第733回 マイティ祐希子最終試合
最終戦さいたまドーム大会。もちろん超満員の大盛況。
「マイティ祐希子最終試合」
の大看板が。
オープニングマッチは中村真帆対マリシアルイス。DDTやギロチンでよく攻めた新人の中村だったが、マリシアルイス、ハイアングルのボディスラムを2連発。これで3カウントを奪った。
そのあと「マイティ祐希子の功績をたたえるおもしろビデオ」の上映。
なぜかエレキギターを抱えた阿部アナウンサーがリングに上がりグギャーンとかき鳴らしながらオーロラビジョンにマイティ祐希子が攻めまくる残虐暴力ビデオが流れるというシュールな内容。編集がよくできていて対戦相手がバッタバッタバッタと倒されてゆく衝撃映像。最後に以下の大文字が。
「SPZ選手権通算防衛回数 31(歴代1位)」
そのあと第2試合、八島静香、フローラ小川、ミネルバ石川の3人が入場、対戦相手はアイドル商会の3人。
「おうらああああ」
八島静香、腰の痛みを堪えてタックルでタックルでサキュバス真鍋を吹っ飛ばす。休んでも良かったのだが、この日は面倒を見た後輩、マイティ祐希子の引退試合なので無理して出場した。懸命にアイドル商会の攻勢をさばいてからいい流れでF小川にタッチ。
フローラ小川も着実に力をつけてきて、このくらいの相手なら互角に闘えるようになってきたが、新人のミネルヴァ石川が案の定捕まってしまう。
「あーもう、あとはあたしに任せな」
八島さん、救援に出てきて、サキュバス真鍋にデスバレー。いい流れでフローラ小川にタッチしたが、フローラ小川も藤島のシャイニングウィザードを食らってしまってたまらずM石川にスイッチ。しかしここで新人のM石川がやってくれた。
「はっ」
ラリアットを藤島にぶち込む。1度目はカウント2で返されたが、2発目のラリアットを立て続けに決めて、そのまま押さえ込んで藤島瞳から3カウントを奪った。これには場内ええええええええの声。勝負タイム17分37秒。
「たいしたヤツだ。まあ喜べ」
この快挙に八島がミネルヴァ石川の手を上げた。
第3試合は外人同士のシングルマッチ。ジョディビートン対マユリシアター。マユリが打撃でよく攻めて、裏拳で3カウントを奪った。勝負タイム10分1秒。その試合が終わると休憩。
第5試合はグリズリー山本、中江里奈のタッグ王者チームが登場。対戦相手は革命軍の藤原和美&葛城早苗。グリズリー山本が革命軍の2人をボコボコにして、最後はDDTで藤原を処刑。勝負タイム11分6秒、山本さんの完勝。
セミは革命軍の霧島レイラ・RIKKA登場。対戦相手はブリジットウォン&ブルックウォン。RIKKAが悪の連係に少し捕まったものの、最後は霧島レイラが出てきて豪快なスプラッシュマウンテン。ブリジットウォンを地獄送り。勝負タイム18分18秒。
そして・・・メインイベント。まず最後の対戦相手の佐久間理沙子が走ってリングイン。
「次の試合の登場するマイティ祐希子はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」
「disintegration」がかかるやさいたまドームが爆発した。轟きわたる歓声の中、SPZ希代の大エース、マイティ祐希子がいよいよ最後のリングに向かう。
(続きます)
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