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2010年4月30日 (金)

第918回 グリズリー山本復帰戦

43年目7月

「サマースターナイツシリーズ」開幕。しかし団体エースのジャスティスえちごが右肩負傷で無念の欠場。東北地方を残ったメンツで回ったが、いまひとつ盛り上がらないシリーズとなった。
第7戦幕張大会で組まれたのはあばしりタッグ戦。王者フローラ小川、NARATAに対するはローレル、ダイナマイトリナ組。

「うわああっ」

フローラ小川のやられっぷりが凄い。外人のパワーに弾き飛ばされる。ダイナマイトリナのギロチンドロップ連発、ラリアットを食らうなど詰め掛けたファンも「勝てるのか?」と思うファイト。こういうときはパートナーのNARATAがフォローすべきなのだが、NARATAの動きもいまひとつ。あせったフローラ小川がSTFを繰り出すがこれはローレルがカット
しかしフローラ小川、この隙を逃さずNARATAにタッチし、自らはローレルに絡み付いて場外へゴロゴロと落ちた。リング上で1対1のパターン、分断成功。

「消えろ」

NARATAの農鳥が炸裂。これでダイナマイトリナから3カウントを奪い、2度目の防衛に成功した。勝負タイム29分24秒。

************************

最終戦は新日本ドーム大会。えちご欠場なのでカード的にひねりを利かせた。

第1試合はミネルヴァ石川対マリーネルソン。元SPZタッグ王者のM石川も第1試合でファイトするようになってしまった。ミネルヴァ石川がさすがに奮起したのか、力強いファイトを見せて、最後はパワーボムでマリーを退けた。勝負タイム14分44秒。

第2試合は外人同士のシングルマッチ。グレースハンがカトリーヌチャンを蹴りまくって下した。勝負タイム12分23秒。

続く第3試合、「グリズリー山本復帰戦」

3年ぶりにリングに帰ってきたグリズリー山本、八島静香、中村真帆とのトリオでクラリッジ成瀬、辻香澄、真壁なつき組との6人タッグ戦。

先発を買って出た八島さん、続いて登場した中村真帆が生き生きとしたファイト。かつての盟友がリングに戻ってきて勇気100倍。

5分過ぎにグリズリー山本リングイン。さすがにクラリッジ成瀬に足を狙われるや苦しい表情を浮かべたが、それでも重爆ドロップキックを決めるなどまずまずの動き。そして八島にタッチ。

「そろそろ終わらせるよ」
八島さんが真壁をぶちかましで倒してあっさり3カウント。勝負タイム10分44秒。グリズリー山本が復帰戦を飾った。まだ顔見世程度のファイトだったが大きな一歩。

休憩明け第4試合は外人同士のシングルマッチ。ジュディコーディがコーディクラッシュ(変形のパワースラム)でローレルを退けた。勝負タイム11分21秒。

セミ前第5試合はオーガ朝比奈登場。実力派外人のダイナマイトリナと対戦。オーガ朝比奈、DDTを繰り出すなど善戦したものの、最後はスタミナ切れを起こし、ダイナマイトリナのラリアットに屈した。勝負タイム11分24秒。

セミファイナルはSクラ出場者4名のタッグマッチ。フローラ小川、NARATA対近藤真琴、ミシェール桜井組。タッグチームとしての完成度の差か、フローラ小川がのびのびとファイト。ミシェールをグラウンド地獄できりきり舞いさせる。後半息切れを起こして近藤のSPZハンマー、デスバレーを食らったものの、最後は分断作戦を成功させ、ミシェールをサンドイッチラリアットからNARATAのアームホイップとつないで3カウント。勝負タイム27分17秒のいい試合。

メインイベントはSPZ戦。王者白石なぎさに挑むのはジャンヌ永原。

いちおうトップグループに入っているし本隊エースだし4月のシングル戦で白石に勝っているので挑戦のチャンスを与えてもいいだろうということになった。しかし試合内容は一方的に白石さんが攻め続けてジャンヌ永原ただやられるだけというパターン。最後はジャンヌ永原、ブレーンバスターで敗北というなさけない負け方・・・・勝負タイム17分4秒。王者が2度目の防衛に成功。

2010年4月29日 (木)

SPZ選手の入場テーマ曲妄想 34-43期

SPZの入場テーマ曲妄想、今回は34期から43期までの選手をお送りいたします。

■SPZのヒロイン2世 フローラ小川:テーマ曲:ディヴェルティメント K138(W.A.モーツァルト)
モーツァルトの音楽の中では一番好きな曲です。明るさと快活さがあって。

■ナチュラルパワー ミネルヴァ石川:ネバーエンディング・ストーリー(G.Moroder-K.Forsey)

説明するまでもない昔の映画音楽ですね。おおらかなファイトの石川選手のイメージにぴったりなのではないでしょうか。惜しむらくは石川選手は佐久間のパートナーとしてのキャリアが長かったので、あまり会場でこの曲がかからなかったこと。

■SPZの新星 中村真帆:ビバリーヒルズ・コップのテーマ(H.Faltermever)

 これも映画音楽の名作から。この曲がかかると会場がわぁっと盛り上がります。

■ザ・関西系スター クラリッジ成瀬:Radiance(川田まみ)

疾走感あふれるI’ve soundです。前向きな歌詞もまた良い。クラリッジ選手は前座要員だったので第1試合でかかると会場が沸きます。

■リングのひまわり ザ・ラズベリー:らずべりー(KOTOKO)

ラズベリーつながりで安直に決まりました。18禁パソコンゲームの主題歌なのですが。べりべりすいすい。

■ダークレフト ジャスティスえちご:Enter Sandman(メタリカ)

硬派な選手でエース級の選手ということで、洋楽の有名な曲を選びました。

■四色スープレックス ジャンヌ永原:トースト咥えたあいつにおはよう(生天目仁美)

To Heart2の由真たんのイメージソングです。ええ。

■天空の羽衣・ミシェール桜井:協奏曲集「調和の幻想」第6番(RV356)第2楽章(A・ヴィヴァルディ)

ヴァイオリンを学ぶ人が一度は手がける有名な協奏曲の第2楽章。ゆっくりめで歌い上げるような曲調です。

■キックの鬼 近藤真琴:恋のブン・ブン・ダラー(キング・コング&ジャングル・ガールズ)

なつかしのディスコ音楽から。打撃をブンブン繰り出すということからこのテーマ曲が与えられました。

■暴走一直線 オーガ朝比奈:コンチェルトソナタホ短調 第4楽章(F・M・ヴェラチーニ)
これもクラシックからイタリアの作曲家、ヴェラチーニのコンチェルトソナタの終楽章、勇壮なジーグ、決然とした曲調です。

■爆弾少女 辻香澄:今夜はブギー・ナイト(ジャクソンズ)

マイケル・ジャクソンの名曲です。なぜ辻ちゃんにこの曲を持ってきたのかは謎です・・・

■ハッスルガール 真壁なつき:アンド・カウント・2・テン(デッド・オア・アライブ)

ディスコ音楽の名曲から。殴り合いを制して真壁が勝ってこの曲がかかると場内大盛り上がり。

2010年4月28日 (水)

あれとかそれとか10.04.27

■今週のプロレス

小島聡選手が全日本退団

やはりプロレスという産業自体がすたれていっているのでしょうか。儲からないのでいまのうちにフリーで稼いだ方がいいという判断でしょうか。

■今週のスポーツ

魁皇が内閣総理大臣顕彰。

相撲界では初のこと。めざせ1000勝。

■風邪引いてしまった

鼻水が止まらない。働かされ過ぎで抵抗力がなくなっているのか

2010年4月27日 (火)

第917回 ラズベリー最終戦

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はラズベリーの引退試合。相手は42期生の辻香澄。

「次の試合に登場するザ・ラズベリー選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

ネックブリーカーの打ち合いから試合が動き始めた。

「たあっ」

強烈なステップキックで辻をたじろがせたラズベリー、あとは飛んで決めるだけかと思われたが辻の粘りに手こずり、逆にタックルでなぎ倒されてしまう。

「えーーいっ」
最後は辻のブレーンバスターで投げられ、フォールを返せなかった。辻香澄、はじめての先輩越え。勝負タイム13分14秒。

第2試合にはやくも元SPZ王者のフローラ小川登場。今日は新人の真壁なつきと組んで、M石川、M桜井組と対戦。

「私が流れを作りますから、コーナーで控えててください」

しかし5分過ぎに真壁が出てくるやいなや捕まってしまう。M桜井、M石川の連続ラリアットでカウント3寸前まで追い込まれたがなんとかチョップで振り切ってフローラ小川にスイッチ。

あとはフローラ小川、得意のぐだぐだファイトでファンを沸かせる。

「・・・・ううっ」

やられ続けるのも芸のうちということを身をもって真壁に示す。さすがにローンバトルが続いて疲れたのか、桜井の掌底で口元から流血。こうなっては真壁に再スイッチするしかなかった。あっさりと分断に成功した相手チーム。最後はミシェール桜井がダイビングプレスで飛んでフォール勝ち。勝負タイム17分50秒。

第3試合はジャンヌ永原対マリーネルソン。

J永原が余裕綽々のファイトを見せて、ジャーマン一発で相手をフラフラにしておいてジャンピングニーでトドメ。勝負タイム7分4秒。

休憩明け第4試合はえちご軍登場。ジャスティスえちご、中村真帆。八島静香対ダークスターカオス、イザベラスミス、ローレルの6人タッグマッチ。

この試合は盛り上がったが、日本人チームの連携が勝り、八島・えちごのダブルパワーボムがローレルに炸裂して勝利。勝負タイム17分11秒。

セミ前とセミは予選会リーグ戦、最後の2試合。

近藤(4点、SPZハンマーからの片エビ固め )C成瀬(2点)

NARATA(6点、農鳥からの片エビ固め)O朝比奈(0点)

それぞれ10分そこそこで順当な結果。この結果、Bブロックは1位通過NARATA、2位通過近藤真琴が決定。

「・・・・ま、こんな、もんやろな」

クラリッジ成瀬、予選会通過はならなかった。

メインイベントはSPZ戦、新王者白石なぎさの初防衛戦の相手は強豪外人ジュディコーディ。ジュディの力押しを受けきった上で、

「んっと・・・」

裏投げ、スプラッシュマウンテンとつないで快勝。勝負タイム28分17秒、王者が初防衛に成功。

「みんな!いままで応援アリガトね!」

メイン終了後、ラズベリーの引退式、小柄な身体で7年余りの現役生活。よく頑張った。

***********************

ザ・ラズベリー

SPZ36期

2044年4月21日、京都市体育館での対 八島静香戦でデビュー。2051年6月20日、さいたまドーム大会での対 辻香澄戦で引退。稼動月数87ヶ月、出場試合数(概算)632試合

タイトル歴 なし

2010年4月26日 (月)

第916回 43年目6月 椅子取りゲーム

43年目4月

3戦目の島根くにびき大会から予選会。

M桜井(2点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 6.32)辻

予選会の初戦はミシェール桜井が制した。華麗なフランケンシュタイナーで辻を一蹴。

中村(2点、ラリアットからの体固め 24.22)M石川

35期生同士のシングルマッチ。シングルタッグ問わず何回も対戦しておりお互い手の内を知り尽くしている。この日もラリアットの打ち合いを見せるなどいい試合。一進一退の攻防が続いたが、

がすっ
中村の掌底がヒットしてぐらつくM石川。
「今だ・・・っ!」
ここを逃さず中村、倒れこむようにラリアット。これで3カウントが入った。

4戦目は鳥取大会。この日の予選会もAブロック2試合。

中村(4点、ラリアットからの片エビ固め 11.33)M桜井(2点)

中村連勝。とくいのラリアットが冴えて、M桜井を落ち着いて下した。残る相手が辻なので予選会突破をほぼ決めた。

M石川(2点、パワーボムからのエビ固め 9.17)辻(0点)

辻もよく粘ったのだが、最後はM石川の前に完全に力負け。パワーボムで叩きつけられて・・・

5戦目は福井大会。Aブロック最後の2試合。

中村(6点、スクラップバスターからの片エビ固め 8.44)辻(0点)

辻香澄、初めて臨んだ予選会は苦かった・・・3戦続けて先輩方の厚い壁に屈した。中村は3連勝でA組1位通過が決定。

M桜井(4点、タイガードライバーからのエビ固め 15.03)M石川(2点)

Aブロックの残り1枠、勝ったほうが予選会突破というシビアな一戦。一進一退の攻防が続いたが、フランケンシュタイナー、ジャンピングニーと畳み掛けたミシェール桜井、とどめのタイガードライバーで予選会突破を決めた。勝負タイム15分3秒。ミネルヴァ石川は無念の予選会落ち・・・

「精一杯やったんですが、結果が出ませんでした・・・」

同期の中村と明暗が分かれたミネルヴァ石川、すごすごと引き揚げた・・・

****************************

第6戦金沢大会、予選会の舞台はBブロックへ。

C成瀬(2点、ブレーンバスターからの片エビ固め13.05)O朝比奈

クラリッジ成瀬が先輩の貫禄を見せてオーガ朝比奈を下した。

NARATA(2点、ダイビングプレスからの片エビ固め 19.12)近藤

えちご軍と白石組(チームワニ)の構成員同士のシングルマッチ。近藤の打撃を耐えたNARATAがラッシュをかけるも、勝負をかけた農鳥は自爆。試合の流れが近藤に行きかけたが、なんとか体勢を立て直してダイビングプレスで勝利。

第7戦は富山大会。

NARATA(4点、農鳥からの片エビ固め 13.58)C成瀬(2点)

クラリッジ成瀬の腕攻めをかいくぐって、NARATA、農鳥を連発して勝ちをもぎ取った。最終戦の相手がオーガ朝比奈なのでまず通過と見ていいだろう。

近藤(2点、ハイキックからの片エビ固め 8.10)O朝比奈

「せいっ」
近藤のハイキックがうなりを上げる。まともに食らったオーガ朝比奈にもはや闘う力は残っていなかった・・・

Bブロックの残り1枠はクラリッジ成瀬と近藤真琴が争う。

「えっ?本大会!無理無理無理っ!最終戦で近藤ちゃんに蹴りつぶされてまう!」

クラリッジ成瀬、悲願のSクラ初出場なるか。

(続きます)

2010年4月25日 (日)

第915回 フローラ小川・タッグタイトル2連戦

43年目6月
「もう疲れちゃいました」
SPZ36期のラズベリーが引退を表明。小柄な身体で飛びまわるファイトが身上なので、その分ガタが来るのも早かった・・・

恒例のSPZクライマックス予選会

(Aブロック)

ミネルヴァ石川(前回大会4点)
中村真帆 (前回大会4点)
ミシェール桜井(SPZ39期)
辻香澄(SPZ42期)

(Bブロック)

近藤真琴(前回大会6点)
NARATA(SPZ40期)
クラリッジ成瀬(SPZ36期)
オーガ朝比奈(SPZ42期)

シリーズ第1戦神戸大会ではSPZタッグ戦が組まれた。

王者白石なぎさ、フローラ小川に対するはダークスターカオス、イザベラスミス組。SPZシングル・タッグの2冠王となった白石なぎさ、緒戦からしんどい相手とのタイトルマッチが組まれた。

「フフフフフ」

ダークスターカオスの力強い攻めに白石なぎさタジタジ。SPZマットでは敵なしの馬力を誇るもカオス様相手だと分が悪い。バックドロップを食らってパニック状態。

・・・何・・・・頭が重い・・・

棒立ちになったところをDDTを食らってしまう。

「白石さん!」
フローラ小川も奮闘するがこの人のぐだぐだぶりも大概で、試合の流れを変えるに至らない。
「だっ」

白石なぎさ、最後の力を振り絞ってスプラッシュマウンテンを放ったがこれはイザベラがよく見てカット。最後は4人が入り乱れての乱戦。ダークスターカオスの突進をうまくかわして場外に落とす。

「白石さん、いまッ」

フローラ小川がグロッキー状態のイザベラをふらつきながら肩車。白石がコーナーに駆け上がり、ダイビングラリアットで飛んだ!!

バァーン!!

ダブルインパクト炸裂。頭からマットに落ちるイザベラ。フォールする白石。フローラ小川は場外のカオスへトペスイシーダで体当たり。

ワン、トゥ、スリー!

そのまま3カウントが入った。勝負タイム42分13秒。王者組が3度目の防衛に成功。

「・・・・何度も、意識飛ばされて・・・もうダメかなって思ってたんですけど・・・最後はツキがありましたね」

フローラ小川、控室でリングシューズの紐を解きながら、息も絶え絶えにコメント。

***************************

フローラ小川の大試練は続く、翌日の山口周南大会では2日連続のタイトル戦、

こんどはNARATAと組んでのあばしりタッグ戦。挑戦者チームはローレル&マリーネルソンの外人コンビ。ローレルはあのコバトフと組んでタッグリーグを制したこともある強豪。新顔外人のマリーをどうリードするか。

試合はフローラ小川がNARATAをうまくリードしつつ自らもうまく立ち回る。初対決のマリーネルソンに対しても手堅いファイト。

「もう、逃げられないわよ!」

母親譲りの決め台詞でマリーに組み付いてSTF。しかしこの動きを冷静に見ていたローレルがドタドタと入り込んで、フローラ小川の頭を蹴ってカット。しかしここでNARATAもリングインしてローレルを場外に連れ出す。なんと分かりやすい教科書的分断作戦。

「これでっ」

こんどはフローラ小川、変形ドラゴンスリーパー。あまり見せない技だけに、無警戒の相手にとっては脅威。たまらずマリーネルソンはタップ。勝負タイム29分37秒、王者組が初防衛に成功。

2010年4月24日 (土)

第914回 43年目5月 横浜闘絵巻

43年目5月
5月シリーズ最終戦は本拠地の横スペ大会。超満員の観衆で埋まった。

第1試合は辻香澄対カトリーヌチャン。デビュー2年目の辻香澄、動きはサマになってきたが、まだまだスタミナに難がある。この日も得意のドロップキックを連発して観衆を沸かせたところまではよかったが、

がすっ

カトリーヌの頭突きを食らって動きが止まる。それでもフロントスープレックス、ネックブリーカーと持てる技を出して懸命に応戦。しかし、
「クラエーッ!」
カトリーヌのDDTに散った。勝負タイム11分30秒。

続く第2試合もデビュー2年目のオーガ朝比奈が登場。対戦相手は小柄なおねえさんレスラー、ラズベリー。パワーならO朝比奈だが、スピードならラズベリー。リングを目いっぱい使ってのヒットアンドアウェイに場内沸く。つかまったら苦戦を免れないのを分かっている。
「チィーッ!」
オーガ朝比奈、タックルで転ばせて頭突き。そしてDDTでラズベリーの動きを止める。
「うううっ」
しかしラズベリーにもSPZで数年もまれた意地がある。強烈なステップキックでオーガ朝比奈をだじろがせてそのまま押さえ込んで3カウントを奪った。勝負タイム17分54秒。

第3試合はミシェール桜井対グレースハン。持ち前のカッコ付けファイトでグレースを追い込んだが、ダイビングプレスを返されて攻め手がなくなり、グレースの反撃にあってしまう。パワーボム、スクラップバスターの波状攻撃を食らって敗北。勝負タイム12分29秒。その試合が終わると休憩。

************************

休憩明け、グリズリー山本の復帰挨拶。マイクは取らず、阿部リングアナの紹介にあわせて一礼したのみ。近日カムバック戦を行う予定。

そのあと休憩明け第4試合、ミネルヴァ石川・クラリッジ成瀬対八島静香、中村真帆。4人が4人とも個性派なのでこの試合は盛り上がった。八島さんのぶちかまし、スクラップバスター。しかしミネルヴァ石川もラリアットでお返し。

「ウオオオオオオ」

八島さんの何度目かのぶちかましで全身を強く打ったM石川が動けなくなり、直後のジャンピングニーに3カウントを喫した。勝負タイム26分3秒のいい試合。

第5試合はあばしり王者チームのフローラ小川、NARATAが登場。対戦相手はローレル、ダイナマイトリナの外人チーム。

先発を買って出たフローラ小川、熟練のグラウンドさばきはさすがで、するするっとスリーパーにとらえてDリナを苦しめる。いい流れでNARATAにタッチ。そのあとはNARATAが前面に立って奮闘。最後はきっちり農鳥でダイナマイトリナを退けた。勝負タイム15分23秒。

そのあと3大シングルマッチ。

セミ前は近藤真琴対新外国人マリー・ネルソン。WWCAマットで超新星・期待のニューフェイスとして知られているレスラーがいよいよ初来日。地方巡業ではメインやセミの6人タッグでそれなりに活躍していた。しかしこの日の相手は打撃の鬼・近藤真琴。

「ウッ」

近藤真琴のハイキックで動きが止まってしまった。なおタックルやボディスラムで反撃するが本来の動きではない。そのままズルズルと近藤に攻め込まれ、ローリングソバットで終了、勝負タイム10分47秒。

セミファイナルが大一番、久々来日のダークスターカオス様が前SPZ王者のジャスティスえちごとシングル対決。SPZ王座を失ったえちごだがファイト内容は悪くない。カオス様相手にも真っ向勝負。

「これで終わりにしてやろう!」

得意のゴートゥベッド(フロントハイキック)が炸裂。しかしあたりがいまひとつ浅い。カオス様をぐらつかせたが倒すに至らない。ならばとミサイルキックをはさんで2度目のゴートゥベッド。こんどはカオス様のガタイが崩れ落ちた。そのまま3カウントを奪った。勝負タイム16分19秒。

メインイベントは白石なぎさ対ジャンヌ永原のノンタイトル戦。前シリーズの名古屋大会でJ永原が白石に勝ったのでもう一度この対戦が組まれた。

(ホントはタイトル戦のかけ忘れ)

ジャンヌ永原も得意のジャーマンで白石をあわてさせたが、受けきった白石がスプラッシュマウンテン一閃。これで試合は終わった。勝負タイム17分2秒。

2010年4月23日 (金)

第913回 43年目4月 頂上決戦!

43年目4月

最終戦は新日本ドーム。

「頂上決戦!」と銘打たれたことと、営業努力の甲斐あってみごと超満員。

第1試合はオーガ朝比奈VSソフィーナ。デビュー2年目のオーガ朝比奈が馬力を生かしたファイトで三流外人を圧倒。パイルドライバー、DDTの波状攻撃でソフィーナを退けた。勝負タイム9分5秒。

「ま、そこに控えててな、流れによっちゃあ出させたる」

第2試合はタッグマッチ。一昨日デビューしたばかりの真壁なつきがクラリッジ成瀬とタッグを組んで、ラズベリー、辻香澄組と対戦。

前座の若手新人育成マッチだ。しかし真壁の出番はまったくなく、クラリッジ成瀬が得意のグラウンドで相手二人をキリキリ舞いさせて、最後は逆片エビでラズベリーの根性なしをギブアップに追い込んだ。勝負タイム11分2秒。場内失笑。

第3試合はミシェール桜井VSシトロンマスク(なぞの外人覆面レスラー)。

ミシェール桜井がキビキビしたファイトを見せてネタ外人を追い込み、ダイビングプレスで3カウント奪取。勝負タイム12分32秒。

休憩明け第4試合は八島さん&中村のDOGS登場。対戦相手のカトリーヌチャン&ワイルドローズ4号を迎え撃つ。

―アイツが戻ってきた。まだまだ老け込んでられん。

セコンドについているのは戻ってきたグリズリー山本とあって八島さん大ハッスル。ぶちかましの威力はさすが。そしてかつてのパートナー、中村真帆も元気百倍。力のこもったラリアットでワイルドローズを仕留めた。勝負タイム14分8秒。

セミ前はシングルマッチ。近藤真琴対ローレル。元SPZタッグ王者のローレルに対し得意の掌底をガスガス打ち込んだ近藤が優位に立ったが、あと一押しが繰り出せず、ノーザンを連発で食らってフォール負け。

「くっ・・・こんなはずでは・・・」

いい試合をしても結果が出ないと上にはいけない。この選手いまいち壁を突き破れない・・・勝負タイム19分50秒。

そして場内に流れる「デイヴェルティメントK138」一気に沸く。

セミファイナルはSPZのぐだぐだプリンセス、フローラ小川24歳が登場。NARATAと組んで対戦相手はジャンヌ永原&ミネルヴァ石川の本隊看板コンビ。

ドームのセミらしく盛り上がった。NARATAの農鳥に続いてフローラ小川までミサイルキックを炸裂させたシーンは会場どよめいた。そのあとダブルのドロップキックも決めて相手チームを追い込む。
「これで、決めます!!」

フローラ小川のSTFがM石川をとらえたが、これはJ永原がカット。最後は4人が入り乱れる展開。

フローラ小川が意地でM石川をバックドロップで投げようとするがM石川も冷静に上から押しつぶす。ジェットコースターのような乱戦、最後はNARATAとJ永原がやりあっている隙を突いて、反対側コーナーからフローラ小川がこの日2発目のミサイルキック。
「きゃあっ」
完全に隙を突かれたジャンヌ永原、無念の3カウントを喫した。勝負タイム29分49秒の熱戦。

***************************

そしてメインイベントSPZ戦。王者ジャスティスえちごに対するは白石なぎさ。

「・・・んっと、頑張る・・・」

首都圏大会場限定の入場シーン、小型ワニのマティルダを連れて入場してきた白石なぎさ。
「セミとセミ前がかなりいい試合でしたから、なるべくさくっと終わらせたいですね・・・」

王者の団体エース、ジャスティスえちご。しかし白石相手のシングルでは昨年夏の凱旋帰国以降勝てていない。ベルト防衛は全て引き分け。
「はあああっ!」

渾身の力で白石をボディスラムに切って取るえちご。
―永原でも勝てたんだ。大技連発すればスキは必ずある!

しかし白石なぎさ足が地に生えたようで動かすのも一苦労。ぎゃくに強烈なスクラップバスターで動きが止まってしまう。

・・・このっ!!
いつのまにか白石のゆったりペースに巻き込まれている。チョップやボディスラムでたじろがすことはできるのだがなかなか先に勧めない。
「・・・は」
先に仕掛けたのは白石。裏投げ2連発でえちごの意識をもうろうとさせて、

「・・・・は」
STO一閃。これで時代が動いた。勝負タイム51分4秒。えちご、今回は粘りきれなかった・・・

********************

SPZ世界選手権試合

白石なぎさ(51分4秒、STOからの体固め)ジャスティスえちご

第118代王者が8度目の防衛に失敗。白石なぎさが第119代王者となる

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2010年4月22日 (木)

プロレス技その2 鉄柵振り

プロレス技シリーズ第2回は場外乱闘で必ずといっていいほどある「鉄柵振り」。

プロレス会場はリングの外にマットが敷いてあり、そのマットの外側に高さ1m程度のフェンス(鉄柵)があり、観客席との仕切りということになっている。

場外乱闘の際に相手をロープに振る要領で鉄柵にホイップすると振られた相手は鉄柵にガシャアンと激突して苦痛の表情を浮かべて崩れる。

このときの音の大きさや倒れるときの表情がプロレスの奥深いところ。

タッグマッチの試合終盤では必ずと言っていいほど分断作戦で戦いが2つに割れるので、この攻防はひんぱんに目にすることが出来ます。場外でやりあっている間にリング上では決着がついているみたいな。

2010年4月21日 (水)

あれとかそれとか

■渕正信選手と鈴木みのる選手が初タッグ結成

群馬は藤岡大会で。見に行きたかったなあ。浜亮太、大和ヒロシ相手に勝利。

■ジン・キニスキー死去(享年81)

かつての馬場さんのライバル。合掌。

■今年のセリーグは伯仲?

横浜ベイスターズは例によって最下位ですが、まだそんなに引き離されてはいない。

■ギャラが減って

 うまいものが喰えないのが痛い。

2010年4月20日 (火)

第912回 真壁なつきデビュー戦

43年目4月

シリーズ第6戦はどさんこドーム。メインのカードが弱く満員どまりの入り。

「そうそう1シリーズに好カードがいくつもあるわけないんだよね・・・」
マッチメイク担当の吉田取締役も渋い表情。

メインは3ヶ月連続の顔合わせ、フローラ小川対近藤真琴。

「ぐくっ」

近藤のエルボーが鼻に入って流血してしまったフローラ小川だが、逆にこれで少しお怒りモードが入ったのか、本来のぐだぐだが影を潜め、ストレッチプラムを延々かけ続けてギブアップを奪った。勝負タイム16分17秒。

*************************

その翌々日、シリーズ第7戦、釧路厚生年金アリーナ大会、

第1試合で組まれたのは真壁なつきデビュー戦。相手はSPZ36期、いまやすっかり若手のコーチ役と化したクラリッジ成瀬。

「やっ」

ゴングと同時にチョップを放っていった真壁だが、

「イてこましたる」

ビシイイイ
C成瀬もチョップのお返し。真壁がひるんだ所をドロップキック、アームホイップで波状攻撃。そのままフォール。

ワン、トゥ・・・

懸命にフォールを返す真壁、しかし、

―案外、粘りよるな・・・

クラリッジ成瀬、ここで得意の関節技、飛びつき腕ひしぎ逆十字、あっという間に腕がへんな方向へ、

「あ、こりゃあやばいやばい、おしまい!」

神田レフェリーがあわてて試合を止めた。勝負タイム6分45秒。

―何もできなかった・・・

やられた腕を押さえながら控室に戻る真壁、いきなり向かっていった負けん気は評価できるが・・・

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最終戦は新日本ドーム。白石対えちごのSPZ戦が「頂上決戦!」と銘打たれたことと、営業努力の甲斐あってみごと超満員。

2010年4月19日 (月)

第911回 43年目4月 旗揚げ42周年記念シリーズ

43年目4月

新人テストで真壁なつき採用。小柄だが空手の経験があるということなので将来が期待できそうだ。

「膝の怪我は完全に治しました。もう一度レスリングをやりたいです」

元SPZ王者・グリズリー山本27歳が八島静香を通じて再入門を申し出た。

道場で基本動作をやらせてみたが、何度も手術とリハビリを繰り返しており、往年の動きが失われていた。中森社長との話し合いの結果、「当分は道場でトレーニングに励んでもらい昔の感覚を取り戻してもらう」ことになった。

でもって「旗揚げ42周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。

ドームクラスの会場を回るビッグなシリーズ。集客のための企画も今年はいきの良い若手がいないので組めず、営業努力とひねりを利かせたカードを組んで対処した。

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初戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

メインは実力者同士のシングルマッチ、白石なぎさ対ジャンヌ永原。なんとジャンヌ永原がジャーマン2発、ノーザン、タイガーSHの怒涛のスープレックス攻勢で白石に勝ってしまった。勝負タイム21分52秒。
「やりーーーー!!」
先月シリーズ最終戦の雪辱を果たしたJ永原、笑顔で勝ち名乗り。

白石は最初のジャーマンで頭を打ってしまい本来の動きが出せなかったようだ。

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翌日大阪なにわパワフルドーム大会。大阪ではドハデなしばきあいが受けるということで近藤真琴をメインに起用し、ジャンヌ永原とのシングルマッチを組んだ。

「ファンの皆さんの声援を胸に、頑張ります!」

「2日続けてのシングルできつい面もありますが、リングに上がれば相手を倒すだけです!」
結果はジャンヌ永原の快勝。近藤真琴は殴る蹴るに持ち込めなかった。勝負タイム16分32秒。

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第4戦九州ドーム大会ではSPZタッグ戦。王者フローラ小川、白石なぎさ組に挑むのはジャスティスえちご、近藤真琴組。最終戦・新日本ドーム大会で組まれている頂上決戦の前哨戦でもある。

先発はフローラ小川。いきなり近藤真琴をするするっとスリーパーに組みとめるあたり只者ではない。ねちっこい攻めに嫌気が差した近藤、とりあえずえちごにスイッチ。フローラ小川がえちごの攻めをひとしきり受けたあと、白石にスイッチ。

「は・・・」
いつも通りの春風駘蕩、白石なぎさがゆったりとした攻め。焦れたえちごが

「氏ね!」
不意打ちゴートゥベッド。これにはぐらつく白石。

「近藤!しばらく頼むっ!」
体勢を立て直すために近藤にタッチしたがこれはミステイクだったか。近藤真琴があっさりと捕まってしまい。

がすっ!

スピードはないが重い白石のシャイニングウィザードが近藤の戦意を絶った。

「しまった」
えちごがカットに入るがフローラ小川がサッと出てきて組みとめてそのままバタンと倒れて場外へゴロゴロとえちごもろとも転がり落ちる。これで分断。

わん、トゥ・・・ドドドド!!
シャイニングウィザード直後のフォールこそ本能で返したものの、続く裏投げを食らって近藤真琴フォール負け、勝負タイム22分47秒。王者組が2度目の防衛に成功、

2010年4月18日 (日)

第910回 42年目3月 ファイヤーソウルシリーズ

42年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

団体エースのジャスティスえちごが右肩痛で欠場。締まらないシリーズとなった。

第6戦宇都宮大会であばしりタッグ戦。王者八島静香、中村真帆のDOGSに挑むのは元王者チームのフローラ小川、NARATA組。

「身体の調子がいいんだ」

33歳になった八島静香、悪いなりに動けるようになってきたらしい。得意のぶちかましでNARATAを圧倒。

フローラ小川がたまらず出てくるが、グラウンドレスリングに少し付き合ってから、

「潰れな!この三流!!」
かち上げ式のラリアットでフローラ小川を吹っ飛ばす。フローラ小川もたまらずSTFで勝負をかけたが、タッグマッチなので中村真帆がうまくカット。これで八島さんが大ダメージを負ったので中村にタッチ。試合は長引いた。

「はっ」
息を吹き返したNARATAがDDTを中村に浴びせる。なんとか2で返した中村、目がうつろだ。

「うがああーーーーー」

最後は中村対フローラ小川の局面。力まかせのラリアットを狙った中村だったがこの動きを読んでいたフローラ小川。身をかがめてうまくかわして、中村が体制を崩したところを逆にラリアットをタイミングよく当てて、倒れたところをそのまま押さえ込んで3カウント。勝負タイム58分55秒の激戦を制し、あばしり王者に返り咲いた。

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最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は辻香澄対ソフィーナ。三下外人のソフィーナをエルボーやドロップキックなどで攻めていった辻香澄が最後はエルボーをタイミングよく当てて3カウント。勝負タイム11分58秒。

第2試合はタッグマッチ。八島静香、中村真帆のDOGSが早くも登場。対戦相手はミシェール桜井&オーガ朝比奈。

新人のオーガ朝比奈、馬力を生かしたファイトで、八島さんにDDT2発を叩き込むなど生き生きとしたファイトを展開。しかし最後はスタミナ切れを起こしてしまい、ミシェール桜井に託さざるを得なくなった。ローンバトルの続いた桜井、徐々に息が乱れていって、中村のタイミングよい掌底に散った。勝負タイム20分51秒。それなりにいい試合だった。そのあと休憩。

休憩明け第3試合は6人タッグマッチ。ミネルヴァ石川、クラリッジ成瀬、ラズベリー対ワイルドローズ4号、カトリーヌチャン、ミスティアマスク組。6人タッグらしいバタバした試合展開となったが、なんと最後は日本人組のリーダー、M石川が捕まってしまい、カトリーヌのノーザンライトにフォール負け。勝負タイム13分0秒。

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ここから3大シングルマッチ。セミ前はNARATA登場。対戦相手は強豪外人ローレル。あばしり王者に返り咲いたNARATAだが、パワー不足は否めず、ローレルのキャプチュード、DDTの波状攻撃に散った。勝負タイム11分47秒。

セミファイナルのシングルマッチはフローラ小川対近藤真琴。先月のセミと同じカードだが、先月攻め込んでいたにもかかわらず逆転負けを喫した近藤にリベンジのチャンスが与えられた。
「はっ!」

近藤真琴の必殺ブロー、SPZハンマーがうなりを上げる。ひるんだフローラ小川へステップキックの連射。しかしフローラ小川も体勢を立て直し、STFで流れを取り戻すと、最後は
「これで決めます!」
珍しく、タイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。この人は意外なところに引き出しを持っている。勝負タイム13分10秒。

メインは白石なぎさ対ジャンヌ永原。白石がいつも通りゆったりとしたファイトを見せながらもだんだんジャンヌ永原のスタミナを奪っていき、最後はスプラッシュマウンテンで3カウントを奪った。勝負タイム19分57秒。

2010年4月17日 (土)

第909回 42年目2月 4連続時間切れ引き分け

42年目2月。
結成された白石なぎさ・フローラ小川・NARATAの新ユニット「チームワニ」は地方会場の6人タッグマッチで連戦連勝。ジャンヌ永原の正規軍、Jえちご一派を寄せ付けない。やはりフローラ小川の司令塔と白石のナチュラルパワーが相乗効果となると手に負えない。

その勢いのままフローラ小川とNARATAは八島&中村の持つあばしり王座に挑戦したが、八島さんの調子が良く、フローラ小川のぐだぐだファイトも相変わらずで、波状攻撃を延々食らい続けて、最後は合体パイルでフローラ小川が3カウントを奪われた。勝負タイム54分45秒。王者組が2度目の防衛に成功。

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最終戦の横スペ大会。セミ前からの3大シングルマッチ、

こんかいは「えちご一派VSチームワニ3対3シングル全面対決」が組まれた。

セミ前は中村真帆対NARATA。

SPZ35期生として、グリズリー山本のパートナーを務めるなどかなりの修羅場をかいくぐってきた中村真帆、NARATAの攻めを受けても平然。あせったNARATAは早めの農鳥を繰り出したが、

「そんなの、効かない・・・っ」
さほど効いたそぶりも見せずに反撃。こうなるとNARATAは苦しい。
がすっ!
中村、最後は掌底を連発してNARATAから3カウントを奪った」。勝負タイム13分41秒、これでえちご一派の1勝。

セミファイナルは近藤真琴対フローラ小川。

SPZ最古参のフローラ小川、きょうは実力急上昇中の近藤真琴と一騎打ち。しかしフローラ小川、グラウンドでも攻めきれず、逆に近藤の打撃を要所でもらってしまいフラフラ状態に。やはりシングルマッチでは厳しくなってきているのか。

「さあ、さあ!」

近藤の上段蹴りがうなりをあげる。前のめりに倒れこんだフローラ小川、誰もが近藤のF小川越え達成かと思ったが、

「もう・・・逃げられない・・・わよっ・・・」

大逆転STF。絶対離さないとばかりに絞り上げるフローラ小川。懸命にこらえた近藤だったがついにギブアップ。勝負タイム19分12秒。これで1勝1敗の五分に。

メインイベントはSPZ戦。王者ジャスティスえちごに挑むのは4度目の挑戦となる白石なぎさ。白石の凱旋帰国後の対戦成績は白石の1勝4引き分け。昨夏のSクラ優勝決定戦で勝ったのみ。試合はやはり力まかせだけどゆったりと攻める白石、懸命に防戦するえちごという展開、

「クソーーッ!」

30分過ぎ、えちごがゴートゥベッド、ローリングソバット、DDTで勝負に出たが、なんとか受けきった白石もSTOで反撃。このあたりから両者ダウンシーンが多くなってきた。
「は・・・っ」
白石2度目のSTOも後が続かない。えちごもジャーマンで反撃。試合の行方が分からなくなった。
白石3度目のSTOもえちご2.8で返す。

「・・・・」

もう残り時間はあとわずか、白石、ドロップキックで転ばせて懸命にフォールするも2.8で返すえちご。ここで60分時間切れのゴングが鳴った。

王者が7度目の防衛に成功。そのうち4度が引き分けでの防衛だからすごい。

2010年4月16日 (金)

第908回 本当に最後のチャンス

42年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。

SPZ王者のジャスティスえちごが古傷の右手首負傷で巡業を欠場。九州シリーズではてこ入れのためにタイトルマッチを2つ組んだ

第3戦鹿児島大会でSPZ世界タッグ戦、王者白石なぎさ、フローラ小川に対するは昨年年末のタッグリーグ優勝チーム、コバトフ&ローレル組。

しあいはいきなりコバトフがコマンドサンボ式のドラゴンスリーパーでフローラ小川を落としにかかる。なんとかこれは白石がカットしたが、大ダメージを負ったフローラ小川はしばらくリング下で倒れこんで戦線離脱。

「・・・あっ・・・」

孤立した白石なぎさを外人チームが攻め立てる。懸命にこらえた白石だったが、あまりにもローンバトルが続いてスタミナ切れを起こし、フローラ小川にスイッチ。フローラ小川のぐだぐだも相当なもので、ローレルのバックドロップでフラフラ状態。いつ仕留められてもおかしくない状態にまで陥ったが、最後は4人が入り乱れる乱戦の状況を作り上げ、フローラ小川はコバトフを場外乱闘に誘いリング上で1対1の状態を作ってしまう。

「死んじゃえ・・・」

教育上よろしくない言葉とともに白石がスプラッシュマウンテン。垂直落下されたローレルはたまらず3カウントを聞いた。これで王者組みが初防衛に成功するとともに、昨年末のリーグ戦の雪辱を果たした。

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第4戦熊本大会メインはあばしりタッグ戦。王者八島、中村組に対するはドッペル・ベルク、ウォーレス・ベルク。中堅タッグ同士の対戦は大いに盛り上がったが、最後は外人組の攻めをしのぎきった八島さんが伝家の宝刀「ぶちかまし」で3カウントを奪った。勝負タイム59分に及ぶ大熱戦。王者組が初防衛に成功。

最終戦は新日本ドーム大会。SPZの新年一発目東都ビッグマッチというだけあってひねりのキいたカードが並んだ。

第1試合はミシェール桜井VSオーガ朝比奈。

ミシェール桜井がいつもながらのオーバーアクションを交えながらの鮮やかなファイト。しかしこの団体で数年もまれてきただけあってラリアット、掌底を的確に決めて朝比奈のスタミナを奪ってゆく。オーガ朝比奈はズルズルと攻め込まれまったくいいところがない。
「そろそろ終わりだ」

この試合2度目のラリアット。吹っ飛んだオーガ朝比奈、続くフォールを返せなかった。勝負タイム11分38秒。

続く第2試合はタッグマッチ。クラリッジ成瀬、ラズベリー対ミネルヴァ石川、辻香澄。熱のこもった攻防が繰り広げられたが、フィニッシュは唐突に。
「足、もろうたーー」 

クラリッジ成瀬がアキレス腱固め。ミネルヴァ石川からギブアップを奪った。新人の辻香澄、カットに入るタイミングが遅れてしまった・・・勝負タイム13分58秒。

休憩前第3試合はシングルマッチ。NARATA対ローレル。

奈良田忍者養成所出身のNARATA、実力はつけてきたのだがシングルマッチではまだまだ粗さが目だち、この日はローレルの波状攻撃を食らって敗北。フィニッシュはシャイニングウィザードだった。勝負タイム19分44秒。その試合が終わると休憩。

休憩明けの試合に八島静香&中村真帆のあばしり王者チームが登場。対戦相手は熊本でのあばしり戦の再戦となるドッペル、ウォーレスの中堅外人コンビ。あばしり戦では60分近い激戦を繰り広げただけあって内容は保証書つき。今回はラリアットを乱発した中村が存在感を発揮し、ドッペルを3発目のラリアットで仕留めた。勝負タイム11分46秒。

この後3大シングルマッチ。
セミ前はジャンヌ永原対近藤真琴。

近藤真琴、打撃をゲシゲシ当てていってぺーすをつかもうとするが、とらえきれず攻め疲れが見えてきたところへJ永原のスープレックス攻勢を食らってしまう。最後はデスバレーで尾頭から落としたジャンヌ永原が本隊エースの面目を保った。勝負タイム15分38秒。

セミファイナルは白石なぎさ対コバトフ。

SPZ王者ジャスティスえちごに3ヶ月連続フルタイムドローと進境著しい白石なぎさ、今大会も当然タイトル戦が組まれるものと思われたが「組んでもいいけどまた時間切れドローになりそうな予感がするんだよね」ということでタイトル戦は組まれず、代わりといっては何だがセミで世界の一流選手コバトフとの一騎打ちが組まれた。コバトフは防戦一方だったが、最後にSTFで一発逆転をかけてきた。

「あ・・・がっ・・・」
しかし白石、なんとか耐え切って振りほどき、直後のSTOでなぎ倒して3カウントを奪った。勝負タイム16分22秒。

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メインイベントはSPZ戦。
「欠場明けでアレなんですけど、仕事はしてきますよ」

負傷が完治していないジャスティスえちご、負傷箇所を入念にテーピングしてリングへ。

「これが本当に・・・最後の挑戦ですね。自分のレスリングを取りきりたいと思います」

挑戦者はSPZ最古参、フローラ小川。近年はぐだぐだファイトが目に付きいまさらなぜ女王挑戦なのかという声も上がったが、SPZも人材不足なので・・

―何、フローラさんは攻めやすい。蹴りつぶして勝つ。私はなんとしても白石に勝たないといけないんだ。

試合開始早々ドロップキック連打で圧倒する。負傷欠場明けとは思えない動き。そしてボディスラム、頭突きとフローラ小川を防戦一方に追いやり、

「つぶれろ」

なんと試合開始3分の時点でゴートゥベッド。これで動きの止まったフローラ小川へDDT、ダークレフト、そして2度目のDDT。怒涛の攻勢でフローラ小川を叩き潰して終了。勝負タイム17分46秒。王者が6度目の防衛に成功。

2010年4月15日 (木)

第907回 42年目12月 ウルトラタッグリーグ(3)

第7戦は仙台大会。リーグ戦も後2戦

Jえちご○、近藤(6点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 13.56)ジュディ、Dリナ×(4点)

この日はJえちごの打撃が冴えわたり、外人組みをうまく蹴散らして3勝目をゲット。

コバトフ○、ローレル(10点、ジャーマンSH 13.05)ドッペル×、ウォーレス(0点)

コバトフ組、危なげなく1敗を守った。

J永原○、M石川(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 16.42)Dカオス、グレース×(8点)

カオス組まさかの2敗目。カオスが相手をしとめ切れず、格落ちのグレースにタッチしたとたんに相手チームが猛チャージをかけてきて・・・

白石○、F小川(10点、STOからの片エビ固め 13.34)中村、八島×(2点)

白石組も手堅い試合運びで1敗を守った。先発F小川のクローザー白石がズバリ機能している。この結果優勝の行方は最終戦さいたま大会メインの直接対決に結果にゆだねられる事になった・・・

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最終戦さいたま大会。

J永原○、M石川(10点、タイガーSH 13.21)ジュディ、Dリナ×(4点)

ジャンヌ永原のスープレックス攻勢が猛威。ダイナマイトリナをあっさり沈めた。

Jえちご○、近藤(8点、ジャーマンSH 11.55)中村×、八島(2点)

えちご組、有終の美。8点でリーグ戦を終えた。しかし優勝争いに絡むことができなかったので、えちごは不満そうな表情。

Dカオス○、グレース(10点、ダークスターハンマーからの片エビ固め 11.39)ドッペル、ウォーレス×(0点)

ダークスターカオスが快勝。二流外人チームを問題にせず振り切った。

コバトフ○、ローレル(12点、ドラゴンスリーパー 17.39)白石、F小川×(10点)

白石なぎさが馬力を生かして攻め込んで行くも、外人組みは抜群のタッチワークで的を絞らせない。最後は4人が入り乱れるベタな展開となったが。フローラ小川とコバトフが1対1の局面。まずフローラ小川がコバトフをドラゴンスリーパーに捕らえたが、

「アブナイ」

ローレルが蹴りを入れてカット。これが入ったのか、フローラ小川の動きが止まってしまった。それを見逃すコバトフではなかった。
「ウフフフ・・・」
コバトフ、ドラゴンスリーパーのお返し。カットに入るべき白石はローレルに捕まっている。懸命にもがくが抜けられないフローラ小川、無念のタップ・・・

この結果優勝チームはコバトフ、ローレル組となり、賞金120万円が贈られた。準優勝は10点で3チームが並んだ、カオス組、白石組、J永原組となり、副賞のももかんが分配された。

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年末のプロレス大賞、MVPはジャスティスえちご、新人賞はオーガ朝比奈が受賞。シングルのベストバウトはなんとダークスターカオス対フローラ小川のEWA戦が選ばれた。タッグのベストバウトはタッグリーグ最終戦の白石なぎさ・フローラ小川対コバトフ、ローレル組の試合が選ばれた。

2010年4月14日 (水)

水曜日の日記

こんばんわ。

メロンブックスでラブプラスの18禁同人誌を衝動買いしてしまったkonnoです。

チャンピオンカーニバルは鈴木みのる選手が2連覇。

過去には馬場さん、ハンセンしか達成していない偉業です。

そして三冠王者浜亮太選手を「相撲から来たブタ」などと言って、三冠取りを宣言。

武藤選手の欠場中は鈴木選手、船木選手を軸に話が進むのかと感じました。

2010年4月13日 (火)

第906回 42年目12月ウルトラタッグリーグ(2)

42年目12月 ウルトラタッグリーグ戦

第4戦は九州ドーム大会。

ジュディ○、Dリナ(4点、パワースラムからの片エビ固め 13.17)中村×、八島(2点)

ジュディ組が2勝目。DOGSを手堅くさばいた。

J永原○、N石川(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 13.04)ドッペル、ウォーレス×(0点)

本隊チームも初日を出した。ジャンヌ永原、格下には強い。見事なシャイニングウィザードを繰り出して勝利を引き寄せた。

コバトフ、ローレル○(4点、ハイキックからの片エビ固め 11.50)Dカオス、グレース×(4点)

最強外人対決は分断作戦を成功させたコバトフ組みに凱歌が上がった。

白石、F小川(6点、合体パワーボムからのエビ固め 27.56)Jえちご×、近藤(2点)

前月のタッグ選手権の再戦。フローラ小川が相手チームの攻勢を受けて、白石が反撃するという明確な役割分担。

しかしえちごもSPZ王者の意地。白石の力攻めを懸命に受ける。STOで大ダメージを受けても起き上がる。

「フローラさん・・・」
ならばと合体攻撃に活路を見出した王者組。合体パワーボム2連発でえちごを沈黙させた・・・これで破竹の3連勝、単独トップに躍り出た。

「なんちゅうんだろ、サンマと大根おろしのようなタッグチームですからね」

吉田龍子、迷解説。

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第5戦はなにわパワフルドーム大会。

J永原○、M石川(4点、タイガーSH 13.43)中村、八島×(2点)

ジャンヌ永原の必殺タイガースープレックスが火を噴いた。これで大ベテランの八島さんは沈んでしまった・・・

「・・・・アレをまともに食らったら返せんよ。首筋だけで受け身とらにゃならんから」

Jえちご○、近藤(4点、パワーボムからのエビ固め 12.26)ドッペル×、ウォーレス(0点)

えちご組が2勝2敗の五分に戻した。中堅外人チームを手堅くしとめた。

「私があんなネタ外人チームに負けるわけがない」

えちごサンのビッグマウスも戻ってきた。

コバトフ、ローレル○(6点、ストレッチプラム 12.53)ジュディ、Dリナ×(4点)

ローレルが実にいい動き。最後はダイナマイトリナとの1対1の状況下、すばやくストレッチプラムを決めて勝利。

Dカオス○、グレース(6点、ダークスターハンマーからの体固め 15分くらい)白石、F小川×(6点)

これで早くも全勝がいなくなった。ダークスターカオスの力攻めにフローラ小川、こっぱみじん・・・

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第6戦広島大会。リーグ戦も後半に入った。

J永原、M石川○(6点、パワーボムからのエビ固め 18.27)Jえちご×、近藤(4点)

前タッグ王者のえちご組、まさかの3敗目。久しぶりに存在感を見せたミネルヴァ石川、渾身のパワーボムでSPZ王者のえちごから3カウントを奪う金星。

このシリーズ、ジャスティスえちごは、自分が決めなければという意識が強すぎるのか、出ずっぱりで結局捕まる悪いパターン・・・

「あー、クソーッ!!」

賞金獲得が絶望的になったえちごは叫んでしまった。

Dカオス○、グレース(8点、ジャーマンSH,13.26)ジュディ×、Dリナ(4点)

カオス組が1敗を守った。ダークスターカオスがさすがの存在感を見せた。

コバトフ○、ローレル(8点、STF 11.31)中村、八島×(2点)

「うあああああっ!!ギブアップ・・・・」

コバトフのSTFが決まってしまい、八島さんはたまらずギブアップ・・・

白石○、F小川(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 10.53)ドッペル、ウォーレス×(0点)

タッグ王者チームも1敗を守った。これでコバトフ組、カオス組、白石組が1敗で並ぶ展開。(続きます)

2010年4月12日 (月)

第905回 42年目12月 ウルトラタッグリーグ(1)

42年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ。出場チームは以下の8チーム。

白石なぎさ&フローラ小川(現SPZタッグ王者)

ジャンヌ永原&ミネルヴァ石川(SPZ正規軍)

ジャスティスえちご&近藤真琴(前SPZタッグ王者)

八島静香&中村真帆(現あばしりタッグ王者)

ダークスターカオス&グレース・ハン(WWCA代表)

ジュディ・コーディ&ダイナマイトリナ(WWCA代表)

コバトフ&ローレル(EWA代表)

ドッペル・ベルク&ウォーレス・ベルク(EWA代表)

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2戦目のどさんこドーム大会からリーグ戦が開始。

中村○、八島(2点、ラリアットからの片エビ固め、15分くらい)ドッペル×、ウォーレス

あばしり王者チームがタッグリーグ戦のオープニングに登場。大ベテランの八島が流れを作って、きっちり中村にスイッチ。そして最後は中村が力まかせのラリアットでドッペルを沈めた。

Dカオス○、グレース(2点、裏投げからの片エビ固め 18.27)Jえちご×、近藤

ダークスターカオス絶好調。えちごの打撃をものともせず、近藤を子ども扱い。最後は近藤が戦線離脱し、孤立したえちごを叩きのめして終了・・・

「飲まなきゃ、やってられませんよ」

えちごサンは自棄気味のコメント。

コバトフ○、ローレル(2点、STF 12.50)J永原、M石川×

どさんこドームのセミはコバトフ組が勝利。きっちり分断を成功させて、ミネルヴァ石川をSTFで仕留めた。

「今年は取り立てて強いチームがナイ。従ッテ賞金をゲットできる確率は高イ」

白石○、F小川(2点、裏投げからの片エビ固め 16.31)ジュディ、Dリナ×

フローラ小川がやられ役。ジュディのボディスラム連発をこらえるシーンで沸いた。適度に受けてから破壊神・白石にスイッチ。あとはスタミナの切れたDリナを料理するだけだった・・・

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第3戦は名古屋しゃちほこ大会。

ジュディ○、Dリナ(2点、ラリアットからの片エビ固め 14.01)ドッペル、ウォーレス×(0点)

ジュディ組が初日。姉妹タッグを熱戦の末下した。

Dカオス○、グレース(4点、ジャーマンSH、10.19)中村×八島(2点)

カオス組2連勝。あばしり王者チームを問題にせずカオスさんが退治した。

「フフフフフ・・・」

Jえちご、近藤○(2点、ギロチンドロップからの片エビ固め 15.28)コバトフ×、ローレル(2点)

連係攻撃を多用する作戦がズバリ的中したえちご組。ダブルインパクトでローレルを戦線離脱させて残ったコバトフに集中砲火。ダブルパワーボムで眠らせて最後は近藤がギロチンで元SPZ王者のコバトフから3カウントを奪った。

白石○、F小川(4点、裏投げからの片エビ固め 16.29)J永原、M石川(0点)

フローラ小川のぐだぐだっぷりはもはや名人の域。M石川のパワーボム、J永原のジャーマンを受けてから白石にスイッチ。そして白石が問答無用に追い込む。この対比がすごい。

42年目のウルトラタッグリーグ戦、リーグ戦2戦を消化してチームワニとカオス組が2連勝スタート(続きます)

2010年4月11日 (日)

第904回 続々・死闘60分

42年目11月

SPZ本隊の主力選手にして創業者の娘、フローラ小川そしてNARATAが凱旋帰国した白石なぎさと3人組ユニットを結成。

ユニット名が「チームワニ。」

3人おそろいでワニ革のリストバンドをつけている。だからチームワニ。

(会社としては、もうJえちごと白石の対立構造で売っていくしかないと考えて、どことなくゆったりとしたファイトの白石のタッグ試合をピリッと引き締める意味でフローラ小川と組ませたらしい)

アハハハハハ

場内ファンは失笑。初戦の青森大会。なんと白石なぎさが体長50cmほどの小型のワニをリングに上げるパフォーマンス。なんてやつだ。

「おいで・・・マティルダ」

「・・・・なんじゃ、こりゃああ」

これで対戦相手のえちご組は度肝を抜かれてしまい、最後は八島さんが捕まって16分40秒、フォール負け。これ以降マティルダは全戦参加とは行かないものの、ビッグマッチ限定で白石なぎさのお供の小動物となってしまった・・・

***************************

そして第5戦宇都宮大会。売り出し中の白石なぎさがSPZタッグ王座に挑戦。パートナーは最古参のフローラ小川(SPZ34期)。

初防衛戦から強敵を当てられたジャスティスえちご&近藤真琴組。

「近藤。しんどいぞ。今回の相手。フローラさんを潰さないと勝ち目はないぞ」

しかしフローラ小川の立てた作戦は試合の大部分を白石にまかせるというものであった。試合の前半はほぼ出ずっぱり。20分過ぎにようやくフローラ小川が出てきたところでえちごが勝負をかけてきた。

「つかまえるぞ!」
しかしフローラ小川もグラウンドで反撃し、深追いしないでスッと白石にタッチ。

「くうっ」
ジャスティスえちご、ゴートゥベッドを叩き込んだが白石なぎさ、平然として起き上がる。

しかしここで近藤真琴がSPZハンマーで絶妙のフォロー。白石なぎさをたじろがす。しかし・・・

「死んじゃえ・・・」

物騒な死の宣告とともに2度目のスプラッシュマウンテン。

  ・・・はうっ!・・・

これでジャスティスえちごがタッグながら3カウントを喫してしまった。勝負タイム30分50秒、王座移動。

「作戦通りにいきました。」

フローラ小川が終盤うまく立ち回ってタッグ王座を巻いた。若い白石なぎさをうまくリード。

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第7戦幕張。メインではあばしりタッグ戦。王者フローラ小川、NARATAに対するは八島静香、中村真帆の悪役コンビDOGS。この試合はフローラ小川が捕まってしまう。中村さんのパワー攻勢に派手に飛ばされるぐだぐだッぷり。合体パイルを食らって場外に逃げる様はとても元SPZチャンプとは思えない。

「もう、諦めろ」

ラリアットはカウント2で返したフローラ小川だったが、これで動けなくなった。八島さんのぶちかましを食らって3カウント。勝負タイム54分5秒の熱戦だったが・・

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そして最終戦横スペ、メインは3ヶ月連続でジャスティスえちごVS白石なぎさのSPZ戦。9月10月と2ヶ月連続60分ドローに終わった試合の決着戦。

「こ、今回こそゴートゥーベッドで沈めてやるっ」

重さ、パワーなら白石なのだがジャスティスえちごには団体エースとしての気迫がある。

―なんとしても、ベルトを守って年を越す!

ジャスティスえちご、得意のゴートゥベッドを叩き込むが、白石なぎさ、一発では倒れずむくっと起き上がってくる。しかしこれで白石なぎさの動きに精彩がなくなり、またも試合はこう着状態に。そのまま60分ドローとなった。これで王者が5度目の防衛に成功。3連続引き分け防衛というのは団体始まって以来の事か。

「何度も時間切れはいかんよ。映画や小説でいうクライマックスがない」

解説の吉田役員がぼそりと。

2010年4月10日 (土)

第903回 続・死闘60分

42年目10月

「ビッグパワーシリーズ」開幕。

日本海側の都市を回っていくシリーズ。日本人選手は正規軍、えちご派、白石なぎさプラス誰か(一匹狼という設定なので特定のパートナーはいない)

シリーズ第4戦神戸大会で前月さいたまドームでドローに終ったSPZ選手権の再戦が組まれた。

東都で組むと3ヶ月連続でメインカードが同じになるのでさすがに団体サイドが配慮した。王者ジャスティスえちごに対するは挑戦者白石なぎさ。

「直近の対戦成績は白石の1勝2分け、チャンピオンの名に賭けて、ジャスティスえちご、ここは勝って防衛しなくてはなりません」

実況の伊藤アナが真剣な口調。

しかしジャスティスえちごも吹っ切れていた。

―出たとこ勝負で行くほかない。ゴートゥベッドをあいつが倒れるまでたたっ込むだけだ。
しかし試合が始まるや白石が怪力を生かして押し気味に試合を進める。組み合ったらそれだけで劣勢に追い込まれる。

「ぬおあーーーーー」
ジャスティスえちご、気合いの表情でボディスラムで投げきる。しかし白石も

「た」

同じボディスラムで投げ返す。そのあとはチョップの打ち合い。白石は重さ、えちごは鋭さがある。打ち勝ったのが白石で、ひるんだ所を組み付いてまたボディスラム。

「このっ!!」

なかなかペースがつかめずじれたジャスティスえちご、場外へ逃げるが、場外でもタックルを食らって鉄柵に背中を強打。

―くそ、どうすれば・・・
背中の痛みに耐えつつなお攻勢を耐えるえちご、結局この試合もお互いに決め手を欠いて60分ドローとなった。

「白石選手はまだ勝負どころでのラッシュのかけ方に難がありますね。弱ってるんだから大技をどばどば行かなきゃ倒せませんよ。そしてえちごも相手のパワーを警戒しすぎですね。フルタイムは立派かもしれませんけど見ていてあまり面白みがない試合です」

吉田役員が辛口の解説。

ともかくこれでえちごが4度目の防衛を果たした。

「ぜ、全然納得いきません。来月もう一回やりますっ」

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シリーズ第6戦金沢大会メインでものすごいカード。

ダークスターカオス対白石なぎさ。ノンタイトル戦だが凄いカード。

さすがに一昨日60分やってやや疲れているのか、白石の動きがいまひとつ。そしてダークスターカオスはパワーには絶対の自信を持っている。

なにしろ9冠王で自称ゴッドなのだから。そして試合運びではカオス様が何枚も上。力勝負では消耗が激しいと見るや遠距離からネックブリーカーを連発するというクレバーな戦い方。そして白石がひるんだ所を必殺のダークスターハンマー。これで白石の動きが止まった。
「ぬん」
ダークスターカオス、勝負どころと見てネックブリーカー、裏投げと大技を畳み掛ける。しかし白石も2.8で返してスプラッシュマウンテン。

これには会場どよめき。あのカオスを担ぎ上げて叩き落すのだからすごいパワーだ。

「死んじゃえ」
物騒な言葉を吐いてパイルドライバー、これでカオスの動きが止まった。

「は」

そこへ白石が裏投げ、これでカオスから3カウントを奪ってしまった。現役のSPZ所属選手でカオスに勝った事のあるのはえちご、F小川に続いて3人目である。勝負タイム24分9秒。

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最終戦は新日本ドーム大会。今回はタッグマッチ主体のマッチメイク。

メインはSPZタッグ戦、王者ダークスターカオス、イザベラスミスに対する、タッグ王座初挑戦のジャスティスえちご、近藤真琴組。

しかし近藤が前半捕まってしまい、カオスのパワーボムを食らって泡吹いて失神という醜態。これでJえちごが孤立。

ローンバトルを強いられる。えちごがゴートゥベッドをカオスに叩き込んで懸命に流れを引き寄せようとする。これでカオスが疲れたのかイザベラにスイッチ。

「いまだ潰せーーーーー」

まずえちご、自らがイザベラにゴートゥベッドを叩き込んでグロッキーに追い込み、ようやく蘇生した近藤真琴を呼び込んで合体パワーボム。

その後フォールを近藤にさせて自らはコーナーに座り込むカオスを蹴って場外に落とす。
一度目は2.8で返したイザベラだったが、

「もう一度いくぞッ!!!」
もう一度合体パワーボム。
ワン、トゥ、スリー!!

これで3カウントが入った。ジャスティスえちご・近藤真琴組がSPZタッグを戴冠した。

2010年4月 9日 (金)

第902回 42年目9月 60分死闘

42年目9月

「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

四国地方各県を回ってから岡山に上陸するシリーズ。

第5戦岡山大会メインはSPZタッグ戦、王者フローラ小川、ジャンヌ永原に挑むのは前王者チーム、ダークスターカオス&イザベラスミス組。

「フフフフフフ」

3ヶ月ぶり来日のダークスターカオス様、凶暴度にますます磨きがかかっておりフローラ小川を軽々とリフトアップするなど絶好調。フローラ小川のやられっぷりも大概なのだが、それでもイザベラが出てくるやダブルラリアット、掌底で追い込むあたりが試合巧者。しかしイザベラも自分の役割はよく分かっていて、ひとしきりファイトしたらカオス様につなぐ。こうなると王者チームは厳しい。

「関節の悲鳴を聞きなさい!」

フローラ小川、STFで勝負をかけるもここはイザベラがカット。しかしこれで弱ったカオス様、イザベラにタッチ。そのまま一進一退の攻防が続いたが

「ヌン」
カオス様のパワーボム。しかしJ永原も2でクリアしてノーザンで反撃していい流れでF小川にタッチ。しかしここでフローラ小川が捕まってしまい、

「フフフフフ」

カオス様のジャーマンに3カウントを喫した。勝負タイム57分17秒、またもSPZタッグ王座が流出。

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SPZ世界タッグ戦(60分1本勝負)

○ダークスターカオス、イザベラスミス(ジャーマンSH,57.17)フローラ小川×、ジャンヌ永原

カオス組が新王者となる

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第7戦新潟大会ではあばしりタッグ戦が組まれた。

王者フローラ小川、NARATAに挑むのは久々来日のドッペル・ベルク、ウォーレス・ベルク組。EWAではそこそこの実力派タッグチームなのでいい勝負が期待されたが、フローラ小川がスイスイとファイト。シャイニングウィザードやめったに見せないノーザンを繰り出して外人チームを追い込んでゆく。

「NARATAさん!」

最後は古典的だが強力な連携技、ダブルパイルドライバーでドッペルを仕留め、2度目の防衛に成功。勝負タイム19分31秒。

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あばしりタッグ戦(60分1本勝負)

○フローラ小川、NARATA(合体パイルドライバーからの片エビ固め)ドッペル・ベルク×、ウォーレス・ベルク

王者組が防衛に成功

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そして最終戦、さいたまドーム大会。

第1試合は新人同士の対決、オーガ朝比奈VS辻香澄。体格やパワーに勝るオーガ朝比奈が自信を持って攻め込み、

「うりゃああああ」

最後は強烈な頭突きで辻を流血に追い込み、ドロップキックでトドメ。勝負タイム9分58秒。

第2試合はミシェール桜井VSグレース・ハン。

すっかり万年前座となったミシェール桜井だが、この日はドーム会場であることを意識してオーバーアクションを交えたファイト。掌底の殴り合いでも一歩も引かない。場内は盛り上がった。しかし最後はグレースが本領発揮して、裏拳で弱らせたところをスクラップバスター。これで3カウントが入った。勝負タイム15分44秒。

休憩前第3試合は八島静香&中村真帆の凶暴コンビDOGS登場。

対戦相手はNARATA&ラズベリー組。

「オラアアアア」

八島さんの重厚な攻めがラズベリーをたじろがす。いくらラズベリーの動きがすばやくても、八島さんの耐久範囲内では意味がない。徐々に2人が追い込まれていって、
「なめんなぁっ!」

八島さんの代名詞、タックル。これで弱ったNARATA,フラフラの状態。ラズベリーもスタミナ切れを起こしたそこへあまり疲れていない中村がリングインし

「もう終わりだ」

掌底、そして八島さんを招きいれて合体パワーボム。しかしNARATAも2.9で返してラズベリーにつなぐ。熱戦に終止符を打ったのは中村のラリアット。これでようやくラズベリーを仕留めた。勝負タイム27分37秒。

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休憩後、実力派外人コバトフが登場、ジュディコーディと強豪外人同士の対戦。コバトフが地力の違いを見せて、11分6秒、ジャーマンで終了。

セミ前は近藤真琴対イザベラ・スミス。Sクラで6点を取るなど進境著しい近藤がSPZタッグ王者のイザベラにどう立ち向かうかが見ものだったが、前半はよく攻めた近藤がスタミナ切れを起こしたところをイザベラがラッシュをかけて、

最後はえぐいバックドロップで近藤をフォールして終了。勝負タイム13分8秒。

セミファイナルは豪華6人タッグ。フローラ小川、ジャンヌ永原、ミネルヴァ石川対ダークスターカオス&ドッペル&ウォーレス。

しかしこの試合はダークスターカオスが大暴れ。フローラ小川をダークスターハンマーで戦闘不能に追いやり、残る二人もちぎっては投げの大立ち回り。最後はジャンヌ永原にもダークスターハンマーを叩き込んで3カウント奪取。勝負タイム20分27秒。

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そしてメインイベントSPZ戦、王者ジャスティスえちごに挑むのは先月のSクラ覇者、白石なぎさ。

場内ハイテンション。ジャスティスえちごは先月から缶ビールのCMに出演し、だいぶ知名度が上がったので大きな声援が送られた。

Sクラ本割りでは時間切れ引き分け、優勝決定戦では白石が勝っており、挑戦者がやや有利と見られていた。

―ベルトどうこうより、同じ相手に3回やって一度も勝てないわけには行かないんだ!!

ジャスティスえちご、渾身の力でボディスラム。

「ん・・・・・」

この流れに嫌気が差した白石、場外へエスケープ。

 「逃がさん!!」

追撃するえちご、しかしここで白石が強烈なタックルで反撃。ガシャンと鉄柵に激突するえちご。どうしても流れをつかめない・・・

「たっ」

30分過ぎ、白石のスクラップバスターでえちごが腰を強打。動きが止まった。そこを突いて白石はボディスラムを連発。不屈の闘志で起き上がるえちごだが、どうしても手数を返すに至らない。チョップもどこか力ない。

「クソーーーッ」

ならばと伝家の宝刀ゴートゥベッドで突破口を開こうとするが、それまでにダメージの蓄積のない白石も受けきって、起き上がってスクラップバスターで反撃。

―絶対アイツは足に来る、それまで耐えるんだ!!

50分過ぎ、ようやく白石の動きが落ちてきて、えちごもノーザンやステップキックで盛り返してきたが、あまりにも反撃が遅く、一気に攻めきれない。そのまま両者決め手を欠き、60分時間切れドローとなった。

ドワアアアアア!!

ーゼェッ、ゼェッ・・・・ゼェッ・・・・・

精根尽きて大の字のえちご、あれ終わりなの?と怪訝な表情の白石。王者が3度目の防衛に成功したものの後味が悪い・・・

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SPZ世界選手権試合 60分1本勝負

ジャスティスえちご(時間切れ引き分け)白石なぎさ

第118代王者が3度目の防衛に成功

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「ファンの皆さんに申し訳ない」

ジャスティスえちご、防衛に成功したものの敗者のように控え室でうなだれた。

2010年4月 8日 (木)

レスラーのCMその2 ジャスティスえちご

(ジャスティスえちご(20) CM出演)

タッタッタッタッタッタッタッタッ

 トレーニングウェア姿で夜の住宅街をけっこうなスピードで走るジャスティスえちご。

タッタッタッタッタッタッタッタッ

 ひたすら夜の住宅街を走る絵が続く。

バタン。

 ランニングを終え、帰宅してドアを開けるえちご。真っ先に冷蔵庫へ向かい、扉を開けて取り出すのはビールの350ml缶。

ぶしゅっ

ぐび・・ぐび・・ぐび・・・っ

缶ビールを一気に飲み干すえちご。

「ふぅ・・・・・」

安堵のため息をつくえちご、(このしぐさがちょっと色っぽい)

飲まなきゃ、やってられない。

KANAZAWA DRAFT BEER

 お酒は20歳になってから。

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ありのままのジャスティスえちごの姿でCMが撮影されたので、けっこう好評だったらしい。

2010年4月 7日 (水)

春の本場所はチャンカン

このブログは火曜日に1週間ぶんををまとめて投稿している。

私はものすごく忙しいので。

◆プロ野球開幕。

やはり巨人の反則打線が・・・・・ヤクルトが調子いい。青木、ガイエルの調子がよさそう。

横浜ベイスターズは早くも投手崩壊の予感が。打線が去年よりグレードアップしているので取れる試合は多くなると思われますが・・・

◆お花見

靖国神社で桜を見てきました。

生ビール500円、おでん500円、いか焼き400円。桜を見て酒が飲める幸せよ。

◆チャンピオンカーニバル(全日本プロレス)

鈴木みのる、船木、浜亮太、河野、諏訪魔、小島、ケア・・・誰が優勝してもおかしくない。

しばらくはこのような誰がトップなのか判然としない状態が続くか。

2010年4月 6日 (火)

第901回 42年目8月SPZクライマックス(下)

第42回SPZクライマックス

第7戦は仙台大会。リーグ戦も佳境。

J永原(6点、ジャンピングニーからの片エビ固め 16.59)M石川(2点)

ジャンヌ永原、連日の大苦戦。この日もM石川の力押しにタジタジ。2発目のパワーボムをウラカンラナで切返して反撃開始、ジャーマン、タイガーSH,ジャーマンの怒涛のスープレックス攻勢でM石川を戦闘不能に追い込み、最後はニーアタックで終了。なんたる劇場っぷり。

F小川(8点、ムーンサルトプレスからの体固め 11.19)近藤(6点)

勝った方がシード権のこの一戦。しかし試合運びならF小川が一枚も二枚も上。近藤の打撃を軽くあしらって、最後は今シリーズ初めてムーンサルトで舞った。

後輩が台頭してくる中、」なんとかシード権を守ったフローラ小川、笑顔でコメント。

「勝てました。明日の横浜は精一杯やります」

白石(11点、ボディスラムからの片エビ固め14.32)中村(4点)

予選会では白石が勝っているカードの再戦。例によってゆったりとしているが力強いファイトの白石、パイルドライバーで相手を弱らせてボディスラム連打で勝利。

Jえちご(11点、DDTからの片エビ固め10.20)ラズベリー(0点)

はっきり言って勝負は見えていた。ラズベリー、それでも10分もったのだから健闘したというべきか・・・

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最終戦、横スペ大会。

M石川(4点、ラリアットからの片エビ固め 15.53)中村(4点)

35期生同士の対戦はミネルヴァ石川が制した。ふたりとも4点に終わり、翌年は予選会スタートとなる・・・

J永原(8点、ジャーマンSH 12.39)ラズベリー(0点)

勝てばシード権を守れるジャンヌ永原、対戦相手のラズベリーのすばしっこさに戸惑ったものの、最後は問答無用のジャーマンで勝利。これでシード権を守った。

白石(13点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 6.01)近藤(6点)

横スペセミファイナル。決定をも考えたのか、白石が序盤からムリヤリスプラッシュマウンテンを放つなど急いた攻め。しかし頭から落とされると近藤はまったくダメ。パイルドライバーで弱らせての2発目のスプラッシュマウンテンで近藤失神。ざわつく中無言で引き揚げる白石。

勝負タイム6分1秒は今大会最短の勝負タイム。試合後も動けない近藤は担架で運ばれた・・・

Jえちご(13点、ノーザンライトSH 9.45)F小川(8点)

「フローラさんに付き合ってられない。さくっと終らせて決定戦だ」

彼女得意のグランドに持ち込まれてダメージを負うと決定戦に差し支える。

ジャスティスえちごも急いているのか試合開始早々ゴートゥベッド。場内は大盛り上がり。これで動きが鈍ったフローラ小川、お約束のぐだぐだムーブ突入。タイガードライバー、DDT、ノーザンと大技波状攻撃を食らって、2度目のノーザンで終了。

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15分のインターバルを置いた後、優勝決定戦。本割では時間切れ引き分けに終ったので決着戦。

「はっ」

ジャスティスえちご、いきなりドロップキック3連発。なりふりかまわず白石を切り崩す戦法に出た。

―いままでの経験、技術、全て使って勝つ!!

ヘッドバット、そしてボディスラム。白石の顔に少しいやな表情。見逃すえちごではない。チョップの雨あられ、そしてドロップキック。攻めて攻めて攻めまくって突破口を開く作戦にでた。グラウンドでも攻勢に出てスリーパーで攻める。しかし白石もタックルでお返し。そして、

「力を・・・・出す」

白石なぎさが15分過ぎに仕掛けた。パイルドライバー、スクラップバスター、そしてパイルドライバー。力のこもった大技攻勢。

「このっ!!」

えちごもSPZ王者の意地、ゴートゥベッド、そしてミサイルキック。ここで両者ダウン。先に起き上がるのはどっちだ!

「ん・・・・」

白石が先に起き上がり、えちごに組み付いて、3度目のパイルドライバー。
「ぐうわっ・・・」

ジャスティスえちご、この後のフォールを返せなかった。

「31分39秒、パイルドライバーからの片エビ固めで白石なぎさの勝ち」

ええええええええええええええええええええええええええ!!

白石なぎさ17歳、「Sクラ初参戦で優勝」という離れ業をやってのけた。これでSPZトップ戦線は風雲急を告げる様相になってきた・・・

2010年4月 5日 (月)

第900回 42年目8月SPZクライマックス(中)

第42回SPZクライマックス(続き)

第4戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

M石川(2点、タイガードライバーからのエビ固め 25.29)ラズベリー(0点)

馬力ならM石川、すばしっこさならラズベリー。お互いの持ち味が良く出た試合となったが、最後は攻めつかれて動きが落ちたラズベリー、そこへM石川渾身のパワーボム。しかしラズベリー、手をロープに伸ばした。

ドドドドドド

ラズベリー、けんめいにダイビングプレスで反撃するも2度目を自爆。M石川がすかさずタイガードライバーで初日を出した。なにげに25分の激闘。これはラズベリーのベストバウトか。

近藤(6点、SPZハンマーからの片エビ固め 15分くらい)中村(0点)

試合開始早々からパワー全開で攻め込む中村、ならばと近藤もSPZハンマーを叩き込むが、中村は涼しい顔して殴り返す。

―き、効いていない?

やせ我慢も見抜けないようでは一流のプロとはいえまい。近藤、ステップキックを雨あられと打ってゆくがバタバタした印象は否めない。最後はお互いフラフラ状態の中、なんとか2発目のSPZハンマーを入れた近藤が苦しみながら3連勝。

「苦しかったですけど・・・何とか勝てました」

白石(6点、パイルドライバーからの片エビ固め 15.31)F小川(2点)

元SPZ王者対台風の目。これも楽しみな一戦。白石が力任せに攻め込んでゆくがフローラ小川も早い段階でSTFを繰り出す。しかし白石なぎさ、あっさりと振りほどいてしまった。
これには場内どよめき。なんちゅうバカ力だ。

これで攻め手のなくなったフローラ小川、あとはお決まりのズルズルコース。反撃をたまに見せるも単発。10分過ぎに2度目のSTFを見せたがやはり力で脱出されてしまう。狼狽するフローラ小川、母親譲りの必殺技をいともあっさり2度も抜けられてはどうにもならず、白石なぎさのパイルドライバー連発に散った・・・

「うん・・・・勝った・・・」

台風の目、白石なぎさ3連勝。J永原F小川を倒したのだからすごい・・・

えちご(6点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 19.38)J永原(2点)

優勝のためにもう負けられないJ永原、積極的に攻めてジャーマン、ノーザンで投げてゆくが、受けきったえちご、逆にノーザンで投げ返して会場のどよめきを誘う。

「これでどうだっ!!」

最後は伝家の宝刀ゴートゥベッド。ジャスティスえちごも横綱プロレスで3連勝。

「明日は白石さんね。馬力だけじゃ勝てないことを思い知らせてやりますよ」

**********************

第5戦は博多・九州ドーム大会。

中村(2点 ラリアットからの片エビ固め12.01)ラズベリー(0点)

中村がようやく初日を出した。豪快なラリアットでラズベリーを粉砕。ラズベリーは4連敗で予選会行きがほぼ確定・・・

J永原(4点、ジャーマンSH,10.46)近藤(6点)

近藤真琴、上位相手にはまだまだ通じず、J永原のスープレックス攻勢に敗退・・・

連勝は3でストップした。

「今日勝てばシード権だったんですけど・・・まあ次がんばります」

F小川(4点、切返しからの体固め 19.51)M石川(2点)

2敗を喫し、優勝争いからは脱落したフローラ小川、この日はM石川との古参対決。

M石川のラリアットに苦しむ場面もあったが、バックドロップ、シャイニングウィザードで手数を返す。最後はM石川がバックドロップを狙ったところをうまーく上から押しつぶして3カウント。このあたりの巧さはさすが。

「ハァハァ・・・・Sクラで、ひとつ勝つのは大変なことです・・・」

Jえちご(7点、時間切れ引き分け)白石(7点)

全勝対決。勝った方が優勝に限りなく近づくといっていいだろう(えちごの最終戦の相手はグダグダのあの人なので)

―蹴りつぶして、優勝する!!

しかし白石なぎさの馬力の前に苦戦。あたったレスラーの多くが口をそろえて「足に根っこが生えているようで疲れる」というのも頷ける、

―絶対向こうはバテル。こっちはかいくぐってきた修羅場が違うんだ!!

えちご、そう考えて向こうのガス欠を待ちつつ応戦していったが・・・

「はっ」

白石のちからまかせのパイルドライバーを食らって動きが止まってしまう。

「クソーッ」

ジャスティスえちご、それでも王者の意地で頭突き、ドロップキックで反撃、そのまま両者譲らず時間切れドローとなった。

ええええええええええええええええ!!どよめく場内。

「これは・・・横スペで決定戦になりますかね。そうなったら潰しに行きますよ」

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第6戦は若鯉球場大会。

中村(4点、ラリアットからの片エビ固め 15.42)J永原(4点)

波乱が起こった、ジャンヌ永原が格下の中村にラリアットで不覚。スパーンときれいに入ってしまったのでそのあとのフォールを返せなかった・・・

「あっちゃー・・・・・」

ジャンヌ永原、痛い敗戦。シード権確保のためにはもう負けられない。

白石(9点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 26.05)M石川(2点)

前日の激闘の後遺症か、白石の動きがいまひとつ。ミネルヴァ石川がタックル、ラリアットなどで押すシーンも。しかしここで白石が切り札をこのシリーズはじめて切った。

「・・・・えい」

スプラッシュマウンテンで粘るミネルヴァ石川を振り切った。勝負タイム26分の激戦を制した。

F小川(6点、STF,13.05)ラズベリー(0点)

「うわああああああああ、もうダメーーーーーー」

場内に響く絶叫。フローラ小川のSTFにラズベリー悶絶。

場内のファンは苦笑した。ラズベリーさんは痛がりである。

Jえちご(9点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 9.47)近藤(6点)

師弟対決。デビュー2年目ながら不屈の闘志と鋭い打撃でここまで3勝を挙げている近藤だが、SPZ王者のジャスティスえちごには手も足も出ずゴートゥベッドで終了。

第42回SPZクライマックス。トップは9点でジャスティスえちごと白石なぎさ。優勝争いはこの2人に絞られたか。(続きます)

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本日でこのプレイ日記も連載900回を数えました。ご訪問いただいている方は本当にありがとうございます。これからも時間と能力の許す限りがんばりたいと思います。k.konno

2010年4月 4日 (日)

第899回 42年目8月 SPZクライマックス(上)

42年目8月
恒例のSPZクライマックス。

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(23)

7年連続7度目の出場 。
「作戦通りに行けば勝算はあります。」

■「悪魔の左手」ジャスティスえちご(20)

5年連続5度目の出場 
「全員眠らせて、今年こそ優勝します。」

■「四色のスープレックス」 ジャンヌ永原(19)

2年連続2度目の出場 
「全員ジャーマンで眠らせます!」

以下は予選会勝ちあがり組。

■「うなる豪腕」ミネルヴァ石川(22) 

6年連続6度目の出場  A組1位通過
「頑張りますーーー」

■「恐怖の殺戮天使」白石なぎさ(17)

初出場 B組1位通過
「ん・・・・頑張る」

■「SPZハンマー」近藤真琴(16)

初出場 A組2位通過
「Sクラに出られて嬉しいです。全力で行きます!」

■「みんなのアイドル」ザ・ラズベリー(21)

初出場 B組2位通過
「す、すごい顔ぶれなんですけど・・・思い切ってやります!」

■「ナチュラルパワー」中村真帆(22)

5年連続5度目の出場 プレーオフ枠
「全力で戦うぞっ」

2戦目のどさんこドーム大会から地獄のリーグ戦がスタート。

近藤(2点、SPZハンマーからの片エビ固め 11.04)ラズベリー

入社2年目でSクラ初参戦の近藤真琴、試合前から入れ込んでいた。花道奥で入念にシャドウボクシングなんぞしている。

オープニングマッチは打撃を的確にヒットさせた近藤真琴が優位に立ち、最後はSPZハンマーでラズベリーを昇天させた。

「まだまだこれからですよ!」

白石(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 17.16)J永原

実質団体ナンバーツーのジャンヌ永原と台風の目、白石なぎさが初戦で激突。

―なんて力なの・・・・

白石なぎさの腕力の強さに驚くジャンヌ永原。海外遠征で着実にパワーアップしている。単純なボディスラム一発でも力がこもっているので痛い。

―このままじゃあ、流れを持っていかれる・・・

危機感を感じたJ永原、早くもジャーマン。しかし白石なぎさもきっちり2で返す。
―消耗戦ってわけね。こっちも修羅場はくぐってきてるんだから・・・

そう考えて白石に向かっていったJ永原だったが、

「死んじゃえ」

パイルドライバー炸裂。

「うわあああっ」

これで頭を強打したJ永原、そこへシャイニングウィザードが入った。不恰好だがヒザが顔面に入っているのでものすごく痛い。これで3カウントが入った。

えええええええええええええええええええ!!

いきなりの波乱に場内どよめき。

F小川(2点、背面トペからの体固め 23.06)中村

古参同士の戦い。フローラ小川23歳VS中村真帆22歳。しかしフローラ小川の動きがあまりよくない。この日も中村の力任せのファイトに押し込まれるシーンが目立つ。

「えいっ」

それでもローリングソバットの連打でペースをつかむと飛び技に活路を見出し、ミサイルキックを放つ。このあたりの組み立てのうまさはさすが。ドーム会場で格下相手なので寝技をあまり出さずにファイト。最後は中村が突進してきたところを背面トペでうまく上から押しつぶすSPZ伝統ムーブでタイミングよく3カウント奪取。勝負タイム23分6秒の熱戦を制した。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・やはり、大きい会場ですから、グラウンドよりは立ち技のほうがいいかなって・・・」

Jえちご(2点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 10.30)M石川

「今年このメンツで私が優勝できなかったらおかしいでしょう」
その言葉通り、どさんこドーム大会メインではジャスティスえちごが圧倒してM石川を下した。

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第3戦はなにわパワフルドーム大会。

近藤(4点、ステップキックからの片エビ固め 20.44)M石川(0点)

予選会ではミネルヴァ石川が勝っているカードの再戦。雪辱に燃える近藤がエルボーやステップキックをがつがつ打ち込んで優位に立つ。

「んー、勝気な性格ですね。あとは攻め続けられるスタミナがあるかどうかですね」

吉田役員が冷静な分析。10分が経過して攻め疲れが見えた近藤、そこを逃さずM石川ラリアット。

―これ以上は受けたくない。

そう考えたのか近藤がSPZハンマー、ステップキックで勝負に出るが、M石川も2年目の選手に負けてたまるかと返す。

「倒れろおおおっ!!」

近藤真琴、落ち着いてステップキックをヒットさせ、崩れ落ちたM石川をカバー。2勝目を上げた。

白石(4点、ボディスラムからの片エビ固め 10.09)ラズベリー(0点)

予選会では白石が勝っているカードの再戦。「なんであの前座要員のラズベリーがSクラに出られたのか」「すごいマグレ」「いやSPZも全体のレベルが落ちた」

そう噂されるなかリングに上がったラズベリーだったが、この日はほとんどいいところなく白石に押し込まれ、最後はボディスラムで派手に叩きつけられて動けなくなった・・・

J永原(2点、ジャーマンSH、22.55)F小川(2点)

昨日白石に敗れて黒星スタートのジャンヌ永原、今日負けると優勝はほぼ絶望なので気合のこもったファイト。タッグパートナー相手だが容赦しない。フローラ小川も寝かそう寝かそうとしてくるが、ジャンヌ永原もこの人への対処法はよく分かっていて、

「どせーい!」

ラリアット2連発でなぎ倒し、フローラ小川の動きを止める。そしてノーザン。そしてまたラリアット。こう立て続けに攻め込まれるとフローラ小川は苦しい。

それでも終盤意地を見せたフローラ小川、ストレッチプラム、ドラゴンスリーパーでギブアップを迫るが、なんとか耐え切ったJ永原、

「うりゃああああ」
代名詞のジャーマン。これでフローラ小川の意識を闇に落とした・・・

Jえちご(4点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 13.03)中村(0点)

中村の馬力に手を焼いたえちごだったが、最後はゴートゥベッドを決めて中村を倒して2連勝。

「このくらいの選手なら勝って当たり前です。今年はこのメンツで私が優勝しなかったら(以下略)」

第42回SPZクライマックス。リーグ戦2戦を消化して、ジャスティスえちご、近藤真琴、白石なぎさが2連勝スタート(続きます)

2010年4月 3日 (土)

プロレス技全集01 首固め

プロレスが他の格闘技と決定的に違うのが、技の多様さです。

観客がいて、技の受け、やることとやられることの攻防。

これがファンを魅了するのであります。

ということで、不定期的に私の好きなプロレス技を書いていきたいと思います。

(べ、別に本編の進行が思うように行ってないから、その穴埋めで書いてるわけじゃないんだからねっ)

第1回は首固め

新聞表記や専門誌の表記では首固めですが、正式にはスモールパッケージホールドとよぶらしいです。

首と片足を持ってそのままごろーんと回転し相手を丸め込み、あわよくばそのまま3カウントを取ろうという丸め込み技です。

そこそこキャリアのあるレスラーなら、もがいて返すことは可能なのですが、大技の攻防が続き試合終盤でお互い疲れた段階でこの技をかけると、虚を突かれて3カウントが入りフィニッシュになってしまうケースもたまにあります。

80年代の全日本系で活躍していたレスラーはたいていこの技が使え、外人がパワーに任せて攻め込みいい気になっているところへ、首固めで反撃して逆転を狙うということがよくありました。

ハイスパートプロレスが主流になった現在のプロレスではこの技を好んで使う選手はほとんどいません。渕正信選手(全日本プロレス)くらいでしょう。

この技の魅力は、負けたほうが傷つかないことであります。壮絶な大技で相手にダメージを与えて動けなくしてから3カウントを奪うのではなく、一瞬の隙を突いて丸め込むので、やられたほうは「まだやれるのに負けてしまった」ということになります。このような負け方ならやられたほうも傷つかない。叩きのめされたわけではないので。

馬場さんがこの技でハンセンを丸め込んだこともあります。また最強タッグの公式戦でも繰り出して(アンドレと組んでの三沢・川田戦)川田を丸め込んだこともあります。選手として峠を越えていた馬場さんがバリバリの相手を下すには丸め込みがいいという馬場さんなりの配慮だったと思われます。

あの全日本プロレス20周年大会のセミで行われた記念試合(馬場ハンセンドリー対鶴田アンドレゴディ)も、最後は鶴田とドリーが首固めの応酬で、鶴田がドリーを丸め込んで試合をクローズして大団円。誰かが叩きのめされて終わる結末を避けたかったのでしょう。

最近はこういう味のある技が少なくなりました。

WASでもスモールPホールドとして存在しますが、この技を実装してもこの技で決まるケースは少ない傾向です。ある程度ダメージを負った終盤でその他カードを引けば見られるとは思いますが、なかなか3カウントには至りません。

2010年4月 2日 (金)

創業者死去を書いて

レッスルエンジェルスサバイバーは99年までプレイが可能な仕様になっているらしいです。

しかしながら、このリプレイ開始時に創業者の今野社長は34歳でしたので、

いつかは第一線から退かせなければ、そして死なせなきゃあならんなということは

薄々感じていました。

でもって、創業40年をひとつの目安に考えていました。

死に方は5月のさわやかな風の吹く午後、こんなふうに逝けたらいいなということで

考えました。

病院などでは死にたくない。自然の中で逝きたいとは常々思っています。

終焉の地は上高地を選びました。

(私のお気に入りの風景のひとつです。)

SPZはけっきょくのところ創業者の今野さんの意思が強く入り込んだ

「今野商店」でしたから、このあと、団体のテイストがどう変わっていくのか。

適当に書いてまいりたいと考えております。

分裂とか路線変更とか、実際のプロレス団体でも頻繁にあるような

ことを書いてみたいです。

しかし、最近は本業の仕事が忙しく、なかなかPS2の電源を入れることが

難しい状況が続いています。

どこまでできるかわかりませんが、適当に書いてゆきたいと

考えております。

2010年4月2日、k.konno

2010年4月 1日 (木)

今日は4月1日です。

(本編とは関係のない書き下ろし)

横浜のお嬢様プロレス団体、SPZは旗揚げ10年目を迎え、そこそこ人気のあるレスラーを多数擁する団体となった。

本拠地の横スペ大会、セミファイナルでとんでもないカードが組まれた。

渡辺智美(金網デスマッチ)吉田龍子

ふたりはSPZ5期、片や順調に出世街道をひた走ってきた幹部候補生。片や順調に前座要員となりつつある渡辺智美。同期であっさりSPZチャンプになってしまった吉田龍子を元々渡辺は快く思っていなかった。両者が地方の6人タッグマッチであたったとき、渡辺智美が吉田に顔面を蹴られたのに激怒して遺恨が表面化。

「あいつだけは許さない」

それ以来テロリストとして吉田龍子の試合に乱入しては無効試合を繰り返し、団体の評価をガタ落ちさせる暴挙に出た渡辺智美。メインやセミが試合不成立となり金返せコールが起こったことも一度や二度ではなかった。

困り果てた井上霧子取締役は両者の金網デスマッチでのKOまたはギブアップのみの完全決着戦を提案。ふつうにやれば吉田龍子の圧倒的有利だが・・・・

「ふん、金網の中に一人で入ってきた勇気は褒めてやるよ」

 「・・・もう団体がどうなろうが関係ない。あんたをプロレス界から抹殺するわ」

午後8時22分、運命のゴング。

「シネこら!」

早々に攻勢に出た吉田龍子、グーパンチ、チョップの連打。さすがSPZ王者だけあって一発一発の打撃が重い。

「ひぎ・・・っ・・・」

そしてラリアット。渡辺智美の身体が一回転。

そして、

「おりゃああああ」

プラズマサンダーボム。これは凄い攻撃だ。

「おいコラ、渡辺」

半失神状態の渡辺の首根っこを掴んで吉田が言い放つ。

 「・・・・・・・・・・・・・」

「いまここで土下座して詫び入れれば命だけは助けてやらんでもないぞ。さあどうする?」

ざわ・・・ざわ・・・・

どよめく館内。

「い、命あってのものだねだ、渡辺、降参したほうがいいぞーー」

渡辺智美ファンクラブの面々からは不安げな声援が。 

「さあどうする、渡辺!」

 「バカいわないでよ」

ばしゃっ!

渡辺はリングコスチュームに隠し持っていた白いパウダーを吉田龍子の顔面にぶちまけた。

「あぎゃぁーーーっ」

のた打ち回る吉田龍子。

「ちょっと渡辺さん、凶器の使用は禁止って・・・」

井上レフェリーが止めに入ったが

「あんたうるさいよ」

渡辺智美、井上レフェリーに蹴りを入れて、倒し、金網脱出用の鍵を奪った。

「な、何をしやがった身体がしびれて動けねえ」

吉田龍子、パウダー攻撃でダウンしたまま動けない。

「フフフフ、三流レスラーだと思って甘く見たわね。この白い粉は羽山さんに頼んで作ってもらった特注品よ。やばい成分がいろいろ入っているらしいわ」

そして渡辺智美、出口を開けるやリング下に隠しておいた鉄パイプを取り出して、

「氏ネーーーー吉田ーーーーー」

ごす!ごす!ごす!ごす!

鉄パイプで吉田龍子をめった打ち。舞う血しぶき。

吉田龍子はピクリとも動かなくなった。

「社長、カウント頼むわ」

本部席に座っていた今野社長にダウンカウントを数えるよう強要する渡辺智美。

「・・・わかった。ワン、トゥ・・・スリ・・・・フォー・・・」

しかし吉田龍子、カウント9で起き上がった。

「な、なぜ!まだ動けないはずなのに!!」

 「あたしを常人と一緒にしてもらっては困る。本気を見せてやるよ。

ぬおおおー かっーーーー」

吉田龍子は気合いを発すると、血まみれの状態で渡辺智美に近づき、

「てめーはあたしを怒らせた。その報いをうけてもらうぞ」

組み付いて垂直落下式ブレーンバスター。アイドルレスラーを頭から落とした。

「ひぎゃあーーーー」

ピクピクと痙攣する渡辺。吉田龍子、上に乗ってマウントパンチ。

「このままあんたを撲殺してやるっ」

どよめく場内。

しかし渡辺智美も下からーーー

「うげっ」

隠し持っていた栓抜きで吉田龍子の喉を突いた。これはモロに入った。喉を押さえてもがき苦しむ吉田龍子。

「・・・・これでおしまいよ」

渡辺智美、リング下にあらかじめ用意していたポリタンクを取り出し、怪しげな液体をマットにふりまく。じゃばじゃばじゃば。

「わ、渡辺さん、それはまずいよ、消防法違反・・・」

 「うるさい」

止めに入った今野社長も殴り倒す渡辺。そして隠し持っていたライターに手をかけて、言い放つ

「吉田龍子さん。私もアイドルレスラー。こんな野蛮な試合をこれ以上やりたくないのよ。いまここで土下座して謝れば命だけは助けてあげるけど、どうする?」

 「・・・・このアホウがっ・・・・今日氏ぬのはてめえだっ・・・・」

「あっそう」

渡辺智美、ライターに着火するやそれをリングに投げ入れ、本当に火をつけた。

ゴオオオオオオ

マットに引火。

「ほんじゃあね」

渡辺智美、外から金網の鍵をかけたあと、そのまま花道を走って逃げ出した。

「あ、の、ヤロウ・・・・」

烈火の中に立ちすくむ吉田龍子。早いとこ脱出しないと焼死は免れない。

「うぁちちちち・・・・」

吉田龍子。最初は金網を殴って開けようとしたが時間がかかるなと判断し、金網をよじ登り始めた。なんとか高さ4メートルの金網を乗り越えることに成功したが、その頃リングの大部分は炎に包まれていた。

「うわあああ、逃げろーーーー」

逃げまどう観客。火災警報器が鳴り響き、設置されたスプリンクラーが作動して放水。

ううー じゃんじゃん ううー

消防車も駆けつけ、あたりは大パニックになった。

当然SPZはこの一週間後、倒産した。

渡辺智美の行方は、誰も知らない。

(今日は4月1日です。)

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