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2010年2月 1日 (月)

第860回 40年目3月 さいたまドーム頂上決戦

3月シリーズ「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

第7戦幕張大会でSPZタッグ王者佐久間、M石川組がタッグ王座8度目の防衛に成功。フローラ小川、ジャンヌ永原組を39分31秒の熱戦で退けた。

フローラ小川の粘っこい攻めをしのぎ、勝負どころと見るやジャンヌ永原に狙いを定めて集中砲火。フィニッシュは合体パワーボムだった。

「石川さんとのタッグではそうそう負けませんよ」
タッグ王座の防衛記録11が射程圏内に入ってきたか。

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最終戦はさいたまドーム大会。
休憩前の試合でジョディビートンとマスクドミスティの日本最終試合。対戦相手はラズベリー&クラリッジ成瀬。惜しくもクラリッジ成瀬のフロントスープレックスにマスクドミスティが敗れたものの、ファンは大声援を送った。

休憩明けの第4試合、フローラ小川、NARATAのあばしり王者組が登場。対戦相手はコバトフ&マレンのEWA最強コンビ。試合開始早々NARATAが捕まってしまい大ダメージを受けてしまう。しかたなくフローラ小川のローンバトルが続く。

だが1対2では無理があった。疲れても勝負を捨てずスモールパッケージを繰り出したフローラ小川だったが、コバトフのキャプチュードでついに我慢できなくなりNARATAにタッチ。

代わったNARATA、あっさり相手チームに捕まり合体パワーボムで幕。勝負タイム15分22秒。

続く第5試合、

「次の試合に登場するマユリ・シアター選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

デンジャラス外人、マユリ・シアター、このシリーズが最後の来日である事を自らのブログで公表していた。最後の相手は35期のミネルヴァ石川。元気よくハイキック、掌底を石川に叩き込んで行ったが、ミネルヴァ石川もパワーボムで反撃。この一発で形勢逆転。
「いきますよーーー」

ミネルヴァ石川、間髪入れず2発目のパワーボム。これでマユリの戦意を絶った。勝負タイム12分3秒。

セミファイナルでも最終試合が。

「次の試合に登場するブリジット・ウォン選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

悪役外人レスラー・ブリジットウォン久々の来日。近年はアメリカマットで活躍したのだが、引退前に日本でひと稼ぎ。対戦相手はジャンヌ永原。

ヒールの表情で若手のJ永原に掌底、そしてラリアット。やはりこの選手ヒールファイトをやらせると強い。

「ハッハハハハハ」

高笑いを交えつつ裏拳。ジャンヌ永原なかなかペースをつかめない。強引にジャーマンを繰り出して打開しDDT、これでブリジットウォンの動きが鈍った。

「いまだーーーっ!!」

ジャンヌ永原の奥の手、タイガースープレックス炸裂。これでブリジットからカウント3を奪った。逆転大勝利、勝負タイム14分48秒。

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そしてメインイベントSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは最強の挑戦者佐久間理沙子。いまのSPZの頂上決戦といえた。

―攻めまくるしか勝つ道はない。

先手必勝とばかりに頭突きやチョップでスパートをかけていったえちごだが、佐久間も試合巧者、きっちりチョップで手数を返す。

「はっ」
佐久間、ボディスラムを起点に仕掛けようとするが、えちごも動きが速いので波状攻撃を許さない。

「くらえっ」
先に大技をしかけたのもえちご、タイガードライバー炸裂。

―このままじゃ、いけないわね・・・

あせった佐久間、流れを変えるためにビートエンド、ノーザンライトで逆襲に転じる。しかしえちごもキッチリ受けて、ステップキックで反撃。

しかし佐久間も2度目のノーザン。試合は白熱した。
佐久間ジャンピングニー。えちごの動きがようやく止まった。

―よし、いける・・・
佐久間2度目のジャンピングニーを狙ったがえちご背面トペで切り返す。フォールは2で返されたが休まずステップキック。

佐久間、ならばと奥の手、ハイキックを狙うがよく見ていたえちご、
「せっ」
水面蹴りで軸足を払った。

「アッ」
マットにズダッと倒れる佐久間。夢中で上から押さえ込むえちご、

ワン、トゥ、スリー
佐久間一瞬反応が遅れてしまい。キックアウトするまえに、ハリケーン神田レフェリーの手がマットを3つ叩いた。

「3つ、入りましたか・・・・」
勝負タイム57分45秒、ジャスティスえちごが2度目の防衛に成功するとともに、初めて佐久間理沙子に勝った。

「勝った・・・・」
蹴りつぶしての勝ちではないが、がむしゃらに闘ってとったフォール。ジャスティスえちごが団体エースの壁を、とうとう破った。

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