第732回 惜別の九州巡業
35年目9月 M祐希子さよならシリーズ(続き)
第5戦長崎アリーナ大会、マイティ祐希子は前座の第2試合に登場。サキュバス真鍋とタッグを組んで新人のミネルヴァ石川、中村真帆と対戦。先発を買って出たM祐希子、2人をあっという間に蹴散らす。これは格が違う。
「うりゃあ」
M祐希子のバックドロップ。しかし中村、けんめいに2.8で返してドロップキックで反撃し、パートナーのM石川につなぐ。
M祐希子、そのあとしばらく石川を痛めつけた後、
「後、任せたわよ」
サキュバス真鍋にタッチ。サキュバス真鍋もM祐希子とのタッグでタッグリーグを制した事もあった。相変わらずのトリッキーな動きでミネルヴァ石川を翻弄すると。
「祐希子さん!!合体技!!」
「はいはーい!!」
走りこんでサンドイッチラリアット。これでM石川を戦意を絶つ。カバーはサキュバス真鍋、M祐希子はすかさずダッシュして中村真帆の前でお約束の通せんぼポーズ。カウント3が入った。勝負タイム9分17秒。
長崎大会メインで組まれたのはSPZ選手権、王者グリズリー山本に挑むのは葛城早苗。先月のSPZクライマックスで唯一、G山本に土をつけた選手であるので、このたびSPZ王座へ初挑戦となった。
「解説の吉田さん、どうでしょうかこの試合」
「んー、95パーセント山本選手でしょう、馬力が違いすぎます。葛城選手にチャンスがあるならば」
「あるならば?」
「打撃で眠らせることですね」
「なるほど」
「でも山本選手も警戒してくると思いますからねぇ・・」
グリズリー山本、序盤からヘッドバットをごっすんごっすん。
「うわ、作戦立ててますね、頭攻撃してわけわかんなくさせる作戦ですよ」
徹底した頭頭攻め。そしてバックドロップ2連発。葛城もエルボーで反撃するが単発。
「ぐはははははは」
最後はカウンターで掌底がはいってしまいこれで葛城は崩れ落ちた。そのまま押さえ込んで3カウント奪取。25分14秒、王者が9度目の防衛に成功。まったく危なげない。
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第6戦佐賀大会、マイティ祐希子はセミで34期のフローラ小川と対戦。このクラスの相手なら余裕余裕。フローラ小川のエルボーやドロップキックを適度に受けてから
「はっ」
華麗に舞って延髄2連発。これでばったり倒れたフローラ小川。あとはダイビングプレスで圧殺。勝負タイム8分0秒、完勝。
「あと、2つ・・・・」
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第7戦、カイメッセ山梨大会。マイティ祐希子はセミで29期のRIKKAとシングル対戦。RIKKAとは先月のSクラで対戦していないのでひさしぶりの激突。
スピード感あふれる攻防。RIKKAの動きにきっちり対応するM祐希子。そして延髄で痛撃!これで倒してダイビングプレス。きのうのフローラ小川はこれで終わりだったが、RIKKA、なんとか2で返す。しかしM祐希子、勝負どころは逃さない。
「せええええーい!!」
久しぶりに見せたタイガースープレックス。RIKKAもがくが、腕のフックがかかっていて返せない。そのまま3カウントを聞いた。勝負タイム11分22秒。
山梨大会メインはあばしり戦、王者八島静香、中江里奈に挑むのはアイドル商会のサキュバス真鍋、早瀬葵組。
「やれやれ・・・」
25期生の八島静香、全身ボロボロで全盛期の動きは見る影もない。先月のSクラでまた腰を痛めた。この日は5分過ぎにちょっと出てきて顔見世程度のファイト。
―あたしが片付けます。八島さんはコーナーで見ててください。
中江里奈一気の攻め。パワーボム2連発、STOと怒涛の攻め、これでサキュバス真鍋を叩き潰した。15分54秒、王者組が5度目の防衛に成功。
そして、最終戦。さいたまドーム大会。
(続きます)
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