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2009年8月31日 (月)

第767回 ダークスターカオス、襲来

37年目4月

新人スカウトで田中裕子を獲得。新潟県の山奥で陸上とアマレスで鳴らし、素質がありそうだったので内田取締役がスカウトした。いかにも田舎出身で地味そうな子なので、

「リングネームで派手にしちゃおうぜ」と吉田取締役が言い出して出身地が新潟ということで「ジャスティスえちご」というリングネームを与えられた。

SPZは大物外人の招聘にも尽力し、

「んー、来るよ、ダークスターカオス」
SPZはついにアメリカの超人気団体WWCAと提携し、WWCAの主力選手、ダークスターカオスがとうとうSPZマットに襲来・・・

初戦、九州ドーム大会。ダークスターカオスはいきなりメインで登場。対戦相手は大ベテランの霧島レイラ。

「カオスだが何だかシラネエがでかい顔するヤツはぶっ潰してやるぜ」

入場シーンからファンの興奮はピークに。

「なにあのごつい体」
「人間じゃあねえ!」
そしてゴング、果敢にチョップを放っていった霧島だったが、
「フフフフフフ」
カオスはうんともすんとも言わず・・・
そしてダークスターカオスの力強い攻め。DDTやパワーボムで霧島、劣勢に立たされる。
―くっ、このままじゃあ、体力がもたねえ・・・

「マットに沈めー」
スプラッシュマウンテンを繰り出した霧島だが、ダークスターはやすやすと2で返してしまう
「そんなっ」
受けもマスターしているようだ。霧島レイラのスプラッシュマウンテンをあっさり返すとは・・・

―TOU,FINISH?(終わったか?)

ダークスターカオス裏投げ一閃。頭からマットに落とされた霧島、3カウントを喫した・・・
「まだまだ実力不足だな・・・」
なんてやつだダークスターカオス。元SPZ王者にして大ベテランの霧島レイラをばっさりと「実力不足」と言い切ってしまうとは。勝負タイム19分1秒。

「か、かいせつの吉田さん・・・」
「んーーーーーーーー、力も防御も強そうですからこりゃあ勝つのは容易じゃないですよ」

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勢いに乗るダークスターカオスは第2戦広島大会でも大暴れ。
「フフフフフ」
ダークスターハンマーを連発して藤原を追い込み、最後は見事なジャーマンで藤原を屠った。勝負タイム7分6秒。レスリングマスター藤原にプロレスをさせなかった。
「藤原さんや霧島さんのカタキは私が取ります」

**************************

第3戦大阪なにわパワフルドームでは革命軍の核弾頭、葛城早苗がメインでダークスターカオスと対戦。

―大阪ではケンカマッチが受ける。この会場の雰囲気なら葛城も容赦なく打撃を繰り出せるに違いない・・・いくらダークスターカオスといえど打撃をいっぱい入れれば死ぬだろう・・・
そう判断した吉田龍子が大阪でこのカードを組んだが、葛城のエルボーや掌底を何度入れてもダークスターカオスはびくともしない。

「なら・・・必殺の一撃受けてみろ!」
SPZキック炸裂、しかしカオス倒れない。
「もいっちょ!」
ローリングソバット、そしてジェットスマッシュ!!
「グワーーーー」
ジェットスマッシュが入ってしまったのか、ダークスターカオスが崩れ落ちた。そのまま押さえ込んで3カウント。葛城早苗がカオスの進撃を止めた。

―はぁ、ハァ・・・今までやった中でもっとも恐ろしい相手だった・・・
21分4秒の死闘を制した葛城に大きな拍手、しかし葛城は浮かない表情。
「たまたま蹴りが入っただけです。次はこうはいかないでしょう」

「ガデーム」
屈辱を味わったダークスターカオスは第4戦名古屋大会でRIKKAをまったく寄せ付けず、13分20秒、ジャーマンで処刑。

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第5戦仙台大会セミファイナルで組まれたのが
「霧島レイラデビュー10周年記念試合」
霧島レイラ対フローラ小川。

「まさかこんなに長く現役を続けられるとは思ってもいませんでした」
隣の地元岩手県から大応援団も駆けつけた。多くのマスコミ関係者が試合前のセレモニーで花束を渡す。
約半年ぶりに帰国したフローラ小川、多少なりともパワーアップはしてきたのだが、霧島の馬力の前に主導権を握れない。なんとか寝かせよう寝かせようとするのだが、霧島の荒々しい攻めにタジタジ。
「覚悟」
ヘッドバットも相変わらずの威力、ひるんだ所をボディスラムで投げ飛ばし、起き上がってきたところをタックルでなぎ倒す。
しかしフローラ小川、なんとか攻めを凌ぎ切って30分時間切れドローに持ち込んだ。力が落ちたとはいえ元SPZ王者の霧島に負けなかったのだからたいしたものである。

「・・・強くなったな、・・・」

仙台大会メインはなんと佐久間理沙子対ダークスターカオス。

―手の内を知らない相手だから、長期戦は避けたいわね・・・

そう考えた佐久間、いきなりジャーマンでぶん投げたが、ダークスターカオスきっちり受け身を取る。そのあとは互角の攻防が続いたが、

「はいっ」
佐久間のDDTがカオスの脳天をマットへ、首を痛めたと見るや延髄斬り。
しかしカオスもものすごいダークスターハンマー、そしてパワーボム。
なんとか2.8で返した佐久間。カオスはなんとここでダイビングプレス。しかし佐久間も2.9で返す。

「はいっ!」
佐久間、隠しムーブのハイキック。これでなんとかダークスターカオスをなぎ倒し3カウントを奪取。勝負タイム20分7秒。

「アメリカならともかく、ここはSPZのリングです。初めて来た人に負けるわけには行きません」
佐久間理沙子、力強いコメント。

鳴り物入りで襲来したダークスターカオス、ここまでSPZの上位選手に当たって4勝2敗・・・

2009年8月30日 (日)

第766回 人気外人選手引退試合

36年目3月

最終戦はさいたまドーム大会。超満員の観衆で埋まった。メインのカードがSPZ選手権のグリズリー山本VS葛城、そして前日のタッグ選手権でG山本失神KO劇の反響で当日券の伸びが凄かった。

第1試合はクラリッジ成瀬 VS マスクド・ミスティ。新人のクラリッジ成瀬、よく頑張ったのだが、打たれ弱さは相変わらずで、ミスティのフェイスクラッシャーに敗退。それでも第1試合として会場を盛り上げた。

第2試合、ミネルヴァ石川VSアニービーチ。35期生のミネルヴァ石川、団体エース佐久間のパートナーに起用されるなど期待されているが、シングルマッチではまだまだで、この日もアニーの強烈なシャイニングウィザードを食らって敗北。勝負タイム10分51秒。

第3試合はアイドル商会の二人が登場、サキュバス真鍋、藤島瞳対マユリ・シアター&ビートン。実力派外人なので荷が重い相手だ。懸命のファイトを見せたアイドル商会の二人だったが、マユリのバックブローをもらったサキュバス真鍋が動きが止まってしまい、藤島もハイキックをもらってダウン。ノリノリのマユリ様、最後は軽やかに飛んでミサイルキック。これでサキュバス真鍋を仕留めた。それでも勝負タイム16分26秒、休憩前の試合を盛り上げた。

休憩後第4試合、
「次の試合に登場するファントムローズ2号選手がこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」
元SPZタッグ王者・ファントムローズ2号の日本最終戦。さすがに力が落ちてきたので今後はGWAのエージェントへ転身するらしい。きょうは同じメイド隊のワイルドローズ1号と組んで、中江里奈、中村真帆と対戦。
「どうりゃっ」

中江里奈、まったく容赦しない。ファントムローズ2号へ渾身のパワーボム。しかし2.8で返したファントムローズ2号、ワイルドローズにつなぐ。試合はそのままワイルドローズ1号がつかまってしまい、中江のノーザン→中村のジャンピングニーのコンボでフォール負け。試合後、ファントムローズ2号は四方に礼をしてから引き揚げた。勝負タイム14分47秒。

続く第5試合
「次の試合に登場するブルック・ウォン選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

常連外人で元あばしり王者のブルックウォンが日本最終戦。長年の激闘で全身ガタガタになってしまったらしい。

この日はブリジットウォンと組んで藤原和美&RIKKAと対戦。懸命のファイトを見せてブリジットにつなぎ、ブリジットが豪脚、カカト落としを連発して相手の二人をなぎ倒し、RIKKAをとらえてハイキック。救援に入った藤原にも2度目のカカト落とし。そのまま3カウントを奪った。
試合後、蹴りつぶされた藤原RIKKAを尻目にブルックとブリジットがハイタッチ。日本マット最終戦を飾った。勝負タイム20分9秒。

そしてセミ前、

「次の試合に登場するロゼ・ヒューイット選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

SPZ世界王者に3度輝いた常連外人ロゼ様も日本最終戦。さすがに一流選手としては厳しくなってきたのでGWAマットを去ることになった。対戦相手はSPZ大ベテランの霧島レイラ。パワーに苦戦しながらも、バスターローズで流れを変えて、タイミングよくSTO。やはりこの選手には華がある。

シャイニングウィザード2連発を返した霧島、スプラッシュマウンテンで一発逆転をかけるが、ロゼ様、カウント2.8で返して、
「散れっ」
ロゼ様ハイキック。西部劇の悪役のように前のめりに倒れ伏す霧島レイラ。そのままひっくり返して3カウント。勝負タイム20分0秒。

「んー、ロゼ選手本当に器用ですね。打撃から投げ技飛び技までオールラウンド。さすがですね」
解説の吉田龍子も絶賛。

そしてセミファイナル
「次の試合に登場するジェーン・メガライト選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

SPZ世界王者戴冠6回、累計防衛回数6回(歴代10位)、一時期はマイティ祐希子との死闘でその名を轟かせた。マイティ祐希子とG山本の長期防衛を止めたのもこの選手、一発の破壊力は恐ろしいものがあった。

この選手も日本で最後のファイト。思いのたけをぶつけるようなファイトで対戦相手の佐久間を追い込む。
「ツブレローーー」

そして渾身のベリートゥバック炸裂。しかし佐久間、カウント2.8で返してDDTで反撃。そのままバイオドライバー、ゴールデンクラッシュと殺人大技を連発してカウント3をもぎ取った。
試合後のリング上、ぐったりとした表情で倒れこむ両者。16分51秒のエキサイティングな死闘だった・・・

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そしてメインイベントSPZ戦は王者グリズリー山本対 挑戦者 葛城早苗。
「蹴りが入れば勝機はある・・・」
「げひゃひゃひゃひゃ、今日も暴れてやるぜ」

昨日の幕張ではSPZキックが入ってG山本を倒した葛城、この勢いでシングル王座も奪取してしまうのか?

「おうらあ」
昨日屈辱を味わったグリズリー山本がのっけから積極的な攻め、ヘッドバットをガスガス叩きこんでチョップの雨あられ。弱ったところへボディスラムを連発。そして顔面へのステップキック。葛城にまったく攻め手を与えない。

「。・・・・・ううう」
顔面蹴りが入ったのか、葛城早苗の動きに精彩がない。DDTを食らって息も絶え絶え。
「・・・くらえっ」

SPZキックもいつもの切れがない。
「いけませんね。腰が入っていません。足だけで打ってますよ」

「ぶっつぶううす!!!!」
グリズリー山本、バックドロップ、この一発で葛城をしとめた。勝負タイム18分13秒、王者が防衛に成功。

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きょう(8月30日)は衆議院議員選挙の投票日です。投票時間は午前7時~午後8時です(一部地域を除く)

2009年8月29日 (土)

第765回 36年目3月 ファイヤーソウルシリーズ

36年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。豪華外人多数参戦で東北地方を転戦する豪華版のシリーズだ。

第6戦宇都宮大会メインであばしりタッグ戦。王者藤原和美、サキュバス真鍋に挑むのは、中江里奈・中村真帆組。

35期生の中村真帆、最近はグリズリー山本、中江里奈と組んで地力をつけ、地方ではメインの6人タッグによく顔を出すようになってきた。
「これでどうだっ」
サキュバス真鍋に自信を持ってDDT。メインやセミで一流の選手にもまれると動きも違ってくる、が、サキュバス真鍋、ふらつきながらも藤原にタッチ。

「正義は勝―――つッ」

地元・栃木でのタイトル戦ということで燃えた藤原和美、秘技JOサイクロン一発で中村真帆を眠らせた。こんなの受けきれるはずがない。中江があわててカットに入ろうとするがS真鍋から場外から足を引っ張るという絶妙のアシスト。20分36秒、王者組が4度目の防衛に成功。

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第7戦幕張大会メインではSPZ世界タッグ戦。王者G山本、中江里奈に挑むのは前王者の葛城早苗、霧島レイラ組。

「葛城、まあ中江さんを蹴りつぶしてこい」
「いわれるまでもなく。」

しかし中江が適度に受けてからG山本にタッチ。こうなると状況は一変。G山本劇場と化す。

「グゥハハハハ」

霧島レイラも懸命に応戦したが、グリズリー山本の暴れっぷりについていけない。
ならばと合体で活路を求めダブルラリアットを見舞う。
「もう一回!」
サンドイッチラリアットでG山本がぐらついた。

「終わりだっ」
葛城早苗SPZキック一閃。

「・・・・・・ウッ・・・・」

これが入ってしまった。グリズリー山本ノックアウト。葛城、覆いかぶさって3カウント奪取。勝負タイム27分18秒。タッグベルトが移動した。

試合後もなかなか起き上がれないグリズリー山本、担架で運ばれる破目になった。24時間後のSPZシングル戦(対葛城早苗)が心配だ。
そして最終戦はさいたまドーム大会。

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8月30日、衆議院議員総選挙。日本の運命が決まる日・・・かもしれません。

行こうよ、投票。

(棄権は、当選者への無言の信任と同じだと思います)

2009年8月28日 (金)

第764回 36年目2月 グリズリー山本ベルト奪還

36年目2月
「えええっ、わ、私がタッグベルトに挑戦ですかっ?」

第6戦三重大会、

王者グリズリー山本、中江里奈に挑むのはなんと佐久間理沙子、早瀬葵組。佐久間の現パートナーはミネルヴァ石川なのだが、タッグベルトはまだ早いという会社側の判断で、残った選手で適任者を消去法で選んだところ早瀬葵が残った。地方の6人タッグではよく組んだし、アイドル商会ながら早瀬は負けん気の強いところもあるので白羽の矢が立った。

先発は佐久間と中江。やや佐久間が優勢に試合を運ぶが、中江もきっちり相手の攻撃を受けてからG山本につなぐ。このあたりの分をわきまえた出しゃばらなさは貴重ではあるまいか。そしてG山本と佐久間の頂上決戦。
「ぐわははははは」
いつも通りのパワフルファイト。佐久間理沙子なかなか攻め手がつかめない。

「んー、いかんですね、ガンガン攻めなきゃぁ山本さんは倒せませんよ」

「ウァハハハハハ」
G山本、コーナーに追い詰めて掌底連打。一発一発が重い。佐久間の身体がズルズルと沈んでゆく。こうなっては早瀬が出ざるを得ない。早瀬も延髄を叩き込むなど大いに健闘したが、G山本もこれで本気を出してきて。
「どぉりゃあああああ」
強烈な掌底がカウンターで入り、一発で早瀬を眠らせてしまった。勝負タイム28分15秒。
しかし早瀬の玉砕に三重のファンは拍手喝采。起き上がれずセコンドの藤島に背負われて退場。これで王者組が初防衛に成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合はラズベリーがジョディビートンとタッグを組んでワイルドローズ1号ファントムローズ2号と対戦。メイド隊の連携が勝り、ワイルドローズ1号がラリアットでビートンを仕留めた。

第2試合はアイドル商会の3人が登場、中江里奈&中村真帆&クラリッジ成瀬と対戦。さすがにアイドル商会がチームワークで勝り、最後は早瀬が延髄斬りで新人のクラリッジ成瀬を沈めた。

ここから本日の目玉5大シングルマッチ。まずは藤原和美対ミネルヴァ石川。

ミネルヴァ石川もデビュー2年近くが経って力をつけてきた。パワーボムをキレイに決める。しかし藤原も脳天クラッシャー、強烈なパイルドライバー一発で戦意を奪いネックブリーカーでトドメ。これで任務完了。35期生のM石川、28期の藤原の牙城を崩せず敗北。勝負タイム13分55秒。

続く第4試合は霧島レイラ対アニービーチ。このクラスの相手ならまだまだ霧島レイラ強い。豪腕ラリアットで快勝。勝負タイム8分53秒。
「当然の結果だろう!こんな相手と当てるんじゃねえよ」
最古参ながらまだまだ元気。

セミ前はRIKKA登場。対戦相手は久しぶりに来日のTWWAの女王、ジェーン。はっきりいって荷が重すぎるカード。案の定パワーの差は歴然としていて、ボディスラムやフロントスープレックスいいように投げられ、そしてラリアット。RIKKA人間サンドバッグ状態。劣勢をはね返せずパイルドライバー2連発に敗北。勝負タイム10分9秒。

セミは佐久間理沙子対葛城早苗。もう一度上を狙いたい葛城、ここは勝っておきたいところ。積極的に仕掛けてSPZキックで佐久間をたじろがす。しかし佐久間も態勢を立て直すやノーザンライトスープレックスで反撃。

「食らえ」

葛城早苗、殺人ヒザ魚雷で倒しておいて、カツラロック、ストレッチプラムの絞め技攻勢でギブアップを迫ったが、耐え切った佐久間、2発目のノーザン、これは2.8で返されたが
「これで終わりです」

佐久間理沙子、伝家の宝刀ビートエンド。しかし葛城、のた打ち回りながらの懸命にロープに右足を伸ばしてフォールを阻止。
場内ワアアアアの歓声。
そして、長い時間をかけて起き上がった両者、先に仕掛けた葛城、ここで殺人ヒザ魚雷。
「ぐううううっ・・・・」

この一撃に佐久間悶絶、そのまま押さえ込んだ葛城が3カウントを奪取した。勝負タイム20分12秒。

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メインイベントはSPZ戦、王者ロゼ様に挑むのはSPZ最強のグリズリー山本。
ロゼ様対策には自信を持っているグリズリー山本、いきなり頭突き連打で主導権を奪い、チョップ連打。

しかしロゼ様も期するものがあったのか、バスターローズや裏拳で反撃、STO、パワーボムまで繰り出してG山本の動きを止めて、サソリ固めでギブアップを迫る。
しかし耐え切ったグリズリー山本

「ぶっ潰すーーーーーーー」
奥の手、ジャーマン一発でロゼ様を沈めた。勝負タイム26分40秒、SPZにベルトが戻ってきた。

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あさって日曜日は衆議院議員選挙の投票日です。

20歳以上の有権者の方は投票に行きましょう。

社会に、政治に私たちの声をすこしでも反映させるために・・・

2009年8月27日 (木)

蔵出し原稿 プロレス観戦記2007.11

蔵出し原稿 プロレス観戦記 相模原市総合体育館@世界最強タッグ20007

相模線原当麻駅から20分ほど歩いたところにある相模原市立総合体育館で全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦の興行が行われます。特別リングサイド7000えんで観戦。前から2列目の席なので凄い迫力。
試合前グッズ売り場には人だかり。ブッチャーがフォークを売っていた。

客席はサブアリーナほぼ満員の盛況。1000人くらいは集まったか。

18時試合開始。
第1試合 ペペみちのく VS T28

新人のT28は入場時にブレイクダンスを披露。相手のペペみちのくはそこそこの選手なのでみちのくが有利に試合を進める。T28もすばやい動きで健闘したものの、7分くらいでペペみちのくが逆エビ固めで痛めつけてからキャメルクラッチでギブアップを奪った。

第2試合 近藤修司 VS 真田聖也

この試合は近藤が一方的に攻めていた。前ジュニアチャンピオン対新人という顔合わせなので力の差は歴然。終盤、真田が若干の反撃を見せたが、突進してくるところをラリアットで動きを止めて、もう一発トドメのキングコングラリアット。これも7分そこそこで終わった。

第3試合 荒谷望誉 大鷲透 エル・ノサワ・メンドーサ VS
      MAZADA アブドーラ・ザ・ブッチャー 鈴木みのる

無茶苦茶なカード。66歳のブッチャーがまだ現役。体型は大きく変わっていないが
動きが相当落ちている。試合中もリングに戻るための階段をセットされていた。

・みのる&ブッチャーの入場テーマ曲が「風になれ」と「吹けよ風、呼べよ嵐」の合体。
・レフェリーチェックの隙をついて荒谷、大鷲、ノサワがブッチャーに襲い掛かる。
鈴木みのる、最前列の観客に「ひでえよな、年寄りいじめてるぜ3対1で」と話しかける。
・ブッチャーがのっけから流血。顔面を真っ赤にしながら闘う。
・荒谷が「つぼ八」と書かれた黄色いコスチューム。「つぼ八」コールが起こった。
・ブッチャー、何とか地獄突きで反撃開始。そのあと場外でノサワをフォークでメッタ刺しにして流血に追い込む。
・場外で戦いそっちのけでリング上で鈴木とMAZADAが奮戦。つぼ八と大鷲を追い込む。
・最後はノサワが鈴木みのるにつかまってしまい、ゴッチ式パイルドライバーで終了。ブッチャーと鈴木がリング下でどんなもんだとポーズを取る。66歳で最強タッグに参戦ってなんなの。

第4試合 太陽ケア、ハワイアン・ライオン VS TARU ゾディアック

・TARUが最初の5分ほどハワイアン外人コンビとそれなりの試合。
・ゾディアックはよくわからない怪奇派、顔を覆っていた袋を取ると暴れだすというギミック。長身を生かしたパワーファイトで暴れる。
・しかしTARUが暴走。近藤修司と一緒に太陽ケアをロープにテーピング用テープでくくりつけてしまう。そこへ首にロープを巻きつけて絞首刑。止めに入ったボンバー斉藤レフェリーをゾディアックが突き飛ばす。当然反則負け、場内ブーイング。勝負タイム8分くらい。
・ゾディアックが暴れまくって退場。絞首刑を食らった太陽ケア、起き上がれずピクピクと痙攣。やばいんでないのと思ったが、セコンドに両脇を抱えられて引き揚げた。

第5試合 渕正信 西村修 対 武藤敬司 ジョー・ドーリング

・最初、西村と武藤がじっくりと5分ほど攻防。これだけで魅せる。
・渕はドーリングとサーフボードの力比べを延々と続ける。53歳のフッチーの奮闘に場内これだけで沸いた。ろくに大技が出ないまま15分が経過。
・そのあとも西村がドーリングをじっくりと攻め、ドーリングが腕を痛めたのを見るや渕が出て来てじっくりとキーロックで腕攻め。30分1本勝負なのに25分まで大技が出ないけど客席は沸くという凄い展開。
・ラスト5分で武藤がエンジンをかけ、西村にドラゴンスクリューからの足4の字といったお約束ムーブを見せるが、渕がうまくカット。バックドロップも見せた。
・ラスト1分で武藤がまた足4の字。耐える西村、最後はシャイニングウィザードでカウント1のところでタイムアップ。いい勝負を見た。

メインイベント 佐々木健介 ミゲル・ハヤシJr 山口竜司 VS
  brother YASSIE 諏訪魔 小島聡

・メインイベントで健介登場。どっと沸くがパートナーがアレなので試合をなかなか支配できない。健介オフィス新人の山口がつかまってしまう。
・YASSIEが「カスヤロウ」連呼。善玉健介チーム対悪役VMの分かりやすい図式。
・佐々木健介が2人まとめてラリアットでぶっ倒して反撃するが、ポリタン攻撃を背後から食らって動きが止まる。
・最後は小島が椅子攻撃からラリアットで山口をしとめて終了。勝負タイム19分くらい。
・試合後、小島と諏訪魔は暴れながら退場、ヤッシーはマイクで「相模原のカスヤロウ」と連呼。そこを健介がラリアットでお仕置き。 
・ラリアットのダメージが深い山口はセコンドに抱えられて退場、久々に健介とタッグを組んでメインに出たハヤシは嬉しそう、健介とがっちり握手。

帰りは麻溝台まで歩いて相模原駅までバス。まあいい気分転換になりました。ブッチャーと渕の奮闘が印象に残りました。動きが落ちても頑張って懸命のファイトを繰り広げる彼らには胸打たれます。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。20歳以上の皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。

2009年8月26日 (水)

最近は1週間分まとめて更新をしています・・・

こんにちは、日野のゲーム好き@konnnoです。

■今週は特に気になったプロレス関係のニュースはありませんでした。

■またも昨日会社の人をガイドして富士山へ。ご来光は何度見てもいいものです。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。おのおのの社会的立場(年収・家族構成・年齢)により、政治に望むことも変わってくると思いますが、最もその立場の声を汲み取ってくれると思われる政党や候補者に一票を託す、その「行動」が大切だと思います。

小選挙区と比例代表。2つの投票する権利がありますが、比例代表は各党の主張や歴史を自分なりによく研究し、入れたい政党を判断すれば良いと思います。小選挙区は事実上、自民系と民主系との一騎打ちが多いと思われますが、どっちも似たようなもんだろうと思ってもよりましな候補に入れることが重要ではと考えます。

2009年8月25日 (火)

第763回 ロゼ様、ベルト奪還

2044年、年末はSPZ選手会興行が東京調布のギムレットホールで行われた。トークショーあり、歌謡ショーありの楽しいイベントとなった。

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36年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。1月4日、初戦の鹿児島大会でいきなりSPZ戦が組まれた。第100代女王佐久間理沙子に対するは強豪外人ロゼ様。前回ベルトを巻いたときはこの選手に敗れてベルトを手放している佐久間、積極的に攻めてチョップの打ち合いでも一歩も引かない。が、

「散レ」
ロゼ様ラリアット。この選手けっこうパワーもある。うわあとダウンしたところを引きずり起こしてSTO2連発。そのあとストレッチプラムで延々絞める。しかし佐久間もノーザンライトSHで反撃介し、そしてビートエンド。なんとかロープに逃れたロゼ様だ、しかし佐久間ハイキック。しかしロゼ様は2.9で返して、

「行きますわよ!」
出た出た伝家の宝刀バスターローズ。またしても佐久間は敗れてベルトを手放した。勝負タイム39分32秒、

「んー、ロゼ選手との相性でも悪いんでしょうかねぇ・・・」

かいせつの吉田龍子も怪訝そうな表情。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

ロゼ・ヒューイット(39分32秒、バスターローズからの片エビ固め)佐久間理沙子

第100代王者が初防衛に失敗。ロゼが101代王者となる

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ロゼ様25歳、GWAサイドには3月いっぱいでの引退を申し入れているが、キャリアの晩年にもう一花咲かせた。

第7戦カイメッセ山梨大会ではあばしりタッグ戦。王者藤原和美、サキュバス真鍋組に挑むのはワイルドローズ1号、ファントムローズ2号。

喫茶店ベルトとはいえ海外流出は避けたいところ。しかし主君のロゼ様がベルトを取った余勢を駆って、メイド隊がのびのびとファイト。こうなると実力下降線の藤原とアイドルレスラーのS真鍋は苦戦。しかし藤原、JOサイクロンで懸命に流れを変えようとするがワイルドローズはささっと場外エスケープ。しかし藤原も懸命に耐え切って、最後はサキュバス真鍋に指示を飛ばして、

「これでどうだっ!!」
合体パワーボム。これでメイド隊の猛追を振り切った。勝負タイム28分1秒、王者組3度目の防衛に成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。メインではSPZタッグ戦。王者霧島レイラ、葛城早苗に挑むのは先月のタッグリーグで優勝した前王者チーム、グリズリー山本&中江里奈。

「要はボクが捕まんなきゃ勝てるってことなんだよね」

先発をG山本に譲った中江、コーナーで戦況を見守る。5分過ぎにタッチを受けてリングイン。霧島とド迫力の肉弾戦を繰り広げる。
―ボクは、まだ、上でやれる・・・っ・・・

奮起した中江里奈、霧島レイラにラリアット。強烈な一撃にたじろぐ霧島。しかしタッチを受けて出てきた葛城が猛攻、蹴り連打で流血に追い込んでSPZキック。

「がああっ・・・」
意識が遠のく。こうなってはあとをG山本に託さざるを得ない。しかしグリズリー山本、新春早々おとそ気分を吹き飛ばす猛攻。葛城もSPZキックを叩き込むが耐え切ったG山本

「これでとどめだぁーーーーーー」
グリズリーボム炸裂。これで葛城を半失神に追い込んだ。霧島のカットも間に合わず3カウントが入り王座移動。勝負タイム24分40秒。G山本、中江組がタッグ王座を奪還した。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。おのおのの社会的立場(年収・家族構成・年齢)により、政治に望むことも変わってくると思いますが、最もその立場の声を汲み取ってくれると思われる政党や候補者に一票を託す、その「行動」が大切だと思います。

小選挙区と比例代表。2つの権利がありますが、比例代表は各党の主張や歴史を自分なりによく研究し、入れたい政党を判断すれば良いと思います。小選挙区は事実上、自民系と民主系との一騎打ちが多いと思われますが、どっちも似たようなもんだろうと思ってもよりましな候補に入れることが重要ではと考えます。

2009年8月24日 (月)

第762回 36年目12月 ウルトラタッグリーグ(下)

第7戦は仙台大会。

佐久間○、M石川(8点、ノーザンライトSH 12.18)マユリ、ビートン(4点)

佐久間組が4勝目。外人組の攻勢をしのいで、最後は佐久間がノーザンを連発して勝ちをもぎ取った。

霧島、葛城○(10点、殺人ヒザ魚雷からの片エビ固め 9.41)S真鍋、ミスティ×(0点)

霧島組が1敗をキープ。最弱チームを問題にせず。

ロゼ○、Wローズ1号(10点、合体パワーボムからエビ固め14.43)藤原×、RIKKA(4点)

ロゼ様が早い仕掛け、早い段階から藤原にバスターローズ。試合の主導権を握ろうという考えか。けっきょく藤原RIKKAは反撃できずそのままずるずるといってしまって・・・という展開。最後は合体パワーボムがズバリ。ロゼ組もトップタイの1敗を守ったまま最終戦さいたまドームへ。

G山本○、中江(10点、グリズリーボムからのエビ固め 7.53)藤島、早瀬×(2点)

仙台大会メインも中江里奈の出番はなかった。最後のカットプレイで通せんぼポーズしただけ。ともかく山本組も1敗をキープし、これで3チームが1敗を守ったまま最終戦の埼玉に乗り込むという近年まれに見る混戦。

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そして最終戦。さいたまドーム大会。

マユリ○、ビートン(6点、バックブローからの片エビ固め 12.18)藤原×、RIKKA

5位争いはマユリ組に軍配。マユリが藤原を殴り倒した。

佐久間○、M石川(10点、ビートエンドからの片エビ固め 12.46)藤島×、早瀬(2点)
佐久間組も有終の美。5勝2敗の10点でリーグ戦を終えた。

ロゼ、Wローズ1号○(12点、タイガードライバーからのエビ固め 10.09)S真鍋、ミスティ×(0点)

ロゼ組、最終戦の公式リーグ戦の相手は白星配給係。10分で手堅くしとめて終了。メインの結果を待つ・・・

G山本○、中江(12点、DDTからの片エビ固め 26.13)霧島×、葛城(10点)

最終戦メインイベントはタッグ王者の前王者と現王者が激突。まずG山本と霧島がド迫力の肉弾戦をやってのけた。しかし葛城の動きがいまいちで、中江にまで攻め込まれてしまう。霧島、あせってスプラッシュマウンテンを叩き込むが中江がカット。しかし中江も立派なサポート。豪快なパワーボムで葛城をたたきつけて流れを引き寄せる。

そして試合が長引きついに霧島レイラがばてた。棒立ちになったところへグリズリー山本DDT、ほとんどのレスラーはこれで終わりなのだがなお立ち上がる霧島レイラ、しかしG山本攻勢の手を緩めることなく中江を呼び込んで、そして合体パイル2連発。なんとか返し続けた霧島だったが、立て続けに2度目のDDTを食らってはどうにもならなかった・・・

「クソ・・・・」
霧島組、優勝決定戦にも出られず3位でリーグ戦を終えた。

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そして優勝の行方は12点同志の2チームによる優勝決定戦にもつれ込んだ。
15分のインターバルを置いて優勝決定戦。

G山本○、中江(グリズリーボムからのエビ固め15.30)ロゼ、Wローズ2号×

セミで真鍋組に楽勝したロゼ組み、メインで霧島組との激闘を勝ち抜いたばかりの山本組。疲れているG山本を休ませるために中江が奮戦、ロゼ様と懸命にやりあう。ダブルドロップキック、サンドイッチラリアットを受けきってからようやくG山本にタッチ。

ロゼ様もG山本にバスターローズを放つなど健闘したが、代わって出てきたワイルドローズ2号がついに捕まった。ラリアットで動きが止まってしまい、ギロチン、グリズリーボムとたたみかけられて3カウント。これで優勝の栄冠を勝ち取った。

「2年連続優勝・・・夢みたいだ。応援してくれたみんな、ありがとう」
中江里奈が感激の面持ちで呟く。

G山本、中江組が2連覇達成、同一チームの2連覇は20年ぶりの快挙(16年B市ヶ谷、R北条組以来)である。
「次にタタキつぶされたいのはどいつだ?」
この人はいつも通り。

年末のプロレス大賞、G山本が最優秀選手、クラリッジ成瀬が最優秀新人、シングルのベストバウトは佐久間対G山本のSPZ戦が選ばれた。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用等の問題に対し、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。おのおのの社会的立場(年収・家族構成・年齢)により、政治に望むことも変わってくると思いますが、最もその立場の声を汲み取ってくれると思われる政党や候補者に一票を託す、その「行動」が大切だと思います。

小選挙区と比例代表。2つの権利がありますが、比例代表は各党の主張や歴史を自分なりによく研究し、入れたい政党を判断すれば良いと思います。小選挙区は事実上、自民系と民主系との一騎打ちが多いと思われますが、どっちも似たようなもんだろうと思っても、よりましな候補に入れることが重要ではと考えます。

2009年8月23日 (日)

第761回 36年目12月ウルトラタッグリーグ戦(中)

第4戦は大阪なにわ大会。
マユリ○、ビートン(4点、アキレス腱固め)藤島、早瀬×(2点)

マユリの技術がギラリと光った。一瞬の隙を突いてアキレス腱固めが入って終わり。

藤原○、RIKKA(2点、JOサイクロン 11.12)S真鍋、Mミスティ×

藤原組が初日を出した。相手チームを落ち着いてさばいて、最後は伝家の宝刀、藤原のJOサイクロンがズバリ。

ロゼ○、Wローズ2号(6点、パワーボムからのエビ固め 24.19)霧島×、葛城(4点)

ロゼ様強い。チャンピオンチームの2人にたいして真っ向勝負。持ち前のパワーと瞬発力で堂々の立ち回り。ワイルドローズ2号も捕まることなく絶妙のサポート。最後は霧島と1対1の状況になりながらパワーボムで勝利。

佐久間、M石川○(2点、合体パワーボムからのエビ固め 26.14)G山本、中江×(4点)

G山本と佐久間が壮絶なシバキアイをやったが、先に根負けしてパートナーにタッチしたのは佐久間。M石川も懸命に応戦したが流れを変えられるわけも無くああこのまま終わるか・・・と思われたが、ミネルヴァ石川、フラフラの佐久間を呼び込んで中江を合体パワーボムでたたきつけた。なんとこれで3カウント。G山本組にも土がついた。M石川、大金星なのか。

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第5戦は名古屋大会
藤原、RIKKA○(4点、農鳥からの片エビ固め 10.25)藤島×、早瀬(2点)
藤原組が順当勝ち。アイドル商会を落ち着いてさばいた。

佐久間○、M石川(4点。合体パイルドライバーからの片エビ固め 7.22)S真鍋、Mミスティ×(0点)

佐久間組が完勝。7分少々でマスクドミスティを仕留めた。

霧島、葛城○(6点、合体パワーボムからのエビ固め 13.09)マユリ、ビートン×(4点)

昨日ロゼ組に痛恨の1敗を喫した王者チームだがこの日は外人チームを落ち着いて攻め、最尾は分断作戦を成功させ、孤立した格落ちのビートンをボコって終了。

G山本○、中江(6点、グリズリーボムからのエビ固め 27.10)ロゼ×、Wローズ1号(6点)

グリズリー山本、まずはワイルドローズ1号をグリズリーボムで半失神に追い込み、残ったロゼ様を集中攻撃する戦法に出た。しかしロゼ様も懸命の応戦、しかしG山本が得意の場外戦でロゼ様をボコボコにのしてしまった。しかしロゼ様最後まで諦めず、懸命のファイト。しかしローンバトルがたたって、ついに力尽きた。動きが止まったところをグリズリーボム。これを一度は2.9で返したロゼ様も凄いが、立て続けに2発目を食らって万事休す・・・

「ローゼ、ローゼ、ローゼ!」
試合後は万雷の拍手とロゼコール。ロゼ様の奮闘に名古屋もファンは大声援を送った。
試合後のロゼ様、横たわりながらもコメント。

「最後の・・・ナゴヤ・・・ファンの声援にこたえたかったのだが・・・」
もうロゼ様の現役生活も残り少ない。結果はともかく完全燃焼できたのではないだろうか。

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北海道へ飛んで第6戦はどさんこドーム大会。メインのカードが弱かったので満員にするのがやっと。
佐久間○、M石川(6点、ノーザンライトSH 20.12)藤原×、RIKKA(4点)

キーパーソンとなったのはM石川。佐久間につなぐか、その前に沈んでしまうのか。結果は前者で、あとは佐久間が革命軍二人の攻めを受けきってから反撃開始。手堅くノーザンで3勝目をゲットした。

ロゼ○、Wローズ1号(8点、バスターローズからの片エビ固め 12.55)マユリ、ビートン×(4点)
ロゼ様人気札幌で爆発。この日も優雅にファイト。最後は華麗にバスターローズでビートンを退けた。これで1敗堅持。
「ホッカイドー、スシー、サイコーーー」

試合後ロゼ様がマイクで叫ぶ。年に3回のSPZ北海道遠征。ロゼ様、やはり寿司は北海道が美味いらしい・・・

霧島、葛城○(8点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 27.26)藤島、早瀬×(2点)

藤島瞳、シューティングスタープレスを葛城、霧島に1回ずつ決めて見せ場は作った。そのあともよく粘ったアイドル商会だったが、最後は王者チームが地力の差を見せた。ジェットスマッシュが炸裂し早瀬をノックアウト、敗れたアイドル商会だが27分も王者チーム相手に粘り、存在感を大いに発揮した。

G山本○、中江(8点、掌底からの片エビ固め 6.50)S真鍋、ミスティ×(0点)

札幌大会メインでこんなネタカードが組まれてしまった。グリズリー山本が一人で相手2人をやっつけて終わり。

第36回ウルトラタッグリーグ戦、霧島組、ロゼ組、G山本組が1敗でトップ。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。おのおのの社会的立場(年収・家族構成・年齢)により、政治に望むことも変わってくると思いますが、最もその立場の声を汲み取ってくれると思われる政党や候補者に一票を託す、その「行動」が大切だと思います。

2009年8月22日 (土)

第760回 36年目12月 ウルトラタッグリーグ戦(上)

36年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ戦。

出場チームは以下の8チーム。

霧島レイラ&葛城早苗(現SPZタッグ王者チーム)

藤原和美&RIKKA(革命軍)

グリズリー山本&中江里奈(グリズリー軍)

藤島瞳&早瀬葵(アイドル商会)

佐久間理沙子&ミネルヴァ石川(新世代コンビ)

ロゼ・ヒューイット&ワイルドローズ1号(GWA代表)

マユリ・シアター&ジョディビートン(GWA代表)

サキュバス真鍋&マスクド・ミスティ(白星配給係?)

2戦目の吸収ドームからリーグ戦開始。

早瀬○、藤島(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 20.0) S真鍋、Mミスティ×

アイドルコンビが白星発進。相手チームの連携がなってないのを突いて(インスタントチームだから当然である)分断して勝利。

ロゼ○、Wローズ1号(2点、バスターローズからの片エビ固め15.18)佐久間、M石川×

フローラ小川が海外修行中のため佐久間のパートナーは2年目のミネルヴァ石川が起用された。心優しい佐久間さんはM石川にも出番を与えたがロゼ様にいいようにやられてしまう。1対2の状況になってしまったが佐久間粘る。

ロゼ様の攻めをしのいでミネルヴァ石川に再スイッチ。しかしミネルヴァ石川、あっさりバスターローズに散ってしまった・・・

霧島○、葛城(2点、スプラッシュマウンテンからの片エビ固め15.17)藤原×、RIKKA

革命軍の同門対決。4人の個性がぶつかり合ういい試合となったが、霧島レイラがパワーにものを言わせて攻めまくり、ラリアット→スプラッシュマウンテンの殺人コースで藤原を沈めた。

G山本○、中江(2点、グリズリーボムからのエビ固め 14.07)マユリ、ビートン×

外人組みの攻めを中江が耐え切ってG山本につなぐ。あとはもうG山本のワンマンショー。まずマユリをボコボコにのした後孤立したビートンへ重爆DDT,ビートン2.9で返したが、頑張りはここまでだった。グリズリーボムで幕。

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3戦目は広島大会、

マユリ○、ビートン(2点、バックブローからの片エビ固め 9.31)S真鍋、Mミスティ×(0点)

マユリ組が順当勝ち。分断作戦を成功させてミスティを殴り倒した。

ロゼ、Wローズ1号○(4点、ネックブリーカードロップからの片エビ固め 14.50)藤島、早瀬×(2点)

アイドル商会の粘りむなしく、ロゼ組が堂々の試合運び、合体技連係技も続けざまに決めてアイドル商会の2人をグロッキーにしておいて、最後はワイルドローズ1号が軽やかにネックブリーカーを決めて終了。

霧島、葛城○(4点、合体パワーボムからの片エビ固め15.13)佐久間、M石川×(0点)

佐久間理沙子が積極的に前面に出るが、逆に捕まってしまってローンバトルを強いられて、のされてしまうパターン。そして孤立したミネルヴァ石川を王者チームが落ち着いて料理した。

G山本、中江○(4点、パワーボムからのエビ固め 12.22)藤原、RIKKA×(0点)

G山本が散々暴れまくって、最後に中江が特別出演。ズタズタのRIKKAをパワーボムで仕留めた。

第36回ウルトラタッグリーグ、霧島組、ロゼ組、G山本組が2連勝スタート。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。社会保障、雇用、私たちが「意思表示」できる唯一の機会です。これを使わない手はありません。

2009年8月21日 (金)

第759回 103代目のチャンピオン

最終戦は本拠地に戻って、横スペ大会。SPZは横浜に本社があり、旗揚げ戦も横浜で行っている。いつもながら超満員の観衆で埋まった。

オープニングマッチは外人同士のシングル。ファントムローズ2号が華麗なオーバーアクションでミスティを仕留めた。

第2試合は6人タッグ、アイドル商会の3人(サキュバス真鍋・早瀬葵・藤島瞳)が登場し、これまた異色の藤原和美&クラリッジ成瀬&中村真帆と対戦。

やはりアイドル商会が連携を生かし、藤原を適当にあしらって若手に狙いを絞る。最後はうまく分断に成功し、サキュバス真鍋がミサイルキックで中村に勝利。

休憩前第3試合はSPZタッグ新王者霧島レイラが登場、きょうはRIKKAと組んでマユリシアター、ジェシービートンと対戦、しかし昨日60分やった疲れからか霧島レイラ、本来の動きではない。それでもなんとかマユリにDDTを見舞って、動きを止めて、最後はなんとRIKKAを招き入れて、自らはコーナー最上段からダイビングラリアット。

ダブルインパクト。まさかの連係で勝利。勝負タイム19分7秒。その試合が終わると休憩。

後半は3大シングルマッチ。

セミ前は中江里奈対ミネルヴァ石川。

入社2年目のミネルヴァ石川、大きな胸を揺らしながらはつらつファイト。タックルで中江を攻めていったが、中江里奈も実力者、

「おらあっ」
ラリアット2連発で形勢逆転。ミネルヴァ石川の動きが止まった。そこへあっさりパワーボムで終了。
「リベンジはいつでも待ってるよ!」

中江が10分そこそこで新鋭のM石川を退けた。タッグ王座を失ったもののまだまだ元気。

セミは葛城早苗対ロゼ様。S

PZタッグ王者に返り咲いた葛城早苗、SPZシングル前王者のロゼ様に向かっていったが、ロゼ様のオールラウンドな動きに大苦戦。バスターローズからパワーボム、

これはロープに逃れた葛城、SPZキックで猛反撃、最後はローリングソバットで27分3秒の熱戦に終止符を打った。

メインはSPZ戦。

「えー、この試合は、えー、株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットが定める、えー、シングル選手権試合であることを、えー、認定する。えー、株式会社スーパースターズプロレスリングゼット、コミッショナー井上霧子、えー、代読、京スポ新聞、若林太郎」

新王者グリズリー山本に挑むのは元王者佐久間理沙子。いまのSPZの頂上決戦が実現。序盤からジャーマンを放つなど積極的に仕掛けた佐久間だったが

「グハハハハハハ」
G山本のヘッドバットが鼻に入って流血。それでもめげずに鮮血をふりまいてファイト。しかしG山本の重量感あふれる攻撃に苦戦。ならばとビートエンドを仕掛けたがグリズリー山本を止めるに至らない。

「ウアアーーーー」
G山本、ここでグリズリーボム。しかし佐久間、2.9で返してノーザン、そしてハイキックで反撃。G山本をカウント2.8まで追い込む。

G山本、これ以上は受けられないと判断して2発目のグリズリーボム、ああこれで終わったかというファンのため息が聞こえたが、佐久間、なんと2.9で返した。ドドドドドド

・・・そんな、
ふらつきながらも起き上がる佐久間、狼狽を隠せないG山本。

「このやろーーーーー」
不用意に突進してきたところをジャンプしてカウンター気味にネックブリーカー。これはまともに決まった。上に乗ってカウント3か入った。

「18分19秒、ネックブリーカードロップからの片エビ固めで佐久間理沙子の勝ち」
王座移動。佐久間理沙子、団体最強のG山本を初めて破ってSPZ王座を奪還した。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

佐久間理沙子(18分19秒、ネックブリーカードロップからの片エビ固め)グリズリー山本

G山本が初防衛に失敗。佐久間理沙子が103代目王者となる

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「苦しい戦いでした・・・・これからも、まあ、チャンピオンとして恥ずかしくない闘いをしてゆきたいと思います」

SPZ旗揚げ以来、103代目のチャンピオン。

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8月30日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。皆様、必ず投票に行きましょう。今後の4年間が決まってしまう重要なイベントです。

2009年8月20日 (木)

第758回 36年目11月 スーパーセレクトバトル

36年目11月。
「スーパーセレクトバトル」開幕。東北地方を南下するシリーズだ。しかしまたも提携団体TWWAが契約を破棄。新女に寝返った。

第5戦宇都宮大会メインであばしりタッグ戦。京スポ新聞の若手記者、山本和也がリングに上がり認定証を朗読した。

「この試合は、横浜市戸塚区の喫茶あばしりが制定するあばしりタッグ選手権試合であることを認定します。2044年11月19日、あばしり店長、鈴波かすり。代読、京スポ新聞、山本和也」

王者藤原和美、サキュバス真鍋に対するは、アイドル商会の藤島瞳、サキュバス真鍋。

28期生の藤原も動きがかなり悪く、この日はJOサイクロンを早い段階で早瀬に決めるが腕のフックが甘く、2.5で返される。そして早瀬の「意外に痛い」延髄斬りをもらってしまう。ばったりと倒れる藤原。革命軍の旗手がこんなんでいいのか。

「しししっ」

藤原が動けなくなったぶん、サキュバス真鍋がトリッキーな動きで魅了。早瀬をフェイスクラッシャーで追い込んだが、フォールは藤島がカット。両チーム決め手を欠いたまま40分が経過。意外にロングマッチとなった。

しかし最後はスタミナの尽きた早瀬に蘇生した藤原が強烈なバックドロップ。腐っても一流レスラー。こんなの返せるわけなく試合終了。勝負タイム48分20秒の激闘。4人がリング上で横たわる。アイドル商会でもやるときはやるのだ。王者組が2度目の防衛に成功。

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あばしりタッグ選手権試合(60分1本勝負)

藤原和美○、サキュバス真鍋(48分20秒、バックドロップからの体固め)早瀬葵×、藤島瞳

第69代王者組が2度目の防衛に成功。

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第7戦、千葉幕張大会メインはSPZタッグ戦。

この巡業に帯同した京スポ新聞の山本記者が認定証を朗読。タイトル戦お決まりのセレモニーだ。

「認定証。この試合はスーパースターズ・プロレスリング・ゼットが制定する世界タッグ選手権試合であることを認定します。株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼット、コミッショナー井上霧子、代読、京スポ新聞山本和也。」

王者グリズリー山本&中江に対するは革命軍の霧島レイラ&葛城早苗。SPZ最古参選手の霧島レイラが「あの悪党に裁きを下す」ということでパートナーを藤原から革命軍最強の葛城に替えてタッグ王座に挑む。

「私が山本さんの相手をするから、葛城さんは中江さんを倒して決めて」
「わかりました」

だが試合が始まればそんな作戦はあってなきがごとし。霧島レイラがG山本に頭突きをガスガス叩きこむ。これに嫌気が差したG山本は中江にタッチ。中江と霧島もド迫力の攻防をやってのけた。
「いくぞっ」

中江もパワーはあるのだがやはり霧島が一枚上。しかし試合が長期化するにつれ霧島の息が乱れていった。

―くそ、こんなはずじゃ・・・・

そこへG山本のラリアットをくらって苦悶の表情。なおも懸命にG山本の攻勢を耐えて、中江が出てきたところを最後の力を振り絞ってスプラッシュマウンテン!!しかし中江も2.5で返す。

・・・くっ・・・
棒立ちになった霧島、そこをG山本のDDT.

しかし霧島も逆襲のラリアットを叩き込む。これでG山本を場外に転落させた。
―終わりだーーーーツ
霧島レイラ、ラリアット、中江を吹っ飛ばした。しかし続くフォールはグリズリー山本がカット。ドドドドドドド

「葛城、決めろーーー」

そういいつつ霧島どたどたと走ってG山本に体当たり、そのまま場外乱闘にもつれこませる。タッグマッチ終盤でいかにも良くある展開。

「決める。」

葛城早苗ジェットスマッシュ。しかし続くフォールも場外からG山本が懸命のカット。場外で霧島を振りほどいた。

しかし霧島もリング内へ入り、葛城と二人がかりでG山本を殴って場外に落としてから、のびている中江をとらえて合体パワーボム!これで3カウントを奪った。勝負タイム59分59秒の死闘。

「獲ったぞおおおお!」

27期、霧島レイラ、いまだ死なず。

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SPZ世界タッグ選手権試合(60分1本勝負)

霧島レイラ、葛城早苗(59分59秒、合体パワーボムからのエビ固め)グリズリー山本、中江里奈×

第88代王者が7度目の防衛に失敗、霧島&葛城組が89代王者となる。

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2009年8月19日 (水)

富士山に登ってきました・・・

水曜日なので通常の更新はお休み。

職場の関係者4人で富士山に登ってきました。

21時、JR八王子集合、

23時20分、スバルライン五合目スタート。

23時52分、六合目。1時0分、七合目花小屋。

3時55分、本八合目トモエ館、5時28分、吉田口頂上。

頂上までの所要時間6時間8分。20分ほど頂上の景色を楽しんだ後、

下りはさっさか下り、10時過ぎには下山しました。

さすが日本一の山。登りでがありました。

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8月30日、全日本両国大会。

武藤選手の25周年試合、高山VS諏訪魔など見どころが多いのですが

(渕選手は参戦しない)本業激務で見に行けそうにない・・・

2009年8月18日 (火)

第757回 サキュバス真鍋、写真集発売

36年目10月
「写真集ってアレ?あの水着ねーちゃんとかの・・・」
SPZ30期生にして選手会長・サキュバス真鍋ファースト写真集発売。そこそこ売れたらしい。

佐久間理沙子がアバラの負傷で欠場。先月のタイトル戦で痛めたらしい。若手の中村、クラリッジ成瀬も負傷。4人を欠いてのサーキットとなる。

親会社のSPソリューションが久々の資金要請。本業のシステム開発でバグがあって改修に巨額の資金を要したらしい。SPZは泣く泣く総資産の半分、131億円を拠出した。

10月シリーズ「ハイパーバトル」開幕。第4戦神戸大会でSPZタッグ選手権、王者G山本、中江里奈に挑むのはRIKKA、葛城早苗組。

「げへげへげへげへ」

グリズリー山本、負傷明けのブランクを感じさせない攻め。途中、中江が捕まるときもあったものの、終盤はG山本が猛ラッシュをかけて、葛城をDDTで眠らせた。勝負タイム21分4秒、王者組が6度目の防衛に成功。

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10月シリーズ最終戦は新日本ドーム大会。セミ前から3大シングルマッチ。

セミ前は28期生同士の対戦、藤原和美対中江里奈。

もうながいことSPZマットで激戦を繰り広げてきた両者の対決。さすがに動きは落ちているものの、意地と意地がぶつかり合う。レスリングセンスなら藤原で、フロントスープレックスやスクラップバスターをキレイに決めて優位に立つ。

「うがががが・・・」
そして中江が腰を痛めたと見るやダイビングプレスで追い詰める。

しかし中江も、
「首かっきってやる!」

ラリアット。しかし藤原も
「そっちがその気なら、こっちだってーーーー!」

などと叫びながらネックブリーカー。これで中江の動きが止まった。すかさずパイルドライバーでトドメ。名勝負数え歌、こんかいは藤原に凱歌が上がった。勝負タイム28分27秒。古参選手の死闘に惜しみない拍手が送られた。

セミファイナルは霧島レイラ登場。きょうの対戦相手は最強外人ジェーン。霧島レイラ、全盛期の動きは望むべくも無いが、この日はジェーンの投げ技攻勢を受けてから、強烈なラリアットで反撃。これでジェーンがたじろいだところをスプラッシュマウンテンで勝利。実力健在を印象付けた。勝負タイム22分3秒。

メインイベントはSPZ戦、王者ロゼ様に対するは元王者グリズリー山本。しかしグリズリー山本、オールラウンド型のロゼ様には相性がいいので自信を持って攻めたてる。スクラップバスターも迫力満点。

そして頃合いを見て、
「ぶっつぶうす」

グシャッと頭を潰す感じでDDT。他の選手はつなぎ技だがこの選手はDDTを決め技に使っている。これでロゼ様悶絶。3カウントが入った。グリズリー山本が王者に返り咲いた。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

グリズリー山本(15分くらい、DDTからの片エビ固め)ロゼ・ヒューイット

第101代王者が初防衛に失敗。G山本が第102代王者となる。

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2009年8月17日 (月)

SPZ年末タッグの祭典 歴代優勝チーム

ウルトラタッグリーグ(旧SPZタッグリーグ) 歴代優勝チーム 

第1回優勝 デスピナ・リブレ アリシア・サンチェス 準優勝 ミミ吉原、南利美 
第2回優勝 ミミ吉原 南利美      準優勝 伊達遥 秋山美姫
第3回優勝 沢崎光 草薙みこと     準優勝 伊達遥 秋山美姫 
第4回優勝 草薙みこと 永沢舞     準優勝 沢崎光 上原今日子
第5回優勝 草薙みこと 小川ひかる   準優勝 沢崎光 秋山美姫   
第6回優勝 草薙みこと 小川ひかる   準優勝 沢崎光 秋山美姫   
第7回優勝 吉田龍子 新咲祐希子    準優勝 沢崎光 秋山美姫 
第8回優勝 上原今日子 ハイブリッド南 準優勝 草薙みこと 小川ひかる
第9回優勝 上原今日子 ハイブリッド南 準優勝 吉田龍子 渡辺智美 
第10回優勝 新咲祐希子 スイレン草薙  準優勝 吉田龍子 渡辺智美  

第11回優勝 新咲祐希子 スイレン草薙  準優勝 吉田龍子 上原今日子 
第12回優勝 吉田龍子  渡辺智美    準優勝 スイレン草薙 ガイア小早川   
第13回優勝 吉田龍子 ボンバー来島   準優勝 スイレン草薙 ガイア小早川 ハイサスカラス ドスカナ・リブレ   
第14回優勝 スイレン草薙 ガイア小早川 準優勝 ボンバー来島 菊池理宇        
第15回優勝 ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 準優勝 スイレン草薙 ガイア小早川
第16回優勝 ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 準優勝 ボンバー来島 菊池理宇 
第17回優勝 菊池理宇 ボンバー来島   準優勝 ロイヤル北条 氷室紫月
第18回優勝 ラッキー内田 マッキー上戸 準優勝 ロイヤル北条 ライラ神威
第19回優勝 ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 準優勝ラッキー内田 マッキー上戸
第20回優勝 ラッキー内田 マッキー上戸 準優勝 ローズ・ヒューイット、ファントムローズ1号

第21回優勝 ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 準優勝ラッキー内田 マッキー上戸
第22回優勝 武藤めぐみ イージス中森  準優勝 氷室紫月 ノエル白石 
第23回優勝 武藤めぐみ 成瀬唯     準優勝 氷室紫月 ノエル白石 
第24回優勝 武藤めぐみ ジェニービーチ   準優勝 ライラ神威 REKI
第25回優勝 コンバット斉藤 ナイトメア神威 準優勝 ライラ神威 REKI
第26回優勝 ナイトメア神威 REKI  準優勝 ローズ・ヒューイット、ファントムローズ1号
第27回優勝 コンバット斉藤 斉藤彰子  準優勝 ケンドー・カミスワ イージス中森
第28回優勝ジェーン・メガライト ジェニービーチ 準優勝 ナイトメア神威 REKI
第29回優勝マイティ祐希子 イージス中森 準優勝 コンバット斉藤 斉藤彰子 
第30回優勝ジェーン・メガライト 斉藤彰子 準優勝 霧島レイラ スカーレット小縞 

第31回優勝 マイティ祐希子 サキュバス真鍋 準優勝 霧島レイラ 藤原和美  
第32回優勝 霧島レイラ 藤原和美 準優勝 マイティ祐希子 藤島瞳
第33回優勝 マイティ祐希子 サキュバス真鍋 準優勝 霧島レイラ 藤原和美 
第34回優勝 マイティ祐希子 スカーレット小縞 準優勝 霧島藤原、G山本中江、ジェーンメガライト、アニービーチ
第35回優勝 グリズリー山本 中江里奈 準優勝 霧島レイラ 藤原和美

2009年8月16日 (日)

SPZクライマックス歴代優勝者

SPZクライマックス

第1回 優勝 ミミ吉原   準優勝 南利美
第2回 優勝 沢崎光    準優勝 デスピナ・リブレ
第3回 優勝 南利美    準優勝 草薙みこと
第4回 優勝 伊達遥    準優勝 秋山美姫
第5回 優勝 草薙みこと  準優勝 南利美 秋山美姫 沢崎光
第6回 優勝 草薙みこと  準優勝 伊達遥
第7回 優勝 草薙みこと  準優勝 伊達遥
第8回 優勝 吉田龍子   準優勝 伊達遥
第9回 優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第10回優勝 吉田龍子   準優勝 新咲祐希子 

第11回優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第12回優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第13回優勝 吉田龍子   準優勝 スイレン草薙
第14回優勝 スイレン草薙 準優勝 ボンバー来島
第15回優勝 ボンバー来島 準優勝 スイレン草薙
第16回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ボンバー来島、芝田美紀
第17回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ボンバー来島
第18回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝、ボンバー来島、芝田美紀、ロイヤル北条
第19回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ロイヤル北条
第20回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 武藤めぐみ

第21回優勝 武藤めぐみ   準優勝 マッキー上戸
第22回優勝 武藤めぐみ   準優勝 ノエル白石
第23回優勝 武藤めぐみ   準優勝 ノエル白石
第24回優勝 コンバット斉藤 準優勝 武藤めぐみ
第25回優勝 武藤めぐみ   準優勝 コンバット斉藤
第26回優勝 コンバット斉藤 準優勝 ナイトメア神威
第27回優勝 ナイトメア神威 準優勝 コンバット斉藤
第28回優勝 コンバット斉藤 準優勝 ナイトメア神威
第29回優勝 コンバット斉藤 準優勝 マイティ祐希子
第30回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ

第31回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第32回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第33回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第34回優勝 グリズリー山本 準優勝 霧島レイラ
第35回優勝 グリズリー山本 準優勝 霧島レイラ
第36回優勝 グリズリー山本 準優勝 佐久間理沙子

優勝回数

吉田龍子 6回

ビューティ市ヶ谷 5回

武藤めぐみ 4回 マイティ祐希子4回 コンバット斉藤4回

草薙みこと 3回 グリズリー山本 3回(現役)

2009年8月15日 (土)

あばしり王者も一気掲載

あばしりタッグ選手権 歴代王者(36年目9月時点)

初代王者 菊池理宇 ボンバー来島 4 返上
2代目王者ガイア小早川 ギムレット美月 2
3代目王者ドリュー・クライ ユーリ・スミルノフ0
4代目王者ガイア小早川 ギムレット美月 0
5代目王者アンナ・クロフォード ユーリ・スミルノフ 0
6代目王者ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 1
7代目王者ガイア小早川 ギムレット美月 0
8代目王者ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 4 返上
9代目王者エレン・ニールセン ヘレン・ニールセン 返上
10代目王者アリス・スミルノフ デイジー・クライ 0
11代目王者ビーナス麗子 ギムレット美月 0
12代目王者エレン・ニールセン ヘレン・ニールセン 0
13代目王者スターライト相羽 ラッキー内田 0
14代目王者ビーナス麗子 氷室紫月 0
15代目王者スターライト相羽 ラッキー内田 0
16代目王者ギムレット美月 キューティー金井 0       
17代目王者ビーナス麗子 氷室紫月 0
18代目王者スターライト相羽 ラッキー内田 2
19代目王者アリス・スミルノフ、アンナ・クロフォード0
20代目王者ラッキー内田 マッキー上戸 2 返上

21代目王者ビーナス麗子 ギムレット美月 0
22代王者 フォクシー真帆 成瀬唯 1
23代王者 エレン・ニールセン ヘレン・ニールセン 2返上
24代王者 フォクシー真帆 成瀬唯  3
25代王者 デイジー・クライ ジーナ・デュラム 4
26代王者 ライラ神威 REKI 0
27代王者 フォクシー真帆、成瀬唯 0
28代王者 ライラ神威 REKI 4 返上
29代王者 ファントムローズ1号 ワイルドローズ2号 0
30代王者 野村つばさ イージス中森 0
31代王者 フォクシー真帆、成瀬唯 2
32代王者 アリス・スミルノフ パトリシア・ルイス 0
33代王者 フレイア鏡、REKI 3
34代王者 ファントムローズ1号 ワイルドローズ2号 0
35代王者 REKI コンバット斉藤 3
36代王者 ハムル・シアター ジェニー・ビーチ 0 返上
37代王者 ジェニー・ビーチ ジェシー・ビートン 1
38代王者 ハムル・シアター パトリシア・ルイス 2
39代王者 キャシー・ウォン ミス・マスカレード 返上
40代王者 キャシー・ウォン ソフィア・リチャーズ 1

41代王者 セイレーン千春 マーメイド千秋 0
42代王者 ハムル・シアター パトリシア・ルイス 1
43代王者 ライラ神威 ハリケーン神田 2
44代王者 ハムル・シアター ジェシー・ビートン 0返上
45代王者 セイレーン千春 マーメイド千秋 2
46代王者 ハリケーン神田 八島静香 0
47代王者 ノエル白石 マイティ祐希子 1
48代王者 セイレーン千春 マーメイド千秋 1
49代王者 ハムル・シアター マリシア・ルイス 0返上
50代王者 セイレーン千春 マーメイド千秋 0
51代王者 ハリケーン神田 霧島レイラ 0
52代王者 ジェニー・ビーチ ディスガイズマスク 1
53代王者 スカーレット小縞 霧島レイラ 5
54代王者 ハムル・シアター マリシア・ルイス  0返上
55代王者 セイレーン千春 マーメイド千秋 1
56代王者 藤原和美 中江里奈 1
57代王者 ケンドー・カミスワ RIKKA 2
58代王者 藤原和美 中江里奈 4
59代王者 キャシー・ウォン ブルック・ウォン 0
60代王者 マーメイド千秋 RIKKA 1

61代王者 ナイトメア神威 グリズリー山本 3
62代王者 マユリ・シアター ブルック・ウォン 1
63代王者 スカーレット小縞 佐久間理沙子 1
64代王者 マユリ・シアター マリシア・ルイス 0返上
65代王者 ハリケーン神田 中江里奈 1 返上
66代王者 八島静香 中江里奈 7
67代王者 早瀬葵 藤島瞳 0
68代王者 アニービーチ ジョディ・ビートン 1
69代王者 藤原和美 サキュバス真鍋  現王者

2009年8月14日 (金)

SPZ史上最強ペアは・・・

SPZ世界タッグ選手権 一気掲載(36年目9月時点)

初代  沢崎光 秋山美姫 1
2代目 草薙みこと 小川ひかる 2
3代目 吉田龍子 新咲祐希子  5
4代目 沢崎光 秋山美姫 0
5代目 南利美 ハイブリッド南 (南利美引退により返上)
6代目 沢崎光 秋山美姫 0
7代目 草薙みこと 小川ひかる 0
8代目 永沢舞 富沢レイ 0
9代目 伊達遥 スイレン草薙 0
10代目草薙みこと 小川ひかる 3
11代目永沢舞 富沢レイ 1
12代目伊達遥 スイレン草薙 0
13代目ハイブリッド南 マイトス香澄 0
14代目永沢舞 富沢レイ 0
15代目ナターシャ・ハン アンナ・クロフォード 2
16代目新咲祐希子、スイレン草薙 5  
17代目吉田龍子 上原今日子 2
18代目ハイブリッド南 マイトス香澄 3
19代目ハイサスカラス ドスカナ・リブレ 0 
20代目スイレン草薙 ガイア小早川 6

21代目新咲祐希子 スターライト相羽 5
22代目ボンバー来島 菊池理宇 5
23代目スターライト相羽 ビーナス麗子 0 
24代目スイレン草薙 ガイア小早川 2
25代目ボンバー来島 菊池理宇 11
26代目ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 10
27代目芝田美紀 フレイア鏡 2
28代目ナターシャ・ハン アリス・スミルノフ 0
29代目ボンバー来島 武藤めぐみ 2
30代目ラッキー内田 マッキー上戸 2
31代目芝田美紀 ロイヤル北条 1
32代目ラッキー内田 マッキー上戸 0
33代目ビューティ市ヶ谷 ロイヤル北条 2
34代目氷室紫月 武藤めぐみ 0
35代目ローズ・ヒューイット デイジー・クライ 0
36代目ラッキー内田 マッキー上戸 4
37代目氷室紫月 ノエル白石 1 
38代目ジェナ・メガライト デイジー・クライ 0
39代目氷室紫月 ノエル白石 1 
40代目武藤めぐみ 成瀬唯 0

41代目ラッキー内田 マッキー上戸 8
42代目氷室紫月 ノエル白石 1
43代目ラッキー内田 マッキー上戸 1
44代目ジェナ・メガライト ジェニー・ビーチ 0
45代目ライラ神威 REKI 0
46代目氷室紫月 ノエル白石 1
47代目ラッキー内田 マッキー上戸 0
48代目ライラ神威 REKI 0
49代目武藤めぐみ ジェニー・ビーチ 3
50代目イージス中森 ノエル白石 0
51代目コンバット斉藤 ナイトメア神威 0
52代目武藤めぐみ ジェニー・ビーチ 4
53代目ライラ神威 REKI 0
54代目イージス中森 ノエル白石 0
55代目ナイトメア神威 REKI 3
56代目イージス中森 ノエル白石 0
57代目ナイトメア神威 REKI 0
58代目ジェナ・メガライト シンディー・ウォン 0返上
59代目ナイトメア神威 REKI 1
60代目コンバット斉藤 斉藤彰子 0

61代目ナイトメア神威 REKI 1 
62代目イージス中森 マイティ祐希子 2
63代目ハリケーン神田 八島静香 0
64代目ナイトメア神威 REKI 0
65代目コンバット斉藤 斉藤彰子 0
66代目ハリケーン神田 八島静香 0
67代目イージス中森 マイティ祐希子 4
68代目ハリケーン神田 八島静香 1
69代目ナイトメア神威 マーメイド千秋 1
70代目霧島レイラ スカーレット小縞 8
71代目ハリケーン神田 八島静香 0
72代目霧島レイラ 藤原和美 0 
73代目ロゼ・ヒューイット ワイルドローズ1号 0
74代目斉藤彰子 中江里奈 2
75代目霧島レイラ 藤原和美 9
76代目ロゼ・ヒューイット ファントムローズ2号 0
77代目霧島レイラ 藤原和美 1
78代目ロゼ・ヒューイット ファントムローズ2号 1
79代目霧島レイラ 藤原和美 2
80代目マイティ祐希子 スカーレット小縞 0

81代目RIKKA 葛城早苗 0
82代目マイティ祐希子 佐久間理沙子 0
83代目霧島レイラ 藤原和美 0
84代目RIKKA 葛城早苗 0
85代目霧島レイラ 藤原和美 1
86代目グリズリー山本 中江里奈 1
87代目RIKKA 葛城早苗 1
88代目グリズリー山本 中江里奈 5(現王者)

■最も防衛回数の多いチームは、ボンバー来島、菊池理宇組(通算16回)

2009年8月13日 (木)

歴代王者の中で誰が一番強いのか

SPZヘビー級選手権 歴代王者イッキ(数字は防衛回数)■36年目9月時点

初代 伊達遥    0
2代目 草薙みこと 0
3代目 南利美   0
4代目 伊達遥  10
5代目 草薙みこと 1
6代目 伊達遥   2
7代目 南利美   0
8代目 吉田龍子  1
9代目 伊達遥   1
10代目 永沢舞  0
11代目 吉田龍子 0
12代目 伊達遥  0
13代目 草薙みこと4
14代目 永沢舞  0
15代目 上原今日子0
16代目 伊達遥    0
17代目 吉田龍子 1
18代目 永沢舞  1
19代目 伊達遥  0
20代目 吉田龍子  15

21代目 ハイブリッド南 0
22代目 新咲祐希子 0
23代目 永沢舞  0
24代目 吉田龍子 0
25代目 ハイブリッド南 1
26代目 新咲祐希子 0
27代目 永沢舞   2
28代目 ハイブリッド南 7
29代目 スイレン草薙 0
30代目 吉田龍子  4
31代目 ハイブリッド南 1
32代目 新咲祐希子 0
33代目 スイレン草薙 0
34代目 吉田龍子   1
35代目 ハイブリッド南 1
36代目 新咲祐希子 0
37代目 スイレン草薙 7
38代目 スターライト相羽 0
39代目 ボンバー来島 0
40代目 菊池理宇 1

41代目 スイレン草薙 1
42代目 ボンバー来島 4
43代目 ビューティ市ヶ谷 11
44代目 ナターシャ・ハン 1
45代目 ロイヤル北条 0
46代目 ボンバー来島 0
47代目 ビューティ市ヶ谷 5
48代目 ナターシャ・ハン 1
49代目 ビューティ市ヶ谷 1
50代目 芝田美紀 1
51代目 ロイヤル北条 0
52代目 ビューティ市ヶ谷 1
53代目 ラッキー内田 0
54代目 氷室紫月 1
55代目 ラッキー内田 1
56代目 ビューティ市ヶ谷 3
57代目 ラッキー内田 1
58代目 氷室紫月 1
59代目 マッキー上戸 0
60代目 武藤めぐみ 1

61代目 ジェナ・メガライト 0
62代目 武藤めぐみ 15
63代目 ノエル白石 0
64代目 ライラ神威 1
65代目 ジェナ・メガライト0
66代目 ノエル白石 0
67代目 武藤めぐみ 4
68代目 コンバット斉藤 0
69代目 ジェナ・メガライト 0
70代目 武藤めぐみ 4
71代目 コンバット斉藤 1
72代目 武藤めぐみ 3
73代目 コンバット斉藤 3
74代目 ローズ・ヒューイット 1
75代目 コンバット斉藤 9
76代目 ケンドー・カミスワ 0
77代目 ナイトメア神威 0
78代目 コンバット斉藤 5
79代目 ジェーン・メガライト 4
80代目 マイティ祐希子 0

81代目 コンバット斉藤 0
82代目 ナイトメア神威 1
83代目 マイティ祐希子 3
84代目 ジェーン・メガライト 0
85代目 マイティ祐希子 3
86代目 ジェーン・メガライト 0
87代目 マイティ祐希子 4
88代目 ジェーン・メガライト 0
89代目 霧島レイラ 0
90代目 マイティ祐希子 14
91代目 ジェーン・メガライト 2
92代目 マイティ祐希子 7
93代目 ロゼ・ヒューイット 0
94代目 霧島レイラ 0
95代目 グリズリー山本 15
96代目 ジェーン・メガライト 0
97代目 佐久間理沙子 1
98代目 ロゼ・ヒューイット 0
99代目 グリズリー山本 0
100代目佐久間理沙子 0
101代目ロゼ・ヒューイット 0

SPZタイトル戦通算防衛回数

1位:マイティ祐希子31
2位:武藤めぐみ27
3位:吉田龍子22
4位:ビューティ市ヶ谷21
5位:コンバット斉藤18

6位:グリズリー山本15(現役)

7位:伊達遥13

8位:ハイブリッド南 10
9位:スイレン草薙8
10位:ジェーン・メガライト6
■SPZ歴代最強は、マイティ祐希子・・・・?

**********************

(ネット環境、復活いたしました。ご心配をおかけいたしました)

2009年8月12日 (水)

休載のお知らせ

皆様こんばんは。筆者のネット環境が故障したため、しばらくの間連載をお休みさせていただきます。大変申し訳ございません。

2009年8月11日 (火)

第756回 36年目9月 至宝流出

36年目9月

SPZクライマックス、激闘の後遺症か中江里奈とグリズリー山本が負傷欠場。

フローラ小川がSクラで2点に終わったので力をつけさせるべく、海外遠征に出した。

SPZは8月21日付けで役員の人事異動を行った。

(新役職)                (旧役職)

代表取締役社長  中森登志子  取締役 チーフトレーナー

取締役審判部長  北条 美雪   審判部長

取締役営業部長・スカウト担当 内田栄子 営業部長

取締役広報部長  吉田龍子  代表取締役社長

SPZコミッショナー  井上霧子   取締役 スカウト担当   

ファウンダー     今野和弘   取締役 人事経理担当

なおSPZは8月シリーズ終了後に人事異動を行い、社長の吉田龍子が退任して取締役広報部長に降格となり(はんこ押したり商談に同席するのがめんどくさくなってきたらしい)、ど辛口のテレビ解説に専念する。

新社長には中森登志子(イージス中森)が31歳の若さで起用され、旗揚げからSPZを支えた井上霧子はスカウト担当役員を辞任しSPZコミッショナーのみ留任、人事経理担当役員の今野和弘(SPZ創業者、初代社長)も名誉職の「ファウンダー」に退いた。役員が2名減ったことに伴い、ロイヤル北条(審判部長)、内田栄子(ラッキー内田・営業部長兼スカウト担当)が取締役に昇格した。

9月シリーズ「バトルオータム」開幕。
5戦目の岡山大会であばしりタッグ戦。王者チーム藤原和美、サキュバス真鍋に挑むのは前王者のアニービーチ、ジョディ・ビートン組。一進一退の攻防が展開されたが、最後は藤原のバックドロップを食らって頭が揺れたアニービーチが棒立ち。

「しししっ」
サキュバス真鍋さくっとタックルで倒して終了。何たる要領のよさ。勝負タイム28分13秒、王者組が初防衛に成功。

****************************

最終戦はさいたまドーム。
第1試合は中村真帆対ジョディ・ビートン。オープニングマッチに起用された中村真帆、持ち前の腕力で中堅外人ビートンに向かってゆく。

「んー、さすがソフトボールで5番を打っていただけのことはありますね」
しかし、ビートンが徐々に本気を出してきて、組み付いてDDT、これで中村の動きが止まった。
「とりゃっ!」

シャープなエルボー一撃。崩れ落ちた中村、これで3カウント。

「んー、やっぱり頭打つと動きが止まっちゃいますね。この辺が今後の課題でしょう」

勝負タイム11分44秒。吉田龍子は社長の座を降りてテレビ解説に専念しているので舌も滑らか。

第2試合はアイドル商会の3人(サキュバス真鍋・藤島瞳・早瀬葵)が登場、相変わらずの派手な動きで後輩のM石川、クラリッジ成瀬、ラズベリー組を一蹴した。

外人同士のシングル戦(アニービーチ対ワイルドローズ1号)を挟んで休憩。

休憩明けの6人タッグマッチで革命軍の3名が登場、霧島レイラ、藤原和美、RIKKA対ブルックウォン、ブリジットウォン、マユリシアター。実力者同士の6人タッグだが、最後は連携の差が出て、孤立したマユリを霧島がムーンサルトで仕留めた。勝負タイム17分2秒、

セミは葛城早苗対ジェーン。最強外人ジェーンに果敢に向かっていった葛城だったが、パワーの差が出てしまって完全に力負け。15分33秒、ネックブリーカーに散った。

メインイベントはSPZ戦、王者佐久間理沙子、防衛戦の相手はロゼ様。世界の一流選手、ロゼ様の多彩な攻めに苦しむ佐久間。エルボーを連打して流れを変えてからノーザンで投げつけ。これでロゼ様の動きが止まった。
「行きます」

ビートエンド炸裂、。しかしロゼ様、意識は残っており2.9で返してバスターローズで反撃。2.8で返す佐久間。お互いフラフラの状態、しかし先に立ち上がったのはロゼ様、
「散りなさい」
2発目のバスターローズを佐久間、返せなかった・・・これでSPZの王座が海外流出。勝負タイム28分40秒。

2009年8月10日 (月)

第755回 夢を追いかける、どんなときも(下)

36年目8月 SPZクライマックス

第7戦しゃちほこドーム大会。

霧島(8点、ラリアットからの片エビ固め 12.08)F小川(2点)

1期生小川ひかるの二世レスラーのSクラ初出場で話題になったが、シングルマッチでの弱さも母親譲り。特に力押しされるともうダメ。この日も霧島レイラにいいところなく敗北・・・

「まあ、こんなもんだろ」

霧島レイラ、第30回大会から7年連続でシード権を確保。これはこれで偉業と言っていいだろう。

佐久間(12点、ジャンピングニーからの片エビ固め 12.03)中江(2点)

佐久間理沙子、全勝を守った。無傷で最終戦横スペ決戦へなだれ込む。

葛城(6点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 13.28)RIKKA(4点)

負けたほうが4敗目で予選会行きが濃厚となるシビアな一戦。しかし葛城が終始優勢に試合を運び、最後は今シリーズ初めてジェットスマッシュを叩き込んで勝利。

G山本(12点、DDTからの片エビ固め 11.44)藤原(2点)

グリズリー山本も難なく藤原を片付け全勝キープ。この結果、優勝の行方は最終戦横スペ大会の直接対決で決まることになった。

*************************

最終戦は新日本ドーム大会。

RIKKA(6点、STOからの片エビ固め 20.59)F小川(2点)

ローリングソバット連打、農鳥、STOと大技を的確に積み重ねたRIKKA、2発目の農鳥は2.9で返されたが、延髄斬りをはさんで2発目のSTOで勝利。フローラ小川、善戦したものの最後は無念の敗北。初めてのリーグ戦は2点に終わった・・・

霧島(10点、ムーンサルトプレスからのエビ固め19.10)藤原(2点)

すでに3位を決めている霧島レイラ、この日はタッグパートナーの藤原和美と対戦。いつも通りの重厚なプロレスを見せるが、藤原のJOサイクロンが効いたのか動きがおかしい。そこを突かれてドラゴンスリーパーで絞められる苦しい展開。しかし最後はなんとかムーンサルト、ローリングソバットとつないで10点目を上げた。

「当然の結果だよ!」

霧島レイラ、7年連続準優勝の偉業はならなかったが、それでも堂々の3位入賞。7年連続3位以内というのは吉田龍子・コンバット斉藤に並ぶ記録。3位の賞品スポーツドリンク1ケースをもらって引き揚げた。

葛城(8点、ストレッチプラム 20.27)中江(2点)

打撃で中江の動きを止めた葛城、そのまま優位に試合を進め、最後はストレッチプラムでギブアップを奪い4勝目を挙げ、シード権を守った。

G山本(14点、掌底からの片エビ固め12.08)佐久間(12点)

全勝同士の決戦だったが、あっけなく終わってしまった。グリズリー山本、力押しで攻めまくって掌底で3カウント奪取。横スペのファンはあーあの声。

この結果優勝は3連覇のグリズリー山本、まったく危なげなく7連勝。賞金100万円と副賞のブランド腕時計が贈られた。
「次に叩き潰されたいのはどいつだ?」

2009年8月 9日 (日)

第754回 夢を追いかける、どんなときも(中)

36年目7月 SPZクライマックス

4戦目、大阪なにわパワフルドーム大会。
F小川(2点、逆水平チョップからの片エビ固め 16.16)藤原(2点)

「これでっ・・・・・」

フローラ小川がねちっこく攻めてゆく。ストレッチプラムをしつこくしつこくしつこくかけ続けてスタミナを奪う。

息も絶え絶え状態の藤原、ギブアップだけはしなかったが、そのあとチョップ一発で3カウントを喫してしまうと言う醜態。締まらないフィニッシュとなった。

ともあれフローラ小川がSクラ初勝利を上げたので、本部席で観戦していた今野役員は快哉を叫んだ。

RIKKA(2点、STOからの片エビ固め 29.10)中江(2点)

粘った中江だったが、RIKKAの農鳥2連発を食らってしまってはどうにもならない。動けなくなったところをSTOでやられてしまった。これでRIKKAも初日を出した。

佐久間(6点、ゴールデンクラッシュからのエビ固め 17.41)葛城(2点)

先月の新日本ドームメインSPZ戦と同一カード。やはり実力は佐久間のほうが一枚上、しかし葛城もSPZキック、殺人ヒザ魚雷で意地を見せる。
「・・・・くっ」
バイオドライバー狙いをリバースで返し、ハイキックを水面蹴りで切り返すなど最後まで諦めなかった葛城、だったが、2発目の殺人ヒザ魚雷を2.8で返されてしまい。ここで佐久間が奥の手、ゴールデンクラッシュを繰り出してきた。まっさかさまに落とされた葛城早苗、そのまま意識を失った・・・

G山本(6点、ギロチンドロップからの片エビ固め 11.53)霧島(2点)

霧島レイラただやられるだけ。ズルズルとダメージを重ねてとうとうギロチンに沈んだ・・・

グリズリー山本も3連勝。

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第5戦は広島若鯉球場大会。
RIKKA(4点、ヒップアタックからの片エビ固め 15.14)藤原(2点)

藤原のJOサイクロンを耐え切ったRIKKA、農鳥で反撃開始、最後はお互いグロッキーとなりながらも、STO,延髄斬り、ヒップアタックと波状攻撃を決めたRIKKAがものにした。

霧島(4点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 19.16)中江(2点)

パワーファイター同士の力押しの消耗戦は霧島レイラが制した。さすが元SPZ王者、Sクラ6年連続準優勝はダテじゃない。

佐久間(8点、バイオドライバーからのエビ固め 9.04)F小川(2点)

タッグパートナー同士の対戦だが、シングルマッチでは打たれ弱いところのあるフローラ小川、ズルズルと攻め込まれてしまい、バイオドライバーに完敗・・・・

G山本(8点、DDTからの片エビ固め 13.21)葛城(2点)

昨年このカードで負けているG山本、いきなりの頭突き頭突き頭突きで主導権を握る。頭を狂わせておこうという作戦か。これがはまって葛城早苗が一方的にズルズルと攻め込まれてしまう。

「どりゃああああ」

ブレーンバスターで投げられてしまう。葛城、けんめいにSPZキック、殺人ヒザ魚雷で反撃したが腰が入っていないせいかG山本の意識を刈り取るには至らない。
「ぶっ潰す」
最後はDDT2連発に散った葛城、2年続けてのグリズリー狩りはならなかった・・・

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第6戦は九州ドーム大会。
霧島(6点、裏投げからの片エビ固め 14.34)RIKKA(4点)

霧島レイラ、3勝目、RIKKAの攻めを凌ぎ切って、裏投げでたたきつけて3カウント。

葛城(4点、スクラップバスターからの片エビ固め 10.17)F小川(2点)

葛城早苗、遅ればせながら2勝目。フローラ小川を問題にせず勝利。4敗目をきっしたフローラ小川、予選会行き・・・

佐久間(10点、ノーザンライトSH 7.27)藤原(2点)

佐久間理沙子、堂々の5連勝。スープレックス攻勢で藤原和美を圧倒して下した。7分少々の勝負タイムに場内ため息。

「あと2つ、がんばります」
「あー・・・腰が、いたいっ・・・」

藤原和美、シード権奪回はならなかった・・・

G山本(10点、ジャーマンSH 9.48)中江(2点)

グリズリー山本も中江をまったく問題にせず5連勝。中江里奈は4敗目を喫し守り続けてきたシード権を失った・・・

2009年8月 8日 (土)

第753回 夢を追いかける、どんなときも(上)

36年目8月
恒例のSPZクライマックス。

■「みなぎるパワー 大砲だ」霧島レイラ(24)

8年連続8度目の出場
「勝負はゲタを履くまで分からない。ベストをつくす」

■「重戦車」中江里奈(23)

7年連続7度目の出場 

「1点でも多く勝ち点を取って、去年より上を目指します」

■「狂乱ベアー」グリズリー山本(20)

4年連続4度目の出場 第34回・35回大会優勝
「全員ぶっ潰す!ワハハハハハ」

■「キラーマシーン」葛城早苗(19)

3年連続3度目の出場
「まあ、全力をつくします」

以下は予選会勝ちあがり組。

■「SPZの新エース」佐久間理沙子(18)初出場 

SPZ世界王者 A組1位通過
「チャンピオンとして、恥ずかしくない戦いをします」

■「革命軍の旗手」藤原和美(23)

2年連続4度目の出場 A組2位通過
「頑張ります!」

■「音速クノイチ」RIKKA(22)

3年ぶり2度目の出場 B組1位通過
「・・・参る・・・・・」

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(17)

初出場 B組2位通過。
「気を引き締めて頑張ります!」

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2戦目のどさんこドーム大会からリーグ戦スタート。

藤原(2点、JOサイクロン 26.17)中江
36回目のSクラは28期生の同期対決から始まった。レスリングセンスなら藤原だが中江には馬力がある。そしてお互い手の内を知り尽くしているので裏のかきあいが続く好勝負になった。

―頭を狙えば、動きは止まる。
藤原、パイルドライバー2連発で中江の動きを止めて、
「藤原、行きます!」
秘技、JOサイクロン。この技が決まると言う事は藤原はけっこう調子がいい。

霧島(2点、ラリアットからの片エビ固め 12.54)葛城

続いては革命軍の同門対決。しかし最古参の霧島レイラも元気いっぱい。序盤から頭突き頭突きで優位に試合を運ぶ。葛城がよろめいたところをローリングソバット。打撃も鋭い。そして裏投げ、ラリアットで勝負をかける。
「ぐわあっ・・・」
葛城、ラリアットで吹っ飛ばされてしまって無念の3カウントを聞いた・・・

「向こうの技は全部知ってるから。まあ、あと5分長かったら、攻め込まれていただろうね、残り6戦、気合いいれていくよ!!」

霧島レイラ、白星発進。

佐久間(2点。バイオドライバーからのエビ固め 14.42)RIKKA

SPZ王者・佐久間がセミに登場。初戦の相手は革命軍のRIKKA、楽な相手ではない。やはりRIKKAのすばやさに苦戦を余儀なくされるが、RIKKAがスタミナ切れを起こしたところを攻めに転じ、最後はバイオドライバーで白星発進。

G山本(2点、エルボーからの片エビ固め 10.51)F小川

「今日山本さんとシングルでやるんですけど、ゆうべから震えてました」

それでもリングに上がって相対するや果敢にエルボーを打っていったフローラ小川だが、G山本はウンともスンともいわず・・・ならばと走ってドロップキックを見せるがまったく通じない。逆にDDT,裏投げと重量感あふれる攻撃。最後は力任せのエルボーにあえなく散ったフローラ小川。いいところなく敗北・・・

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1日の移動日を置いて、次は仙台大会。
中江(2点、ノーザンライトSH 16.34)F小川(0点)

「ぐわああっ」
フローラ小川、中江のバックドロップ、ラリアットの猛攻の前にまったくいいところがない。ところどころで反撃するものの中江の強靭な肉体はやすやすと受けきってしまう。

「これで終わり!!」
見事なノーザンライトSHでフローラ小川を投げた。返せず試合終了。中江里奈が初日を出した。

葛城(2点、ドロップキックからの片エビ固め 11.14)藤原(2点)

革命軍同士の対決は葛城が打撃で圧倒して、最後はドロップキックでなぎ倒して初日を出した。

佐久間(4点、バイオドライバーからのエビ固め 19.59)霧島(2点)

SPZ王者の佐久間理沙子、今日は大先輩の霧島と対戦。終始落ち着いた試合運びで霧島を圧倒。霧島の反撃は単発。スプラッシュマウンテンで反撃したのが唯一の見せ場だった。最後はバイオドライバーで霧島から3カウントを奪った。

G山本(4点、バックドロップからの片エビ固め 8.40)RIKKA(0点)
グリズリー山本まったく危なげなし。

2009年8月 7日 (金)

第752回 36年目7月 は、初めてなんですけど・・・・

(今回分量少なくてすみません)

36年目7月

佐久間理沙子のファンクラブが結成された。落ち着いたファイトながらSPZ女王の座に輝いたのファンも急増した。

7月シリーズ「サマースターナイツシリーズ」開幕。青森から南下して東北地方をまわるシリーズだ。

第6戦宇都宮大会でSPZタッグ戦が組まれた。

王者グリズリー山本、中江里奈に挑むのは前王者の葛城早苗、RIKKA組。グリズリー山本の力攻めにたじたじの挑戦者組、RIKKAが農鳥で流れを引き寄せようとするが
「きかねえな、そんなの」

グリズリー山本、耐久力も申し分ない。そのままRIKKAをずたずたにして、残る葛城を集中攻撃。合体パイルドライバーで葛城から3カウント。勝負タイム39分53秒。王者組が5度目の防衛に成功。

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最終戦新日本ドーム大会、メインはSPZ戦、新王者佐久間理沙子、初防衛戦の相手は32期の葛城早苗。団体最強のG山本を当てなかったのは「新チャンピオンにも1度くらいは防衛させてあげた方がいい」という団体幹部の気遣いがあったらしい・・・

―勝って、Sクラに乗り込む!!

佐久間理沙子、落ち着いた攻め。葛城をじわじわとスープレックス攻勢で追い込んでゆく。DDT,パイルドライバーと徐々に大技を混ぜてゆく。しかし葛城もSPZキック、殺人ヒザ魚雷で反撃。両者ダウン。

「覚悟」
葛城、2度目の殺人ヒザ魚雷、続くフォールをなんとか2.8で返した佐久間、さすがにダメージが濃い。

―これ以上は受けられない・・・
佐久間理沙子、切り札をここで繰り出してきた。抱え上げて葛城を頭からマットへ突き刺した。

出た、ビートエンド。葛城の意識は闇に落ち、フォールを返すことはできなかった。勝負タイム24分55秒、佐久間が初防衛に成功した。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

佐久間理沙子(24分55秒 ビートエンドからの片エビ固め)葛城早苗

第97代王者が初防衛に成功。

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「クソッ・・・・・やられた・・・」

敗れた葛城早苗、頭を押さえながら引き揚げた。実力の差は紙一重なのだが、やはり大技を受けきるのに難がある。

「ハァ・・・ハァ・・・ファンの皆さんの声援のおかげで、勝てました。この流れで、来月のSPZクライマックス、優勝したいと思います」

ベルトを巻いた佐久間、試合後のインタビューに答えた。そこへ

「グハハハハハハハハ佐久間、テメエなんかに賞金渡すわきゃあねえだろ!Sクラはこのグリズリー山本様が優勝するって決まってんだよ!!」

グリズリー山本が乱入してお得意のがなりを決める。そこへ、

「Sクラは総合力がものを言う、修羅場をかいくぐってきた場数ならあたしが一番だ。今年こそ優勝する!!100万円ゲットじゃあ!!」

古豪のマイクアピールに場内どよめく。27期の霧島レイラも優勝を虎視眈々と狙っている。

「Sクラはなにが起こるかわからない。ボクも優勝を狙うよ今年は!」

SPZ一番人気、中江里奈のマイクアピールに場内どよめく。

「今年は勝ちに行きます。JOサイクロンで全員倒します!!」

SPZのスター選手、藤原和美(現あばしりタッグ王者)もマイクアピール。

「奈良田の里のために・・・賞金は頂く・・・」

寡黙なくのいち・RIKKAも年に数度しかやらないマイクアピール。

「えっと・・・その・・・・・Sクラは・・・・は、初めてなんですけど・・・・その日その日で、出来るファイトを精一杯やって・・・結果を出したいと思いますっ」

初参戦のフローラ小川もマイクを握った。おそらく初めてのマイクアピール。たどたどしいしゃべりに場内、どよめきと笑いに包まれた。

「フローラ小川、優勝だーー」「優勝狙えーーー!!」

7人のマイクアピール後、険悪な雰囲気でにらみ合い・・・という事前のシナリオだったが、これで場がくだけてしまった。最後は吉田社長がマイクを取って収拾というか締め。

「んー、まあそういうことですので、フローラ小川が玉砕するであろう(場内爆笑)SPZクライマックス、お見逃しなく。今日はお越しいただきまして、ありがとうございました!!」

2009年8月 6日 (木)

第751回 逆さ押さえ込みキター

36年目6月

長野大会メインはあばしりタッグ戦、王者Aビーチ、ジョディビートンに挑むのは藤原和美&サキュバス真鍋の異色コンビ。

「いつまでもベルトを外人に持たれっぱなしはよくない」と判断した会社側が藤原とS真鍋にあばしりベルト奪回を命じた。インスタントチームだが連係もなんとかそつなくこなして、最後は藤原が伝家の宝刀、JOサイクロンをズバリ。王座奪還に成功した。

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あばしりタッグ選手権試合(60分1本勝負)

藤原和美○、S真鍋(20分くらい、JOサイクロン)A・ビーチ、J・ビートン×

第68代王者が2度目の防衛に失敗、藤原&S真鍋が第69代王者となる

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「任務完了しました!!」
「やたー、あばしりゲッツ、しししっ」
サキュバス真鍋はこれがはじめてのベルト奪取。

そして6月シリーズ・最終戦はさいたまドーム大会。

セミとメインは日本人VS外人の2大シングル決戦を持ってきた。

まずセミがグリズリー山本対ブリジットウォン。先月ジェーンに敗れて女王の座から転落したG山本、この日は強豪外人のブリジットと対戦、パワーにものを言わせて押し込み、10分経過のアナウンスを聞くやラッシュをかけてバックドロップで勝利。まったく危なげなし。これでは女王に返り咲くのも時間の問題だろう。

さいたま大会メインはSPZ戦、王者ジェーン・メガライトに対するは33期の佐久間理沙子。新王者ジェーンの初防衛戦、SPZは佐久間を挑戦者に選んだ。が、序盤から佐久間は攻められっぱなし。

―悪いときの佐久間だ。

吉田社長が頭を抱える。あのジェーンに完全に力負けしている。それでも、佐久間も意地を見せて・・・

「この技を受けて立っていられるかしら?」
ビートエンド(変形垂直落下式フィッシャーマンバスター)炸裂。しかしジェーンは耐え切ってキャプチュード!

「うわあああっ」
佐久間なんとか場外へ逃げたが、

「にがさねえぜ」
ジェーン、なんと場外で佐久間を捕まえて場外パイルドライバー。恐ろしい攻めだ。そして佐久間のバックに回って・・・

「ツブレロ」
場外放送席まえでベリートゥバック2連発。これで佐久間、意識が飛んでその後の記憶がないらしい。勝ちを確信したジェーン、佐久間をリング内に戻して組み付いたが、

「わああああああ!!」
佐久間ノーザン。

―こんな力がまだ残っていたのか?

カウント2.5でフォールを返したジェーンだったが焦りがあった。ベリートゥバック2発入れた、もうアイツの戦闘力は失われたはずだ、なのにどうして・・・

佐久間、ここでスッと絡み付いて無我夢中の逆さ押さえ込み!!中森レフェリーがマットを叩く!

ワン、トゥ・・・・
「しまった・・・」

足をばたつかせるジェーンだったが、肩は上がらなかった。
スリー。
「19分10秒、逆さ押さえ込みで、佐久間理沙子の勝ち」

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

佐久間理沙子(19分10秒、逆さ押さえ込み)ジェーン・メガライト

第96代王者が初防衛に失敗、佐久間が第97代王者となる

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タイトル移動。SPZのタイトル戦が逆さ押さえ込みというマイナー技で決まるのはSPZ始まって以来のことである。

試合が終わりぶっ倒れる佐久間理沙子、まるで敗者のようだ。ベリートゥバック2発が相当効いたのか、起き上がれない。当然ベルト授与も試合後インタビューも何もあったものではなく、若手に背負われて退場。

一方のジェーンはOHやっちまったぜとばかりに頭を抱えて天を仰ぐ。史上もっとも締まらない戴冠劇となった・・・
「でもね、」
かいせつの吉田龍子がつぶやく。
「内容はともかく、結果を残したのは佐久間選手ですから。その部分は評価しないといけませんね」

2009年8月 5日 (水)

今年の夏は異常だ・・・

こんばんわ、日野市のプロレスファン@konnoです。

■忙しくてWASリプレイができない

 平日の帰宅が12時頃なので、メシ喰って寝るだけという状況。

 リプレイの時間が取れず、現在44年目11月が終わったところです。

 在庫はまだ8年少々あるのですが・・・

■富士山行ってきた

 会社の有志で例年行っている富士山登山ツアー。

 今年は同行者が力尽きたため、七合目止まり。

 しかし富士山人気がすごい。五合目あたりの人出が・・・

■体重73.3kg

 うまいものの食べ過ぎにより、自己ワースト?更新。

 アイス食うのをやめよう。

2009年8月 4日 (火)

第750回 36年目6月 予選会リニューアル

36年目6月

恒例のSPZクライマックス予選会。

今年からSクラ予選会は選手の負担を(ぶっちゃけ筆者の負担を)考慮し、出場者8名を二つのブロックに分けてリーグ戦を行い、各ブロックの上位2名ずつが本大会出場となる方式に改められた。

でもって、Aブロック出場者は下記4名。

藤原和美(前回本大会4点)
佐久間理沙子(SPZ33期)
藤島瞳(SPZ31期)
サキュバス真鍋(SPZ30期)

第2戦浜松大会からリーグ戦スタート。
S真鍋(2点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 13.02)藤島

アイドル商会の同門対決。後輩の早瀬が昨年本大会出場を果たしただけに今年はなんとしても出たいところ。序盤から熱のこもったいい勝負はサキュバス真鍋が先輩の意地を見せた。
「次は本気で来てねぇ!!」

佐久間(2点、ノーザンライトSH 12.01)藤原

「予選会は3連勝して当たり前です。」

2年続けて予選会で悔しい思いをしている佐久間理沙子、念願の初出場へ向けて藤原を攻めてゆく。会社側も佐久間には期待をかけていて、本隊エースの扱いを与えている。危なげなくノーザンで投げまくって快勝。

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第3戦は岐阜大会。

藤原(2点、JOサイクロン 18.35)S真鍋(2点)

28期生の藤原和美、デビュー8年を過ぎてすっかりSPZの姉御格だ。この日はアイドル商会のS真鍋をさくっと倒しておきたいところだったが、フェイスクラッシャー、バックドロップなどで粘られてしまったが、ドラゴンスリーパーでS真鍋を気持ちよくさせてからJOサイクロンで勝利。

「ハァ、ハァ・・・危なかったですね。予選会3戦だけですと取りこぼしは絶対に許されませんから。」

佐久間(4点、バイオドライバーからのエビ固め 9.53)藤島(0点)

開始早々に佐久間が猛攻、いきなりのジャーマン、バイオドライバーで藤島をグロッキーにさせておいて藤島の攻少し受けてから最後は2度目のバイオドライバーでトドメ。

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4戦目は和歌山大会。
藤原(4点、バックドロップからの片エビ固め 12.59)藤島(0点)

藤原が危なげなく藤島瞳を片付けた。ジャーマンでグロッキーにさせておいてバックドロップでトドメ。

佐久間(6点、バイオドライバーからのエビ固め 8.14)S真鍋(2点)

昨日に引き続き佐久間理沙子ゴング直後のいきなりジャーマンで主導権を握る。そしてノーザン。容赦ないスープレックス攻勢だ。そしてバイオドライバーでトドメ。

この結果A組は佐久間理沙子が1位通過、藤原和美が2位通過で本大会出場を決めた。

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翌日の滋賀大会からB組リーグがスタート。

エントリーは以下の4人。
早瀬葵(前回本大会0点)
RIKKA(SPZ29期)
フローラ小川(SPZ34期)
ミネルヴァ石川(SPZ35期)

M石川(2点、スクラップバスターからの片エビ固め 11.13)早瀬

見かけによらず力の強いミネルヴァ石川、なんとスクラップバスターを乱発して前年本大会に出た早瀬に勝ってしまった。

RIKKA(2点、農鳥からの片エビ固め 20.47)F小川

母親似のそつのないレスリングが持ち味のフローラ小川、類まれな身体能力を生かした飛び技が得意なRIKKA、中盤にローリングソバットを連発したRIKKAがペースを握り、農鳥でグロッキーに追い込んでからトドメの農鳥を狙う。

「・・・消えろ、農鳥」

「・・・はっ!」

農鳥を4回かわしたフローラ小川も凄いが、これしかないとばかりに農鳥を繰り出し続けたRIKKAも凄い。7回目の農鳥(うち命中3発)でフローラ小川を仕留めた。20分を越す熱戦に拍手。

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第6戦は三重サンシャインアリーナ大会。

F小川(2点、ドラゴンスリーパー 6.28)M石川(2点)

確実に2点を取りにきたフローラ小川、開始早々ドラゴンスリーパー、ストレッチプラム、ドラゴンスリーパーと絞めまくり。ミネルヴァ石川を6分半で失神に追い込んだ・・・

RIKKA(4点、STOからの片エビ固め 13.04)早瀬(0点)

きのうM石川に敗れもう後がない早瀬葵、RIKKAに向かっていったが、農鳥そしてSTOの大技攻勢に敗退・・・

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第7戦は長野大会。

RIKKA(6点、STOからの片エビ固め 7.09)M石川(2点)

RIKKA,磐石の3連勝。ミネルヴァ石川をまったく問題にせずSTOで始末した。これでB組1位通過を決めた。

F小川(4点、ストレッチプラム 23.43)早瀬(0点)

引き分け以上で予選会突破が決まるフローラ小川、さすがに表情が硬い。慎重にグラウンド攻めで早瀬相手に試合を作ってゆく。そしてエルボー、ドロップキックで中押し。しかし早瀬も勝てば可能性が残るので懸命に耐える。そして延髄、ジャンピングニーで逆襲に転じる。

「なにやっとんだーーーガンガンいけーーー」 

本部席の今野役員が檄を飛ばす。

この声援が届いたか、ストレッチプラムを決めて早瀬からギブアップを奪った。この結果予選会B組は1位通過RIKKA,2位通過フローラ小川が決まった。

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筆者より、本日で連載750回を達成いたしました。全盛期に比べると質は落ちていると思いますが、まあ当分頑張って書いていきますので応援宜しくお願いいたします。k.konno

2009年8月 3日 (月)

第749回 V16の壁

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャルS
36年目5月

「ウルトラソウルシリーズ」開幕。九州各県のドサ回りだ。

第4戦熊本大会であばしりタッグ戦、王者Aビーチ、ジョディビートンが前王者の挑戦を返り討ち。アニービーチがミサイルキックで藤島瞳を退けて初防衛に成功。勝負タイム20分28秒。

第7戦山梨カイメッセ大会ではメインでSPZタッグ戦。王者グリズリー山本&中江里奈に挑む今回の挑戦者は前王者のRIKKA&葛城早苗。地元である山梨凱旋でいいところを見せたかったRIKKAだったが、グリズリー山本に捕まってしまいDDTに撃沈。勝負タイム20分4秒、王者組が4度目の防衛に成功。

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最終戦は横スペ大会、メインは当然SPZ世界選手権。

「止めるとしたら、この人しかいないんだよな・・・」

破竹の快進撃を続けるSPZ絶対王者・グリズリー山本。今回防衛に成功すればあの吉田龍子・武藤めぐみを抜く連続防衛回数歴代単独1位に躍り出る。

コンテンダー選びを一任された吉田社長は、番狂わせを期待して最強外人のジェーンメガライトを当てた。

「んー、あのベリートゥバックが決まったら山本さんもタダじゃあすまないと思うよ。重い選手は投げられると自分の体重がアレになっちゃうから」

序盤は力のこもった取っ組み合い。ジェーンが強引にボディスラムで投げつければ、G山本は頭突き連打。

「おうらあっ」
G山本、スクラップバスター2連発でペースを握る。ジェーンはこれで腰を打ってしまったのか苦しい展開。

「ウァハハハハハア」

そしてフェイスクラッシャー。ジェーンもフロントスープレックスで流れを引き寄せようとするが、逆にG山本のラリアットを食らってしまう。しかしここでジェーンも最後の勝負に出た。
「食らえ、そしてつぶれろ!!」

ベリートゥバック炸裂。

「ぐわあああっ・・・」

グリズリー山本、受け切れず頭を強打。これで目の前がぼうっとかすんでしまったのか、起き上がったものの足に来ている。

「ウアラアアアアア」
ジェーン、ここでコブラツイスト。懸命に絞り上げる。G山本、こらえてロープにたどり着いたが、息が乱れきっていた。

「ウアーーーーーーー」
ジェーンメガライト、ここで決めにかかり、2度目のベリートゥバック。G山本は返せなかった。
「24分11秒、ベリートゥバックでジェーンメガライトの勝ち」

うわあああああああああああ!!

一昨年の9月にベルトを奪取して以来タイトル戦で破竹の15連続防衛をなしとげたG山本だったが、ここでジェーンに無念の敗北。新記録達成はならなかった。

2009年8月 2日 (日)

第748回 SPZ旗揚げ35周年記念興行

第6戦京都大会、新人のザ・ラズベリー(本名:橋本まり)がデビュー戦。対戦相手はSPZ25期の八島静香。

果敢にもチョップを打っていったラズベリーだが八島はうんともすんともいわず、

「おらあーーー」

ぶちかましタックルで倒し、そして手加減してスリーパーでじわじわと締め上げる。ラズベリーがフラフラと起き上がったところをドロップキック。年季が入っているがきれいなフォーム。これでカウント3が入った。勝負タイム6分9秒。

京都大会メインはあばしりタッグ戦。新王者藤島瞳早瀬葵に挑むのは中堅外人、アニービーチ&ジョディビートン。アイドル商会の二人にとって荷が重い相手だ。案の定ズルズルと外人チームに攻め込まれ、最後はアニーのミサイルキックに藤島がやられてしまった。勝負タイム26分50秒。アニー組があばしり王座を奪取した。

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第7戦名古屋大会メインは集客のために組んだノンタイトル戦、

佐久間理沙子対霧島レイラ。両者譲らぬ大熱戦が展開されたが、最後はラリアットで主導権を握った霧島がスプラッシュマウンテンで佐久間を振り切った。勝負タイム23分32秒。霧島レイラ、いまだ団体ナンバー2の座を堅持・・・

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最終戦は新日本ドーム大会、旗揚げ35周年記念興行。

第1試合は中村真帆対クラリッジ成瀬。頭突き、チョップで攻め込んだ中村がそのまま押し切った。ドロップキックでカウント3.勝負タイム8分44秒。

第2試合はアイドル商会の3人(サキュバス真鍋・藤島瞳・早瀬葵)が登場、マスクドミスティ、ミス・マスカレード、ジョディビートンの外人軍3人と対戦。一進一退の攻防が繰り広げられたが、最後はサキュバス真鍋と早瀬の合体技サンドイッチラリアットが決まりビートンから3カウント。勝負タイム13分3秒。

続く第3試合は佐久間理沙子、アニービーチ対霧島レイラ、RIKKA,昨日の名古屋大会メインで激闘を繰り広げた佐久間と霧島が休憩前に登場。熱戦を繰り広げた。最後は霧島が14分36秒、ひとり格落ちのAビーチをスプラッシュマウンテンで下して終了。その試合が終わると休憩。

そして休憩後、第4試合

「次の試合に登場する八島静香選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

「アルルの女 ファランドール」が流れ、25期生八島静香が入場。対戦相手は10歳した、SPZ35期生ミネルヴァ石川。

―今日で、最後・・・・できることを精一杯やる。

このマッチメイク自体も八島さんに有終の美を飾ってもらおうと言う大甘マッチメイク。石川の攻撃は八島の耐久範囲内だった。

「なめんな!」

八島さん、全盛期を思い出させる豪快なぶちかましタックル。しかし石川も懸命にタックルで反撃。ひるんだ所をフロントスープレックス。しかしタックルなら八島が本家だ。

「うらあっ」

この日3発目のタックル、しかしM石川は2.8で返してなおもラリアットで反撃。

「うおらーーああああ!!」
最後は八島さん、懸命にエルボーを叩き込んで、そのまま覆いかぶさって石川から3カウントを奪った。勝負タイム15分51秒。

―終わった・・・
八島静香、石川と握手して、そのあと四方に礼をして引き揚げた。

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セミファイナルは「SPZ35周年記念マッチ」。28期の藤原和美中江里奈が久々に2人のタッグを組み。これまた異色の葛城早苗&フローラ小川と対戦。

入社3年目を迎えるフローラ小川、堅実なファイトにはファンの評価も高い。藤原ともかみ合った攻防を展開。藤原和美に派手に投げられるがすくっと起き上がって反撃。

やっといっぱしのレスラーっぽくなってきた。中江ともひとしきりやり合ってから葛城にタッチ。そして葛城は遠慮のない打撃打撃。藤原に殺人ヒザ魚雷を叩き込む。藤原のJOサイクロン、ダイビングプレス、パイルドライバーの波状攻撃を食らうなど危ないシーンもあったが、うまくF小川にスイッチ。

しかしフローラ小川も相手チームを攻めきれず、そのまま30分フルタイムドローとなった。

悔しそうな表情の葛城早苗、疲労困憊のフローラ小川、ヤレヤレと苦笑いする中江里奈。

そしてメインイベントはSPZ戦、絶対王者グリズリー山本に挑む今回の挑戦者は怪奇派、ブリジット・ウォン。打撃ではいいものを持っているのでSPZサイドが大番狂わせを期待したのだが、グリズリー山本の重量感あふれる攻めにズルズルと。いちおうカカト落とし2連発、ソバットで見せ場は作ったがそれまでで、G山本の意識を奪い取るには至らなかった。

「どりゃあああああ」

G山本、ラリアット。吹っ飛ぶブリジット。これはなんとか2.8で返したが、立て続けにDDTをもらってしまって万事休す。勝負タイム16分15秒、グリズリー山本が15度目の防衛に成功・・・これで連続防衛回数をあの吉田龍子・武藤めぐみと並んで1位タイ。偉業と言っていいだろう。

そのあと八島静香の引退式。25期生としてデビューしてはや15年。引退後はとりあえず郷里の島根へ帰って静養するらしい。

「あたしのこと忘れんじゃないよ!あばよっ!!」

2009年8月 1日 (土)

第747回 SPZ世界タッグ戦 G山本 中江 × 佐久間 F小川

時に西暦2044年、

SPZ旗揚げ35周年記念シリーズ

第3戦なにわパワフルドーム大会、

セミ前で組まれたのはフローラ小川対八島静香。しかし八島静香、フローラ小川のグラウンドテクニックについていけず、5分過ぎに仕掛けられたスリーパーが入ってしまいタップ。勝負タイム6分7秒。フローラ小川があっさりと八島越えを果たした。

「グホッ、ゲホッ・・・ポイントをずらせなかった。ギブアップするのは恥ずかしかったけど・・・・アタシも落ちるとこまで落ちたねえ、なかなかライラさんのようには行かないね。」

八島静香、駆け出しの頃に引退間近のライラ神威とやってプロレスの怖さを叩き込まれたのである。あれから10年近く、こんどは自分が若手に何かを残す番・・・

大阪大会メインは佐久間理沙子対葛城早苗。葛城の打撃攻勢、そしてSPZキックをしのぎきった佐久間が逆襲に転じ、ノーザンライトスープレックスからのゴールデンクラッシュ(変形スプラッシュマウンテン)で葛城から3カウントを奪った。

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第4戦広島若鯉球場大会、八島静香はメインに最後の登場、近年のユニットだったグリズリー山本、中江里奈とトリオを組んで革命軍の霧島レイラ、RIKKA、藤原和美と対戦。

「ふんっ」

霧島レイラと力比べ。一歩も引かない。しかし昨日スリーパーで落とされかけた後遺症か、動きがあまりよくなく、あっさりRIKKAにつかまってしまう。なんとかG山本にタッチして危地脱出。しかし最後は中江が流血に追い込まれて捕まってしまい、霧島のスプラッシュマウンテン2連発に轟沈。勝負タイム24分19秒。

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第5戦福岡九州ドーム大会、八島は第2試合で藤原和美、クラリッジ成瀬と組んでアイドル商会の3人と対戦。地方の前座ではよく見られた八島とアイドル商会の顔合わせもこれが最後。アイドル商会3人(S真鍋・藤島・早瀬)の連係攻撃を懸命にこらえる八島。まさに耐える女状態。なんとか振り切って藤原にタッチ。藤原は革命軍の旗手だけあってまだまだ元気。

「成瀬!!」

クラリッジ成瀬に指示を出してサンドイッチラリアット2連発。そして藤島にジャーマン。これで決まったかと思われたが藤島も2.8で返した。そして起死回生のシューティンスタープレス。まともに食らった藤原、ひとまずC成瀬へタッチ。クラリッジ成瀬も必死に耐えて八島につなぐ。しかし八島静香も動きが止まり、早瀬のスリーパーに苦しい表情。

「ちぇすとーーーー」
早瀬の延髄を食らってしまう。

「テメェコノヤロウ」
八島さん怒りのデスバレー、早瀬が頭からマットへ。すかさず藤原和美にタッチ。

「藤原、決めろっ!!」
どごーん。藤原の秘技JOサイクロン。これで試合が終わった。勝負タイム20分31秒の激戦。

福岡大会メインはSPZ世界タッグ戦。

王者グリズリー山本、中江里奈に挑む今回の挑戦者は初挑戦の佐久間理沙子、フローラ小川組。若手期待の星フレッシュコンビだ。

「・・・吉田さん、タイトルマッチ・・・早過ぎない?」

娘のタイトルマッチ起用に父親の方びびる。

「売り出し売り出し。今野さんも社長のときよくやってたじゃない」

 「・・・でも相手山本さんだからねえ。へたすりゃ殺されちゃうよ」

先発は佐久間と中江。

―中江さんを早めに潰して2対1の状況を作れば・・・

佐久間理沙子、序盤から飛ばす。ボディスラム連打。

―イレ込んでるね。そんなんじゃあベルトは取れないよ。

中江里奈、ひとしきり戦ってからG山本にスイッチ。とたんに変わる局面。
「ぐはははははははは」

まず佐久間を子ども扱い。フローラ小川には顔面にヘッドバットを入れて流血させる。

「うわーーーっ!!」
苦しむフローラ小川。そこへ顔面へステップキック。

ぶしゅっ。
飛び散る血しぶき。スプラッターな展開だ。しかし続くG山本のバックドロップ狙いを空中でたくみに体を入れ替えて押しつぶした。

「こしゃくなぁあああああ」
佐久間がここで再登場してきたが相手にならない。ズルズルと攻め込まれる。追い込まれた佐久間、場外でビートエンドと言う荒技。

「ウグググググ」
これで頭を打ったG山本、中江にタッチして場外でうずくまってしまう、佐久間もダメージが深くF小川にタッチ。しかしここでフローラ小川が切り札STFを繰り出してきた。

わあああああああああああ!!

王座移動か?

九州ドームは異様な歓声に包まれた。鮮血をふりまきながら懸命にSTFで絞るフローラ小川。

「行け!もっと絞めろ、顔を潰せ!!」

今野役員も本部席から叫ぶ。

「・・・うおおっ!!」

決まったかと思われたが、G山本が場外から懸命のカット。フローラ小川を無理やり引き剥がす。ここで佐久間がリングインしG山本ともつれるように場外へ。戦いが割れた。リング上、ダウンした中江とフローラ小川、先に立ち上がったのは中江だった。攻め手をなくしグロッキー状態のフローラ小川の髪をつかんで引きずり起こし、

「こん、ちくしょーーーーーーーー!!」

ここまでマジにる中江里奈も珍しい。渾身のパワーボム。フローラ小川は返せなかった。
「ハァ、ハァ・・・・リベンジは、いつでも、待ってる・・・・」

場内ものすごい拍手。勝負タイム39分4秒、王者組が3度目の防衛に成功。
フローラ小川、試合後、控室で横たわっていた。今野役員の脳裏を35年前の光景がフラッシュバックする。

「花子、大丈夫かっ・・・」

さすがに心配な表情の今野役員。
「受けて・・・る・・・から・・・心配しないで・・・・」

フローラ小川、途切れ途切れに呟く。頭を打っているが意識はしっかりしている。
「・・・惜しかったな。あのSTF,シングルなら取れてたかも」

「・・・・・・・・」
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SPZ世界タッグ選手権(60分1本勝負)

グリズリー山本、中江里奈○(39分4秒、パワーボムからのエビ固め)佐久間理沙子、フローラ小川×

王者組みが3度目の防衛に成功

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