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2009年12月31日 (木)

訃報

殺人医師 スティーブ・ウイリアムス 死去(享年49)

数年前から喉頭がんで闘病中でしたが、

ガンとの壮絶な闘いに敗れてしまいました。

なんということだ。

90年代の全日本を支えた名選手が、またひとり、ああ・・・・

ハンセン、ゴーディと並ぶ全日本ガイジンの看板が・・・・

ゴーディとの「殺人魚雷コンビ」は最強のタッグチームだったのですが・・・・・・

あの殺人バックドロップは忘れられない。

もうこれで「勇士の叫び」をプロレス会場で聴くこともできない・・・

合掌。

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下記は92年3月の武道館大会メインイベントの観戦記

ダブルメインイベント2試合目は、当時無敵状態だったゴディ、ウイリアムスの「殺人魚雷コンビ」にジャンボ鶴田・田上明の日本人エースコンビが挑む試合。鶴田・田上はジャンボ鶴田のテーマ「J」に乗って入場。「ツールータ、オー!」の大合唱が沸き起こる。一方のゴディ・ウイリアムスはキッスの「勇士の叫び」のテーマに乗って入場。客席からは「ウォーオーオ、オーオ!」の大合唱。この外人チームを応援するファンもけっこう多い。

ゴディ・ウイリアムスは個々の力ではハンセンの一枚下だが、かなりの実力を持っており、ハンセンが概してパートナーに恵まれないのに対してゴディ・ウイリアムスは連係もそつなくこなし、チームワークも抜群なので外人最強コンビであった。対する鶴田組は鶴田の無敵ぶりは誰もが認めるところだが、パートナーの田上がまだ若く、4人の中ではいちばん力が劣っていることから、大方の予想は鶴田が試合を決める前に沈められてしまうだろうというものだった。

試合はゴディ・ウイリアムスが一方的に押す展開となって、田上が外人組に捕まる展開となった。試合中盤で決められた合体パワーボムで勝負あったかと思われたが、落とす際に体勢がすこし崩れたこともあり、田上がカウント2で返した。どよめく館内。その後は田上の粘りもあって一進一退の攻防が続き、試合は30分を越えるロングマッチになった。ここでゴディが場外転落、ここで田上が捨て身の場外トペを敢行。120kgのダイブを受けたゴディ。リング外に横たわる田上とゴディ、リング上はウイリアムスと鶴田の一騎打ちの様相となり、鶴田がバックドロップ、ウイリアムスはカウント2で返す。今度はウイリアムスのバックドロップ。鶴田もカウント2で返す。だが最後は鶴田が2発めのバックドロップでウイリアムスからフォールを奪った。

頭を押さえながら引き揚げるウイリアムスとゴディ、リング上ではチャンピオンベルトを巻いた鶴田と田上が恒例の「オー」の大合唱。鶴田軍が無敵の外人チームを下したので館内のボルテージも頂点に達した。私も満足してオーの大合唱のあと、武道館をあとにした。

第841回 もうすぐ40周年

(きょうは書き下ろし)

「Sクラも、もう40回目か・・・」

日本有数のプロレス団体「SPZ」(スーパースターズ・プロレスリング・ゼット)の創業者、今野氏は本社4階のファウンダー室でお茶を飲んでいた。

2009年に横浜の赤レンガ倉庫で旗揚げしたときは1000人も集まらなかったのだが、いまや首都圏だけでドーム興行を年8回開催するメジャー団体となった。

「ゴホッ・・・・ことしもこれから暑くなるかな」

さすがに70代中盤に差し掛かった今野ファウンダー、頭髪はなくなり、出歩くのも億劫になってきたのでSPZの興行には首都圏にしか顔を出さない。若い頃SPZを立ち上げるに当たり相当無理をしたため、持病の不整脈は悪化し、いつしか病院通いが欠かせなくなった。

いまは業務を持たず、タイトルマッチ発表などの記者会見のときに座っているのと、古くから付き合いのある来客とお茶を飲むのが仕事といえば仕事。

今野ファウンダー、お茶を飲んだあとは、中森社長から頼まれていたプログラムの原稿「SPZクライマックス40回目によせて」という一文をパソコンへ打ちにかかった。

2時間後、

「やれやれ、もうこんな時間か」

夕刻が迫り、そろそろ退社してもいい時間だ。

「あーもしもし、ひかるさん?そろそろ上がるから、うん、そう、じゃあ戸塚のキレットに6時で、んじゃあ」

今日はひさしぶりに妻のひかる(SPZ1期)、娘のフローラ小川(SPZ34期)と一家揃ってカラオケに行く予定である。

「さ、歌いにいくか・・・」

今野ファウンダー、上着を羽織って、SPZ本社ビルを後にした。

******************************

2時間後、SPZ御用達のカラオケスナック「キレット戸塚」で・・・

「飛び散る鮮血、ウォォォー、イーエアー、スプラッターな日々を壊す壊す・・・」

今野ファウンダー、年甲斐もなくスプラッターな曲を熱唱。ひかるとフローラ小川、そして後輩のジャスティスえちご(タダメシを喰いについてきた)は「また始まったよ」と苦笑。

「あーあー引き裂かれるぅー、どこまでも続く落下感ーーーアーウ!!」

ヘッドバンギングも冴えわたる紺のファウンダー。頭をものすごい勢いで前後させる

「砕けーそうなー意識ーつなげーーーーアーゥ!!」

ようやく今野ファウンダーの持ち歌「殺戮集団都市」が終わり、サビ部分がフェードアウトしたところで、

「う、ぐあっ!!」

バタ。

2048年7月2日、20時2分、SPZ創業者・今野ファウンダー倒れる。転がるマイク。今野ファウンダーは胸に手を当てたまま苦悶の表情。

「か、和弘さん・・・・・あ、だめ、救急車!!」

のちにSPZを襲った激震は、この瞬間に端を発したのである・・・・

***********************************

本年も「WAS没頭中」サイトへのご訪問ありがとうございました。

筆者 konno

2009年12月30日 (水)

今週の雑記

◆こえでおしごと(紺野あずれ)3巻が発売。

性知識にうとい16歳の女子高生がエロゲー声優に挑戦。無茶苦茶な展開で読む側を抱腹絶倒させる名作、ついに第3巻が出てしまいました。

主役の柑奈ちゃんがコミケに企業ブースに出陣。ゲームの主題歌を披露したのはいいが、歌詞中のやばい台詞をそのまま、大勢の観客の前で

「ご主人様ー、私の×××× 使ってくださーい!」と言ってしまう!!

◆小売業なので年末年始もお仕事。助けてくれ。

◆新春恒例の箱根駅伝。私の出身校のS大学は優勝争いはおろかシード権も厳しいという状態。1区で走ってテレビに映ってくれよ。

◆2009年も何とか生き延びられそうだ。

今週はこんな感じ

2009年12月29日 (火)

第840回 40年目6月 イス取りゲームは続く

40年目6月

第6戦は岐阜大会。ここからBブロックの予選会。

中村(2点、ラリアットからの片エビ固め 8.27)M桜井

右ひじを痛めており、シリーズ5戦目までを欠場して予選会のみ参戦した中村だが、痛がるそぶりも見せずに攻め込み、

「もうあきらめろ」

ラリアットを叩き込んで勝利。

M石川(2点、パワーボムからのエビ固め 15.37)J永原

若手期待の星のジャンヌ永原が佐久間のパートナー、M石川と対戦、かなりいいところまで行ったのだが力負けし、パワーボムに沈んだ・・・

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第7戦は長野大会

M石川(4点、ラリアットからの片エビ固め 7.47)M桜井(0点)

ミネルヴァ石川が手堅く2勝目。

中村(4点、掌底からの片エビ固め 15.47)J永原(0点)

中村真帆が力を生かし、試合を優位に運ぶ。しかしジャンヌ永原もジャーマン、ノーザンで反撃、これを受けきった中村が

「もうあきらめろ」

掌底一閃。これでカウント3が入った。これでBブロックは中村、ミネルヴァ石川の予選会突破が確定。

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最終戦はさいたまドーム大会。予選会Bブロック最後の2試合

J永原(2点、タイガーSH 7.06)M桜井(0点)

ジャンヌ永原がスープレックス攻勢で快勝。これで7月のプレーオフ進出を決めた。クラリッジ成瀬と本大会出場権最後の1枠をかけて争うことになる。

M石川(6点、ラリアットからの片エビ固め 25.36)中村(4点)

ドームのセミでこのカードが組まれた。既に本大会出場を決めている両者だが、お互いのプライドをかけて対戦。力のこもった好勝負、最後はM石川がラリアットで粘り勝ち。

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さいたまドーム大会メインは客寄せのために組んだWWCA選手権、王者ダークスターカオスに対するはフローラ小川。

「あんなモヤシは、片手でひねりつぶしてやる、フフフフフフ」

SPZ王者・佐久間欠場の今シリーズ、ドームのメインにはこのカードを持ってくるしかなかった。例によってダークスターカオスのパワフルな攻撃を懸命に耐えるフローラ小川。

「フフフフフフ」

フローラ小川、パワーボム、裏投げは2.9で返す粘りを見せたものの、続くニーリフトにやられてしまった。なんという予定調和。勝負タイム22分55秒。

2009年12月28日 (月)

第839回 40年目6月 予選会Aブロック

40年目6月

2冠王佐久間理沙子が腰痛を訴え欠場。

恒例のSPZクライマックス予選会。2ブロックに分かれてのリーグ戦。

(Aブロック)

ジャスティスえちご(前回本大会6点)
早瀬葵(前回本大会0点)
クラリッジ成瀬(36期)
ラズベリー(36期)

(Bブロック)

ミネルヴァ石川(前回本大会4点)
中村真帆(前回本大会3点)
ジャンヌ永原(38期)
ミシェール桜井(39期)

2ブロックに分かれてリーグ戦を行う。今年の本大会出場枠はグリズリー山本退職によるシード権喪失で「5」のため、各ブロックの2位までが自動通過で3位は7月のプレーオフで最後の1枠をかけて対決ということになった。

3戦目は浜松大会から予選会スタート。

早瀬(2点、ラリアットからの片エビ固め 20.51)ラズベリー

アイドルレスラー同士の対戦は盛り上がった。お互い軽い身のこなしでファンを魅了。しかし最後は経験の差が出て早瀬が延髄でペースを握り、それなりに力の入ったラリアットで白星を挙げた。

Jえちご(2点、ダークレフトからの片エビ固め 9.09)C成瀬

「いまさら予選会って感じもしますが」
ジャスティスえちご、軽く対戦相手のC成瀬を一蹴。

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第4戦は三重大会。

早瀬(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 28.16)C成瀬(0点)

良く手数を繰り出した早瀬が28分の長期戦の末シャイニングウィザードでカウント3を奪った。最古参ながらいい動き。これで2勝目を挙げ、本大会出場をほぼ確実にした。

Jえちご(4点、ダークレフトからの片エビ固め 13.02)ラズベリー(0点)

「たーっ!!」

果敢にもドロップキックを連発していったラズベリーだったが、動きが止まったところを捕まってしまってあとはもう残虐ショー・・・これでえちごも本大会出場を決めた。

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第5戦は和歌山大会。

C成瀬(2点、ストレッチプラム 13.10)ラズベリー(0点)

勝ったほうが来月のプレーオフに残れる大一番。

「いてこましたるっ」

C成瀬が気魄のこもった攻め。しかしラズベリーも躍動感あふれる動きでリングをかけまわる。しかしフィニッシュは突然に、

「うわ、痛い、もうダメ・・・っ・・・」

クラリッジ成瀬のストレッチプラムでラズベリー、こらえきれずギブアップ負け・・・

Jえちご(6点、フライングニールキックからの片エビ固め12.19)早瀬(4点)

すでに本大会出場を決めている両者の対戦。ジャスティスえちごが余裕の試合運び。最後は落ち着いてフライングニールキック一閃。これでAブロック1位通過を決めた。

2009年12月27日 (日)

第838回 グリズリー山本の退職

40年目5月シリーズ

最終戦横スペ大会。セミ前から3大シングルマッチ。

セミ前は葛城早苗対ジャンヌ永原。若いジャンヌ永原の攻勢を真っ向から受けた葛城、ジェットスマッシュで大ダメージを与える。しかしジャンヌ永原もジャーマンで反撃。

「覚悟」

これ以上受けられないと判断した葛城、2度目のジェットスマッシュ。しかしジャンヌ永原2.9で返す!

ドドドドド

―自信なくしますね。

葛城早苗、動揺を表に出さず、もう一度ジェットスマッシュをたたきこんで3カウントを奪った。勝負タイム15分57秒。

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セミファイナルはグリズリー山本、休養前の最終試合。

「禿山の一夜」が横スペに流れる。場内は大歓声に包まれた。

次戻ってくるのはいつになるかわからないし、会社に残ってというのもG山本は断ったのでSPZからも退職という形となる。対戦相手は37期生、前SPZ王者ジャスティスえちご。

えちごの打撃を懸命に受けてから、

「うぉおおおお」

ブレーンバスター2連発。実に豪快。そしてラリアットを叩き込む。動きはともかく力は健在。しかしジャスティスえちごもタイガードライバーで反撃。両者ダウン。そのまま30分時間切れドローとなった。

「ハァッハァッハァッハァッ・・・・・・」

試合終了後、八島静香、中村真帆が駆け寄る。グリズリー山本、しんどそうに起き上がると一礼し、花道を引き揚げた。

「さあ、これからは、怪我との勝負だ・・・」

**************************

メインはSPZ戦、王者佐久間理沙子に挑むのは元王者フローラ小川。ベビーフェイス同士の対戦だ。

試合開始早々、スリーパーで先手を取るフローラ小川、ならばと佐久間もジャーマンでお返し。そのあとシビアなグラウンドの攻防が続き、そのあとエルボーの応酬。

しかしレスリングなら佐久間が何枚も上、フロントスープレックス、ノーザンの波状攻撃でフローラ小川を追い込んで、ジャンピングニーで痛打。フローラ小川、悪いときのズルズルパターン。

「これで・・・・・・決めます」

フローラ小川、STF、ドラゴンスリーパーで勝負をかけたが、耐え切った佐久間理沙子、隠しムーブのゴールデンクラッシュで3カウントを奪った。勝負タイム42分58秒、王者が初防衛に成功。

フローラ小川、「らしく」攻めて後半あわやという場面まで作ったのだが・・・

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メイン終了後、グリズリー山本の退職挨拶。

「またいつか、何年先、何十年先になるか分かりませんが、足を治してもう一度、グリズリー山本として、リングに戻ってきます!」

グリズリー山本

SPZ31期生

2039年4月16日、釧路アリーナ大会での対RIKKA戦でデビュー。2048年5月25日、横浜スペシャルホール大会での対 ジャスティスえちご戦でSPZを退職。稼動月数110ヶ月、出場試合数(概算)796試合

タイトル歴

第95代SPZ世界王者

第99代SPZ世界王者

第102代SPZ世界王者

第104代SPZ世界王者

第107代SPZ世界王者

第109代SPZ世界王者

(SPZ王座防衛回数 26 歴代3位)

第86代・第88代・第90代SPZ世界王者(パートナーは中江里奈)

第93代・95代・97代SPZ世界王者(パートナーは中村真帆)

第61代あばしりタッグ王者(パートナーはナイトメア神威)

第35回SPZクライマックス優勝

第36回SPZクライマックス優勝

第37回SPZクライマックス優勝

第38回SPZクライマックス優勝

第39回SPZクライマックス優勝

第35回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは中江里奈)

第36回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは中江里奈)

第37回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは中村真帆)

2009年12月26日 (土)

第837回 グリズリー山本 7連勝

40年目5月

「右ひざが・・・限界です・・・」

グリズリー山本が休業を表明。このまま動けないままファイトしても、もどかしいだけと判断して、しばらくマットを離れて手術に踏み切るらしい。

「ちょっと設立遅すぎない?、へへへへー」

ジャンヌ永原にファンクラブができた。

*************************

第1戦長崎大会ではメインにグリズリー山本VSフローラ小川。グリズリー山本の右ひざには特注のニーブレスが装着されていた。
「UAAAっ」

グリズリー山本、フローラ小川の攻めやすさに乗じて攻め込み、裏投げで追い込む。最後は

「ぶっ潰す」

DDTでフローラ小川を沈めた。勝負タイム28分3秒。

第2戦佐賀大会でもメインでグリズリー山本はSPZ王者の佐久間と激突。ノーザン2連発をこらえて持ち前の力技で佐久間を追い込み、なんとこの日2発目のグリズリーボムで3カウントを奪ってしまった。

「ウァハハハハ、もっと強いやつはいねえのか!」

敗れた佐久間は呆然の表情。SPZ女王がシングルでまさかの敗北。これでベルトがかかっていたら王座移動になっていたところ。勝負タイム23分23秒。

―もう過去の人だと思っていたのに・・・くっ・・・

グリズリー山本、第3戦熊本大会でも葛城早苗を圧倒し、

「おらああっ」
カウンター気味の掌底でカウント3を奪った。SPZの上位どころを相手に3連勝。
「ワハハハハハ、葛城なんかたいした事ねえよオラッ」

勢いに乗るグリズリー山本は第4戦鹿児島で中村真帆、第5戦宮崎でミネルヴァ石川、第6戦大分別府でジャンヌ永原を撃破。SPZクライマックスで優勝しつづけたかつての快進撃がよみがえったか。

グリズリー山本、第7戦カイメッセ大会では八島静香と対戦、

―手術が成功したら、またSPZに戻ってこいよ。

八島とも力のこもった攻防を展開。最後はグリズリー山本がDDTをズバリ。これでシングル7連勝。とても休業前とは思えない。

*************************

山梨大会メインはSPZタッグ戦、王者佐久間理沙子、ミネルヴァ石川に対するはジャスティスえちご、葛城早苗組。

「言い残す事は、ないかーーー」

ジャスティスえちご、先月のSPZ戦の恨みを晴らすかのようなゴートゥベッド。しかし佐久間も立ち上がって反撃。

「行くぞ」

葛城早苗も殺人ヒザ魚雷で存在感を発揮。しかし佐久間理沙子が伝家の宝刀ビートエンドで葛城をたたきつける。

「えーい!」
ミネルヴァ石川もラリアットをえちごにたたきこんでアシスト。最後は4人が入り乱れるらしい展開。しかし冷静に葛城を捕まえた佐久間、ノーザン2連発で3カウントを奪った。勝負タイム57分16秒の激戦を制した。

「危なかったけど、勝てたようね・・・」

これで3度目の防衛に成功。

2009年12月25日 (金)

第836回 ゴートゥベッド対ビートエンド

40年目4月
新人スカウトで白石なぎさ獲得。あとは有望な新人がおらず、どうしようかと思案に暮れているところへまた奈良田の忍者養成所から推薦があったので、新倉清江15歳を採用。リングネームは2代目REKIも考えたが、紛らわしいので出身地そのまんまのNARATAと命名された。

「旗揚げ39周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。

シリーズ第1戦どさんこドーム大会で新人の白石なぎさデビュー戦。緊張からか白石、ほとんど何も出来ず、あっさりとクラリッジ成瀬の腕ひしぎに敗れた。

シリーズ第3戦名古屋しゃちほこ大会であばしりタッグ戦。王者チームジャンヌ永原、クラリッジ成瀬に対するはベテラン外人コンビ、マユリシアター&ジョディビートン。

ビートンが落ち着いた試合運び。力のこもったブレーンバスターでクラリッジ成瀬を投げる。ジャンヌ永原にはフロントスープレックス。なかなかいい動きを見せる。

「いてこましたるっ!」

しかし最後はクラリッジ成瀬が乱戦の中、ジャンヌ永原に指示を出しての合体パイルドライバー。これでジョディビートンを沈めた。勝負タイム27分49秒。

なにわパワフルドーム大会では客寄せのためのケンカマッチ?としてメインに葛城早苗VSグリズリー山本が組まれた。葛城が蹴りまくればグリズリー山本はグリズリーボムで応戦。この試合は大いに盛り上がった。

「ぶっつぶうす!」

最後はグリズリー山本、2度目のグリズリーボムで葛城を沈めた。勝負タイム20分46秒。

********************************

第6戦九州ドーム大会、メインではSPZタッグ戦。王者佐久間理沙子、ミネルヴァ石川に挑むのはフローラ小川、ジャンヌ永原組。あばしり王者のジャンヌ永原、SPZタッグベルトを巻くことはできるか。

「エースたるもの、勝ち続けないとね。」

最終戦でSPZ王座挑戦が決まっている佐久間理沙子、2冠王のためにも負けられない。相手が実力者のフローラ小川でも、軽快にボディスラムで投げまくる。代わったジャンヌ永原にもノーザンライト。グリズリー山本が衰えを見せて、佐久間がこの団体のエースにのし上がったようだ。デビュー7年、選手としてもっとも脂ののった時期である。

しかしジャンヌ永原も一発狙っていた。自慢のジャーマンで佐久間を投げきる。

「くっ」

頭を打ってしまった佐久間、ひとまずミネルヴァ石川にタッチ。長々とファイトしたのでミネルヴァ石川休養充分。そしてミネルヴァ石川がひとしきり闘ってつないだ後、佐久間が再登場。

「いつものやつ、いきます!」

ビートエンド炸裂。この一撃でジャンヌ永原の意識が飛んだ。ロープ際だったので佐久間、フォールには行かず、リング中央まで引きずってからバイオドライバーでトドメを刺した。もちろんM石川はフローラ小川のカットを阻止。勝負タイム28分34秒、王者組みが2度目の防衛に成功。

************************

第7戦京都大会、第1試合でNARATAのデビュー戦。そこそこNARATAの攻めを受けたクラリッジ成瀬がジャンピングニーで勝利。
「ま、まあ、ウチにかかればこんなもんよ!」

勝負タイム11分44秒。敗れたとはいえNARATA、フェイスクラッシャー連打でC成瀬を慌てさせたのだからたいしたもの。

最終戦は新日本ドーム大会。

セミファイナルはSPZ39周年記念特別試合、フローラ小川、コバトフ、早瀬葵対グリズリー山本、葛城早苗、マユリシアター組。日本人外人ごっちゃくたの6人タッグ。次々とタッチが交わされ、いろんな顔ぶれの対決にファンは声援を送った。
「えいっ」
フローラ小川とコバトフのサンドイッチラリアット。夢の連係だ。これで動きが止まった葛城、シャイニングウィザードを食らってダウン。

「これで決めます」
フローラ小川の、ストレッチプラム。たまらずマユリとG山本がカットに入るがコバトフと早瀬がうまくさばく。懸命にこらえた葛城だったが根負けしてギブアップ。勝負タイム12分40秒。

******************************

そしてメインはSPZ戦、新王者ジャスティスえちご、最初の防衛戦の相手は元SPZ王者佐久間理沙子。

―やるしかない。相手が誰でも・・・

いきなり最強の挑戦者を迎えたジャスティスえちご、さすがに表情が硬い。

「かいせつの吉田さん、面白いカードですね。ビートエンド対ゴートゥベッドですよ。互いに相手を眠らせる手を持っているわけですから」

「んー、こうなってくると総合力ちゅうか、幅の広さが勝敗を分けますから、まあゴートゥベッドが入らない限り佐久間でしょう。」

吉田龍子のズバリ解説。佐久間の勝利を予想。

やはりタイトルマッチ大一番に場慣れしている佐久間が優位に立ち、ノーザンで追い込む。

「これで終わりにしてやろう」

Jえちご、ゴートゥベッドを繰り出すが当たりがいまひとつ。受けきった佐久間、平然な顔して起き上がる・・・

「そんな、効いてない・・・っ・・・?」

「いつものやつ、行きます!」

佐久間理沙子、一瞬棒立ちとなったえちごに組み付いてビートエンド一閃。これで試合は終わった。勝負タイム23分49秒。

2009年12月24日 (木)

2009年プロレス界10大ニュース

独断と偏見で選んだ。全日偏重なのはカンベンしてください。

第10位:ハッスル崩壊

新たなプロレス興行の可能性を模索したハッスルでしたが(一般人にはかなり浸透していたのに・・・)ストーリーと資金繰りに詰まって崩壊・・・

第9位 G1クライマックスで真壁初優勝

 中邑のボマイェが猛威を振るった記憶しかないのだが、最後に優勝をさらったのは真壁だった。

第8位 渕正信デビュー35周年

 全日本一筋、ひとつの団体に35年もいるとは、これはこれですごいこと。

第7位:百田光雄ノア退団

 ノア田上社長・・・内部でいろいろあったんだろうな。6時半の男として名選手だったんだから引退興行くらいやって欲しいものです。

第6位:荒谷望誉、41歳で引退

 まだやれるとは思うが、ふつうのおじさんとしての生き方を選んだ。プロレスラーも一部のスター以外はあまり儲からないんだろうな。

第5位:中西学 IWGPシングル王座戴冠

 ちょっとの間だけでしたけど。

第4位:曙、浜亮太 アジアタッグ奪取。

 肉弾コンビ。対戦相手はたまらないだろうな。

第3位 船木誠勝、全日本参戦。

 Uスタイルから純プロレスへの適応は簡単なのか。先日後楽園で見た限りではあまりぱっとしなかったが・・・

第2位 蝶野正洋デビュー25周年

 もうそんなに経ったのか。

第1位 三沢光晴、試合中の事故で死亡

 今年のプロレス界でもっとも悲しむべき出来事である。合掌。

2009年12月23日 (水)

メリークリスマス2009

◆寒い・・・・

今年は寒さが厳しい。夜PS2をやる気も起きない状況です。

◆大相撲初場所は1月10日初日

at両国国技館。千代大海の(ひょっとすると魁皇も)最後の雄姿を胸に焼き付けろ。

◆X年連続ひとりきりのクリスマスイブ

自分へのご褒美にグッチのベルトを(39800えん)買いました。

今週はこんな感じ。

2009年12月22日 (火)

第835.1回 39年目4月 間奏曲

首尾よくフローラ小川を病院送りにしてSPZベルトを戴冠したジャスティスえちごだが、プレスリリースされた次期シリーズの初防衛戦の相手を見てため息。

「やはり・・・・」

現段階で最強の挑戦者、SPZ33期・佐久間理沙子。

フローラさんとは合い口が良かったというのもある。しかし佐久間さんには・・・

まだ一度もシングルで勝ったことがない。

投げ技攻勢の苛烈さ。危険な大技をいくつも持っている厄介な相手

「やるしかない、相手が誰でも・・・・」

ジャスティスえちごに訪れた新王者最初の試練。

*************************

SPZ30期、かつての絶対王者グリズリー山本は深刻な表情。

「ヒザが・・・・言う事をきかん・・・」

元々爆弾だった右ひざの痛みは慢性化し、どうにもならぬ状況に陥った。サポーターで補強しても痛いものは痛い。

2009年12月21日 (月)

第835回 39年目3月 さいたま決戦(下)

39年目3月シリーズ最終戦 さいたまドーム決戦(下)

ここから恒例の3大シングルマッチ。

セミ前は葛城早苗対ジャンヌ永原。38期生のジャンヌ永原も実力をそれなりにつけてきたので4強の一角、葛城早苗と当てた。しかしジャンヌ永原、まだまだシングルマッチでペースを作ることができず、葛城の掌底を食らって流血に追い込まれる。

「どうした。もう終わりか。」

葛城早苗、余裕の表情でジャンヌ永原の反撃を受けきって、最後は力の差を見せ付けるようにスクラップバスターでカウント3を奪った。勝負タイム13分33秒。

************************

セミファイナルは佐久間理沙子対コバトフ。

負傷欠場明けの佐久間、復活をアピールするために勝っておきたいところ。コバトフのねちっこい責めに苦しんだものの、ジャンピングニーで体勢を立て直すやローリングソバットでフォール勝ち。勝負タイム14分36秒。G山本、葛城の力の衰えが激しいので次期SPZ王座挑戦の可能性が高い。

そしてメインイベント、

**************************

まず「Enter Sandman」がかかり、王者初挑戦のジャスティスえちごが花道に姿を現した。いつものように黒いロングガウンに身を包んでいる。手には木刀が握られている。

ー雰囲気に飲まれない。いつも通りやれば必ず勝てる。

花道で木刀を構えるパフォーマンスをしたあと、ロープをくぐってリングイン。場内ドワアアアの歓声。

そのあと場内に「ディヴェルティメントK138」がかかり、フローラ小川が入場。その細い腰にはSPZベルトが巻かれている。父親の今野ファウンダーは病気療養、母親の今野ひかるは出張で観戦できなかったが、晴れのタイトル戦舞台だ。

ーできることを、せいいっぱいやるだけ。

SPZ王者フローラ小川の初防衛戦の相手はジャスティスえちご。SPZ王座初挑戦。
なにしろ直近のシングルでの対戦成績はえちごの2勝1敗3分け。有利なスコアを残している。

チャンピオンベルトの返還、認定証の読み上げと続いて、

午後8時30分、ゴング。

「気合入れていくぞッ」

いきなりえちごがチョップ連発。かなり入れ込んでいる。いやこれは作戦のうちか。相手にペースを握らせまいとする。

「ああっ」

フローラ小川、ガーッと攻め込まれると難がある。それでもエルボー、アームホイップで手数を返す。

―勝って、SPZ王座を獲る!

パワーでも上を行くジャスティス越後、頭突きでぐらつかせてエルボーを叩き込む。

「・・・・・・・・・・・・・くっ」

フローラ小川、グラウンドに活路を見出しスリーパー、逆片エビで攻めてゆくが、えちごもローリングソバットで反撃。そのあとエルボーの応酬、試合は長引いた。

この我慢比べ、先に動きが止まったのがフローラ小川。

―行けるぞ行けるぞ!!

ジャスティスえちご、ノーザンライトスープレックスを2連発して弱らせてから、

「これで終わりだ!」

必殺のゴートゥベッド(えちごオリジナルのフロントハイキック)。これでフローラ小川の意識を闇に落とした。えちご、ふらつきながらも覆いかぶさってカバー。

ワン、トゥ、・・スリー!!!

ハリケーン神田レフェリーがマットを3つ叩いた。

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SPZ世界選手権試合(60分1本勝負)

ジャスティスえちご(54分23秒、ゴートゥベッドからの片エビ固め)フローラ小川

110代王者が初防衛に失敗、ジャスティスえちごが111代王者となる

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勝負タイム54分23秒、ジャスティスえちごがSPZ王座を戴冠。

「獲った・・・・獲ったぞおおおおおおおおおお」

快哉を叫ぶジャスティスえちご。今年の下半期からメキメキと頭角を現し、トップグループに入り、初回の挑戦でSPZ王座をさらっていった・・・

破れたフローラ小川はゴートゥベッドのダメージが深く、なかなか起き上がれず、リングドクターの判断で担架で運ばれて退場。そのまま病院へ運ばれて一夜を明かす破目になった・・・

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40年目4月
新人スカウトで白石なぎさ獲得。あとは有望な新人がおらずどうしようかと思案に暮れているところへまた奈良田の忍者養成所から推薦があったので、新倉清江15歳を採用。リングネームは2代目REKIも考えたが、紛らわしいので出身地そのまんまのNARATAと命名された。

2009年12月20日 (日)

第834回 39年目3月 さいたま決戦(上)

39年目3月シリーズ 最終戦

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合シングルマッチはミシェール桜井対マレン・ニールセン。

新人のミシェール桜井が新人らしいはつらつとした動きを見せるが、長くは続かず、ミサイルキック2連発を受けきったマレンが逆転のミサイルキック。これで3カウントを奪った。勝負タイム8分43秒。

「あなた、まだまだサンリュウね」

第2試合は実力派外人対決。グレース・ハン対マユリシアター。

お互い打撃スタイルを得意としているだけあってゴツゴツしたいい勝負となった。しかしSPZ参戦歴の長いマユリが優位に立ち、最後は鮮やかにローリングソバットで勝利。勝負タイム15分56秒。

休憩前の第3試合は6人タッグマッチ、

グリズリー山本、八島静香、中村真帆対ラズベリー、早瀬葵、ジョディビートン。

めっきり動きが落ちてきたグリズリー山本、最近は会社側も配慮して、休憩前の第3試合で楽な相手と当たることもしばしば。若い中村が試合をリード。八島もビートンの攻勢を耐えて山本につなぐ。

―くっ、ヒザさえ調子よけりゃあこんなやつ秒殺なんだけどよ・・・

かつてのSPZ絶対王者が第3試合で顔見世ファイト。忸怩たる思いでコーナーで戦況を見守る山本。

昨年5月に復帰した八島さんもまだまだ本調子ではない。はっきりいって生活のためにリングに上がり続けている状況である。思いのほかアイドル2人とビートンの連係が良く、ラズベリーがミサイルキック2連発で中村を追い込む。けっこういい勝負になった。

「覚悟はできたかい?」

八島さんのデスバレー、しかし早瀬もカウント2.9で返す粘りを見せる。最後は6人が入り乱れる乱戦。

「どりゃあああ」
グリズリー山本、得意のDDTをビートンに見舞うも早瀬にカットされた。

ならばこの技しかない。アイドルレスラーのザ・ラズベリーを捕まえるや、

「ぶっ潰す」

出ましたグリズリーボム。これでラズベリーを失神に追い込みフォール勝ち。勝負タイム24分23秒。動きが落ちたとはいえグリボムの破壊力は健在。その試合が終わると休憩。

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休憩明け第4試合はミネルヴァ石川、クラリッジ成瀬が登場、最強外人ダークスターカオス、カトリーヌチャンと対戦。

「フフフフフ」

ダークスターカオス強すぎ。対戦相手の2人はまるで相手にならない。クラリッジ成瀬がちょこまかと動き回るがあっさり捕まえて、

「ぬん」

DDT一発で動きが止まるクラリッジ成瀬。

「フ」

パワーボム。これはなんとかミネルヴァ石川がカット。這うようにして成瀬がM石川とタッチ。しかしミネルヴァ石川もダークスターカオスの前に何もできず、最後はダメージの深いクラリッジ成瀬が捕まってしまい、ダブルドロップキックを食らってフォール負け。勝負タイム13分46秒。

ここから恒例の3大シングルマッチ。

(続く)

2009年12月19日 (土)

第833回 ジャスティスえちごのチャンス

39年目3月

ジャスティスえちごのファンクラブが出来た。真面目にプロレスに取り組む姿勢、そして一発で相手を眠らせる打撃技がファンのハートをつかんだようだ。それと同じタイミングで彼女にビッグチャンスががががが

「田中さん(えちごの本名)」

「次期シリーズ最終戦、さいたまでSPZベルト挑戦決まったから」

ハリケーン神田コーチがジャスティスえちごに通告。

 「・・・・は、はい!!」

「今のチャンプがフローラ小川だから、勝つ確率も高いと思って。ヘンにタイトル戦だと考えないでいつも通りのあなたのプロレスをやれば結果はついて来ると思うわ」

 「分かりました。気負わずにやります」

何しろ相手が攻めやすいところのあるヘボチャンプ、フローラ小川なのである。えちごのようなデンジャラスな打撃をシャカリキに繰り出してくるタイプを苦手としているから、ベルト奪取の可能性は高い。

「よし。もう少しだ。もう少しで天下を取れるぞっ」

トレーニングにも熱が入るジャスティスえちごであった。

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「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。シリーズ前半は東北各県を巡業。

第7戦幕張大会メインはSPZタッグ戦。王者佐久間理沙子、ミネルヴァ石川に挑むのは元チャンプのグリズリー山本、中村真帆組。

「怪我はもう大丈夫です。エースたるもの、勝ち続けないと」

先月SPZ女王の座から転落したグリズリー山本だが、馬力はともかく動きがよくない。5分過ぎに早くも中村にタッチ。しかし佐久間と中村では役者が違いすぎる。案の定、佐久間理沙子の投げまくり攻勢につかまってしまう。

「ハァーーッ」

それでも中村が懸命のフォロー。頭突き連打で佐久間を苦しめるが後が続かない。やはり佐久間と中村では役者が違いすぎる。やむなくグリズリー山本が再登場。

「行くわよ」
佐久間理沙子、ガタイの大きいG山本をボディスラム2連発。そしてジャンピングニー、ノーザンの猛攻。

「くっ・・・こんなはずでは」

グリズリー山本、動けない自分がもどかしい。佐久間の動きについていけずDDTを連発で食らってしまう。

ならばと中村が懸命のフォローを見せるが、いかんせん格が違う。健闘むなしく佐久間に捕まってしまいノーザンで試合が終わった。勝負タイム48分16秒、手堅く戦った佐久間組が分断作戦に成功した。

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「アーもう!辞めてえよ!こんな仕事!!!」

タッグベルト取りに失敗したグリズリー山本。控室で叫びながら屑篭を蹴飛ばすなど大荒れ。

2009年12月18日 (金)

第832回 フローラ小川の機転

39年目2月
SPZベルトへの挑戦が内定していた佐久間理沙子が負傷欠場。右肩の故障が重症らしい。ミネルヴァ石川も負傷が癒えず引き続き欠場。

「スノーエンジェルシリーズ」開幕。2日目の島根大会が記録的な大雪で開催不能。
第4戦神戸大会で久々開催のあばしりタッグ戦。王者カトリーヌチャン、グレースハンに挑むのは若手期待の星、クラリッジ成瀬&ジャンヌ永原。

「永原?、あの子はねえ・・・」
吉田役員いわく素質はあるのだが、えちごのようにストイックに取り組むタイプではない。スープレックスはいいものを持っているのだがまだまだ攻め込まれると、もろい面がある。しかしこの日はグレースをノーザンライトで投げきり、カトリーヌにもノーザン。

「成瀬さん!」
このチャンスに成瀬との合体技、ダブルでのパイルドライバーが炸裂。実力ビミョウのカトリーヌは返せず3カウントを聞いた。王座移動、ジャンヌ永原、クラリッジ成瀬組があばしり王者に返り咲いた。勝負タイム28分52秒。

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シリーズ最終戦は横スペ大会。セミとメインにシングルマッチを組んだ。

セミはジャスティスえちご対葛城早苗。

タッグパートナー同士の対戦だがお互い強烈な打撃を持っているので壮絶な一戦の予感が。しかし試合は序盤からにらみ合いが続き、けん制の打撃をお互い繰り出す、腹の探りあいが続いた。

「ガンガンイケよ!」

客席から野次が飛ぶが、どちらが先にリスクを張って仕掛けるか。お互い覚悟が決まらない。そのままお互い決め手を欠き30分タイムアップドローとなった。記者の見方は「息詰まる実力者同士の戦い、ぜひ60分で見たい」「凡戦」と評価が割れた。

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そしてメインイベントSPZ戦、王者グリズリー山本に対する挑戦者はフローラ小川。

「げひゃひゃひゃひゃ、今日も暴れてやるぜ」
パワーで押すタイプのグリズリー山本にとって、責めやすいところのあるフローラ小川はやりやすい相手。過去のシングル対決でも山本が負けたのは昨夏のSクラ公式戦のみ。

「どりゃああ」
重たい頭突き。そしてチョップ。やはり一撃一撃の重さが違う。ボディスラムも派手な音を立ててフローラ小川が叩きつけられる。

しかしフローラ小川もローリングソバットで転ばせてからいきなりのSTF。悪いことにリング中央で決まった

「ぐああああーーーー」

苦悶の表情のグリズリー山本。フローラ小川にはこれがあった。

これで決まってしまうのか、場内のボルテージは最高潮に達した。

―冗談じゃあない、横スペでギブアップなんか・・・できるかっつの

数分こらえて、フローラ小川が息継ぎのタイミングを見てSTFをなんとか振りほどいたグリズリーだったがかなりのダメージを負った。それでもスクラップバスターを連発して意地を見せる。
「うがあーーーーっ」

グリズリー山本、自らダッシュして大振りのラリアットを狙ったが、フローラ小川うまくかわした。

「うっ・・・・」

右腕をブーンと振ったのが空振りして、バランスを崩すグリズリー山本。そこへフローラ小川が逆にちょこんとラリアットを当てた。

「うがっ」

バランスを崩してスっ転ぶグリズリー山本。すかさず片エビにとらえて押さえ込むフローラ小川。
ワン、トゥ、スリー。

ハリケーン神田レフェリーがマットを3つ叩いた。グリズリー山本のキックアウトが遅れて、肩が上がらなかった。

えええええええええええええええええええええええ?

勝負タイム25分8秒、フローラ小川がSPZ王座、2度目の戴冠。どよめく場内。

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SPZ世界選手権

フローラ小川(25分8秒、ラリアットからの片エビ固め)グリズリー山本

G山本が5度目の防衛に失敗。F小川が第110代王者となる

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「まぐれです。でも勝てて嬉しいです。」(試合後のF小川)

「チキショウ、消えうせろ!!」(試合後のグリズリー山本)

2009年12月17日 (木)

クリスマス商戦で忙しいので2

先日、千葉に販売応援に行った帰りに、電車の中で「ラブプラス」をやる暴挙にでました。

スーツ姿の30台のおじさんがDSのタッチペンをぐりぐり。

恥ずかしいが、自宅でラブプラスをやる時間がないので、電車内は格好の機会なのである。ある意味羞恥プレイに近いが。

しかもラブプラス、1週間も起動しないと、彼女(姉ヶ崎寧々さん)の気分がさめてきて

「最近会えないね、ちょっと悲しい」とメールしてきやがります。

ラブプラスに振り回されます。京王線のそこそこ混んだ車内で寧々さんとスキンシップしたりキスしたり・・・・

2009年12月16日 (水)

クリスマス商戦で忙しいので

クリスマス商戦で忙しいので、リプレイもアップできない状況。

◆1月2日、全日本プロレス後楽園ホール大会。世界ジュニアタイトルマッチ。

王者カズハヤシに挑むのは渕正信55歳。

もはや往年の力はなく、老残としか言いようのない状況になった

(持ち技がボディスラムと首固め・・・・)渕正信が久々のタイトル戦で

何を見せるのか。見に行けそうにないが気になります。

◆1月10日(だったかな)初日大相撲初場所。

たぶん魁皇が最後の東京両国登場か。故郷の直方巡業が終わったので、本人ももう思い残すことはないだろう。

2009年12月15日 (火)

第831回 39年目1月 新春3大シングルマッチ

39年目12月続き

年末恒例のSPZお笑い興行、今年はマスターズ戦が東京調布のギムレットホールで行われ、メインでハリケーン神田対霧島レイラの一騎打ちが組まれる(消火器攻撃で霧島レイラが勝利)などかつての盟友たちが一同に会し、ゆるいバトルを繰り広げた。

しかしこの席には毎年顔を出してゴングを叩くSPZ創業者・今野ファウンダー73歳は体調が思わしくないため参加しなかった。固定ファンはこの時点であれっと思ったらしい。

(今回は書き上げる気力がないので、完全妄想作話ができなかったのよ。ごめんなさい。)

年末のプロレス大賞、最優秀選手は佐久間理沙子、しかしベストバウトはシングル、タッグともに新女の外人タッグ戦に取られてしまった。

39年目1月

ミネルヴァ石川ファースト写真集「KIRAMEKI」発売。スタイルのいい選手なので、けっこうな売れ行きだったらしい

SPZ王者グリズリー山本が負傷欠場。したがってタイトルマッチの組めない「新春ロケット」シリーズとなった。

初戦新日本ドーム大会。ファンへのお詫びの意味もこめてセミ前からは3大シングルマッチ。

セミ前は外人対決。コバトフ対マユリシアター。SPZにプロレス修行に来ていたコバトフ、EWAでもそのかいあってポジションをどんどん上げEWAのトップグループに入ってきた。しかしこの日はマユリの蹴りが入ってサンドバッグ状態になってしまい、ハイキックを3発もらってフォール負け。勝負タイム11分26秒。

セミファイナルが佐久間理沙子対葛城早苗。

トップグループ同士の対戦。葛城の掌底で流血に追い込まれた佐久間だったが、最後はスープレックス連発で逆転し、最後はきれいなブリッジのノーザンで葛城を振り切った。勝負タイム12分56秒。

メインはここ数ヶ月のSPZ名勝負数え歌、フローラ小川対ジャスティスえちご。

ここ5ヶ月連続でシングルマッチが組まれており、対戦成績はえちごの2勝3分け。

今回も、パワーで上回るえちごが優位に立ち、強烈なチョップ連発でフローラ小川をたじろがす。あせったフローラ小川、STFを繰り出すがあまりにもロープに近い。ならばとバックドロップを繰り出すがカウント2.

しかしここを先途とシャイニングウィザードまで繰り出してえちごを追い込む。しかしえちごもタイガードライバー。試合の行方が分からなくなったが、

「これならっ」

フローラ小川、奥の手、ムーンサルトプレスで舞った。これでカウント3.勝負タイム42分51秒のロングマッチを制した。

「な、何とか勝てたようですね、ドームのメインでやれてよかったです」

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シリーズはそのあと四国各地を転戦した後、岡山、奈良を回って最終戦は新潟大会。最終戦メインは佐久間理沙子対コバトフの一騎打ち。息詰まる攻防の末、佐久間がビートエンドでコバトフを下した。

2009年12月14日 (月)

最強タッグリーグ・後楽園大会観戦記(6)

2009.12.01 最強タッグリーグ戦・後楽園ホール大会観戦記

第7試合 武藤敬司 船木誠勝 VS 諏訪魔 河野真幸

ようやくメインイベント。この試合はベテラン対若手という分かりやすい世代抗争マッチ。裁くレフェリーは和田京平。

武藤の新パートナー・船木はU系団体で活躍していた名選手。格闘技食の強いファイトスタイルから一変、全日本マットに足を踏み入れた。序盤は息詰まる攻防が続く。諏訪魔が場外乱闘に引きずり込もうとすいたが、逆に諏訪魔が足を痛めてしまう。そこから始まった長々とした諏訪間へのヒザ攻め。武藤のドラゴンスクリュー、足4の字固め、苦悶の表情の諏訪魔。こういった足攻めが長々と続き、あっという間に20分が経過した。

武藤がシャイニングウィザードで攻め込もうとするが、諏訪間も必殺技のラストライドで武藤をたたきつけてペースを譲らない。長期戦にもつれこんだ試合、25分経過。このまま30分いくと時間切れのドロー、それもあるかと思いながら手に汗握る攻防が続く。終盤は諏訪間と武藤が一騎打ち状態。船木は疲れてはいるものの武藤のカットに入るなど存在感を見せる。

残り時間3分、残り時間3分。リングアナのあおりも伝統芸能だ。

残り3分で諏訪魔が武藤にバックドロップ2連発という猛攻を見せるもカウント2.そして残り2分の段階で諏訪魔が繰り出したのは、なぜか武藤の足首を極めるアンクルホールド。残り時間わずかの状況下、なぜしとめるのに時間を要する極め技を使うのか理解に苦しむ。

残り1分をきったところで諏訪魔がラリアット、そしてトドメとばかりにこの日2度目のラストライドをならったところで、この技を読んでいた武藤敬司ががフランケンシュタイナーの要領で切り返す。同じ手は2度は食わないということか。そのままフォール。

ワン、カンカンカンカン・・・

カウント1と同時に30分時間切れのゴング。これは珍しいシーン。

場内に流れる「カクトウギ」のテーマ。(引き分けのときにしか流れることのない音楽)

あと少し時間があればとがっくり肩を落とす諏訪魔、相当しんどかったのかマットに倒れてなかなか動かない武藤のスキンヘッド。試合後なおも闘志収まらぬ諏訪魔と船木がビンタの応酬。止める河野。最強タッグでたまにある時間切れドロー劇であった。

全7試合が終わったのが21時40分、七色の味のある試合、それぞれ見ごたえがあった。闘う選手が代わっても、最強タッグリーグという看板は変わらない。年末の風物詩はいまなおファンをひきつけてやまない・・・そう感じながら私は後楽園ホールをあとにしました。

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このあと最強タッグリーグ戦は新型インフルエンザが猛威をふるい、ジョードーリング、小島聡が次々感染してしまい、けっきょく武藤組と諏訪魔組が決勝に残り、12月6日の岐阜大会で武藤組と諏訪魔組みが再度激突し、武藤がフランケンシュタイナーで諏訪間を下して優勝した。

2009年12月13日 (日)

最強タッグリーグ戦・後楽園大会観戦記(5)

2009.12.01全日本プロレス・後楽園大会観戦記(その5)

第6試合 公式戦 小島聡 ゾディアック VS TARU ジョードーリング 

そしてセミファイナル。全日本の看板ユニット「F4」と殺戮集団ブードゥマーダーズの激突。エキサイティングな試合になりそうである。裁くレフェリーはボンバー斉藤。

両チームがリングインするや小島組がいきなりブードゥの2人に襲い掛かる。オープニングで襲われた仕返しか。南側客席までなだれ込んでの大立ち回り。お気をつけくださいお気をつけくださいのアナウンス。

いきなり場外乱闘で始まったバタバタした試合。TARUはセコンドのブードゥ軍団レスラー(第1試合に出た歳三、第3試合に出た稔)をも指揮して小島にダメージを与える。小島組もF4のセコンド陣(第2試合に出た大和、KAI)をレフェリーの目を盗んでリングに上げて攻撃参加させるなどお返し。リング上はなんでもありの無法地帯と化す。このあたりレフェリーのボンバー斉藤のレフェリングはゆるいので役立たずだ。

小島もラリアットを決めるなどTARUを追い詰めたがレフェリーの足を場外のセコンドが引っ張ってカウントを取らせないなどあくどいことをやる。

TARU、鉄パイプやイス攻撃など悪いことだけの選手のように見えるが、空手の素養があるらしく、キックの威力はかなりのものがあり小島を苦しめる。

終盤のバタバタした乱戦の中、なぜかゾディアックが場外で動けなくなってしまった。(アクシデントがあったのか、ブードゥー側がフェンスにテープで巻いて固定したのかは遠目では分からなかった)

ともかく小島が孤立してしまい、TARUのイス攻撃、ドーリングのラリアットを食らって大ピンチに。最後はドーリングの旋回式パワーボムをモロに食らって3冠チャンピオンの小島が3カウントを奪われてしまった。

ぶっ倒れる小島を踏みつけて筋肉ポーズを決めるドーリング。その横でTARUがマイクでお得意のがなりを決める。

「小島なんか弱いチャンピオンだ。ウチの最強、ジョードーリングが挑戦してベルともらってもいいんでないの、ガイジン天国全日本に戻すべきやろ」と関西弁を交えつついいたい放題。勧善懲悪のはずが悪役が勝ってしまう予想の斜め上を行くストーリイ。この試合が一番面白かった。だがまだメインイベントがある。

(続きます)

2009年12月12日 (土)

最強タッグリーグ戦 後楽園ホール観戦記(4)

2009.12.01 世界最強タッグリーグ 後楽園大会観戦記

前半だけでそれぞれ味のある試合が4試合あったのだが、後半はいよいよ佳境に入った最強タッグリーグ戦が3試合。壮絶な星取り争いが展開された。

第5試合 公式戦 太陽ケア 鈴木みのる VS 長州力 征矢学

「ちょーうしゅー、ちょーうしゅー!」

「パワーホール」がかかるやホールの観客は条件反射的に長州コール。

もう58歳になるのに肉体はさほど衰えてはいない長州。黒いショートタイツと白いリングシューズがピシッと決まっている。

きょうはリーグ戦で「世界一性格の悪い男」鈴木みのると初対決。最強タッグならではの組み合わせだ。裁くレフェリーは全日本の看板レフェリー和田京平。

長州もリキラリアット、サソリ固めで見せ場は作るし、鈴木みのるともエキサイティングな攻防を展開。そして裁くレフェリーが厳格なレフェリングの和田京平なのでいい味出している。

しかしさすがの長州力も年齢もあって長時間ファイトが厳しいのか、ある程度流れを作ると若い征矢にタッチしてしまう。観客もあーあの声。

このメンツなら若い征矢が捕まって負ける結末が見えている。(ただでさえ後楽園ホールに来る人はは目の肥えたファンが多い)

10分経過、頃合いだと考えた鈴木が長州を場外乱闘に誘う。戦いが割れた。征矢と太陽ケアではまだまだケアの方が何枚も上手。案の定征矢がケアの大技攻勢に捕まってしまう。ラリアットで反撃したものの、征矢のがんばりはそこまでだった。

TKO34thとかいう大技を決められてフォール負け。ケア・みのる組がうまいこと勝ち点2をゲットした試合だった。

正面からチャンピオンチームと闘って、散った征矢学。でもこの経験は将来必ず生きてくるであろう。

(続きます)

2009年12月11日 (金)

最強タッグリーグ。後楽園大会観戦記(3)

2009.12.1 全日本プロレス・後楽園ホール大会生観戦記(3)

第3試合 高山善廣 VS 稔

プロレス界の帝王と元新日本ジュニアヘビー級のチャンプがシングルで対戦。正攻法では勝ち目がないと考えた稔がリングイン前の高山を急襲するも、あっさりと返り討ちにあってしまう。高山は持ちネタのトップロープまたぎで入場。試合は高山ペースで進む。いかんせんシングルでやるにはパワーが違いすぎる。稔を踏みつけて体力差を誇示する高山。稔も高山のジャーマン狙いを切り返してドロップキックを放つなど健闘したが、ニーリフト一発で稔の動きを止めて、今度は自ら走ってトドメのランニングニーリフト。わずか4分26秒で稔をねじ伏せた。高山の横綱プロレス。

第4試合 曙 浜亮太 VS 西村修 近藤修司

ほんらいこの試合は最強タッグの公式戦で行われる枠だったのだが、西村のタッグパートナー・真田聖也が新型インフルエンザでダウンしてしまったので(!)普通の試合として急遽近藤が西村のパートナーを務めることとなった。それにしても元横綱・曙はデカイ。パートナーの浜も大相撲出身者で体重は191kgと凄い迫力だ。試合は浜が捕まってしまう展開が続いた。動きがのろいから西村のローキック攻めにたじたじ。曙がコーナーでよく響く声で檄を飛ばす。西村はテクニックには定評のある選手で、浜を足四の字固めで苦悶の声を上げさせるが、これは曙がカットに入った。

西村はさらに浜を回転エビ固めで丸め込もうとするが、良く見ていた浜、全体重をかけて押しつぶした。悶絶する西村、これで形勢逆転。曙と浜が連係しての押しつぶしで西村そして近藤を圧殺。西村はもんどりうって場外転落。ここを先途と浜がDDT。そして曙がトドメのボディプレス。近藤を押しつぶして3カウント奪取。説得力のあるフィニッシュだった。ここで15分ほどの休憩。

休憩時間中、試合を終えたばかりのNOSAWA,高山、カズハヤシの3選手がグッズ売り場に立って、自らのグッズを売りさばいて増収に励む。当方もトイレを済ませ、売店でジンジャーエールを買ってひといき。場内に流れる音楽がオリンピアに変わり、休憩時間が終わる。今度はゴングが3回鳴らされる。いよいよ最強タッグリーグ公式戦だ。

(続きます)

2009年12月10日 (木)

最強タッグ後楽園大会観戦記(2)

2009.12.01 全日本プロレス後楽園大会観戦記(その2)

第2試合 カズハヤシ、渕正信 VS 大和ヒロシ KAI

試合前に映写されたビデオによると、世界ジュニアヘビー級現チャンピオンのカズハヤシへの挑戦を狙う若手期待の星・大和ヒロシが(前回の後楽園でカズハヤシにタッグながら勝ったらしい)挑戦権を得るために再度結果を残せるかということがこの試合のテーマらしい。

カズハヤシと渕はカズハヤシのテーマ曲で入場。「デンジャーゾーン」が聴けなかったか、とひとりしょんぼりする。レフェリーは赤いポロシャツの村山大値。全日本ひとすじ35年の渕への声援がけっこうあったが、先発は若いカズハヤシに譲って自らはコーナーで待機。若手チームもカズハヤシのベルトを狙う大和が先発。そしてゴング。
カズハヤシと大和が基本的な攻防をやったのち、場外へ落ちた大和へなんと渕が客席の床へボディスラムでたたきつける。これは痛いだろう。

5分が経過。渕がリングインし、ボディスラムを連発で決めて自分のペースに持ち込む。単純な技なのにどうして観客をのこうもひきつけるのであろうか。そして渕は逆片エビ固めで痛めつけ、ヒザ折り固めなど渋い技を見せて若手を痛めつける。そしてカズハヤシにタッチ。このあたりから試合が荒れてきて、個々の力では厳しいと考えたのか、若手チームが連携に活路を見い出す。渕を捕まえてコーナーに振って対角線を走ってエルボーで連続攻撃。スタミナに難のある55歳の渕、あっという間に大ピンチ。コーナーへ走るのもやっとという感じ。

10分が経過、若手二人はダブルのブレーンバスターまで出してきて渕を攻める。カズハヤシが救援に入ってきたが、KAIがカズハヤシを捕らえてブレーンバスター。戦いが二つに割れた、この隙を突いた渕が大和に組み付いて首固めで丸め込む。大和ヒロシ、虚を突かれたのかこれであっさりと3カウントが入ってしまった。渕正信逆転勝利。苦しい表情で勝ち名乗りを受ける渕。この人しかできない名人芸だ。80年代の全日本プロレスでは日本人選手の多くが使っていたスモールパッケージホールドなのだが、2009年の今日ではその古臭さがかえって新鮮に感じる。

大和ヒロシは悔しがる。カズハヤシを追い詰めれば世界ジュニアの挑戦権を得られたかもしれないのに、それを引退間近のロートルにやられてしまうという失態。場内に流れる渕のテーマ曲「デンジャーゾーン」かつて赤鬼といわれた男の踏ん張りに場内大盛り上がり。
そのあとカズハヤシがマイクを取った。世界ジュニア王座の次期挑戦者を指名するつもりか。なんとカズハヤシが指名した挑戦者は今日のパートナー渕正信。場内ええええ!の歓声。とっくにタイトル戦線から退いた55歳の選手を指名した真意はなんなのか。(後楽園ホールでの最近の客入りが厳しいから、1月2日にタイトルマッチを組み、かつ後楽園での人気の高い渕を挑戦者指名することで客入りのカンフルを図ったつもりか)

渕正信がマイクを握る。ふつうならここで「ようしわかった、やってやるぜ」と返すのがほとんどのレスラーなのだが、渕は「12月だけで10回以上忘年会(!)の予定が入って体重オーバーになってしまうことと、年齢オーバー」を理由にタイトル戦を拒否。

忘年会(そりゃあ重要な用事だわ)を理由にタイトル戦を断るとは(笑)しかしカズハヤシは諦めず「皆さん、渕さんはやってくれる男です、期待しててください」などと言ってリングを後にする。場内拍手拍手。参ったなあと頭に手をやりながら引き揚げる渕。

(続きます)

2009年12月 9日 (水)

最強タッグリーグ観戦記(1)

ひさしぶりにプロレス観戦に行ってきました。

12月1日火曜日。私は現在のところ火曜日しか休みがないという激務の日々をおくらされている。その火曜日に全日本プロレスが後楽園ホールで興行を行うという情報をキャッチした。何たる僥倖。最後にプロレスを見に行ったのが2008年3月のドリーファンクジュニア引退興行(in両国国技館)だったので1年半ぶりの生観戦である。

全日本の後楽園のチケットはかつては入手困難、プラチナチケットだったのだが、いまや超満員も珍しい状況で、八割埋めるのがやっとという状況である。年末シリーズは全日本の看板シリーズ「世界最強タッグ決定リーグ戦」なので少し入りはよくなるだろうが、平日夜の興行なので当日券がないということはないだろうと読んだが、少しでもいい席で観戦したいので、午後4時の当日券発売開始にあわせて後楽園へ向かった。

水道橋で総武線の黄色い電車を降りて、東京ドームシティへ向かう。JRAの馬券販売施設の横を通り抜けて階段を下りるともう後楽園ホール入口。当日券を求める人の群れが十数人。思案して、5000円の指定席を所望した。南側ひな壇の9列目。それなりにいい席だろう。試合開始は夜の7時からなので時間が余っている。私は駅へときびすを返し、秋葉原方面へ向かった。電気街を視察。そしてメロンブックスでショッピング。

そのあと人形町の「そよいち」でビーフカツレツの夕食をとったあと、午後6時過ぎに水道橋へ戻ってきて、もう一度後楽園ホールへ。ビル入口からエレベータに乗り、後楽園ホール入口のある5階へ。チケットを提示して館内へ。これがプロレス会場のいかがわしくも熱気ある雰囲気。非日常の空間。グッズ販売の列、プログラムを売るおじさん。そしてリングの圧倒的な存在感はどうだろう。憂鬱なる日常の、ちょっとした彩り。

試合開始まで間があったのでグッズ販売所を覗いてみる。Tシャツやらタオルなどの各選手の名前やら軍団名などがダサくデザインされたものがけっこうなお値段で販売されている。船木誠勝選手が薦める黒酢・・・なんてポスターまである。左側おくの廊下には各プロレス団体の興行ポスター。しかしなぜプロレス団体のポスターは選手の写真をただ並べただけというパターンが多いのだろうか。

することもないので1,000円を払ってプログラムを買う。カラー34ページのブックレットに、正直あれで1,000円は高い。しかし2ページ目、左半分が武藤社長の挨拶。右半分が紺色のスタンプが押された本日のカード。このレトロ感がたまらない。別刷りでビラを印刷することは容易いのに、昔ながらのハンコで当日の対戦カードが捺されている。

最強タッグリーグ出場チームのプロフィルに目を通しているうちに、試合開始時間の午後7時になった。場内暗転、そして、ゴングが

カン、カン、カン、カン、カン・・・5回鳴らされる。

先ず売り出し中のユニット「F4」(小島聡・ゾディアック・kAI・大和ヒロシの4人)がリングに上がり、自己紹介、そして最強タッグリーグのここまでの得点経過を説明。なんと親切なことか。そのあと東西南北の客席へ向かっていつもの「おれ達」「F4!」の掛け合い。どうやら後楽園興行のお約束らしい。これで前説も終ったかと思われたが、そのあといきなり悪役集団ブードゥーマーダーズがF4の4人を殴ってリングを占拠し、リーダー格のTARUがアジテーション。要約すれば「今日のセミファイナルで小島組とブードゥが対戦するから血祭りにあげてやるわ」という内容。TARUのキメ台詞は「ま、そういうこっちゃ」

そのあと場内に流れる世界最強タッグのテーマ曲「オリンピア」暮れの時期、ウン十年この曲が流れている。なんと表現してよいかわからないが、この曲を聴くと「ああ、今年も終わりか」という気分になる。そのあとVTRを用いてタッグリーグの出場チームと得点経過のおさらいをもう一度。なんと説明的なのか。そのあとリングアナが本日のカードを読みあげる。きょうは全部で7試合。

第1試合 NOSAWA論外 VS 歳三

前座の第1試合はシングルマッチ。最初に入場してきたのは「東京愚連隊」のTシャツを羽織ったNOSAWA論外。比較的小柄ながら技術はなかなかのものを持っている。そのあと黒覆面の悪役レスラー・歳三が入場してくる。レフェリーはボンバー斉藤。リングアナのコール後に歳三がいきなり襲いかかってゴング。歳三は蹴りを得意にしているらしく、場外に落としたNOSAWAをエプロンサイドから頭へ蹴り。

これで歳三ペースとなったか、腰に巻いたベルト状の凶器でNOSAWAをひっぱたくなどやりたい放題。歳三はさらに悪役らしくイス攻撃を狙ったがレフェリーが制止。怒った歳三はレフェリーを突き飛ばす。場内笑い。最後は「シネ」と叫んで歳三が蹴りをみまおうとしたが、うまくかわしたNOSAWAが得意の丸め込み(超高校級ラ・マヒストラルという技)で3カウントを奪って逆転勝ち。意気揚々と引き揚げるNOSAWA。逆転負けを喫した歳三はウサ晴らしにレフェリーをビンタではり倒して退場。5分少々の試合ながら見どころのある攻防だった。

(続く)

2009年12月 8日 (火)

第830回 39年目12月 ウルトラタッグリーグ 後編

39年目12月 ウルトラタッグリーグ(続き)

5戦目は九州ドーム大会。
マユリ○、グレース(4点、逆片エビ固め 12.11)WR4号、PR3号(2点)

マユリ組、2勝目。バラ軍団を手際よく蹴散らした。

G山本、中村○(4点、ラリアットからの片エビ固め 15.46)早瀬、ラズベリー×(0点)

もうこれは残虐ショー。
「ぬん」
いきなりG山本が早瀬にグリズリーボム2連発。完全に秒殺ねらい。なんとかラズベリーがカット。

「うっ・・・うっ・・・うあ・・・うあ・・・」
動けなくなった早瀬、なんとかラズベリーにタッチしたが、すぐさま場外で伸びてしまった。セコンド陣が介抱。

「ちっ、中村、遊んでやれ」
そのあとラズベリーと中村の攻防。ジリジリとパワーに勝る中村が追い詰めて、

「もうあきらめろ」
ラリアット一閃。カットに入るべき早瀬は場外で伸びている。ああ、無残・・・

葛城○、Jえちご(8点、ジェットスマッシュからの片エビ固め 10.13)マレン×、ローレル(4点)
葛城さんの伝家の宝刀ジェットスマッシュがズバリ命中。

佐久間○、M石川(8点、ノーザンライトSH 14.42)F小川×、J永原(2点)

ゴングが鳴るや佐久間理沙子、いきなりフローラ小川に組み付きバックを取ってのジャーマン。彼女がよく使ういきなりジャーマンだ。これでペースを乱してしまったF小川、いまいちなファイトが続く。ジャンヌ永原が懸命に応戦、なんと佐久間にジャーマンも決めた。しかしこれで本気になった佐久間、怒涛のノーザンライト3連発でフローラ小川を沈めた。場内あ然・・・

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第6戦は名古屋しゃちほこドーム大会。
G山本○、中村(6点、グリズリーボムからのエビ固め 13.17)マユリ、グレース×

G山本組ようやく3勝目。グリボムが火を噴いた。

F小川○、J永原(4点、STF,13.00)マレン×、ローレル(4点)

フローラ小川組ようやく2勝目。最後は伝家の宝刀STFがズバリ。ジャンヌ永原もナイス逆カット。

葛城○、Jえちご(10点、殺人ヒザ魚雷からの片エビ固め 11.14)WR4号×、PR2号(2点)

葛城組5連勝。この試合は楽勝だった。

佐久間○、M石川(10点、ゴールデンクラッシュからのエビ固め 10.56)早瀬×、ラズベリー(0点)

佐久間組も5連勝。アイドルタッグを問題にせず。

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第7戦はひろしま若草アリーナ大会。

G山本○、中村(8点、グリズリーボムからのエビ固め 13.19)マレン×、ローレル(4点)

このクラスの相手なら余裕。グリズリー山本が力で圧倒。

葛城○、Jえちご(12点、カツラロック 8.55)早瀬、ラズベリー×

葛城組が完勝。フィニッシュは久々のカツラロック。6連勝で最終戦へ。

F小川○、J永原(6点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 13.46)マユリ、グレース×(4点)

フローラ小川が堅実なファイトを見せて、最後はかっこよくムーンサルトで仕留めた。やっと3勝目。

佐久間○、M石川(12点、ビートエンドからの片エビ固め 11.46)WR4号×、PR3号(2点)

佐久間理沙子強い。この日もビートエンドで試合をエンド。

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最終戦はさいたまドーム大会。今年最後の興行。

第1試合はミシェール桜井対マスクドミスティ。マスクドミスティが軽快な動きでペースをつかみ、強烈な掌底でグラつかさた。しかし桜井も耐え切ってミサイルキック、アームホイップで反撃。これで3カウントが入ってしまった。勝負タイム9分22秒。

第2試合はクラリッジ成瀬対八島静香。
30歳になった八島静香、さすがにシングルマッチでは厳しいか。後輩のクラリッジ成瀬に息が上がったところをストレッチプラムでとらえられてしまう。

「ぬ、抜けられねえ・・・・」
懸命に耐えた八島さんだったが無念のタップ。
「八島静香は、こんなんじゃねえ、年末、鍛えなおしてまた戻ってくる」

そしてリーグ戦最後の4試合。
マユリ、グレース○(6点、タイガードライバーからの片エビ固め 15.56)マレン×、ローレル(4点)

元気ものグレースハンが存在感を発揮し、最後はタイガードライバーで熱戦にケリつけた。

G山本、中村○(10点、掌底からの片エビ固め 15.56)WR4号、PR3号×(2点)

この日はグリズリー山本、あまり前面に出ず中村に戦わせた感じ。中村がバラ軍団の速いタッチワークにやや苦しんだものの、最後は掌底でぶん殴って勝ちをもぎ取る実に中村らしい勝ち方。これで10点でリーグ戦を終えた・・・

F小川○、J永原(8点、STF,15.51)早瀬×、ラズベリー(0点)

「永原さん!」

フローラ小川と永原が合体技、ダブルのパイルドライバーでラズベリーを追い込む。これで早瀬が孤立。早瀬も延髄などで応戦したが受けきったフローラ小川、満を持してSTFで勝利。勝負タイム15分51秒。

早瀬組、リーグ戦は全敗に終わった・・・

そしてメインイベント、全勝同士の直接対決。

佐久間○、M石川(14点、ジャンピングニーからの片エビ固め18.04)葛城×、えちご(12点)

「佐久間さんは厳しいから、殴って石川さんが出てきたところを潰す」

このように弱い方を狙う作戦を立ててリングに上がった葛城だが、その通りにうまく行かないのがプロレス。ジャスティスえちごがM石川をチョップでせめて行くが、石川も耐えてから佐久間にタッチ。あとは佐久間が賞品60万円を奪取せんと暴れ回り、二人を投げ飛ばす大活躍。最後は葛城をとらえて、ジャンピングニーであっさり勝利。これで佐久間理沙子、ミネルヴァ石川組が2連覇達成。

「優勝できたのも、皆さんの応援のおかげです」

「あらあら、優勝しちゃったみたいです~」

優勝した佐久間、M石川組には賞金60万円と副賞のノートパソコンが贈られた。

2009年12月 7日 (月)

第829回 39年目12月 ウルトラタッグリーグ(前編)

39年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ戦の季節。エントリーは下記の8チーム。

佐久間理沙子&ミネルヴァ石川(現SPZタッグ王者)

葛城早苗&ジャスティスえちご(元SPZタッグ王者)

グリズリー山本&中村真帆(元SPZタッグ王者)

フローラ小川&ジャンヌ永原

早瀬葵&ラズベリー

ファントムローズ3号&ワイルドローズ4号(バラ軍団)

マユリ・シアター&グレース・ハン(実力派外人コンビ)

マレン・ニールセン&ローレル(EWA代表)

初戦仙台大会は前夜祭だが、メインであの名勝負数え歌の続きが。フローラ小川対ジャスティスえちご。8月9月は時間切れ引き分け、10月はえちごの蹴りが入ってえちごのフォール勝ち、11月は時間切れ引き分け。5ヶ月連続のシングルマッチだ。

「せいっ」

ジャスティスえちごがエルボー、チョップを連打して追い込むが、フローラ小川も4回やって1回も勝てないのはアレだからか、バックドロップでえちごを投げる。

「言い残すことはないかーーー」
しかしジャスティスえちご強い。逆転のゴートゥベッドでフローラ小川をダウンさせると、フラフラと起き上がるところを狙ってトドメのフライングニールキック。これは豪快に決まった。フローラ小川、カウント3を奪われた。勝負タイム20分4秒。

「向こうの形にはめられちゃってますね。対策を考えないといけませんね」

フローラ小川、控室でぼそりと。

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第2戦どさんこドーム大会、リーグ戦が開始。
○WR4号、PR3号(2点、サンドイッチラリアットからの片エビ固め 13.24)早瀬×、ラズベリー

ラズベリー、タッグリーグに初参戦したものの、ローズ軍団の連携にいいところなく、最後は早瀬が捕まってしまった。

G山本○、中村(2点、DDTからの片エビ固め 27.52)F小川×、J永原

38期生のジャンヌ永原がタッグリーグに初登場。入社2年目だが素質はいい物を持っているので将来を考えてタッグリーグに出した。期待にこたえてジャンヌ永原、なんとSPZ王者のG山本をノーザンで投げきる。これには場内どよめいた。フローラ小川とも実質初タッグだが連係はそつなくこなしダブルのラリアットまで見せた。しかし中村も強烈なラリアットをF小川に叩き込んでアシスト。最後はグリズリー山本がDDTを爆発。

葛城、Jえちご○(2点、パワーボムからのエビ固め 11.11)マユリ×、グレース

葛城組も白星発進。フローラ小川を仙台で沈めて絶好調のえちご、この日は強豪外人のマユリをパワーボム葬。

佐久間○、M石川(2点、ビートエンドからの片エビ固め 11.58)マレン×、ローレル
佐久間組も白星発進。

「タッグチャンピオンとして、リーグ戦は優勝します」

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第3戦、釧路大会。

マレン、ローレル○(2点、ストレッチプラム 9.56)早瀬×、ラズベリー(0点)

ヨーロピアンコンビが初勝利。

F小川、J永原○(2点、逆片エビ固め 8.01)WR4号、PR3号×(2点)

「やった、勝ったーーーッ」

ジャンヌ永原、タッグリーグ初白星、最後は逆片エビで絞り上げたらファントムローズ3号がたまらずタップ・・・

葛城、Jえちご○(4点、ダークレフトからの片エビ固め 16.42)G山本、中村×(2点)

分断作戦に成功した葛城組。最後は闇の左拳がズバリ命中・・・

佐久間○、M石川(4点、ビートエンドからの片エビ固め 11.20)マユリ×、グレース

佐久間理沙子強い。ビートエンドでマユリを沈めて2勝目を挙げた。

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第4戦は大阪パワフルドーム大会。
マレン、ローレル○(4点、ノーザンライトSH 12.33)WR4号×、PR3号

ヨーロピアンコンビ2勝目。新外国人のローレル、意外と実力者なのか・・・

マユリ○、グレース(2点、逆片エビ固め 10.28)早瀬、ラズベリー×(0点)

「ひああああああっ」
悪の外人に逆エビを決められ、なにわパワフルドームに轟くラズベリーの悲鳴。オーロラビジョンに大写しになる苦悶の表情・・・妙に盛り上がった。ラズベリー、結局ギブアップ負け。これはアイドルタッグは白星配給係間違いない。

葛城、えちご○(6点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 18.57)F小川、J永原×(2点)

「ふわああっ」
さすがにこのメンツの中にはいるとジャンヌ永原、力不足は否めない。ジャスティスえちごの必殺ゴートゥベッドで悶絶・・・

「調子はいいです。葛城さんとこのまま突っ走ります」
葛城・えちご組3連勝。

佐久間、M石川(6点、パワーボムからのエビ固め 27.05)G山本、中村×(2点)

グリズリー山本と佐久間がド迫力の攻防。しかし動きが落ちてきたグリズリー山本、佐久間のフロントスープレックス連発をくらって苦しい表情。代わった中村も奮闘し、佐久間理沙子をラリアットで2.5まで追い込むなど健闘したが、あまりで板のなかったM石川に捕まってしまい、
「えーい!」
力のこもったパワーボムで中村が沈んでしまった。これで優勝の行方は葛城組と佐久間組の2チームが抜け出した・・・

2009年12月 6日 (日)

第828回 39年目11月 葛城早苗ラストチャンス

39年目11月

「駆け抜けるダイヤモンドシリーズ」開幕。ミネルヴァ石川が右ひじ負傷で欠場。

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はグレース・ハン対ミシェール桜井。新人のミシェール桜井、だんだんプロレスにも慣れてきており、ミサイルキックやラリアットでグレースをあわてさせたが、

「愚か者はマットに沈みなさい」
延髄で反撃したグレース。この一撃で崩れ落ちた桜井、カウント3を聞いた。勝負タイム7分48秒。

第2試合はクラリッジ成瀬、ジャンヌ永原の若手コンビが登場。対戦相手はマレン・ニールセン、ローレル組。

パートナーのコバトフは本国での試合のため来日できず、マレンも前座に登場。しかし、こんなときこそ自分がいいところ見せようとクラリッジ成瀬を圧倒。ネックブリーカーも豪快に決める。代わったジャンヌ永原にはエルボー連打。パートナーの初来日選手、ローレルもそこそこパワーはある。強烈なニーリフトを連打しクラリッジ成瀬を追い込む。最後は4選手が入り乱れるタッググマッチらしい試合。ジャンヌ永原のジャーマンでマレンが2.9までおいこまれたものの、きっちりとDDTでお返しして3カウントを奪った。勝負タイム24分58秒のいい勝負。

第3試合もタッグマッチ。早瀬葵、ラズベリーのアイドルタッグに対戦するは、生ける格闘伝説八島静香&中村真帆。

5月に復帰して半年が経過した八島だが、実戦のカンを取り戻すまでには至っていない。しかしきょうの相手はアイドルレスラーの二人なので試合を中村に任せ、自らはコーナーで檄をとばす。しかしアイドルタッグも応戦したので終盤は八島も目いっぱいのファイト。

「おうらああ」
伝家の宝刀デスバレーを繰り出して早瀬を追い込み、最後は中村が強烈なスクラップバスターでとどめ。これも勝負タイム23分32秒のいい勝負。その試合が終わると休憩。

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休憩後は3大シングルマッチ。

まず佐久間理沙子対ブリジット・ウォン。試合開始冒頭いきなりジャーマンで先手を取った佐久間、そのまま休まず攻め続け、最後はノーザン、バイオドライバーとたたみかけて試合終了。勝負タイム8分41秒、佐久間の完勝。

セミファイナルはフローラ小川対ジャスティスえちご。内容は保証書つきのこの一戦。4ヶ月連続でシングルマッチが組まれた。先月の静岡ではゴートゥベッドでえちごが勝っているので、マグレと呼ばれないためにもここは2連勝しておきたい。しかしフローラ小川も実力者。力はないが粘着質のレスリングで関節をねらってくる。

「えいっ」
それでもドーム会場なので立ち技を多くしようと考えたのか、軽快なスピードでドロップキックを連発。珍しくヘッドバットまで繰り出した。

―勝って、上へ行く・・・

ジャスティスえちご、ミサイルキック、タイガードライバーの大技攻勢で追い込んで
「これで!どうだ」

ダークレフト炸裂。崩れ落ちるフローラ小川、すかさずフォール、しかしフローラ小川、カウント3ギリギリで右肩を上げた。そのまま両者ダウン。30分時間切れ引き分けとなった。

「内容は引き分けだったが、あと3分あれば私の勝ちだったな・・・」

ダークレフトを食らってぼうっとした表情のフローラ小川、敗者のように肩を借りて引き揚げた。

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メインはSPZ戦、王者グリズリー山本に挑むのは葛城早苗。前回の対戦(8月のSクラ公式戦)では葛城が勝っているカード。

―これが最後のチャンス・・・

神妙な表情で葛城早苗、G山本と相対。葛城もデビュー8年になろうとし、動きのキレが失われてきつつあるし、後輩のジャスティスえちごがすぐそこまで迫ってきている。

「氏ね!」
SPZキックもG山本の意識を絶つに至らない

「ぐわははははあは」
逆に強烈なグリズリーボム。なんとか2.8で返した葛城、逆片エビ、ストレッチプラムで反撃したが、そこまでだった。グリズリーボムこそ回転エビで切り返したが、続くDDTを食らって終了。勝負タイム26分40秒。王者が4度目の防衛に成功。グリズリー山本通算防衛回数も26とし、歴代2位の武藤めぐみまで「あと1」とした。

2009年12月 5日 (土)

第827回 39年目10月 三流レスラー、フローラ小川!!

39年目10月

「飛び出せ!ビッグパワーシリーズ」開幕。沖縄で興行を行った後は中部地区を転戦。

第2戦ジャンボシップ静岡大会のメインで、フローラ小川対ジャスティスえちごのシングルマッチ。直近2試合続けて30分ドローだったので、60分1本勝負で決着戦。

「えい」

力はあまりないフローラ小川だが懸命にエルボーやチョップを打ってゆく。しかしえちごもチョップで反撃。

―この人に勝たなきゃ、上へは行けない!

しかしフローラ小川、試合が長引くにつれ本領を発揮。えちごの頭突きが鼻に入って流血。それでも頭突きで反撃してからするっと絡み付いて逆さ押さえ込み。

ワン、トゥ・・・ドドドドド

かろうじて2で返すえちご。

―くっ・・・

フローラ小川、あわてるえちごを見透かしたかのようにミサイルキック、バックドロップの大技攻勢。そしてシャイニングウィザードでカウント2.8まで追い込む。

「これで終わりにしてやろう!」

これ以上は受けられないと判断したえちご、必殺のゴートゥベッド一撃。強烈な蹴りをフローラ小川の頭へ叩き込んだ!!

「うあっ」

吹っ飛ばされたフローラ小川、この一撃で3カウントを聞いた。ジャスティスえちご逆転勝利。勝負タイム58分33秒に及ぶ激戦に静岡のファンはやんやの歓声。

蹴りが入ってしまったのか、試合後もなかなか起き上がれないフローラ小川。

「三流レスラーフローラ小川!お前そんなに弱くてよくタイトルマッチとか言ってられるな、新日本ドーム、あたしが替わりにやってやるからおまえは休んでろコノヤロウ」

ダウンしながら、えちごのマイクアピールを聞くフローラ小川。いよいよJえちごがトップグループに割って入ってきた・・・

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第6戦三重サンシャインアリーナ大会ではメインでSPZタッグ戦、王者葛城早苗、ジャスティスえちごに対するは佐久間理沙子、ミネルヴァ石川組。しかしこのシリーズは佐久間の調子がいい。

あっというまにえちごを蹴散らし、葛城とも熱い攻防を展開、SPZキックを食らってぐらついたもののM石川にタッチ。心チャンスと見た王者チームはM石川を攻め立てたが、ミネルヴァ石川もきっちりコブラツイストで反撃。最後はダメージの深いえちごを捕まえた佐久間が

「行くわよ」

合体パワーボムでえちごを沈めて王座奪取。勝負タイム59分22秒の激戦を制した。

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第7戦長野マウンテンウェーブ大会でメインでWWCA戦が組まれた。王者ダークスターカオスに対するはジャスティスえちご。

・・・・とうとうここまできた・・・

ジャスティスえちごも海外団体のシングルベルトに挑戦するところまで来た。

しかし今シリーズ、熱戦続きでえちごの動きがいまひとつ。結局最後は動きが落ちたところを逆片エビ固めで絞り上げられ無念のギブアップ負け。勝負タイム21分10秒。

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そして最終戦新日本ドーム大会、メインはSPZ戦、王者グリズリー山本に対するはフローラ小川。力に翳りが出てきたもののここ一番のタイトル戦ではなかなか負けないグリズリー山本。挑戦者の葛城、佐久間がやられたのでフローラ小川にもチャンスが回ってきた。

―8月のSクラでは勝ってる。どうにもならない相手じゃない。

しかしフローラ小川、パワーで圧倒的に上を行くG山本に攻められっぱなし。殴られ蹴られチョップされ・・・STFで反撃するも振りほどかれた。

「ぶっつぶす」
最後は裏投げ2連発からのDDTで終了。王者が防衛に成功した。勝負タイム29分5秒。

2009年12月 4日 (金)

第826回 39年目9月 ジャスティスえちごの成長

39年目9月

9月シリーズ「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

第5戦長崎大会では久々開催のあばしりタッグ戦、王者グレースハン、カトリーヌチャンに対するはクラリッジ成瀬、ジャンヌ永原組。いくら喫茶店ベルトとはいえ外人組みに取られっぱなしというのはかっこ悪い。

しかしグレースハンの動きがいい。シャープな動きを見せてクラリッジ成瀬をラリアットで追い込む。

「ちょー必殺技いっくよ―――」

ジャンヌ永原がぶっこ抜きジャーマンでグレースを叩きつけるが、最後はクラリッジ成瀬が捕まってしまい合体パイルで敗北。勝負タイム22分44秒。王者組が初防衛に成功。

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第7戦山梨大会メインで組まれたのがタッグの最高峰、SPZタッグ選手権、新王者葛城早苗、ジャスティスえちごに挑むのは強豪外人コバトフ、マレン組。前年タッグリーグ優勝チームなので油断はならない。

「えちご、油断するなよ。コバトフのグラウンドはうまいからね」

4月の七番勝負ではコバトフに勝っているえちご、しかし相手もこの日はえちごの打撃を警戒していて、シビアな攻防が続く。しかしそこは一流外人、逆片エビやエルボーできっちりえちごにダメージを与えてゆく。そし掌底で弱らせてのパイルドライバー。たまらず葛城にスイッチ。

「覚悟」
葛城のSPZキックがヒット。なんとこの一撃でコバトフは昏倒。そのままフォールされて3カウントが入った。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

試合が終わってもピクリとも動かないコバトフ。実質KO勝ち。勝負タイム29分12秒。王者組みが2度目の防衛に成功。SPZの地方興行でであまり見られないKOシーンに場内は静まり返った。その後は中森社長兼トレーナーが血相を変えてリングに上がり、コバトフを介抱。ざわめきのままメインが終った。

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最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はジャンヌ永原対カトリーヌチャン。よく攻めた永原だったが、10分過ぎにスタミナ切れを起こして反撃を食らう。起死回生を狙ったジャーマンは回転エビに切り返され、13分47秒、ヒップアタックをくらって惜敗。

第2試合はミネルヴァ石川、ラズベリー対八島静香、ブリジットウォン組。29歳にしてリング復帰した女番長・八島静香、きょうは外人と混成タッグを組んでの出陣。ベテラン外人ブリジットがハッスルして、裏拳でラズベリーをぶん殴る。しかしラズベリーもミサイルキックで反撃。

しかし復帰した八島の動きが相当悪い。ラズベリーに延髄をくらって敗北。勝負タイム19分20秒。

「くっ・・・こんなはずでは・・・」
リング下に控えるハリケーン神田コーチも心配な表情。周囲の反対を押し切ってリング復帰したはいいが、結果が付いてこない・・・

休憩前の第3試合に葛城早苗が登場、クラリッジ成瀬と組んでマレン、グレースとタッグ対決。葛城が格の違いを見せつけて11分40秒、マレンを蹴りつぶして終了。

後半に入り、セミ前は最強外人対決。ダークスターカオス対コバトフ。しかしコバトフは昨日の失神KOの後遺症か、動きがいまひとつ冴えない。パワーで押したダークスターカオス、13分9秒、ジャーマンで勝利。

セミファイナルはSPZクライマックスで30分ドローに終わった試合の再戦、フローラ小川対ジャスティスえちご。

「・・・・きょうはフローラさん越えしますよ」

「いつも通り、気持ちで負けないようにやるだけです」

決着戦のはずなのだが、フローラ小川、いつも通りのじっくりとしたレスリング。それでもドーム会場であることを意識したのか、エルボー、やボディスラムをきっちり混ぜてくる。しかしえちごも耐えて反撃。時間だけが過ぎていって、たちまちのうちに30分ドローとなった。二人とも殺人級の大技は出していないが、あっという間に時間がたってしまった。

「ナイスファイトでした。次は60分でやりましょう」

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メインイベントはSPZ戦、王者グリズリー山本に対するは前SPZ王佐久間理沙子。

G山本がパワーで先手と攻めたが、佐久間がビートエンドで反撃。しかしグリズリー山本も
「げひゃひゃひゃ、ぶっつぶうす」

グリズリーボム、DDTの大技攻勢。しかし佐久間2.8で返す。

「ぶっ潰す!」
しかしグリズリー山本、あせることなく2発目のDDT、これで3カウントを奪って勝利。勝負タイム20分42秒、王者が2度目の防衛に成功。

「ウァハハハハ、佐久間なんザ大したことねえよ、オラッ」

Sクラ全勝優勝を果たした佐久間、その勢いでSPZ世界王座を奪還することはできなかった・・・

2009年12月 3日 (木)

私が好きなプロレスラー、ベスト5

プロレスファン歴20年くらいの私が生で見たことのあるレスラーに限定して書く。

私が好きなプロレスラーベスト5

第5位:小川良成

全日時代しか生で見ていないのだが、線の細さとあいまってやられっぷりは見ているものの胸を打ったと思う。武道館の第2試合に出てきて、三流外人にやられまくって、そのあと最後に丸め込んで勝つという芸当をやってのける。観客にこびずに自分のプロレスを貫く名選手です。ノアに行ってからはGHC世界王者にまで登り詰めた。

第4位:ダニー・スパイビー

2メートル3センチの長身。体躯もそれなりにがっしりしており、パツキン、怖い顔とあいまって強いアメリカ人レスラーの象徴的な存在でした。得意技がスパイビースパイク。得意技に自分の名前をつけるなんてのは当時では稀有だった。といってもただのDDTだけど。ハンセン、ゴーディたちに比べるとそんなに強くないところもまた人間くさくて好きだった。筆者は1回しか生で見ていないが、川田にやられてがっくりと引き揚げるその姿は胸を打った。

第3位:アンドレ・ザ・ジャイアント

身長223センチ、体重200km、パーマ頭にフランス人っぽい風貌、青のワンショルダータイツ。固太りした体型。技なんかなくても単純なパンチ、頭突きだけで絵になるとてつもないレスラー。もうこんな選手は絶対に現れないであろう。筆者は1度だけ生で見たが、その存在感には胸を打たれた。6人タッグで川田小橋菊地とあたったが、巨体を利して小橋をコーナーに釘付けにするシーンもまた絵になっていた。とはいえ退場時には杖をつきながら引き揚げていた。選手生活の晩年、足が相当悪かったのだろう。

第2位:アブドーラ・ザ・ブッチャー

2年前の最強タッグで間近に見たのだが、もう70歳で、階段を使わなければリングに上がれないほど老いていたのだが、場外での暴れップリは健在。相手がどんなにイキのいいレスラーでも地獄突きでノドを狙えば関係ない。(たしかにノドは鍛えようがない)あのトシで鈴木みのると組んで最強タッグ参戦という離れ業をやってのけた。試合前にはブラックスーツを着て(ベルトはD&G)、自分のサイン入りブロマイドやらフォークを1000円で売っていたプロ意識の塊。

第1位:渕正信

あまり強くない選手なのだが、やられっぷりが素晴らしい。相手の技をきっちり受ける。持っている技はボディスラムとバックドロップくらいなのだが、単純な殴る蹴るでもきっちり絵にするところがフッチーらしい。ひとつの団体に35年以上在籍しているのはこの選手だけ。さすがに50代後半になり、スポット参戦しかしなくなったが、古き良き時代のプロレスの雰囲気を残す名選手です。最近はスモールパッケージを多用している。現代ではそれがかえって新鮮に感じます。

2009年12月 2日 (水)

師走。

水曜日恒例の雑記。

◆仕事が絶望的に忙しい。

不況なので無茶苦茶忙しい。

今の世の中、正社員の座はチャンピオンベルトのように価値があると錯覚させられる。

働く以上、正規も非正規も関係ないと思うのだが、労働者間が分断されてしまっている。

選手生活の晩年までAWAベルトを手放さなかったニック・ボックウィンクルの偉大さが今になって分かる。

◆魁皇・幕内806勝

ばんざーい。ばんざーい!

最後の1勝はどう見ても対戦相手が空気読んだ節があるが、これも最年長大関の存在感というか人徳でしょうか。

これで来年初場所、よほどのことがないかぎりあと1勝に迫った千代の富士の幕内勝ち星記録に並ぶことになります。

2009年12月 1日 (火)

第825回 39年目9月時点のプログラムから

39年目9月
恒例のプログラムの選手紹介から。

最凶熊:グリズリー山本

本名:山本喜久子、2024年2月8日、東京都調布市出身。中学時代は柔道に熱中し、都大会ベスト4の成績を残す。井上霧子にスカウトされ、SPZ31期生として、2039年4月16日、釧路アリーナ大会での対RIKKA戦でデビュー。ナイトメア神威と組んであばしりタッグ王座を戴冠。そして第33回SPZクライマックスでは並み居る先輩方を抑えて堂々の3位入賞。着実にポジションを上げ、第34回SPZクライマックスでM祐希子、霧島レイラの2強をさしおいて優勝、その翌月に霧島のSPZ世界王者を奪取し、一気に団体トップに駆け上がった。

そして第38回大会まで5回連続SPZクライマックス優勝という快挙を成し遂げ、SPZの大エースとして君臨。SPZベルトの累計防衛回数も23回と歴代3位と、過去の大エースと引けをとらない戦績を残す。第39回SPZクライマックスでは惜しくも優勝を逃したものの、破天荒なパワーはなお健在。得意技はグリズリーボム、DDT。

テーマ曲:禿山の一夜(ムソグルスキー)

デンジャラスSK 葛城早苗

本名:同じ。2024年9月30日、山口県徳山市出身。運動能力の高さに目をつけた井上霧子にスカウトされ、SPZ32期生として2040年4月14日、札幌どさんこドーム大会での対 藤島瞳 戦でデビュー。打撃には見るべきものがあり、あの伊達遥の指導を受けてSPZキックと殺人ヒザ魚雷を伝授され、かつ斉藤彰子からジェットスマッシュを教わるなど研究熱心。殺人級の打撃を連続で食らわせたら大物食いもありうる恐ろしい選手。その恐ろしさを存分に生かし、RIKKAとのタッグでSPZ世界タッグ王者に輝く。現在も団体トップグループの一人として君臨し、SPZクライマックス3年連続3位という実績を残す。得意技はSPZキック、殺人ヒザ魚雷、ジェットスマッシュ。

テーマ曲:The Four Horsemen(メタリカ)

スーパーアイドル 早瀬葵

本名、同じ、2024年7月12日、佐賀県佐賀市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ32期生として2040年4月16日、仙台アリーナ大会での 対 藤島瞳戦でデビュー。アイドル商会の一員として前座戦線を盛り上げる。アイドルレスラー扱いながら、第35回SPZクライマックスにはなんと予選会で佐久間理沙子を破って本大会初出場を勝ち取るなど意外性が高い。最近は佐久間理沙子のパートナーに起用されSPZタッグ王座を奪取するなど意外な実力者ぶりを見せる。得意技は延髄斬り。

テーマ曲:キャラメルダンセン(キャラメル)

SPZの新エース 佐久間理沙子

本名、同じ。2025年12月10日、東京都日野市出身。あのラッキー内田を輩出した多摩レスリングクラブの推薦でSPZ入り。2041年4月26日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 藤島瞳戦でデビュー。アマレス出身者らしい落ち着いたファイトで実力は急上昇、マイティ祐希子とのタッグでSPZタッグ王座を奪取。興行のオフ日には道場で新技を研究し、オリジナルの必殺技・ビートエンドを編み出す。そしてついにSPZ世界王者を奪取し、SPZ本隊のエースとして日夜熱闘を繰り広げるに至った。また第39回SPZクライマックスで悲願の初優勝を果たし、SPZ真のエースとしての地位を築いた。得意技はビートエンド、ゴールデンクラッシュ、バイオドライバー。

テーマ曲:Energy(奥井雅美)

SPZのヒロイン2世 フローラ小川

本名:今野花子、2026年12月30日、神奈川県川崎市出身、母はあのSPZ1期生小川ひかる。子供の頃見たSPZのDVDでプロレス入りを決意し、SPZ34期生として2042年4月21日、京都市体育館での対 ハリケーン神田戦でデビュー。母親譲りの落ち着いた試合運びと、相手の技を耐えてから反撃するファイトスタイルに磨きをかけ、SPZのトップグループに割って入ってきた。2046年にはダークスターカオスを破りWWCA王者に、そして佐久間理沙子も破りSPZ世界王者にまで登り詰める。得意技は母親直伝?のSTF。

テーマ曲:ディヴェルティメント K138(モーツァルト)

ナチュラルパワー ミネルヴァ石川

本名:石川洋子、2027年7月3日、石川県小松市出身。SPZの新人テストに合格し、35期生として2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。おっとりとした性格ながら、馬力はかなりのものを持っており、佐久間理沙子のパートナーに抜擢されSPZタッグ王者に輝くなど、今後の飛躍が期待される。得意技はパワーボム、ラリアット。

テーマ曲:ネバーエンディング・ストーリー(G.Moroder-K.Forsey)

SPZの新星 中村真帆

本名:同じ。2027年9月18日。岩手県花巻市出身。中学時代はソフトボールで身体を鍛え、その身体能力を井上霧子に見込まれ、スカウトされる。SPZ35期として2043年4月20日、仙台市体育館での対 フローラ小川戦でデビュー。持ち前のパワーでリングをワイルドに暴れ回る。そのパワーに目をつけたグリズリー山本がパートナーに起用し、SPZ世界タッグ王者を戴冠。得意技はDDT。

テーマ曲:ビバリーヒルズ・コップのテーマ(H.Faltermever)

ザ・関西系スター クラリッジ成瀬

本名・成瀬麻衣子。2028年12月2日、大阪府茨木市出身。中学時代からスポーツ全般を一通りこなす器用な少女だった。SPZにスカウトされ、SPZ36期生として入門。2044年4月10日、札幌どさんこドーム大会での対 マスクド・ミスティ、ジョディ・ビートン戦でデビュー。(パートナーは藤島瞳)軽やかな身のこなしを生かして、前座戦線を沸かせる。ジャンヌ永原と組んであばしり王者に輝くなど、実績を残しつつある。得意技はアキレス腱固め。

入場テーマ曲:Radiance(川田まみ)

リングのひまわり ザ・ラズベリー

本名:橋本まり。2028年4月14日、岡山県倉敷市出身。「弱い自分を変えたくて」SPZの入門テストを受験。SPZ36期生として採用され、2044年4月21日、京都市体育館での対 八島静香戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、すばしっこさを生かしてリング上を駆け回る。得意技はギロチンドロップ。

入場テーマ曲:らずべりー(KOTOKO)

未来のエース候補 ジャスティスえちご

本名:田中裕子、2030年3月11日、新潟県湯之谷村出身。中学時代はアマレスと陸上競技で身体を鍛える。その運動神経が内田スカウトの目に留まり、2045年4月11日、釧路アリーナ大会での対 藤原和美戦でデビュー。練習熱心な性格で、デビュー2年目で第38回SPZクライマックスに出場。打撃センスは非凡なものを持っており、葛城早苗のパートナーに起用されSPZタッグ王者に輝く。

第39回SPZクライマックスでは元SPZ王者のフローラ小川と引き分け、成長をアピール。将来のエース候補として期待されている。得意技はゴートゥベッド(変形トラースキック)。ダークレフト。

入場テーマ曲:Enter Sandman(メタリカ)

四色スープレックス ジャンヌ永原

本名:永原敦子、2030年10月27日、群馬県松井田町出身。中学時代はスポーツ万能で、いくつもの運動部から助っ人を頼まれていたという武勇伝を持つ。これに目をつけた内田スカウトが出向いて口説き、SPZ38期として2046年4月20日、京都府立体育館での対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。練習熱心な性格で、道場で深夜秘密特訓を繰り返し、いつのまにかジャーマン、ノーザン、タイガースープレックスを習得したという底知れぬ素質を持つ。今後が楽しみな逸材。得意技はジャーマンスープレックス。

入場テーマ曲:トースト咥えたあいつにおはよう(生天目仁美)

期待の新人・ミシェール桜井

本名:桜井里子、2031年8月15日、兵庫県浜坂市出身、SPZの新人テストに合格し、2047年4月18日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、跳躍力、身体のばねはいいものを持っており、今後の成長が期待される。得意技はドロップキック。
入場テーマ曲:シャコンヌ ト短調(ヴィターリ)

生ける番長伝説 八島静香

本名:同じ、2017年11月13日、島根県浜田市出身。実家が漁師で、家業の手伝いをするうちに体力がついた経歴を持つ。中学時代は女番長で警察に補導されることもしばしばだったが、改心してSPZの入門テストを受験。見事合格し2033年5月11日、高知県体育館での対 野村つばさ戦でデビュー。高い身体能力を生かし、トップグループに殴りこみをかけてきて、同期のハリケーン神田と組んでSPZ世界タッグ王者に輝く。2044年4月25日、新日本ドーム大会で一度は引退したが、結婚、出産、離婚を経て、思うところあってリング復帰を志し、引退から3年後の2047年5月、29歳でのリング復帰を果たす。まだ実戦カンが戻っていないため、当分は前座での起用が予定されている。得意技はデスバレーボム、ぶちかまし。

テーマ曲:アルルの女、ファランドール(ビゼー)

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SPZコミッショナー 井上霧子

1980年9月15日、神奈川県川崎市出身。1995年5月1日、関東女子プロレス・後楽園プラザ大会のユリシーズ島宮戦でプロレスデビュー。2004年11月に現役引退。SPZには旗揚げ前から社長秘書兼レフェリーとして参加。選手のまとめ役として貢献。2019年からはSPZ社長代行として団体フロントの顔としても活躍。現在はSPZコミッショナーとしてSPZベルトの管理を担当。

名解説者 吉田龍子

1997年11月13日、熊本県八代市出身。2013年4月11日、札幌キターアリーナ大会での富沢レイ戦でデビュー。2022年3月、現役引退。2027年8月、井上霧子のあとをうけて3代目のSPZ社長に就任。しかし激務に嫌気が差したのか、社長の座を中森登志子に譲り、現在は取締役として広報全般を担当。選手への愛情の裏返しである超辛口のテレビ解説は好評。

チーフレフェリー ロイヤル北条

本名、北条美雪。2006年2月7日、富山県氷見市出身。SPZ13期生として2021年4月21日、釧路アリーナ大会での芝田美紀戦でデビュー。2030年1月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務める。現役時代の動き同様キビキビとした動き、かつ厳格なレフェリングは好評。2044年には取締役に昇格し、審判部長としてSPZの試合進行を担当。

レフェリー ラッキー内田

本名:内田栄子 2008年10月30日、東京都多摩市出身。SPZ16期生として、2024年5月15日、鹿児島県営広場特設リング大会での成瀬唯戦でデビュー。2032年8月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務めていたが、2044年に取締役に昇格し、営業とスカウト業務を担当するようになったが、地方興行では代打レフェリーも時たま務める。

レフェリー ハリケーン神田

本名:神田友子、2018年1月1日、茨城県土浦市出身。学生時代はキックボクシングで身体を鍛え、SPZ25期生として入門。2033年5月11日、高知県体育館大会での対セイレーン千春戦でデビュー。2043年1月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務める。

トレーナー兼SPZの社長 イージス中森

本名:中森登志子 2012年11月29日、徳島県徳島市出身、SPZ新人テストに合格し、20期生として2028年4月16日、京都市体育館でのキューティー金井戦でデビュー。2038年4月、現役引退。その後はSPZに残り、トレーナーとして選手のコンディショニングを担当。2044年に吉田龍子に面倒見のよさを買われ、第4代SPZ社長に抜擢されるが、時折代打レフェリーやテレビかいせつも務める。

リングアナウンサー 阿部幸一

2000年5月28日、新潟県糸魚川市出身、2023年入社、グッズショップ販売を経験した後、2033年からリングアナウンサーに起用される。現在は巡業部担当課長として主に後半戦のアナウンスを担当。趣味はドライブ。

リングアナウンサー 奥森豊

2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、前半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。

リングドクター 羽山海

1987年6月21日、鹿児島県上屋久町出身。帝王大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務。プロレス観戦好きが好じ、「タダでプロレスが見られる」という今野元社長の甘言に乗り、SPZにリングドクターとして首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

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