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2010年3月31日 (水)

3月末なのになんなのこの寒さ

寒い・・・・泣けるくらい・・・・水曜日恒例のあれ。

◆プロ野球開幕

 巨人はあの高橋由伸選手が8番に入る反則打線。しかし投手陣は安定して勝ちそうなのが内海くらいしかおらず(グライシンガーが離脱したのは非常に痛い)付け入る隙はあると思われる。横浜ベイスターズが気になります。尾花新監督の下で変われるか・・・

◆大相撲春場所はけっきょく白鵬が全勝優勝。バルトが大関昇進。しばらくの間は白鵬がトップ、バルトが2番手を張るのか。大関魁皇は8勝して命脈を保ったものの、相撲内容は引きや叩きに頼り、引退間近を印象付けた。

◆アイドルレスラー・風香引退(sportsnaviではけっこう大きく扱われていた)

2010年3月30日 (火)

第898回 フローラ小川 VS ジュディ・コーディ

最終戦は新日本ドーム大会。後半の3試合が日本人対外人の3大シングルマッチ。

その前にSPZクライマックス出場者決定抽選会。きょうプレーオフを闘うはずだった中村真帆とNARATA両者負傷欠場中のため、中森社長がくじを引いた。

「出場者決定、中村真帆!」

くじを引いた中森社長がマイクで一言。こうして8人目のSクラ出場者が決まった。NARATA涙目。

セミ前のシングルマッチ、今シリーズ台風の目の白石なぎさ、ドームのセミ前で最強外人の一角コバトフと対戦。

「まあコバトフ選手も前SPZ王者ですから、実力は持ってますよ、そう簡単にやられること・・・」

しかしあのコバトフが白石の前に完全に力負け。ボディスラムやドロップキックといった基本技の一つ一つが重い。ならばとSTFで勝負をかけるがニアロープ。そのまま場外へ逃げた白石、負ってくるコバトフを組みとめて場外パイルドライバー!

「OU・・・」

いくらマットが敷かれているとはいえこれは痛い。この一撃で戦意喪失したコバトフ、リングに戻されてすぐさまスプラッシュマウンテンで垂直落下刑。これで試合は終わった。
勝負タイム12分50秒、内容も白石完勝と言っていい。

ええええええええええええええええええええええ!!

「か、かいせつの吉田さん・・・・」
「うーん・・・・コバトフ選手油断してたんでしょうかね」

このぶんでは次期SPZ王座挑戦も近いだろう。いや来月のSクラが楽しみ。

***************************

セミファイナルはSPZ王者・ジャスティスえちごが登場。すでに宇都宮でSPZ防衛戦を終えているのできょうはのびのびファイト。対戦相手のイザベラスミスを追い込んでゆく。早い段階でゴートゥベッドを当ててあとは朦朧とする相手を仕留めるだけ。

「はっ」
最後は珍しくコーナー最上段から飛んでミサイルキック。勝負タイム9分1秒。

****************************

メインイベントはEWA選手権。王者フローラ小川に挑むのは強豪外人ジュディ・コーディ。
昨日の千葉で白石なぎさに敗れたジュディ、名誉挽回とばかりにフローラ小川をパワーで圧倒。馬力では完全に上を行く。

「うううっ・・・・・」

タックルで弾き飛ばされるフローラ小川、この選手のやられっぷりも凄い。

「オラアアッ」

身体ごとぶつかるジュディのジャンピングニー、そしてネックブリーカー。交通事故級の衝撃を食らいながらも反撃の機をうかがう。2度目のジャンピングニー狙いを背面トペに切り返す。

しかし最後は
「クライな!」
ジュディの豪腕ラリアット。これでフローラ小川の動きが止まった。

「ぐううう」

そこへDDT,ブレーンバスターの大技攻勢を食らってしまう。あせったF小川、STFを狙うがあまりにロープに近い。

「これで終わりだ!」
ジュディ、得意のデスバレーボム、フローラ小川頭からマットへ。だがカウント3直前で右肩を上げた。

ドドドドドド

「シブトイヤツメ!!」

ジュディ、2度目のDDT,しかしフローラ小川2.9で返す。

ドドドドドド

ジュディ、3度目のDDT,フローラ小川懸命にロープへ、このあとフローラ小川場外へ逃げて打開を図るが、逆に殴られて返り討ちにあってしまう。

カウント18でリングに戻ったフローラ小川だったがもはや息も絶え絶え状態。

「ウオラアアア」

ジュディ・コーディ4度目のDDT,これで試合は終わった。勝負タイム29分20秒、ジュディ・コーディがEWA王者に輝いた。

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EWA世界選手権

ジュディ・コーディ(29分20秒、DDTからの片エビ固め)フローラ小川

 ジュディ・コーディが新王者となる
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2010年3月29日 (月)

第897回 台風の目、白石なぎさ

42年目7月
プレーオフを争う中村真帆とNARATAがそろって負傷欠場。したがってSPZクライマックス出場権最後の1枠は両者の抽選で(あまり見られない珍事)決まることとなった。

7月シリーズ「サマースターナイツシリーズ」開幕。東北各地を巡業。

今シリーズ「台風の目」は先シリーズ凱旋帰国した白石なぎさ。

中村やラズベリーを破って予選会を苦もなく突破したので、実力派外人相手のマッチメイクを組んでみたが、5戦目のいわき大会、まずセミ前でダイナマイトリナと対戦。

タイガードライバーを食らってよろめく白石。しかしこれはやられたフリで、調子に乗って突っ込んでくるダイナマイトリナを組みとめてスプラッシュマウンテン!
ズドーン。

返せるはずもなく3カウント。勝負タイム8分19秒。どよめきはその後で、ピクピクト痙攣したまま起き上がれないD・リナ。

「勝った・・・・帰ろう」

なんてやつだ。

*************************

第6戦宇都宮大会、メインはSPZ戦。宇都宮で開催されるのも珍しい。王者ジャスティスえちごに対するはEWA王者フローラ小川。

「私のファイト・・・見ていてください」

前回挑戦時のあまりのふがいなさに「もう挑戦させない」といっていた吉田役員だったが、5月にカオスを破って3冠王になってしまったので、話題先行で組まざるを得なかった。

「ま、一発ドカーンの可能性もあるしね、それに小さい会場だし」

そう、小さい地方会場では寝技が出しやすいのでフローラ小川でもまだまだ対応できる。開始早々スリーパーでどよめかせる。しかし試合開始20分、攻め疲れの見えてきたフローラ小川、そこへ早くもえちごのゴートゥベッドが炸裂。なにがあるか分からないので早いつぶしだ。この一発でフローラ小川の動きが止まってしまった。

「これでどうだっ」

ジャスティスえちご、DDT,フライングニールキック、ノーザンと大技を畳み掛けてあっさり3カウント。勝負タイム23分16秒。王者が2度目の防衛に成功。

「小川・・・さん!あんた、そろそろレスラー辞めたほうがいいんじゃないか?」

マットに倒れ伏すフローラ小川へ王者が厳しい一言。かつてのねちっこさが失われているのだ・・・

**********************

第7戦千葉大会、台風の目、白石なぎさがセミに起用され強豪外人の一角ジュディ・コーディも食ってしまった。ジュディのデスバレーを食らうなど危ないシーンもあったが、

「死んじゃえ」

強烈なパイルドライバーで追い込み、最後はなんと力の差を見せ付けるかのようにボディスラムで叩きつけて3カウント。場内どよめき。勝負タイム13分55秒。

「これは・・・・トップ戦線に割って入ってきますよ、もう。ものが違います」

かいせつの中森社長が断言。

2010年3月28日 (日)

第896回 ラズベリーまさかの本大会出場

42年目6月シリーズ

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は外人同士の対戦、グレースハン対カトリーヌチャン。

カトリーヌがノーザンライトスープレックス2連発という攻めを見せて勝利。勝負タイム9分37秒。

第2試合、早くも3冠王(SPZタッグ&あばしりタッグ&EWAシングル)のフローラ小川が登場。フローラ小川、辻香澄組対八島静香、オーガ朝比奈組。

新人ふたりがまだ自力で試合を作れないので、大先輩とタッグを組ませてぶつけるというマッチメイク。

「えいっ」
フローラ小川、新人のO朝比奈を軽くあしらうが、朝比奈もタックルで意地を見せる。

「どいでな。あたしがアレの相手をする」

フローラ小川と八島が熱い攻防。フローラ小川がバックドロップを狙ったが、空中で切り返して潰した八島。このあたりはうまい。最後は4人が入り乱れる展開。なんと八島さんのデスバレーでフローラ小川が頭を打ってしまい、あっさりと続くジャンピングニーを食らってフォール負け。意外な結末に場内どよめき。勝負タイム19分51秒。

第3試合から予選会最後の4試合。

■Aブロック
M石川(6点、パワーボムからのエビ固め 20.02)C成瀬(0点)

なんだかんだいってミネルヴァ石川3連勝。さすが元SPZタッグ王者。この日もクラリッジ成瀬の攻め疲れを待って、パワーボムが爆発。堂々のAブロック1位通過を決めた。

近藤(4点、SPZハンマーからの片エビ固め 11.50)NARATA(2点)

勝った方がSPZクライマックス初出場が決まる大事な大事な試合。いきなりドロップキック連発で先手を取ったNARATAが持ち前のスピードで攻める。

―なんとかしてあの動きを止めないとっ

近藤、10分経過のアナウンスからラッシュをかけて、

「この一撃に、全てを賭ける!」

ものすごい一撃、SPZハンマー炸裂。一発でNARATAを眠らせた。そのまま上に乗って3カウントが入った。

場内シーンと静まり返った後、ものすごい拍手。

敗れたNARATA,起き上がれずセコンドの肩を借りて引き揚げた・・・

この結果Aブロックは1位通過M石川、2位通過近藤が決定。3位のNARATAはプレーオフに回る。

休憩後、Bブロック予選会。

ラズベリー(2点 ダイビングプレスから体固め10.47)M桜井(2点)

一進一退の攻防を制したのはラズベリー。みごとなダイビングプレスでミシェール桜井を沈めた。

白石(6点、パイルドライバーからの片エビ固め 12.15)中村(2点)

この試合前の段階で2位以上が確定し、すでに本大会出場が決まった白石。

この試合に勝てば本大会出場の中村。しかし白石には計り知れないパワーがある。あの中村が完全に力負けしている。場内どよめき。

「えい」
ボディスラムも的確に決める。

「海外で、ちゃんと鍛えてきたんだね」

吉田役員が褒める。

追い込まれた中村、ラリアットで形勢逆転を図ったが、、これで闘志に火がついた白石はパイルドライバーでお返し。そして、

「えい」
重たいシャイニングウィザード。これで戦意を喪失した中村、2発目のパイルドライバーで3カウントを聞いた。

白石なぎさが3連勝でBブロックの1位通過を決めた。

「2位以下はどうなるんだ?」ざわつく館内。中村、ラズベリー、M桜井の3人が1勝2敗で並び、直接対決の戦績も3すくみ。ここで中森SPZ社長がリングに上がり、マイクを握った。

予選会の順位決め規定第1条では3選手が同成績の為、順位決め規定第2条を適用します。勝利した試合の勝負タイムが短い選手を上位といたします。従いまして・・・

空文同然のルールが適用となる。果たして・・・

「B組通過第2位、ラズベリー。10分47秒」

えええええええええええええ!!
36期のラズベリーがまさかの本大会進出。

「B組第3位、中村真帆。13分5秒。次期シリーズでA組3位のNARATAとプレーオフを行います」

中村真帆は翌月のプレーオフに本大会出場をNARATAと争うこととなった。

「B組第4位、ミシェール桜井、19分36秒。」
ミシェールは残念ながら予選落ちが確定した。

*************************

さいたま大会、残るは2試合。

セミは強豪外人同士のタッグマッチ(ジュディコーディ&ローレル対ダークスターカオス&イザベラスミス。15分9秒、ジュディコーディがイザベラにフォール勝ち)、

そのあとSPZ選手権、王者ジャスティスえちごに挑むのはジャンヌ永原。しかしえちご強い。ゴートゥベッドでぐらつかせておいて、DDT。非情な攻め。

「これでどうだっ!」
2度目のゴートゥベッドがジャンヌ永原の意識を断ち切った。勝負タイム22分7秒。ジャンヌ永原、SPZ王者にどうしても手が届かない・・・・

2010年3月27日 (土)

第895回 42年目6月 Sクラ予選会(2)

42年目6月 SPZクライマックス予選会(2)

第4戦滋賀大会。

■B組予選リーグ

白石(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 10.56)ラズベリー(0点)

第2試合で白石なぎさが登場。ラズベリーのちょこまかとした動きに惑わされず、スクラップバスター2連発で動きを止め、最後は、
「えい」
パイルドライバーで勝利。この一撃を食らったラズベリーはしばらく起き上がることができなかった。これで白石の本大会出場がほぼ決定。

第5戦岐阜大会。この日も予選リーグは1試合のみ。

■A組予選リーグ。

M石川(4点、水平チョップからの片エビ固め、15分くらい)NARATA(2点)

勝った方が本大会出場へ大きく前進する試合。ミネルヴァ石川がのっそりとした動きだが一撃一撃が力強い。NARATAはスピーディな動きで沸かせる。一進一退の攻防を制したのはM石川のドラゴンスリーパー。捕まえたら腕力が生きてくる。これでギブアップ寸前まで追い込んだM石川、最後は強烈なチョップでNARATAを倒した。

*****************************

岐阜大会メインはSPZタッグ戦。王者ダークスターカオス、イザベラスミスに挑むのが、前王者チームのフローラ小川、ジャンヌ永原組。

岐阜でこんな好カードが組まれたのでファンは熱狂。しかしカオス様強い。

「フフフフフ・・・・」

フローラ小川を圧倒的肉体で弾き飛ばし、ジャンヌ永原を子ども扱い。ファンはカオス様の圧倒的パワーにただただため息。

「くっ・・・このおっ!」

ジャンヌ永原も懸命の反撃。なんとかジャーマン、ラリアットでイザベラを引きずり出したが、そのときには二人はもうズタズタの状態。フローラ小川がSTFで大逆転をかけたが、ダークスターカオスがカット。

「タッチワークを早くして!」

それでも日本人チームが懸命の粘りを見せて、最後は4選手が入り乱れる状況下、フローラ小川がイザベラにムーンサルトを決めてタッグ王座を奪取。

「最後はたまま分断がうまくいきました。内容は全然よくなかったのですが・・・」

ともあれSPZにタッグベルトが戻ってきた。

***********************

第6戦浜松大会。Aブロック予選会リーグ戦。

近藤(2点、ステップキックからの片エビ固め 18.53)C成瀬(0点)

クラリッジ成瀬の右腕攻めに耐えた近藤、なんとか得意のステップキック乱打でクラリッジ成瀬の戦意を絶った・・・

第7戦、長野大会。Bブロック予選会リーグ戦。

M桜井(2点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 19.36)中村(2点)

意外にもミシェール桜井が優位に立ち、フランケンシュタイナーを華麗に決めて中村から3カウント。これでBブロックは一気に混戦模様になってきた。

そして最終戦はさいたまドーム大会。

(続きます)

2010年3月26日 (金)

第894回 42年目6月 Sクラ予選会

42年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会。今年の出場枠は佐久間が引退したため5。

Aブロック
ミネルヴァ石川(前回本大会4点)

クラリッジ成瀬(前回本大会2点)

NARATA(SPZ40期)

近藤真琴(SPZ41期)

Bブロック
中村真帆(前回本大会5点)

白石なぎさ(SPZ40期)

ラズベリー(SPZ36期)

ミシェール桜井(SPZ39期)

なお前年本大会に出場した八島静香(SPZ25期)は「コンディション不良」(年齢的な理由?)で予選会を辞退した。

2戦目の和歌山大会から予選会がスタート。

■予選Bブロック
中村(2点、ラリアットからの片エビ固め 13.05)ラズベリー

力押しで攻め込んだ中村がラリアットを連発してラズベリーを沈めた。

白石(2点、スクラップバスターからの片エビ固め 13.42)M桜井

海外遠征から1年ぶりにSPZマットへ帰ってきた白石なぎさ。

「さあて、どこまで変わってるかだね」
吉田役員が花道奥で観戦。

この日はパフォーマーのM桜井と対戦。まったくかみ合わない攻防が展開。ドロップキック、チョップ、ボディスラムと一つ一つの技を確かめるように仕掛けてゆく白石。M桜井の息が切れた頃合いを見計らって、

「はっ」
スクラップバスター。これが入った。腰を打って顔をしかめるM桜井。すかさず白石、もう一度スクラップバスター。これでM桜井から3カウントを奪った。

**********************

第3戦、三重大会。

こんどはAブロックの予選が開幕。

NARATA(2点、農鳥からの片エビ固め 14.56)C成瀬
「ふっ!!」
NARATAの鋭いDDTで頭を打ってしまったC成瀬。これで動きに精彩がなくなり、

「消えろ」
農鳥炸裂。奈良田忍軍の必殺ムーブで仕留めた。

M石川(2点、タイガードライバーからのエビ固め 27.50)近藤

「先輩を倒して、本大会へ行く。そのために苦しい特訓をやってきたんだ」

SPZの若手中堅選手のヒエラルキーが入れ替わるのがこの予選会の見どころ。2年目の近藤真琴が積極的に攻める。しかしミネルヴァ石川も長いこと佐久間のパートナーを務め、タッグ王座を守ってきたプライドがある。攻め疲れをまって、コブラツイスト、ドラゴンスリーパーで反撃。

―もう、奥の手を使わなきゃいけない。

「SPZハンマー!!」

近藤の奥の手、初公開のSPZハンマーがM石川をとらえたがM石川、耐え切ってパワーボム。

しかし近藤2.9で返す。ドドドドドド
しかしミネルヴァ石川、あわてずにタイガードライバーでトドメを刺した。
―ハァ、ハァ。危なかった・・・・わ・・・
ミネルヴァ石川、2年目の近藤をしとめるのに27分もかかってしまった。

(続く)

2010年3月25日 (木)

第893回 お別れ会

2050年5月22日、横浜市戸塚区のセレモニーホールで、SPZ創業者、今野ファウンダーの「お別れ会」が行われた。

「唯願法界海 諸仏諸賢聖 ・・・・・」

株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットの社葬という形を取っているので、多くの参列者が集まった。

死去後2週間近くが経過しているので、既に密葬と火葬は近親者のみで済ませており、遺影が飾られた祭壇に向かって大勢の参列者が焼香に訪れた。

SPZ全選手、スタッフのほか、OG連中をはじめ取引先、京スポ新聞や日刊ブルースなどのマスコミ記者さんたちも参列。

「かなり前に営業の第一線から退いてらっしゃってますから、実務には影響はないとは・・・思うんですけどね」(井上霧子)

「いいやつだったんだけどな、ま、こうして職場でカミサンも見つけられて、いい人生だったんじゃないかな」(SPソリューション会長・手塚オーナー)

  「一心敬禮 十方一切 常住佛・・・・」

セレモニーホールに響くお経。

「いいお得意さんだった・・・・」

「コーヒーにはうるさかったけど、パフェには目がなかった人でしたね・・・」

戸塚の日本料理店で今野ファウンダーの行きつけだった「よこ川」のマスターや、本社ビル2階に入居している「喫茶あばしり」の鈴波店長も焼香に訪れた。

その夜、横浜駅近くのベイサイドホテルバンケットルームで、

「本日はお別れの会に多数の方がお越しいただきまして誠にありがとうございました。故人はにぎやかな雰囲気と高級料理が大好きな方でしたので、お別れ会第2部としてパーティーを実施したいと思います。」

テーブルの上にはローストビーフ、タラバガニをはじめ、豪華な料理の数々が。

フローラ小川が挨拶した後、乾杯。

社葬を手伝ってくれた選手、スタッフ、参列した関係者が一心不乱に飲食した。

未亡人となってしまった、ひかる夫人、会場隅で浮かない表情。井上霧子が声をかけるが心ここにあらずという感じ。故人の死で気が動顚しているわけではなかった・・・

「遺産分配が・・・ちょっとね・・・・」

2009年に創業したSPZ。当時の今野社長しか知らなかったお金の流れがあり、興行収益をもとに、SPZ株を手塚オーナーから数回に分けて合計50%近く、譲渡してもらっており、それをそのままひかる夫人とフローラ小川が半分ずつ相続する形となる・・・・・

2010年3月24日 (水)

浜亮太選手3冠奪取

こんばんわ。WAS没頭中 筆者のkonnoです。

花粉症なのでツラーい日々が続きます。

◆浜亮太デビュー1年ちょいでまさかの三冠奪取。

両国の現地を見たわけではないが、云うべき言葉もない。まあ新しいタイプのチャンピオンでしょうね・・・・由緒ある三冠ベルトの末路が・・・・

◆西村修選手、国民新党から参院選出馬

目指せ年収30000万、人生大逆転ということですね。でも国民新党では通らないと思いますよ。いま熱いのはみんなの党。

◆魁皇がんばれ

このブログを打っている時点では5勝4敗。勝ち越すためにはあと3敗しか出来ない。

残る相手は白いの、日馬、琴欧州、琴光喜、平幕2人

上位の誰か一人に勝たないといけない・・・

今週はこんなところで。

2010年3月23日 (火)

第892回 佐久間理沙子の最終

42年目5月

佐久間理沙子引退シリーズ・最終戦横スペ大会・セミファイナル

「次の試合に登場する佐久間理沙子選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

対戦相手は1期下のフローラ小川。

同じ本隊サイドで6人タッグで組む事もよくあった。

まず「ディヴェルティメントK138」が鳴った後、ガウンに身を包んだフローラ小川がリングイン。彼女もこのシリーズいろいろあったのだが、なんとか最終戦まで完走した。

そのあと「energy」がかかり、黒い革コートに身を包んだ佐久間が花道を走ってリングイン。リングアナのコール。舞う紫色の紙テープ。

試合は握手のあと、地味なグラウンドの攻防から始まった。

「これでっ」

佐久間がボディスラム連発で流れを引き寄せようとするが、フローラ小川も寝かせてしまえばこちらのものとグラウンドに引きずり込む。見ごたえのあるいい試合となった。

―頭を狙えば、小川さんは動きが落ちる・・・

DDTを決めて動きを止めにかかった。

佐久間の狙い通り、フローラ小川の動きが止まった。コブラツイストで痛めつけてからノーザンでたたきつける。流れるような攻めだ。

フローラ小川、逆転を狙いSTFを仕掛けてきたがあまりにもロープが近い。

「これで終わり!!」

佐久間、ここで必殺技のビートエンド。瞬くフラッシュ。フローラ小川、頭からマットへ。誰もがこれで終ったと思ったが、フローラ小川2.8で返した。

ドドドドド

佐久間理沙子、走りこんできたところをフローラ小川がネックブリーカーで切り返す。そのあとのフォールを2で返した佐久間、フローラ小川を組みとめて、

「いやあっ」
この試合2度目のノーザンライトスープレックスホールド。フローラ小川は返せなかった。勝負タイム18分20秒。佐久間理沙子が最後のファイトを白星で飾った。

**************************

そのあと全選手がリングに上がり、佐久間を胴上げ。そして中森社長が金一封と記念品を手渡した。

そしてメインイベント。SPZ戦。王者コバトフに対するは前王者のジャスティスえちご。

―佐久間さんが辞めたら、私がこの団体を支えていくしかないんだ!!

今回はえちごが気合いの入った攻め。頭突き、チョップと荒々しく攻め込んでゆく。

あとはコバトフの逆転関節技一発を食らう前に沈めるだけ。

「せっ!!」

ダークレフトで頭を撃ち抜いて、弱ったところを鋭いDDT。

これでコバトフを沈め、SPZ王座を奪還した。勝負タイム23分41秒。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

ジャスティスえちご(23分41秒 DDTからの片エビ固め)コバトフ

※ジャスティスえちごが118代王者となる

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メイン終了後、佐久間理沙子の引退セレモニー。

「皆さん、いままで応援ありがとうございました!私は引退しますが、これからもSPZへのご声援宜しくお願いいたします!」

佐久間理沙子(SPZ33期)

2041年4月26日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 藤島瞳戦でデビュー。2050年5月20日、横浜スペシャルホール大会での対 フローラ小川戦で引退 。

稼動月数110ヶ月 出場試合数(概算)784試合。

タイトル歴

第97代SPZ世界王者

第100代SPZ世界王者

第105代SPZ世界王者

第108代SPZ世界王者

第112代SPZ世界王者

累計防衛回数10回(歴代8位)

第82代SPZ世界タッグ王者(パートナーはマイティ祐希子)

第92代SPZ世界タッグ王者(パートナーは早瀬葵)

第94代SPZ世界タッグ王者(パートナーはミネルヴァ石川)

第96代SPZ世界タッグ王者(パートナーはミネルヴァ石川)

第99代SPZ世界タッグ王者(パートナーはミネルヴァ石川)

第63代あばしりタッグ王者(パートナーはスカーレット小縞)

第39回SPZクライマックス優勝

第40回SPZクライマックス優勝

第41回SPZクライマックス優勝

第38回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはミネルヴァ石川)

第39回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはミネルヴァ石川)

第40回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはミネルヴァ石川)

写真集 1冊

2010年3月22日 (月)

第891回 理沙子主義

最終戦、横スペ大会。
「佐久間理沙子 最終試合」の大看板が。

当然チケットは前売り段階で完売。

会場入り口ではテントが設営され、右側のテントにでは通常通り盛大な選手グッズの物販。左側のテントには使い古されたレジと献花台が設置された。今野ファウンダー、現業を離れてだいぶ経過しているが、それでも昔を知るファンが花(むしろ少数派だった)や缶コーヒー、缶ビール、ワインなどの酒類を置いていった。

**********************

第1試合開始前におもしろビデオの放映。

「理沙子主義」

「試合を作った上で、大技を連続で仕掛ければ勝てる。そう考えた佐久間は殺人級の3大奥義を会得した」

「バイオドライバー、ゴールデンクラッシュ、そしてビートエンド」

そのあと残虐ビデオの放映が流れた。

「一撃で相手の戦意を奪う必殺技。その威力の裏には日々の厳しいトレーニングがあった。」

第1試合、近藤真琴対イザベラスミス。

オープニングマッチにSPZ世界タッグ王者のイザベラが登場。踊りながらの入場パフォーマンスで沸かせる。

「アナタのようなヤングガールは5分で片付けてアゲマース」

余裕綽々のイザベラ、えぐい角度のバックドロップで近藤の動きを止める。なおも立ち上がっていった近藤だが動きがおかしい、簡単にタックルで倒され、イザベラが逆片エビ固め!

「うあーーーーーー」

横スペに響く近藤真琴の絶叫。ロープへ逃げようにも身体に力が入らない。腰に激痛が走る。近藤真琴、無念のタップ。

第2試合、新人の辻香澄の東都デビュー戦。ミネルヴァ石川と組んでラズベリー、クラリッジ成瀬と対戦。

「私が流れを作りますから」

先発したM石川の後を受けて出てきた辻ちゃん。クラリッジ成瀬の攻めにタジタジだったが、なんとかフロントスープレックスで反撃。

「代わって」

ミネルヴァ石川がここで再登場。このあと懸命に試合を作ろうとしたM石川だったが、そこに落とし穴が、試合巧者、クラリッジ成瀬のストレッチプラムで捕まってしまった。ラズベリーがスッとリングインしてコーナーに控えていた辻を場外へ突き落とす。

「うわあっ・・・」

ミネルヴァ石川、無念のギブアップ。勝負タイム13分27秒。

*****************************

続く第3試合、怖いおねえさん2人、八島静香&中村真帆さんが登場。対戦相手はグレースハン&ダイナマイトリナ組。

ガイジンチームも持ち前のパワーでよく攻めたのだが、DOGSの受けの強さは半端ではない。

「もうあきらめろ!」

中村のラリアットがリナを吹っ飛ばす。いい流れで八島にタッチ。しかしグレースハンの裏拳が八島にヒット。崩れ落ちる八島。

「このやろうっ」

八島さん、怒りのデスバレー。これでグレースから3カウントを奪った。勝負タイム27分13秒。DOGSが激闘を制した。この試合は休憩前のメインイベント。

***************************

休憩明け第4試合はNARATAが登場、ミシェール桜井と組んでマレン、ローレルの外人チームと対戦。積極的に動いたNARATAが外人勢を追い込む。

「農鳥」

瞬くフラッシュ。奈良田忍軍ならではの跳躍力を生かした攻めだ。まずローレルを蹴散らして、孤立したマレンにも農鳥をぶち込んでカウント3を奪った。勝負タイム14分41秒。

セミ前から3大シングルマッチ。まずジャンヌ永原対ダークスターカオス。

SPZのトップどころの仲間入りをするためにはカオス様をどうしても越えなくてはならない壁。そう考えたジャンヌ永原、ノーザン、ジャーマンともてる技を早め早めに繰り出し、ダークスターカオスを追い込んだ。

「てやーーーーー」

2発目のジャーマン。2.8で返すカオス

「腕を上げたものダ、だが、この技は受けられまい、イクゾ」

ダークスターカオス、ここで切り札のダークスターハンマー。ジャンヌ永原の意識を断ち切った。勝負タイム12分33秒。

「次の試合に登場する佐久間理沙子選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

ドワアアアア!!

(続きます)

2010年3月21日 (日)

第890回 辻香澄デビュー戦

42年目5月

第5戦宮崎大会。セミ前に登場した佐久間はNARATAを一気に攻め、強烈なボディスラムを連発してNARATAのスピードを封じる。

「クッ・・・・」

追い込まれたNARATAがコーナーに駆け上がり農鳥を見せるが、佐久間もうまく受けきって反撃。しかしNARATAもフェイスクラッシャー2連発で佐久間を追い込むなど存在感を発揮。

「仕方ないですね」

佐久間、ノーザンライトスープレックス。これでNARATAの動きを止めて、捕まえて高々と担ぎ上げてたたきつけた。

―ゴールデンクラッシュ!

ビッグマッチでも見ることの少ない佐久間の3大奥義の中でも幻に近い技。こんなのNARATAは返せるわけもない。勝負タイム12分56秒。

ふう、といった表情で勝ち名乗りを受ける佐久間。ピクリとも動かないNARATA。

「あと4つで引退ですから。技の出し惜しみはできないです」

宮崎大会メインはカオス様登場。TWWA選手権でローレルをダイビングプレスで下し防衛に成功。

「フフフフフ・・・明日はサクマだ」

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そして第6戦大分別府ビーコン大会。メインはWWCA選手権、王者ダークスターに挑むのは佐久間理沙子。引退を表明した選手がタイトル戦というのは通常あり得ないのだが、カオス様の強い希望でこのカードが実現した。

「終ってから関サバ食べに行こうと思ってたんですけど、ズタズタにされちゃいそうですね」

長い間死闘を繰り広げてきた両者、最後の激突。短期決戦を狙ってきたダークスターカオス、いきなりダークスターハンマー。さらにDDT,ネックブリーカー、そして2度目のダークスターハンマー。佐久間理沙子ただやられるだけ。

「フフフフフ」

力のこもった裏投げ、パワーボム、恐ろしい波状攻撃、

しかし佐久間もあきらめず
「いつものやつ、行きます!!」
抱え上げてビートエンド。しかしダークスターカオスはむっくり起き上がってニーリフトを叩き込んだ。

「がふっ・・・」
崩れ落ちる佐久間、フォールするカオス。これでカウント3が入った。勝負タイム10分59秒。

痛々しい表情で引き揚げる佐久間。その顔にはメインをなんとか務めたという安堵の表情もあった。

「10分持ちましたか・・・フフフッ・・・」

そのまま床に倒れた佐久間。若手選手があわてて介抱する。

別府大会第3試合終了後、吉田取締役と中森社長、フローラ小川の3人が飛行機の最終便で羽田へ飛び、今野ファウンダーに最後のお別れ。

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2日間の移動日をはさんで、第7戦カイメッセ山梨大会。

なんと佐久間理沙子は第1試合に登場。

「第1試合なんて、新人の頃以来ですね」

新人、辻香澄のデビュー戦の相手が佐久間。

「えっ、あの佐久間さん・・・・」

辻は絶句。少し前までは無敵の王者だった人だ。

「そうよー、やるとしたら今月しかないのよー」

石川選手会長が励ます。

「まあ、空気読んでくる人だから、殺されるような事はないと思うわ、たぶんー」

佐久間、いきなりタックル、そして組み付いてDDT。これで頭を強打した辻、続けてノーザン。しかしこれはポジショニングが甘くロープ際。しかし辻起き上がれない。

佐久間、倒れている辻に近寄り、引き起こして組み付き高々とかつぎ上げた!

えええええええ!ゴールデンクラッシュですか?ざわつく館内。辻が殺害されてしまう!!

辻懸命に抵抗して無我夢中で切り返して回転エビの要領で丸め込む。これでなんとか死から逃れた。しかし佐久間、回転エビを2で返して、

「これで終わり、」
佐久間、とどめのジャンピングニー。これで辻から3カウントを奪った。勝負タイム5分27秒。

衝撃で起き上がれない辻。セコンドのNARATAとクラリッジ成瀬にズルズル引きずられて退場。

「ようやったで。」

佐久間は控室で笑顔でコメント。

「あと一つですね。」

佐久間理沙子、自分の試合が終わるやシャワーを浴び、タクシーで会場を後にして、新甲府からリニア特急で東京に戻り最終戦に備えた。

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山梨大会メインはあばしりタッグ戦。フローラ小川、NARATAに挑むのはグレースハン、ダイナマイトリナ組。外国人チームが体格やパワーを生かして、攻めて行くが

しかし12分過ぎにフローラ小川が仕掛けた。えぐい角度の逆片エビ固め。

「UAAAAAAAAAA」

ダイナマイトリナがこれであっさりギブアップ。12分42秒、王者組が初防衛に成功。

2010年3月20日 (土)

第889回 テンカウントゴング

42年目5月

佐久間理沙子引退シリーズ

第3戦熊本大会。
「厳しい試合が続きますね。この会社には配慮というものが無いのでしょうか」

佐久間理沙子、控室でつぶやく。

何しろきょうの相手は団体最強のジャスティスえちご。欠場明けとはいえ手ごわい相手だ。案の定防戦一方に追い込まれる

「これは、どう?」
佐久間の代名詞ビートエンド。しかしえちごは受けきって2で返す。

―そんな・・・

「これでどうだっ」

最後はえちごの猛攻、DDTを2.8で返した佐久間だが続いてゴートゥベッド。なんとかカウント2.9で返した佐久間だったが、もはや目は死んでいて、続く3発目のDDTで終了。勝負タイム16分0秒。

熊本大会メインはGWA戦。王者ダークスターカオスがJ永原を破り防衛に成功。

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メイン終了後、テレビ解説者・吉田取締役の携帯が鳴った。

「えっ!・・・・そうか・・・・・『社長』が・・・・・分かった・・・・」

その夜、団体サイトに創業者・今野ファウンダー死去の知らせが報じられた。

葬儀などは巡業中のため、シリーズ終了後に行われる。

選手、スタッフには熊本の宿舎で訃報が知らされた。

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第4戦鹿児島大会。

試合前に10カウントゴングが鳴らされた。

「弊社創業者・現SPZファウンダー、今野和弘は5月12日、21時0分、永眠されました。」

ここ20年は基本的には裏方の人だったので、遺影もなく、中森社長が事実を報告した後、10カウントゴング。

本部席には誰が置いたのか、缶コーヒーが。それを見たジャスティスえちごは、思わず泣いてしまった。

それでも試合はやってくる。

「疲れていますけど、こんなにお客さんが入ってくれましたから」

15000人の大観衆、佐久間理沙子のきょうの対戦相手は近藤真琴。打撃には見るべきものがある選手だが、まだまだ入門1年少々だけあって佐久間なら楽勝の相手。鋭いボディスラム連発で動きを止めて、

「受けが甘いようね」

3大奥義のひとつ、バイオドライバーであっさり近藤を沈めた。勝負タイム9分45秒。
「これが近藤選手の財産になればいいのですが・・・」

プロレスは相手の攻めを受けきる事が大事。佐久間なりの後輩へのメッセージ。

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鹿児島大会メインはSPZタッグ戦。王者フローラ小川、ジャンヌ永原に挑むのは最強外人ダークスターカオス&イザベラスミス。

「さ、行きましょう」

フローラ小川、気丈にジャンヌ永原に声をかけて、母親から譲ってもらったガウンを羽織った。背中には上高地と穂高連峰が油絵でプリントされている。

午後20時41分、メインイベント開始のゴング。

「フフフフフフ」

カオスのタックルをまともに食らったフローラ小川、まるでトラックにはねられたかのような衝撃。たまらずジャンヌ永原にタッチ。

「フフフフフ」

ジャンう永原も押されっぱなし。まさに規格外のパワーだ。代わったイザベラスミスもきっちりつなぎ役。シングルではパフォーマーとなるこの選手もタッグでは出しゃばらずにサポート役に徹する。この動きができる選手もなかなかいない。

「フフフフフフ」

最後はダークスターカオスの十八番、ダークスターハンマーがフローラ小川の意識を闇に落として終了。勝負タイム26分16秒。SPZタッグ王座がまたも海外流出。

「オガワにはサガで恥をカカサレタからな。仕返しをしてヤッタマデダ」

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SPZ世界タッグ選手権(60分1本勝負)

ダークスターカオス○、イザベラスミス(26分16秒、ダークスターハンマーからの片エビ固め)フローラ小川×、ジャンヌ永原

カオス組が新王者となる

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2010年3月19日 (金)

第888回 終着駅は始発駅(4)

「やりましたフローラ小川選手、あのダークスターカオスから得意のSTFでギブアップ勝ちを収めました。いまフローラ小川選手の腰にEWAのチャンピオンベルトが巻かれます」

都内某所の病院。

深夜の病室。ベッドに横たわる今野ファウンダー(75)、付き添いのひかる夫人。SPZプロレス中継を二人で見ていた。

「やった、わね・・・EWAのベルト獲っちゃうなんて・・・」

 ちょっと涙ぐむひかる夫人。

「・・・・・油断戦法だね。古典的な手だのう」

今野ファウンダーはぼそりと、たくさんの点滴がつながれている。

******************************

その翌朝。

「スポーツ新聞、買いに行きたい」

今野ファウンダー、点滴のチューブを抜いて車イスに乗り、ひかる夫人に押して貰う。

エレベーターで1階へ降りて、売店へ向かおうとしたところで、

「脱走しようか」

 「え、か、和弘さん!」

「いっただろう。病院などで死にたくない」

 「タクシー呼んでくれ」

「・・・・・わかったわ」

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「どちらまで」

「新宿駅」

今野ファウンダーがぼそりと

「か、和弘さん、どこへ」

「上高地」

新宿駅でタクシーを降りて、折りたたみ車イスを広げて、駅構内を押してもらって、

10時発の特急あずさの切符を買ってから、中央線特急ホームへ。

「新宿の雑踏はなんだか知らんけどホッとするんだ。」

そして二人はあずさに乗り込んだ。

 「・・・・苦しくないですか」

「意識は飛びそうだけど、頑張るよ」

やがて八王子。

「懐かしいなあ。オレはSPZを立ち上げる前はこの街で働いてたんだよ」

そして高尾から小仏トンネルに入り、上野原から山梨県に入る。今野ファウンダー、さすがに苦しそうな表情。

笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入る。

「あれが・・・南アルプスの山々。農鳥はどのへんだったかな」

やがて甲府に停車、そのあと小淵沢方面へ登り坂を上がって行く。

「おお、今日は晴れてて甲斐駒が良く見える・・・ええ眺めだ」

今野ファウンダーここでぼそりと。

「ひかるさん・・・SPZに・・なんかあった時は・・・力になってくれ」

ひかるは今野ファウンダーの手を握りながら呟いた

「はい・・・・」

小淵沢を過ぎた列車は八ヶ岳ふもとの高原を走り、やがて諏訪湖に入る。

「駅前のデパートに温泉があってのう・・・登山の帰りによく入ったもんじゃ」

このあたりから今野ファウンダーも苦しいのか、口数が少なくなっていった。

上諏訪から30分ほどで松本駅に到着。時刻は12時過ぎ。

駅前でタクシーに乗り込み、

「上高地まで」

今野ファウンダーの呼吸が荒くなっていった。

「・・・・私の人生に、あなたがいてくれたことを、感謝する。・・・・・ひかるさんに、出会わなければ、人生というものに・・・・・・・絶望していただろう・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

松本盆地からクルマは梓川沿いの険路となり、トンネルをいくつも抜ける。

中の湯で右折し、新カマトンネルを抜けると、

「うゎ・・・・」

焼岳の威容と大正池。松本出身のひかるも歓声をあげる。

やがてクルマは車道終点の上高地ターミナルに到着した。

「・・・・・・・河童、橋へ・・・・頼む・・・・」

ひかる夫人、車イスを押して数分、河童橋のたもとに。まだ5月中旬とあって肌寒く、訪れる人もまばら。

目の前を流れる梓川の雪解け水。天空に見える穂高連峰。

「最期くらい・・・・いちばん好きな絵を見て・・・おきたかった・・・」

そのまま数分、今野ファウンダーとひかる夫人は絶景を見つめていた。

「・・・ひかるさん・・・寒い。缶コーヒーを・・・買って・・・・きてくれ・・・・」

 「はい」

ひかる夫人は小走りでバスターミナル近くの自販機へ向かった。

今野ファウンダー、ここでとうとう意識を失った。

「・・・・う・・・・・ぐふっ!」

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「あったわ、和弘さんの好きなやつ、スティーブのオリジナルブレ・・・・」

駆け寄るひかる夫人、

車イスの上でうなだれたままの今野ファウンダー。

異常を察した。

カラン。

転がる缶コーヒー。

2010年3月18日 (木)

非実在青少年の規制に絶対反対します

東京都が漫画・アニメ・ゲームに対してしょうもない規制をかけようとしております。

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(アキバBlogからの転載)

15日に秋葉原駅前で、東京都が成立させようとしている「非実在青少年」を規制する表現規制条例の反対該当演説が行われた。

『非実在青少年』とは、はてなキーワードによると「マンガ・ゲーム・アニメなどで、十八歳未満に見えるキャラクター」で、東京都が成立させようとしている条例は、山口貴士弁護士のブログによると「設定が18才以上になっていても、「18歳未満(=青少年)に見えれば」、「青少年性的視覚描写物」として、「まん延の防止=追放」の対象にしてしまうというもの』。

また、15日には漫画家の里中満智子氏、永井豪氏、ちばてつや氏、竹宮惠子氏、森川嘉一郎氏らが都庁で非実在青少年規制反対会見もされた様で、ITmedaでは『改正案の問題点として、(1)あいまいな規定でいくらでも恣意的に解釈でき、幅広い作品が対象になり得ること、(2)漫画などの表現に対する萎縮効果が高く、日本のコンテンツ産業に大きなマイナス影響を与える可能性があること、(3)審議期間が極端に短く、拙速に成立に向かっていること――などが指摘された』などを伝えている。

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ちょっとえっちい漫画で、18歳未満に見える女の子が脱いでいたりすると

(そういう漫画はゴマンとあります・・・)

「この漫画は青少年性的視覚描写物なり」として、追放対象になってしまいます。

漫画やアニメ、ゲームといった日本が誇るアキバ系コンテンツを、

表現方法に関する規制をかけることは、

作り手サイドに深刻な影響を与え、美少女系コンテンツの衰退に

つながってゆくものと思われます。

東京都はそんな文化規制を考える前に、雇用対策、貧困対策など、

ほかに優先順位の高い課題がたくさんあると思うのですが。

(まさかとは思いますが、WAS2の上原さんのシャワーシーンは規制対象になってしまうのでしょうか・・・・)

2010年3月17日 (水)

水曜日恒例の日記

こんばんわ。

酔っているので手短に。

◆今週のプロレス関連のニュース

・全日本プロレス3.21両国大会。興味あるのは鈴木みのるVS船木誠勝の金網デスマッチ。

かつてのU系戦士が金網って・・・・

・武藤敬司選手、ヒザの負傷で長期離脱。

階段の上り下りもままならぬ状態だとか。売上への影響が懸念されますが。本隊VS殺戮集団VMという対立構造が明確化されている分まだましかもしれません。

◆大相撲春場所開幕。

どうせ白いのが優勝するに決まっている。

(対抗してくるのはバルトあたりか)

魁皇100場所目。頑張れ老雄。いまの時代、生き残ることも難しい。そんな中、実力はとっくにピークを過ぎているのに懸命に生き残ろうとする姿は胸を打ちます。

◆会社の近くにメロンブックスと、らしんばんがOPEN

メロンブックスはエロイ同人誌とエロイ漫画、女の子が出てくる漫画が主力のお店。秋葉原では散々お世話になってますので、八王子に出店してくれて嬉しい。

らしんばんはアキバ系グッズ(本、CD、DVD、同人誌、フィギュア、抱き枕等)を中古中心でコンパクトにまとめたお店。しかしながら複数のジャンルにまたがっているので品揃えが薄い感は否めません。

12人の女の子の告白ボイスが詰まった「告白CD」(400えん)を買って退散。

2010年3月16日 (火)

第887回 ベルト姿

42年目5月

「あとは、若い子達に任せます。」

団体最古参、SPZ33期生の佐久間理沙子が引退を表明。数年前までは圧倒的な強さを誇ったSPZ女王だっただけあって反響は凄かった。

したがって5月シリーズは「佐久間理沙子引退シリーズ」となった。

SPZご一行は飛行機で長崎入り。さすがに機内でのフローラ小川の表情は硬い。創業者で父親の今野ファウンダーが車の中で吐血して緊急入院。今度こそ予断を許さない状態らしい。

「フローラさん、分かっていると思うけど」

佐久間理沙子が声をかける。

「はい。巡業ではお客さんが第一です。タイトルマッチ、頑張ります」

***************************

初戦の長崎大会。佐久間はセミ前で長年のパートナー、ミネルヴァ石川とシングル対決。
さすがに両者硬さの残るファイト。佐久間のボディスラムもどことなくぎこちない。

「えいっ」

感傷を振り切るようにミネルヴァ石川のラリアット。吹っ飛ぶ佐久間。

「もう一発!」

M石川の突進を逆さ押さえ込みに切り返す。このあたりのうまさはさすが、これは2.8で返したM石川、逆転をかけて得意のパワーボム、を繰り出したが佐久間も2で返す。

しかしミネルヴァ石川、怒涛の攻め、なんとタイガードライバー2連発で佐久間からカウント3を奪った。

「勝っ、ちゃい、ました・・・・」

頭を押さえてリングに突っ伏す佐久間理沙子、信じられないといった表情で勝ち名乗りを受けるM石川。勝負タイム17分34秒。

「甘くないですね。長年のパートナーだけあって私の動きが読まれています」
大技は繰り出せなかった佐久間、攻め切れなかったのか・・・

***********************

第2戦佐賀大会。この日はタイトルマッチが開催されることもあり、大日本テレビの中継が入った。

今シリーズで引退の佐久間はセミでジャンヌ永原と対決。

「乗せたら怖い選手ですから、何とかして動きを止めたいと思います」

だが佐久間の動きは相当落ちており、ジャンヌ永原の攻勢をとめることはできなかった。ラリアットで派手に吹っ飛ばされる。

―駄目なのね、もう・・・

最後はジャンヌ永原の得意技ジャーマンを食らってフォール負け。勝負タイム14分50秒。

**************************

「全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。きょうは九州佐賀大会、メインでEWA世界タイトル戦が行われます。王者ダークスターカオスに挑むのはSPZのフローラ小川であります。かいせつの吉田さん、どちらが有利でしょうか」

「99.9%ダークスターカオスでしょうね。役者が違いすぎます」

そして選手入場。まず「ディヴェルティメントK138」がかかり、フローラ小川が入場。母親の小川ひかるが着ていたガウンを羽織って入場。背中には上高地と穂高連峰の油絵がプリントされている。

そのあとメタリカのロック音楽がかかり、ダークスターカオスが入場。律儀に8本のベルトをごてごてと装備している。

「フフフフフ」

「青コーナー、挑戦者、神奈川県川崎市出身、ふろーらー、おがーわー」

「赤コーナー、EWA世界選手権者、だーくすたー、かおーすー」

 (さすがに所有全タイトル名の連呼は取りやめたらしい)

午後8時22分、ゴング

「う・・・あっ・・・・」

ダークスターカオスが余裕綽々。挑戦者フローラ小川を相手に残酷ショーを展開した。

殴られ、蹴られ、投げ捨てられ・・・・それでも起き上がってくるフローラ小川。だがもうフラフラだ。フローラ小川のシングルマッチで良くあるズルズル負けパターン。

「うわ、もう見てらんないよ」

観客から悲鳴が上がる。そういった公開SMショーが20分近く続いた。

「フフフフフ・・・この程度カ」

ダウンして悶え苦しむフローラ小川に不用意に近づき、引きずり起こそうとするダークスターカオス。

ー油断してる、いましかない・・・

が、フローラ小川が身体を入れ替え、グラウンドに引きずり込んで大逆転のSTF。

ドワアアアアア!!

「ウググググ・・・・」

ダークスターカオス、覆面越しでもかなり苦しそうな表情。

「あーっとSTFが決まった、フローラ小川、大逆転なるかー決まり具合はどーですか吉田さんんー」

「んー、トラップだねこれー、いままでのは相手を油断させる演技だったんでしょうね」

ダークスターカオス、激痛にこらえきれず、神田レフェリーの手を無念のタップ。

カンカンカンカンカン!!

ドワアアアア!!!

「20分11秒、STFで、フローラ小川の勝ち」

場内に流れる「ディヴェルティメントK138」

やっちまったぜと頭を抱えるダークスターカオス、悔しいのかマットを両手でバンバンとたたいてから、荒れ狂いながら引き揚げた。

フローラ小川、勝ったのにダメージが深くしばらく起き上がることが出来なかった。ディヴェルティメントが1曲終わる頃ようやく起き上がる。ジャンヌ永原がフローラ小川の細い腰に伝統あるEWAのベルトを巻く。リング上に大きなトロフィーが運び込まれたが、持ち上げる力もなく、トロフィーにすがりつきながら勝利者インタビューとなった。もっともダメージが激しく、ほとんど受け答えになっていなかった。

「・・・・ハァハァ・・・・ファンの皆様、ありがとう・・・ございました」

早々にインタビューが終わり、大歓声の中、ジャンヌ永原に肩を借りて引き揚げるベルト姿のフローラ小川であった。

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EWA世界選手権(60分1本勝負)

フローラ小川(STF 20分11秒)ダークスターカオス

※フローラ小川が新王者となる

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2010年3月15日 (月)

第886.8回 終着駅は始発駅(3)

2050年5月7日、SPZ九州シリーズの旅立ち前。

川崎市の自宅マンションで病気療養中の今野ファウンダー(75)がボソッと。

「カラオケ行きたい」

 「何云ってるんですか、絶対安静ってお医者さんに言われているでしょう」

妻のひかる(56)が止める。

「いや、どうあっても行きたい。這ってでも行く、一人でも歌う」

 「・・・・・・・・・・・・・」

「もう長くないから、どうにかなっちゃう前に思いっきり歌いたい」

 「しょうがないわね。じゃあ1曲限定で」

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その夜、横浜にあるカラオケスナック「キレット戸塚」で、

「ウァハハハハ、今日は愉快じゃ。酒あっての浮世じゃ」

今野ファウンダー。赤ワインを口に運ぶ。妻のひかると元SPZリングドクターの羽山海が両脇で監視。フローラ小川、佐久間理沙子らSPZの主力選手達が流行歌を歌いまくっている。

「宴もたけなわですが、明日から巡業ですので・・・」

と中森社長が中締めを入れようとするとき、

「じゃあ最後は私が一曲歌うぞ、ひかるさん。81の1456番」

「・・・って、和弘さん!!」

画面に映し出されたのは旧日本軍の映像!

「わが大君にぃ、召されたるぅ、いーのーち栄ーえーある、朝ぼらけー」

 「軍歌っすか・・・・」

「たーたえーておーくーるー。一億のー、歓呼わたーかく、天を突く、」

「いざ行けー、ツワモノー、日本ー男児ー!!」

ドン引きのSPZ選手面々もかまわず今野ファウンダーは歌う。

「花と咲く身の、かんげーきーをー、ジュウイーの胸にーひーきーしめーてー、」

「正義のいくさー、ゆーくとーこーろー!たーれかはばまん、その歩武を!」

「いざ行けー!ツワモノー!日本ー男児ー!!」

タップリ6番までフルコーラス歌い終わりソファに腰を下ろす今野ファウンダー。

「ふう・・・・」

ノドが渇いたのか、ジンジャーエールを飲む。

「軍歌なんか歌うんですか」

「だってさ、1曲しか歌えないから、何歌うかって考えたらこれしかないんだよ。画面見ないで歌えるんだから。カラオケは画面見ちゃあダメだ。歌詞暗記しないと」

 「・・・・・・・・・・」

「それに若い頃、会社員やってたときはこの歌で自分を奮い立たせていたよ。軍歌のCDは10枚くらい持っている・・・げほげほ。」

 「さあ、分かりましたから、帰りましょうね、じゃあこれでお開きお開き」

午後9時、戸塚キレットで行われたカラオケ大会は幕を閉じた。そのあと今野ファウンダーとひかるはフローラ小川の運転する車に乗り込み、川崎の自宅マンションへ向かう。

「花子ー、現役のうちに、いい男、見つけろよー。なんでも現役のうちだかんね・・」

酔った今野ファウンダーがフローラ小川に言い放つ。

「父さん・・・私でも・・・付き合っている人くらい、いるわよ」

「ほうそっかそっか。どは私が生きているうちに結婚式は・・・あれ、え、おかしい、ひかるさん」

 「和弘さん、止めて花子」

路肩に車を寄せる花子。そのとき

「ぐわはっ」

今野ファウンダー、後部座席で吐血。フロアマットに滴り落ちる鮮血。

2010年3月14日 (日)

第886回 41年目4月 ジャンヌ永原・初挑戦

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はミシェール桜井対グレースハン。ミシェール桜井のパフォーマンスが冴えたが、最後は余裕ぶっこいて客席にアピールしているところを背後からぶん殴られてフォール負け。

ドーム大爆笑。勝負タイム15分42秒。

第2試合はオーガ朝比奈の東都デビュー戦。NARATAと組んで、クラリッジ成瀬、ラズベリー組と対戦。

「うおおっ!」

デビュー戦のリベンジに燃えるオーガ朝比奈、対戦相手のクラリッジ成瀬を付けねらいボディスラムで投げつける。

「朝比奈、代われ」

NARATAが試合の流れを作り、ラズベリーをパワースラムで追い込み、再度出てきたクラリッジ成瀬には、

「決める」
十八番の農鳥が決まり、カウント3奪取。O朝比奈はうまくラズベリーを逆カット。勝負タイム23分5秒、オーガ朝比奈が2戦目でプロ初勝利。

第3試合のタッグマッチ、八島中村のDOGSがイザベラスミス、ドッペル組と対戦。チカラ押しの消耗戦が展開されたが、分断作戦にはまってしまった中村真帆がドッペルに蹴り倒されて負け。その試合が終わると休憩。

***********************

休憩明け第4試合、元SPZタッグ王者の佐久間、M石川組の登場に場内沸いたが、対戦相手のマレン・ニールセン、ローレル組も強豪。白熱した戦いの末、

「うわあああ・・・っ」

M石川がローレルのハイキックで沈んでしまった。勝負タイム15分57秒。

そのあと3大シングルマッチ。

セミ前は近藤真琴試練の7番勝負最終戦、近藤真琴対ダークスターカオス!!ネタで組んだとしか思えないカード。

「3分で終るんじゃないか?」

「いや、1分じゃないか?」

会場からはそんな声も飛んだ。勝てないまでも何かしらの痕跡を・・・とフロント陣は期待したが

「フフフフフ」

ダークスターカオス、しばらくはタックルでぶったおして、近藤が起き上がるのを待つなど、遊んでいたが裏投げ2連発であっさりと近藤を叩き潰した。勝負タイム6分30秒。

「うう・・・・」

頭を打った近藤真琴、若手の肩を借りながら退場。

*****************************

セミファイナルは元SPZ王者のフローラ小川が登場、強豪外人ジュディ・コーディと対戦。どうみてもフローラ小川のぐだぐだップリを堪能するマッチメイク。

「ああっ・・・」

殴られ、蹴られ、投げ飛ばされ・・・ほとんど公開残虐ショー。それでも懸命のファイトで起き上がってくるフローラ小川。ワンチャンスSTF狙いなのか。

時折思い出したかのようにドロップキックで反撃するが、

「キカネエナ」

後が続かず、逆に重量感に満ちた反撃をもらってしまう。それでも、フローラ小川諦めず、
「関接の悲鳴を聞きなさい!」

13分過ぎにSTF。懸命にこらえたジュディだったが、ロープは遠く、ついにギブアップ。フローラ小川逆転勝利。勝負タイム15分34秒。とどろきわたる歓声。

「まあ・・・もうこれは名人芸ですね」

吉田役員は苦笑しながら解説。敗北必至の状況からSTF一発でひっくり返してしまう。試合内容はアレなのだが・・・

*************************

ざわめきが残る状況の中、メインイベントのSPZ戦、王者コバトフに挑む今回の挑戦者はジャンヌ永原。これがSPZ王座初挑戦。

「んー、まあ、永原選手も試合運びはあまりうまくないですから、期待しない方がいいですよ」

ジャンヌ永原、タイトル戦の緊張感からか、動きが硬い。本来のラディカルなファイトではない。で、そこを見逃すコバトフではない。強烈なパイルドライバーで頭にダメージを与えて追い込む。

「くぅ・・・っ」

ジャンう永原、ラリアットを狙ったがあっさりかわされ逆にラリアットを食らってしまう。これでふらついたところを、

「ウフフフ、これで終わり」

ドラゴンスリーパーで処刑。コバトフが2度目の防衛に成功。

2010年3月13日 (土)

本日休載

2010年3月12日、上野駅13番ホーム

「とうとうこの日が、来てしまいました~」

上野駅に詰め掛けた多数の鉄道ファンが別れを惜しむ。

(上野と金沢を結ぶ夜行急行「能登」がこの日を持って定期運行を終了。それに伴い1971年から74年に製造されたボンネット特急型489系車両もついに引退。近日中に廃車される見通し。)

横浜の新興お嬢様プロレス団体SPZの保科優希(17)、カメラを持参して上野駅に駆けつけたが、人が多すぎて写真が取れる状態ではなかった。

23時33分、発車のベルが鳴り響いた。

プルルルルルルルルル

「ありがとう」「能登ー!!」「お疲れ様!!」「能登ありがとう能登」

集まったファンが口々に絶叫。

ドアが閉まる。そして9両編成の夜行急行列車は金沢へ向け、最後の出発。

大きなヘッドマークがだんだん遠ざかる。

「さよならです~、ボンちゃん~」

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(能登号489系、お疲れ様でした。)

noto

2010年3月12日 (金)

第885回 42年目4月 近藤真琴7番勝負

42年目4月
SPZのエース・ジャスティスえちごの水着写真集「KUBIKINO」発売。あの生真面目な性格で、ゴートゥベッドでなみいる強豪を蹴り倒す、ジャスティスえちごが水着写真集を出す。ファンは騒然となった。SPZフィーバーで先行発売となったときは、開店前行列までできた。

「自分は柔道やってましたから、パワーには自信あります」

新人スカウトで朝比奈麻衣を獲得。格闘技経験もあるごつい外見だったので、ヒールレスラーとして売り出そうということになった。

朝比奈を採用してなお、レスラーのライセンス枠に空きがあるので、SPZはもう一人採用しようと考え、新人テストを行い辻香澄を獲得。朝比奈とは対照的に小柄な体格だが、運動神経はかなりのものを持っている。

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「旗揚げ41周年記念エッセンシャルシリーズ」 開幕。

しかし団体エースのジャスティスえちごが写真集撮影のため不在という状況でドーム興行の連発。さてどのように集客したものか。中森社長以下は考えた結果、

「カオスさんの力を借りましょう」

アメリカから8冠王、プロレス界の超女神、ダークスターカオス様を招聘して集客を図るSPZであった。

それだけでは心もとないので、SPZ中森社長は企画モノとして「近藤真琴 試練の7番勝負」を組んだ。

「近藤選手は身体ができていますからハードな戦いにもついていってくれるでしょう。たとえ全敗しても、将来、女王となる日が近づくはずです」

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初戦のどさんこドーム大会。近藤真琴は百戦錬磨の八島さん(SPZ25期)にぶつかっていったが、息切れしたところをタックル連打食らって敗北。勝負タイム12分2秒。

どさんこドーム大会メインはSPZタッグ戦。王者、コバトフ、マレン組に対するは前王者のフローラ小川、ジャンヌ永原組。

「ウチもいいチームがいそうでいないんだよね」

名解説者吉田龍子が放送席でぼそりと。

昨年のタッグリーグ覇者のJ永原、F小川組はジャンヌ永原が伸び悩み、フローラ小川はぐだぐだップリが円熟味を増してきた。この日もマレンを捕まえきれず、要所要所でコバトフが出てきて二人にダメージを与える。コバトフはSPZマットを知り尽くしているだけあってお手のもの。

「でぇーい!!」

ジャンヌ永原がノーザン、これでムッとしたコバトフが必殺のSTF、しかしこれはフローラ小川がカット。最後は4人が入り乱れる乱戦の中、フローラ小川がマレンを捕まえた。

「これで決めます」

ドラゴンスリーパーでマレンからギブアップを奪った。勝負タイム26分21秒、F小川、ジャンヌ永原組が王座に返り咲いた。

「やーりー、タッグベルトもらいーーー!!」

「苦しい戦いでした・・・最後はうまく立ち回れたのでよかったです」

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第2戦 仙台大会、近藤真琴七番勝負2戦目は中村真帆に力でねじ伏せられた。DDTで動きを止められて、最後は力任せの掌底を食らって撃沈。勝負タイム9分15秒。

第3戦大阪大会、セミ前で近藤真琴七番勝負第3戦、対戦相手はなんとフローラ小川、元SPZ王者と対戦。

「うげっ・・・・・」

いきなりのスリーパーで動きを止められてしまう。近藤、タックルやエルボーで反撃するが後が続かず、シャイニングウィザードで倒されたところをムーンサルトを食らって終了。さすがにこのクラスが相手となるとても足も出ない。勝負タイム9分47秒。

ー悔しい、相手の余裕を崩せなかった。近いうちに必ず倒してやる。

大阪大会メインはEWAタッグ戦、王者チームのダークスターカオス、イザベラスミス組が佐久間、M石川組を破り防衛に成功。ダークスターハンマーがミネルヴァ石川に命中。あわれ、ミネルヴァ石川は散ってしまった・・・

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第4戦若鯉球場大会。セミ前で近藤真琴七番勝負第4戦。対戦相手は元SPZタッグ王者のミネルヴァ石川。

「てやああああ!!」

懸命にぶつかっていったがまだまだ耐久性に難があり、良く攻め込んだが、最後はミネルヴァ石川が逆転のパワーボムで終了。勝負タイム14分22秒、中堅どころですら壁は厚い。

広島大会メインはWWCAタッグ選手権、ダークスターカオス&イザベラスミス組がフローラ小川、NARATA組を破り防衛に成功。ダークスターハンマーがNARATAに(略)

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第5戦九州ドーム大会、セミ前で近藤真琴七番勝負第5戦、きょうの相手も楽ではなく、前SPZタッグ王者のマレン・ニールセンが相手。やはりパワーで押し込まれていって、最後はネックブリーカーで敗北。勝負タイム12分2秒、内容は悪くないのだが、結果が出せない。

「どうして結果が出せないんだ・・・」

さすがに落ち込む近藤真琴。

「いまの近藤さんは相手になめられてる。警戒させるものを持たないとね」

イージス中森社長がアドバイス。このあと彼女がどう化けるかが、見ものだが・・・

九州ドーム大会メインはTWWAタッグ戦、王者ダークスターカオス、イザベラ・スミス組がまたも佐久間、M石川組を下し防衛に成功。ダークスターカオスのダークスターハンマーがM石川(ry)

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第6戦京都大会、第1試合で新人のオーガ朝比奈デビュー戦。本名の朝比奈麻衣ではヒールにふさわしくないので、オーガ朝比奈というリングネームが中森社長から与えられた。

「リングに上がれば先輩も後輩も関係ねえ、はり倒してやる」

相手は36期のクラリッジ成瀬。

「ん、まあ、仕事してきますわ」

午後6時32分、オーガ朝比奈のデビュー戦のゴングが鳴った。

「だああっ」

練習で教わったタックルを連発でぶちかましていくオーガ朝比奈、流れの中で頭突きも出せた。もっともこれはクラリッジ成瀬の掌の上。相手を攻めさせるのもうまい。

「これがタックルや!」

逆にタックルで朝比奈をなぎ倒す成瀬、場内は沸いた。体格では朝比奈がかなり上回っているのだが、クラリッジ成瀬の方が経験に裏打ちされている分強烈。

「これで終わりや」

クラリッジ成瀬、このへんでやめときまひょかという感じで、アキレス腱固めに捕らえる。

「うあああああっ・・・・・」

オーガ朝比奈、懸命に耐えてなんとかロープへ逃れたが、

「あ、足が・・・」

オーガ朝比奈、足が立たない。

「ほな、これでお仕舞いっ!」

無理やり引きずり起こしたクラリッジ成瀬、ストレッチプラムにとらえた。これはもう抜けられない。懸命にこらえたオーガ朝比奈だったが、ついに根負けしてギブアップの言葉を吐いた。勝負タイム13分49秒。

「なかなかええ動きやったで!」

オーガ朝比奈、新人で13分の試合を成立させるのもなかなかできることではない。

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第7戦名古屋大会、近藤真琴はグレース・ハンの打撃攻勢の前に手も足も出ず敗退。これで6連敗。

「どうしてだよ・・・・」

近藤真琴、完全に壁にぶち当たってしまった。

名古屋大会メインもGWAタッグ。ダークスターカオス、イザベラスミス組が防衛に成功。対戦相手も決まり手も書く必要はないだろう。

(続きます)

2010年3月11日 (木)

連載最大のピンチ?

3年にわたり連載を続けてきた当ブログ

「レッスルエンジェルスサバイバー没頭中」ですが、最近PS2の電源を入れる機会が激減し、書き溜めた在庫がばんばん減ってきております。

ほかにやりたいゲームや夢中になるゲームが出てきたらもうストップ。抑止。

現在はまっているのが、セックスバトルRPGの同人ソフト

「サキュバスクエスト」であります。

いや、ごく普通のRPGなんですけど、戦闘が殴ったり剣で斬ったりするんじゃあなくて、

やっちゃうんですけど、細かいところの作り込みが凄く、バランスも良く

描写がさほどエロくないところが想像力を刺戟します。

もうここ1ヶ月ほどはまっておりまして、現在はリプレイ!!をWordに書きながら、

2周目をやっております。

ですのでWASは48年目4月で止まっております。ストックはあと7年分しかありません。

(WAS2はいまだに積みゲー状態・・・・・)

2010年3月10日 (水)

水曜日恒例の日記

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ、

WAS没頭中・筆者のkonnoです。

◆今週のプロレス関連のニュース

天龍源一郎選手が60歳で自主興行「天龍プロジェクト」を開催。

ハッスルが消滅して上がるマットがなくなった天龍選手が自主興行を開催。そして現役最高齢レスラー、百田光雄選手(61)も参戦。折原昌夫選手とシングルマッチを行う。

61歳でシングルマッチって・・・凄い。

◆大相撲春場所は3月14日が初日

どうせ白鵬が優勝するに決まっています。

幕内在位100場所となった魁皇の残りわずかの雄姿を胸に焼き付けましょう。

2010年3月 9日 (火)

第884回 さいたま3大タッグマッチ決戦

41年目3月 ファイヤーソウルシリーズ

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はクラリッジ成瀬対ローレル。

「ま、第1試合やけど、頑張りますわ」

人気レスラーのクラリッジ成瀬が第1試合登場、対戦相手のローレルはそこそこ力のある外人なのでパワー不足は免れない。案の定押し込まれていって、最後はニーリフト連打の前にフォール負け。それでも13分56秒のいい試合だった。

第2試合はタッグマッチ。ラズベリー&ミシェール桜井の急造タッグに対するはカトリーヌチャン、ミス・マスカレード組。実力微妙な4人の戦いなので沸いた。

「たっ」

ドロップキックだけはうまいラズベリー。しかし力勝負になるとからっきし弱い。ラズベリーコールが飛んだ。

「それっ!」
ラズベリーコールに応えてステップキックでカトリーヌを追い込んだが、これはカットに阻まれた。お互い決め手を欠き試合は長引いた。しかし最後はタイミングよくラリアットを決めたミシェール桜井がマスカレードから3カウントを奪った。勝負タイム18分58秒、

第3試合はNARATA対ダイナマイトリナ。あばしり王者に返り咲いたNARATAと伸び盛りの外人ダイナマイト・リナ。休憩前の試合でも盛り上がった。

「テュリヤッ」

ダイナマイトリナ、力任せのタイガードライバー連発。これでNARATAの動きが止まってしまって、

「これが最後ヨ!」
3発目のタイガードライバーで終了。攻めがワンパターンなリナだが、ムリヤリ力で押し切って勝利を手繰り寄せた。勝負タイム12分6秒。

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今回のさいたま興行はタッグマッチで訴求したかったらしく、後半の3試合は「3大タッグマッチ。」

「オラーーーーーー」

チェーンを持った中村真帆さんと、木の六尺棒を持って入場した八島静香さん、前あばしりタッグ王者DOGS入場。この日の相手は強豪外人イザベラスミス&ジュディコーディ。両軍ともにパワーには自信がある選手なので、試合は力押しの消耗戦となった。しかし体力の回復に難のある八島さんが捕まってしまう。

「ぶっ」

外人組みの合体パイルをまともに食らって戦線離脱。孤立した中村もあっという間に追い込まれ、

「ARE YOU READY?」
合体パワーボムで終了。外人組に凱歌が上がった。勝負タイム19分18秒。

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セミファイナルも楽しみな一番、SPZタッグ前王者、フローラ小川、ジャンヌ永原組に対するはジャスティスえちご、近藤真琴組。

近藤真琴はドームのセミ初登場。3ヶ月前のタッグリーグでは敗れている相手、どう立ち向かうのか。
「せやあっ」
近藤真琴、大先輩のフローラ小川にも臆せずステップキックの連打。

「あああっ・・・」

蹴りをもらってマットに倒れ付し転げ回るフローラ小川。

この選手受けっぷりが半端ではない。ふらつきながらジャンヌ永原にタッチ。

そのあと試合はジャンヌ永原が怒涛のスープレックス攻勢でえちごをタジタジにして、近藤真琴の引きずり出しに成功し、

「終わりーー」

ラリアット一発で3カウント。近藤真琴、やはり受けにまだまだ難がある。勝負タイム14分3秒。

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メインイベントはSPZ世界タッグ戦、王者コバトフ、マレン・ニールセン組に挑むのは佐久間理沙子、ミネルヴァ石川組。しかし今シリーズ、コバトフの状態がいい。佐久間とは軽く手合わせをして、ミネルヴァ石川が出てくるや本来の恐ろしさを全開にして、

「うふふふ、これで終わり」

宇都宮でフローラ小川をギブアップに追い込んだアキレス腱固め。ミネルヴァ石川の表情があっという間にゆがんで行って、たまらずギブアップ。佐久間のカットはマレンに阻まれた。王者組が初防衛に成功。

2010年3月 8日 (月)

第883回 フローラ小川の奮闘

41年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

東北地方を南下してゆくシリーズ、各地で熱戦が繰り広げられた。SPZベルトを戴冠したコバトフ率いる外人勢に日本人スター選手がぶつかるという図式。

5戦目宇都宮大会で、地方興行では珍しいSPZ戦。

王者コバトフに対するはSPZ34期、フローラ小川。

先シリーズ、団体エースのえちごさんがコケたのでフローラ小川さんでも当てましょうかというマッチメイク。実力は下降線だが、技巧派同士それなりに試合を作ってくれるだろうと会社側が判断した。

「最後のチャンスのつもりで・・・行きます」

だからそう気負うとフローラ小川は力を発揮できないのである。この日もパワーで上回るコバトフに苦戦を強いられる。

「うわっ」
DDTで頭を打ってしまって棒立ちになったところをニーリフト。あわててSTFで勝負をかけたが、あっさり脱出されて、

「壊れなさい」
コバトフのアキレス腱固めでギブアップ負け。勝負タイム17分26秒、王者が初防衛に成功。

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SPZ世界選手権試合(60分1本勝負)

コバトフ(17分26秒、アキレス腱固め)フローラ小川

第117代王者が初防衛に成功

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「なんて試合だ!」

吉田取締役が頭を抱えて呟く。フローラ小川、ぐだぐだップリにも程がある・・・かつてのSPZ王者の輝きはどこへいったのか・・・試合時間が長ければいいというものではないが、さして見せ場もなく17分で敗れさってしまうとは・・・

「もうSPZベルトには挑戦させないよ。今日でよく分かった」

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第7戦幕張大会、メインで組まれたのはあばしりタッグ戦。王者八島静香、中村真帆に挑むのはフローラ小川、NARATA組。先月の山口大会でフルタイムドローに終った試合の決着戦だ。

「決める」

NARATAの必殺、農鳥が決まるも、中村真帆は平然とした顔で起き上がってくる。ならばとフローラ小川が出てくるが王者チームもピンチと見るやパートナーにタッチ。的を絞らせない八島のうまさ。試合は長期化した。

それでも25分過ぎにフローラ小川がラッシュをかけた。

「がっ」

SPZ王座どりに失敗した悔しさをぶつけるかのようにシャイニングウィザードを叩き込んで、最後はSTFで八島からギブアップを奪った。

これでフローラ小川、NARATA組があばしり王者に返り咲いた。

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あばしりタッグ選手権(60分1本勝負)

フローラ小川○、NARATA(26分11秒、STF)八島静香×、中村真帆

第81代王者が2度目の防衛に失敗、フローラ小川、NARATA組が第82代王者となる

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2010年3月 7日 (日)

第882回 41年目2月 真冬のプロレス

41年目2月
忘れた頃にある手塚オーナーの資金要請。宇宙開発事業に115億円を拠出する破目になった。

初戦山口大会メインであばしりタッグ戦、先月のリターンマッチ。八島静香、中村真帆対フローラ小川、NARATA。

先月のリベンジに燃えたフローラ小川とNARATAだったが、王者チームもそう簡単には沈まない。八島のパワーと老獪さ、そして中村のスタミナ。試合は長引き、両軍決め手を欠いて60分時間切れドローとなった。王者チームが初防衛に成功。

あばしりタッグ選手権試合(60分1本勝負)

八島静香、中村真帆(時間切れ引き分け)フローラ小川、NARATA

王者組みが初防衛に成功

「ハァ、ハァ・・・さすがに疲れました」

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第4戦神戸大会メインはSPZタッグ戦、新王者コバトフ、マレン・ニールセン組の初防衛戦の相手は前王者のフローラ小川、ジャンヌ永原組。

しかしフローラ小川のファイトがピリッとしない。長期戦に持ち込んだまではいいが、なんとコバトフのドラゴンスリーパーにギブアップ負け。勝負タイム42分53秒。ベルト奪還はならなかった。

SPZ世界タッグ選手権(60分1本勝負)

コバトフ○、マレン・ニールセン(42分53秒、ドラゴンスリーパー)フローラ小川×、ジャンヌ永原

王者組が初防衛に成功。

タイトルマッチに精力的に出ているフローラ小川だが、結果がついてこない・・・

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最終戦は横スペ大会。今年最初の本拠地開催、当然超満員の観衆で埋まった。

第1試合は外人同士のシングル戦、ミスティアマスク対ウォーレス・ベルク。

ミスティアマスクが飛びまわったが、最後はウォーレスが持ち前のパワーで逆転に成功し、最後はダブルアームスープレックスで3カウント奪取。勝負タイム9分41秒。

第2試合はタッグマッチ。ラズベリー、ミシェール桜井に対するはドッペル・ベルク、シチェルバコフ組。

パワーに勝る外人組が徐々に押し込んでいって、最後はドッペルの蹴りでラズベリーがのされてしまった。勝負タイム13分20秒。

休憩前第3試合はシングルマッチ。ミネルヴァ石川対マレン・ニールセン。

「行くわよ」
ミネルヴァ石川、馬力の強さを見せて最後はタイガードライバー。SPZタッグ王者のマレンを一蹴。勝負タイム9分51秒。

休憩明けの第4試合、八島静香&中村真帆のあばしり王者チームが入場。対戦相手は近藤真琴&NARATAの若手チーム。しかし中村の動きが冴え、

パッシーン!!

ラリアット一発で近藤真琴を沈めた。勝負タイム10分4秒。

「んー、今のは体重が乗ったいい一撃でしたね」

解説の吉田龍子も褒めていた。

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そのあと3大シングルマッチ。セミ前はフローラ小川対イザベラスミス。最近攻めやすさにどんどん拍車がかかっているフローラ小川だが、きょうは本拠地の試合とあって気合いが入っていた。

イザベラのバックドロップを食らったものの、シャイニングウィザード、ムーンサルトの大技攻勢でイザベラを沈めた。勝負タイム11分13秒。この人もいいときと悪いときのファイト内容にムラがある。

セミファイナルは佐久間理沙子対ジャンヌ永原、佐久間の攻めに苦しんだジャンヌ永原だが、ジャーマンで形勢逆転に成功、ノーザン、デスバレーボムであと一歩まで追い込む。

しかし佐久間もバイオドライバーで逆襲、どちらに転ぶか分からない試合となったが、なんとジャンヌ永原、2度目のデスバレーで佐久間にフォール勝ち。勝負タイム15分0秒。

「勝った・・・佐久間さんに・・・」

これでジャンヌ永原もいよいよトップグループに入ってきた。えちごに次ぐ実質団体ナンバー2となってきたか。

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メインイベントのSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは実力派外人コバトフ。

しかし今回の対決はコバトフが一発狙っていて、10分過ぎに狙いすましたSTF、懸命にこらえたえちごだったが、抜けられず無念のギブアップ負け。これでSPZベルトが海外流出・・・

2010年3月 6日 (土)

第881回 41年1月 新春プロレス絵巻

41年目12月

年末のプロレス大賞、MVPはジャスティスえちご。最優秀新人は近藤真琴。しかしシングルとタッグのベストバウトは新女の外人対決に持っていかれた・・・

41年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。
ミシェール桜井、近藤真琴が負傷欠場。

初戦、雪の降りしきる新潟体育館。メインでSPZタッグ選手権。王者フローラ小川、ジャンヌ永原に対するは実力派外人チーム、コバトフ&マレン・ニールセン組。

「なんとかして相手チームを分断しましょう」

マレンを孤立させればなんとかなる。しかしマレンもSPZ参戦歴が長いので、フローラ小川と互角の殴り合いを展開。エルボーで鼻から流血に追い込む。そしてひるんだ所をキック攻撃。

「私が行きます!」

ジャンヌ永原が前面に出るが、コバトフも試合巧者、強烈なDDTでジャンヌ永原の勢いを止める。試合は長引いた。

「行くわよ」

なかなか試合の主導権をつかめない王者組、最後はコバトフのキャプチュードにフローラ小川がやられてしまった。勝負タイム36分16秒。SPZのタッグベルトが流出してしまった。

コバトフ、マレン組は来日5年目にしてSPZタッグベルトを巻いた。マレンの感極まった表情が印象に残った。

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第3戦、高松大会メインはあばしりタッグ戦、王者フローラ小川、NARATA組に対するは八島静香、中村真帆のDOGS。

・・・腰が痛い・・・

SPZタッグ王座を失ってまだ3日、フローラ小川のコンディションは万全とはいえなかった。

そこへ中村の力攻めを受けてしまい劣勢に。NARATAが奮闘するも八島さんには通じない。

「出てこんかい、フローラァ!」

ぱっとしない動きのフローラ小川を一喝する八島さん。そしてぶちかまし気味のタックルで吹っ飛ばす。

追い込まれたフローラ小川だったが、まず中村をSTFで追い込み、八島にはストレッチプラム。しかしここにワナがあった。出ずっぱりのフローラ小川、徐々に疲れからか動きが落ちていき、

「もうあきらめろ」

中村真帆の至近距離ラリアットを食らって3カウント献上。あばしりタッグ王座も移動してしまった。

「・・・・・・・」

フローラ小川が中村に取られたのはおそらく初めて。勝負タイム45分53秒。

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最終戦は新日本ドーム大会。後半は3大シングルマッチ。

まず佐久間理沙子対イザベラ・スミス。

(八島を除けば)最古参の佐久間だがまだまだ元気。イザベラの攻めを受けきって、最後は必殺ビートエンドできっちりと勝利。勝負タイム15分59秒。

セミファイナルはジャンヌ永原対コバトフ。積極的にスープレックスで攻めて行ったジャンヌ永原だったが、

「うううううっ!」

一瞬の隙を突いてコバトフがアキレス腱固め。これで終ってしまった。勝負タイム10分46秒。

メインイベントのSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは34期のフローラ小川。

もう一花を狙ったフローラ小川だったが、ジャスティスえちごも一発一発が重い。STFをこらえられた時点で勝負の行方は見えた。

「はっ!」
2度目のステップキックで崩れ落ちるフローラ小川、起き上がったところを
「GOTO BED」

ジャスティス越後の代名詞、ゴートゥベッドが決まった、倒れるフローラ小川、すかさず片エビで押さえたジャスティスえちご、3カウントを奪取した。これで初防衛に成功。

2010年3月 5日 (金)

第880.8回 終着駅は始発駅(2)

2049年末。SPZ創業者、今野ファウンダーは川崎市の自宅マンションで寝込んでいた。

「オレももう終わりだな」

食事にも少し手をつける程度で、体重は相当落ちた。心臓の具合が相当悪いので、歩くのもやっとで、昼間は基本的には横になっていた。先日行われたマスターズ戦の会場にも顔を出すことが出来なかった。

「正月休みは毎年のように温泉に行ってカラオケで歌ってたのに、残念じゃ」

「・・きちんと治せば、また良くなるわ」

妻のひかるがコーヒーを入れる。

「砂糖三つでいい?」「・・・うん」

今野ファウンダーが切り出した。

「私も、もう長くないと思う。」

 「何言ってるんですか」

「いままで井上さんにも中森さんにも黙っていたが、隠し資産について、話しておきたい」

 「え、ちょっと・・・」

「黙って聞いてくれ。まず、オレ個人の隠し資産だが、ブルーライト銀行の関内支店に・・・・」

 今野ファウンダーはいよいよ観念したようだ。

「あと、手塚さんから譲渡してもらった、SPZの株なんだけど・・・・」

 「・・・・・・・」

(後にこの問題が、団体を揺るがすことになる)

2010年3月 4日 (木)

第880回 41年目12月 夢のマスターズ戦

41年目12月

12月23日、東京・調布のギムレットホールで恒例の「SPZ夢のマスターズ戦」が開催された。

「こんばんわ、ギムレット美月です。本日はSPZマスターズ戦、スーパーファイト2049」にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。」

チケットは破格の3,000えん均一。また、マスターズ戦ルールで頭から落とす攻撃の禁止、頭部への打撃の禁止が伝えられた。

第1試合 葛城早苗 VS 早瀬葵

引退して日の浅い両雄が対戦。にらみ合いが続く。1分近く続く。それでも場内は沸くからふしぎだ。基本的な攻防をやった後、3分くらいで意外にも葛城の息が上がってしまった。

「はぁ、はぁ・・・・」

引退後は大阪で普通に会社員をやっている葛城、あまり身体を動かしていなかったのがたたったらしい。

「チャーンス!」

早瀬葵、組み付いてスモールパッケージ。2で返す葛城だったが、早瀬もあきらめず2度目の首固め。今度は葛城返せず、3カウントが入ってしまった。勝負タイム4分22秒。

第2試合 タッグマッチ サキュバス真鍋&藤島瞳 VSライラ神威 ギムレット美月

20分前まで会場の売店で焼きそばを売っていたライラ神威が着替えて参戦。だが39歳という年齢のせいか、元アイドルレスラーに攻められっぱなし。ギムレット美月にいたってはまったくやる気なしで、コーナーで置物状態。ライラ神威が一方的にやられる展開がつづいたが、5分経過のアナウンスと同時に

「照明オフ」

ギムレット美月が会場オーナー特権でいきなり照明をオフにした。まっくら。たじろぐサキュバス真鍋、そこへ、

「うわああああっ」

ライラ神威が毒霧を噴射。顔面真っ赤になって、目が見えずのた打ち回るサキュバス真鍋。ようやく照明が復旧したが、サキュバス真鍋の視界が奪われたまま。すかさず蹴りを入れたライラ神威がフォールして3カウント奪取。

「ウァハハハハハハ」

試合後、勝ち誇るライラ神威であった。

第3アトラクション 渡辺智美歌謡ショー

「♪上野駅 16番ホーム

 ボンネットの 金沢行き夜行急行

きたぐにへ 旅立つ

ラウンジカー 流れる街の灯

能登 能登

夜行急行 能登~~~

夢路はるかに 闇を駆け行く

能登 能登

夜行急行、能登~~~」

年齢を重ねるにつれ、えせ演歌歌手のようになってきた売れないタレント渡辺智美がリングに上がり、「夜行急行能登号」を披露。それなりに沸いた。その後休憩。

第4試合、イージス中森対中江里奈

もうすっかり結婚して人妻となった中江里奈がマスターズ戦のマットに登場。SPZ社長のイージス中森と対戦。わりとまともな試合展開となったが、5分過ぎに、得意のラリアットを繰り出そうとしたところをうまーく脇固めに切り返されてギブアップ負け。イージス中森の技術が光った。

「負けたけど、久々にリングに上がれて嬉しかったです」

中江が満足そうにコメント。

セミファイナル ケンドーカミスワ VSスカーレット小縞 VSマイティ祐希子

この試合は3WAY戦。マスターズ戦に登場したマイティ祐希子だが、殴る蹴る程度のファイトに終始。「あまり運動していないのでケガが怖かった」らしい。スカーレット小縞が実家の寿司屋で働いておりまだまだ元気。マイティ祐希子をブレンバスターで投げたときには場内沸いた。覆面レスラー、ケンドーカミスワも序盤は控えめのファイト。適度に笑いを交えつつ10分が経過。ここでマイティ祐希子の動きが止まった。

「あ、足が・・・」

小縞と取っ組み合いをやっているうちに足がつってしまったらしい。たまらず場外へエスケープ。スカーレット小縞がラリアットを放つが、カミスワも2で返す。

「これで、決めます!」

スカーレット小縞が2度目のラリアットを狙ったが、よく見ていたカミスワ、うまくかわして得意の上諏訪温泉極楽締め!

「う、うわああああ」

あっさりとスカーレット小縞はギブアップ。ケンドーカミスワ、勝利者賞の「喫茶あばしりクッキー1年分」をもらって引き揚げた。

メインイベント、斉藤彰子、コンバット斉藤 VS ハリケーン神田、霧島レイラ

斉藤姉妹がメインイベントに登場。引退後も空手道場で子供たちに空手を教えているだけあって、身体はさほど衰えていない。試合前には瓦割りパフォーマンスまでやってのけたコンバット斉藤。斉藤彰子もバット折りパフォーマンス。13年位前のSPZで売店の客寄せに使った手だ。

一方のハリケーン神田もSPZで若手のコーチをしているだけあって身体は頑健。しばらくは殴りあいベースの静かな攻防が続いた。お笑い興行の筈なのになんなのこのマジさ加減。

「勝利チームには懸賞がある。持ち帰って正月の餅代にする!」

斉藤彰子がミドルキックを連発。霧島レイラは動きがぎこちなく、神田のフォローに徹していた。

「だありゃっ」

ハリケーン神田がボディスラム。しかし10分過ぎについに動きが止まってしまった。

ーゼェ、ゼェ・・・・

「そろそろですね、ジェットスマッシュ!」

コンバット斉藤がジェットスマッシュ。しかし久々の発射なので当たりが浅い。それでも崩れ落ちるH神田、

ワン、トゥ・・・

レフェリーのフローラ小川(お手伝い)がマットを叩く。しかしここは霧島がカット。

「そろそろ終わらせましょう」

ここで斉藤彰子が霧島を場外乱闘に誘った。ああこれでハリケーン神田が孤立した・・・とファンは思ったが、

「八島さん、宜しくお願いします」

なんと花道から原付バイクに乗った八島静香が登場、同期のピンチにかけつけた。なんと手には鉄パイプが握られている。

「うらああああああ」

いちおう現役選手なのに、容赦のないぶちかましでコンバット斉藤を転がすと、

「シネゴルァアアアア」

起き上がったところへ鉄パイプ一撃。

「アーッ」

絶叫を上げて倒れ伏すコンバット斉藤。

「現役選手の投入はルール違反!!は、反則負けです」

フローラ小川が八島と神田に反則負けを宣するが、

「もう知ったことじゃねえ」

八島さんが暴れまくる。また鉄パイプをぶぅんと振ってフローラ小川をノックアウト。リング状は修羅場と化した。セコンド陣が止めに入るが鉄パイプがうなるうなる。けっきょく滅茶苦茶な状態のまま、13分2秒、斉藤姉妹の反則勝ちでメインは終わった。八島とハリケーン神田が引き揚げた後リング上は何人もの選手が転がっていた・・・当然その後はリングドクターが登場し、注射攻撃で笑いを取ったのは言うまでもない。担架のピストンリレーで会場は大爆笑。こうして今年のマスターズ戦は終わった。

2010年3月 3日 (水)

東京都の非実在青少年の規制について

みなさんこんばんわ。WAS没頭中の筆者、konnoです。

本日はこのニュースから。

(「痛いニュース」からのコピペ)

東京都「顔や声が18歳以上に見えない二次元キャラを『非実在青少年』と定義して規制する」

東京都青少年保護条例改正案全文の転載
第三章 不健全な図書類等の販売等の規制

一 青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、
又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの

二 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の
表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの
(以下「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交
類似行為に係る非実在青少年の姿態を資格により認識することができる方法で
みだりに性的対象として肯定的に描写することにより、青少年の性に関する健全
な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの

http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html
えっちい描写のある漫画やゲーム、アニメなどで、
「この登場人物は18歳未満だろう」と
お上が判断したものは、青少年に販売できないよう規制する。
いまでも、露骨な(はっきりいってどぎつい)性描写があるものは、成年コミック扱いで細々とと販売されておりますが、性描写がストーリーの流れの中であるものでかつ局部の描写を抑えてあるものについては、規制の対象外で売られているのが現状です。
「ヤングチャンピオンREDいちご」のような一般誌の限界に挑戦する漫画誌も出来てきて、有害図書の指定が形骸化しつつある流れにあるのも事実ですが、お上が全てのマンガ作品の表現をチェックして規制をかけるというのは、税金の無駄遣いであると思われます。
18歳未満と推断される性的描写がある漫画は規制をかけるとなると、
チャンピオンREDいちごで連載されている「あきそら」あたりは、登場人物が「非実在青少年」と判定され、真っ先に引っかかってしまうものと思われます。(絵がキレイでえちいシーンもどぎつくないのに・・・・・)
(逆に言うと、島耕作シリーズのエロシーンは、どう見ても大人同士がヤっているため、規制の対象にはなりえないと判定されるものと思われます)
東京都がついにエロマンガ潰しをしかけてまいりました。こういう漫画が青少年が容易に買える状況で野放しにされると、青少年の健全な育成に悪影響を与えるからよろしくない・・・という主張は頷かせますが、公権力の表現への規制は慎重であるべきと考えますし、東京都が全ての漫画をつぶさに「えちぇシーンがあるけど18歳未満じゃね?」調べることは、東京都がじかにやるにせよアウトソーシングするにせよ、多大な労力とコストのかかることであると思われます。
私はこんなことを行政にしてもらうために、少なくない額の所得税と住民税と消費税を払っているんじゃあない!
ということで皆様、もっと政治に興味を持ちましょう。投票を棄権するのはもってのほかであります。

2010年3月 2日 (火)

第879回 41年目12月 ウルトラタッグリーグ(下)

41年目12月 ウルトラタッグリーグ戦

第7戦は広島大会。

イザベラ、ローレル○(8点、ダイビングヘッドからの片エビ固め 11.25)ドッペル、ウォーレス×(2点)

イザベラ組もなにげに8点目。即席タッグなれど連係が良い。

佐久間、M石川○(9点、タイガードライバーからのエビ固め 6.26)ミスティア×、マスカレード(0点)

やる前から結果は見えていたカード。M石川がさくっと終らせた。だが1敗1分け。メインでF小川組が勝てばその時点で4連覇の可能性が消滅する・・・

コバトフ○、マレン(6点、STOからの片エビ固め 11.31)八島、中村×(2点)

コバトフ組がきっちり3勝目。DOGSを退けた。

F小川、J永原(12点、ジャーマンSH 20.47)Jえちご、近藤×(9点)

まさかこのカードが優勝争いに絡む大一番になるとは誰も予想しなかっただろう。えちご、近藤組がここまで負けなしの1分けでくるとは・・・

「きょうの相手はいろいろとえぐいからね。まあいい経験になると思うよ」

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「ウアーーーーッ」

ジャンヌ永原のラリアットを食らって苦しむ近藤真琴。このままやらせるのは厳しいと判断したえちご、

「代われ」
まずJ永原を蹴ってけって戦線離脱させてフローラ小川を引きずり出す。しかしフローラ小川も試合巧者、執拗なSTFで試合の流れを変える。

そしてダメージが回復したジャンヌ永原登場。

「全国1000万のファンの皆さんお待たせしました」

ジャンヌ永原のジャーマン。これでえちご悶絶。

「くうっ・・・」

こうなっては苦し紛れに近藤にタッチせざるを得ない。

孤立してしまった近藤真琴にも、ジャンヌ永原問答無用のジャーマン!これで3カウントが入った。
試合後、さすがにジャスティスえちごは申し訳ない表情でコメント。かたわらでは近藤がのびている。

「悪い事しちゃったね。あのジャーマン食らったら返せないよ」

これで最終戦を待たずしてF小川、J永原組の優勝が決定。

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最終戦はさいたま大会

ドッペル○、ウォーレス(4点、ビッグブーツからの片エビ固め 13.27)八島×、中村(2点)

けっきょくDOGSは2点どまりでリーグ戦を終えた。

初来日のドイツ人、ベルク姉妹は2勝に終わった。

「SPZマット・・・手ごたえのあるヤツが大勢いた。次はこうはいかねえぞ」

Jえちご、近藤○(11点、合体パワーボムからのエビ固め 11.55)イザベラ、ローレル×(8点
「まだ終ったわけじゃないぞ」

そう一言告げてからセミ前のリングに向かったジャスティスえちご。優勝こそ逃したもののここまで1敗1分けできた。準優勝の可能性もまだ残している。この日は強豪外人イザベラとの対戦だったが、10分過ぎにえちごのゴートゥベッドでイザベラが離脱。そのまま孤立したローレルをボコって終了。

なんと最後のフォールは近藤が取った。えちごが指示を出しての合体パワーボム。形が崩れたのが逆に効いたらしい。

コバトフ○、マレン(8点、STOからの片エビ固め 13.32)マスカレード、ミスティア(0点)

コバトフ組も有終の美。落ち着いてネタ外人チームを退けた。

佐久間、M石川○(11点、パワーボムからのエビ固め 29.59)F小川、J永原×(12点)

最終戦メインは消化試合となった。しかし佐久間組も勝てばえちご組と並んで2位タイなので負けられない。例によってフローラ小川が前面に立って、相手チームの攻勢を耐えて耐えて、そのあとにJ永原が決めにかかるパターンだが、佐久間も前エースの意地で決めさせない。

最後は4人がバタバタバタと入り乱れる展開となったが、チャンピオンチームのダブルインパクトを耐え切ったM石川が逆転のパワーボム。これでジャンヌ永原からカウント3を奪った。

メインのあと表彰式、負けて優勝トロフィーを受け取るフローラ小川、さすがに複雑な表情。相方のジャンヌ永原はダメージが深く一足先に引き揚げている。それでも健気に優勝インタビューに応じるところが彼女らしい。

「ファンの皆様、ありがとうございます!」

準優勝は11点で佐久間・M石川組とえちご、近藤組が入り、直接対決の結果も引き分けなので賞品のもも缶はバラして2等分された。
「悔しいですけど、まあ最後に勝ててよかったです」
佐久間理沙子、淡々とした表情でコメント。

2010年3月 1日 (月)

第878回 41年目12月 ウルトラタッグリーグ(中)

第4戦名古屋しゃちほこドーム大会。

Jえちご○、近藤(6点、ステップキックからの片エビ固め 20.31)ドッペル、ウォーレス×(2点)

2連勝と快調なスタートを切ったえちご組。この日は新外人の「まだ見ぬ強豪」ベルク姉妹と対戦。

先に入場したベルク姉妹。ドッペルベルクがコーナー2段目に上がって鉄パイプを振りかざすパフォーマンス。妹のウォーレスはじっとたたずんで腕組み。

「行くぞ、精一杯やれ」

そう声をかけて入場するえちご。後を歩く近藤。先発はえちご、軽く手合わせしたあと近藤にスイッチ。やはり近藤が狙われたが懸命にキックで反撃してえちごにつなぐ。

しかし新外人のドッペル、SPZマットにもなれてきて、ハイキックでえちごを苦しめる。頭を打ったえちご。

「悪い、しばらく頼む・・・手いっぱいやれ」

残った近藤も奮闘。なんとステップキックでウォーレスをハン失神に追い込む。

「えちごさん、決めて・・・」

近藤、えちごにタッチするや自らはドッペルを逆カット。場外乱闘に引きずり込む。
「・・・やれやれ。」

Jえちご、落ち着いてトドメのステップキックを入れて3カウント。まさかの3連勝スタート。

「・・・・・覚えていろッ」

えちご組相手に20分、熱戦を展開したベルク姉妹だが、勝つことは出来なかった。

八島○、中村(2点、ぶちかましからの片エビ固め 8.37)マスカレード、ミスティアマスク×(0点)
DOGSも初勝利。ネタ外人を手堅くしとめた。

コバトフ○、マレン(2点、変形STF 16.36)佐久間×、M石川(4点)

「うあああっ・・・ギブアップ・・・」

佐久間理沙子、コバトフの変形STFから脱出できず無念のギブアップ負け・・・ミネルヴァ石川はうまく場外で分断作戦にはめられた。2連勝ストップ。

F小川、J永原○(6点、フロントスープレックスからの片エビ固め 10.10)イザベラ、ローレル×(2点)

ジャンヌ永原が落ち着いてローレルをしとめた。

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第5戦は九州ドーム大会。
Jえちご○、近藤(8点、ノーザンライトSH 18.44)八島、中村×(2点)

3連勝スタートのえちご組、はじめて日本人チームと対戦。近藤真琴はガチガチに緊張していた。

練習を見てもらった先輩とリーグ戦で当たる・・・

案の定、近藤が出てくるやDOGSの二人は厳しい攻め。強烈なスクラップバスターに動きが止まってしまう。

「代われ」

ジャスティスえちご、近藤に見切りをつけて自分ひとりで闘いきる方針に変えて、あとは中村をボコボコに。場外に逃げた中村だったが追って来て場外で不意打ちゴートゥベッド。これで大ダメージを負った中村。トドメはノーザンだった・・・これでえちご組まさかの4連勝。ひょっとしたらひょっとするのか?

イザベラ○、ローレル(4点、バックドロップからの片エビ固め 10.39)マスカレード、ミスティア×(0点)

イザベラ組が2勝目。

佐久間、M石川○(6点、ドラゴンスリーパー 12.17)ドッペル、ウォーレス×(2点)

佐久間が動けないぶんはパートナーのM石川がしっかりカバー。この日も怪力を生かしたドラゴンスリーパーで白星ゲット。

ドイツタッグは強豪チーム相手だと存在感が出せない・・・

F小川、J永原○(8点、ジャーマンSH 14.09)コバトフ、マレン×(2点)

チャンピオンチームも4連勝。外人チームの攻めをきっちりフローラ小川が耐えて、最後はジャンヌ永原が出てきて必殺ジャーマンで終了という定番パターン。

***************************

第6戦なにわパワフルドーム大会。カード的に弱かったので満員どまり。

イザベラ、ローレル○(6点、ノーザンライトSH 13.25)八島×、中村(2点)

八島さんもだんだんお疲れモードに入ってきたのか。この日は外人組みに捕まってしまった・・・

コバトフ○、マレン(4点、ジャーマンSH 13.21)ドッペル×、ウォーレス(2点)

コバトフ組がようやく2勝目。初来日外人を退けた。

佐久間、M石川(7点、時間切れ引き分け)えちご、近藤(9点)

「なんだかんだ言って、近藤は体ができてるから、頭から落とされなければなんとかなるんだよね」

ジャスティスえちごが新人のパートナーをほめる。シングルでは三流外人相手にも勝てないのだが、タッグマッチではフォローすればなんとかなる。

この日もあの佐久間理沙子を相手にステップキック、エルボーを叩き込んでゆく。

―やるねえ、新人・・・

えちごがそのあと奮闘したが、佐久間もよく見ていて場外に逃げて、不用意にえちごが追ってきたところを組みとめて、場外でビートエンド!

「ううう・・・・」

やはりこの技は危険だ。ジャスティスえちご、ほうほうのていでタッチ。

しかしここで近藤真琴も懸命にフォロー。ダメージを負ったえちごを休ませるため懸命のファイト。場内大盛り上がり。

「てやあっ」

近藤のエルボー、大きくのけぞる佐久間。ここで30分フルタイムドロー。

精根尽き果ててマットに倒れ伏す近藤真琴、頭に手をやりながら労をねぎらうえちご。このコンビがV3チームにも負けなかった・・・

F小川、J永原○(10点、ジャーマンSH 10.22)ミスティア×、マスカレード(0点)

フローラ小川のぐだぐだファイトはネタ外人でも変わらない。ミスマスカレードのエルボーを耐えるフローラ小川。そうやって攻めさせて攻め疲れを待つのがフローラ小川クォリティ。頃合いを見てJ永原にタッチ。

「終わりーーーーーー」

問答無用のジャーマン一発で沈めた・・・

41年目ウルトラタッグリーグ、フローラ小川組が無傷の10点で単独トップに立った。

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