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2009年11月26日 (木)

第820回 39年目8月 真夏の祝祭(1)

39年目8月
恒例のSPZクライマックス。出場選手は以下の8名。

■「狂乱ベアー」グリズリー山本(23)

SPZ世界王者 7年連続7度目の出場 第34回・35回・第36回・第37回・第38回大会優勝
「全員ぶっ潰す!ワハハハハハ」

■「キラーマシーン」葛城早苗(22)

6年連続6度目の出場
「まあ、全力をつくします」

■「ビートエンドの女」佐久間理沙子(21)

4年連続4度目の出場
「エースたるもの、勝ち続けないとね」

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(20)

4年連続4度目の出場 。
「作戦通りに行けば勝算はあります。」

以下は予選会勝ちあがり組

■「うなる豪腕」ミネルヴァ石川(19) 

3年連続3度目の出場 B組1位通過
「頑張りますーーー」

■「悪魔の左手」ジャスティスえちご(17)

2年連続2度目の出場 A組1位通過
「せっかく出たので、一人でも大物食いをしたいと思います」

■「ナチュラルパワー」中村真帆(18)

2年連続2度目の出場 B組2位通過
「全力で戦うぞっ」

■「ど根性アイドル」早瀬葵(22)

3年連続4度目の出場 A組2位通過
「が、頑張りまっすっ!」

************************

第2戦大阪なにわパワフルドーム大会から地獄のリーグ戦がスタート。
中村(2点、掌底からの片エビ固め 27.47)早瀬

予選会AB2位同士の対決。力で押す中村。
「シャッ」
エルボーの重さも団体トップクラス。そしてひるんだところをスクラップバスター

―動き回れば、勝てる。

そう読んだ中村、早瀬のガス欠を狙って動き回る。しかし早瀬もベテランのうまさを見せて、中村のラリアット狙いを2回も切り返す。
―なら、地道に殴り倒す。

中村真帆、あまり大技に頼らず馬力を生かしたエルボー攻め、弱ったところをニーアタック。だんだん早瀬の集中力が切れていった・・・

「チェストーッ!」
しかし早瀬もふわっと飛んでの延髄で反撃。お互い大ダメージを負ったが、

「も、もう・・・あきらめろッ」

掌底でぶん殴って3カウント。唐突な結末に場内沸く。

「か、かいせつの吉田さん・・・」
「んー、まあ、いい試合でしたよ。でも最後がちょっとあっけなかったかもしれませんがアレが中村ですよ」

リーグ初戦から27分の大勝負。場内は俄然盛り上がった。そして次のカードは、本来ならドームのメインに持ってきてもおかしくないカード。

葛城(2点、カツラロック、17.34)G山本

先月の新日本ドームでのSPZ戦の再戦が大阪のセミ前で組まれた。

―出たとこ勝負で、行くしかない・・・
葛城早苗、前月の反省を踏まえ、掌底をごつごつ当てていく戦法でG山本の切り崩しにかかった。

「テメェコノヤロウ!!」

G山本、流血に追い込まれて怒ったのか、突如エンジンを全開させグリボム、ラリアット、DDTの大技攻勢。大阪のファンはヤンヤの歓声。

しかしこれを耐え切った葛城が奥の手を出してきた。倒れ伏す葛城へ手を伸ばしたところをうまくグラウンドに引きずり込んで、変形のSTF「カツラロック」に捕らえた。この技は本人もめったに使わない。

「・・・・」

グリズリー山本、思わぬ痛め技で完全に虚を突かれた。無念のギブアップ。G山本、初戦敗北で6連覇に暗雲がががが。

「か、かいせつの吉田さん・・・」

「んー、葛城は狙ってたんでしょうかね。裏技で決める作戦を」

F小川(1点、時間切れ引き分け)Jえちご(1点)

「どうだっ!!」
ジャスティスえちご、相手がSPZ戴冠経験のある選手でも臆せず頭突きをガスガス入れてゆく。

「んー、ああいう攻めかたされるとフローラ小川は弱いんですよ。えちご選手よく考えて闘ってますねぇ」

ジャスティスえちご、中盤までは互角以上のファイト。フローラ小川、グラウンドに活路を見出すもえちごの突進を止められない。最後はお互い決め手を欠き時間切れドローとなった。

「んーーーー、はぁ、フローラ小川ねぇ、3年目の選手に時間切れ引き分けですか。ファイトスタイルがああだから仕方がないのかもしれませんけどね、ここで2点を奪えないようでは優勝は覚束ないですよ」

かいせつの吉田龍子が辛口コメント。

佐久間(2点、ラリアットからの片エビ固め 13.13)M石川

佐久間が横綱プロレスを見せて快勝。最後は佐久間が逆転を狙って仕掛けたラリアットを見切ってかわし、逆にラリアットをぶち込んで3カウント。

第39回SPZクライマックス、6連覇を狙ったグリズリー山本が黒星スタートの波乱。

(続きます)

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