第790.1回 まさかの戴冠劇の翌日
フローラ小川まさかのWWCA戴冠
札幌大会翌日の京スポ新聞にはデカデカと報じられた。
38年目4月、札幌大会の翌日はオフ。
「いやー、まさかWWCAのベルト獲るとは思わんかった。ある意味うちのSPZベルトより価値がありまっからね。でもこれから大変だと思う。とりあえず今シリーズを無事に完走して欲しいね。」(今野ファウンダー)
今野ファウンダーは札幌で一泊した後、翌日の飛行機で帰京。
「んー、まあ、あれはマグレの部類。でも寝技のうまい人はああいう勝ち方たまにしちゃうんだよね。あたしも現役時代ハイブリッド南に良くやられた」(吉田役員)
吉田取締役は北海道のオフ、食べ歩いて過ごした。
「公開残虐ショーもやむなしと思って組みましたけど、やっぱりプロレスは強い選手がそのまま勝つとは限らないっちゅうことを改めて教えられましたね、これでこれからの展開が面白くなりそうです」(中森社長)
中森社長は札幌での所用をこなしたあと、急遽セッティングされたインタビューでフローラ小川に付き添い。
午後、札幌某所のフルーツパーラーで、京スポ新聞がベルト奪取一夜明けインタビュー。
フローラ小川、私服でいつもの営業スマイル。タイトル戦の疲れも表に出さない。外見で見ると母のひかる同様、とてもレスラーには見えない。どこにでもいそうな19歳の女の子である。
パシャッ、パシャッ
「良くあのカオス選手を倒してWWCAベルトを奪取できましたね」
「えっ・・・そんな、ま、まぐれです。」
「最後のSTFは狙ってたんですか?」
「いえ・・・相手の動きを良く見ようって思ったら・・・ああなりました」
「これからの目標を教えてください」
「これからが・・・大変だと思うんですけど、1試合1試合、ベストを尽くしていきます」
(聞き手:京スポ新聞・松崎記者)
「じゃあ最後に写真もう少し撮らせてください」
パシャパシャッ
「ふーーーー」
インタビューから解放されたフローラ小川、一息ついてアイスティーを口にした。
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その頃ダークスターカオスは、外人宿舎の「札幌ペパーミントホテル」で・・・
「フォオオオオオオオオオオオオ!許サン、フローラオガワ・・・八つ裂きにしてシュレッダーに放り込んでヤル!!」
くやしがっていた。
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