでタッグベルトを巻いた。

(続きます)

2009年6月13日 (土)

第711回 34年目12月 ファン感謝デー

34年目12月 SPZ選手会主催興行。
年の瀬も押し詰まった12月28日、東京調布のギムレットホールにて、SPZ選手会主催興行が開催された。例によって選手会でキャッシュを稼いで社員旅行にでも行こうという企画だが、今回も選手会長が生真面目なハリケーン神田なので、よく言えばしっかりした興行、悪く言えばあまり面白みのない興行になった。

第1アトラクション ラッキーナンバー抽選会

選手会興行恒例の企画、チケットに印刷された番号と、ハリケーン神田が引いた番号が一致したら選手が提供した豪華景品がもらえる企画。例年通り妙に盛り上がった。八島静香はゴルフボール付き孫の手を提供、マイティ祐希子は意外にも歴史小説の文庫本を提供、頭数が足りないのでスタッフもなにかしら提供。井上霧子が高級ワイン、今野役員も缶コーヒー1ケースを提供。

第2アトラクション 選手トークショー
マイティ祐希子と佐久間理沙子がスクリーンに写されたスライドを見ながら今年一年をまったりと振り返るというトークショーを展開。それなりに沸いた。

第3アトラクションはファンも混じってみんなでパンチングボール選手権。リング上に設置されたパンチングボールマシンを事前に応募した観客が殴り、日ごろのストレスを晴らすという企画。

「ウォーーーーー」
「いぇああああああ」
「専務のバカヤロウ、150時間も残業させやがって」

ファンの奇声気合いが乱れ飛ぶ異様なイベントとなった。みんなでパンチングボールを殴ってストレス解消。なんというファン参加型イベント。中森選手会長の粋な計らいだった。

「構えて、タメを作って、すぱーんと殴りぬけて」
ハリケーン神田が実技指導までやる恐ろしいイベント。

一般参加の部は100kg以上をたたき出した人全員に「SPZオリジナルグッズ」が贈られた。そのあと関係者の部。今回はマスコミ記者さんが各社対抗で腕っ節の強さを競った。最高得点をたたき出した日刊ブルースの記者さんには喫茶あばしりのお食事券が贈られた。そのイベントが終わると休憩。

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休憩明けは渡辺智美(SPZ5期)歌謡ショー。年齢を重ね、妙な貫禄が出てきた。

「♪上野駅 16番ホーム
 ボンネットの 金沢行き夜行急行
きたぐにへ 旅立つ
ラウンジカー 流れる街の灯
能登 能登
夜行急行 能登~~~
夢路はるかに 闇を駆け行く
能登 能登
夜行急行、能登~~~」

売れないタレント渡辺智美がリングに上がり、「夜行急行能登号」を披露。それなりに沸いた。

セミファイナル アイドル商会歌謡ショー

今年も選手会興行は歌合戦なのか。
「サキュバス真鍋でーす」
「藤島瞳でーす」
「は、早瀬葵でーすっ」
「3人揃って、アイドル商会です!」
そして、デビューシングル、「信濃なる千曲の川の」を熱唱。

♪信濃、流れる、ちくま川
 川べり あなたの 少し後を歩く
想いは 川の流れのように だんだん ふくらんでゆく

あなたが踏んだこの小石
ただの小石でも
あなたが踏んだ石なら、宝石みたいに思えてきて
せつなくなる、だから

その石 拾って、ポケットにしまった・・・
ああ 信濃 流れる ちくま川

メインイベント 普通のシングルマッチ。

「やはり1試合くらい普通の試合を入れておかないと何のイベントなのか分からなくなります」

スカーレット小縞(SPZ26期)対フローラ小川(SPZ34期)

新人相手のシングルマッチ余裕綽々のスカーレット小縞、対戦相手のフローラ小川を子供扱い。普段はあまり見せないコブラツイストできっちり痛めつけて、最後はフローラ小川が15分闘ってスタミナ切れを起こしたところを、

「どりゃーーーっ」

ラリアット一閃。これでフローラ小川から3カウントを奪った。ゆるい試合だったが最後はきっちりラリアットで締めた。

試合後、スカーレット小縞がマイクアピール。来年に向けての抱負でも語るのかと思いきや、

「私、スカーレット小縞は、1月シリーズ最終戦をもって引退します!」

ええええええええええええええええ!

人気レスラーの引退宣言に場内どよめき。

「そろそろ年なのかなぁって思いまして・・・実家に戻ってお店手伝います」

26期生のスカーレット小縞が引退を表明した。そのあとなんとざわめきの中ジャージ姿のハリケーン神田がリングに上がり、マイクを持った

「感謝デーの場で報告するのは心苦しいのですが・・・・私もそろそろ引き際だと思います」

25期生のハリケーン神田も引退を表明。

ざわめきのまま選手会興行は終わった。

2009年6月12日 (金)

第710回 34年目12月 タッグリーグ(4)

第7戦は広島大会。
M祐希子○、S小縞(10点、タイガーSH 18.24)八島、H神田×(2点)

マイティ祐希子、ここ一番での集中力は健在。ムーンサルトでH神田を追い込みデスバレー、そしてタイガースープレックスできっちり3カウントを奪って1敗を守った。

霧島○、藤原(10点、ラリアットからの片エビ固め9.26)佐久間、F小川×(2点)

霧島レイラの怪力は健在、まず佐久間をスプラッシュマウンテンで動けなくしておいて、続いて出てきたF小川は子ども扱いしたあげく、ラリアットで幕。

ジェーン○、アニー(8点、サンドイッチラリアットからの片エビ固め 19.23)RIKKA×、葛城(6点)

タッグ王者チームが3敗目を喫して優勝の可能性が完全に消えた。今シリーズのRIKKA、ぱっとしないファイトが続く・・・

G山本○、中江(8点、DDTからの片エビ固め 8.47)WR1号、PR2号×(2点)
グリズリー山本組、完勝。このレベルの相手ならまあ問題ない。

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最終戦は大阪大会。SPZのシリーズが大阪で終わるのも珍しい。

八島○、H神田(4点、タックルからの片エビ固め 16.36)RIKKA、葛城×(6点)

ハリケーン神田のゴッドハンドが葛城をたじろがす。そして八島が出てきてふらつく葛城にパワーボム。これはRIKKAがカットしたが、H神田がすぐさま乱闘を仕掛けて分断。起き上がってくるところを

「オラアッ」
八島のぶちかましは健在。これでSPZ世界タッグ王者から勝ち星を挙げた。25期生コンビは4点でリーグ戦を終えた。

M祐希子○、S小縞(12点、延髄斬りからの片エビ固め9.32)WR1号×、PR2号(2点)

祐希子組みがあっさりとメイド軍団を片付けて、1敗でリーグ戦を終えた。決定戦の可能性があるのでコスチューム姿のまま控室で待機。

ジェーン、アニー○(10点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 11.15)佐久間×、F小川(2点)

フローラ小川とジェーンがはじめて相対。相手になるはずがない。あーっというまに叩きのめされてしまった。そして残された佐久間も袋叩きにあって終了

G山本、中江○(10点、パワーボムからのエビ固め 25分くらい)霧島×、藤原(10点)

まだ優勝の可能性を残す霧島組が懸命のファイトを見せるが、グリズリー山本のパワーもすごいので攻めあぐむ展開。ならばと藤原が出てきて中江にJOサイクロン。これで試合が動き出したがグリズリー山本の集中力が切れない。藤原にも重いステップキックを打って動きを止めてしまう。

―くっそ・・・・
時間だけが過ぎていってあせりの色を濃くする霧島。強引に中江を引きずり出して仕留めようとするが、中江もちょっとやそっとでは沈まない。逆に強烈なパワーボムで霧島を叩きつけて3カウント奪取。

この結果優勝はマイティ祐希子、スカ小組、

2位は霧島組、山本組とジェーン組が10点で並び、直接対決の結果も3すくみなので3チームが準優勝扱いとなった。

2009年6月11日 (木)

第709回 34年目12月 タッグリーグ戦(3)

34年目12月 ウルトラタッグリーグ戦(その3)

第5戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

RIKKA、葛城○(4点、殺人ヒザ魚雷からの片エビ固め 11.48)WR1号、PR2号×

このカードはタッグ王者チームが順当勝ち。手堅く闘って2勝目をゲットした

M祐希子○、S小縞(8点、バックドロップからの片エビ固め 18.05)佐久間、F小川×

新人のフローラ小川がM祐希子と初対戦。さすがに防戦一方。グラウンドでも立ち技でも軽くあしらわれる。最後はあえて隙を作って佐久間にタッチさせるという余裕ぶり。今のあなたじゃあ相手にならないわということなのか。しかし佐久間もつかまってしまい本来の力を出せぬままズルズルと攻め込まれる。しかし・・・

「いつものやつ、いきます」

なんと佐久間理沙子ビートエンド。これでM祐希子の顔色が変わった。鋭い延髄を叩き込んでからスカ小にタッチ。

なんと佐久間理沙子、スカ小にもビートエンド。大ダメージを負って倒れ伏すスカ小。一気に試合が分からなくなった。しかしスカ小がふらつきながらも粘りを見せて佐久間にタイガードライバー、これはF小川がカット。最後は4人が入り乱れる展開となり、M祐希子がムーンサルト、これでF小川は戦闘不能になって、

「てやーーー」
M祐希子、とどめのバックドロップ。さすがに角度はえぐくないがそれでも頭から落とした。当然3カウントが入った。

試合後のM祐希子は頭を押さえていた。

「安パイだと思ってたけど・・・危なかった、あのビートエンドとかいう変形フィッシャーマンはヤバイあれ。」

M祐希子、試合後は手羽先を喰いに行く予定だったが大事を取って宿舎で静養した・・・

「うう・・・・」

フローラ小川、SPZ本隊トップのM祐希子に叩きのめされて動けず、試合後は宿舎から一歩も出られなかった・・・

霧島○、藤原(6点、ジャンピングニーからの片エビ固め 22.40)八島×、H神田(2点)
25期生コンビ、魂の連係を軸によく粘ったのだが、霧島レイラの力押しに敗北・・・

ジェーン、Aビーチ○(4点、ブレーンバスターからの片エビ固め 23.12)G山本、中江×(4点)
SPZ王者に上がったグリズリー山本、この日は最強外人ジェーンと対峙。しかしここまであまり星の上がっていないジェーン様も懸命。なんとめったにやらない凶器攻撃まで見せて中江を悶絶させる。

「てめええ!」

G山本には真っ向勝負、ベリートゥバックで悶絶させる。これで試合の行方は混沌としてきた。最後は中江とアニーがブレンバスターの打ち合い。しかし中江が競り負けて投げられ、そのまま3カウントを喫した。凶器攻撃というなりふり構わない手まで使ったジェーン組が2勝目ゲット。

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第6戦は九州ドーム大会
RIKKA、葛城○(6点、アームホイップからの片エビ固め 22.07)M祐希子、S小縞×(8点)

この試合で勝てば残る相手はローズ組と25期生コンビなので優勝がほぼ決まるM祐希子組、賞金を得ようと欲望まるだしの表情でRIKKAに襲い掛かっていったが、現タッグ王者チームもリーグ戦の灯を消すなと懸命の応戦。試合は長引いた。勝負をかけたM祐希子のダイビングプレスは自爆。スカ小が流れを変えようと粘るがあっさりつかまってしまいストレッチプラム、そして変形STFで悶絶。

「出た、カツラロック、カツラロック、カツラロック!」

アナウンサーが手元の資料のカツラギロックを言い間違えて上記の台詞。以降葛城の変形STFはカツラロックと呼ばれることになる。動けなくなったスカ小をアームホイップで投げて終了。

ジェーン○、アニー(6点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 11.17)八島×、H神田(2点)

なかなか星の上がらない25期生コンビ、この日も強豪外人コンビに撃沈・・・

霧島○、藤原(8点、ローリングソバットからの片エビ固め 10.35)WR1号、PR2号×(2点)

霧島組が順当に白星を収め、1敗を守ってトップに並んだ。

G山本、中江○(6点、逆水平チョップからの片エビ固め8.05)佐久間、F小川×(0点)

この日のフローラ小川はまったくいいところなく、分断作戦にハマってしまい最後は中江のチョップ一発で終わる展開。メイン初登場は苦かった・・・・試合後「ドームのメインであれはまずいよ」と神田選手会長から小言を言われた。

ウルトラタッグリーグ戦、残り2戦の段階で祐希子組みと霧島組がトップ。

(続きます)

2009年6月10日 (水)

ブッチャーのD&G

本日は定休日なので、

本家ブログの方からの写しで対応。

ブッチャーのD&G。

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あれは1年半前
2007年11月24日
相模原市体育館へプロレスを見に行った時のこと
(全日本プロレス 世界最強タッグ決定リーグ戦)

試合前にグッズ物販コーナーを覗いたとき、
選手Tシャツや選手パーカーなどの
バカ高いプロレス選手グッズ販売の片隅に
「ブッチャーコーナー」があり、
当時71歳でいまだに現役の悪役黒人レスラー
アブドーラ・ザ・ブッチャーが
サイン入り色紙(1000えん)とフォーク(1000えん)
を販売していた。
通訳らしきおっさんが横についていて、ブッチャーグッズを
買ったファンにはにこやかに記念撮影やら握手に応じていた。
ファイトマネーのほかにこれで小遣いを稼ぐらしい。
他の日本人選手がジャージ姿なのに
ブッチャー様は黒のスーツをピシッと着て
色石系の指輪を5つくらいしており、
ベルトはD&Gとさりげなくブランド物。
腰の辺りに光る宝石っぽいD&Gの輝き。
老いてもこういうところでオレは一流なんだぞと
主張しているところがブッチャーらしい。

驚くべきことに自分の出番の試合を終えるや、
流血した額に包帯を巻いて、汗まみれの状態でグッズ売り場に
戻り、のどが渇いたのかダイドーのMIUを飲みながら
色紙やフォークを売る。なんというプロ根性。

2009年6月 9日 (火)

第708回 34年目12月タッグリーグ(2)

3戦目は仙台大会。

八島、H神田○(2点、ゴッドハンドからの片エビ固め 14.15)佐久間、F小川×(2点)

一昨日の札幌大会で敗れはしたものの存在感を示した25期生コンビ、この日はフレッシュコンビとの対戦。

―私が駆け出しの頃、あの子はまだ6歳だったっけ・・・

創業者・今野役員の娘という事で面識はあった。それがいまやリングであいま見える様になってしまい、時の流れをいやおうなしに感じる。

―いかんいかん、目先の1勝をとりに行かないと

ハリケーン神田、相手チームを分断するやなんとフローラ小川をステップキックで蹴り倒して、半失神状態のF小川を引きずりおこして、

「はっ!」

ハリケーン神田の代名詞、ゴッドハンド炸裂。多少は手加減したもののフローラ小川はこれで失神。そのまま片エビ固めでフォール。

―新人!これが、返せるか!

佐久間のカットは八島に阻まれ、そのまま3カウントが入った。

フローラ小川、ゴッドハンドを食らったのは初めて。意識がなかなか戻らず騒然とする状況で、担架で運ばれた・・・

ジェーン、アニー○(2点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 9.51)WR1号×、PR2号(0点)

外人同士の対戦はジェーン組に凱歌が上がりTWWAの意地を見せた。

M祐希子○、S小縞(4点、ムーンサルトプレスからの体固め 29.23)霧島、藤原×(2点)

ここ数年のSPZマットで抗争を繰り広げた2大看板が仙台で激突。お互い意地だけでやりあう。そしてお互い大ダメージ。こうなるとパートナーの差が勝敗を分ける。動きの悪いスカ小がつかまってしまい悪い流れに。

しかしこれでスカ小が脱落してしまったためにM祐希子が奮起。なんと藤原を捕まえてムーンサルトで下して2連勝。さすがは戦いの化身。

G山本、中江(4点、グリズリーボムからのエビ固め16.53)RIKKA×、葛城(0点)
「ぐはははははは、ぶっつぶうす」
グリズリー山本強い。まさに殺人重戦車。RIKKA葛城を子ども扱い。

「このっ・・・・」
葛城のSPZキックでG山本の動きが止まったが、ぎゃくにこれで山本が本気になって、再びラッシュをかけてRIKKAをグリズリーボムで抹殺・・・・

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第4戦はさいたまドーム大会。

WR1号○、PR2号(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 23.12)八島、H神田×(2点)
双方のチームの連携技が冴え渡る。お互い気心の知れたパートナーだけに連係はばっちり。こうなると根性勝負だが、八島が相手チームの攻勢に長いことつかまってしまい、H神田が孤立。そこへ集中砲火を浴びてしまいH神田が沈んでしまった・・・・

葛城○、RIKKA(2点、合体パワーボムからのエビ固め 13.48)佐久間、F小川×(2点)

佐久間理沙子が新人のF小川をうまくリード。ダブルドロップキックも繰り出した。しかしそれも長く続かず、F小川がつかまってしまい終了。タッグ王者組が遅ればせながら初日を出した。

「うう・・・・」

フローラ小川15歳、大試練が続く。

霧島○、藤原(4点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 16.34)ジェーン×、アニー(2点)

「ウアラァーーーー」
ジェーンのベリートゥバックで試合が動き出した。まともに食らった霧島悶絶。そのまま場外でうずくまってしまった。残された藤原が奮戦し、霧島の回復を待つ。

しのぎきった藤原、霧島が蘇生してコーナーに戻ったのを見てタッチ。

「ウオオオオーーー」
怒りの霧島レイラ、怒りのスプラッシュマウンテン。最強外人ジェーンでも霧島レイラを怒らせてはどうしようもなかった。

M祐希子○、S小縞(6点、ダイビングプレスからの片エビ固め 27.05)G山本、中江×(4点)

グリズリー山本の暴走ファイト恐るべし。中江もきっちり流れを作る。防戦一方の祐希子組、スカ小のラリアット、M祐希子ムーンサルトで反撃。最後は中江をつかまえたM祐希子。ダイビングプレスで激戦を制した。

「まあ、当然でしょ」

祐希子組が3連勝と上々の滑り出し。優勝候補である霧島組とG山本組から勝ったのは大きい。

2009年6月 8日 (月)

第707回 34年目12月タッグリーグ(1)

34年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ戦
出場チームは以下の8チーム。
マイティ祐希子、スカーレット小縞組(前SPZタッグ王者)
霧島レイラ、藤原和美組(元SPZタッグ王者)
RIKKA、葛城早苗組(SPZタッグ王者)
八島静香、ハリケーン神田組(元SPZタッグ王者)
グリズリー山本、中江里奈組(超獣コンビ?)
佐久間理沙子、フローラ小川組(フレッシュコンビ)
ジェーンメガライト、アニービーチ組(TWWA代表)
ワイルドローズ1号、ファントムローズ2号組(GWA代表)

今野役員は「フローラ小川選手はまだ育成段階、リーグ戦に出すべきではない」と主張したが、吉田社長に「ドームを埋めるサプライズが欲しいから」と押し切られて、1期上の佐久間と組んでのタッグリーグ出場が決まってしまった・・

2戦目の札幌どさんこドーム大会からリーグ戦スタート
佐久間○、F小川(2点、ビートエンドからの片エビ固め 14.04)Wローズ1号、Pローズ2号×

「・・・・・・」
さすがにフローラ小川は緊張気味。

「私が試合を作りますから安心してください。」

佐久間理沙子が前面に立ってファイト。フローラ小川の出番も2回ほどあったが、つなぐファイトに徹したフローラ小川、なんとかつかまらずに過ごして佐久間にスイッチ。

「この技を受けても立っていられるかしら?」

佐久間の必殺技、ビートエンドが決まり3カウント。やはり一発を持っている選手は強い。
「うがががが・・・・」

心臓が止まる(と思う)ほどの衝撃を持つといわれるビートエンド。まともに食らったファントムローズ2号はしばらく起き上がることができなかった・・・

M祐希子○、S小縞(2点、ダイビングプレスからの片エビ固め 23.40)ジェーン×、アニー

多くの舞台で激戦を繰り広げたジェーンとM祐希子が激突。M祐希子、鼻から鮮血を滴らせながらファイトするも、Aビーチ相手に得意のダイビングプレスを自爆。
「ぐわあああ・・・」

そしてスカ小も案の定ぱっとしない動き。最後は4人が入り乱れるベタな展開。しかし合体プレーに勝ったのはM祐希子組。

「おりゃーーー」
合体パワーボムが決まる。スカ小、腕力だけならまだまだ強い。悶絶するジェーンに上からM祐希子が降ってきて終了。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・」
試合後の控室、スカ小の息は弾んでいた・・・

霧島○、藤原(2点、合体パワーボムからの片エビ固め 12.44)RIKKA×、葛城

革命軍同士の対戦。力で押した霧島がRIKKAを集中攻撃。葛城が反撃するも流れを変えるに至らない。
「藤原―――」
最後は合体パワーボムでRIKKAを沈めて、白星発進。

G山本、中江○(2点、パワーボムからのエビ固め 23.18)八島×、H神田

「まさか神田さんと今年も出られるとは思わなかった」

25期生コンビが今年も出陣、互いに9年以上の長きにわたり現役を続けて、タッグリーグに参戦することができた。27年目から8年連続でこのコンビでの登場。息の長いタッグだ。しかし時の流れは残酷、G山本のブルファイトにたじたじ。最後は八島がつかまってしまい敗北、それでも23分の試合を成立させたのだから大したもの。

2009年6月 7日 (日)

第706回 34年目11月 グリズリー山本政権

34年目11月
「グランバトルシリーズ」開幕。RIKKAが足首負傷で欠場、今野役員は体調が思わしくなかったので東北巡業に帯同しなかった。

しかしこのころのSPZ、G山本軍(G山本、八島、中江)、M祐希子率いる本隊、霧島レイラ率いる革命軍、そして外人軍の4軍団が回り持ちでメインを務める充実のシリーズとなった。

第6戦幕張大会のメインでSPZはじまって以来、新日本女子のタイトルであるNJPW選手権が組まれた。ジェーンメガライトがNJPW選手権を持っているので、SPZサイドが若手の有望株、佐久間理沙子を挑戦させた。もちろんベルトが移動するとは誰も思っていない。

で、予定通りベリートゥバックで前後不覚になったところをエルボーで倒されて3カウント。勝負タイム16分54秒、予定通りの結果となった。

**************************

最終戦は横浜スペシャルホール大会、
第1試合でフローラ小川が登場、対戦相手は実力微妙外人ソフィアリチャーズ。ソフィアのスリーパーが効いたのか、F小川の動きに精彩がない。そのままアームホイップ連発でたたきつけられて敗北。

「こんな試合勝ってとうぜんよ!」

フローラ小川、シングル初白星が遠い・・・

第2試合はアイドル商会の3人が登場。藤島瞳、早瀬葵、サキュバス真鍋の3人がコーナーに並ぶだけで絵になる。しかし対戦相手は百戦錬磨の八島、H神田、スカ小なので苦しい。サキュバス真鍋が懸命にかき回したが、残念ながら一発の重みが違う。しかしベテラン3人もシリーズ最終戦で疲れが見えてきている。それでもなんとか最後はH神田が締めた。

「ゴッドハンド!!」
重たい裏拳がサキュバス真鍋の意識を持ってゆく。
1発目は藤島のカットに救われたが2発目を立て続けに食らって万事休す。

勝負タイム23分17秒の隠れメイン的試合だった。

第3試合は中江里奈対アニービーチのシングルマッチ。中江が安定した試合運びでアニーを一蹴。フィニッシュはバックドロップ。前の試合が長引いたのであっさり決めようと思っていたらしい。勝負タイム8分14秒、その試合が終わると休憩。

外人同士のタッグマッチをはさんで、セミ前からは恒例の3大シングルマッチ。

セミ前は藤原和美対佐久間理沙子。売り出し中の佐久間だが、技の切れはまだまだ藤原の方が何枚も上、ジャーマン、パイルドライバーで動きを止められた。そして最後はバックドロップ。誰もがこれで終わったと思ったが2.9で返した佐久間、粘りを見せる。そのあとも動けないなりのファイトを見せて、なんと30分フルタイムドローに持ち込んだ。

「ウォオオオオオ!!」

場内ものすごい拍手。デビュー1年半の佐久間が藤原と引き分けるまでに成長した。

セミファイナルはマイティ祐希子対葛城早苗。入社3年目でSPZ世界タッグ王者になった葛城がマイティ祐希子の壁に挑む。SPZキック、殺人ヒザ魚雷で後一歩まで追い込んだが、
「これで終わり!」
元SPZ王者の貫禄を見せたM祐希子がシャイニングウィザードで葛城を倒した。勝負タイム13分6秒。

メインイベントはSPZ戦、王者グリズリー山本、防衛戦の相手は前王者霧島レイラ。

ドスッ

大迫力の肉弾戦が続く、膠着状態が続き客席が疲れだしたのを察知した霧島が仕掛けて、スプラッシュマウンテン!!

「グググウ」
しかしグリズリー山本もグリズリーボムで仕返し。互いに決め技を出したが試合はなお続く。両者ダウンが続く

「どりゃあああ」
先に立ち上がったG山本、得意のDDT、ステップキックで霧島レイラを追い詰めて、
「おらあっ」
重たい裏拳、カウント2.9で返した霧島レイラだったがこの一撃で意識が飛んだらしい。目がうつろだ。2度目のDDTで3カウント。試合はこれで終わった。王者が2度目の防衛に成功。今回も勝負タイム45分39秒の死闘、両者ノーコメントのまま控室へ引き揚げた。

2009年6月 6日 (土)

第705回 34年目10月 SPZ選手権 G山本×M祐希子

34年目10月
「ハイパーバトル」開幕。

日本海側の都市を中心に巡業が続くシリーズ。新人のフローラ小川は第1試合で藤島瞳相手に連敗を続けてプロレスを教わる日々が続く。

第4戦神戸大会メインでSPZタッグ戦開催。王者マイティ祐希子、スカ小に挑むのは、革命軍の戦士RIKKAと葛城早苗。

マイティ祐希子のハイスパートレスリングはまだまだ健在、葛城の打撃をものともしない。代わって出てきたRIKKAにはラリアットをぶち込む。しかし戦いが長引くにつれM祐希子の動きが落ちてきた。農鳥をまともに食らってフラフラ状態。ならばとスカ小が出てくるが、この人の動きも相当悪い。それでも農鳥を自爆させるなど奮闘。最後は4人が入り乱れる展開となった。

「覚悟ッ」
葛城RIKKAの合体技、ダブルインパクトがM祐希子を頭からマットへ。
「危ない!!」
これはスカ小がカットしたが、続けて葛城のジェットスマッシュがM祐希子に入ってしまった。
ワン、トゥ、スリー。王座移動、30分24秒の戦いの末RIKKA,葛城組がSPZ王者となった。

「さらなる高みを目指して進むのみ・・・」

葛城早苗があのマイティ祐希子からフォールを取ったのは立派。

******************************

最終戦は新日本ドーム大会、

第2試合でサキュバス真鍋、藤島瞳、早瀬葵のアイドル商会3人がそろい踏み、対戦相手は八島静香、スカ小、フローラ小川組。それなりに力のこもった試合展開となったが、最後は八島のパワーボムに真鍋が沈んだ。勝負タイム19分18秒。

新日本ドーム大会、セミ前から3大シングルマッチ。

セミ前はまず佐久間理沙子対中江里奈。パワーで上を行く中江が攻め込んだが、
「これで終わりです!」

佐久間理沙子、先シリーズから使い始めている危険な必殺技のビートエンド。中江をまっさかさまに落とす。しかし中江里奈、スタミナには定評がある。何事もなかったかのように起き上がり、パワーボム、バックドロップでラッシュをかけて佐久間を退けた。勝負タイム14分31秒。

セミファイナルは霧島レイラ対葛城早苗。SPZタッグを取って日の出の勢いの葛城、SPZ前王者の霧島レイラと激突。しかし霧島の重厚な攻めの前にほとんど何もできず、ローリングソバットに敗退。勝負タイム14分19秒。

メインイベントのSPZ戦、王者グリズリー山本に対するは挑戦者マイティ祐希子。この試合は盛り上がった。パワーで押すG山本、スピードと瞬発力で対抗するM祐希子。一進一退の攻防が続く、しかし、25分になろうとするころにG山本が仕掛けたグリズリーボムでマイティ祐希子の動きが止まってしまった。

「うう・・・」
倒れたまま動かないM祐希子、打ち所が悪かったのか。

「げはははははは」
グリズリー山本、そこへDDTで追い打ち。マイティ祐希子は続くフォールを返せなかった、勝負タイム25分11秒。王者が初防衛に成功。

2009年6月 5日 (金)

第704回 斉藤彰子 最終試合

第7戦秋田大会、斉藤彰子はセミで1期先輩のハリケーン神田と最後のシングル対決。

斉藤が掌底をバキバキあてて行ってペースをつかむ。

ハリケーン神田もゴッドハンドで反撃したが単発。逆に斉藤彰子も強烈な裏拳2連発。しかしハリケーン神田も掌底、2度目のゴッドハンドで反撃、試合が長引いたが斉藤彰子
「ほあーーーーっ」

ジェットスマッシュ!これで決まったかと思われたがハリケーン神田も2.9で返す。ハリケーン神田、掌底で倒したがカウント2.8、壮絶な打撃戦で両者ダウン、しかし斉藤彰子、先に立ち上がりこの試合2度目のジェットスマッシュで勝利。勝負タイム15分27秒。

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そして、シリーズ最終戦新潟特設リング大会、

第1試合でフローラ小川がノティアリチャーズに善戦したが、最後はスタミナ切れを起こしたところを脇固めにとらえられてギブアップ負け。

第2試合では中江がファンロムローズ2号を粉砕。

第3試合は藤原、RIKKAの革命軍コンビが抜群のチームワークで佐久間、スカ小を下した。

休憩あとの第4試合ではアイドル商会の3人が弱さをいかんなく発揮し外人勢にボロ負けした。そして・・・

次の試合に出場する斉藤彰子選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層の声援をお願いいたします。」

最終試合の相手は25期の八島静香。なんとデビュー戦の相手と同じだ。打撃を撃っても打っても耐える八島、そしてラリアット、デスバレーで反撃。しかしこれを受けきった斉藤彰子、

「一気に決める!」

出たーーージェットスマッシュ、なんとかカウント2.8で返した八島だったがもはや足が震えていた。

「はぁーーっ!」

最後は勢いよく飛燕脚。キック連打を食らって八島静香ついに力尽きて3カウントを許した。勝負タイム24分44秒。

「終わった・・・・・」

25分近い激戦を制した斉藤彰子、夜空を見ながら呟いた。

セミファイナルはマイティ祐希子対ジェーン。過去何度も繰り広げられた名勝負。ジェーンのパワーに対抗すべくマイティ祐希子も飛び技で攻めたかと思えば逆さ押さえ込みを連発したりして硬軟取り混ぜた攻めを見せる。

しかし試合終盤、ジェーンの怪力コブラツイストでギリギリと絞り上げられたM祐希子、ぐったりとしたところをベリートゥバック、これで沈んでしまった。勝負タイム19分46秒。

******************************

新潟大会メインはSPZ戦、王者霧島レイラに挑むのは先月のSPZクライマックスで全勝優勝したグリズリー山本、パワーファイター同士、ド迫力の攻防が繰り広げられたが、スクラップバスター連打で突破口を開いたG山本、そのまじわじわと攻め続け、ラリアットの打ち合いも制した。霧島のスプラッシュマウンテンを食らったものの態勢を立て直し、コーナーに押し込んでチョップ連打。

「げはははははは」

マシンガン状のチョップ乱打に霧島レイラの身体が沈んでゆく。なんとか霧島もタックル連打で反撃しようとしたが、

「ぶっ潰す」

組みとめてDDT,1発目は2.8で返した霧島だったが、立て続けに2発目を食らってついに力つきた。勝負タイム59分55秒、グリズリー山本が死闘を制しSPZ王座を奪取した。

両方ともにつかれきっていて試合後は起き上がれなかった。セレモニーもそこそこにG山本、引き揚げた。

***********************

メイン終了後、斉藤彰子の引退式。

「今まで応援ありがとうございました!」

斉藤彰子がファンに別れを告げた。

********************
斉藤彰子

SPZ26期生

2034年5月10日、長崎アリーナ大会での対八島静香戦でデビュー。2042年9月26日、新潟市特設リングでの対八島静香戦で引退。稼動月数101ヶ月、出場試合数712試合(概算)

タイトル歴

第60代・65代SPZタッグ王者(パートナーはコンバット斉藤)

第74代SPZ世界タッグ王者(パートナーは中江里奈)

第27回SPZタッグリーグ優勝(パートナーはコンバット斉藤)

第30回SPZタッグリーグ優勝(パートナーはジェーン・メガライト)

写真集 1冊

2009年6月 4日 (木)

第703回 斉藤彰子引退シリーズ

34年目9月
「あとはお願いします・・・」

26期生の斉藤彰子が引退を表明。SPZクライマックスでわずか2点という結果に終わったのが相当こたえたようだ・・・

初戦の高知大会。斉藤彰子はセミ前で新人のフローラ小川とシングル対戦、軽く掌底、ヘッドバットを出して行っただけでもうフローラ小川悶絶。
「これで終わりだ!」
STOで倒してカウント3.勝負タイム6分32秒。

第2戦松山大会、ここからはアイドル商会との3連戦。まずは藤島瞳と対戦。

斉藤彰子、重たい打撃で主導権を握り。藤島の反撃を適度に受けてから、最後はドロップキックで3カウントを奪った。勝負タイム23分58秒。このクラスの相手を仕留めるのに23分もかかるあたりにいまの斉藤の状態が見て取れる・・・

第3戦鳴門大会では斉藤彰子は早瀬葵と対戦。昨日の反省からか斉藤彰子、打撃をガスガス当てて言って裏拳でぐらつかせると、手早くSTOで仕留めた。勝負タイム10分29秒。

その間、シリーズは四国を転戦。マイティ祐希子率いる本隊、霧島レイラ率いる革命軍、Sクラ覇者のグリズリー山本はとりあえず中江あたりとタッグを組ませておき、これに外人軍を加えた4軍がセミやメインで激突するカードを組んだ。

第4戦高松大会、セミ前で斉藤彰子対サキュバス真鍋。アイドルレスラー真鍋を圧倒して、最後はSTOで下した。勝負タイム13分11秒。

第5戦岡山大会、セミ前で斉藤彰子対佐久間理沙子。

「・・・うあっ」

なんと試合開始早々、33期の佐久間がジャーマンを仕掛けてくる危険な展開。これで斉藤彰子、頭を打ってしまったのか動きに精彩がなくなり、佐久間に攻め込まれてしまう。

「行くぞッ」
このシリーズ初めて斉藤彰子が伝家の宝刀を抜いた。ジェットスマッシュ炸裂。しかし当たりが浅い。佐久間、態勢を立て直すやフロントスープレックスで反撃。

「ふっ!」
斉藤彰子も裏拳で反撃、ここで佐久間が切り札を出してきた。

「ビートエンドッ」
新技の変形フィッシャーマンバスターを見せた。要するに心臓が止まるほどのやばい技らしい。斉藤、朦朧とする意識の中、かろうじてロープへ逃げた。
「く・・・このっ」
斉藤彰子も熱くなり飛燕脚、しかし佐久間はカウント2.8で返して、パイルドライバーでお返し。頭頭と攻められた斉藤彰子、もはや身体に力が入らず、これでカウント3が入った。勝負タイム19分19秒。

***********************

第6戦奈良大会。この興行も大日本テレビのカメラが入った。
第1試合でフローラ小川対藤島瞳。やはりまだまだシングルマッチでは試合を作れないフローラ小川、防戦一方になってしまいスタミナが尽きたところをムーンサルトを食らって敗北。勝負タイム8分49秒。

セミ前の第4試合で、斉藤彰子対スカ小。最後の26期生同期対決。
―長い付き合いだったな・・・

お互いトップを張る事はできなかったが、懸命にSPZで戦い抜いた。万感の思いをこめて斉藤彰子がスカ小をぶん殴ってゆく。たじろいだとこををニーリフト連打。そして・・・
「ハァーーーッ!」
出たジェットスマッシュ。これでスカ小を完全に沈黙させた。勝負タイム12分52秒。

奈良大会セミはタッグマッチ。ジェーンメガライト、グリズリー山本対マイティ祐希子、八島静香。実力者が3人もいるともう無茶苦茶。しかし祐希子のパートナーの八島がいい立ち回りを見せて20分30秒、最後はダブルインパクトでマイティ祐希子がジェーンから3カウントを奪った。

なら大会メインは久々実施のあばしりタッグ戦。王者中江、ハリケーン神田に挑むのは早瀬葵、サキュバス真鍋組。アイドル商会についにあばしり挑戦のチャンスが廻ってきた。

「・・・・・・・」

今シリーズのハリケーン神田、右足の負傷が完治しない状態。しかしあばしりタイトル戦やら斉藤彰子引退シリーズの絡みがあるので2試合だけの限定参戦である。

「あんなの顔じゃない。あっさりつぶします」

中江がのっけからパワーボムやSTOを繰り出すダイナミックな攻め。アイドルレスラー2人をちぎっては投げちぎっては投げという状態。
ハリケーン神田は顔見世ファイト。早瀬の攻めを適度に受けてヘッドバット、ステップキックでたじろがす。そして、

「遊びじゃないんだ」
出たゴッドハンド。しかし早瀬2.9で返す。ドドドドドド
「くっつ、これで・・・っ」

ハリケーン神田、怒りのDDT3連発、しかしこれも早瀬2.9で返した。ドドドドド。
しかしハリケーン神田、代わって出てきたサキュバス真鍋にも容赦のないゴッドハンドを叩き込んでカウント3を奪った。勝負タイム24分16秒、王者組みが初防衛に成功。

2009年6月 3日 (水)

山梨県奥地取材敢行

Tentsuku01

本日は休養日です。

昨日は取材で山梨県早川町に行って来ました。

転付峠(2020m)を日帰りで往復。

がけっぷちにつけられた73箇所の橋をたどってたどり着くというすごいところです。

ご承知の通り、WAS没頭中のオリジナル後付設定で

REKI選手、RIKKA選手の出身地という設定です。

極秘特訓の場所として今後のリプレイにつかってみようかなと。

2009年6月 2日 (火)

第702回 34年目8月 SPZクライマックス(下)

第34回 SPZクライマックス(後編)

第6戦は広島若鯉球場。
葛城(6点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 15.35)藤原(2点)

予選会では葛城が勝っているカードの再戦、藤原の投げ技攻勢を受けきった葛城、ジェットスマッシュで勝利。4敗目を喫した藤原、シード権獲得が厳しくなった・・・

霧島(8点、ローリングソバットからの片エビ固め 13.33)中江(4点)

昨日M祐希子をついに破って意気軒昂の霧島レイラ。この日も中江を相手に万全のプロレスで勝利。

G山本(10点、ブレーンバスターからの片エビ固め 15.38)八島(0点)

M祐希子が敗れて単独トップに立ったG山本。この日は八島の粘りに手こずったが、頭突き合戦を制して突破口を開き、ブレーンバスターで熱戦にケリ。

「うっわー、グリズリー山本5連勝、トップを快走――」

M祐希子(8点、ラリアットからの片エビ固め 10.58)斉藤(2点)

マイティ祐希子、危なげなく斉藤を下して1敗を守った。

「昨日は・・・もうすんだ事です。」

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第7戦は九州ドーム大会。
藤原(4点、背面トペからの片エビ固め 22.20)中江(4点)

28期生同士の対決。過去何十回も対戦してきたが、パワーにまさる中江の分がよかった。今回の対決でも中江が力押しで追い込んだが、藤原がJOサイクロ2連発という鬼の攻め。なんとか場外に逃げた中江だった、形勢を逆転する事はできず4敗目を喫した。これで予選会突破は厳しくなった・・

G山本(12点、グリズリーボムからのエビ固め11.35)斉藤(2点)

グリズリー山本6連勝。このまま突っ走るのか。しかし最終戦の相手はマイティ祐希子・・・

霧島(10点、ラリアットからの片エビ固め 15.0)葛城(6点)

葛城早苗SPZキック!
「んなもん、効くかーーー」
霧島レイラ、雄たけびを上げるや豪腕ラリアット。1度目は返した葛城だったが2連発で食らってはどうにもならず・・・

「優勝は結果マチだけど、祐希子を倒せたのは自分にとって大きいかな。」

最終戦の結果によっては優勝の可能性も残している・・・

M祐希子(10点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 12.18)八島(0点)

マイティ祐希子も1敗キープ。優勝の可能性を残して最終戦横スペへなだれこむ・・・

************************

そして最終戦横スペ大会。
中江(6点、STOからの片エビ固め 22.54)葛城(6点)

この1戦にシード権がかかる葛城、6点で終えればシード権の可能性が出てくる中江、両者譲らないいい勝負。しかし頭突き連打でペースを握ったのは中江、STOで勝利。
「連戦が・・こたえたのでしょうか・・・」

SPZキックをヒットさせながらも3カウントを取ることはできなかった葛城、初出場で6点に終わった・・・

藤原(6点、バックドロップからの片エビ固め 17.16)八島(0点)

藤原も6点でリーグ戦を終えて、この結果4位で藤原、葛城、中江の3人が並び、3人ともシード権を手に入れた。

霧島(12点、ブレーンバスターからの片エビ固め 12.52)斉藤(2点)

霧島レイラ、危なげなく斉藤彰子に完勝。1敗を守ってリーグ戦を終えた。決定戦の可能性があるのでコスチューム姿のまま控室で待機・・・

G山本(14点、DDTからの片エビ固め16.17)M祐希子(10点)

Sクラ優勝争いを決める大一番。マイティ祐希子、5連覇のためには勝って決定戦に持ち込むしかない。G山本は30分粘れば優勝が決まるが、ぶっ壊すスタイルから言って難しいので勝ち狙いで行くほかない。

「どりゃああ」
ヘッドバットの打ち合いを制したG山本が優位に立ち、スクラップバスターで攻める。マイティ祐希子なかなか手数が返せない。もしかするとという空気が充満する・・・

「うらあああ」
グリズリー山本、ラリアットで弱らせておいて、DDT,マイティ祐希子の頭がマットに突き刺さった!!

「ワン、トゥ、スリー」

ロイヤル北条レフェリーがマットを3つ叩く。マイティ祐希子の5連覇の夢はついえた。場内どよめきと歓声が!!

えええええええええええええええええええ!!

「・・・・・・・・くっ・・・」

首を押さえながら、スカ小の肩を借りて、力なく引き揚げるマイティ祐希子。時代が変わったのか・・・

―ウァハハハハハ!!

グリズリー山本、まさかのSPZクライマックス制覇。吉田社長からトロフィーと賞金100万円を手に入れた。

2009年6月 1日 (月)

第701回 34年目8月 SPZクライマックス(中)

第34回SPZクライマックス 続き

第4戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

中江(4点、逆水平チョップからの片エビ固め 14.53)八島(0点)

元気のない八島さん、中江にもズルズルといってしまい、これで3連敗・・・

葛城(2点、アームホイップからの片エビ固め 22.15)斉藤(2点)

予選会のとき同様ノーガードの殴り合い。名古屋のファンは熱狂。おとなりの三重県から斉藤彰子大応援団が駆けつけて彰子コールを飛ばしたものの、葛城が殺人ヒザ魚雷!

「ぐわああ・・・」
悶え苦しむ斉藤彰子、苦し紛れにジェットスマッシュを撃ち込んで反撃するが、

「・・・・・」
葛城もジェットスマッシュで反撃。ドワアアアア

自分の必殺技で3カウントは喫したくない斉藤、なんとか返したがもう動けなくなってしまった・・・

G山本(6点、裏投げからの片エビ固め 30.0)霧島(4点)

名古屋大会セミで注目の顔合わせ。凱旋帰国のグリズリー山本と永遠のナンバーツー(でも現SPZ王者)霧島レイラが直接対決。
グリズリー山本のチョップ連打、霧島も頭突きで応戦。ド迫力の攻防だ。名古屋のファンは大興奮。
「・・・クッ」
霧島ローリングソバットで打開を図るがG山本、効いたそぶりも見せずスクラップバスターを浴びせる。そのあとはお互いに力のこもった攻防、

「うおおおおーーー」
霧島レイラのスプラッシュマウンテン。これで決まったかと思われたがG山本2.8で返す!

「ウアーーーーッ!!」
G山本グリズリーボム、しかし霧島2.9で返す!

「ぬぅあおーーー」
霧島レイラ、2度目のスプラッシュマウンテンを狙うもG山本するっと回転エビに切り返す。
「くっ・・・」
なんとかこれは2で返した霧島だったが、立て続けに裏投げを食らって3カウントを喫した。勝負タイム30分に及ぶ激闘。

M祐希子(6点、シャイニングウィザードからの片エビ固め9.10)藤原(0点)

名古屋大会メインはマイティ祐希子が横綱プロレスを見せて藤原を一蹴・・・

***********************

第5戦は大阪なにわパワフルドーム大会。

葛城(4点、ストレッチプラム 25.18)八島(0点)

八島が団体最古参の意地を見せて葛城を追い込んだが、ストレッチプラムに屈した・・・葛城、星を2勝2敗のタイに戻した・・

藤原(2点、ネックブリーカーからの片エビ固め 16.05)斉藤(2点)

予選会では斉藤彰子が勝っているカードの再戦。しかし今回は白星を挙げるべく藤原が圧倒。パイルドライバーからネックブリーカーと大技攻勢で斉藤を沈めた。

G山本(8点、グリズリーボムからのエビ固め 17.47)中江(4点)

グリズリー山本4連勝、中江とのパワー対決を制した。

霧島(6点、ラリアットからの片エビ固め 22.13)M祐希子(6点)

優勝戦線に生き残るためにはこれ以上負けられない霧島レイラ、そしてSPZ王者としてマイティ祐希子にどうしても勝ちたい霧島レイラ。果敢に向かっていく。

―あいつだって、隙は必ずある・・・

体ごとぶつかってゆくネックブリーカー、そしてタックル。マイティ祐希子の顔にあせりの表情。ムーンサルトで打開を図るが返され、続くバックドロップはつぶされた。

「覚悟」
霧島レイラ重いタックル、マイティ祐希子立ち上がって懸命にロープに振るが背面トペでつぶす、なんとか2.8で返した祐希子だったが、

「もらったーーっ」
ここで霧島ラリアット!!的確にヒット。頭から落ちたM祐希子、そのまま押さえ込む、カウント3が入った!

ええええええええええええええええええええええ!!

何回やっても何回やってもマイティ祐希子に勝てないといわれていた霧島レイラ、ついにシングルマッチで勝利を挙げた。

「ウオオオオッ!!」

両手を高く挙げて、快哉を叫ぶ霧島レイラ。

第34回SPZクライマックス。残り3戦の時点で、グリズリー山本が単独トップに立った・・・

(続く)

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