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2009年10月31日 (土)

第802回 王者のような挑戦者と、挑戦者のような王者

38年目9月 ウルトラソウルシリーズ、最終戦さいたまドーム大会。

休憩後―

「Eternal Heart、Eternal Heart、Eternal Heart、Eternal Heart、」

「Eternal wish」が流れ、SPZ屈指のアイドルレスラー藤島瞳がリングに向かう。レスラーとしては大成しなかったが、存在感では得がたいものがあった。

対戦相手は新人のジャンヌ永原。もうこのへんしか藤島が勝てそうなのがいないから、最後くらい花を持たせてあげようという中森社長の温情マッチメイク。

しかしジャンヌ永原も先輩に花を持たせるつもりは毛頭ない。ブレンバスター、スリーパーで追い込む。しかし、

「アイドルだって、強いんだからっ」

藤島瞳、逆転のシューティングスタープレス。決まるとドハデだ。これはなんとか右足をロープに伸ばしたジャンヌ永原だったが立て続けに藤島、走りこんでのショルダータックル。

ワン、トゥ、スリー。

これで3カウント。勝負タイム14分8秒、藤島瞳が最後の花道を飾った。このあと所属全選手がリングに上がり、藤島瞳を胴上げ。

*************************

セミファイナルはタッグマッチ、売り出し中のジャスティスえちごが葛城早苗とタッグを組んで最強外人ダークスターカオス&マレンと対戦。やはり今のえちごの力ではダークスターカオスにまったく歯が立たない。

ならばと葛城が突破口を開く。カオスを打撃で怯ませてマレンへ交代したところを一気に攻める。

「これで終わり」

出た出たついに、SPZキック。マレンはこれでノックアウト。当然カウント3が入った。カオスのカットはえちごに阻まれ間に合わなかった。勝負タイム13分35秒。

*********************

そしてメインイベントSPZ戦

「げひゃひゃひひゃひゃ、ぶっつぶしてやるぜ」
「・・・やるだけです」

王者のような挑戦者(グリズリー山本)と、挑戦者のような王者。(フローラ小川)

「解説の吉田さん、フローラ小川に勝機はあるんでしょうか」

「んー、無理だと思いますよ」

解説者もはなっから挑戦者が勝つと断言。8月のSクラ公式戦での惨敗っぷりは記憶に新しい。

フローラ小川、やはり試合が始まるや完全に力負け。チョップ一発で吹っ飛ばされてしまう。そして頭突きに崩れ落ちる。

「ふぁふぁふぁふぁふぁ、少しは攻めさせてやるからかかってこいや」

フローラ小川、懸命に組み付いてスリーパーや脇固めで攻めるが、グリズリー山本も防御はしっかりしているので極まるには至らない。

「げはげはへははは」

掌底大降り。さいたまドームに詰めかけたファンの中にはあまりの残虐ショーぶりに目をそむける方もいた。

「うわ、もう見てランないよ・・・」

しかしフローラ小川、25分過ぎに、あきらめずなんとか得意のSTFにとらえたが、

「う、ぬん!!」

グリズリー山本、野獣のような気合いとともに力ずくで振りほどいてしまった。何たる規格外のパワー。

あーあーという場内のため息。これでフローラ小川に攻め手がなくなった。

「ドゥハハハハ」

グリズリー山本、笑いながら掌底一撃。フローラ小川この一撃でノックアウト。覆いかぶさったグリズリー山本、3カウントが入った。勝負タイム30分44秒。

「ウァハハハハハ 弱すぎんだよッ」

グリズリー山本がSPZ王者に返り咲いた。

***************************

SPZ世界選手権(60分1本勝負)

グリズリー山本(30分44秒、裏拳からの片エビ固め)フローラ小川

第106代王者が2度目の防衛に失敗、G山本が107代王者となる

***************************

「うううっ・・・・」

セコンドのミネルヴァ石川に背負われて引き揚げてきたフローラ小川、負けると実に痛々しい。

「完敗です・・・また一から練習します」

************************

メインイベント終了後、藤島瞳の引退セレモニー。

「アイドルレスラーとして伝説を作る事ができました!、みんな、アリガトー!」

藤島瞳
SPZ31期

2039年4月15日、札幌どさんこドーム大会での対マーメイド千秋戦でデビュー。2046年9月22日、さいたまドーム大会での対 ジャンヌ永原戦で引退。稼動月数90ヶ月、出場試合数(概算)632試合。

タイトル歴
第67代・70代あばしりタッグ王者(パートナーは早瀬葵)

2009年10月30日 (金)

第801回 38年目9月 牙を突きたてろ

38年目9月
「うーん、もうリングに上がるのが何だか、怖くなってね・・・」

SPZ31期、アイドル商会の一員・藤島瞳が引退を表明。前座戦線を沸かせてきたが、そろそろ体力的に限界を感じてきたらしい。

9月シリーズ「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

第4戦高松大会で空位になっていたあばしりタッグ王座決定戦。

ジャスティスえちご、クラリッジ成瀬対グレース・ハン、アニー・ビーチ。

「えっと、この試合は、神奈川県横浜市戸塚区の喫茶あばしりが認定する、あばしりタッグ選手権試合であることを宣言します。2046年9月15日、喫茶あばしりチーフ、香取令亜」

新メニュー作りで忙しい鈴波店長に代わってチーフウエイトレスの香取さんにはるばる四国は高松までご足労いただいて認定証を読んでいただいた。

あばしり選手権。今回は37期生のジャスティスえちご、36期のクラリッジ成瀬がタッグを組んでグレースハン、アニービーチ組と対戦。しかし格落ちのクラリッジが捕まってしまう。未来のエース候補・ジャスティスえちごが奮戦するが、

「おりゃあああーーー」

ベテラン外人アニーが体格を生かした攻め、豪快なフェイスクラッシャー。

―これ以上は受けられない
ジャスティスえちご、必殺のダークレフトを放ったが、

「ウウウウウッ・・・・」

アニー、食らうと同時にもんどりうって場外へ転落。フォールを許さない。このあたりはさすがのテクニック。

そして場外をうろうろと歩き回って体力を回復させてから逆転のミサイルキックでアニーがえちごから3カウントを奪った。勝負タイム28分18秒。

****************************

あばしりタッグ王座決定戦

アニービーチ○、グレースハン(28.18、ミサイルキックからの片エビ固め)ジャスティスえちご×、クラリッジ成瀬

アニー組が第72代王者となる

**************************

しかしジャスティスえちごの試練は2日連続。24時間後の岡山大会ではこんどは葛城早苗と組んでグリズリー山本・中村真帆の持つSPZ世界タッグへの挑戦。

「牙を突きたてろ」

先輩の葛城が実に的確なアドバイスを送る。要するにダークレフトをがっすんがっすん叩き込めば分からないぞということ。

試合は中村さんがしまらないファイトを続けながらも試合を作り、15分過ぎにG山本にタッチ。

「ウァハハハハハ」

しかしSクラ優勝の好調をキープするグリズリー山本は絶好調、葛城をたたきのめし孤立したしたえちごに

「終わりだ」

グリズリーボム一閃。この一撃でえちごは動けなくなった。勝負タイム25分24秒。王者組みが防衛に成功。

******************************

SPZ世界タッグ選手権(60分1本勝負)

グリズリー山本○、中村真帆(25分24秒、グリズリーボムからのエビ固め)葛城早苗、ジャスティスえちご×

第95代王者が4度目の防衛に成功

******************************

第7戦新潟大会、藤島瞳カウントダウンラスト2はアイドル商会の同志、早瀬葵と対戦。お互いの思いをぶつけ合った好勝負は16分0秒、早瀬がギロチンドロップで制した。

******************************

最終戦、さいたまドーム大会。

「藤島瞳最終試合」

の大看板が掲げられた。当然グッズ売り場のフィーバーぶりはいつも以上。

第1試合はラズベリー対クラリッジ成瀬。36期のラズベリー、デビュー当初のような最弱ップリの面影は消えて、藤島瞳には何回か勝つところまできた。持ち前のすばしっこさを生かしたムーブでリング上を駆け回る。

「もう逃げられへん!」

しかしクラリッジ成瀬、逆転のストレッチプラムにとらえる。がっちり決まるとこれは厳しい。
「うわああああ!もうだめ~ッ!!」
9分5秒、ストレッチプラムでクラリッジ成瀬の勝ち。

第2試合はミネルヴァ石川対中村真帆。35期の同期対決だ。

ミネルヴァ石川、いつもの春風駘蕩スタイルながら、ゆったりとした攻めで中村をじわじわと追い込み、最後はロープに振られたところをうまーく返し技の背面トペで押さえ込んで3カウント。勝負タイム17分13秒。

休憩前の第3試合に佐久間理沙子が登場。早瀬葵と組んであばしりタッグ新王者チームのグレースハン、アニービーチのあばしり王者チームと対戦。しかし佐久間理沙子強い。このへんの二流外人など相手にならない。最後は早瀬を呼び込んで(早瀬はこれが唯一の出番)の合体パワーボム。これで快勝。9分11秒。その試合が終わると休憩。

休憩後―

「次の試合に出る藤島瞳選手は、この試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層の声援をお願いいたします」

「Eternal Heart、Eternal Heart、Eternal Heart、Eternal Heart、」

「たーらこー、たーらこー」の空耳歌詞で知られる「Eternal wish」が流れ、SPZ屈指のアイドルレスラー藤島瞳がリングに向かう。レスラーとしては大成しなかったが、存在感はすばらしいものがあった。

(続きます)

2009年10月29日 (木)

外人レスラーの頭数が足りない

◆連載再開する気力が無いので今日もだべりでお茶を濁します。

さて、WASのPS2でのプレイも47年目に入りましたが、

レスラーの頭数が足りない!(特に外人)

ここにきてレスラーの人材枯渇が深刻になってきました

日本人レスラーは「脳内補完」により24歳で引退させて27歳で奇跡のカムバック、そして36歳まで現役続けて燃え尽きて第2の人生を選ぶ・・という荒技が可能ですが。(近日、このブログでもやります)いざとなれば適当にリネームしちゃえばいいのであります。横浜ベイスターズの選手名かなんかを使って。

でもまだ今後に備えて温存している選手もいます。結城千種とか柳生美冬とか橘みずきとかカンナ神威とか

(やばい、2Pを別人カウントしないと残ってるのこの4人だけじゃないか)

・外国人選手をどうするのかと言う問題がががが。

旗揚げ~18年目 AAC,EWA

19年目~36年目、GWA,TWWA

37年目~54年目(予定)WWCA,2周目EWA、他

55年目~72年目(どうするのか考え中)

73年目~90年目 IWWF、2周目AAC

91年目~99年目:オールキャラリネーム総出演

外人レスラーのリネームをしなければならない。

アメリカ人やロシア人の女の子の名前を考えなければならんのよ!

ブルー・ローズ(GWA,ヒューイット一族の用心棒)とか、コバトフ(ロシア人プロレス留学生)とか、シチェルバコフ(凶暴ロシア人レスラー)とか、トラットリアマスク(イタリア人覆面レスラー)とかネタ帳はつけているのですが・・・・

いよいよレスラーの頭数が足りなくなってきたら、「他の作品から引っ張ってくる」ことも真剣に考えざるを得ません。さすがに姉ヶ崎寧々や柚原このみは無理があるとしても、藍原まこと、坂上智代あたりならリアリティが出てくるかも、そう考えています。

2009年10月28日 (水)

日記・・・・・

◆きょうで14日連続出勤。たひゅけてくれ・・・・

◆11月15日から大相撲九州場所

 魁皇がんばれ。モンゴル人やヨーロッパ人の外国人力士が上位陣に進出する中、懸命に自分の居場所を守ろうとするその姿勢は胸を打ちます。

◆日本シリーズは巨人対日本ハム

 日本ハム打線が爆発するかどうか。金満球団が勝ってもおもしろくない。

◆野村監督お疲れ様

 日本ハムに敗れ、毒ガスを吐きまくりながら第一線を去った。横浜の監督の線が消えたからすこしでもゼニの入ってくる名誉監督をひきうけたんだろうな。

◆横浜監督に尾花氏

 カスチームの監督でも、日本に12人しかいない名誉ある職種。栄光巨人軍の投手コーチの座を捨てても魅力ある地位と感じたのか。まあ頑張って下さい。横浜ベイスターズがどう変わるか。見ものです。

今週はこんなところか。

◆当ぶろぐ「レッスルエンジェルスサバイバー 没頭CHU!」ついに連載800回の大台を闘破いたしました。

つたなく他愛ないリプレイ記ですが、これからも、川の流れのようにぼそぼそと続けてまいりたいと思いますので、応援宜しくお願いいたします。

連載は今、38年目8月ですが、PS2のプレイそのものは47年目に突入し、SPZの現エースは白石なぎさちゃんです。さすがにプレイ意欲が減退してきた気がしないでもないので、50年経過後あたりからプレイスタイルを変えてみたいと思います。

※団体分裂

※団体のテイストを変える(タイマンの格闘技色を出す・・・とか、いやいや、いっそエンタメ路線にしてしまって脳内で水着はぎデスマッチやるとか)

今思いついたのはこんなところですが。

2009年10月27日 (火)

第800回 グリズリー山本最強伝説

38年8月

第38回SPZクライマックス。優勝争いは佐久間理沙子とグリズリー山本のマッチレースとなった。

第7戦は広島若鯉球場大会。

葛城(7点、殺人ヒザ魚雷からの片エビ固め 10.28)M石川(4点)

葛城早苗、7点目を挙げてシード権確保を決めた。それでも納得いかない表情。
「こんだけキツクて、しょぼい賞品もらっても・・・」

G山本(12点、DDTからの片エビ固め 6.05)Jえちご(2点)

ジャスティスえちご玉砕・・・・

F小川(7点、ストレッチプラム 15.02)早瀬(2点)

フローラ小川もシード権を守った。早瀬の延髄斬りを耐えて、ストレッチプラムでギブアップを奪った。

「残りひとつ、頑張ります!」

佐久間(12点、ジャンピングニーからの片エビ固め 12.21)中村(2点)

佐久間理沙子、危なげなく攻めて、ジャンピングニーで中村を下した。

これで優勝のゆくえは最終戦横スペ大会メインのG山本対佐久間の全勝対決にゆだねられた・・・

*******************************

最終戦、横スペ大会。過酷なリーグ戦も最終日。

早瀬(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 17.10)M石川(4点)

アイドルレスラー早瀬2勝目を挙げて最終戦を飾った。最後はシャイニングウィザード2連発で勝利。

葛城(9点、ストレッチプラム 9.19)中村(2点)

葛城、あっさりと中村の動きをさばいてストレッチプラムでギブアップ勝ち。9点でリーグ戦を終えた。

「なかなかうまく行きませんね。賞金狙ってたんですけど」

F小川(9点、ドラゴンスリーパー 10.01)Jえちご(2点)

「う・・あっ・・・・」

8分過ぎに決まったフローラ小川のドラゴンスリーパー。もがくが抜けられない。えちごの目の前がスーッと白くなってゆく。

「ギブアップしろ、こりゃやばい」

神田レフェリーがささやく。こうなってしまってはタップするほかなかった・・・

フローラ小川昨年に続き3位タイ。賞品のスポーツドリンク12本(残り12本は葛城が受領)をもらって引き揚げた。SPZ王者として最低限の仕事をしたか。

「まあ、賞をもらえたから良しとします」

そしてメインイベント。Sクラ優勝のかかった6連勝同士の相星決戦、大一番!

G山本(14点、掌底からの片エビ固め 11.43)佐久間(12点)

―勝てば、5連覇・・・

SPZの長い歴史でも吉田龍子とビューティ市ヶ谷しかなしとげていない大記録達成のため、G山本が猛然と仕掛ける。

―Sクラ獲れば、ベルトの挑戦権もついてくる。

「うりゃあ」

豪快なラリアットで佐久間をなぎ倒し、このシリーズ多用している掌底の連打でカウント3を奪い、Sクラ5連覇を達成した。

「次に叩き潰されたいのはどいつだ?」

グリズリー山本強い。なみいる強豪を連破しての全勝優勝・V5達成。これは来月のタイトル戦、正直言ってフローラ小川が勝つ見込みは低いだろう。ベルト奪還も時間の問題か。

優勝したグリズリー山本には賞金100万円とブランドバッグが贈られた。

「ハァァァァァ・・・何ででしょうねぇ・・・・」

佐久間理沙子、3年連続準優勝。賞品の横浜中華街お食事券をもらったが、どこか浮かない表情。

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筆者より:連載800回達成。まだまだ旅は続く!

2009年10月26日 (月)

第799回 ファンの皆様、申し訳ありません・・・

第38回SPZクライマックス(続き)

4戦目は名古屋大会。ビッグカードが2つ組まれたのでチケットの売れ行きも上々。

石川(4点、パワーボムからのエビ固め 30.0)中村(2点)

予選会では石川が勝っているカードの再戦。お互い馬力には自身があるので力のこもったいい勝負となった。最後は力押しの消耗戦の末、M石川がパワーボムで中村を振り切った・・・

Jえちご(2点、タイガードライバーからのエビ固め 17.34)早瀬(0点)

予選会ではえちごが勝っているカードの再戦。今回もジャスティスえちごのダークレフトが唸る。しかし早瀬も延髄で懸命の反撃を見せる。

「これでどうだ!」

2度目のダークレフト、早瀬も2.9で返す。ドドドドドド

しかし続くタイガードライバーを返せず試合は終わった。ジャスティスえちご、SPZクライマックス初勝利!

「こんなの通過点です。喜んでられませんよ」

G山本(6点、掌底からの片エビ固め 8.52)F小川(3点)

「しんどいですけど、やる他ありません」

長丁場のリーグ戦、じっくりとしたレスリングを得意とするフローラ小川には苦手とするところ。この日はまだ勝ったことのない規格外パワー、G山本と対戦。

「ウラアアアア」

G山本、豪快なラリアット。軽量の小川の身体が一回転。場内悲鳴悲鳴悲鳴!!

これで大ダメージを負ったフローラ小川、続く掌底をまともに食らって失神。あっさり3カウントが入った。

大の字に倒れ伏すフローラ小川、ウァハハハハと高笑いを上げG山本、どちらがSPZ王者か分からない状態・・・

「内容悪すぎます。あれでSPZチャンピオンですか。恥を知れと言いたいですね」

解説の中森社長も少しぷんすか。

佐久間(6点、バイオドライバーからのエビ固め 19.27)葛城(1点)

葛城早苗、いまだ勝ち星がない」。この日も自慢の打撃は不発に終ってしまった・・・

「なぜなんだ、ちくしょう・・・」

**************************

第5戦は大阪なにわ大会。
早瀬(2点、ラリアットからの片エビ固め 25.15)中村(2点)

「ちぇすとーーーー」
早瀬がかち上げ式のラリアットをぶち込み、25分の熱戦を制した。ようやく初日を出した。やはりこの人タダのアイドルレスラーではない。

葛城(3点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 9.0)Jえちご(2点)

葛城早苗ようやく初白星。蹴りまくって終了。

G山本(8点、掌底からの片エビ固め 11.0)M石川(4点)

グリズリー山本、連戦疲れでM石川に攻め込まれてひやりとしたものの、最後はグリズリーボム、掌底とたたみかけて終了。

「ウァハハハハ、このまま突っ走ってやンよ」

佐久間(8点、ジャンピングニーからの片エビ固め14.20)F小川(3点)

SPZ王者ながら早くも1敗1分けを喫し優勝戦線から脱落したフローラ小川。この日も佐久間のスープレックス攻勢に劣勢に追いやられてしまう。そのままズルズルと佐久間ペースで進んでしまい、最後はジャンピングニーで敗北。

「ファンの皆様、申し訳ありません・・・」

結果を出せなかったフローラ小川、控室で懺悔。

***************************

第6戦は九州ドーム大会。
葛城(5点、ノーザンライトSH 15.0)早瀬(2点)

葛城早苗、アイドルレスラーの早瀬相手に少し手こずったものの最後はカツラロックでダメージを与えてノーザンで決めた。

F小川(5点、ムーンサルトプレスからの体固め14.02)M石川(4点)

「覚悟は、いーですかー?」
ミネルヴァ石川、渾身のパワーボムを放つが、フローラ小川、なんとか2で返す。しかしこれが効いたのか、試合はゆっくり目の展開に、最後はなんとかムーンサルト2発入れたフローラ小川がフォール勝ちをスコア。

G山本(10点 8.30 グリズリーボムからのエビ固め)中村(2点)

タッグパートナー同士の試合はG山本が制した。これで5連勝。

5連覇へ向けて最終戦の佐久間戦に備える。

佐久間(10点、ノーザンライトSH 11.23)Jえちご(2点)

佐久間理沙子、余裕の表情でえちごの攻めをしのぎ、ノーザンでカウント3.佐久間も5連勝をマーク。

第38回SPZクライマックス。G山本と佐久間理沙子が10点でトップを快走!

(続きます)

2009年10月25日 (日)

第798回 ジャーマンノーザンノーザンノーザン

38年目8月
恒例のSPZクライマックス。例によって横浜戸塚の喫茶店「あばしり」を借り切っての前夜祭記者会見が。

■「狂乱ベアー」グリズリー山本(22)

6年連続6度目の出場 第34回・35回・第36回・第37回大会優勝
「全員ぶっ潰す!ワハハハハハ」

■「キラーマシーン」葛城早苗(21)

5年連続5度目の出場
「まあ、全力をつくします」

■「ビートエンドの女」佐久間理沙子(20)

3年連続3度目の出場

「今年は本気でてっぺんを取りに行きます」

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(19)

3年連続3度目の出場 。SPZ世界王者

「作戦通りに行けば勝算はあります。」

以下は予選会勝ちあがり組。

■「うなる豪腕」ミネルヴァ石川(18) 

2年連続2度目の出場 A組1位通過
「頑張りますーーー」

■「悪魔の左手」ジャスティスえちご(16)

初出場 B組1位通過
「せっかく出たので、一人でも大物食いをしたいと思います」

■「ナチュラルパワー」中村真帆(17)

初出場 A組2位通過

「全力で戦うぞっ」

■「ど根性アイドル」早瀬葵(21)

2年連続3度目の出場 B組2位通過
「が、頑張りまっすっ!」

****************************

今年のリーグ戦はタイト戦線に絡んでいる4強と、若手中堅どころの4選手の実力に開きがあるので、シード権争いの興味が低いと思われたので団体サイドがTVCMを投下して集客を図った。

2戦目の札幌どさんこドームから地獄のリーグ戦が始まった。

中村(2点、スクラップバスターからの片エビ固め 16.54)えちご

「くらえっ」
えちごのダークレフトも中村の意識を飛ばすには至らない。これで攻めてのなくなったえちご、徐々に疲れていった。

「もうあきらめろ」
スクラップバスターでえちごの動きを止めた中村がSクラ初白星を挙げた。

葛城(1点、時間切れ引き分け)F小川(1点)

先月の幕張SPZタイトルマッチ戦の再戦が組まれた。

―グランドで捕まる前に、蹴り倒す!!
「てやあっ」
エルボーを連発していったが、F小川もエルボーやドロップキックで手数を返し、スリーパーだの脇固めだのでグラウンドに誘おう誘おうとする。
「はああっ!!」
葛城早苗、大振りの掌底を連発。勝つには相手を強引に眠らせるしかない。

「っ・・・」
フローラ小川がぐらつく。頭が揺れてしまった。とたんに動きがおかしくなった

「覚悟」
殺人ヒザ魚雷。命中。崩れ落ちるフローラ小川。フォールする葛城、しかし2で返すF小川、ドドドドドドド

「ならばこれで終わりだ!!」

出たジェットスマッシュ。西部劇の悪役のようにユラーリと前のめりにダウンするF小川。これはもうだめか。葛城、ひっくり返してカバー、

ワン、トゥ・・・ドドドド

2.8で返したフローラ小川だが相当ダメージが深い。しかしここで時間切れのゴングが鳴った・・・

「結果は引き分けだが、あと1分あれば私の勝ちだったな」

イや葛城さん、そう言われましても・・

G山本(2点、グリズリーボムからのエビ固め 8.45)早瀬

この試合は残虐ショーだった。早瀬葵、一方的にボコられて・・・・

「フハハハハハア、100万円は私のものだ」

グリズリー山本、5連覇へ好発進。

佐久間(2点、バイオドライバーからのエビ固め 11.52)M石川

これは格の差から言って佐久間優位は歴然。佐久間、見事な横綱プロレスを見せて、M石川の攻めを受けきってから攻勢に転じ、バイオドライバーで片付けた。
「今年こそ・・・・」

佐久間理沙子、悲願の初優勝なるか。

**************************

第3戦は仙台大会。

M石川(2点、タイガードライバーからの片エビ固め 18.49)Jえちご(0点)

―Sクラに出ても、勝たなきゃ意味がない!!

デビュー1年4ヶ月でSクラ出場を果たしたジャスティスえちご、なんとしても先輩方から1勝を挙げておきたいところ。この日は元SPZタッグ王者の石川と当たったが、のらりくらりと戦いつつ力技でダメージを与えてくるM石川に苦戦。ジャスティスえちご、ミサイルキック2発でも決められず、逆に

「行きますよ!」
タイガードライバーでえちご、力尽きた・・・

F小川(3点、ノーザンライトSH 12.14)中村(2点)

「1位が100万円とブランド品、2位が食事券5万、3位がアクアライナー1ケース・・・何かもらって帰りたいですね」

フローラ小川、SPZ王者である以上優勝を狙わなければならない立場。しかし4強の本人以外の3人いずれも難敵ぞろい。初戦から1点をロスしてしまった・・・

この日は格下の中村と対戦。中村、根性でSTFを耐え抜き、続くムーンサルトも2.9で返したが、立て続けのノーザンは返せなかった・・・
「みなさん、応援ありがとうございます!」

G山本(4点、掌底からの片エビ固め 12.53)葛城(1点)

4強の直接対決。しかし昨日F小川と30分やって疲れているのか、葛城の動きに切れがない。ズルズルとG山本に攻め込まれて、

「グェヘヘヘヘ」
掌底で殴り倒されて終了。

「クッ、こんなはずじゃあ」

優勝候補の一角に名を連ねていた葛城、早くも失点3.

佐久間(4点、ジャンピングニーからの片エビ固め 6.16)早瀬(0点)

佐久間、いきなりジャーマンノーザンノーザンノーザンの猛攻。場内あ然。早瀬葵ちゃんが殺されてしまう!!長丁場のリーグ戦を考えて格下相手にはさくっと終らそうと考えた佐久間、あっさりと早瀬を沈めた・・・

第38回SPZクライマックス。佐久間理沙子とグリズリー山本が4点でトップ。

(続きます)

2009年10月24日 (土)

第797回 守りたいもの、ありますか。

38年目7月

晴れてSPZ王者になったフローラ小川にファンクラブが結成された、母親に人気面でも追いついたか。

サマースターナイツシリーズ開幕。

第6戦宇都宮大会、SPZタッグ戦、王者グリズリー山本、中村真帆に挑んだ佐久間理沙子とM石川のお嬢様コンビだったが、終盤ミネルヴァ石川がつかまってしまい、26分27秒、G山本の重爆DDTに散った。王者組が3度目の防衛に成功。

第7戦茨城カシマ大会ではメインでWWCA選手権、新王者・佐久間理沙子に挑むのはWWCAの女帝ダークスターカオス。ベルト奪回が至上命題のWWCAサイド、ダークスターカオスにここは託した。

「フフフフフ」

ダークイスターカオス、得意のパワーファイトで追い込んでゆく。ダークスターハンマーで佐久間を追い込んで、動きが鈍ったところをニーリフト連打。佐久間もノーザンで反撃したが続かず、最後はこの試合4度目のニーリフトで終了。勝負タイム16分58秒。ダークスターカオスがWWCAベルトを奪還した。

****************************

最終戦は千葉幕張大会。メインに組まれたSPZ戦、場内に「ディヴェルティメントK138」が流れるや轟きわたる歓声が!

新王者フローラ小川、初防衛戦の相手は葛城早苗。

ー1回は、防衛したい・・・・まぐれって言われるのもアレだから。

ーチャンスかもしれない。

葛城早苗、SPZベルトが手の届く位置にあった。

攻めやすいところのあるフローラ小川がSPZ王者の現在、ベルトを取るなら今がチャンスである。殺戮魔王のG山本やスープレックス魔人の佐久間に比べるとくみしやすい相手。

「オラオラオラオラ!!」

葛城早苗、エルボー連打でフローラ小川を流血に追い込む。

これでフローラ小川の動きが弱った。しかし懸命にバックドロップ2連発で反撃。高さはないがスピードはある。

しかし葛城も、

「終わりッ」
殺人ヒザ魚雷を叩き込む。カウント2で返すフローラ小川。

―勝って、ベルトを守る・・・

フローラ小川、得意の寝技に持ち込んで、STF、ドラゴンスリーパーでじわじわと攻め立てる。懸命にこらえてギブアップだけはしなかった葛城だったが、動きがおかしい、目がうつろだ。

「・・・・・うう・・・・」

フローラ小川、対戦相手の葛城をぐったりとさせてからコーナーに上がり、飛んだ。

ムーンサルトプレス。これで3カウントが入った。勝負タイム27分16秒。フローラ小川が初防衛に成功。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

フローラ小川(27分16秒、ムーンサルトプレスからの片エビ固め)葛城早苗

第106代王者が初防衛に成功

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「クッ・・・・」

悔しさをこらえて引き揚げる葛城

勝算はあった、でも結果は出なかった。後輩ふたりにベルト奪取で先を越された葛城、心中いかばかりか・・・

「この悔しさを、Sクラにぶつける」

そう、今年もやってくる。真夏の祭典、SPZクライマックス・・・・・

2009年10月23日 (金)

第796.5回 106枚目の額縁

横浜戸塚のSPZ本社ビル3階の会議室と廊下と喫煙所には、歴代SPZ王者の写真がA4版の額縁に入れて飾ってある。もとはといえば創業者の今野社長が自社ビルを手に入れた際に「本社に来たお客さんに会社のことを知ってもらおうぜ」ということで歴代女王の写真を並べている。お客さんからは「国技館のパクリですか」と呆れられているが・・・・何回も王座を奪取した選手は、とうぜん複数枚写真が飾られる。初代王者の伊達遥は7枚展示、一時期を築いた吉田龍子も7枚展示。

今野氏が社長の座を降りてからも、本社スタッフの手で額縁は増え続けて、旗揚げ38年で100枚を越えるに至った。

初代 伊達遥    0
2代目 草薙みこと 0
3代目 南利美   0
4代目 伊達遥  10
5代目 草薙みこと 1
6代目 伊達遥   2
7代目 南利美   0
8代目 吉田龍子  1
9代目 伊達遥   1
10代目 永沢舞  0
11代目 吉田龍子 0
12代目 伊達遥  0
13代目 草薙みこと4
14代目 永沢舞  0
15代目 上原今日子0
16代目 伊達遥    0
17代目 吉田龍子 1
18代目 永沢舞  1
19代目 伊達遥  0
20代目 吉田龍子  15
21代目 ハイブリッド南 0
22代目 新咲祐希子 0
23代目 永沢舞  0
24代目 吉田龍子 0
25代目 ハイブリッド南 1
26代目 新咲祐希子 0
27代目 永沢舞   2
28代目 ハイブリッド南 7
29代目 スイレン草薙 0
30代目 吉田龍子  4
31代目 ハイブリッド南 1
32代目 新咲祐希子 0
33代目 スイレン草薙 0
34代目 吉田龍子   1
35代目 ハイブリッド南 1
36代目 新咲祐希子 0
37代目 スイレン草薙 7
38代目 スターライト相羽 0
39代目 ボンバー来島 0
40代目 菊池理宇 1
41代目 スイレン草薙 1
42代目 ボンバー来島 4
43代目 ビューティ市ヶ谷 11
44代目 ナターシャ・ハン 1
45代目 ロイヤル北条 0
46代目 ボンバー来島 0
47代目 ビューティ市ヶ谷 5
48代目 ナターシャ・ハン 1
49代目 ビューティ市ヶ谷 1
50代目 芝田美紀 1
51代目 ロイヤル北条 0
52代目 ビューティ市ヶ谷 1
53代目 ラッキー内田 0
54代目 氷室紫月 1
55代目 ラッキー内田 1
56代目 ビューティ市ヶ谷 3
57代目 ラッキー内田 1
58代目 氷室紫月 1
59代目 マッキー上戸 0
60代目 武藤めぐみ 1
61代目 ジェナ・メガライト 0
62代目 武藤めぐみ 15
63代目 ノエル白石 0
64代目 ライラ神威 1
65代目 ジェナ・メガライト0
66代目 ノエル白石 0
67代目 武藤めぐみ 4
68代目 コンバット斉藤 0
69代目 ジェナ・メガライト 0
70代目 武藤めぐみ 4
71代目 コンバット斉藤 1
72代目 武藤めぐみ 3
73代目 コンバット斉藤 3
74代目 ローズ・ヒューイット 1
75代目 コンバット斉藤 9
76代目 ケンドー・カミスワ 0
77代目 ナイトメア神威 0
78代目 コンバット斉藤 5
79代目 ジェーン・メガライト 4
80代目 マイティ祐希子 0
81代目 コンバット斉藤 0
82代目 ナイトメア神威 1
83代目 マイティ祐希子 3
84代目 ジェーン・メガライト 0
85代目 マイティ祐希子 3
86代目 ジェーン・メガライト 0
87代目 マイティ祐希子 4
88代目 ジェーン・メガライト 0
89代目 霧島レイラ 0
90代目 マイティ祐希子 14
91代目 ジェーン・メガライト 2
92代目 マイティ祐希子 7
93代目 ロゼ・ヒューイット 0
94代目 霧島レイラ 0
95代目 グリズリー山本 15
96代目 ジェーン・メガライト 0
97代目 佐久間理沙子 1
98代目 ロゼ・ヒューイット 0
99代目 グリズリー山本 0
100代目佐久間理沙子 0
101代目ロゼ・ヒューイット 0
102代目グリズリー山本 1
103代目ダークスターカオス 1
104代目グリズリー山本 3
105代目佐久間理沙子 3
106代目フローラ小川 

6月末、106代目のチャンピオン・フローラ小川の写真も額縁に入れて飾られた。試合後、控室でベルトを巻いてウーロン茶の入った紙コップを持っている写真がセレクトされた。

「なんか・・・恥ずかしいですね」

取材の仕事のあと、本社廊下の右端に掲げられた自分の写真を見て苦笑するフローラ小川だった。

2009年10月22日 (木)

第796回 WWCA選手権 フローラ小川VS佐久間理沙子

38年目6月

フローラ小川、まさかのSPZ王座戴冠劇から一夜明けて、各スポーツ紙に大きく報じられた

『フローラ小川、奇跡のSPZ王座戴冠』(日刊ブルース)

『フローラ小川、まさかの女王』(スポーツ報連)

『ワンチャンス的中・フローラ小川・掴んだ女王の座』(京スポ新聞)

『19歳アイドルレスラー 最強の称号つかむ』(中京スポーツ)

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「ウァハハハハハ、久しぶりにスポーツ新聞まとめ買いしちまったぜい」

朝一の新幹線で帰京した今野ファウンダーが、娘の戴冠を報じるスポーツ紙を買いあさってご満悦。

「でも・・きょうは、難しいと思いますよ」

ひかるが物憂げに呟く。同じ選手に2連敗はできない。ある程度の地位にあるレスラーなら誰もが思うことだ。これで佐久間も死に物狂いで潰しにかかってくるだろう・・・・

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しかし戦いは続く。

王座戴冠劇から24時間後、こんどはさいたまドームのメインイベントで昨日と同じカードが組まれた。WWCA世界選手権。王者フローラ小川対挑戦者佐久間理沙子。

「疲れてますけど、それは向こうも同じだと思いますので」

フローラ小川、淡々とリングシューズの紐を結ぶ。2日連続でシングルのタイトルマッチというのは異例だ。

「・・・同じ選手に2連敗するわけにはいきません。今日は石にかじりついても勝ちます」

やはりこの試合佐久間の目の色が違っていた。

昨日の長野より圧倒的に大きな会場、さいたまドームで、8時10分、決戦のゴングが鳴った。

―あやまる。心の底で、あなたの事を攻めやすい相手だと思っていた。

(いや事実その通りなんで。フローラ小川は寝技で一発ドカーンしないかぎり勝てないんですから。)

序盤から積極的にエルボー連打、タックル、延髄斬りで攻めた佐久間。ペースをうまくつかんだ。

「ぐううっ・・・」

フローラ小川も懸命にSTFで反撃したがこれはあまりにもロープに近い。さすが佐久間、同じ間違いは2回はしない。STFで決められないとなるとF小川は苦しい。

「これは、どう?」

佐久間、ネックブリーカーでフローラ小川から3カウントを奪った。勝負タイム17分19秒。

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WWCA世界選手権試合(60分1本勝負)

佐久間理沙子(17分19秒、ネックブリーカードロップからの片エビ固め)フローラ小川

F小川が2度目の防衛に失敗。佐久間が新王者となる

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かくしてSPZ初の試みの2日連続同一カードタイトルマッチは、お互いの持つベルトが入れ替わった結果となった。

2009年10月21日 (水)

第795回 SPZ選手権 佐久間理沙子VSフローラ小川

38年目6月

6月シリーズ、第7戦の長野・信州マウンテンウェーブ大会。

「本日のメインイベント~ SPZ選手権試合!」

阿部リングアナが高らかに叫ぶ。

そして場内に流れる弦楽合奏。フローラ小川の入場テーマ曲、「ディヴェルティメントK138」。場内大歓声。あまりレスラーの入場曲っぽくないのだが、父親である今野役員が「この曲を使うがよい、私の一番愛している音楽だ」などといって決まってしまった。

フローラ小川、いつも通り青い「SPZジャンパー」を羽織って入場。後援者から寄贈されたマイガウンも持っているのだが、気恥ずかしいらしく汎用グッズを着ている。

セカンドロープとトップロープの間をくぐって、リングイン。

ー負けて元々。自分のレスリングをするだけ。

そのあと場内に流れる「Energy」

♪夢じゃないこの世界 輝く力あふれて 飛んでゆく君のもとへ・・・・

佐久間理沙子、黒いロングガウンを羽織って、客席に手を振りながら入場。腰には輝くSPZベルト。階段を上がってリングイン。

「この試合は、株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットが認定するシングル世界選手権試合であることを認定する。2046年6月吉日、株式会社スーパースターズプロレスリング・ゼット 中森登志子、代読、SPZファウンダー今野和弘」

なんとフローラ小川の父親、SPZ創業者の今野ファウンダーが認定証の読み上げ。そのあとチャンピオンベルトの返還、そしてリングアナのコール。

「青コーナー、神奈川県川崎市出身、ふろーらー、おがーわー」

「赤コーナー、SPZ世界選手権者、東京都日野市出身、さくまー、りさーこー」

紙テープが舞う。

「レヘリー、ハリケーン神田」

長野大会メインはSPZ戦、王者佐久間理沙子に対するは挑戦者フローラ小川。WWCA王者を奪取し、シングルプレーヤーでもSPZの上位選手となってきた。今日の長野でSPZ戦、明日のさいたまでWWCA戦と、F小川対佐久間の2連戦が組まれたのである。

カンッ

「さて、タイトル戦のゴングが打ち鳴らされました。実況は私、大日本テレビ伊藤啓、かいせつはSPZの鬼解説者吉田龍子さん、そしてスペシャルゲストにSPZ1期生、今野ひかるさんにお越しいただきました。ひかるさん、この試合はどういった展開になりそうでしょうか」

「えっと・・・・佐久間選手、組み付いてから投げ技に移行するまでの間が短いので、佐久間選手の技が連続で決まる感じがします。・・・・フローラ小川選手は・・・厳しいかもしれませんね」

母親のひかる、マイナス思考の入った解説。

「んー、でも寝かせてしまえばフローラ小川も自力ありますから、チャンスが出てきますよ」

吉田取締役がフォロー。

父親の今野ファウンダー、いつものように本部席でまったり観戦・・・のつもりだったが、指が震えて缶コーヒーのプルトップが開けられない。

序盤は両者、じっくりとしたレスリング的攻防を展開。1期上の佐久間、フローラ小川とは道場でのスパーリングも良くやっていたのであるから慣れたもの。

佐久間理沙子、なんとかなる相手だという読みがあった。現にフローラ小川には過去一度も負けていない。何しろ相手は軽いから投げやすいのだ。

―相手は投げやすいところがある。普通にやれば勝てる。

でも用心深い佐久間フローラ小川の関節技を警戒してロープ際で戦う。ボディスラムやノーザンがうまく決まって、10分過ぎまでは佐久間がやや優勢に試合を進めた。

ー動きについていって、ワンチャンスに、賭ける・・・

15分頃、ロープを背にして闘っていた佐久間の警戒が緩み、リング中央での攻防となる。

ーい、今だ・・・

フローラ小川、首投げで佐久間を転がすと、ひっくり返して上に乗って、得意のSTFに捕らえた。

「うううっ!」

ドワアアアアア!!!

轟く歓声。運の悪いことにリング中央で決まってしまった。フローラ小川、定石どおりリストバンドの部分で佐久間の鼻をつぶすように締め上げる。足のフックも万全。

「ううううっ!」

佐久間理沙子を襲う激しい痛み。並みのレスラーならこの痛みに根負けして降参しているところだが、そこはSPZ王者の意地で懸命にこらえる。

「ギブアップか!?ギブアップが!?」

神田レフェリーが佐久間に問いかける。

「ぐううっ・・・」

長い時間、STFをこらえた佐久間、かろうじてロープに逃れたものの動きがおかしい。倒れたまま起き上がれない・・・・場内大興奮。

解説席で見ていたひかる、まさかの展開に戸惑いながらも

「休んじゃダメ、一気にー」と口に出す。フローラ小川もそのへんはよく分かっていて、

「これ、なら!!」

フローラ小川、コーナーにすばやく駆け上がってムーンサルトプレス!SPZでもまれて4年、難度の高い飛び技も自分のものにした。佐久間の上に宙返りで落下。

ワン、トゥ・・・・ドドドドド

カウント2.8で返す佐久間。

「くっく・・・この・・・・」

佐久間、起き上がって急場しのぎに延髄斬りを放つがいつもの切れがなく、続くフォールも2で返される。そのまま両者ダウン。場内ドワアアアアア

先に起き上がったフローラ小川、コーナーに登って、

「これ、でっ!」

この日2度目のムーンサルトプレス!キレイなフォームで佐久間の上に舞い降りた。ハリケーン神田レフェリーがマットを叩く。

ワン、トゥ、スリーーー!

ええええええええええええええええええええええ!!

フローラ小川、今まで勝ったことのない佐久間を破って、まさかのSPZ王座奪取!!!!本部席の吉田龍子役員とひかるは思わず顔を見合わせた。

「24分4秒、ムーンサルトプレスでフローラ小川の勝ち」

阿部リングアナが試合結果を伝える。ここでも紙テープが舞った。

***********************

SPZ世界選手権試合(60分1本勝負)

フローラ小川(24分4秒、ムーンサルトプレスからの体固め)佐久間理沙子

第105代王者、佐久間が4度目の防衛に失敗。フローラ小川が106代王者となる

**********************

場内に流れる「ディヴェルティメントK138」そのあとチャンピオンベルトの授与。

フローラ小川の細い腰にSPZベルトが巻かれる。まさかまさかの戴冠劇。

「勝てました・・・母さん、見てくれました・・か・・・」

今野ひかる、解説席で涙ぐんだ。自分がどうしても届かなかった、挑戦する事すら叶わなかった、雲の上の存在だったSPZシングルベルトを、愛娘が奪取した・・・・

「うっ、・・・ううううっ・・・・」

今野ファウンダーも感無量。

「凄いね・・・・」

敗れた佐久間は、「向こうの勝ちパターンにはまってしまいました。まだまだ私も修行が足りませんね。明日は2連敗はできないのでとにかく結果を出しに行きます」とコメントした。

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「カンパーイ」

試合後、SPZ・WWCAのシングル2冠王(!)フローラ小川を囲んでウーロン茶で本隊選手、裏方さん関係者を交えて乾杯。タイトルマッチあとの恒例儀式だ。

「何か・・・しっくり来ないんですけど・・・・勝っちゃったンですよね・・・・」

24時間後、決戦第2弾。

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2009年10月20日 (火)

第794回 予選会Bブロック

38年目6月

横浜のお嬢様プロレス団体「スーパースターズ・プロレスリング・ゼット」は、毎年8月に灼熱のシングルリーグ戦「SPZクライマックス」を開催している。本大会2ヶ月前の6月、本大会出場権をかけた「予選会」が若手中堅選手により行われる。ある意味、本大会より面白いと言われているこの予選会。2ブロック制になって選手の負担は軽減されたが、そのぶん1つの敗北が命取りになる。

第5戦岐阜大会

早瀬(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 14.33)C成瀬

そしてBブロック開戦。最初のうちは互角の攻防だったが、早瀬が頃合いを見て延髄斬りで突破口を開き、ぐらついたのを見て

「ちぇすとーーーーー」
ジャンピングニーでトドメ。

Jえちご(2点、ドロップキックからの片エビ固め 9.16)J永原

ジャンヌ永原、デビュー2シリーズ目で予選会リーグ戦に放り込まれる。やはりジャスティスえちごの厳しい攻めに防戦一方。最後は動けなくなったところをドロップキックでトドメを刺されて終了。

「ぜったい、1位通過で本大会行きますよ!」(えちご)

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第6戦浜松大会。

早瀬(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 6.17)J永原(0点)

長い事中堅どころでやってきた早瀬がデビューすぐの永原に負けるわけがない。あっさりシャイニングウィザードで昏倒させて終了。

「おっけ!予選会通過ー!!ぱっぱっぱっぱらぱらっぱら~♪」

ウルトラクイズのテーマを口ずさむ早瀬さんであった。

Jえちご(4点、エルボーからの片エビ固め 16.06)C成瀬(2点)

勝てば予選会突破が決まるJえちご、なんとしても望みをつなげたいC成瀬、お互いの思いがぶつかり合った。C成瀬、ストレッチプラムや逆片エビでギブアップを迫るが、耐え切ったジャスティス

「これでどうだっ」
鋭いエルボーが入った。これで3カウント奪取。なんとジャスティスえちご、デビュー2年目でSクラ出場を決めてしまった。

「本大会?ただの通過点ですよ。上の人を倒さなきゃならないんですから」
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第7戦長野大会。メインでSPZ選手権が行われるとあって超満員札止めの大盛況。

「SPZ世界選手権 佐久間理沙子(王者)VSフローラ小川(挑戦者)」の大看板が掲げられた。

その前にSクラ予選会カード2つ。消化試合になってしまったが。

Jえちご(6点、ダークレフトからの片エビ固め 27.20)早瀬(4点)

既に本大会出場を決めている両者だが、ジャスティスえちご、先輩越えのために懸命のファイト。

「くらえ、ダークレフト!!」
Jえちごのダークレフト(やばい破壊力の左裏拳)が入ったが、早瀬2.8で返す。

「終わりーーーー」

これ以上は受けられないと判断した早瀬、ミサイルキック、ジャンピングニーと大技攻勢。ああ終ったかと誰もが思ったが、

「・・・ウアーーーー!!」

ジャスティスえちご2.9で返して、フラフラと起き上がり、
「アーーーッ!!」
2発目のダークレフト。これで早瀬の意識を闇に落とした。27分20秒の大勝負を制した。

「はぁ、はぁ・・・・」

ジャスティスえちご、予選会Bブロック1位通過決定。本大会でも大暴れが期待できそうだ。この試合は「メインより面白かった」と一部のファンの間では言われた。

C成瀬(2点、逆片エビ固め 8.40)J永原(0点)

消化試合となったが、C成瀬が逆片エビで絞って手堅く勝利。

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ー相手は佐久間さん。まだ一度も勝ったことはないけれど、母さんから教わった、STFにかけるしかない。

メインイベントに登場するフローラ小川、リングコスチュームに着替えて大きく息を吐いた。

(次回、決戦)

2009年10月19日 (月)

第793回 38年目6月SPZクライマックス予選会Aブロック

38年目6月
フローラ小川が見事、アメリカでWWCAベルトを防衛して凱旋帰国。
恒例のSPZクライマックス予選会。2ブロックに分かれてのリーグ戦で、各ブロックの上位2名が本大会に出場できる。

(Aブロック)
ミネルヴァ石川(前回本大会2点)
中村真帆    (SPZ35期)
ラズベリー   (SPZ36期)
藤島瞳      (SPZ31期)
(Bブロック)
早瀬葵(前回本大会2点)
ジャスティスえちご(SPZ37期)
クラリッジ成瀬 (SPZ36期)
ジャンヌ永原(SPZ38期)

第2戦和歌山大会から予選会スタート。Aブロックから行われる。

M石川(2点、パワーボムからのエビ固め 11.35)ラズベリー

この顔合わせならSPZタッグ戴冠経験もあるM石川が楽勝。力押ししまくって勝利。
「ま、まあ圏内だと思うんですけど、がんばります~」

中村(2点、ブレーンバスターからの片エビ固め 14.04)藤島

Sクラ予選会のAブロックは「無風地帯」。脱落するのはお子様レスリングのラズベリーとベテランアイドルの藤島に決まっているというのが大方のファンの予想。中村さんもいちおうSPZタッグ王者である。藤島にきっちり攻めさせた上で力押しで片付けた。

**************************

第3戦は滋賀大会。
M石川(4点、パワーボムからのエビ固め 9.31)藤島(0点)

ミネルヴァ石川快勝。落ち目のアイドルレスラーなど敵ではなかった。

「えーい!」

どぉーん。10分足らずでパワーボムで屠った。これで2連勝、本大会出場をほぼ決めた。

中村(4点、ラリアットからの片エビ固め 10.34)ラズベリー(0点)
「オリャーー」

中村さん、Sクラ初出場決定。ラズベリーを難なく片付けた。これでAブロックは予想通り中村真帆とミネルヴァ石川が予選会を通過した。

「この調子で、本大会も頑張ります!」(M石川のコメント)

*************************

第4戦三重大会。
ラズベリー(2点、ダイビングプレスからの片エビ固め 14.49)藤島(0点)
ラズベリーが先輩の藤島越えを果たした。

M石川(6点、パワーボムからのエビ固め 13.14)中村(4点)

既に本大会を決めている二人、しかし35期生の同期対決とあって熱い攻防が繰り広げられた。しかしミネルヴァ石川が先に大技を仕掛け、パワーボム2連発で中村を沈めた。
「やりました!1位通過決めました!」(M石川)

「おめでとう石川さん、Sクラで当たるのを楽しみにしているわ」(佐久間理沙子)

(次回、Bブロック)

2009年10月18日 (日)

SPZスター選手列伝 53 サキュバス真鍋

SPZスター選手列伝 053
従業員コード:054

サキュバス真鍋
本名:真鍋凛奈、2022年5月20日、福井県敦賀市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ30期生として2038年4月15日の札幌どさんこドーム大会の対イージス中森戦でデビュー。アイドルレスラーながらマイティ祐希子のパートナーに起用されて、第31回タッグリーグで堂々の優勝、アイドル商会のリーダーとして前座戦線を盛り上げる。得意技はミサイルキック。

2045年8月15日、横浜スペシャルホール大会での対藤島瞳戦で引退。稼動月数89ヶ月 出場試合数(概算)626試合

タイトル歴
第69代あばしりタッグ王者(パートナーは藤原和美)
第31回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはマイティ祐希子)
第33回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはマイティ祐希子)

今野ファウンダーコメント:
アイドル商会のリーダーとして、前座戦線を盛り上げるいい仕事をしていただいた。メインやセミに出ても、そのトリッキーな動きで相手チームのペースをかき乱すことのできる「くせ者」ぶりを発揮していた。マイティ祐希子が強すぎるのでバランス調整のためにパートナー起用されたがしっかりタッグリーグ優勝と言う結果を残すあたりがタタモノではなかった。実力のわりにファンの人気も異様に高く、大会場では異例の応援歌が入場時に歌われるという現象が起こった。
「真鍋、限りないパワー、感じてるから、真鍋、Do it together get the flag 見せてくれ」
引退後は上諏訪温泉地下プロレスにスポット参戦するかたわら、芸能界入りを目指しているらしい。

2009年10月17日 (土)

SPZスター選手列伝52 藤原和美

SPZスター選手列伝 052
従業員コード:051
藤原和美
本名・同じ 2021年1月22日、栃木県小山市出身。中学時代はアマレスと陸上競技で身体を鍛える。SPZにスカウトされ、2036年5月11日、長崎アリーナ大会での 対 斉藤彰子戦でデビュー。同期の中江里奈とは激しい出世争いを繰りひろげる一方、あばしりタッグ王者に輝く。霧島レイラ率いる革命軍入りしてからは革命軍ナンバー2、霧島レイラのパートナーとしてSPZ世界タッグ王座を戴冠。最近では若手の壁として激しいファイトを展開。得意技はJOサイクロン、ジャーマンスープレックス。
2045年8月15日、横浜スペシャルホール大会での対フローラ小川戦で引退、稼動月数 112ヶ月、出場試合数(概算)788試合

タイトル歴
第72代、第75代、第77代、第79代、第83代、第85代SPZ世界タッグ王者(パートナーは霧島レイラ)
第56代、58代あばしりタッグ王者(パートナーは中江里奈)
第69代あばしりタッグ王者(パートナーはサキュバス真鍋)
第32回ウルトラタッグリーグ戦優勝(パートナーは霧島レイラ)

今野ファウンダーコメント:
入団したときはレスリングセンスは髄一で、バックドロップなどの投げ技を習得するのも早かった。これは大物になるだろうということで団体サイドの期待も高かったが、一期上に怪物二人がいてなかなか上に上がれなかったのと、本当に疲れたところからの底力というものに難があり、守勢に転じると脆い面があり、同期の中江にもそれが元でたびたび痛い星を落としていた。結果的にSPZベルト戴冠はおろかトップグループに割って入ることも出来ずに革命軍のナンバー2としてレスラー生活を終えたが、JOサイクロンをはじめとするスープレックス攻勢はファンの度肝を抜いたと思う。引退後はコーチとして団体に残り、若手選手の指導育成を担当されている。

2009年10月16日 (金)

SPZスター選手列伝 51 霧島レイラ

SPZスター選手列伝 051
従業員コード:050
霧島レイラ

本名:霧島聡子 2020年2月4日、岩手県花巻市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ27期生として2035年4月20日、仙台市グランドアリーナ大会での対 スカーレット小縞戦でデビュー。持ち前の馬力を生かしたファイトでトップグループ入りし、2039年5月にはついにジェーンメガライトを破りSPZ世界王者に輝く。マイティ祐希子に次ぐ団体ナンバー2として存在感を発揮し、打倒祐希子を掲げ藤原、RIKKAと革命軍を結成。SPZクライマックス6年連続準優勝をなしとげるなど、安定感では特筆すべきものがある。得意技はスプラッシュマウンテン、ラリアット。

2045年8月15日、横浜スペシャルホール大会での対 早瀬葵戦で引退。稼動月数125ヶ月(歴代2位)出場試合数(概算)880試合

タイトル歴
第89代SPZ世界王者
第94代SPZ世界王者
第70代SPZ世界タッグ王者(パートナーはスカーレット小縞)
第72代、第75代、第77代、第79代、第83代、第85代SPZ世界タッグ王者(パートナーは藤原和美)
第89代・91代SPZ世界タッグ王者(パートナーは葛城早苗)
第51代あばしりタッグ王者(パートナーはハリケーン神田)
第53代あばしりタッグ王者(パートナーはスカーレット小縞)
第32回ウルトラタッグリーグ戦優勝(パートナーは藤原和美)

今野ファウンダーコメント:

パワーだけならSPZの歴史に残る名選手で、体もしっかり出来ていてそこそこの攻撃はきちんと受けきることができた。そしてちゃんと試合前に相手に応じた技の組み立てをイメージしてから試合に臨んでいたので格下の選手にはめっぽう強く、SPZクライマックス6年連続準優勝という笑えない記録を残した。
同期にあのマイティ祐希子がいなければ歴史に残る大横綱クラスの選手として記憶されていただろうに。マイティ祐希子の全盛期は「何回やっても何回やってもマイティ祐希子が倒せない」という悲劇の選手だった。10年5ヶ月という比較的長い選手生活で、ファンの心に残るプロレスを展開していただいた。特に鍛え上げられた右腕から繰り出されるラリアットの破壊力は他の選手のそれとは比べ物にならなかった。引退後はSPZフィーバー仙台店の店長として、SPZ興行のチケットやグッズの売りさばきを行っていただいている。

2009年10月15日 (木)

SPZスター選手列伝50 中江里奈

SPZスター選手列伝 050
従業員コード:052
中江里奈

本名・同じ 2021年1月6日、秋田県本荘市出身。SPZ入門テストに合格し、28期生として2036年5月11日、長崎アリーナ大会での対 霧島レイラ戦でデビュー。パワーには自信があると本人も話しているとおり、力任せのファイトでトップグループ入りを伺う。同期の藤原和美と組んであばしりタッグ王座を戴冠。そして斉藤彰子と組んでSPZ世界タッグ王者にも輝く。グリズリー山本凱旋帰国後はグリズリー山本軍団に加入し、SPZタッグ王者にも輝く。ツボにはまった時のパワーは驚異。得意技はパワーボム、ラリアット。
2045年7月23日、新日本ドーム大会での対藤原和美戦 で引退。稼動月数111ヶ月、出場試合数(概算)799試合

タイトル歴

第74代SPZ世界タッグ王者(パートナーは斉藤彰子)
第86代、88代、90代SPZ世界タッグ王者(パートナーはグリズリー山本)
第56代、58代あばしりタッグ王者(パートナーは藤原和美)
第65代あばしりタッグ王者(パートナーはハリケーン神田)
第66代あばしりタッグ王者(パートナーは八島静香)
第35回ウルトラタッグリーグ戦優勝(パートナーはグリズリー山本)
第36回ウルトラタッグリーグ戦優勝(パートナーはグリズリー山本)

今野ファウンダーコメント:
私が今まで見てきた中で、いちばん普通の女子プロレスラーっぽい風貌の子だった。ショートカットでボーイッシュな外見だが妙に肉感的な肉付きで、男性ファンの人気も高かった。ファイトスタイルもパワーと情念を前面に出す良くあるスタイルで、得意技もラリアットやパワーボムといった90年代のオーソドックスなタイプなので、若手選手には高い壁となっていた。トップグループには届かなかったが、タッグ戦線ではそこそこ活躍されたのでいいレスラー生活だったのではと思う。引退後は一般の会社員と結婚されて、第2の人生を東京で送っているらしい。

2009年10月14日 (水)

レッスルクライマックスに行って来ました。

10月11日、同人誌即売会、レッスルクライマックスに行って来ました。

本業激務の日曜日なので、会社を休んでいくことはなかなか難しい。

どうしようか考えて、午前中に埼玉地区で所用をわざと入れて、その帰りに立ち寄ると言う手を使いました。

13時40分、JR武蔵浦和駅。埼京線の快速で板橋へ向かう。

13時57分、JR板橋。ハイライフいたばしへ。よくある公共の会議室施設みたいなものだが、1階ホワイトボードに「レッスルクライマックス」と書かれてあるのを見て噴き出しそうになった。2階に上がる。同人誌即売会のイベントに行くのは初めてなのでちょっとどきどき。

入場するためには500えんのパンフレットを買わねばならない。26ページの印刷物。

ほー、同人誌即売会ってこんな感じなんだ・・・

(スーツ姿で行ったので少し恥ずかしかった)

さて44ものサークルさんが並んでおりますが、午後2時頃とあって完売しているサークルも多い状況でした。上原さんTシャツにはひかれるものがありましたが。

会場一隅では次回作への要望やらで盛り上がっていました。(花嫁ENDはぜひ欲しいですね)

あまり時間もないので、NEW WINDさんのブースに行き1冊購入。(900えん)初対面のNさんと、いつもありがとうございます。これからも頑張ってくださいと挨拶しました。

結局滞在15分弱で辞去。板橋発14時16分の電車で新宿へ。行きつけの新宿ベルクで5分間でコーヒーとベルクドック食べて、14時36分の中央特快で八王子へ。戻って仕事。

2009年10月13日 (火)

第792.7回 W頂上決戦予告編

38年目6月

6月シリーズ開始前、プレスリリースにどよめきががががが。

SPZ6月シリーズ 主要カード

《SPZクライマックス 予選会》

出場選手

(Aブロック)
ミネルヴァ石川(前回本大会2点)
中村真帆    (SPZ35期)
ザ・ラズベリー   (SPZ36期)
藤島瞳      (SPZ31期)

(Bブロック)
早瀬葵(前回本大会2点)
ジャスティスえちご(SPZ37期)
クラリッジ成瀬 (SPZ36期)
ジャンヌ永原(SPZ38期)

(4名ずつ2ブロックのリーグ戦を行い、各ブロックの勝ち点上位2名ずつが8月のSPZクライマックス本大会の出場権を獲得します。なお、同一順位で2人以上が並んだ場合は直接対決の勝者を上位として扱います。直接対決が引き分けの場合ならびに「3すくみ」の場合7月シリーズに決着戦を実施いたします)

◆タイトル戦の予定

2046年6月25日 長野マウンテンウェーブ

SPZ世界選手権試合(60分1本勝負)

(王者)佐久間理沙子 VS (挑戦者)フローラ小川

2046年6月26日 さいたまドーム

WWCA世界選手権試合(60分1本勝負)

(王者)フローラ小川 VS (挑戦者)佐久間理沙子

SPZ史上初となる同一カードのタイトルマッチ2連戦。

驚く記者陣。吉田広報部長が説明。

「んー、まあ。話題づくり話題づくり。WWCA王者とSPZ王者、せっかくうちの団体から世界チャンピオン2名出たんで活用しない手はないって思っただけ」

(近日、王者の戦い2連戦・公開予定。乞うご期待)

2009年10月12日 (月)

本家HPより・東京の地下鉄に一日で全部乗る

全国のWASファンの皆様こんばんわ。

今日は筆者のリプレイ中断状態のため、在庫が急激に減る一方なので、予定を変更して本家HP(yamamix.com)から6年前の旅行記をさらしてお茶を濁します。

「フロッグマン」にもありましたが、何かを成し遂げると世界が変わる。そう信じていたいものであります。

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「東京の地下鉄に一日で全部乗る」
2003年5月20日(火) 所要時間15時間36分 費用発生5,573円

450聖蹟桜ヶ丘・・・533新宿538・・・540都庁前548・・・(都営大江戸線)・・・707光が丘713・・・719練馬727・・・743池袋749・・・753巣鴨759・・・824西高島平826・・・(都営三田線)・・・920白金高輪・・・924目黒926・・・930白金高輪931・・・(南北線)・・・1007赤羽岩淵-赤羽1019・・・1042新宿1102・・・(都営新宿線)・・・1132本八幡1138・・・1143西船橋1146・・・(東西線)・・・1228中野1235・・・1240荻窪1244・・・1254中野坂上1258・・・1305方南町1310・・・1316中野坂上1317・・・(丸の内線)1356池袋1401・・・1407小竹向原1408・・・1420和光市1432・・・1450新線池袋1458・・・(有楽町線)・・・1528新木場1530・・・1542有楽町1548・・・1554秋葉原-末広町1637・・・1645浅草1649・・・(銀座線)・・・1722渋谷1730・・・(半蔵門線)・・・1800押上1805・・・(都営浅草線)・・・1827泉岳寺1831・・・1846西馬込1850・・・1857五反田1902・・・1907恵比寿1912・・・1915中目黒1920・・・(日比谷線)・・・2003北千住2010・・・2015綾瀬2028・・・2033北綾瀬2034・・・2040綾瀬2044・・・(千代田線)・・・2124代々木上原2151・・・2154下北沢2156・・・2200明大前2205・・・2225聖蹟桜ヶ丘

システム手帳とかによく載っているのが東京の地下鉄路線図だが、あれを見ると東京の地下鉄もずいぶん網の目のようになってきたなと思うのである。そして「これ全部一日で乗れるんだろうか」と考える人はいるだろう。しかし、しかし、実際にやってみる人はまずいないであろう。地下鉄は展望もないただの通勤路線である。それを一日かけて乗り潰そうとする人は「アホの極致」である。

仕事でいろいろあって魔が差したのか、小生も「アホの極致」に挑戦してみようと思い立った。だがほんとうに一日で乗り潰せるのか。先日亡くなられた紀行作家の宮脇俊三さんはこの奇行に挑戦し朝から乗りはじめ夕刻には全部乗った記録があるが、半蔵門線や大江戸線が全通する前の記録であり、難易度的にはいまのほうが遥かに厳しくなってきている。こうなると綿密にプランを練らねばならない。

ひとくちに地下鉄と言っても地上区間もあり、逆に私鉄JRのなかにも地下の区間があるが、世間一般として地下鉄として認知されている、営団地下鉄と都営地下鉄の12本すべてを乗ろうと考えた。大江戸線以外は東京の西と東を結んでいるので全部乗っても1本あたり1時間かからない。それよりも終点から次の路線の起点への移動をどう効率的に行うかが鍵となる。この計画は知的なゲームであった。だが実際にやるとなると痴的なゲームとなる。けっきょく、乗る順番は効率をあまり考えずに都営優先として構築した。

5月26日火曜日、朝四時半に私は自宅を出た。早暁の野猿街道を自転車で突っ走り、桜ヶ丘から始発の京王線に乗る。車内で眠りこけ、5時半過ぎに新宿に到着した。京王の3番線から都営乗り場へ行き、長いエスカレーターを2つ下って、大江戸線乗り場へ。光が丘行きの電車に乗って、一駅、都庁前に到着。いったん改札を出て営団・都営の一日乗車券を1,000円で購入する。普通の小さいキップだが、きょうの日付と一日乗車券の文字が大きい。きょうはこれを何回自動改札に突っ込む事になるのだろうかと思う。

最初は大江戸線である。この路線は都庁前から東京をぐるっと一周し、都庁前に戻ってそのあと光が丘へ向かうといった6の字型のユニークな路線である。したがって都庁前からは、中野坂上経由光が丘行き、ここから始発となる上野・築地経由光が丘行き、六本木経由都庁前行きといった、同一路線でありながら3方向の電車が発着する。こんな珍妙無類な運行形態は国内ではおそらくここぐらいであろう。私が乗るのはこの駅始発の光が丘行きである。新宿を抜け、市ヶ谷方面へゴトゴトと音をたてて走って行く。昨夜は遅くまでゲームをやっていてしかも慣れない早起きをしたのであまり寝ていない。

断続的に眠り、勝どき・六本木を経て二度目の都庁前を過ぎ、7時7分、光が丘に到着。いったん車庫に入るため折り返しでそのまま座る事は出来ない。ホームには新宿方面へ向かう人の群れが。何やってんだろう私は、などと思う。次の目標は都営三田線である。そのためには西高島平まで行かねばならない。大江戸線で練馬へ出て、西武線に乗り換え池袋に出て、朝のラッシュをかき分けながら池袋駅の山手線乗り場へ向かう。駅張りポスターはパルコの水着フェアで、外人スーパーモデルがビキニ姿。これが何枚も張り出されており圧巻である。

サンシャインを見ながら山手線で二駅、巣鴨で乗換え高島平へ、蓮根で地上に出て、団地や倉庫が立ち並ぶ中を走り、8時24分西高島平着。折り返しで白金高輪行きとなる。三田線の車両はなぜか端っこが4人掛けのクロスシートになっているのでそこに座る。地下に入ってから一眠りすると大手町、三田を過ぎ終点の白金高輪。ここから目黒まではなぜか営団南北線と線路を共用している。釈然とせぬまま武蔵小杉行きに乗り、目黒で降りた。つぎは営団南北線である。西高島平行きに乗り、先ほどと同じ白金高輪で浦和美園行きに乗りかえる。南北線は営団の中でも最近出来た路線なので、各駅に転落防止ドアーがついている。四谷、市ヶ谷と北上し、駒込、王子を過ぎて10時7分、地下鉄終点の赤羽岩淵で下車。

つぎの目標は都営新宿線であり、当初の予定では駒込から山手線で新宿へと考えていたが、赤羽岩淵とJR赤羽駅は500mと近いので、歩いて赤羽へ向かった。JR埼京線で新宿へ。池袋から新宿まで停まらないので速いだろうと考えたが、ダイヤが乱れておりノロノロ運転で、並行する山手線に抜かれてしまう。10時42分、約5時間ぶりに新宿に戻ってきた。南口から都営新宿線乗り場へ。この路線を3番手に回したのは、日中しか運転されない急行に乗ってみたいからであった。地下鉄の急行運転は珍しい。つぎの急行本八幡行きは11時2分発と少し間があった。こういうときに食事を済ますのが良い。改札前のカレーショップで温野菜カレーの食事。

5分間でカレーを口に運び、ナプキンで口を拭い水を飲んでいざ出発。急行本八幡行きは見なれた京王線の車両であった。停車駅は市ヶ谷、神保町、馬喰横山、森下、大島、船堀のみであり、途中駅は通過であるからこれは痛快である。船堀の手前だけ、荒川を渡るために地上を走る。11時32分本八幡着。焼きたてパン屋のいいにおいのする中をJR乗り場へ急ぎ、総武線各停の津田沼行きに乗る。二駅で西船橋。つぎは東西線である。

11時46分発の快速中野行きに乗る。車両は東葉高速鉄道のものであった。この電車も東陽町までの地上部分は快速運転をやっており、浦安以外は通過となる。門前仲町、木場と過ぎて、大手町から都心部を横切り竹橋、九段下とすぎてゆく。高田馬場、落合を通って地上に出て、JR線と共用の中野についた。いったん改札を出て荻窪までの乗車券を買って、総武線の鈍行で高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪。ここで丸の内線。

丸の内線は銀座線と並んで古い路線で、なつかしくもハイカラなメトロの香りがする。私鉄と相互乗り入れできない第三軌条方式だからだろうか。子供の頃よく親に連れられて新宿三丁目のデパートへ行った際によく乗ったのがこの丸の内線である。中野坂上でいったん降りて、支線である方南町を往復する。方南町行きの電車は3両編成であった。中野新橋、中野富士見町と年代を感じさせる駅を過ぎ、13時5分、方南町着。待ち時間を利用して地上へ出てみる。商店街の中に地下鉄の入口があった。

中野坂上へ戻り、今度は池袋行きに乗る。新宿三丁目、新宿御苑と過ぎ、四谷でいったん地上に出る。このあたりで私は眠ってしまった。目が覚めたら茗荷谷であった。ほどなく終点の池袋着。つぎは有楽町線である。いったん起点の和光市まで行く。小竹向原乗換えで14時20分、和光市着。この駅は東武東上線と共用である。新線池袋行きに乗って引き返す。小竹向原から池袋までは複々線区間で、有楽町線新線と呼ばれている。将来的には池袋から明治通りの地下を通って渋谷まで開通させるらしい。完乗を目指す以上新線にも乗っておく。14時50分、池袋着。きょう二度目の池袋駅構内を突っ切る。

机上の計画ではこのあたり、午後1時ごろの予定だったが、路線間の移動に予想外の時間を要しており三時前の段階でまだ6路線目の途中でまだ半分も終了していない。後半楽になるように組んではあるが、いったい何時までかかるのかと言う不安が募る。飯田橋の印刷博物館二階のとてもおいしいレストランで昼食にしようと考えていたがそんな余裕はなく、有楽町線を進む。ながいあいだ有楽町線の終点だった新富町を過ぎ、月島、辰巳とベイエリアに入る。ほどなく地上に出てりんかい線と並走し、15時28分、新木場に到着。反対側の電車に乗りすぐ折り返す。有楽町で地上に出て、山手線に乗換え秋葉原で下車。気分転換を兼ねて電気街を視察する。

三十分ばかり細かい電子部品やパソコンパーツのショップなどを瞥見して、昭和通りの小諸そばでいか天そばの食事をすませ、気を取りなおして末広町で銀座線に乗る。ここで自動改札に通せんぼされるハプニング。十数回も自動改札を出入りして情報が読み取れなくなってしまったのであろう。有人改札で券を呈示して通る。銀座線で浅草へ。上野から浅草までは昭和初期、もっとも古く開業した所でメトロの情感が濃いところである。ほどなく浅草、16時49分発で折り返し、だんだん夕刻の買物帰り客や通勤客で混み出す電車に揺られ、17時22分渋谷に到着。

夕刻の渋谷駅は混んでいた。地上二階の銀座線から地下の半蔵門線に向かうのも一苦労。17時30分発の押上行きに乗る。半蔵門から先はバブル期に建設されたせいか駅の作りが豪華に見えなくもない。水天宮前からはことしの3月に開業したての区間である。金武市長で大勢の客が降りた。次は終点、押上である。18時5分、押上着。真新しいエスカレーターに乗り、都営浅草線乗り場を目指す。いいかげんうんざりしてきたので売店で東スポを買って、羽田空港行きに乗った。車中でゆっくりとつまらない記事に目を通す。

泉岳寺で西馬込行きに乗り換える。五反田、中延と過ぎて終点西馬込着。これで都営は全部始末した。折り返しの公団線直通・印旛日大前行きに乗り、18時57分、五反田で下車。ここでも自動改札に止められた。雨の降る地上に出て山手線に乗換えて二駅、恵比寿に到着。向かい側のホームには湘南新宿ラインの小金井行きが停まっていた。階段の上り下りの連続でもう疲れたがあと二本、執念で乗るしかない。いったん西の起点の中目黒に出て、東急と共用のホームで北千住行きに乗りかえる。すでに日は落ち夜になっていた。

夕方ラッシュ時の日比谷線、六本木から先は眠ってしまい三ノ輪までは覚えていない。ほどなく北千住着。ここは東武線と共用のホームであり、日光行きの特急は何番線ですという旅心をそそるアナウンスが聞こえる。長い地下道を通って最後の1本、千代田線へ。まずは支線のある綾瀬へ。我孫子行きの電車で一駅、荒川を渡り20時15分、綾瀬着。並行する常磐線を特急や快速が轟然と通過して行く。20時28分発の北綾瀬行きは1番線の先端に設けられた0番線から発車する。この電車も3両編成であった、この電車はすべて地上区間を走る。遊園地の汽車のようなのろい速度で走り、北綾瀬に到着。すぐに引き返す。

いよいよ最後の電車、20時44分発の代々木上原行きの電車がやってきた。一時はどうなる事かと思ったが、後半は楽な接続が多く、まともな時間に終了できそうである。西日暮里、根津とだんだん都心部に入り、大手町を通る。大手町はきょう5度目の素通りである。二重橋前、日比谷と南下して、国会議事堂前を過ぎるとゴールが近いことを実感する。赤坂、乃木坂を過ぎると表参道。乗換え客がどっと下車する。明治神宮前、代々木公園を過ぎて地上に出て、小田急線が寄り添ってきて、21時24分。代々木上原に着いた。

十五時間半に及ぶ長い挑戦が終わった。件の一日乗車券をおそるおそる自動改札に通す。ここでは止められることはなかった。祝勝会を兼ねて駅前の定食屋で牛丼ときつねうどんの夕食。そのあと、ちょっとの達成感と、何と無駄な一日をすごしたのだろうとという虚無感、自嘲感を胸に、私は家路についた。

2009年10月11日 (日)

第792回 最強の挑戦者

(今回分量少なくてすみません)

38年目5月

「ダイヤモンドシリーズ」開幕。今シリーズはフローラ小川がWWCAから防衛戦の依頼が来たため海外遠征。新人のジャンヌ永原は居残り特訓ということで、外人込みで14名の寂しいサーキットとなった。

そのぶんシングルやタッグ中心のマッチメイクとなったため沸いた。

最終戦は横スペ大会。メインイベントは当然SPZ戦

王者佐久間理沙子に挑むのは、最強の挑戦者・グリズリー山本。いまのSPZで考えられる最高のカードだ。

まず挑戦者、グリズリー山本が入場。「禿山の一夜」がかかるや場内大盛り上がり。グリズリー山本は鉄パイプを構えながら入場。

そのあと現SPZ世界王者、佐久間理沙子が登場。「Energy」がかかるやドワアアアアの大歓声。

「さて、行きますか」

紺色のロングガウンに身を包んだ佐久間、花道をゆっくり歩いてリングへ。

そのあとチャンピオンベルトの返還、認定証の読み上げは京スポ新聞若林取締役。

「えー、この試合は、えー、株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットが、えー、認定する、えー世界選手権試合であることを、えー、宣言する、えー、2046年5月22日、スーパースターズプロレスリング代表取締役、中森登志子、えー、代読、京スポ新聞若林太郎」

午後8時27分、ゴングが鳴った。

「佐久間、まだまだお前なんかにやられはしねえぜ!!」

力任せに攻め込んでゆくG山本、しかし佐久間も

「この技を受けても立っていられる?」
ビートエンド炸裂。G山本のガタイが頭からマットへ。
「グゥワアアア」
頭を押さえてもがくG山本。チャンスとばかりにノーザン連発で攻める佐久間、しかしG山本、佐久間のバイオドライバー狙いをリバースで返してから、反撃開始。ステップキックを入れてからグリズリーボム。佐久間をまっさかさまに落とした。

ワン、トゥ、ドドドドド・・・

しかし佐久間、グリズリーボムを2.8で返した。轟きわたる重低音ストンピング。

―そんな・・・・

切り札を返されたG山本は呆然。

「・・・・これでっ!!」

佐久間、最後の力を振り絞って決めにかかる。この日3度目のノーザンライトスープレックス

「ごぼおっ」

一度は2.8で返したG山本だが、立て続けに4度目のノーザンを食らって終了。勝負タイム22分27秒、王者が3度目の防衛に成功。

「んー、ああばこばこ投げられちゃあいかんですね。自分の重さが仇になります」

解説の吉田取締役が冷静なコメント。
さすがのグリズリー山本もノーザン4発食らってはどうにもならなかった。

「危なかったですけど、なんとかしのぎ切りました」

佐久間理沙子、最強の挑戦者を退けてほっと一息。

2009年10月10日 (土)

第791回 荒れるダークスターカオス

38年目4月

札幌で大事件発生。SPZ34期のフローラ小川があのダークスターカオスからSTFでギブアップ勝ちを収め、歴史と権威あるWWCAのシングルベルトを巻いてしまった・・・

「まぐれです、でも、良かった・・・・」

「Shit・・・・」

これでプライドを傷つけられたダークスターカオス、翌々日の仙台大会では6人タッグでF小川と再び当たったが、執拗にフローラ小川だけを攻撃し、殴るけるで叩きのめしたあげく最後はジャーマンでフローラ小川をブン投げて、カウント3を奪った。

「フフフフフ・・・・」

リング上に倒れ伏すフローラ小川、勝ち誇るダークスターカオス。ノンタイトルのタッグマッチだが、カオス様少しは溜飲を下げた様子。

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第4戦大阪大会。メインは2ヶ月連続の同一カードで行われるSPZ選手権、王者佐久間理沙子対挑戦者葛城早苗。前々月のノンタイトル戦は葛城の勝ち、前月のタイトル戦は佐久間の勝ち。したがって今月が決着戦になる。

・・・大阪の雰囲気にのまれないようにしないと・・・

関西のファンはヒートアップ。先手先手と攻めた佐久間、フロントスープレックスでキレイに投げたかと思えばボディスラム連打。葛城は得意の蹴りが繰り出せない。逆に佐久間がローリングソバット2連発。葛城、ズルズルと追い込まれていった。

・・・クソ、どうすれば・・・

葛城、40分過ぎに勝負に出てSPZキック、崩れ落ちる佐久間、そして引きずり起こして組み付いて、殺人ヒザ魚雷2連発、場内に轟く悲鳴。しかし佐久間2で返して、ノーザンライト、DDTで反撃、そして

「いつものやつ、いきます」

ここで佐久間、切り札のビートエンド。葛城頭からマットへ。試合はこれで終わった。勝負タイム57分26秒。王者が2度目の防衛に成功。

「・・・危なかったですね。相手の技を受けて勝つのも大変なことです」

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第7戦京都大会、第1試合でジャンヌ永原のデビュー戦。対戦相手は36期のクラリッジ成瀬。

ジャンヌ永原、素人同然でまだまだプロレスのイロハを勉強中の身だが、本人のモチベーションアップをかねて4月シリーズでは京都大会だけ試合が組まれた、当然クラリッジ成瀬に軽くひねられ、最後はスタミナが尽きたところをドロップキックをもらって3カウントを喫した。勝負タイム8分33秒。

「なかなかええ動きやったで!」
こうしてジャンヌ永原のデビュー戦は終わった。

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最終戦新日本ドーム大会、第2試合のジャスティスえちご対ミネルヴァ石川戦が掘り出し物。ミネルヴァ石川がラリアットを打ち込むが、ジャスティスえちご不屈の闘志で起き上がり、

「これでどうだっ!!」

ジャスティスえちごの必殺技・ダークレフト(左の裏拳)炸裂。

ワン、トゥ・・・ドドドド

2で返すM石川、これ以上は受けられないと判断し、越後を組みとめるやパワーボム。力のこもった一発。えちごは返せなかった。勝負タイム23分0秒の大熱戦。デビュー1年でここまでいい勝負を作れるのだからたいしたものである。

・・・もう一枚、切り札がないと・・・先輩方を追い越せない・・・

悔しい表情で引き揚げるえちご。これは近い将来強くなりそうな予感が。

セミ前は佐久間理沙子が登場し、葛城早苗、クラリッジ成瀬と対戦。佐久間が若干手加減が入ったビートエンドでC成瀬を眠らせた。

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そして新日本ドーム大会・セミが荒れた。

F小川、早瀬葵対ダークスターカオス、イザベラスミス。カオスが復しゅうを果たすべく暴れまくり、まず早瀬をノックアウト、

「うわあああっ」

そうして孤立したF小川を2人がかりで攻めたてる。

「うわー、あーっとこれはまるで公開リンチだーーー」

場内轟くブーイング、しかしダークスターカオス、まったく意に介さず、

「フフフフフ・・・・」

最後はジャーマンでフローラ小川を潰して3カウント。マットに横たわるフローラ小川。コーナーで勝鬨を上げるダークスターカオスとイザベラ。早瀬葵は場外で伸びていた・・・

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メインはSPZタッグ戦、王者G山本、中村真帆組に挑むのはコバトフ、グレース・ハン組。若手外人で期待の大きいコバトフがSPZタッグ挑戦となったが、パートナーのグレースが大概。G山本のジャーマン一発で昇天。勝負タイム19分4秒、王者組みが2度目の防衛に成功。

2009年10月 9日 (金)

競泳水着大好き

200910032335000

競泳水着萌え。

ヤングアニマルで連載中の「フロッグマン」1巻が先日発売になりました。

(ナイロン著・白泉社:600えん)

上の画像はヒロインの泉遥(いずみはるか)たん。

内容はただの高校水泳部ものなのですが、 (カナヅチの主人公が水泳部員・泉遥の色香に惑わされて?水泳部入りしてしまい徐々に泳げるようになってゆくというストーリー)

自分に「泳げるぞ」って自信がついたら、
世界が違って見えたんだ


ハルカさんのこの一言が印象的です。何かを成し遂げると、世界が違って見える・・・・ものなのでしょうか。

作画がけっこうキレイなのと、
競泳用水着が妙にツボ入ったので買うてしまった。

ニヤつきながら読了。

2009年10月 8日 (木)

祝・楽天イーグルスCS出場

☆祝・楽天イーグルスCS出場☆

パリーグは興味は無かったのだが、野村監督が楽天の監督に就任してからは気になってきています。

就任4年目、球団創設5年目で初のクライマックスシリーズ進出が決まりました。

戦力的には恵まれず、10月5日現在で

総得点582はリーグ5位、打率は268.でリーグ3位ですが本塁打107はリーグ最下位、

投手力も失点こそ589とリーグ2位タイですが総得点より総失点の方が多い・・・

防御率も4.02とリーグ4位・・・

突出した数字もないのにこのチームが2位争いをしてレギュラーシーズン終盤を迎えているあたり、野村監督の競った試合を拾う采配のうまさと、選手のやりくり、そして勝利への執念を感じます。

岩隈・田中が息切れ気味で、続く投手で使えそうなのが永井くらいで、青山、ラズナーは安定感がいまひとつ、リリーフ陣も絶対的な抑えがおらず調子や相性で臨機応変に回す状況でソフトバンクと日ハムと短期決戦勝負し、CSを勝ち抜いて日本シリーズにいけるかというのはかなり厳しいですが、球団創設時のことを思えば隔世の感があります。

しかし、野村監督はどうも今年限り。74歳の高齢ということもあり、監督という激務でしかも単身ホテル住まい、何かあってからでは遅すぎると言う判断(ベンチで倒れたら大問題です)を球団トップがされていても、致し方ないと思います。

来季の楽天の監督は東尾修氏とか広島をクビになるブラウン監督とかいろんな名前が挙がっていますが、以前の阪神のように野村監督のまいた種がリーグ優勝という形で花開くことを期待します。

野村監督は多くの著書を出されていますが、

「あぁ、監督」(角川書店)が読みやすくて面白い。

一般社会でも管理者論として役立つ内容かもしれません。

2009年10月 7日 (水)

第790.1回 まさかの戴冠劇の翌日

フローラ小川まさかのWWCA戴冠

札幌大会翌日の京スポ新聞にはデカデカと報じられた。

38年目4月、札幌大会の翌日はオフ。

「いやー、まさかWWCAのベルト獲るとは思わんかった。ある意味うちのSPZベルトより価値がありまっからね。でもこれから大変だと思う。とりあえず今シリーズを無事に完走して欲しいね。」(今野ファウンダー)

今野ファウンダーは札幌で一泊した後、翌日の飛行機で帰京。

「んー、まあ、あれはマグレの部類。でも寝技のうまい人はああいう勝ち方たまにしちゃうんだよね。あたしも現役時代ハイブリッド南に良くやられた」(吉田役員)

吉田取締役は北海道のオフ、食べ歩いて過ごした。

「公開残虐ショーもやむなしと思って組みましたけど、やっぱりプロレスは強い選手がそのまま勝つとは限らないっちゅうことを改めて教えられましたね、これでこれからの展開が面白くなりそうです」(中森社長)

中森社長は札幌での所用をこなしたあと、急遽セッティングされたインタビューでフローラ小川に付き添い。

午後、札幌某所のフルーツパーラーで、京スポ新聞がベルト奪取一夜明けインタビュー。

フローラ小川、私服でいつもの営業スマイル。タイトル戦の疲れも表に出さない。外見で見ると母のひかる同様、とてもレスラーには見えない。どこにでもいそうな19歳の女の子である。

パシャッ、パシャッ

「良くあのカオス選手を倒してWWCAベルトを奪取できましたね」

 「えっ・・・そんな、ま、まぐれです。」

「最後のSTFは狙ってたんですか?」

 「いえ・・・相手の動きを良く見ようって思ったら・・・ああなりました」

「これからの目標を教えてください」

 「これからが・・・大変だと思うんですけど、1試合1試合、ベストを尽くしていきます」

(聞き手:京スポ新聞・松崎記者)

「じゃあ最後に写真もう少し撮らせてください」

パシャパシャッ

「ふーーーー」

インタビューから解放されたフローラ小川、一息ついてアイスティーを口にした。

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その頃ダークスターカオスは、外人宿舎の「札幌ペパーミントホテル」で・・・

「フォオオオオオオオオオオオオ!許サン、フローラオガワ・・・八つ裂きにしてシュレッダーに放り込んでヤル!!」

くやしがっていた。

2009年10月 6日 (火)

第790回 札幌で大事件発生

レッスルエンジェルスサバイバー 
プレイ日誌のようなもの

38年目4月

「永原です、よろしくお願いします」

新人で永原敦子を採用。経歴は2030年、群馬県松井田町出身。中学時代はスポーツ万能で、いくつもの運動部から助っ人を頼まれていたという武勇伝を持つ。これに目をつけた内田スカウトが出向いて口説いたらしい。

「いい新人も入ったことだし、SPZはますます躍進していきますよ!」

中森社長が力強く宣言。SPZは旗揚げ37周年。老舗のプロレス団体だ。

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「旗揚げ37周年 エッセンシャルシリーズ」開幕。

初戦の札幌大会でWWCA選手権が組まれた。王者ダークスターカオスに挑むのはやはり非力な34期生フローラ小川。どうみてもフローラ小川のやられっぷりを堪能するタイトルマッチ。SPZフロントもこの辺は分かっていて、公開SMショーになると分かっていてこのカードを投入するところが恐ろしいと言うかなんと言うか・・・

「フフフフフ」
やはりフローラ小川、子ども扱い。それでもフローラ小川、ドロップキックで反撃。

「・・・フフフフ」
まるで効いていない。なんてやつだ。

「アーーーッ!!」
フローラ小川、組み付いてボディスラム2連発。どうにかダークスターカオスの巨体を投げた。ひるんだ所を掌底を叩き込む。最近覚えた打撃技だ。夜遅くまで道場でサンドバッグを叩いていたらしい。

「キサマア・・・」

ムッとしたダークスターカオス、怒りに任せて小川をとらえ、パワーボム!!凄い威力だ。
ワン、トゥ・・・

かろうじて2で返すフローラ小川、
「ヌウアアアアア」

なおも怒りに任せて攻め立てるダークスターカオス

・・・冷静さを欠いてる、今なら・・・っ

カニバサミでうまく倒して、すかさず上に乗ってSTF!!場内ドワアアアア。

「ウゴオオオオオオオ」

・・・この手は、死んでも離さない!

「ウグゥ・・・ウグゥゥゥゥ・・・」
懸命にこらえるダークスターカオス、

ドワアアアア場内大歓声。

フローラ小川、母親の教えの通りリストバンドの部分で鼻をつぶすように絞める。絞める。
「UGA・・・・・・」

懸命にこらえたダークスターカオスだったがついにギブアップの意思表示

「23分53秒、STFでフローラ小川の勝ち」

どえええええええええ!

札幌大番狂わせ。あのフローラ小川がダークスターカオスに勝った。

誰もが公開SMショーのあげくF小川が叩きのめされて負けという予想をしていたのだが、最後の最後で大どんでん返し。
フローラ小川の細い腰にWWCAのベルトが巻かれる。本部席の今野役員は涙がとまらなかった。

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WWCA世界選手権試合(60分1本勝負)

フローラ小川(STF,23分53秒)ダークスターカオス

王者が防衛に失敗、フローラ小川が新王者となる

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「まぐれです、でも、良かった・・・・」

フローラ小川がまさかのシングルベルト戴冠。決して素質の高い選手ではなかったが、特訓に次ぐ特訓を重ね、デビューから4年でついにあのダークスターを倒し、ベルトを巻いた。

2009年10月 5日 (月)

第789回 37年目3月 ファイヤーソウルシリーズ

37年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

(忙しくて、試合結果を書き留められてなかったので主要結果のみ報告します)

第7戦千葉大会メインで組まれたのがSPZ世界タッグ戦。王者グリズリー山本、中村真帆対フローラ小川、早瀬葵組。先月の横スペではノンタイトルで勝っている挑戦者チームだが、今回は早瀬が捕まってしまってあっさり合体パワーボムで敗北。勝負タイム14分8秒、王者組が初防衛に成功。

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SPZ世界タッグ戦(60分1本勝負)

グリズリー山本○、中村真帆(14分8秒、合体パワーボムからのエビ固め)フローラ小川、早瀬葵×

王者組が初防衛に成功

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そして最終戦さいたま大会メイン、今度こそ組まれたSPZ戦、王者佐久間理沙子に対するは挑戦者葛城早苗。しかしこんどは佐久間が気合をこめてかかってきて、怒涛の投げまくり攻勢。

「んー、やっぱり蹴りが当たらないと、ねぇ・・・・」
最後はローリングソバットでバランスを崩したところを鋭いボディスラムで投げられて敗北という締まらない結末。勝負タイム23分5秒、王者が初防衛に成功。

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SPZ世界選手権

佐久間理沙子(23分5秒、ボディスラムからの片エビ固め)葛城早苗

王者が初防衛に成功

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「来月、もう一回よ!」先月敗れた佐久間理沙子、翌月もう一回やって決着をつけるらしい・・・

2009年10月 4日 (日)

第788回 タイトル戦かけ忘れ37年目2月

37年目2月、「スノーエンジェルシリーズ開幕」

「吉田さーん、カンベンしてよ・・・」

今野ファウンダーが吉田広報部長に文句をたれる。第7戦高岡大会のマッチメイク、メインで組まれたのがWWCA世界戦、王者ダークスターカオスに対するは挑戦者フローラ小川。いくらなんでもパワーが違いすぎる。

「いやー、フローラ選手受けるのはうまいから沸くんじゃないかと思って」

しかし蓋を開けたら、ダークスターカオスのパワフルな攻めにフローラ小川なすすべなし。いいところなくあっさりと裏投げ2連発に散った。勝負タイム12分35秒。

―やっぱり、ダメだったか・・・

今野ファウンダー、このためだけに富山まで出向いたが娘の勝利はならなかった。

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最終戦横スペ大会、第2試合で波乱が、新人のジャスティスえちごが1期先輩のクラリッジ成瀬をドロップキック連発で攻め込み、最後は強烈な逆水平チョップで成瀬の戦意を喪失させ、トドメのドロップキックでカウント3を奪った。勝負タイム15分53秒。

セミファイナルのノンタイトル戦で珍事が。F小川、早瀬葵組がSPZタッグ王者のG山本、中村に勝ってしまった。フローラ小川のノーザンを中村返せず。

メインは新SPZ王者佐久間理沙子対葛城早苗のノンタイトル戦。

「ノンタイトルでやりたい。今の自分がどこまで通用するか試してみたい」

(本当はプレイ時にタイトル戦の付け忘れをやってしまった、葛城選手ごめんなさい)

葛城早苗、必殺のSPZキックを炸裂させる。そしてストレッチプラムをはさんで

「食らえ」
ジェットスマッシュ。カウント2.9で返した佐久間だが

「覚悟」
2度目のジェットスマッシュ炸裂。これで3カウントが入り、佐久間が敗れてしまった。これでベルトがかかっていたら王座移動になっていたところだが・・・勝負タイム16分51秒

「手ごたえはあった、来月はベルトを頂く」

2009年10月 3日 (土)

第787回 場外ビートエンド

年末のプロレス大賞、最優秀選手はグリズリー山本、最優秀新人はジャスティスえちごが選ばれた。

37年目1月

「新春ロケットシリーズ」開幕。四国地方を回るシリーズ。5戦目の岡山から西日本各地を転戦。

第6戦奈良大会でSPZ世界タッグ戦。王者佐久間理沙子、ミネルヴァ石川組に挑むのは先月のタッグリーグ優勝チーム、グリズリー山本・中村真帆組。

相変わらずグリズリー山本絶好調。一発一発に重さがある。
「ならば・・・石川さん!」

合体攻撃、サンドイッチラリアットでG山本に対抗するが、パートナーの中村もかなり力をつけてきており、ラリアットでG山本を援護する

「ぶっ潰す」
最後はG山本がジャーマン、バックドロップと畳み掛けてミネルヴァ石川を潰した。勝負タイム28分49秒、王座移動。G山本が2冠王に輝いた。

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第7戦新潟大会ではあばしりタッグ。藤島早瀬がリベンジならず、外人組マリア・マレン組みに及ばなかった。

そして最終戦新日本ドーム、メインは昨年9月以来のSPZ頂上決戦、SPZ選手権で王者グリズリー山本に挑むのは佐久間理沙子。

「今度も負けたら、山本さんのベルトには1年間挑戦しません」

自らを追い込んで新春決戦に挑む佐久間、いきなりジャーマン、フロントスープレックス2連発で先手を取る。ダメージを負ってからだとG山本の攻略は困難だと判断したか

―やられる前に、やる!!

そのあと佐久間ボディスラム3連発。

「んー、意外にに山本選手は投げられると、ダメージでかいんですよ、体重ありますから」

「テメェこのやろう」

あせったG山本、チョップ連打でペースを取り戻すと
「おらあああああ」

グリズリーボム、ラリアットで反撃開始。場内あーあの声。2発目のラリアットで佐久間の動きが止まってしまった。

「ぶっつぶうす」

グリズリー山本DDT。これで決まったかと思われたが佐久間がけんめいに場外エスケープ。
「逃さねえ」
G山本追って来て佐久間を捕まえる。しかしこれは誘い水だった。

不用意に組み付いてきたグリズリー山本をとらえて、

「うあーーーーーっ!!」

佐久間も場外ビートエンドという荒技を出してG山本を昏倒させる。この一撃が勝負の分かれ目になった。

佐久間、半失神状態のG山本をリングに戻して、
「てやああっ」
ノーザンライトスープレックスで投げつけた。

ワン、トゥ、スリー。
グリズリー山本、先ほどの場外ビートエンドが効いたのか返せなかった。勝負タイム26分25秒、王座移動。王者は4度目の防衛に失敗。

2009年10月 2日 (金)

第786回 37年目12月 夢のマスターズ戦

2045年12月25日、東京調布のギムレットホールで年末恒例の

SPZお笑い興行、今年は奇数年なので「夢のマスターズ戦」が開催された。引退した選手の同窓会兼おこづかい稼ぎイベント。

「メリー・クリスマス」

今年からマスターズ戦の執行責任者となったギムレット美月(42)が挨拶。

「本日は、年末のお忙しい中、SPZマスターズ自主興行、ストリートファイト2045にお越しいただきましてありがとうございます」

(チケットは破格の2,000えん)

「なお、本日出場する選手は、いずれも元プロレスラーでありますので、技のかけ方は忘却しておりますし、私ども実行委員会と致しましても怪我でもされたらうまくありませんので、頭から投げ落とす攻撃は禁止と致しました。」

(場内笑い)

「なお、本日の興行は株式会社スーパースターズプロレスリングゼットは無関係でありまして、このイベントの権限と責任はすべてギムレット美月にあります。そこのところもお含み置きください」

(場内失笑)

そしてゆるいバトルが全6試合開催された。

第1試合、霧島レイラ(SPZ27期)VSサキュバス真鍋(SPZ30期)

8月に引退したばかりの2人が対戦。SPZではほとんどシングル戦がくまれなかったカード。序盤はパワーを生かしてサキュバス真鍋を殴っていった霧島レイラだったが、サキュバス真鍋が

「しししっ、奥の手ーーーーー」

なんとセコンドの早瀬葵が投げ入れた消火器を噴射。年末お笑い興行なので何をやっても許される。

「ぐわあああっ」

消火器の直撃を受けた霧島レイラ、真っ白になって悶絶。すかさず丸め込んでフォール勝ち。勝負タイム3分11秒。

サキュバス真鍋、手下の藤島瞳・早瀬葵を呼び寄せ、アイドル商会3人でファンの歓声に手を振り、そのあと3人で「信濃なる千曲の川」を熱唱。

♪信濃、流れる、ちくま川

 川べり あなたの 少し後を歩く

想いは 川の流れのように だんだん ふくらんでゆく

あなたが踏んだこの小石

ただの小石でも

あなたが踏んだ石なら、宝石みたいに思えてきて

せつなくなる、だから

その石 拾って、ポケットにしまった・・・

ああ 信濃 流れる ちくま川

試合時間が短いので歌で場を持たせたか。

第2試合、歌合戦 若林太郎 VS 渡辺智美

「八王子みっどないと 八王子みっどないと 輝くネオン 飲む酒よぉぉぉ」

SPZとは長い付き合いの若林太郎さん(京スポ新聞 常務取締役)がリングに上がり、カラオケでの持ち歌「八王子ミッドナイト」を熱唱。もう60代なのだが、まだまだタイトルマッチの立会人を務める等元気。

「へたくそー やめてかえれー」

今野ファウンダーが野次を飛ばすが、若林氏も

「うるさいよ、黙って聞け」

とやり返す。

そのあと演歌歌手・渡辺智美(SPZ5期)が登場して、

「紅白出場が決まりましたっ」と報告。これには詰めかけたファンもどええええええ状態。いったいどんなずるい手を使ったのか。

「12月31日、この曲が全国に流れます!」

と言って、「夜行急行能登号」を熱唱。

「♪上野駅 16番ホーム

 ボンネットの 金沢行き夜行急行

きたぐにへ 旅立つ

ラウンジカー 流れる街の灯

能登 能登

夜行急行 能登~~~

夢路はるかに 闇を駆け行く

能登 能登

夜行急行、能登~~~」

続く第3試合、藤原和美(SPZ28期)が登場。

「帰ってきました!!」

ジャージ姿でファンに挨拶。引退してから4ヶ月しかたっていない。

対戦相手のギムレット美月(SPZ10期)を圧倒。最後はダブルアームスープレックスで投げきって3カウント。勝負タイム2分27秒。その試合が終わると休憩。

そして後半がスタート。

第4試合はライラ神威、コンバット斉藤(SPZ21期)が登場、DarkFraction再結成である。

「ウェハハハハハ」リング上で黒バットを振り回すパフォーマンス。

しかし対戦相手も強敵、ラッキー内田(SPZ16期)&武藤めぐみ(SPZ18期)組。

メインにしてもおかしくない一戦だったが、武藤は静岡でもう身体を動かしていないらしく、顔見世程度のファイト。コンバット斉藤相手に数発殴った程度。案の定3分で息切れして場外でうずくまってしまった。一方のコンバット斉藤は空手のコーチをしているだけあってまだまだ元気。ラッキー内田を蹴りでのけぞらせたあと、羽交い絞めにとらえる。

「ライラ・・・さん!」

連係攻撃をやる気かとざわつく館内。ライラ神威、ポケットから栓抜きを取り出すと、それをファンにアピールしながらコーナー2段目に登り、

「内田、氏ねおらああああ」

栓抜きを持った状態で動けない内田へダイブ!

「アッーーーーー」

瞬くフラッシュ

ダイビング栓抜きドロップが決まり、ラッキー内田悶絶。武藤は救援に入ることが出来ずこれで3カウントが入った。勝負タイム6分1秒。

「ウェハハハハハハ。石川町の居酒屋トムラウシ、飲みにこねえヤツは死刑だ」

自らが経営する居酒屋のチケットをばら撒きながら引き揚げるライラ様だった。

「うう・・・」

栓抜きの直撃を受けたラッキー内田、起き上がれず(やらせなのだが)担架で運ばれた。こちらにも温かい拍手が。

セミファイナル。仕事人イージス中森(SPZ20期)が登場。今年は手のあうケンドーカミスワ(SPZ22期・現上諏訪温泉地下プロレス所属)とのシングルマッチ。

「冬の行楽はワカサギ釣り。ドーム型観光船で爆釣できます!そして釣りの後は温泉でのんびり!上諏訪温泉へぜひお越しください」

試合前、カミスワが上諏訪温泉のマイクアピール。場内爆笑。

そのあとは地味なグラウンドでのレスリング。ジャージ姿のイージス中森32歳も奮戦。まだまだ若手選手をコーチしているだけあって地力はある。

しかし最後は15分くらいで息切れしてしまって、そこへ

「上諏訪温泉極楽絞め」

カミスワの変形スリーパーが炸裂。たまらずイージス中森はタップしてしまった。勝負タイム15分33秒。大技がまったく出ない地味なファイトだったが、これはこれでいい勝負だった。

そしてメインイベント、ハリケーン神田、斉藤彰子、八島静香の25-27期生トリオが登場。対戦相手は一回り年上のロイヤル北条(SPZ13期)、菊池理宇(SPZ11期)、成瀬唯(SPZ15期)組。

「せいっ」

現SPZ役員のロイヤル北条が豪快なキックで八島をたじろがせるものの

「おらあああ」

八島もぶちかましで反撃。大きく吹っ飛ぶR北条。菊池と成瀬はほとんど練習をしておらず一般人に近いので相手にならない。成瀬唯に至っては斉藤彰子の蹴りを食らって逃げ出してしまった。場内爆笑。菊池が丸め込みで斉藤をカウント2まで追い込むが、スピードがないので斉藤もきっちり返す。

「ぐわああっ」

菊池も八島さんのぶちかましを食らって悶絶。場外でうずくまってしまった。ロイヤル北条が孤立。これで勝負は見えた。

「氏ねーーートリシマリヤクーーー」

場内爆笑。八島さんのこの日何度目かのぶちかましでロイヤル北条悶絶。最後はハリケーン神田が特別出演。

「ゴッドハンド!!」

重たい裏拳を食らってバッタリ北条。これで3カウントが入った。勝負タイム9分20秒。

「やっぱり、プロレスは麻薬だね・・・またリングに上がりたいって思っちゃう」

いい汗を流した八島さんであった。

2009年10月 1日 (木)

今週の雑記

◆やばい。ラブプラスにハマってWASが進行しない。

 45年目10月で止まってしまいました。

◆会社でいろいろあって破壊衝動があるのか

 バイオハザード4を再放送で攻略してます。

 ガナード(寄生体ウイルスに乗っ取られた村人)相手に

 銃を乱射するのがたまらない。(やばいよ・・・)

◆全日本プロレス。小島選手が高山選手をラリアットで破り3冠王者に返り咲きました。

 渕正信選手はもう完全に月イチスポット参戦状態・・・チケットの売人と化したか。

◆10月11日(日)に「ハイライフいたばし」でWASオンリーの同人誌即売会があります。

僕、こういうところ行ったことないんですけどね。

面白そうだから顔出してみようかなとも思っています。

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