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2010年2月28日 (日)

第877回 ウルトラタッグリーグ戦 41年目12月

41年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ。参加チームは下記の8チーム。

佐久間理沙子、ミネルヴァ石川(3年連続優勝チーム)

フローラ小川、ジャンヌ永原(SPZタッグ王者)

八島静香、中村真帆(ベテラン悪役タッグ SUPER DOGS)

ジャスティスえちご、近藤真琴(SPZ王者&新人のサプライズタッグ)

コバトフ、マレン・ニールセン(EWA代表)

ミスティアマスク、ミスマスカレード(ネタ外人ズ)

イザベラスミス、ローレル(実力派外人コンビ)

ドッペル・ベルク、ウォーレス・ベルク(未知数外人コンビ)

初戦の札幌大会からリーグ戦がスタート。

Jえちご○、近藤(2点、パイルドライバーからの片エビ固め 8.32)ミスティア×、マスカレード

「近藤、来月のタッグリーグ、えちごさんのパートナー、あなたで行くから」

中森社長に告げられて驚く近藤真琴。新人が大抜擢。

「八島さんは中村さんとのDOGSで出したいし、成瀬が怪我しちゃったから、ここはあなたしかいない」

ビビる近藤真琴。練習熱心な性格だがいかんせん駆け出しなので非常に不安。それでもこの日の相手はカス外人。えちごが一人であっさり片付けた。近藤真琴の出番はダブルドロップキックのみ。ほとんど汗をかかずに終わった。

イザベラ、ローレル○(2点、ノーザンライトSH 13.40)コバトフ、マレン×
前評判の高かったコバトフ組だが、相棒のマレンが捕まってしまい黒星発進。

佐久間、M石川○(2点、合体パワーボムからのエビ固め 26.04)八島×、中村

「4連覇・・・どうでしょうね」

団体エースの座をえちごに譲り、自らは正規軍の重鎮に落ち着いている。この日は八島中村のDOGSが相手。

「うらああ」
相変わらず八島のぶちかましは凄い。たじろぐ佐久間。とても31歳とは思えないパワー。中村もうまくアシスト。しかし佐久間、ビートエンドで形勢逆転。なんとか場外に逃れた中村だったがこれで大ダメージを負って孤立。八島さんが狙われてやられてしまった・・・

F小川○、J永原(2点、STF 11.05)ドッペル、ウォーレス×

「ウウッ・・・・」

リング中央でフローラ小川のSTFががっちり決まった。ウォーレス抜けられない。カットに入るべきドッペルの前でジャンヌ永原が通せんぼポーズ。たまらずウォーレスはギブアップ。

チャンピオンチームは白星発進。初がお相手でも無難に試合をまとめた。

第3戦は仙台大会。

ドッペル、ウォーレス○(2点、ダブルアームスープレックスからの片エビ固め 10.33)マスカレード、ミスティア(0点)

ベルク組が初白星。ネタ外人コンビを落ち着いてさばいた。

Jえちご○、近藤(4点、ゴートゥベッドからの片エビ固め)コバトフ、マレン×(0点)

近藤の経験を考えると自分が矢面に立たなくてはならない。それでも5分過ぎ、流れで近藤が出てきてマレンと相対するやコバトフがスッと出てきて決めにかかる。しかし耐えた近藤がなんとかえちごにつなぐ。

ジャスティスえちごがローンバトル。しかしくせ者マレンもステップキックでえちごにダメージを与える。これで怒ったえちご。

「GO、TO」

ガシッ

出たゴートゥベッド。この一発でマレンは眠ってしまった。近藤に逆カットを指示してからカバー。これで3カウントが入ってしまった。これで幸先良い2連勝スタート・・・

佐久間、M石川○(4点、ドラゴンスリーパー 12.20)イザベラ、ローレル×(2点)

佐久間組も2連勝。最後はM石川のドラゴンスリーパーが決まった。

F小川、J永原○(4点、タイガーSH 9.44)八島、中村×(0点)

チャンピオンチームも2連勝。DOGSを退けた。

41年目12月、ウルトラタッグリーグ戦。F小川組、佐久間組、えちご組が連勝スタート(続きます)

2010年2月27日 (土)

第876.9回 まだ見ぬ強豪、参戦?

41年目12月

(今日も書き下ろしです)

年末恒例のSPZのビッグイベント、ウルトラタッグリーグ。ことしはこのタッグリーグ戦が初来日・・・・というまだ見ぬ強豪という2人組が参戦するという情報が入った。

「ドイツの秘密兵器姉妹」

ドッペル・ベルク

ウォーレス・ベルク

「これは興味津々だ、取材に行きたまえ」

京スポ新聞社がシリーズ開始2日前にSPZサイドに取材を申し入れた。

「用意されたプロフィルでは、ドイツ地区で数年前からタッグチームとして暴れだしてきており、デインジャラスでスプラッターなファイトでEWAマットの下部組織で何人もの相手を病院送りにしてしまい、EWA内部でも問題児として問題視していて、はっきりいって扱いに困っていた。ということで日本マットに送り出してしまう解決策を考え、ていよくSPZ参戦が実現した」

「姉のドッペル・ベルクの得意なのは打撃。顔面への膝蹴り、そして弱った相手への容赦のないステップキック、ダウンした相手へのサッカーボールキックなど、相手の嫌がる打撃を繰り出す。」

「妹のウォーレス・ベルクはレスリングセンスがある。ドイツ仕込みの関節技絞め技は古いヨーロピアンスタイルの残像。そしてダブルアームスープレックスをつかいこなす職人系。試合の流れを確実に作ってドッペルにつなぐ。」

SPZサイドはサービスのいいことにベルク姉妹の公開スパーリングまで用意した。

「私たちの必殺連係を見せてやろう」

やられ役はSPZのコーチ、ハリケーン神田さん。急遽決まった公開スパーなので道場に若手選手がいなかったらしい。

まずウォーレスがハリケーン神田を対角線に振る。

「イヤアッ!!」

そこへ待ち構えていたドッペル・ベルクがトラースキックを叩き込む。

「・・・ううっ」

蹴りを食らってふっとぶ神田。それをキャッチしたウォーレスが受け止めてするするするっと逆さ押さえ込みに丸め込んだ!

ワン、トゥ、スリー!!

レフェリー役の阿部リングアナがマットを3つ叩く。

 「くっ・・・・蹴りをもらった直後に丸め込まれたので返しにくいぞ、これは・・」

「ドウダ、これがアタシたちの必殺技『スピード・トラップ』だ。これでリーグ戦はもらった。誰が相手デモ叩キ潰してヤルゼ」

「ハハハハハハ」

スパーリング後は横浜関内のドイツ風ビアホールでビールをすすり、ザワークラウトをほおばる二人であった。

「私たちはハングリーなんだ。目の前にいる獲物は全員平らげてやる」

ードイツからやってきた刺客2人。これはとんでもない大物が入ってきたか。それともいっぱい食わせ物か。まだ分からない。しかし、今年のタッグリーグ戦は何かが違う。お見逃しなく。(京スポ新聞紙面より)

**********************

2010年2月26日 (金)

3月21日は全日両国大会

カード的に、愕然。

◆三冠ヘビー級選手権

(王者)小島聡 VS 浜亮太(挑戦者)

両国のメーンがこれですか。昨年12月に見た限りでは浜亮太は

ただ太っているだけの相撲上がりのパワーファイター。

デビュー1年ちょっとでの3冠挑戦・・・・会社側がプッシュしたいのは分かりますが・・・

◆金網デスマッチ(!)

鈴木みのる VS 船木誠勝

言うべき言葉もない。全日のリングで金網とは。38年の歴史ある団体なのに。そして闘うのがU系で歴史を作ってきた2人というのがもう・・・・

◆世界ジュニア選手権

王者:カズハヤシ VS KAI

まあ若手のイキのいいのがカズハヤシの牙城に挑むということで。

自前の選手で両国を埋めようという心意気は分かりますけど。不況の時代、客入りよりも最終利益を選んだかと邪推せざるを得ないと思います。我らがスター、渕さんのカードはこの原稿を打っている時点では発表されていませんが・・・・

2010年2月25日 (木)

緊急書き下ろし

(筆者風邪で通常更新が困難なため)

さいきんのプロレスはつまらなくなったと良く言われる。

新日本プロレスも客数低下に歯止めがかからず、

NOAHに至っては地方の不入りが深刻な状況。

昭和30年代、もともと日本でプロレスが根付いたのは、日本人スター選手が

アメリカ人選手をブッ倒すという、敗戦国の国民感情が微妙に作用していたからこそ

であると思われます。

日本人VS外人というのが初期プロレスの存在理由でありました。

全日本・新日本の2大メジャーは、それぞれのルートで魅力的かつ個性的な

外人レスラーをシリーズのたびに多数招聘していました。

スタン・ハンセンやアンドレ・ザ・ジャイアントのようなむちゃくちゃ強いのから、

ダニー・クロファットやピート・ロバーツのようなメーンの6人タックに添えてもそん色ないそこそこ強いのから「何でこんなの呼んじゃったんだ」といわれるようなとんだいっぱい食わせ物まで、そのおりなす人間ドラマがまたたまらないのです。

**********************

90年代の全日本マットでそんなB級常連外人のひとりとして活躍したのが、

ジョー・ディートンでした。

身長195cmと馬場さん好みの大型ですが、得意技が河津落としやブルドッキングヘッドロックくらいでパッとしないのだが、基本的なレスリング技術はしっかりしており、地方興行ではハンセンと組んでタッグマッチに出ていました。

活躍されていた前半の頃はなぜか鞭を持って入場し、時折小道具として反則攻撃をしかけるヒールとしての面も持っていましたが、ちょび髭ヅラのナイスガイということもあって、後半はすっかり「いいやつの外人」という役どころでした。

しかしハンセンやゴディといった超一流には到底太刀打ちできず、タッグマッチの終盤に捕まってあえなくやられてしまう役どころを引き受けていました。

仙台かなんかであったハンセン、ディートン対ゴディ、ウイリアムスのタッグマッチで、まずまっさきにディートンが二人がかりで叩きのめされて場外で悶絶し、そのまま伸びている間に孤立したハンセンが集中攻撃を食らってフォール負けされてもディートンは場外で転がっていたという試合もありました。

その後は悪役商会に助っ人として加入し、ピンクのタイツを履いて馬場さん木村さんの相手を務めたこともあります。しかし90年代後半にはもうフェードアウト。いまごろはどこで何をされているのか、もうプロレスからは足を洗っているのか、情報が入ってきませんが・・・・できればもう一度見てみたいものであります。

2010年2月24日 (水)

風邪ひいてしまった・・・

サキュバスクエストのやりすぎで興奮しすぎたのか、

風邪をひいてしまった・・・・

PS2の電源すら入れていません。

48年目12月で止まっています。

2010年2月23日 (火)

第876回 41年目11月 至宝奪還

41年目11月

「SPZダイヤモンドシリーズ」

最終戦は本拠地横スペ大会。地元なので超満員のファンで埋まった。

第1試合は新人の近藤真琴VSカトリーヌチャン。

「近藤選手はまだまだ受けに難がありますからね」

かいせつのラッキー内田が指摘。10分過ぎに案の定スタミナ切れを起こして動きが止まる。それでも強烈なステップキックで反撃して見せ場は作る。痛みでもがき苦しむカトリーヌ。
「ううう・・・くらえっ!」
カトリーヌチャン、ボディスラム連打で流れを変えて、近藤が棒立ちになったところへタイミングよく掌底を入れて3カウント奪取。勝負タイム13分1秒。

第2試合はNARATA対ダイナマイト・リナ。2年目のNARATAが良く動いたが最後はダイナマイトが力任せのタイガードライバーを決めてNARATAを沈めた。勝負タイム14分9秒。

第3試合はミシェール桜井対イザベラ・スミス。パフォーマー同士の戦いで場内は沸いたが。イザベラスミスはあのダークスターカオスのパートナーの顔もあるので、意外とレスリングセンスにも長けており、みごとなバックドロップでM桜井を追い詰める。

「クククク、モラッタ」

頭を打ってもがく桜井を捕らえてDDT。これで3カウントが入った。勝負タイム10分51秒。

第4試合休憩前は6人タッグマッチ。ミネルヴァ石川、クラリッジ成瀬、ラズベリーのSPZ本隊3人に対するは、覆面外人連合、ミスマスカレード、ミスティアマスク、ワイルドローズ4号。6人タッグらしいバタバタした展開に沸いた。

「行くわよっ!」

このメンツでは元タッグ王者のM石川が格の違いを見せてパワーボムでワイルドローズを叩きつけるが、相手チームのカットで決定打に至らない。ならばとマスカレードにもパワーボムを放ってクラリッジ成瀬にタッチ。

「いてこましたる!」

最後は6人が入り乱れる中、ミスティアマスクをとらえたクラリッジ成瀬がアームホイップから強引に丸め込んで3カウント奪取。勝負タイム14分44秒。その試合が終わると休憩。

************************

休憩明けに怖いおねえさん八島静香登場。この日も相方の中村さんと組んで、マレン・ニールセン、ローレルの実力派外人コンビと対戦。そこそこの熱戦が繰り広げられて、最後は八島さんが強烈なスクラップバスターをマレンに決めて勝利。勝負タイム17分1秒。

そのあと恒例の3大シングルマッチ。

セミ前は佐久間理沙子対ジャンヌ永原。

団体最古参ながらSPZクライマックスを制するなどまだまだ元気な佐久間。この日も進境著しいはずのジャンヌ永原をさくっとノーザンからボディスラムで仕留めた。ジャンヌ永原は昨日のタッグ選手権のダメージが尾を引いていたか。勝負タイム13分42秒。

セミファイナルはフローラ小川対ジュディ・コーディ。

「・・・うううっ・・・・」

ジュディのパワーに防戦一方のフローラ小川、体格が小柄なので飛ばされ方が半端ではない。単純なボディスラムやタックルでも派手に叩きつけられる。

「フハハハハハ」

デスバレーで動きの止まったフローラ小川、大ピンチ。苦し紛れでスモールパッケージを連発するがジュディも実力者なので返す。

「・・・・・・・・・・・」

ここでフローラ小川、3度目のスモールパッケージに行くと見せかけて変形のドラゴンスリーパーに捕らえる。これは入ってしまったか。

「ウグウウウウ・・・・っ」
虚を突かれたジュディは無念のタップ。フローラ小川大逆転。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・・」

しんどそうに引き揚げるフローラ小川。まるで敗者のような足取り。勝負タイム23分27秒の苦闘を制した。

*************************

メインイベントはSPZ戦。王者ダークスターカオスに挑むのはジャスティスえちご。9月の対戦でボロ負けしたばかりなのだが、佐久間でもダメ、フローラ小川は非力、J永原はまだまだとあってはエースえちごを出すほかなかった。

「ダークレフトを一発入れれば・・・」

しかしその前にダークスターカオスにいいように攻められてしまう。しかし、一瞬の隙を衝いて

バキッ

抜き打ちゴートゥベッド。

グウウウ

ダークスターカオス頭を押さえて苦しむ。
「ウガアーーー」
ダークスターカオス、パワーボム。一度はウラカンラナで切り返し、2度目は2.5で返したが

「シね」

ダークスターハンマー炸裂。しかしえちご2.9で返す。だが・・・

「フフフフこの試合もこれで終わりだ」

2度目のダークスターハンマー。誰もがああこれで終ったと思ったが、ジャスティスえちごなんとか右足をロープに伸ばして3カウントを防いだ。
ダークスターカオス、自らロープに走る。3度目のダークスターハンマーを狙ったか。しかしジャスティスえちご、走ってくるカオスの動きをよく見て、タイミングよく踏み込んでフライングニールキックを叩き込んだ。

ガッ・・・

崩れ落ちるカオス。押さえ込むJえちご。これで3カウントが入った。勝負タイム45分11秒。

「やった・・・・・」

これでSPZに至宝が帰ってきた。

2010年2月22日 (月)

第875回 41年目11月 ダイヤモンドシリーズ

41年目11月

「寒くなってきたな・・・・」

川崎市の病院のベッドの上でひとりの老人が呟く。

SPZ創業者の今野ファウンダー、秋以降は再び入退院を繰り返すようになった。夏場の富士登山でかなり無理をしてしまい、それ以来発作の起こる頻度も上がってしまったようだ。戸塚のSPZ本社のファウンダー室に足を運ぶ回数もめっきり少なくなってしまった。

それでもSPZの熱い闘いは続く。

******************************

「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

「フフフフフ・・・」

ダークスターカオス様の猛威は止まらない。東北地方を回るこのシリーズで、ダークスターカオスはEWA、TWWA、GWA、WWCAのシングルベルトを4連戦でことごとく防衛(相手はジャンヌ永原2回、ジュディコーディ2回)という離れ業をやってのけた。タイトルマッチの連戦なのに疲れたそぶりひとつ見せない。化け物だ・・・

**************************

シリーズ第7戦幕張大会メインで久々の日本人所属選手同士の対戦が組まれた。SPZ世界タッグ戦、王者フローラ小川、ジャンヌ永原に対するは佐久間理沙子、ミネルヴァ石川の元王者チーム。

「うわあああっ・・・・」

佐久間の危険な大技、ビートエンドを食らってジャンヌ永原が悶絶。したがってフローラ小川がローンバトルを強いられる苦しい展開。

フローラ小川、懸命に戦って、ミネルヴァ石川のラリアットを受けながらも、バックドロップで反撃。終盤になってようやくジャンヌ永原が戦線復帰。

―感覚がおかしい、一発で決める。

「えいーーーーーーーっ」

なんとタイガースープレックス一発でミネルヴァ石川を沈めて防衛に成功。勝負タイム42分27秒。

「苦しい戦いでした・・・まあ私の足りない部分を永原選手がうまくカバーしていただきました。」

試合後、フローラ小川はふらつきながらもコメントを出したが、ジャンヌ永原はダメージが深く医務室へ直行した。

そして、最終戦は本拠地横スペ大会。
(続きます)

2010年2月21日 (日)

第874回 カオス様のタッグ戦線

41年目10月

カオス様の勢いが止まらない。初戦沖縄大会でついにTWWA王座も奪取。王者デジョンをバックブローで3カウント奪取。なんてやつだ・・・

「フフフフ・・・ELEVEN」

ダークスターカオス、11冠王。いったいなんなのであろうか。ほぼ世界のプロレスを制圧したといっても過言ではない。

しかも驚いた事にダークスターカオスとイザベラスミスのコンビ、2戦目の浜松から5戦目の和歌山まで4戦連続でタイトルマッチを行い、EWA・GWA・TWWA・WWCAのタッグベルトを防衛してのけたのだからさすがとしかいいようがない。対戦相手は4戦ともジュディコーディ&ローレル組と決して楽な相手ではなかったのだが・・・

第6戦岐阜大会。メインであばしりタッグ戦が組まれ、王者ダークスターカオス、ミスティアマスク組にフローラ小川、NARATA組が挑戦。

「内容はともかく、最も勝てる確率が高いやり方をそのまま実行するだけです」

最弱外人ミスティアが出てきたところを狙ってフローラ小川が仕掛けた。いきなり組み付いてのバックドロップ。

「うぐぐぐぐぐ・・・」

さして高さもスピードもないのに痛がるミスティア。これは受け身の練習不足としか言いようがない。それでもミスティアマスクなんとか2で返して逃げ切り、カオスにタッチ。しかしNARATAの農鳥がカオスの顔面にモロヒット。

「ウググググ」

ダークスターカオス、これで棒立ちに、NARATA、すかさず2発目の農鳥を決めてカオスを戦線離脱させる。最後はミスティアとNARATAがやりあう中、スタミナの切れたミスティアへNARATAがアームホイップ。これでカウント3が入った。勝負タイム24分47秒。

「NARATAさんが農鳥を2回入れてくれましたから。あれでカオス選手を引っ込められました」

これでSPZ所属選手があばしりタッグを奪還。敗れてなおダークスターカオス、10本のベルトを所持している・・・

*****************************

翌日の長野大会ではSPZタッグ戦、王者ダークスターカオス、イザベラスミスに挑むのはフローラ小川、ジャンヌ永原組。8月のSクラで3位・4位の選手が組んで出るのだから何とかしてくれると団体サイドは踏んでいた・・・

やはりカオスの攻勢に大苦戦の挑戦者チーム。しかし最後の最後で出てきたイザベラにフローラ小川が仕掛けた。一瞬の隙を衝いて、めったに見せないラ・マヒストラル!

ワン、とぅ、スリー

「オーマイガッ・・・」

やっちまったぜとアフロ頭を抱えるイザベラスミス。アメリカンプロレスで良くあるシーンだ。

これでカウント3が入った。フローラ小川はこれでSPZタッグとあばしりタッグのタッグ2冠王。勝負タイム29分25秒。

「たまたまですよ、たまたま決まっちゃっただけで・・・」

「チッ・・・・・・・」

ダークスターカオス、9冠王に逆戻り。

***************************

最終戦さいたまドーム大会、メインに組まれたのはSPZ戦、ダークスターカオスに挑むのはSPZクライマックスで優勝した佐久間理沙子。欠場明けなのが気がかりだが・・・

しかしダークスターカオス、佐久間も子ども扱い。圧倒的パワーでねじ伏せる。佐久間ビートエンドで活路を開こうとしたが、けっきょく力負けしてしまい、ダークスターハンマーからの裏投げに3カウントを喫してしまった。勝負タイム16分31秒。王者が4度目の防衛に成功。

「・・・・強いですね。力が相当あります」

「フフフフフ・・・」

2010年2月20日 (土)

第873回 10冠王カオス

6冠王ダークスターカオスの勢いが止まらない。

なんとシリーズ初戦の佐賀大会でTWWA王者のジョセフィーヌ・デジョンを呼び寄せTWWA世界戦を実施、ジョセフィーヌがキャプチュードでなんとかカオスを倒したからいいようなもの・・・

しかし2戦目の長崎でダークスターカオス、イザベラスミス組がTWWA世界タッグを奪取。これで7冠王。

「フフフフ・・・SEVEN」

3戦目の熊本で同じくダークスターカオス、イザベラスミス組がGWA世界タッグを奪取。これで8冠王。
「フフフフフ・・・EIGHT」

4戦目の鹿児島では同じくダークスターカオス、イザベラスミス組がEWAタッグを奪取。これで9冠王。なんてやつだ。

「フフフフフフ・・・NINE」

9本のベルトを(WWCAシングル、WWCAタッグ、GWAシングル、GWAタッグ、EWAシングル、EWAタッグ、TWWAタッグ、SPZシングル、あばしりタッグ)全身に巻いてアピールするダークスターカオス。

勢いに乗るダークスターカオス&イザベラスミスは7戦目山梨大会でジャスティスえちご&中村真帆の持つSPZタッグに挑戦。

「えちご、キサマを血祭りに挙げて10本目のベルトを頂ク」

「ほざけ・・・」

パートナーの中村が結構いい動き、得意のラリアットでカオスの出足を止め、えちごのピンチにはことごとくカットに入る。しかし最後は
「フフフフ・・・この試合もこれで終わりだ」

伝家の宝刀ダークスターハンマー。しかしえちごが必死にカット。しかしカオス、あせらず2度目のダークスターハンマー。これで中村を完全KO.えちごは場外からイザベラに足を引っ張られていた・・・勝負タイム28分37秒。

これでダークスターカオスは10冠王者!!!

「フフフフフ・・・TEN!私こそ唯一の闘いの神!!」

10本のベルトを全身に巻きつけて快哉をあげるダークスターカオス。

「カオス!カオス!カオス!カオス!」

悪ノリした山梨のファンもカオスコール。まさに戦いの化身、戦いの神だ。

************************

最終戦、新日本ドーム大会。メインはSPZ戦、王者ダークスターカオスに対するはジャスティスえちご。

「青コーナー、挑戦者、新潟県湯之谷村出身、じゃすてぃすー、えちーごー」

「赤コーナー、アメリカ出身、WWCA世界選手権者、WWCA世界タッグ選手権者、GWA世界選手権者、GWA世界タッグ選手権者、EWA世界選手権者、EWA世界タッグ選手権者、TWWA世界タッグ選手権者、SPZ世界選手権者、SPZ世界タッグ選手権者、ならびに、あばしりタッグ選手権者・・・だーくすたー、かお-すー!!」

阿部リングアナがカンペを見ながら懸命にコール。この人も大変だ。場内は爆笑と驚嘆に包まれた。

「なんとしても・・・ベルトを取り返す!!」

オフに富士山で強化合宿を積んできたらしいジャスティスえちご、うっすらと日焼けしている。

「フフフフフ・・・」

しかしダークスターカオスの圧力というか壁の前に跳ね返されてしまい、最後はパワーボムで玉砕。勝負タイム18分15秒。強い強すぎる。王者が3度目の防衛に成功、

「フフフフフ・・・」

2010年2月19日 (金)

第872回 41年目9月時点のプログラムから

41年目9月
SPZ興行で会場入り口で無料配布されるプログラムから。

SPZのダイヤモンド 佐久間理沙子

本名、同じ。2025年12月10日、東京都日野市出身。あのラッキー内田を輩出した多摩レスリングクラブの推薦でSPZ入り。2041年4月26日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 藤島瞳戦でデビュー。アマレス出身者らしい落ち着いたファイトで実力は急上昇、マイティ祐希子とのタッグでSPZタッグ王座を奪取。興行のオフ日には道場で新技を研究し、オリジナルの必殺技・ビートエンドを編み出す。

そしてついにSPZ世界王者を奪取し、SPZ本隊のエースとして日夜熱闘を繰り広げ、第39回・第40回・第41回SPZクライマックスで3連覇を果たすなどSPZ真のエースとしての地位を築いた。得意技はビートエンド、ゴールデンクラッシュ、バイオドライバー。
テーマ曲:Energy(奥井雅美)

SPZのヒロイン2世 フローラ小川

本名:今野花子、2026年12月30日、神奈川県川崎市出身、母はあのSPZ1期生小川ひかる。子供の頃見たSPZのDVDでプロレス入りを決意し、SPZ34期生として2042年4月21日、京都市体育館での対 ハリケーン神田戦でデビュー。母親譲りの落ち着いた試合運びと、相手の技を耐えてから反撃するファイトスタイルに磨きをかけ、SPZのトップグループに割って入ってきた。2046年にはダークスターカオスを破りWWCA王者に、そして佐久間理沙子も破りSPZ世界王者にまで登り詰める。得意技は母親直伝?のSTF。
テーマ曲:ディヴェルティメント K138(モーツァルト)

ナチュラルパワー ミネルヴァ石川

本名:石川洋子、2027年7月3日、石川県小松市出身。SPZの新人テストに合格し、35期生として2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。おっとりとした性格ながら、馬力はかなりのものを持っており、佐久間理沙子のパートナーに抜擢されSPZタッグ王者に輝き長期防衛を果たすなどタッグ戦線では磐石の安定感。得意技はパワーボム、ラリアット。

テーマ曲:ネバーエンディング・ストーリー(G.Moroder-K.Forsey)

SPZのスーパーパワー 中村真帆

本名:同じ。2027年9月18日。岩手県花巻市出身。中学時代はソフトボールで身体を鍛え、その身体能力を井上霧子に見込まれ、スカウトされる。SPZ35期として2043年4月20日、仙台市体育館での対 フローラ小川戦でデビュー。持ち前のパワーでリングをワイルドに暴れ回る。そのパワーに目をつけたグリズリー山本がパートナーに起用し、SPZ世界タッグ王者を戴冠。最近は八島静香とのタッグで活躍し、荒々しいファイトで場内を沸かせる。得意技はDDT。

テーマ曲:ビバリーヒルズ・コップのテーマ(H.Faltermever)

ザ・関西系スター クラリッジ成瀬

本名・成瀬麻衣子。2028年12月2日、大阪府茨木市出身。中学時代からスポーツ全般を一通りこなす器用な少女だった。SPZにスカウトされ、SPZ36期生として入門。2044年4月10日、札幌どさんこドーム大会での対 マスクド・ミスティ、ジョディ・ビートン戦でデビュー。(パートナーは藤島瞳)軽やかな身のこなしを生かして、前座戦線を沸かせる。ジャンヌ永原と組んであばしり王者に輝き、念願だったSクラ出場を果たすなど、実績を残しつつある。得意技はアキレス腱固め、飛びつき腕ひしぎ逆十字。

入場テーマ曲:Radiance(川田まみ)

リングのひまわり ザ・ラズベリー

本名:橋本まり。2028年4月14日、岡山県倉敷市出身。「弱い自分を変えたくて」SPZの入門テストを受験。SPZ36期生として採用され、2044年4月21日、京都市体育館での対 八島静香戦でデビュー。パワーはないものの、持ち前のすばしっこさを生かしてリング上を駆け回る。得意技はギロチンドロップ、ダイビングプレス。

入場テーマ曲:らずべりー(KOTOKO)

ダークレフト ジャスティスえちご

本名:田中裕子、2030年3月11日、新潟県湯之谷村出身。中学時代はアマレスと陸上競技で身体を鍛える。その運動神経が内田スカウトの目に留まり、2045年4月11日、釧路アリーナ大会での対 藤原和美戦でデビュー。練習熱心な性格で、デビュー2年目で第38回SPZクライマックスに出場。打撃センスは非凡なものを持っており、葛城早苗のパートナーに起用されSPZタッグ王者に輝く。

メキメキと実力を伸ばし、トップグループに割って入り、フローラ小川を倒してSPZベルトを巻き団体の頂点に立ち、佐久間とは熱いつばぜり合いを繰り広げる。得意技はゴートゥベッド(変形トラースキック)。ダークレフト。
入場テーマ曲:Enter Sandman(メタリカ)

四色スープレックス ジャンヌ永原

本名:永原敦子、2030年10月27日、群馬県松井田町出身。中学時代はスポーツ万能で、いくつもの運動部から助っ人を頼まれていたという武勇伝を持つ。これに目をつけた内田スカウトが出向いて口説き、SPZ38期として2046年4月20日、京都府立体育館での対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。

練習熱心な性格で、道場で深夜秘密特訓を繰り返し、いつのまにかジャーマン、ノーザン、タイガースープレックスを習得したという底知れぬ素質を持つ。今後が非常に楽しみな逸材。得意技はジャーマンスープレックス
入場テーマ曲:トースト咥えたあいつにおはよう(生天目仁美)

天空の羽衣 ミシェール桜井

本名:桜井里子、2031年8月15日、兵庫県浜坂市出身、SPZの新人テストに合格し、2047年4月18日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、跳躍力、身体のばねはいいものを持っており、今後の活躍が期待される。得意技は天空の羽衣(スワンダイブ式ダイビングプレス)。
入場テーマ曲:シャコンヌ ト短調(ヴィターリ)

生ける番長伝説 八島静香

本名:同じ、2017年11月13日、島根県浜田市出身。実家が漁師で、家業の手伝いをするうちに体力がついた経歴を持つ。中学時代は女番長で警察に補導されることもしばしばだったが、改心してSPZの入門テストを受験。見事合格し2033年5月11日、高知県体育館での対 野村つばさ戦でデビュー。高い身体能力を生かし、トップグループに殴りこみをかけてきて、同期のハリケーン神田と組んでSPZ世界タッグ王者に輝く。

2044年4月25日、新日本ドーム大会で一度は引退したが、結婚、出産、離婚を経て、思うところあってリング復帰を志し、引退から3年後の2047年5月、29歳でのリング復帰を果たす。まだ実戦カンが完全には戻っていないが、SPZクライマックスに出場を果たすなど往年の凄みが戻りつつある。得意技はデスバレーボム、ぶちかまし。
テーマ曲:アルルの女、ファランドール(ビゼー)

内に秘めた闘志 白石なぎさ

本名:同じ。2032年12月11日、新潟県栃尾市出身。中学時代は陸上競技で身体を鍛え、SPZにスカウトされSPZ40期生として2048年4月15日、どさんこドーム大会での対クラリッジ成瀬戦でデビュー。持ち前の体力で前座戦線を盛り上げる。会社側からは将来を嘱望されており、現在はアメリカで武者修行中。得意技はスクラップバスター。

テーマ曲:Fatally(KOTOKO)

迅雷クノイチ NARATA

本名:非公開、生年月日:非公開。REKI,RIKKAらを輩出したあの奈良田忍者養成所から推薦がありSPZに入門。SPZ40期生として2048年4月23日、京都府立体育館の対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。幼少の頃から忍者としての修行を積んでいただけあって動きの鋭さはいいものを持っており、タッグマッチ終盤の乱戦の動き方もベテラン選手並みにうまいと評価が高い。フローラ小川と組んであばしりタッグ王者に輝く。得意技は農鳥(変形ミサイルキック)

テーマ曲:協奏曲集「調和の幻想」第6番(RV356)第2楽章(A・ヴィヴァルディ)

キックの鬼 近藤真琴

本名:同じ。2033年4月28、鹿児島県指宿市出身。キックボクサーを目指していたが、思うところあってプロレスに転向しSPZに入門。2049年4月16日、釧路アリーナ大会での対クラリッジ成瀬戦でデビュー。キックボクシングの経験を生かした蹴り技はかなりの威力。
テーマ曲:恋のブン・ブン・ダラー(キング・コング&ジャングル・ガールズ)

SPZコミッショナー 井上霧子

1980年9月15日、神奈川県川崎市出身。1995年5月1日、関東女子プロレス・後楽園プラザ大会のユリシーズ島宮戦でプロレスデビュー。2004年11月に現役引退。SPZには旗揚げ前から社長秘書兼レフェリーとして参加。選手のまとめ役として貢献。2019年からはSPZ社長代行として団体フロントの顔としても活躍。現在はSPZコミッショナーとしてSPZベルトの管理を担当。

SPZコミッショナー代行・名解説者 吉田龍子

1997年11月13日、熊本県八代市出身。2013年4月11日、札幌キターアリーナ大会での富沢レイ戦でデビュー。2022年3月、現役引退。2027年8月、井上霧子のあとをうけて3代目のSPZ社長に就任。しかし激務に嫌気が差したのか、社長の座を中森登志子に譲り、現在は取締役として広報全般を担当。選手への愛情の裏返しである超辛口のテレビ解説は好評。

チーフレフェリー ロイヤル北条

本名、北条美雪。2006年2月7日、富山県氷見市出身。SPZ13期生として2021年4月21日、釧路アリーナ大会での芝田美紀戦でデビュー。2030年1月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務める。現役時代の動き同様キビキビとした動き、かつ厳格なレフェリングは好評。2044年には取締役に昇格し、審判部長としてSPZの試合進行を担当。

レフェリー ラッキー内田

本名:内田栄子 2008年10月30日、東京都多摩市出身。SPZ16期生として、2024年5月15日、鹿児島県営広場特設リング大会での成瀬唯戦でデビュー。2032年8月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務めていたが、2044年に取締役に昇格し、営業とスカウト業務を担当するようになったが、地方興行では代打レフェリーも時たま務める。

レフェリー ハリケーン神田

本名:神田友子、2018年1月1日、茨城県土浦市出身。学生時代はキックボクシングで身体を鍛え、SPZ25期生として入門。2033年5月11日、高知県体育館大会での対セイレーン千春戦でデビュー。2043年1月、現役引退。引退後はSPZに残り、若手選手のコーチをする傍ら、レフェリーを務める。

トレーナー兼SPZの社長 イージス中森

本名:中森登志子 2012年11月29日、徳島県徳島市出身、SPZ新人テストに合格し、20期生として2028年4月16日、京都市体育館でのキューティー金井戦でデビュー。2038年4月、現役引退。その後はSPZに残り、トレーナーとして選手のコンディショニングを担当。2044年に吉田龍子に面倒見のよさを買われ、第4代SPZ社長に抜擢されるが、時折代打レフェリーやテレビかいせつも務める。

リングアナウンサー 阿部幸一

2000年5月28日、新潟県糸魚川市出身、2023年入社、グッズショップ販売を経験した後、2033年からリングアナウンサーに起用される。現在は巡業部担当課長として主に後半戦のアナウンスを担当。趣味はドライブ。

リングアナウンサー 奥森豊

2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、前半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。

リングドクター 沢木凛奈

2023年6月21日、北海道利尻富士町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務。プロレス観戦好きが好じ、「タダでプロレスが見られる」という中森社長の甘言に乗り、SPZにリングドクターとして首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2010年2月18日 (木)

第871.7回 終着駅は始発駅(1)

時に、西暦2049年。

8月22日、AM11:00

「とにかく、この棒につかまっていてください」

富士登山用の金剛杖の両端をフローラ小川とジャスティスえちごが持つ。

SPZ創業者、今野ファウンダー75歳が病気がちなのに無理して富士登山を強行し、

3日目の朝ようやく頂上の大火口に達したが、そこでスタミナが尽きてしまった。

「・・・恥ずかしいけど、仕方ないかな」

今野ファウンダーは杖の中央にすがりつく。そのままズルズルと両端からフローラ小川とえちごが牽引する。周りの登山客が何事かと見るが、たまにある光景なので、「ああ、そういうことね」と視線を送る。

けん引するえちごとフローラ小川、プロレスラーなので、トレーニング慣れしていても高所なのできつい面があった。5時間かかってえんえんとジグザグの下りを経て、ようやく六合目の安全指導センターに戻ってきた。

「あと40分か・・・ここからは歩く。傾斜もそんなにないし」

五合目あたりは観光客も多くなるので牽引されたままというのは恥ずかしいし、妻の光るの前にそんな姿を見せたくない。

そこからさらに一時間、午後5時過ぎに五合目まで戻ってきた。

「うー、疲れた。」

駐車場のワンボックスカーに乗り込むなりぶっ倒れた今野ファウンダー。

フローラ小川とえちごも疲労困憊の表情。

「すぐ横浜に戻りましょう」

温泉で汗を流してから帰京という予定だったが、ひかるが今野ファウンダーの様子を見て直帰を判断。運転役の佐久間理沙子がアクセルを踏んだ。

「・・・ひかるさん。迷惑かけてごめん。でももう・・・これで思い残すことがだいぶ減ったよ」

「・・・・・・・・」

ワンボックスカーは富士スバルラインを下り、中央道に入った。

2010年2月17日 (水)

寒いです。

みなさんこんばんわ。WAS没頭中・筆者のkonnoです。

◆水曜日恒例の雑記。

同人系パソコンゲーム「サキュバスクエスト」にはまってしまい。

(剣と魔法ではなく、えっちで闘う形式のRPG、けっこうバトルの奥が深いので

はまっています)WASのプレイは遅々として進まず、在庫ががすがす減り続けているという

悪状況です。

◆先週の火曜日、大阪に食い倒れに行ってきました。

新梅田食道街は100件近い食い物やが集積しており、目移りしてしまいます。

おでん(えき亭)→串かつ(初音)→たこ焼き(たこ花)のダイヤモンドコース。

串かつが美味。ビールに良くあいます。

2010年2月16日 (火)

第871.5回 人生の旅路

SPZクライマックスも終わった8月中旬、自宅療養中の今野ファウンダー(75)が居間でコーヒーを飲みながらひとこと

「富士山に登りたい」

「あなた何言ってるの、持続的な運動が一番いけないって先生に言われてるでしょう」

テレビを見ていた妻のひかるが制止する。

「・・・・いやだ、行く」

 「死ぬわよ。本当に」

「わからんよ。やって見るまでは。それに病院なぞで死ぬより富士山で逝ったほうが本望だ」

 「いい加減に、しなさい」

「そうは言ってもね。来年の今頃はもっといまより悪くなってるかもしれん。歩けるうちはチャレンジしたい」

*************************

かくて8月20日、SPZ強化合宿が富士山で行われることになった。佐久間理沙子の運転するワンボックスでご一行が富士山五合目についた。

「私の若い頃はね、着くなりとっとこ歩いて登っていったんだ。頂上まで5時間フラットやった。100回以上のぼっとるが全然飽きん」

昨年はカラオケスナックで倒れて、富士登山できなかったので今年はどうしても今野ファウンダーは行きたかったらしい。

「じゃあ、花子、パパを頼むわよ。何かあったら携帯で電話して」

「はい」

今野花子(フローラ小川)と田中裕子(ジャスティスえちご)が同行する。ひかる夫人は阿部リングアナ、佐久間と一緒に富士吉田で待機。

それから3時間後、

「しんどい、しんどいねえ」

今野ファウンダー 、七合目の花小屋で荒い息を弾ませていた。荷物はほとんど持っておらず(えちごに預けていた)、濃縮酸素を吸いながら登高を続けたが、体力の低下は歴然としていた。もうすでに夕刻にならんとしていた。

「きょうはここに泊まりましょう」とえちご。

「・・・そうやな」

「富士山の山小屋の食事は微妙なのです」

夕食のカレーライスを食べながら、ぼやく今野ファウンダー。

「そうおっしゃるだろうと思いまして、鈴波さんに頼んでマドレーヌとコーヒーを持ってきました」えちごがザックの中から「あばしり」の紙袋を取り出す。

「うん、うまい。山では好物を食うのが一番だ」

*************************

その翌朝、七合目から八合目までの2時間あまり岩伝いに登り切って、八合目太子館で休憩。そのあとはジグザグ道が延々と続く。

「私も・・・焼きが回ったな。空身で登って10年前の半分しか進んでないわ」

なおも3人のパーティーは登って行く。そして3400メートル地点の、本八合目トモエ館を通過

「ふぅ、ふぅ、絶景だ」

昼下がり、下界はすでに雲の中。雲海の上を歩く贅沢。

「あれが八合五勺の、最後の山小屋だ」

しかし八合五勺の小屋の前で今野ファウンダー、ついに立ちくらみを起こした。

「ウッ・・・花子、インデラルを出してくれ」

フローラ小川がザックから手早く不整脈対処剤のカプセルを出して、今野ファウンダーの口に放り込む。

「これも飲んで」

そのあと飲料水を紙コップに注ぎ、飲み込ませる。

「・・・うぐっ・・・このこと、ひかるさんには内緒だぞ・・・っ」

けっきょく、八合五勺の小屋に2泊目することになった。予定が狂ったと携帯電話で連絡を入れるえちご。

**************************

3日目の朝、3人は頂上を目指して歩き始めた。普通の人でも1時間あれば楽にたどり着ける八合五勺の小屋から頂上まで、たっぷり3時間かかった。

「富士山に2泊3日など信じられん」

最後はフローラ小川の肩につかまりながら、息も絶え絶えになり頂上にたどりついた今野ファウンダー。頂上の山小屋の前で記念撮影。

「ここの味噌ラーメンは美味いんだ、けどいまの私は調子悪くて・・・食えない・・・焼きが回ったな」

けっきょく、頂上の火口のふちで3人で甘酒を飲んでから直ちにひきかえすことになった。

「もうこれで思い残すことはない・・・いつ逝ってもいいよ。花子、人生は・・・本質的に厳しいものだ、だけど強く生きてくれ」

「何遺言みたいなことおっしゃってるんですか」

えちごが突っ込むが、今野ファウンダーの顔から精気は失われていた。

そのとき、頭上を急に黒い雲が覆った。

「まずいな・・・」呟く今野ファウンダー。

空が雨しずくを落とし始めた。

夏の終わりの、つめたい雨だった。

2010年2月15日 (月)

第871回 41年目8月SPZクライマックス(下)

41年目8月 SPZクライマックス

第7戦は名古屋大会。

J永原(8点、ジャーマンSH 17.04)中村(3点)

負ければ予選会確定の中村が必死に応戦したものの、ジャンヌ永原のジャーマンに力尽きた。ジャンヌ永原4勝目を挙げて、Sクラ初出場でシード権を獲得。

F小川(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 23.57)C成瀬(2点)

明日の対戦相手が難敵えちごであることを考えると、ここで勝ってシード権を確保しておきたいフローラ小川。

いつも通りの落ち着いたファイトを展開。ムーンサルトはカウント2で返されたが立て続けにシャイニングウィザードを決めて3カウント。フローラ小川もこれでシード権を守った。

「最低限の仕事は果たしました。明日の横スペは思い切って行きます」

佐久間(12点、ネックブリーカーからの片エビ固め 14.23)M石川(4点)

タッグパートナー同士の対決だが、佐久間は優勝のために勝たなくてはならないし、M石川も負けたらシード権を手放すことになってしまうのでお互い負けられない。しかしノーザン連発で主導権を握った佐久間、そのまま押し切って勝利。全勝優勝まであとひとつとした。

Jえちご(10点、ミサイルキックからの片エビ固め 18.31)八島(1点)

「まあ、胸を借りますよ」
八島静香、持てる力をぶつけていったが、Jえちごの攻めにはついていけなかった・・・

****************************

最終戦は横スペ大会。

中村(5点、ラリアットからの片エビ固め 29.33)M石川(4点)

力押しの消耗戦は中村真帆が制した。タイムアップ前のラリアットでカウント3を奪った。

J永原(10点、ギロチンドロップからの片エビ固め 14.49)八島(1点)

勝利なしは避けたい八島、デスバレーを決めるなどよく攻めたのだがスタミナ切れを起こしてしまって敗北。

「アークソ。来年こそ覚えていろ!」

佐久間(14点、ノーザンライトSH 11.53)C成瀬(2点)

勝てば優勝の佐久間理沙子、相手はここまで2点のクラリッジ成瀬なので落ち着いてファイト。C成瀬のストレッチプラムを受けきって、ノーザンライトSHで完勝。

これで全勝優勝を決めた。勝負タイム11分55秒。

Jえちご(12点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 29.58)F小川(8点)

「結果は残念ですけど、横スペのメインを任されたんで、ポカしないようにやります」

もともとF小川攻略には自信を持っているジャスティスえちご。引き分け以上で2位確定でもってお食事券がもらえるので力も入る。しかしフローラ小川もしつこくグラウンドに引きずり込んで抵抗。

―ああもう、じれったい。

ジャスティスえちご、力をこめてタイガードライバー、そしてノーザン2連発。徐々にフローラ小川を追い込んで、

「これでどうだっ」

伝家の宝刀ゴートゥベッドでフローラ小川から3カウントを奪った。タイムアップギリギリでの勝利。2位の賞品の横浜中華街のお食事券をもらって引き揚げた。

「何とかいい結果が出せました。賞金でクルマ買います」

優勝した佐久間理沙子には賞金100万円と副賞のブランドバッグが贈られた。3位には初出場のジャンヌ永原が食い込み、スポーツドリンク1ケースが贈られた。

2010年2月14日 (日)

第870回 41年目8月SPZクライマックス(中)

41年目8月SPZクライマックス

第4戦は九州ドーム大会。

中村(3点、時間切れ引き分け)八島(1点)

予選会では中村が勝っているカードだが、今回は八島も復帰後のSクラ初勝利を狙ってきて白熱。そのまま両者譲らず時間切れドローとなった。

M石川(2点、タイガードライバーからのエビ固め 13.20)C成瀬(2点)

ミネルヴァ石川がようやく初日。タイガードライバーでC成瀬を沈めた。

佐久間(6点、ボディスラムからの片エビ固め 23.18)F小川(2点)

九州ドーム注目のカード。お互い動きは落ち始めているが、フローラ小川の攻めやすさは保証書つき。佐久間がじわじわと優位に立ち、ボディスラム連発で動きを止めてからノーザン。なんとかギリギリで返したフローラ小川だったが、続くボディスラムからのフォールは返せなかった。フローラ小川2敗。これで優勝争いからあっさりと脱落した。

Jえちご(6点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 12.12)J永原(2点)

2発目のJ永原のジャーマンを受けたジャスティスえちご、顔色が変わった。

―受けてられない。終らせる!

ゴートゥベッドで蹴りつぶして終わらせた。これでえちごと佐久間の2人が3連勝をキープした。

************************

第5戦は札幌大会。

M石川(4点、ラリアットからの片エビ固め 17.48)八島(1点)

ミネルヴァ石川が2勝目。八島とのパワーファイター対決を制した。

「しんどいねぇ・・・」
八島静香、やはりシングルマッチの連戦は苦しい。

J永原(4点、タイガーSH 8.55)C成瀬(2点)

ジャンヌ永原2勝目。予選会と同じく余裕のファイトでクラリッジ成瀬を退けた。

F小川(4点、ドラゴンスリーパー 15.47)中村(3点)

調子の上がらないフローラ小川、この日も中村の力押しに苦戦を強いられる。

「んー、耐えて勝つのが彼女のパターンなんですけどね。最近耐え切れずにやられちゃうパターンが多くなってきましたね」

「ぐっ・・・」

頭突き連打に顔をゆがめるフローラ小川。それでもシャイニングウィザードでぐらつかせるとドラゴンスリーパーでしめあげる。懸命にこらえた中村だったが・・・

佐久間(8点、ゴールデンクラッシュからのエビ固め 19.46)Jえちご(6点)

新旧エース対決。お互いここまで3連勝なのでなんとしても勝っておきたいところ。佐久間は既にF小川戦、永原戦で勝っているので勝てば優勝が堅い。しかしえちごも積極的にしかけ、ノーザンライトスープレックスで佐久間を苦しませる。

―そろそろね。

佐久間ビートエンドで勝負に出た。しかしえちごは2で返して反撃に出てステップキック、ダークレフト、そしてゴートゥベッドの殺人攻勢で勝負をかけるも佐久間懸命にロープに足を伸ばす。そして懸命に起き上がってノーザンで反撃。双方持てる技を出しつくす死闘。

ジャスティスえちご、急場しのぎにミサイルキックを狙ったが、よく見ていた佐久間にかわされて自爆。これで流れが変わった。
「これは、どう?」
隠し技ゴールデンクラッシュ、これでえちごから3カウントを奪った。

―くっ・・・・・

3月4月のSPZ戦で連勝してなんとかなる相手だと思っていたえちご、この一番で時代の逆戻り・・・

「札幌で負けるわけには行きませんよ。仕事後のお楽しみがありますから♪」

このあと佐久間、M石川といっしょに炉辺焼きを食べに出かけた・・・

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第6戦は仙台大会。
J永原(6点、ジャーマンSH 12.23)M石川(4点)

ジャンヌ永原3勝目。見事なジャーマンでミネルヴァ石川を退けた。

佐久間(10点、ビートエンドからの片エビ固め 23.17)中村(3点)

苦しみながらもバイオドライバー、ビートエンドと大技をたたみかけた佐久間理沙子5連勝。優勝へまた一歩近づいた。

F小川(6点、ドラゴンスリーパー 15.29)八島(1点)

きょうはフローラ小川、きっちり勝ちパターンでまとめた。相手の攻めを適度に受けてから反撃に転じ、ドラゴンスリーパーでトドメ。3勝目を挙げた。

Jえちご(8点、ミサイルキックからの片エビ固め11.09)C成瀬(2点)

大技を食らっても直ちに場外に逃げるという手を2度も使って執念を見せたC成瀬だったが、2度目はえちご許さず場外でゴートゥベッド。これでC成瀬を悶絶させてリングへ戻し、落ち着いてミサイルキックでトドメ。

第41回SPZクライマックス、残り2戦の段階で佐久間理沙子が10点で単独トップ。果たしてこのまま逃げ切るのか?(つづきます)

2010年2月13日 (土)

第869回 41年目8月SPZクライマックス(上)

41年目8月
恒例のSPZクライマックス。

■「ビートエンドの女」佐久間理沙子(23)

6年連続6度目の出場 第39回・第40回大会優勝

「エースたるもの、勝ち続けないとね」

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(22)

6年連続6度目の出場 

「作戦通りに行けば勝算はあります。」

■「うなる豪腕」ミネルヴァ石川(21)

 5年連続5度目の出場 
「頑張りますーーー」

■「悪魔の左手」ジャスティスえちご(19)

4年連続4度目の出場 
「全員眠らせて優勝します。」

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以下は予選会勝ちあがり組。
■「ナチュラルパワー」中村真帆(21)

4年連続4度目の出場 B組1位通過
「全力で戦うぞっ」

■「生ける格闘伝説」八島静香(31)

6年ぶり10度目の出場 B組2位通過
「まあ、怪我に気をつけてやりますよ」

■「四色のスープレックス」 ジャンヌ永原(18)

初出場 A組2位通過
「全員ジャーマンで眠らせます!」

■「関西系アイドル」クラリッジ成瀬(20)

2年連続2度目の出場 A組2位通過 
「賞金目当てに、行くでぇ」

第2戦、なにわパワフルドーム大会からリーグ戦開始。

C成瀬(2点、飛びつき腕ひしぎ逆十字 22.58)八島

八島が持ち前の馬力で優勢に試合を運んだが、最後に大どんでん返し
「腕もろた!」、

八島の集中力が落ちてきた頃合いを見計らって飛びつき腕ひしぎを仕掛けた。たまらず八島はギブアップ。

佐久間(2点、ゴールデンクラッシュからのエビ固め 13.33)J永原

「全国1000万のファンの皆さんお待たせしましたーーー」

間の抜けた決め台詞でJ永原がジャーマン。追い込まれた佐久間、必殺のビートエンドで形勢逆転をはかるがジャンヌ永原も起き上がってきて2度目のジャーマン。佐久間かろうじて2.8で返す。

―永原さんも強くなってきましたね・・・

佐久間、一瞬狼狽したが、ここぞというときの奥の手、J永原を担ぎ上げるや垂直落下。ゴールデンクラッシュで3カウントを奪った。

試合後、両者ダウン、なかなか起き上がれない。大阪のファンは大声援を送った。

F小川(2点、STF 11.41)M石川

フローラ小川が白星発進。ミネルヴァ石川を手堅くSTFで下した。

「優勝する積りでやらないと、シード権も危ないです」

Jえちご(2点、ダークレフトからの片エビ固め 10.36)中村

世界タッグ王者同士の対戦。えちごが長丁場のリーグ戦を考えたのか、早めにしかけてゴートゥベッド、ダークレフトを叩き込んで勝利。

「今年こそ全員潰して優勝するぞ!!」

*************************

第3戦、広島若鯉球場大会。

中村(2点、ビッグブーツからの片エビ固め 18.49)C成瀬(2点)

昨日の大阪で初勝利を挙げて気をよくしたC成瀬、果敢に中村の腕を取ってゆくが、中村もパワーファイトで盛り返し、最後は

「もう諦めろ」

動きの鈍ったC成瀬へ掌底、そしてビッグブーツ。これで粘るC成瀬を振り切った。

佐久間(4点、ジャンピングニーからの片エビ固め 16.13)八島(0点)

佐久間理沙子が手堅く闘って2勝目を挙げた。じっくりとしたファイトでスタミナ切れを待って仕掛けて、ジャンピングニーの連発で2勝目を挙げた。

J永原(2点、ジャーマンSH 18.0)F小川(2点)

技巧派のフローラ小川と真正面から来るタイプのジャンヌ永原。それでもジャンヌ永原、なるべくロープ際で闘う用心深さ。ならばとフローラ小川、掌底の連発でペースをつかむ。しかしジャンヌ永原もフロントスープレックス連発、ノーザンで勝負をかける。

しかしフローラ小川、受けきってSTF。

「・・・・・・っ」

これを耐え切ったジャンヌ永原が逆転のジャーマン。これで元SPZ王者のフローラ小川から初めて3カウント奪取。

Jえちご(4点、ノーザンライトSH 25.21)M石川(0点)

ジャスティスえちご連勝スタート。M石川のゆったりとしたペースにも惑わず攻め続ける。終盤パワーボムを2発食うなど危ないシーンはあったもののノーザン2連発で勝利。

第41回SPZクライマックス。ジャスティスえちごと佐久間理沙子が2連勝スタート。

(続きます)

2010年2月12日 (金)

第868回 ダークスターカオス 猛威

41年目7月

「SEVEN・・・・フフフフフ I AM GOD・・・」

ダークスターカオス、7冠王!!(SPZシングル、SPZタッグ、あばしりタッグ、EWAシングル、GWAシングル、WWCAシングル、WWCAタッグ)

ダークスターカオス、リング上でドンペリを空けてラッパ飲みのパフォーマンス。なんてやつだ・・・・

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「い、いくらなんでもやりすぎだと思います」

第5戦うつのみや大会メインで組まれたEWA戦、ストップ・ザ・カオスの一番手はフローラ小川。

―タイトル戦続きでカオスさんも相当疲れているはず。隙さえあれば・・・

寝かせよう寝かせようとするフローラ小川だったが、カオス様のパワースラム、バックドロップを食らって動きが止まった。

「フフフフフ」

最後はパワーボムだった。勝負タイム18分53秒。

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「ふっ、やっぱりな・・・」

横浜市内の病室でフローラ小川の負けザマを見届けてからテレビを消す今野ファウンダー。心臓の衰弱で入退院を繰り返している。

「どうでした?結果」

そこへ妻のひかるが入ってくる。いまは小さなコンサルタント会社でアシスタントの仕事を請け負っている。おばさんになったとはいえ頭脳は健在。

「18分ちょい、ズルズル負け。まあ相手がダークスターカオスならしゃあない」

「・・・そうですか、あ、鈴波さんからコーヒーもらってきたの。いまいれるわね」

「すまないね」

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さらに第6戦群馬大会ではではWWCA戦。王者ダークスターカオスに挑むのはジャンヌ永原、

「でかい相手、投げ飛ばせばダメージも大きいはずよ!」

果敢に挑んでいったがカオス様の壁は厚く、パワーボムで沈んだ・・・勝負タイム13分56秒。

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第7戦幕張大会でSPZ世界タッグが組まれた。王者ダークスターカオス、イザベラスミスに挑む今回の挑戦者はジャスティスえちご、中村真帆組。

正式なタッグチームではないが、地方大会の6人タッグでは頻繁に組んでいるのでSPZタッグベルト奪回を託した。

「いい加減に、倒れろ!!」

ジャスティスえちご、攻め込まれながらも懸命のゴートゥベッド。弱ったところへ中村のラリアット。
「ウググググ」

これで弱ったカオス様、イザベラにタッチ。

しかしイザベラも懸命の粘りを見せて、最後は4人が入り乱れる攻防。

―なんとしてもタッグベルトを取り戻す・・・

ジャスティスえちご、ゴートゥベッドをイザベラにも放ったが、イザベラ倒れずカオスにつなぐ。カオスのジャーマン、これで決まったかと思われたが中村がカット。両者ダウン。先に起き上がったえちご、

「これで終わりだ!」

ダークレフト。崩れ落ちるカオス。のしかかるえちご、3カウントが入った。

勝負タイム59分30秒の死闘を制したえちご、中村組がベルトを奪還した。

「ハァ、ハァ・・・ホント、アイツはバケモノだ・・・」

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最終戦新日本ドーム大会、メインで組まれたのはSPZ戦。

王者ダークスターカオスに挑むのは33期の佐久間理沙子。タイトル戦7連戦でカオス様、昨日の千葉でえちごに殴り倒された影響か、さすがに動きにキレがない。

佐久間のビートエンド、ノーザンライトSHをもらって大ピンチに立たされるが、
「フフフフフ」

伝家の宝刀ダークスターハンマーで形勢逆転。

これで決定的ダメージを負った佐久間、立て続けのネックブリーカーで3カウントを奪った。勝負タイム19分19秒。王者が2度目の防衛に成功。

SPZ世界選手権(60分1本勝負)

ダークスターカオス(19分19秒、ネックブリーカーからの片エビ固め)佐久間理沙子

2010年2月11日 (木)

オリジナル外国人レスラー列伝 コバトフ

99年リプレイを前提として考えると、

外人レスラーの頭数は絶対的に足りない。

したがって、超長期リプレイの場合は、登場する外人レスラーは

「汎用キャラ」だと割り切って、リネームをバシバシかけなければいけないと解釈しています。

ということで、ノートにアイデアを何人か書いていますが、

ロシア人オリジナルレスラー(中のキャラはナスターシャ・ハンです。)プロレスラーを適当に考えて、SPZ編に常連外人として登場させています。

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シベリアの魔風 コバトフ

本名:マーシャ・コバトフ・シチェルヴィナ

出身:東シベリア マガダン

シベリアの農家の一人娘、ここ数年の異常気象で稼業の農業を続けることが出来なくなり、腕っ節には自信があった父親(元国境警備隊員)が日本へ新天地を求め、ニュースモウ アソシエーション(NSA)に入入門テストを受け、相撲力士の道を選ぶ。当時3歳のコバトフも両親に連れられて来日。したがって日本語は流暢に話す。

日本では13歳の頃まで暮らし、父親の影響で東京の道場で柔道、サンボを習う。コバトフが13歳のとき、NSAに所属していた父親がヒザの負傷で引退を余儀なくされ、それまで稼いだ金を元手に一家でマガダンへ帰ろうとするが、帰国直前にその素質がイージス中森(夫がNSAの大関だったつながりで)の目に留まり、そのつてでヨーロッパのプロレス団体・EWAを紹介される。

そして鬼コーチ、アンナ・クロフォードに師事し、オランダで特訓の末15歳でデビューを果たすが、折からのプロレス不況の中、新人の彼女のカードはなかなか組まれず、セコンド業務に終始した。このままでは素質が埋もれてしまうと危惧したアンナ・クロフォードがSPZの中森社長に国際電話で頼み込み、紆余曲折の末SPZにプロレス留学する。格闘センスはよかったのでSPZでもまれるうちに実力は急上昇で、EWAに凱旋するやスターダムにのし上がりEWAチャンプに輝く。得意技は変形ドラゴンスリーパー、STF。

入場テーマ曲:チャイコフスキー ヴァイオリンコンチェルト第3楽章

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とまあもっともらしく略歴というか設定を考えましたが、筆者が酔っ払って考えたものです。元ネタは横浜ベイスターズの「ハマのエクスプレス」小林太志投手です。ネット上では略称の「コバフト」がもじって「コバトフ」「ロシア人コバトフ」となっております。そこからインスパイアされてロシア人レスラー、コバトフを安直に考えました。

2010年2月10日 (水)

朝青龍、引退・・・

ショック・・・・
私は魁皇ファン、千代大海ファンでしたが
敵ながらあっぱれな力士だった・・・・
闘争心の塊のような存在で
勝負師としての風格は力士の中でも
ぬきん出ていました。

(琴の若の投げでひっくり返されても驚異的な粘り腰でこらえた一番がまだ目に焼きついています)
もうこんなお相撲さんはまず現れないだろう。
こんな形で、土俵外での不祥事で引退となってしまって、
本当に悲しい。

横綱は東西に2人いるのが本来の姿。
優勝争いの展開も含め、大相撲はこれから確実につまらなくなる。
長引く不況とあいまって、本場所の客数減が心配だ。
ただでさえ2階席の前のほうで見てちょっと飲み食いしたら1万円飛ぶ
お高いスポーツ観戦なのに・・・
残った力士たちの奮起を期待するしかない。

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2月4日、煮え切らない相撲協会に対して、
横綱審議委員会(協会の諮問機関)がぶち切れて
独自に事実関係の調査を行った上で、
「朝青龍が起こした不祥事は畏敬されるべき横綱なのにけしからん」
という趣旨の文章が記された
「引退勧告書」なるものを用意し、「引退か解雇という結論を出さない限り
引退勧告しますよ」と相撲協会に迫った。

横審にここまで言われては相撲協会の理事会もしかたなく、
朝青龍と高砂親方を呼び出し、協会として引退勧告を口頭で行った。
横審と協会にここまで強く出られては他に選択もなく、
朝青龍も観念して引退届けを出すに至った、そして記者会見が行われた。
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飲食店関係者が朝青龍に殴られた事件そのものは示談が成立しているが、
神の使い(こんなの外国人には理解できない部分もあるだろう)であるはずの「横綱」が事件を起こしてしまったことで横審がとうとう見切ったのと、
過去数回に及ぶ不祥事、厳重注意の累積もあって、こういう結果になってしまったと思われます。非常に残念だ。

(ひじょうに忙しいので、本家ブログの記事をそのまま転載しました。両方見ていただいている方はごめんなさい)

2010年2月 9日 (火)

第867回 I AM GOD

41年目7月
サマースターナイツシリーズ開幕。ここのところの流れで豪華外人大量参戦が続いているが、今回はわけが違った!

「私がプロレス界の神になる」

ダークスターカオス。SPZフロントに強要してなんと2戦目から最終戦まで全てタイトル戦を並べた。

第2戦岩手大会メインはおそらく初開催のWWCAタッグ戦。王者ジュディ・コーディ、ダイナマイトリナに対するは挑戦者チーム、ダークスターカオス&イザベラスミス。本国での対立構造をそのまま持ち込んだ感じだ。

コーディもデスバレーでダークスターを追い込み、ダイナマイトリナもタイガードライバーを決めるなど白熱。しかし最後は、

「フフフフフ」
ダークスターカオスのパワーボム。これでジュディから3カウントを奪い、WWCAタッグ王座を奪取した。

「FIVE」
これでダークスターカオス5冠王!(SPZシングル、SPZタッグ、WWCAシングル、WWCAタッグ、EWAシングル)

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さらに第3戦山形大会では久方ぶりのGWA選手権が組まれた。

王者インビンシブル・ローズに対する挑戦者はダークスターカオス。インビンシブルはSPZマット初参戦で、本国での興行が忙しいので山形大会のみの限定参戦。なんとしてもベルトを守るつもりだったが、

「フフフフフフフ」

ダークスターカオス磐石の攻め、パワースラム、ダークスターハンマーの大技ラッシュで3カウントを奪ってしまった。

「SIX・・・私こそ神だ」
勝負タイム15分44秒。

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勢いに乗るカオス様はなんと翌日のカシマ大会で、ミスティアマスクと組んであばしりベルトに挑戦。これはやりすぎだろうとみんなが思ったが、SPZの中森社長がOKを出してしまった。

「最近集客が落ち込んでいますから話題づくりは欠かせません」

さすがに八島さんは怒っていた。

「ふざけやがって、ベルトなら何でも欲しがるカスヤロウめ、ボッコボコにしてやるよ」

しかしこれで負けるとSPZの管理するベルトが3本とも流出になってしまうので負けるわけには行かない。

―ミスティアマスクを潰すしかない。

しかしその戦法を見透かしたかのようにカオス様が前面に立って奮闘し、八島をバックドロップ、ネックブリーカー、ジャーマンの大技攻勢で追い込む。

「てめええええ」

ジャンピングニーで反撃。そして代わった中村さんが豪快なラリアットを叩き込む。これで表情がゆがんだダークスターカオス。ミスティアマスクにタッチ。
―いまだつぶせーーーー

中村がミスティアマスクを追い込む。ラリアットで決まったかと思われたがミスティアマスク懸命に返してブレーンバスターで反撃しカオスにタッチ。

「フフフフフ」
あとはダークスターカオスが豪快なファイト。最後はダークスターハンマーで中村を潰した。勝負タイム29分38秒。

「SEVEN・・・・フフフフフ I AM GOD・・・」

ダークスターカオス、7冠王!!(SPZシングル、SPZタッグ、あばしりタッグ、EWAシングル、GWAシングル、WWCAシングル、WWCAタッグ)

ダークスターカオス、リング上でドンペリを空けてラッパ飲みのパフォーマンス。なんてやつだ・・・・

2010年2月 8日 (月)

第866回 クラリッジ成瀬の執念

41年目6月 SPZクライマックス予選会(続き)

第6戦は石川金沢大会。Aブロックリーグ戦1試合。
ラズベリー(2点、延髄斬りからの片エビ固め 6.45)M桜井

ラズベリーがすばやい攻めでM桜井を翻弄して、最後は延髄でばったり倒れたところを押さえ込んでフォール勝ち。

金沢大会メインはあばしりタッグ戦。王者フローラ小川、NARATAに挑むのは悪役タッグの中村真帆&八島静香組。

フローラ小川と中村が熱い攻防を展開。リング中央でブレーンバスターのしのぎあい。これを制したのがフローラ小川だったので場内沸いた。しかし中村真帆も力任せのラリアットでフローラ小川を吹っ飛ばす。やむなくNARATAにタッチしたが、ここを見逃す八島さんではなかった。

「いまだつぶせーーー」

集中砲火を浴びせ、最後は八島さんの代名詞、ぶちかましであばしり王座奪取。勝負タイム23分26秒。

「獲った・・・・」
八島静香、自らが長期休業前に巻いていたベルトを取り戻して感慨深げな表情。

あばしりタッグ選手権(60分1本勝負)

八島静香○、中村真帆(23分26秒、ぶちかましからの片エビ固め)フローラ小川、NARATA×

王者組みが防衛に失敗。八島組が新王者となる

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第7戦は富山大会。Aブロックリーグ戦。
J永原(4点、タイガーSH 8.27)C成瀬(2点)
ジャンヌ永原がジャーマン2発、タイガーSHとスープレックス攻勢で完勝。

最終戦はさいたまドーム大会、外人同士のカード2試合のあと、第3試合から予選会最後の4試合。まずBブロックから。

八島(4点、ぶちかましからの片エビ固め 6.10)NARATA(2点)

「本大会ねえ・・・Sクラしんどいんですよ。シングルマッチの連戦だから。しかも1位以外は賞品微妙だし」

八島静香、力強いファイトでNARATAをまったく問題にせず。予選会突破を決めた。

中村(6点、ビッグブーツからの片エビ固め 7.52)近藤(0点)
近藤の打撃は中村に通じなかった・・・・中村真帆のBブロック1位通過が決定。
休憩後、Aブロックの公式戦。

C成瀬(4点、ストレッチプラム 27.53)ラズベリー(2点)
勝った方が本大会出場権を得る両者にとっての大一番。グラウンドなら成瀬なのだが、ラズベリーもリング上を駆け回ってステップキックで痛打を与えてくる。
「行くで!」

クラリッジ成瀬、自らを鼓舞して得意のストレッチプラム。ラズベリーが痛がりなのを見越してこの技で決めるつもりだったか。たまらずラズベリーはギブアップ・・・それでも27分の好勝負にファンは拍手。

「本大会、行くでーーー!」

クラリッジ成瀬、苦労してようやく本大会出場権をつかんだ。

J永原(6点、ジャーマンSH 5.27)M桜井(0点)

ジャンヌ永原もジャーマンでわずか5分でミシェール桜井を撃破。これでAブロックはジャンヌ永原の1位通過、クラリッジ成瀬の2位通過が決まった。

セミファイナルの佐久間・石川対Jえちご・ローレル戦をはさんで(佐久間がビートエンドでローレルを沈めた)メインのSPZ選手権。王者ダークスターカオス対挑戦者フローラ小川。

「フフフフフ」

4本のベルト(SPZ,SPZタッグ、EWA、WWCA)を装着して花道を行くカオス様。まさに帝王、ていうか神だ。

―まともにやりあったんじゃあきつい。隙を見つけて寝かせるしかない・・・

STF一発にかけていたフローラ小川だったが、カオス様強い。余裕の表情でフローラ小川をちぎっては投げ、殴る。

最短ドームに詰め掛けたファンはため息。けっきょくたいした見せ場もないまま16分12秒、ニーリフトで終了。王者が初防衛に成功。

SPZ世界選手権

ダークスターカオス(16分12秒、ニーリフトからの片エビ固め)フローラ小川

王者が初防衛に成功

2010年2月 7日 (日)

第865回 41年目6月 Sクラ予選会(上)

41年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会。エントリーは下記の8名、

Aブロック

クラリッジ成瀬(前回本大会0点)

ラズベリー(36期)

ジャンヌ永原

ミシェール桜井

Bブロック

中村真帆(35期)

八島静香(25期)

NARATA(40期)

近藤真琴(41期)

各ブロックの上位2名ずつが本大会に出場できる。初戦山口大会では2試合が組まれた。
Aブロックリーグ戦
J永原(2点、ジャーマンSH 8.39)ラズベリー
ジャンヌ永原が完勝。ラズベリーをジャーマンで退けた。

続いてBブロックリーグ戦、
中村(2点、ラリアットからの片エビ固め 15.38)八島
「予選会、ねぇ・・・」

八島さん31歳。SPZも人員がいないので予選会リーグ戦に借り出された。八島の若手の頃はシングル7連戦で非常にきつかった。あの頃に比べればシングルマッチ3試合。楽になったとはいえ1試合の重みが違う。この日はDOGSの相棒、中村真帆と激突。いい勝負を繰り広げたのだが、ラリアットを5発食らって敗北・・・

第2戦は島根大会。Aブロックリーグ戦1試合が行われた。

C成瀬(2点、ショルダータックルからの片エビ固め 13.09)M桜井

「今年こそ本大会で勝つねん」
まずは後輩のミシェール桜井を一蹴。

第3戦は鳥取大会。前座の第1試合でBブロックリーグ戦が組まれた。

NARATA(2点、農鳥からの片エビ固め 9.33)近藤
NARATAのすばやいアームホイップ連発は近藤に攻めの糸口を与えなかった。
「消えろ」
奈良田の忍者養成所秘伝の技、農鳥(急角度ミサイルキック)で白星発進。

第4戦は神戸大会。
八島(2点、スクラップバスターからの片エビ固め 6.13)近藤(0点)

年の差16歳差の対決。しかし八島さんの馬力はさすが。スクラップバスターで終了。
「デビューして2ヶ月のコにしてはよくやってんじゃあないの。私にもあんなころがあったねえ」

神戸大会メインイベントは、

「フフフフ」
ダークスターカオスのベルト総どり計画はタッグ戦線にも。神戸大会メインでイザベラスミスと組んで佐久間理沙子・M石川の持つSPZ世界タッグに挑戦。

「フフフフフ・・・」
ダークスターカオス、自らの持つWWCA,EWA,SPZの3本のシングルベルトを鎧のように巻いて入場。カッコ良すぎ。

試合のほうは先発で出たイザベラがそこそこの攻防を展開し、続いて出たカオスが蹴散らすという作戦。これがズバリ的中。カオスのバックドロップ、ダークスターハンマーの大技攻勢で佐久間がやられてしまった。

「フフフフフ、FOUR・・・」
勝負タイム21分27秒、防衛ロードをひた走ってきた王者チームだが防衛は9で止まった。

腰に2本のベルトを巻き、両手にベルトを掲げて勝ち誇るカオス様。なんてやつだ・・・これでSPZのシングルベルト、タッグベルトがともに流出・・・

第5戦は福井大会。Bブロックリーグ戦1試合。
中村(4点、ボディスラムからの片エビ固め 13.52)NARATA(2点)

NARATAの農鳥も中村の強靭な肉体には余り効果がなかった。攻めてのなくなったNARATAへ豪快なラリアット、ボディスラムとたたみかけた中村が勝利。中村の残る相手は新人の近藤だけなので、これで本大会出場をほぼ決めた。

2010年2月 6日 (土)

第864回 ダークスターカオスの世界征服計画

41年目5月
フローラ小川が右手首の負傷が完治しないため欠場、ミネルヴァ石川も腰痛で欠場。新人の近藤真琴も居残り練習で巡業に帯同しないので、参戦の日本人選手9名プラス豪華外人でまわすシリーズとなった。

第5戦岡山大会、メインはEWA選手権、王者ジャンヌ永原に挑むのはなんとダークスターカオス!

「世界中ノベルトヲ総取りスル」

いよいよダークスターカオスが世界セイフクへ向けて本格攻勢に出た。公称年齢20歳、一番選手として充実しているときだ。

「ふふふふふ」
裏投げを連発してのニーリフトでジャンヌ永原を叩きのめした。

EWAベルトがダークスターカオスの手に渡った。せっかく新王者になったジャンヌ永原だったが、1回も防衛できずベルトをあけわたした・・・

「フフフフフ、次はエチゴ、ユーがこうなるぜ」
リングに大の字に倒れ伏すジャンヌ永原を指差しつつカオス、マイクアピール。

******************************
最終戦は横スペ大会。

セミ前から3大シングルマッチ。まずセミ前はジャンヌ永原対新外国人ジュディ・コーディ。
新外国人のジュディはWWCAが送り込んできた気体のニューフェイスでパワーファイトが得意らしい。サーキット中はカオスやコバトフといった常連外人と組んでSPZマットにタッグ戦から入っていったが、最終戦でSPZ上位選手のジャンヌ永原との一騎打ちが組まれた。

「ウオオオオオーー」

豪快なデスバレーでジャンヌ永原を追い込むが、ジャンヌ永原もジャーマンで反撃。しかしジュディ2で返す。このあと両者ダウン。場内は大盛り上がり。

しかしジャンヌ永原、奥の手タイガースープレックスでジュディを撃破。勝負タイム13分16秒。

セミファイナルは佐久間理沙子対新外国人ダイナマイトリナ。

ダイナマイトリナ、WWCAが送り込んできた期待のニュースターで、タイガードライバーが得意らしく2発も佐久間に叩き込んだものの佐久間も受けきった。ノーザンの連発で反撃に転じて最後はジャンピングニーで終了。勝負タイム8分45秒。

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そしてメインイベント、ジャスティスえちご対ダークスターカオスのSPZ選手権!

―カオスさんを倒さない事には、真のチャンピオンじゃあない。

―フフフフ

しかしダークスターカオスのパワーはただただ脅威。序盤、タックルの連打でえちごは何度も何度も跳ね飛ばされる。まさに交通事故級の衝撃だ。
でもって弱ったところへボディスラム連打。完全にカオスのペースだ。

「えちご、何やってんだ前へ出ろ、蹴りいれろ」

セコンドの八島さんが激を飛ばすが威圧感がすごいのかなかなか打撃を繰り出せない。
「フフフフフ」
ネックブリーカーもものすごい衝撃。えちご、起き上がってチョップで反撃するが後が続かない。たちまち組み付かれてバックドロップで投げられてしまう
―つ、強い・・・
狼狽するジャスティスえちご、ダークスターカオス、裏投げでトドメを刺した。勝負タイム28分0秒。SPZベルト海外流出。

2010年2月 5日 (金)

第863回 SPZ旗揚げ40周年記念興行

旗揚げ40周年記念エッセンシャルシリーズ

最終戦は新日本ドーム大会。営業努力のかいあって超満員札止めの盛況

第1試合は近藤真琴対NARATA。新人の近藤、シリーズフル参戦はやはりきつかったのか、NARATAにいいように殴られ蹴られる展開。

「はっ」
覚えたてのエルボーを叩き込んでひるませ、上から押さえつけてのステップキック。これで顔をしかめたNARATA、DDTで反撃。しかし近藤場外へ逃げる。なんという諦めの悪さ。しかしNARATA、場外でもDDT、そしてフェイスクラッシャー。

「ググググ」

カウント19でリングに戻った近藤だが息も絶え絶え。NARATA,慎重に攻めてフェイスクラッシャー2連発で近藤を完全に沈黙させてからフォール勝ち。勝負タイム12分31秒。

見事に潰された近藤真琴。セコンド陣に背負われて引き揚げた。しかしドームにつめかけたファンに近藤真琴ここにありを存分にアピールできたかと思われる内容。

第2試合はミシェール桜井 対 グレース・ハン。
「ヤアッ」

力押しで攻めたグレースハン、ミシェールを問題にせずラリアットで片付けた。勝負タイム11分6秒。

第3試合は外人同士のシングルマッチ。ミス・マスカレード対新外国人マリエ・シチェルバコフ。EWA期待の新人らしい。

「ウラー」
新外国シチェルバコフ、典型的なパワーファイターで対戦相手のマスカレードを押しまくり最後は力のこもったラリアットで完勝。勝負タイム10分50秒。

「イキのいい外人が入ってきましたね」

「んー、まあ、そうですね。今後に期待しましょう」

その試合が終わると休憩。

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休憩明けの第4試合にクラリッジ成瀬が登場。対戦相手はEWAの強豪レスラー、マレン・ニールセン。この試合はマレンの打撃が冴えわたりC成瀬に攻撃の糸口をなかなか与えない。最後はマレンが裏をかいての丸め込み、逆さ押さえ込みで3カウントを奪って勝利。勝負タイム19分50秒。

そしてセミファイナル。SPZ40周年記念特別試合。

フローラ小川、八島静香、イザベラスミス対ミネルヴァ石川、ジャンヌ永原、コバトフ。

まず青コーナー側の3人が入場、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトが流れる中、EWAのロシア人エース、コバトフが登場。昨日ジャンヌ永原に敗れてEWA王座を手放したものの、落ち込んだそぶりは見せず客席に手を振りながら入場。

次に、「トースト咥えたあいつにおはよう」が流れ、ジャンヌ永原入場。青いパーカー姿で長い花道をダッシュしてトップロープを飛び越えかっこよくリングイン。そのあと昨日戦ったコバトフとハイタッチ。ドリームタッグだ。

青コーナー側のトリはミネルヴァ石川。「ネバーエンディング・ストーリー」が流れるや大歓声。ドーム仕様なのか、けっこう派手な白いロングガウンを羽織って入場。いつも通り愛想をふりまきながら長い花道をゆっくり歩いて、セカンドロープをまたいでリングイン。

そして赤コーナー側。洋モノのラップ音楽がかかりイザベラ・スミスが踊りながら花道を進んで一曲かかってリングイン。

続いて「アルルの女 ファランドール」がかかり、SPZ25期生、八島静香がリングへ。デビューしてから16年、途中3年のブランクがあったものの最近ようやく試合カンを取り戻してきた。黒いレザーコートを羽織って、ポーカーフェイスで花道を歩きリングイン。

赤コーナー側のトリはフローラ小川、あのSPZ1期生小川ひかるの娘。細身の身体だがレスリングセンスと不屈の闘志でSPZベルトを3回も巻いた名選手である。今日でデビュー7周年。

「ディヴェルティメントK138」がかかるやドームは大歓声。母親譲りのロングガウン、背中に上高地と穂高連峰が描かれたロングガウンを羽織って、長い花道を小走りに入場。このシリーズは右手首を負傷しているので最終戦ドームのみの限定出場。

裁くレフェリーはハリケーン神田。同期の八島にちらと目配せ。6人がコールされる。豪華絢爛な6人タッグに紙テープが乱れ飛ぶ。

「ええのう・・・」
放送席特別ゲストの今野ファウンダーがぼそりと。

試合のほうは6人が次々とタッチを受けて登場するメモリアルマッチらしい試合となった。最後はフローラ小川がシャイニングウイザードでジャンヌ永原を沈めた。勝負タイム13分9秒。

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メインはSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは元王者佐久間理沙子。前月のさいたまと同一カードだが、いまのSPZが提供できる最高のカード。

佐久間、同じ相手に2連敗はできないので積極的に攻めるが、えちごも必要以上に攻めさせず要所要所で打撃を叩き込んで流れを止める。

どちらが先に我慢しきれなくなるか。息詰まる攻防が続いた。エルボーを連発で入れた越後、佐久間がぐらつく。そこへローリングソバット。佐久間をコツコツと切り崩しにかかる。そのまま40分が経過。消耗戦の様相を呈してきた。

「うらあっ」
えちごのDDT,これ以上は受けられないと判断したのか、佐久間ビートエンド。しかしえちごも2で返してデスバレーで反撃。いよいよ大技での潰しあいとなってきた。
佐久間ノーザン。しかしえちごは2でクリアして、

「これで終わりだ!!」
伝家の宝刀、ゴートゥベッド炸裂。瞬くフラッシュ。崩れ落ちる佐久間。このあとのフォールを2.9ギリギリで返した佐久間だがもう目は死んでいた。

フーーーーッ・・・・・・
ジャスティスえちご、先に立ち上がって大きく息を吐いて、佐久間を引きずり起こして組み付いてバックに回り、ジャーマンスープレックス。これで試合は終わった。勝負タイム59分57秒。タイムアップ寸前でえちごが3カウントを奪い、3度目の防衛に成功。

SPZ世界選手権(60分1本勝負)
ジャスティスえちご(59分57秒、ジャーマンSH)佐久間理沙子

王者が3度目の防衛に成功。

2010年2月 4日 (木)

第862回 ジャンヌ永原、EWAベルト奪取

41年目4月
「旗揚げ40周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕

シリーズ初戦の釧路大会、第1試合で新人の近藤真琴デビュー戦。相手は36期のクラリッジ成瀬。

「うっく・・・・・」

C成瀬の脇固めにたじたじ。さらに逆片エビ固めで痛めつけられる、それでも、
「あたしは負けるわけには行かない!」
キックボクシングの経験を生かしてローキック。そしてドロップキックを連発。クラリッジ成瀬少し顔をしかめるも、
「はっ」
年季のこもったタックルで飛ばして最後はお返しのドロップキック。これで3カウントが入った。勝負タイム9分17秒。

ドーム級の会場を回るこのシリーズ、フローラ小川が右手首負傷で巡業に帯同できずひねりの利いたカードが組めず、2戦目の札幌、3戦目の仙台、4戦目の名古屋といずれも満員どまり、観客動員に苦戦した。

「いかんのう」

イントラネットの客数速報を見て、本社で顔をしかめる今野ファウンダー。

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5戦目の博多は超満員札止め。メインにSPZタッグ戦を組んだ。佐久間、M石川対コバトフ、マレン組。

順調に防衛ロードを驀進する佐久間・M石川組。ミネルヴァ石川も馬力だけならいいものをもっており、弱らせたところを佐久間が大技で決めるという抜群の役割分担。試合は格落ちのマレンが佐久間の猛攻で戦線離脱してしまい、残ったコバトフが奮闘するが、佐久間のノーザン攻勢につかまってしまうという展開。

最後はジャーマンを狙った佐久間、しかしコバトフも投げられまいと踏ん張る。ならばと佐久間はくるっと正面に組み付いて勢いよくボディスラム。虚を衝かれたコバトフはこの一発で3カウントを許してしまった。勝負タイム16分34秒、王者組がほぼ完勝と言っていい内容で9度目の防衛に成功。

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6戦目の広島はメインで佐久間対イザベラ・スミスの一騎打ちを組んで(14分くらい、ビートエンドで佐久間の勝ち)超満員までこぎつけた。

第7戦なにわパワフルドーム大会、メインは集客目的で組んだEWA世界戦、王者コバトフに挑むのはヤングライオネス・ジャンヌ永原。意外にもジャンヌ永原がスープレックス攻勢でよく攻める。しかしコバトフも5年間SPZ参戦でもまれているので、アキレス腱固めを延々仕掛けてジャンヌ永原の動きを止めるが、

「これでどうだっ!」
ジャンヌ永原、組みとめてコバトフにノーザンライトスープレックス。
「ウグワッ」

これで3カウント。ジャンヌ永原、まさかのEWA王座奪取。
「やったね!」

EWA世界選手権試合

ジャンヌ永原(21分40秒、ノーザンライトスープレックスホールド)コバトフ

かつては吉田龍子や菊池理宇も巻いた伝統あるベルトを巻いた。勝負タイム21分40秒。
「んー、コバトフの寝技を恐れずガンガン技仕掛けていきましたからね、これは恐ろしい存在になるかもしれませんね」
SPZに有望なニュースターが誕生した。

2010年2月 3日 (水)

朝青龍の事件絡みで目が離せない

ここ数日、スポーツ新聞の報道は朝青龍報道一色。

◆本場所中に西麻布で記憶がなくなるまで飲んだ

◆そのとき、飲食店の関係者と何かあって、
 朝青龍がプッツンして、ぶん殴って、(週刊誌報道によれば)
 「川へ行け コロしてやる」などと口走ったらしい。

◆これはやばいと判断した朝青龍の個人マネジャーさんが、
 「小突かれたのは私です」と横綱をかばって、結果的に
 ウソの報告を親方にして、騒動を水面下で収めようとした

◆殴られた飲食店関係者は、ケーサツに被害届を出すよりかは
 相手が有名人なので、示談に持ち込んでカネもらった方が得策だと
 判断したのか、水面下で示談しようとしたが、交渉がうまくいかず
 (金額?)業を煮やした飲食店関係者がケーサツに相談に行ったり
 診断書を取ったり、週刊誌にリークしたりして(巧いね)
 交渉を有利に運ぼうとした

◆あわてた朝青龍サイドが、条件面で折れて?交渉妥結を急いで、
 なんとか示談には持ち込んだ。(東スポ情報では示談金2,000万・・・・)

◆しかしマスコミ報道でもって騒ぎが大きくなってしまい、現段階では2月に相撲協会の新体制が発足してからの処分は避けられなくなった。
 (個人マネジャーさんが結果的に嘘ついたのがまずかった。本人はかばったつもりなのだろうが)

一部推測が混じってますが、想像力を働かせればおおかた
こんなところではと思われます。大人のやり方というか、交渉術というか・・・
世の中の怖さというものが垣間見えます。

朝青龍は「酔っていて記憶がありません」らしいので、
目撃者が朝青龍のとりまきだけである以上「客観的な事実」が
どうだったのかは、闇に行ってしまう可能性もあります。

とはいえ、事実だとすれば、殴られた側は
死の恐怖におそわれたものと思います。その恐怖はいかばかりか。
(ある意味、最強の格闘技の最強の人なわけですから)
はたして処分はどうなるのか。
1~2場所の出場停止プラス減俸ですますのか、
引退届を出させるのか、相撲協会の矜持が問われるところです。

2010年2月 2日 (火)

第861回 創立40周年記念パーティー

41年目4月

新人スカウトで近藤真琴を採用。キックボクシングの経験があり、キックボクサーを目指していたが、SPZは稼げるという内田スカウトの言葉に動かされ、入門を決意したらしい。

「あ、イタッ・・・・」

SPZ34期、フローラ小川が手首の負傷で巡業を欠場。最終戦の40周年記念興行のみの出場となることが発表された。

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4月シリーズ開催前日、横浜ベイサイドホテルのバンケットルームを借り切って、

「SPZ創立40周年記念パーティー」が開催された。

テーブルの上にはローストビーフ、真鯛のポワレ、パルマ産生ハム、ミラノ風カツレツといった豪華な料理が所狭しと並べられ、何箇所かに設けられたテレビからは過去のSPZの名勝負が流される。京スポの若林記者をはじめとする多くのマスコミ記者さん、イベント会社や印刷会社、金融機関などのお取引先、「よこ川」マスターやら喫茶あばしりの鈴波店長といった内輪同然の面々を招待しての大宴会。

「本日はSPZ40周年記念パーティーにお越しいただきありがとうございます。忘れもしないあの2009年4月21日、横浜赤レンガ大会にてわずか3名の選手で旗揚げしました。あのときは新人の小川ひかる選手と保科優希選手がAACの選手にボコボコにされて、この団体どうなるんだろうと思いましたが、あれから40年のときを経て素晴らしい選手、スタッフを擁する日本でも有数のプロレス団体となりました。」

井上霧子SPZコミッショナーが挨拶。

「今月もドーム興行連発というチャレンジを致しますが、初心を忘れることなく、本気、まごころ、手作り感を旗印に、選手社員一丸となって頑張ってまいりたいと思います。」

「おかげ様でSPZは40周年を迎えることができました。これもひとえに、本日お集まりいただきました皆様のお力添えのおかげであります。これからもSPZは、お客様のためにたゆまぬ努力を続けてゆきますので、お力添えをお願いいたします。」

中森登志子社長が短めに挨拶。

そのあと選手がステージの上に集まり、ひとりずつ阿部リングアナにコールされる。

「じゃすてぃすー、えちーごー」

SPZの現エースはジャスティスえちご。

乾杯の音頭は、車イス姿で登場したSPZ創業者、今野ファウンダー74歳。大病の後なのでさすがに痩せこけている。久しぶりに公の場に姿を見せた。

「み、皆さん・・・・」

今野ファウンダー、車イスのままマイクに向かって、用意していたメモを読み上げて挨拶。

(今野さんも、一気に老けたな・・・・)

会場からはそんな声も。創業者として精力的に動いた時期もあったのだが、昨年夏にカラオケ歌唱中に倒れて、それ以来めっきり衰えた。

「え、えーおかげ様で、SPZは40周年を迎えることが、できました。関係者の方、お取引先様の方には大変、ご苦労をおかけいたしました。ゴホゴホッ。私も、その・・・・・・・・力尽きるまで、SPZを支えて・・・・・まいりたいと思いますので、ご支援宜しくお願いいたします・・・・では、カンパイ・・・・」

こうして楽しいパーティーが盛大に行われた。年長組の選手はもの食い、酒飲み、ライラ神威やギムレット美月といったOG連中ももの食い、酒飲む。SPZの選手は井上霧子の影響で飲める選手が多かった。

「ひかるさん・・・・もう私、ダメかも知れんね」

今野ファウンダー、会場すみでぼそりと。車椅子に乗ったまま、お取引先と挨拶しつつ、ベイサイドホテルの最高級の料理を口にしたが、ちょっと手をつけただけであった。

「スモークサーモンが、うまいと感じなくなった。大好物なのに」

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2010年2月 1日 (月)

第860回 40年目3月 さいたまドーム頂上決戦

3月シリーズ「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

第7戦幕張大会でSPZタッグ王者佐久間、M石川組がタッグ王座8度目の防衛に成功。フローラ小川、ジャンヌ永原組を39分31秒の熱戦で退けた。

フローラ小川の粘っこい攻めをしのぎ、勝負どころと見るやジャンヌ永原に狙いを定めて集中砲火。フィニッシュは合体パワーボムだった。

「石川さんとのタッグではそうそう負けませんよ」
タッグ王座の防衛記録11が射程圏内に入ってきたか。

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最終戦はさいたまドーム大会。
休憩前の試合でジョディビートンとマスクドミスティの日本最終試合。対戦相手はラズベリー&クラリッジ成瀬。惜しくもクラリッジ成瀬のフロントスープレックスにマスクドミスティが敗れたものの、ファンは大声援を送った。

休憩明けの第4試合、フローラ小川、NARATAのあばしり王者組が登場。対戦相手はコバトフ&マレンのEWA最強コンビ。試合開始早々NARATAが捕まってしまい大ダメージを受けてしまう。しかたなくフローラ小川のローンバトルが続く。

だが1対2では無理があった。疲れても勝負を捨てずスモールパッケージを繰り出したフローラ小川だったが、コバトフのキャプチュードでついに我慢できなくなりNARATAにタッチ。

代わったNARATA、あっさり相手チームに捕まり合体パワーボムで幕。勝負タイム15分22秒。

続く第5試合、

「次の試合に登場するマユリ・シアター選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

デンジャラス外人、マユリ・シアター、このシリーズが最後の来日である事を自らのブログで公表していた。最後の相手は35期のミネルヴァ石川。元気よくハイキック、掌底を石川に叩き込んで行ったが、ミネルヴァ石川もパワーボムで反撃。この一発で形勢逆転。
「いきますよーーー」

ミネルヴァ石川、間髪入れず2発目のパワーボム。これでマユリの戦意を絶った。勝負タイム12分3秒。

セミファイナルでも最終試合が。

「次の試合に登場するブリジット・ウォン選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

悪役外人レスラー・ブリジットウォン久々の来日。近年はアメリカマットで活躍したのだが、引退前に日本でひと稼ぎ。対戦相手はジャンヌ永原。

ヒールの表情で若手のJ永原に掌底、そしてラリアット。やはりこの選手ヒールファイトをやらせると強い。

「ハッハハハハハ」

高笑いを交えつつ裏拳。ジャンヌ永原なかなかペースをつかめない。強引にジャーマンを繰り出して打開しDDT、これでブリジットウォンの動きが鈍った。

「いまだーーーっ!!」

ジャンヌ永原の奥の手、タイガースープレックス炸裂。これでブリジットからカウント3を奪った。逆転大勝利、勝負タイム14分48秒。

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そしてメインイベントSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは最強の挑戦者佐久間理沙子。いまのSPZの頂上決戦といえた。

―攻めまくるしか勝つ道はない。

先手必勝とばかりに頭突きやチョップでスパートをかけていったえちごだが、佐久間も試合巧者、きっちりチョップで手数を返す。

「はっ」
佐久間、ボディスラムを起点に仕掛けようとするが、えちごも動きが速いので波状攻撃を許さない。

「くらえっ」
先に大技をしかけたのもえちご、タイガードライバー炸裂。

―このままじゃ、いけないわね・・・

あせった佐久間、流れを変えるためにビートエンド、ノーザンライトで逆襲に転じる。しかしえちごもキッチリ受けて、ステップキックで反撃。

しかし佐久間も2度目のノーザン。試合は白熱した。
佐久間ジャンピングニー。えちごの動きがようやく止まった。

―よし、いける・・・
佐久間2度目のジャンピングニーを狙ったがえちご背面トペで切り返す。フォールは2で返されたが休まずステップキック。

佐久間、ならばと奥の手、ハイキックを狙うがよく見ていたえちご、
「せっ」
水面蹴りで軸足を払った。

「アッ」
マットにズダッと倒れる佐久間。夢中で上から押さえ込むえちご、

ワン、トゥ、スリー
佐久間一瞬反応が遅れてしまい。キックアウトするまえに、ハリケーン神田レフェリーの手がマットを3つ叩いた。

「3つ、入りましたか・・・・」
勝負タイム57分45秒、ジャスティスえちごが2度目の防衛に成功するとともに、初めて佐久間理沙子に勝った。

「勝った・・・・」
蹴りつぶしての勝ちではないが、がむしゃらに闘ってとったフォール。ジャスティスえちごが団体エースの壁を、とうとう破った。

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