第817回 39年目6月 イス取りGAME
39年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会。出場者は以下の8名、2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロックの得点上位2名が本大会に出場できる
(Aブロック)
早瀬葵(前回本大会4点)
ジャスティスえちご(前回本大会2点)
ジャンヌ永原(38期)
ミシェール桜井(40期)
(Bブロック)
ミネルヴァ石川(前回本大会4点)
中村真帆(前回本大会2点)
クラリッジ成瀬(36期)
ラズベリー(36期)
初戦山口大会。Aブロックから
早瀬(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 10.29)ミシェール
デビュー2戦目で予選会というチャンスもらったミシェール桜井、新人らしくタックルやボディスラム、ドロップキックを繰り出したが、余裕で受けきった早瀬、相手のスタミナがなくなったのをみはからってシャイニングウィザード。この一発で勝利。
続いてBブロックリーグ戦。
M石川(2点、パワーボムからのエビ固め 8.21)ラズベリー
ちょこまかと動き回ったラズベリーだが、やはり石川のパワーに太刀打ちできず、タックルで吹っ飛ばされてコブラツイストで悲鳴をあげる。フィニッシュはパワーボムだった。
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第2戦くにびき大会。予選会Aブロックリーグ戦。
Jえちご(2点 パワーボムからのエビ固め 11.01)J永原
力ではジャスティスえちごが断然上。ジャンヌ永原もジャーマン、ノーザンのスープレックス攻勢ででえちごを慌てさせたが、
―こんなところ手こずってられない。私はトップを取るんだ!!
渾身のパワーボムで白星スタート。
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第3戦は鳥取大会。Bブロックリーグ戦
中村(1点、時間切れ引き分け)C成瀬(1点)
「いてこましたる」
クラリッジ成瀬、相手の力攻めを懸命にしのいでストレッチプラムで反撃もギブアップを奪えず、そのまま時間切れドローとなった。
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第4戦神戸大会。Aブロックリーグ戦。
Jえちご(4点、パワーボムからのエビ固め19.21)早瀬(2点)
―予選会は今年で最後にする!!
ジャスティスえちごがはつらつとした攻め。早瀬の延髄2発でぐらついたが、最後はパワーの差を見せて、タイガードライバー、パワーボムと大技を畳み掛けて勝利。2勝目を挙げたえちご、残る相手は新人の桜井なので予選会通過をほぼ決めた。
神戸大会メインはあばしり戦。王者クラリッジ成瀬、ジャンヌ永原に挑むのは中堅外人グレースハン&アイドル外人カトリーヌチャン。
―関西でウチが負けるわけにはいかない。カトリーヌさんを倒す。
しかしカトリーヌチャンもきっちり分をわきまえて適当に攻防をやってからグレースにタッチ。そしてグレースが鋭いキックを連発。最後は27分39秒、強烈なカカト落としでジャンヌ永原がやられてしまった。王座移動。まあ喫茶店ベルトだからよいが・・・
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第5戦は福井大会、Bブロックリーグ戦
M石川(4点、パワーボムからのエビ固め 25.08)中村(1点)
ミネルヴァ石川2勝目、おっとりとしたファイトながら中村に決定打を許さず、最後は中村の息が上がったところをパワーボムで退けた。これでミネルヴァ石川も2位以内がほぼ確定。
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第6戦は金沢大会、Aブロックリーグ戦。
J永原(2点、ジャーマンSH 8.47)ミシェール(0点)
これはジャンヌ永原の快勝。ジャーマンで余裕の勝利。
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第7戦は富山高岡大会。Bブロックリーグ戦。
C成瀬(2点、時間切れ引き分け)ラズベリー(1点)
脇固めで腕を壊しにかかったクラリッジ成瀬、しかしラズベリーもロープを背にして戦い決定的チャンスを作らせない。そしてネックブリーカーで反撃。そしてステップキック。きょうのラズベリーは実にいい動き、そのまま時間だけが過ぎて30分タイムアップドロー・・・
「この引き分けは、負けに等しいねん」
クラリッジ成瀬、最終戦はミネルヴァ石川戦を残しているが、もうこれで勝つしかなくなった。
最終戦を残して戦績は下記の通り。
Aブロック:ジャスティスえちご4点、早瀬葵2点、J永原2点、ミシェール桜井0点
Bブロック:M石川4点、クラリッジ成瀬2点、中村真帆1点、ラズベリー1点。
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高岡大会メインはSPZタッグ戦、
王者グリズリー山本、中村真帆に挑むのは葛城早苗、ジャスティスえちご組。試合は中村とえちごが真正面からやりあう力のこもった展開。
「覚悟」
葛城のジェットスマッシュが中村をたじろがす。こうなるとG山本が矢面に立つしかない。
「いくぞ」
葛城のSTOがさくれつ、G山本をマットに這わせる。最後は中村とジャスティス越後の局面、
「くらえっ」
えちごがローリングソバット。もんどりうって倒れる中村。そのまま押さえ込んで3カウントが入った。G山本のカットはうまく阻止された。
これで王座移動、葛城早苗、ジャスティスえちご組がSPZタッグ王者に輝く。
勝負タイム59分55秒の激戦。
(続きます)
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