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2010年6月30日 (水)

仕事場が新宿に移りました

いや別に転職したわけではなく、

勤務先の地獄オフィスが西新宿のビル街に移ってしまいました。

夢なら、はよう覚めて・・・といいたいところだが。

これでWAS没頭中の進行はますます困難になった。

■おいしい新宿グルメ

第1回目は新宿駅東口そばの喫茶店「ベルク」

コーヒーとビールとソーセージが美味く、小売業向けの雑誌

「商業界」で取り上げられていたので行ってみたらうまー。

ベルクドッグ304えん(いわゆるホットドッグですが質的に断然違う)

焼きソーセージ&クラウト(ゆでたソーセージでも美味いのに、焼いたらもう♪。付け合せのザワークラウト《キャベツ酢漬け》もいい味出してます

ポークアスピック(クリーミーな豚のゼリー)

キッパーへリング(ニシンのオイル漬け、付け合せの人参ピクルスが美味)

ただの喫茶店ではない。夕方はいつ行っても満席の盛況。

2010年6月29日 (火)

第952回 44年目8月SPZクライマックス(下)

第44回SPZクライマックス(続き)

第7戦は仙台大会。
近藤(9点、SPZハンマーからの片エビ固め 10.28)M桜井(4点)

近藤真琴4勝目。対するミシェール桜井は4敗目を喫しシード権奪取が厳しくなった・・・

Jえちご(11点、ゴートゥベッドからの片エビ固め 9.43)中村(2点)

ジャスティスえちご危なげなく勝利。これで最終戦横浜での直接対決に望みをつないだ。

J永原(6点、ジャーマンSH 15分くらい)NARATA(4点)

ジャンヌ永原3勝目。得意のジャーマンでNARATAに競り勝った。

白石(12点、STOからの片エビ固め 8.05)F小川(0点)

仙台大会メインは白石の完勝。フローラ小川も相手のバックドロップを潰してからSTFを繰り出すなど見せ場は作ったがあっさり振りほどかれてしまった。この結果優勝の行方は最終戦の頂上決戦にゆだねられることになった・・

************************

そして最終戦、横スペ大会、

M桜井(6点、延髄斬りからの片エビ固め 14.56)NARATA(4点)

大空中戦を制したのはミシェール桜井。強烈な延髄斬りでNARATAを沈めた。

近藤(11点、上段蹴りからの片エビ固め 13.43)F小川(0点)

結局フローラ小川は全敗でリーグ戦を終えた。内容もよくない。落日のイメージを決定付けてしまった。

J永原(8点、ジャーマンSH 12.23)中村(2点)

ジャンヌ永原が伝家の宝刀ジャーマンで8点目を挙げ、シード権奪還を決めた。

白石(14点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 15.33)Jえちご(11点)

勝ったほうが優勝だが、えちごは近藤と引き分けているので、時間切れにもちこんでも白石の優勝となる。従って攻めるしかなかったえちご、打撃を繰り出すが白石のカウンター掌底でダウン。どうにも旗色がよくないままずるずると。
「えっと・・・」
パイルドライバーで頭を打ってしまったJえちご。続くスプラッシュマウンテンに力尽きた・・・
これで白石なぎさ堂々の3連覇。賞金100万円を手に入れた。

準優勝はジャスティスえちごと近藤真琴の2人。

2010年6月28日 (月)

第951回 44年目8月SPZクライマックス(中)

第4戦は九州ドーム大会。
M桜井(4点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 7.53)F小川

精彩を欠くファイトが続くフローラ小川。この日はM桜井の躍動感あふれる攻めにタジタジ。最後はフランケンシュタイナー2連発に散った。

NARATA(2点、ジャンピングニーからの片エビ固め 18.40)中村(2点)

中村のブルファイトに手こずったNARATAだったが、農鳥で突破口を開き、ジャンピングニーを打ち込んでトドメ。これで初日を出した。

Jえちご(5点、ミサイルキックからの片エビ固め 26.35)J永原(2点)

一進一退の攻防が長いこと続いたが、J永原が疲れだした頃あいを見計らっての不意打ちダークレフト。これで決定的ダメージを負ったJ永原。フィニッシュはミサイルキックだった・・

白石(6点、STOからの片エビ固め 8.20)近藤(3点)

「そんな・・・」
進境著しい近藤でも白石に歯が立たず。早めに仕掛けた白石。開始5分の段階でスプラッシュマウンテンをもらって動きが止まった近藤、そのまま大技の波状攻撃で轟沈。

*************************

第5戦はなにわパワフルドーム大会。

NARATA(4点、ダイビングプレスからの体固め13.20)F小川(0点)

フローラ小川、出口の見えないトンネルが続く。この日もNARATAに主導権を握られっぱなし。ダイブ攻撃を自爆させて流れを変えようとするが、NARATAのパワースラムに悶絶し、
「決める」
ダイビングプレスに散った。これで4連敗。予選会行きが決定的になった。

近藤(5点、ローリングソバットからの片エビ固め 14.27)中村(2点)

近藤真琴2勝目。中村の力攻めを受けきってから反撃開始。最後はローリングソバットで中村をなぎ倒し3カウント奪取。

Jえちご(7点、DDTからの片エビ固め 13.41)M桜井(4点)

ジャスティスえちご、手堅く闘って3勝目。格下のM桜井を落ち着いてさばいた。

白石(8点、スプラッシュマウンテンからの片エビ固め 11.50)J永原(2点)

J永原でも白石特急を止められず。バックドロップ、スプラッシュマウンテンに力尽きた。
「つ、強い!」
場内ため息しかない。

*************************

第6戦は若鯉球場大会。

近藤(7点、上段蹴りからの片エビ固め 10.32)NARATA(4点)

近藤真琴3勝目。最後は鋭い上段蹴りで、NARATAの戦意を絶った。ひとまずシード権は守った。

J永原(4点 ジャンピングニーからの片エビ固め19.41)M桜井(4点)

ジャンヌ永原2勝目。一進一退の攻防を制した。これでシード権争いも苛烈になってきた・・・

Jえちご(9点、ステップキックからの片エビ固め 9.37)F小川(0点)

フローラ小川、サンドバッグ状態・・・

白石(10点、バックドロップからの片エビ固め 11.23)中村(2点)

白石なぎさ5連勝。中村の挑戦を落ち着いてさばいた。

第44回SPZクライマックス、白石なぎさが10点で単独トップ。ジャスティスえちごが9点で追う展開。(続きます)

2010年6月27日 (日)

第950回 44年目8月SPZクライマックス(上)

44年目8月

恒例のSPZクライマックス。

■「悪魔の左手」ジャスティスえちご(22)

7年連続7度目の出場 

「全員眠らせて、今年こそ優勝します。」

■「恐怖の殺戮天使」白石なぎさ(19)

3年連続3度目の出場 第42回・第43回大会優勝

「ん・・・・頑張る」

■「SPZハンマー」近藤真琴(18)

3年連続3度目の出場 B組2位通過

「今年は優勝目指して、全力で行きます!」

■「変幻自在」NARATA(年齢不詳)

2年連続2度目の出場「・・・・・・・・・」
以下は予選会勝ちあがり組。

■「四色のスープレックス」 ジャンヌ永原(21)

4年連続4度目の出場 A組1位通過
「全員ジャーマンで眠らせます!」

■「ナチュラルパワー」中村真帆(24)

7年連続7度目の出場 A組2位通過
「全力で戦うぞっ」

■「スーパースター」ミシェール桜井(20)

2年連続2度目の出場
B組1位通過
「華麗に戦って、結果を残すだけです」

■「ヒロインファイター二世」 フローラ小川(25)

9年連続9度目の出場 。
「たぶん、これが最後の出場になると思います。気を引き締めて、頑張ります」

2戦目のどさんこドーム大会からリーグ戦スタート。

中村(2点、掌底からの片エビ固め 13.45)F小川

動きに精彩を欠くフローラ小川。初戦、1期下の中村の力攻めにたじたじ。最後は掌底でスパンと殴られてあっさり3カウント。元SPZ王者の敗北に場内ため息。

「すみません、相手のペースにはまってしまいました」(フローラ小川)

近藤(2点、上段蹴りからの片エビ固め 15.35)J永原

「このリーグ戦をきっかけに。トップグループに割って入る」

積極的に殴る蹴るで攻めたのは近藤。とにかく手数を多くする戦法。得意の上段蹴りでジャンヌ永原をグロッキーに追い込む。しかしジャンヌ永原も近藤のハイキック狙いを3回も水面蹴りで切り返すなど防戦。しかしジャンヌ永原が2発目の上段蹴りを食らって昏倒。フラフラと起き上がったところをもう一発。これで試合は終わった。

Jえちご(2点、DDTからの片エビ固め 26.44)NARATA

3年連続準優勝のジャスティスえちご。トップグループに長く君臨しているのにSクラ制覇したことがない。この日はNARATAの技を適度に受けてからダークレフトで反撃開始。しかしNARATAも農鳥、フェイスクラッシャーを繰り出してえちごをあわてさせる。しかしえちごも隠し技、フライングニールキックで動きを止めてDDTでトドメ。手こずったものの、まずは白星発進。

白石(2点、掌底からの片エビ固め 12.28)M桜井

白石、磐石の横綱プロレス。ミシェール桜井をまったく問題にせず殴り倒した。

************************

第3戦、名古屋しゃちほこドーム大会。

M桜井(2点、ダイビングプレスからの片エビ固め 12.13)中村(2点)

「あなたには、華がありません・・・」
ミシェール桜井がコーナー最上段から飛んで3カウント奪取。初日を出した。

J永原(2点、ギロチンドロップからの片エビ固め 8.28 )F小川(0点)

フローラ小川、ただやられるだけ。ジャンヌ永原が完勝を収めた。会場ざわざわ。あんなのが数年前はSPZ女王だったとは・・・

「今日は、何もありません。すみませんでした」

Jえちご(3点、時間切れ引き分け)近藤(3点)

元タッグパートナー同士の一戦は打撃を警戒しすぎたのか、お互いけん制の打撃を繰り出し、なかなか隙を見せない息詰まる?展開。ほんでもってそのまま30分経過。

「くっ・・・勝てなかった・・・」(試合後の近藤)

「やりづらかった・・・底知れぬものを持ってる選手なんで」(試合後のえちご)

白石(4点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 12.39)NARATA(0点)

白石さん完勝。まったくスキなし。これで唯一の2連勝。

第44回SPZクライマックス、リーグ戦2試合を終えて、白石なぎさが2連勝でトップに立った。(続きます)

2010年6月26日 (土)

第949.5回 Sクラ前夜

SPZクライマックスまであと1週間、

9年連続9度目の出場という記録を打ち立てたフローラ小川だが、顔色は冴えなかった。

「いまの私で、試合が成立するのかしら・・・・」

SPZクライマックスの出場には勇気がいる。

上位の選手とのシングルマッチ7連戦。

その中には白石のような化け物、近藤やえちごのようなハードヒッターもいる。

***************************

調整を切り上げたフローラ小川、行きつけの日本料理店、「よこ川」へ。

「こんばんわ。」

 「やあ、いらっしゃい」

横川マスターが出迎える。

「おまかせで・・・お願いします」

3人いる板前だが、残る2人が忙しそうだったので、横川マスターが自らフローラ小川のために包丁を振るう。

「老体で作る料理も微妙だが、カンベンしてくれ」

まずはマグロのお造りがでてくるが、手先が定まらぬのか、切り口がスパッと切れていないので味も微妙。

「ほい、吸い物」

かつおと昆布だしが効いているが、具は手間をケチったのか、三つ葉だけ。淡白な味だ。

フローラ小川が黙々と料理を食べる。

「はい、煮物」

里芋と野菜の煮物だが、味付けが薄く、いまいちぱっとしない。

「最後は焼き物です。太刀魚と茄子の挟み焼き」

横川マスター得意の焼き物。醤油も効いていて、焼き加減も絶妙。

「・・・うん、おいしいです」

「わしも齢でなあ、全部の料理を全力では作れなくなったのよ。だから先の三品はあえて適当に作り、お客さんの舌が油断したところへ焼き物だけ本気を出して美味しいと感じさせる。料理人のごまかしのテクニックだ、ハハハハ」

・・・・そうか・・・・・

フローラ小川、そのあと締めのお茶漬けを食べて、「よこ川」を後にした

ーSTF、ワンチャンスにかける。もうそれしかやりようがない。

第44回SPZクライマックスがいよいよ幕を開ける。

2010年6月25日 (金)

第949回 白石なぎさ V12

44年目7月

サマースターナイツシリーズ最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はサンダー龍子対クラリッジ成瀬。

期待の新星サンダー龍子、地方興行ではセミやメインに抜擢されることも多いが、この日は第1試合で若手の壁、クラリッジ成瀬と対戦。サンダー龍子、新人らしく積極的にしかけてゆくが、

「・・・まだまだ甘いんよ」

ラリアットなどの技をひとしきり受けきったクラリッジ成瀬が、ストレッチプラム。これでサンダー龍子からギブアップを奪った。勝負タイム14分38秒。

第2試合はオーガ朝比奈対トラットリアマスク。

昨日あばしりタッグ王者となったトラットリアマスクだが、この日はO朝比奈のパワーに押し込まれ、最後は強烈な逆片エビでグイグイ絞り上げられてギブアップの言葉を吐いた。

第3試合は怖いおねえさんの八島静香&グリズリー山本が登場。

対するは期待の若手の真壁なつき&辻香澄。

八島がぶちかまし連発で真壁をあっさり屠って終了。勝負タイム8分42秒。
「ふん、出直しといで。」

その試合が終わると休憩。

休憩明けのシングルマッチは強豪外人対決。コバトフ対ダイナマイトリナ。コバトフがベテランの味を見せて試合をリードし、12分10秒、アキレス腱固めで勝利。

セミファイナルはSPZクライマックス出場者6人によるスペシャル6人タッグマッチ。

NARATA、フローラ小川、中村真帆対ジャンヌ永原、ミシェール桜井、近藤真琴。

このメンツなら永原組がどう考えても有利。フローラ小川がSTF,NARATAが農鳥を繰り出すなど大いに健闘したが、最後は中村が捕まってしまい、16分59秒、ミシェール桜井のダイビングプレスにフォール負け。

***************************

そしてメインイベントはSPZ戦。なかなか負けないSPZ王者白石なぎさに対するは、前王者のジャスティスえちご。

過去数回の対戦同様力押しの消耗戦となり、えちごもゴートゥベッドで白石をぐらつかせるものの後が続かない。けっきょく36分55秒、カウンター気味の掌底でえちごが崩れ落ちたところをそのまま押さえ込んだ白石が3カウント奪取。これで12度目の防衛に成功。

2010年6月24日 (木)

第948回 フローラ小川2連敗すれば即引退企画

44年目7月

「サマースターナイツシリーズ」開幕。

今月の埋める企画は

フローラ小川 2連敗したら引退タッグマッチ」

会社サイドが考え出した。あばしり王者のフローラ小川だが、今シリーズで組まれている世界タッグ戦とあばしりタッグ戦で2連敗すれば、8月のSクラを最後に引退決定・・・という企画。

「私は別にもう辞めてもいいのですが・・・・」(フローラ小川)

東北地方各地を転戦した後、第6戦宇都宮大会でSPZタッグ戦が組まれた。

王者ジャンヌ永原、ミシェール桜井に対するは前王者チーム、白石なぎさ&フローラ小川組。

―もう一回タイトル戦が組まれるとは思ってなかった。すっぱり辞めようと思っていたのに・・・

フローラ小川、コーナーでいつものようにクールな表情。試合は動けないフローラ小川をカバーすべく白石が前面に立って奮闘するが、フローラ小川が出てくるや流れが向こうに行ってしまう。ボディスラム一発で腰に衝撃が走ったのか、しかめっ面のフローラ小川。
「フローラさん」
白石が懸命のフォロー。ダブルドロップキック、サンドイッチラリアットと積極的に連係攻撃を仕掛けて、ミシェールをたじろがせる。

「んっと・・・」

そしてミシェールの動きが止まったのを見るや、白石なぎさ、得意のスプラッシュマウンテン。これ一発でミシェール桜井の戦意を断ち切り3カウントを奪取した。

勝負タイム21分50秒、王座移動。
「えっ・・・・」

顔見世程度のファイトでSPZタッグを奪還してしまったフローラ小川、一瞬驚いた表情を見せた。

ともかくこれで1勝を上げたので、フローラ小川の首はつながった。

************************

翌日千葉大会では久々開催のあばしりタッグ戦。王者フローラ小川、NARATA組に挑むのは強豪外人ダイナマイトリナ&謎の外人トラットリアマスク。

「トラットリアマスクって言う選手は・・・」

かいせつの中森社長が「世界プロレスラー選手名鑑」をめくるが見当たらない。どうやら正体はTWWA系の若手選手らしい。

「ああっ」

からだごとぶつかるダイナマイト・リナのタックルに派手にぶっ飛ぶフローラ小川。

二日連続のタイトル戦はやはり無理があったか。こうなるとNARATAが奮戦するほかないが、トラットリアマスクも頭突きで反撃。見かけによらずかなりの実力者のようだ。

「ウッ・・・・」

NARATAも徐々に疲れが見え、そこをダイナマイトリナに突かれタイガードライバーを食らってしまう。代わって出てきたフローラ小川もかつての動きは失われ、トラットリアマスクのミサイルキックをもらってしまう。

「決める」

NARATAの農鳥がトラットリアに決まるが、なんと2.9で返す。
「もらった!」
ダイナマイトリナ、ここでNARATAをとらえてダイナマイトスパイク、合体パイル、STOの波状攻撃。これでNARATAから3カウントを奪った。39分6秒、王座移動。

「ごめんなさい、NARATAさん・・・」
フローラ小川、最後は救出に入ることができなかった。

2010年6月23日 (水)

今週のスポーツニュースとかいろいろ

今週のスポーツニュース

■今週の全日本プロレス

 渕正信選手(56)が久々のシリーズフル参戦。本人のブログによると、長年使ってきた冷蔵庫や洗濯機が壊れかけていて買い替えなきゃならないらしい。身体を張って稼ぐ56歳、シリーズ初戦は若手の中之上選手を首固めでフォール勝ち。

■麺ジャラスK(川田利明選手のラーメン屋・世田谷)

 夜のみの営業(18時~24時くらい?)だが、有名レスラーのお店ということで行列ができているらしいが、ネット上の話では味はそれほどでもないらしい。

■サッカー

 日本代表・・・デンマーク戦で決まる。引き分けでもいいのだが、デンマークは死にもの狂いで攻めてくるだろうから、引き分け狙いは通用しないだろう。

 北朝鮮0-7ポルトガル

 帰国後大丈夫か、強制労働直行にならないか心配だ。あの国だから。それはともかくアジア枠削減はあると思います・・・

■野球

 中日岩瀬250セーブおめでとうございます。

 横浜ベイスターズは引き続き無間地獄をさまよっております。

■相撲

 相撲界、力士の間では賭博行為に関しては昔から寛容で
むしろ「勝負カンが養える」として推奨する親方もいたほどだった。
何しろ、大相撲は同じ相手と何回も対戦する。
(魁皇と千代大海は54回も対戦した)
幕内リーグは42名だが、番付によって15日間の対戦カードは
だいたい決まるので。
そうなると裏のかきあい。敵を知り、敵の相撲や自分の相撲を
ビデオが擦り切れるまで見て研究し、知略走らせ相手を出し抜くことが必要になってくる。

「きょうの相手は左四つ右上手という絶対の形を持っている。
 右上手を取られたらおしまいだから、立ち合い当たって
 もろ差しにいくか、でもあまり深く差すと腕を極められて
 小手なげを食らう、過去何人もあれで壊されてきたからそれはダメだ、

 しかし右上手を怖がって頭から低く当たってしまうと
 上からはたきこみを食らってしまう。ああ見えて引き技もうまいから。
 そうすると・・・相手の弱点はベテランで足腰に不安があるという
 ことだから、回しにこだわらず突っ張って前に出るほうがいいか、
 それとも立ち合い思いっきり当たって相手がひるんだ所を
 もろ差しでがぶり寄りするか、考えどころだ、うーん・・・」

賭博は頭を使います。
 「今日の横浜ベイスターズの先発は三浦だろう。でも最近三浦は
 ガタがきて巨人打線にあっさり捕まってしまうし、狭いハマスタなので
 ホームランをバカスカ打たれてしまうだろう。一方の巨人の先発は
 内海、最近安定しているし横浜打線はヘボだから3点以上は取れないに
 決まっている、いやしかし明日の夜は小雨でマウンドが軟らかくなるから
 投手のコントロールが乱れるかな。それを考慮しても2点差以上で
 巨人の勝ちだな」

このように頭を使うことは相撲と賭博は共通しているわけです。
勝負師であるお相撲さんがギャンブルで勝負カンを養うこと自体は
悪いことではない。
ただ、世の中的にコンプライアンス(法令順守)が一般企業では
うるさく言われるという変化に相撲協会ならびに力士たちは気づかなかった。
競馬やパチンコ、小額の仲間うちの賭け麻雀ならともかく、
結果において反社会的集団の資金源となる野球賭博に
少なくない額のお金をつぎ込むことは許されることではなくなってきました。

大関の年収は概算で3000万くらいですが、給与の元は
相撲ファン一人ひとりが支払ったチケット代であります。
一人の社会人として、稼いだお金の使い方、使った結果誰が儲かるのか
ということに思いが至らなかったか、残念でなりません。

なので処分としては、使った額に応じて、
ずぶずぶに野球賭博にはまっていた力士は2場所の出場停止、
数十万円程度野球賭博をやっていた力士は1場所の出場停止、
仲間うちの賭け麻雀賭けゴルフ賭け花札程度であれば厳重注意が相当と考えます。

今週はそんなところ。

2010年6月22日 (火)

第947回 予選会Bブロック残り1枠

44年目6月

第5戦岐阜大会。予選会Aブロック最後の2試合。

中村(4点、ラリアットからの片エビ固め 12.42)辻(0点)

「もう諦めろ」

中村の力任せのラリアットが辻の意識を飛ばす。ふらつく意識の中ブレーンバスターで反撃するなどせいいっぱいの抵抗を見せた辻だが、2発目のラリアットを食らって終了。これで中村も2勝目を挙げ、予選会通過をほぼ決めた。

J永原(6点、ジャーマンSH 8.33)O朝比奈(2点)

ジャンヌ永原快勝。昨日SPZタッグを奪取して気分上々、ジャーマン連発でオーガ朝比奈をしとめAブロック1位通過を決めた。2位通過は中村真帆。

*******************************

第6戦は静岡大会。

C成瀬(2点、脇固め 12.15)真壁

予選会初出場の真壁なつき。対戦相手はベテランのクラリッジ成瀬。腕攻めを見せながら真壁のスタミナ切れを待つ戦法のクラリッジ成瀬。老獪なファイトだ。しかし真壁も1年間SPZでもまれてきた成果を見せ、食らいついて行く。

―名人芸、見せたろかい。

突っ込んできた真壁を軽くいなして脇固め。

「うわあああああ」

これで関節が極まってしまった。たまらず真壁はギブアップ。

「今年は、Sクラ、ひょっとしたら出られるかもなぁ」

クラリッジ成瀬が笑みを浮かべる。

M桜井(2点、ラリアットからの片エビ固め 12.49)F小川

「・・・・・・・・・・・・・・」

元SPZ王者の貫禄のかけらもなくなったフローラ小川、

ミシェール桜井の攻めにサンドバッグ状態でまったくいいところがない。一昨日SPZタッグを奪われてしまった。得意のSTFを見せたが、力任せに振りほどかれた。
「Fin!」
ミシェール桜井のダイビングプレス、これは2.8で返したが、続くラリアットをまともに食らって3カウントを喫した。

「・・ううっ・・・」

試合後、かなりの時間をかけて起き上がり、一礼した後花道を引き揚げるフローラ小川。予選会突破に黄信号が点った・・・

***************************

第7戦山梨カイメッセ大会。

M桜井(4点、ダイビングプレスからの片エビ固め24.32)C成瀬(2点)

例によって腕攻めを軸にじっくりとしたファイトのC成瀬、躍動感あふれる攻めのミシェール桜井。意外にかみ合った攻防はミシェール桜井が得意のダイビングプレスで幕。24分32秒の熱戦を制した。

F小川(2点、ラ・マヒストラル 8.09)真壁(0点)

・・・この人に勝てば、私の評価も変わる。

真壁なつきはそう考えながら目の前の相手を見据えた。

目の前にいるのは傷ついた元女王。勝てるかもしれない。打撃をガスガス打ち込んでいったが、フローラ小川のスリーパーで流れが変わった。

「グホッ・・・ウァーーー」

苦しさに顔をゆがめながらも蹴りを出そうとする真壁、そこへ組み付いたフローラ小川、めったに見せないラ・マヒストラルで丸め込んだ!

ーしまっ・・・・

虚を突かれた真壁は無念の3カウントを聞いた。

「勝てました。でも次はこうはいかないでしょうね。ラ・マヒストラル・・・かなり前に道場で葛城さんと練習した技なんですけど、なんとか体が覚えていましたね」

ベテランの味を見せたフローラ小川が1勝1敗とし、本大会出場へ望みをつないだ。

*******************************

最終戦、さいたまドーム大会。

第1試合はオーガ朝比奈対ワイルドローズ4号。

Sクラ本大会に届かなかったくやしさを外人相手にぶつけたオーガ朝比奈、得意のパワーボムで勝利。上背があるので威力は充分。勝負タイム14分10秒。

「おっしゃああああ」

第2試合に早くもSPZ本隊エース・ジャンヌ永原登場。近藤真琴、辻香澄とトリオを組んで、八島中村G山本の怖いおねえさん軍団と対決。本隊エースの永原がよく動き、みごとなタイガースープレックスで中村から3カウントを奪った。

続く第3試合から予選会Bブロック最後の2試合。

M桜井(6点、ダイビングプレスからの体固め 8.56)真壁(0点)

ミシェール桜井が見事Bブロック1位通過。若手の真壁を寄せ付けず料理した。

「ふっ・・・たあいもない」

その試合が終わると休憩。

*****************************

F小川(4点、バックドロップからの片エビ固め 24.41)C成瀬(2点)

SPZクライマックスBブロック2位通過枠をめぐってベテラン2人が争うが、フローラ小川の動きがおかしい。ざわつく館内。やられてもやられても手数を返す本来の動きが見えない。

「うううっ・・・・」

グラウンドでもクラリッジ成瀬に腕をとられて苦悶の表情。あまりいいところがないまま10分経過。

―そろそろ・・・仕掛けないと・・・

フローラ小川、懸命に駆けてシャイニングウィザードを叩き込む。2発目でぐらついたクラリッジ成瀬。

フローラ小川、すかさずムーンサルトを狙ったがこれは成瀬良く見ていた、自爆。

「これなら」

フローラ小川、勝負どころと考えて2日連続のラ・マヒストラルまで見せたが、クラリッジ成瀬これも読んでいた。2.8でクリア

ドドドドドド

「これでっ」

フローラ小川、ここで切り札、母親直伝のSTF。

「うぐぐぐ・・・っ」

しかしクラリッジ成瀬もSクラ出場がかかっているので懸命にこらえてロープへ。このあたりでようやくC成瀬の息が乱れだした。

「えいっ」

フローラ小川、組み付いてバックに回り、バックドロップ。

バーンッ!

高さはないがスピードはある。クラリッジ成瀬、これで頭を打ってしまい、フォールを返せなかった。この結果、フローラ小川もSPZクライマックス本大会出場を決めた。

「勝てましたが・・・なんていうか、その・・・いっぱいいっぱいでした」

*************************

セミファイナルはジャスティスえちごが登場、パートナーは新人のサンダー龍子。外人組のダイナマイトリナ、マリアテレジア組を迎え撃つ。

しかしサンダー龍子は顔見世程度のファイト。試合の大部分はえちごが出ずっぱりで、最後は伝家の宝刀ゴートゥベッドでマリア・テレジアを仕留めた。勝負タイム14分27秒。

メインイベントはSPZ選手権。なにげに長期防衛ロード継続中の白石なぎさに対するはベテラン外人コバトフ。グラウンド技術が高いので要注意だ。しかし白石さん、いつも通りのおっとりとしたファイト。15分経過と同時にラッシュをかけた白石、シャイニングウィザード、掌底でコバトフの動きを止めると・・・

「んしょっ」

スプラッシュマウンテンでコバトフの意識を闇へ落とした。勝負タイム20分52秒。王者が11度目の防衛に成功。

2010年6月21日 (月)

第946回 フローラ小川 復帰戦

44年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会、ブロック分けは以下の通り。

(Aブロック)

ジャンヌ永原(前回本大会6点)

中村真帆(前回本大会3点)

オーガ朝比奈(SPZ42期)

辻香澄(SPZ42期)

(Bブロック)

フローラ小川(前回本大会4点)

ミシェール桜井(前回本大会2点)

クラリッジ成瀬(SPZ36期)

真壁なつき(SPZ43期)

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2戦目の和歌山大会から予選会スタート。第5戦まではAブロックのリーグ戦が行われる。

中村(2点、ラリアットからの片エビ固め 11.13)O朝比奈

予選会の初戦はキャリアに勝る中村が豪快なラリアットを決めて、オーガ朝比奈を退けた。同期のM石川が引退してもまだまだ元気。

J永原(2点、タイガーSH 10.10)辻

腐っても本隊エースのジャンヌ永原が予選会に出場。それでも辻クラスの相手なら楽勝楽勝。序盤は適当に辻の攻勢を受けていたが、10分経過のアナウンスを聞くや、タイガースープレックス一発で快勝。

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第3戦滋賀大会。この日の予選会は1試合のみ。

J永原(4点、ニーアタックからの片エビ固め 10.16)中村(2点)

中村のパワーに手を焼いたJ永原だが、ジャーマンで突破口を開き、あとは怒涛のスープレックス攻勢で中村が弱りきったところをニーアタックでトドメ。危なげなく2勝目を上げ、予選会通過をほぼ決めた。

第4戦三重サンシャインアリーナ大会。腰痛で欠場を続けていたフローラ小川の復帰戦も組まれた。

O朝比奈(2点、パワーボムからのエビ固め 10.44)辻(0点)

42期生同士の対戦は、パワーに勝るオーガ朝比奈が優位に立ち、パイルドライバー2連発で辻の意識をもうろうとさせる。辻もミサイルキックなど飛び技に活路を見い出し場内を沸かせるが、

「ぶっ殺してヤルゥゥゥ」

気合い十分のパワーボム。まともに食らった辻は動けず3カウントを聞いた・・・

そして三重大会メインはSPZタッグ戦、
「フローラさん、大丈夫・・・ですか?」

試合前の花道、白石が先輩に声をかける。

「大丈夫です、心配ありませんよ」

慢性化した腰痛をかばいながらのファイト、先シリーズを全休し、今シリーズは第4戦三重大会からの復帰。しかしブッツケ本番でSPZタッグ戦を行わなければならない。

対戦相手はSPZ本隊のジャンヌ永原&ミシェール桜井。

先発を買って出たフローラ小川だが、いきなりJ永原のタックル連発をもらってしまいマットに倒される。

「く・・・・」

受け身の感触を確かめながら起き上がるフローラ小川、今度は自ら走ってエルボーを一撃。そしてひとまず白石にタッチ。

―フローラさんは無理してる。私が矢面に立たないと・・・

そう考えた白石、自ら前面に立って力強いファイトを展開。ジャンヌ永原をブレンバスターで連続して叩きつける。

しかしミシェール桜井もうまくフォロー、ダイビングプレス、ミサイルキックで白石をたじろがせる。白石ここでF小川にタッチ。

「私が・・・しばらくやります」

しかしミシェールの勢いは止まらない。ミサイルキック、フランケンシュターナーでフローラ小川をマットに這わせるや、

「FIN!」

客席に見得を切ってからダイビングプレス。これでフローラ小川から3カウントを奪った。勝負タイム25分4秒、王座移動。王者組みは6度目の防衛に失敗。

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SPZ世界タッグ選手権試合(60分1本勝負)

ジャンヌ永原、ミシェール桜井○(25分4秒、ダイビングプレスからの片エビ固め)白石なぎさ、フローラ小川×

第110代王者が5度目の防衛に失敗、J永原組が第111代王者となる

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「ハァ、ハァ・・・っ。やはりもう・・・体がついていきませんね・・・」
フローラ小川25歳、しのび寄るものの足音が聞こえてきたか。

2010年6月20日 (日)

第945回 ミネルヴァ石川 ファイナルバトル

44年目5月

最終戦は本拠地横スペ大会。

「ミネルヴァ石川最終試合」の大看板が掲げられた。

第1試合は真壁なつきVSクラリッジ成瀬。

「はっ!」

超新星・サンダー龍子が入門し、若手選手にはいい刺戟になっているようで、真壁も積極的に攻めてクラリッジ成瀬を追い込んだが、

「ほな、そろそろ終わりに。」

ストレッチプラムでクラリッジ成瀬がベテランの貫禄を示した。

第2試合はタッグマッチ。

ミシェール桜井、辻香澄対ダイナマイトリナ、カトリーヌチャン。

やはりハッスルした入社3年目の辻香澄がフロントスープレックスでカトリーヌチャンを沈め、17分の熱戦を制した。

休憩前第3試合はNARATA対オーガ朝比奈のシングルマッチ。

―私も、そろそろ上に行く・・・っ

オーガ朝比奈が馬力を生かして突進していくが、NARATAのスピードは朝比奈にプロレスをさせなかった。パワースラムで動きを止めておいての農鳥。これは返したO朝比奈だったが、もう一度パワースラムを食らって万事休す。勝負タイム10分21秒。

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休憩明けは八島静香&グリズリー山本の怖いおねえさんコンビが登場。大暴れの末外人組(マリア・テレジア&ワイルドローズ4号)を下した。

そして次の試合セミ前がミネルヴァ石川最終試合。

対戦相手は新人のサンダー龍子。

「ああっ!!」

サンダー龍子、玉砕覚悟の攻めで序盤からラリアットを連発。さすがに3発目は見切られてラリアットを逆に食らってしまったが、

「うああああっ!」

力まかせのDDTでM石川の顔色が変わった。

ー余裕なんてない。やらなければやられる!

ガシイッ

ミネルヴァ石川の走りこんでのかち上げ式ラリアット。

「グがっ」

大きく吹っ飛ぶサンダー龍子。すかさずフロントスープレックス。

まだ受けが弱いサンダー龍子はこの一撃で動きがとまった。そして10分経過。

「最後のパワーボム!行きます!!」

涙をこらえながらミネルヴァ石川、サンダー龍子を高く抱え上げてパワーボム。そのままサンダー龍子の上にのしかかって全体重をかけて押さえ込む。

お手本のように力のこもった一発そして押さえ込み。これは返せるわけがない。3カウントが入った。

「10分56秒、10分56秒、パワーボムからのエビ固めでミネルヴァ石川の勝ち」

そのあと本隊の全選手がリングインし、ミネルヴァ石川を胴上げ。そのあと中森社長が金一封、新選手会長に就任したNARATAが記念品を手渡した。

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セミファイナル、近藤真琴対ジャンヌ永原。打撃を的確にヒットさせた近藤が優位に立ち。最後は

「はっ」

SPZハンマーでJ永原にフォール勝ち。勝負タイム24分38秒。この結果にどよめく横スペ。

メインはSPZ戦、3ヶ月連続の同一カード、白石なぎさ対ジャスティスえちご。

SPZの看板カード。

今回は早い段階からスプラッシュマウンテンを決めて優位に立った白石。しかしジャスティスえちごの粘りに手を焼き、ゴートゥベッドをもらってしまったが、

「たあっ」

重爆ドロップキックで戦意を奪い、掌底でぶん殴って、ようやく、えちごを沈めた。勝負タイム54分21秒。王者が10度目の防衛に成功。

「勝った、の・・・・」

さすがに白石さんも疲れ気味。

「ゼッ、ゼッ、ゼッ・・・」

粘りに粘ったものの敗れたジャスティスえちごはロングマッチに精根尽き果てた表情。セコンドのO朝比奈の肩につかまりながら引き上げた。

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メイン終了後、ミネルヴァ石川の引退式。

「皆さんのご声援でここまで頑張って来れました。ありがとうございましたーー!!」

トップ戦線に割り込むことこそできなかったが、佐久間のタッグパートナーとして活躍した名選手がリングを去った。引退後はSPZにコーチ兼寮長として残ることが決まっている。

ミネルヴァ石川

SPZ35期

2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。

2052年5月20日横浜スペシャルホール大会での対 サンダー龍子戦で引退。稼動月数110ヶ月、出場試合数(推定)792試合

タイトル歴
第94代、第96代、第99代SPZ世界タッグ王者(パートナーは佐久間理沙子)

2010年6月19日 (土)

第944回 近藤真琴、決起

44年目5月

シリーズ開始前の練習。フローラ小川がサンダー龍子とスパーリング。

「せっ」

サンダー龍子がフローラ小川に組み付き、力任せに持ち上げてそのまま強引にフロントスープレックス気味に投げつける。

「アッーーー」

ここでフローラ小川の腰に電気が走った。起き上がれない。

心配そうに駆け寄る若手選手、神田コーチ。

「うう・・・・」

手足をじたばた動かすフローラ小川だが、起き上がろうとすると腰に電気が走る。

「担架だ。病院行こう」

神田コーチが判断。

最古参のフローラ小川、もう腰はちょっと使うと爆発する状況になってきている・・・

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「あとは若い子に任せます。私がいなくてもみんな大丈夫ですよね?」

35期生のミネルヴァ石川が引退を表明。佐久間理沙子のパートナーとして存在感を発揮し、佐久間引退後は本隊の姉御格として活躍されていたが、体力的な限界を感じたようだ。

「この状態では・・・ちょっと試合は・・・」

34期生のフローラ小川の腰がまた爆発してしまい、戦線離脱を余儀なくされた。

「フフフフフ、SPZにはもう敵はイナイ」

ダークスターカオス様もSPZマットを去り、アメリカ本国での戦いに専念。

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5月シリーズ「バトルカデンツァ」初戦の佐賀大会、

メインはジャスティスえちご、近藤真琴対白石なぎさ、NARATAのタッグマッチ。

4人のタッグマッチなので真剣勝負、やられ役がいない。

白石とえちごのエース対決に場内は盛り上がった。そして近藤真琴も重い打撃を武器にこの戦いに割ってはいる。なんとこの試合、50分のロングマッチの末、えちご・近藤の合体攻撃をしのぎきった白石が

「は・・・・」

起死回生のスプラッシュマウンテンで近藤を沈めた。

「ウ・・・クソッ・・・・」

試合後、ダメージの深い近藤真琴。助け起こそうとするジャスティスえちご。

しかし近藤は自力で立ち上がるや、

えちごを突き飛ばして一人で帰ってしまった。

「えっ・・・おい、近藤っ・・・」

これは当然この後の伏線。

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第2戦長崎大会、

セミファイナルに近藤真琴&サンダー龍子組みのタッグが登場。試合は外人組の分断作戦にサンダー龍子がハマってやられてしまったものの、試合後に近藤がマイクアピール。

「SPZでトップに立つために、えちごさんとのコンビを解消します!」

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驚いた団体サイド(ということになっている)は第4戦鹿児島でえちご対近藤のシングルマッチを組んだ。

「・・・ったく、身の程知らずが。SPZのトップ張る重みを教えてやるよ」

険しい表情でガウンを脱ぐえちご。

試合は18分の熱戦の末、えちごがパワーボムで勝利。しかし近藤の決意は変わらなかった。

「私は絶対にSPZベルトを巻く。」

ジャスティスえちごは白石に勝てない。白石は例によって超マイペース。ジャンヌ永原はいまいち。SPZは次のスターを売り出し始めた。

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最終戦は本拠地横スペ大会。
「ミネルヴァ石川最終試合」

の大看板が掲げられた。

2010年6月18日 (金)

第943.1回 フローラ小川の限界

44年目4月下旬のある日

横浜戸塚の日本料理店「よこ川」、カウンター席

フローラ小川はジャスティスえちごと2人でビールを飲んでいた。

「ほい、太刀魚の木の芽焼き」

この店のマスター、横川紀行が焼物を出す。すっかり歳をとったが、焼き物に関する限り腕は落ちていない。

「ぷはー」

ジャスティスえちごはガブガブとビールを飲んでいたが、フローラ小川はうつむいたままだった。

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ーパパは子供の頃、良く歌を教えてくれた。

「ようし、じゃあ父さんが歌を歌ってやろう。私の10代持ち歌のひとつだ、心して聞け」

「あなた、電波系とか変なのはダメよ」

母さんが持ち帰った仕事か、ノートパソコンをたたきながら釘をさすけど。

「うん、これはもう日本の準国民歌だよ」

といって父さんは歌を歌ってくれた

♪あるー晴れた 昼下がり 市場へ続く道

 荷馬車が ごとごと 子牛を連れてゆくー

 かわいーい子牛ぃー 売られてゆうくうよー

 かーなしそうな ひとみで 見ているよう

 ドナドナ ドーナー ドォーナー、子牛をのうせえてー

 ドナドナ ドーナー ドォーナー 荷馬車がゆーれーるー

それは全然楽しくない歌だった。

「悲しい歌だけどね。人生こういう面もあるのよ」

父さんは難しいことを言った。

「で、その子牛はどこへ行ったの?」

 「うーん、そうだねえ・・・可能性として高いのは、うーん・・・

 牛丼になったんだよ」

「ぎゅう・・・どん?」

びし

母さんが父さんに背後からチョップした。

「あなた!とてつもない嘘を教えない!!」

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ーあれから十数年過ぎて、父さんの言ってたその意味がわかってきた。

「はぁ・・・・」

引退したくてもできないフローラ小川、ため息をついた。そして小声で歌いだした。

「ある 晴れた、昼下がり、市場へ、続く道ぃ・・・」

ジャスティスえちごは酔いつぶれて突っ伏している。

2010年6月17日 (木)

書きたいのは山々です。

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

いつもこのブログ「WAS没頭中」へお越しいただきましてありがとうございます。

本編が遅々として進まないのは忙しいからです。

5月は2日しか休めませんでした。

6月に入ってからも、完全オフは8日だけでした。わはは。

15日(火)も当初の予定では休みだったのですが、システムトラブルがありまして、

急遽召集となりました。

WAS没頭中本編は44年目4月で940回くらいまで進行していますが、

書き溜めた在庫が5年半分しかなくなってきました。

(まだ5年あるじゃないかということもいえますが)

PS2の電源をたまに入れても、やるのはバイオハザード4.(ストレスが多いので)

このブログの破たんのときは近づいてきています。

いや、別のコンテンツで埋めればいいんですけどそうするとプロレスブログではなくなってしまうので。

あとは本編と関係のない外伝で埋めるという手もありますが。

案としては

(1)引退した選手が料理人として第二の人生を歩む。

  フローラ小川あたりにやらせてみたいと思っています。

 「よこ川」も後継者がいないようなので。

(2)スピンオフ作品

 奈良田忍者養成所の大活劇。元REKIとNARATAが政治家のボディガードとして暴れ回るお話を書いてみたいとも思っています。

(3)エロいの

 社長と小川ひかるの18禁。

 書いてさらしてしまうと、ブログの品格が下がるから思いとどまっていますが、恋愛モノとえちぃシーンは切り離せないのではないか。そう思っています。

なんぞを考えておりますが、なにぶん書いてる暇がありません・・・・

2010年6月16日 (水)

あれとかそれとか 20100615

こんばんわ、WAS没頭中・筆者のkonnoです。

さっそくですが、今週のスポーツニュース。

(プロレス)

■渕正信選手、次期シリーズは久々の全線出場

 56歳の挑戦。いや、真相は下記のどれかか・・・

 1.渕選手は後楽園の試合のファイトマネーとチケット売りで生計を立てていたが、パチンコで負けて生活費に困っているので身体で稼ぐことにした

 2.小島聡選手全日離脱で選手のファイトマネー枠に余裕が出来たので、渕さんのギャラを払っても興行が赤字にならなくなった

 3.武藤も小島もいないので、何の団体だか分からなくなってしまったのでとりあえず全日食を出すために参戦させた

■川田利明がラーメン屋開店

 うっわー。

 世田谷区喜多見にラーメンと唐揚げのお店「麺ジャラスK」をオープン。

 さすがに40中盤になって、フリーのレスラーとしてファイトで生計を立ててゆくのがきつくなったか・・・・まあそのうち食べに行きたいと思います。

■プロ野球交流戦終了

 パリーグお強い。

 横浜ベイスターズいよいよ馬脚を現す。

■野村克也さんテレビ復帰

 無理しない方がいいよ。齢なんですから。

■大関琴光喜、野球賭博認める

 なんてこったい。とりあえず名古屋場所は休場するようだ。ただ、賭博に客として参加しただけなのでタイーホは難しいと思う。最初は「やってません」と嘘をついたのがまずい。力士としてはピークを過ぎた選手だが、技術はまだかなりのものを持っている。

魁皇が引退寸前なのに、これでいよいよ日本人横綱大関全滅か。

それはそうと相撲協会にもう自浄能力はない。株式会社化すべし。株式会社ワールドスモウアソシエーションでいいでしょうもう。

■サッカー

もしかしてもしかしてもしかすると。

今週はこんな感じ。

  

2010年6月15日 (火)

第943回 あれから10年も

44年目3月

最終戦は新日本ドーム大会。

白石とえちごの因縁の対決、期待の新人のデビュー戦があると告知されてただけあって超満員札止めの大盛況。

前夜を京都市街に泊まったSPZご一行、午前中の新幹線で二手に分かれ、東京へ向かう。サンダー龍子ら若手・新人選手は午後2時過ぎに会場入り。そのあと試合前の練習。

「きょう、デビュー戦頑張ってね」

ミネルヴァ石川がサンダー龍子に声をかける。

「はい!絶対勝つ積りでやります!!」

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そのころ、古参選手のフローラ小川、新横浜で新幹線を降りてかかりつけの医院へ行き、痛み止めの注射を打ってもらったあと、腰にガチガチにテーピングを巻いてもらう。

「・・・・っ・・・・・」

ーきょうの相手、力はある。寝首をかかれないようにしないと・・・・

フローラ小川は午後5時頃会場入り。

そのころ、サンダー龍子はリングコスチュームに着替えた。

「おー、似合ってる」

ジャスティスえちごがひと言。

肉付きがいいので、いっぱしのアスリートのような体つき。新人特有の線の細さがない。

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午後6時30分、試合開始。

第1試合は辻香澄対クラリッジ成瀬。

いまやすっかり前座の門番と化したクラリッジ成瀬に対するは辻香澄。入社3年目を迎えるのでこのクラスの相手には勝っておきたいところ。しかしC成瀬も寝技で応戦したので盛り上がった。

今回は息切れしなかった辻香澄、バックドロップでC成瀬から3カウントを奪い先輩越えを達成。第1試合から勝負タイム23分7秒という熱戦。

第2試合はNARATA対ミネルヴァ石川。躍動感ある動きを見せたNARATAが優位に試合を運び、最後は大技攻勢、農鳥、パワースラムとつないでミネルヴァ石川から3カウント奪取。勝負タイム11分53秒。

第3試合はタッグマッチ。近藤真琴&&真壁なつき組に対するは中村真帆&グリズリー山本組。

ヒザの具合が幾分よくなったのでシリーズ参戦が解禁されたグリズリー山本、荒い息を弾ませながらファイト。若い近藤の打撃をこらえて、得意のDDTを連発。まだ膝には分厚いニーブレスを装着しているものの、動きは確実に戻っている。しかし試合はパートナーの中村が捕まってしまい、合体パイルに3カウントを聞いた。それでも勝負タイム26分10秒の大熱戦。

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休憩明けは外人同士のタッグ戦。コバトフ組VSコーディ組の一戦はジュディコーディがラリアットでコバトフから3カウントを奪った。

そしてセミ前。

まず「ディヴェルティメントK138」が流れ、フローラ小川が入場。

「フローラ小川デビュー10周年記念試合」

オーロラビジョンに大文字が流れ、われらがSPZのスターにしていまなおタッグ2冠王のフローラ小川(25)が長い花道をテクテク歩いてリングイン。試合前に各マスコミからの表彰が続々と。最後にSPZ社長イージス中森から金一封が贈られた。

長いSPZマットの歴史の中でも選手生活が10年持ったのは八島静香(その後カムバックして現在に至る)、霧島レイラ、イージス中森に次いで4人目だ。

表彰が終わった後、花道を全力疾走して入場するひとりの少女。フローラ小川のきょうの対戦相手、サンダー龍子だ。

サンダー龍子は今日がデビュー戦。いきなり新日本ドームのセミ前でフローラ小川相手のデビュー戦というところが破格の扱い。さすがに緊張を隠せない。

Tシャツを脱いで、がっしりしたサンダー龍子の体の線があらわになると場内どよめき。線の細いフローラ小川、何も知らない人が見たらサンダー龍子の方が強そうに見えるだろう。

そしてゴング、まずはクリーンに握手。その後しばらくにらみ合い。

ダッ

いきなりからみついて、サンダー龍子をスリーパーにとらえたフローラ小川、

「ぐぐぐぐぐ」

そしてサンダー龍子の動きを止めてからこんどは

「あああああ・・・」

逆片エビでいためつけて、フラリと起き上がってくるところを、

ガシッ

掌底でなぐりつけた。

「このおおっ!」

サンダー龍子、起き上がって、エルボー、ボディスラムで反撃したが、緊張からか攻め疲れてしまい後が続かない。フローラ小川、すかさず首投げで転がして距離をとった。サンダー龍子が起き上がろうとすることフローラ小川が走り出した。

「えいっ」

シャイニングウィザード一閃。サンダー龍子はこれで崩れ落ち、3カウントを喫した。勝負タイム7分57秒。

敗れたがしばらくして起き上がり、一礼して引き揚げたサンダー龍子。ドームのセミ前で元SPZ王者のフローラ小川相手のデビュー戦というあたりが会社側の期待の大きさがわかる。

「・・・・ッ」

10周年記念試合を白星で飾ったフローラ小川だが、サンダー龍子のボディスラムを受けたあたりで腰をまたも痛めてしまったらしい。腰に手をやりながら引き揚げた。

「見た目ほど余裕はありませんでした。向こうは力が凄いです」(フローラ小川)

「その・・・なんていうか・・・瞬発力が凄いですね。でも必ずもっと強くなってドームに帰ってきます」(サンダー龍子)

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セミはタッグマッチ。ダークスターカオスが正パートナーのイザベラスミスとタッグを組んで、SPZ本隊のジャンヌ永原、M桜井と対戦。

「フフフフフ・・・」

ダークスターカオス、7連勝の勢いそのままに相手二人を圧倒し、最後はジャーマンでM桜井を仕留めた。勝負タイム11分19秒。

そしてメインはSPZ戦、王者白石に挑むのは先月から連続挑戦のジャスティスえちご。

―攻めなきゃ、勝てない!

この日のえちごはとにかく手数を返す戦法に出て、DDT2連発で白石をぐらつかせることができたが、えちごもそうとう息が上がってしまい、そのまま両者動きが止まり、60分タイムアップドローとなった。これで2ヶ月連続のドロー。王者が9度目の防衛に成功。

2010年6月14日 (月)

第942回 ダークスターカオス7連勝

44年目4月

「旗揚げ43周年記念エッセンシャル・シリーズ」

第5戦広島大会。

試合前の練習、トレーニングウェア姿のサンダー龍子が熱心に受け身の練習。オーガ朝比奈がボディスラムで投げ、サンダー龍子はきっちりと受け身を取ってダメージを最小限にする。

バンッ、バーンッ

リング下で見ていたジャスティスえちごがぼそりと呟く。

「下手な外人レスラーよりちゃんとした受け身だぞ・・・デビュー前でこんなだから、実戦積んだら恐ろしい存在になるぞ・・・これは・・・」

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広島大会、カオス様の七番勝負も5戦目

「サテ、ココカラガ問題ダ・・・」

カオス様の今日の相手は最強外人の一角、コバトフ。EWA出身者ながらSPZでプロレス留学し、そのあとは欧州マット北米マット新女マットを転戦したツワモノ。

・・・一気に攻メテ潰すのが上策・・・

試合開始と同時にカオス様がラッシュをかけ、体ごとぶつかるネックブリーカーでグロッキーに追い込んで、最後はパワーボムでケリ。勝負タイム10分5秒。

「長引くと関節技絞め技ヲ食らうおそれガアッタ。一気ニ決める作戦ダッタ。シカシ次ハコウハイカナイダロウ」

意外にクレバーなカオス様。これでカオス様5連勝。

リング下から世界のトップ選手の攻防を凝視していたサンダー龍子。一流選手のプロレスをセコンドとして見て、何かを掴もうとしているようだ。

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第6戦九州ドーム大会、メインで組まれたのはTWWA戦。王者ダークスターカオスに挑むのはジュディ・コーディ。ドームのメインを外人同士の試合にしてしまうあたりいまのカオス様の勢いを物語っている。

・・・ジュディ・・・一番恐ろしい相手

本国WWCAナットで何回もあたっている相手だけに手の内も読まれている。この日もコーディクラッシュからラリアット2連発を食らうなど危ないシーンが。それでもダークスターハンマーで形勢をひっくり返すと、ネックブリーカー、裏投げとつないでカウント3奪取。勝負タイム18分11秒、カオス様が大肉弾戦を制した。

「フフフフフ・・・我こそ神にもっとも近いものなり」

これで彼女が持参した4本のシングルベルトは全て防衛に成功した。

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第7戦京都大会、メインで組まれたのはダークスターカオス対ジャスティスえちごのノンタイトル戦。えちごは明日の東京でSPZベルト挑戦を控えているが「自分の闘争本能を呼び覚ますため」あえてこのシングル2連戦を引き受けた。

・・く、なんて・・・力だ

過去にシングルでカオスに勝ったこともあるジャスティスえちごだが、きちんと打撃を叩き込めればなんとか渡り合えるというレベル。この日はカオスの重量感あふれる攻めにやられっぱなしで、さらに逆片エビやサソリ固めで痛めつけられもうなすすべなし。裏投げで叩きつけられグロッキーに。それでもゴートゥベッドを叩き込んで見せ場は作ったが、

「YOU,FINISH?」

ダークスターハンマー炸裂。勝負タイム23分15秒、えちごをもってしてもいまのカオスを止められなかった。これでカオス様7番勝負全勝達成。

「フフフフフ・・・これで誰が最強カワカッタダロウ」

(次回、サンダー龍子デビュー戦)

2010年6月13日 (日)

第941回 ダークスターカオス地獄7番勝負

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル

44年目4月

「埋める企画、どうしますか」

旗揚げ43周年記念エッセンシャルシリーズ、いつものようにドーム興行を連発する無謀なシリーズだが、SPZサイドには秘策があった。

「今回はカオスさんに身体を張ってもらおう」

シリーズ一週間前のカード発表で「ダークスターカオス 地獄7番勝負」が組まれた。

私のプロレス人生も集大成を見せるときがきた。ついては次のツアーでシングルマッチ7連戦を行い、7連勝して、私が神に近い闘士であることを証明したいと思う」

初戦どさんこドーム。7番勝負初戦の相手はなんとわれらがSPZ王者白石なぎさ、(ノンタイトル戦)

はナッから強敵と当たったが、カオス様、裏投げの連発で白石の意識を飛ばして3カウントを奪った。
「え・・・・そんな・・・」

19分50秒で敗れてしまった白石なぎさ、シングルマッチの不敗記録もここで途切れた。ベルトがかかっていなかったことがせめてもの救いか・・・

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シリーズ第2戦仙台大会、メインで組まれたのはWWCA選手権試合にしてカオス様地獄7番勝負第2戦。ダークスターカオス対NARATA。

「ニンジャガール?そんなものは私の前では無力だ」

実際にもその通りで、強烈なパワーボム一発で戦意を打ち砕いて、ニーリフトでトドメを刺した。

「フフフフフ・・・」

カオス様2連勝。勝負タイム12分13秒、完勝を収めた。

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第3戦名古屋しゃちほこ大会メインはEWA選手権、王者ダークスターカオスに挑むのはSPZの本隊エース・ジャンヌ永原。

「い、いくらカオスさんが強いって言っても白石さんNARATAさんとシングルでやった後なわけですから、疲れてると思います」

しかしカオス様の集中力がすごい。一昨日の仙台同様にパワーボム。しかも2連発。これでジャンヌ永原をノックアウト。

「ナガハラ・・・テクニックはある。だがパワーでは私のほうが何倍も上ダナ」

勝負タイム19分35秒。これでカオス様3連勝・・・・・・

「うわああ・・・・・」

SPZ主力選手の相次ぐ敗北に頭を抱える中森社長であった。

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第4戦大阪なにわドーム大会、メインはGWA選手権、王者ダークスターカオスに挑むのは売り出し中の近藤真琴。

「あんなの、殴って眠らせて来ますよ」

「オロカナ・・・」

世界中のマットでさまざまな相手と闘ってきたカオス様にとって、近藤の打撃をうまく防御することなど朝飯前。このへんがカオス様の隠れた技術。殴っても殴ってもカオス様は起き上がってくる。何事もなかったかのように。・・・

「き、効いてない、なぜ・・・?」

「YOU,FINISH?」

(終わったか?)

あとは圧殺コース。最後はパワーボムだった。それでも18分54秒の試合を成立させたあたり、近藤の成長ぶりがうかがえた。

ダークスターカオス、4連勝・・・

(続きます)

2010年6月12日 (土)

第940.5回 脅威の新人あらわる

45年目4月
「出張も疲れますね。」

SPZの中森社長40歳が拾ってきた逸材、浅野勝子15歳。熊本出身のスポーツ万能少女。上背もあって肉付きもよい。これは将来大化けするかもしれないということで、「サンダー龍子」のリングネームを与えられた。

「宜しくお願いします!」

中学の卒業式の後すぐに全体練習に参加したサンダー龍子、

「・・・この子、ものが違う」

若手中堅選手が瞠目する。飲み込みが早いのでロープワークもすぐ習得し、基本的な攻防もなんなくこなせるようになった。そしてなにより中森社長を驚かせたのが、

「馬力が凄い」

持って生まれたナチュラルパワー。バーベルは軽々と上げるわ、60kgある練習用の砂袋人形を軽々と持ち上げるわ・・・・

エルボーやチョップなどの打撃を教えたらすぐに重い打撃を繰り出せるようになった。力任せのエルボーを受けたフローラ小川がしばらく起き上がれなかったほどだ。

「何でこの世界に入ろうと思ったの?」

フローラ小川が問う。

「稼げるって聞きました。必ず世界のトップ選手になって、億のお金を稼ぎます」

「・・・・・・・」

意志も強そうな娘だ。

2010年6月11日 (金)

第940回 グレース・ハン最終試合

43年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。東北各地を回る巡業。メインイベントはチームワニの3人と強豪外人の6人タッグマッチが組まれ、フローラ小川がぐだぐだっぷりをさらし続けた。

第5戦宇都宮大会、新人の真壁なつきがはじめてメインイベントに顔を出した。Jえちご、近藤と組んでチームワニの3人(白石なぎさ・フローラ小川・NARATA)と相対。やはり捕まってしまい最後は白石のスプラッシュに撃沈。これが今後の彼女のためになればよいのだが・・・

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はオーガ朝比奈対ワイルドローズ4号。もうデビュー2年になるオーガ朝比奈。持ち前の馬力を生かしてワイルドローズを追い込み、最後は豪快なパイルドライバーで3カウントを奪った。勝負タイム13分26秒。

第2試合はタッグマッチ。ジャンヌ永原、辻香澄対NARATA、真壁なつき組。
「もう永原さん出てくるのか」

カード編成の都合で第2試合にわれらが本隊エースJ永原が登場。その恨みをぶつけるかのようなファイトを見せ、真壁なつきをコブラツイストや逆エビで半泣きに追い込み、ついにはギブアップの言葉を吐かせた。勝負タイム13分ジャスト。

第3試合、怖いおねえさん3人(八島中村G山本)登場。対戦相手は本隊からミシェール桜井、ミネルヴァ石川、クラリッジ成瀬。

八島静香の体調がいい。もはや伝統芸能と化したぶちかましで相手方3人をバタバタとなぎ倒す。ミネルヴァ石川がパワーボムを放ちどうにか動きを止めたが、中村も動きの良いところを見せてファンを沸かせる。しかし本隊チームもミシェール桜井が躍動感あふれる動きを見せてファンを魅了するが、調子に乗って闘ってたところを八島さんがひとこと。
「潰せ」
よってたかっての攻撃で殴り倒し、合体パワーボムで幕。勝負タイム20分44秒。

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休憩明け、Dカオス組対コバトフ組のタッグマッチを挟み、いよいよ3大シングルマッチ。
まずはセミ前、「グレース・ハン 日本最終試合」

SPZの中堅常連外人だったグレース・ハンが結婚のためレスラーを卒業することになった。これが最後の来日となる。

「コレガラストファイト・・・ジャパンに次に来るときはサイトシーイングで来る」

対戦相手はこちらもベテランのフローラ小川。もう往年の動きは望めず、シングルマッチではどうしても息が乱れてしまう。

「やっ」

打撃戦に付き合ったフローラ小川、掌底の殴りあいもきっちりこなす。鼻から血を滴らせながら懸命のファイト。場内大盛り上がり。

しかしスクラップバスターでフローラ小川をマットに這わせると、グレースハン、大きく息を吸い込んでからコーナー最上段に登り、

「グバーイ!!」
自らとファンに向けて、そして対戦相手に向けて絶叫してからミサイルキックを叩き込んだ。吹っ飛ぶフローラ小川、すかさずフォールするグレース、
ワン、トゥ・・・・ドドドドッド!!

フローラ小川、カウント2.8で返して、懸命に組み付いて得意のドラゴンスリーパーでしめあげる!
「ググググ」

懸命にこらえたグレースハンだったがついにタップ。これで彼女のレスラー生活を終わった。勝負タイム16分47秒。

その後簡単なセレモニー。イージス中森社長がリングに上がって金一封と記念品の贈呈。

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セミファイナルは次代のエース近藤真琴が登場。ジュディコーディと激突。
近藤真琴、SPZハンマーを繰り出すなどジュディをかなりのところまで追い込んだのだが、ジュディも最強外人の一角、豪快なラリアットからデスバレー2連発で近藤を振り切った。勝負タイム22分41秒の熱戦。

メインはSPZ戦、王者白石なぎさに対するはジャスティスえちご。一昨年夏のSPZクライマックス以降対戦成績が逆転し、勝てていないえちご。相性の悪い相手だ。ゴートゥベッドを叩き込んでもなかなか倒れてくれないので厄介な相手だ。

「アレの相手は作戦なんかないですね。なるようにしかなりません」
序盤は静かな攻防。とりあえずチョップを繰り出して隙をうかがうが、白石なぎさ動かない。

「覚悟はいいか!」
えちご、ゴートゥベッドをタタキこむが、白石なぎさ、何事もなかったかのようにムクット起き上がってきて反撃。

―マジかよ。
しかしえちご、今回は諦めることなくローリングソバット、ミサイルキックで波状攻撃。白石なぎさの表情が変わった。

「んっと・・・」

シャイニングウィザード、STOでラッシュをかけてきた。そして掌底を入れてからバックドロップを狙ったが、えちごこれはうまく空中で押しつぶして切り返す。
白石2度目のSTO,しかしえちご起き上がって2度目のミサイルキック。しかしフォールにいけない。そのあとは両者攻め手を欠き、60分時間切れドローとなった。これで王者が8度目の防衛に成功。

2010年6月10日 (木)

プロレス技シリーズその4 パイルドライバー

80年代プロレスにおける大技のひとつ、パイルドライバーについて語りたいと思います。

相手の頭を股にはさんで、腕で腰をつかんでそのまま相手を逆さづり状態にしてそのあと相手の頭をマットにゴーンと打ち付ける危険な技です。

日本名で脳天くい打ちと呼ばれる技ですが、受けのうまいレスラーなら衝撃の瞬間にマットを手で突いてうまく衝撃を逃がすことが出来るようでして、近代プロレスでは痛め技のような扱いとなっています。

相手の正面が見えた状態で落とすのがよくある「ドリルアホール・パイルドライバー」で、相手を背中向けの状態で落とすのが「ツームストーン・パイルドライバー」です。後者のほうが受けるのが難しいらしく、危険度が高いといわれています。

昔の全日系レスラーのジャンボ鶴田さんや渕正信選手はドリルアホール・パイルドライバーのそこそこの使い手として知られ、落とし方ひとつにとっても痛そうに見えるタイミングで仕掛けられていました。

股の高さから、マットへ向かってゴンと落とすわけですから、長身のレスラーほど落下距離がある分、危険さが増します。馬場さんがタッグマッチで菊地毅からパイルドライバーでフォールを奪ったこともあります。打たれ強さには定評のあった菊地ですが、パイルドライバーの衝撃はかなりのものがあったと推測されます。

そういえば馬場さんの連続試合出場を止めたのもハンセンブロディの合体パイルでしたね・・・

98年12月の馬場さん最後の試合でも菊池相手にパイルドライバーを決めていました。

新日マットでブレイクする前のアンドレ・ザ・ジャイアント(当時はモンスター・ロシモフという名前でした)がツームストーン・パイルを使ってまして、ニコニコ動画で国際プロレスの動画が上がってますが、(サンダー杉山、ラッシャー木村、寺西勇 VSロシモフ、イワンバイテン、ティトコパ)1本目をアンドレがツームストンパイルで木村を落として3カウントを奪っています。(いま見ても衝撃的な映像です。悶絶する若き日の木村さん)アンドレは対戦相手の首の骨をこれで折ってしまったので、その後自らこの技を封印し、禁じ手にされていました。

現在は鈴木みのる選手が変形の「ゴッチ式パイルドライバー」をフィニッシュ技として使われています。

2010年6月 9日 (水)

あれとかそれとか

■今週の全日本プロレス

カズハヤシ、13回目(だったかしら)防衛戦の相手はTAKAみちのく。

同期デビューの二人が世界ジュニア戦で久々の激突。

三冠戦は鈴木みのる選手に出戻りの若手・河野真幸が挑戦。

■横浜ベイスターズが勝てません

いいピッチャーがバシバシ出てくる交流戦では貧打の横浜は打てません。

背番号51を継ぐもの、ホセカスティーヨ二塁手は研究されたのか、打てなくなってきました・・・

■AKB48のCDを買ってしまった

働き過ぎで精神が多少おかしくなった。3曲目の「大声ダイヤモンド」が秀逸。

今週はそんな感じ。

2010年6月 8日 (火)

第939回 43年目2月 恐怖のタイトル2連戦

42年2月スノーエンジェルシリーズ(続き)

「ケイイチ、私もうダメかもしれない。腰が壊れかけてる。うん。うん・・・巡業から帰ってきたらまた整体行こうと思う、うん、うん・・・・わかった、富山錦買って帰る。」

関係者通路の奥でフローラ小川が彼氏と思しき人に携帯で愚痴っている。

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第7戦は高岡大会。メインで組まれたのはあばしりタッグ戦。

王者フローラ小川、NARATAに対するは実力派外人、ダイナマイトリナ、マリーネルソン組。

「この試合は、横浜市の喫茶あばしりが認定する、あばしりタッグ選手権試合であることを宣言する」

日刊ブルースの記者さんが認定証を読み上げる。富山での開催なのであばしり関係者は呼べなかった。

フローラ小川、きのうの40分近い激戦でもはや身体はボロボロの状態。

昨日のタッグ戦でやられた近藤の打撃の衝撃はからだのあちこちに残っていた。やはり試合開始早々からマリーネルソンに攻められっぱなし。元SPZ王者がこのクラスの相手に攻め込まれるのもいかがなものか・・・

頼みのNARATAもピリッとしないファイト。ダイナマイトリナのラリアットを食らうなど防戦一方。

―何ガ奈良田の忍者ガールだ、見掛け倒しネ!

・・・油断したときが命取り・・・

NARATA,相手が不用意に組み付いてきたところを首投げで転ばせて、コーナー最上段にささっと登り、起き上がってきたところを

「農鳥」

出た急降下ミサイルキック。このムーブはさすが。

「ウワアッ」

不意の一撃を食らってダウンするDリナ。

「勝機。小川さん」

そこへフローラ小川が特別出演。倒れ伏すDリナをとらえてのSTF!逃れようにも農鳥のダメージが深く、抜けられない。NARATAはその間にスライディングキックでネルソンを転倒させ、逆カット。

「ギブアップか?ギブアップか?」

レフェリーのハリケーン神田が訊く。しばらく耐えたダイナマイト・リナだったが、ついに根負けし、レフェリーの手を叩いて意思表示。

「24分18秒、24分18秒、STFで、NARATAフローラ小川組の勝ち」

少ないチャンスをモノにするフローラ小川の集中力。さすがとしかいいようがない。王者組が4度目の防衛に成功。

―ゼェッ、ゼェッ、ゼェ・・・ッ

控室に戻ってきたフローラ小川は息も絶え絶えといった状況。タッグ2冠王を守った代償は大きかった。パフェ型トロフィーとの対比がなんともシュール。

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最終戦は横スペ大会。後半の試合から大日本テレビのカメラが回り始めた。

八島、中村、グリズリー山本VSフローラ小川、NARATA、辻香澄。

フローラ小川はきつい2連戦があったので最終戦は休憩明けの6人タッグマッチに登場。さすがにこのへんは中森社長がカード的に配慮したか。

「なめんなぁ!」「おらあっ」

八島の頭突きがフローラ小川をなぎ倒す。本拠地横スペのファンはフローラ小川のぐだぐだップリに苦笑するしかなかった。

しかしフィニッシュは意外な形で、

「やあっ!」

入社2年目の若手、辻香澄がグリズリー山本のガタイをフロントスープレックスで投げきり、そのまま3カウントを奪ってしまった。場内ドワアアアア。やはりグリズリー山本。まだまだ下半身に不安があるので、投げられてしまうと厳しい。今月はシリーズ参戦なので張り切っていたが最終戦で捕まってしまった・・・勝負タイム14分18秒。

ここから3大シングルマッチ。セミ前は近藤真琴VSローレル。近藤が自信を持って蹴りを叩き込み、最後は見事なハイキックでローレルを沈めた。勝負タイム13分7秒。

セミはジャスティスえちごVSイザベラスミス。このカードを本拠地のセミに持ってくるのもどうかと思われるが、強豪外人がことごとく来日しなかったので組むしかなかった。パフォーマーのイザベラとディンジャラスのえちごではなかなか攻防がかみ合わない。

「OUCH!」

えちごの頭突きを食らって痛がるイザベラ。しかしJえちご、まったく攻撃の手を緩めず、ダークレフト、ゴートゥベッドとたたみかけて終了。勝負タイム11分59秒。

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メインイベントはSPZ戦。王者白石なぎさに挑む今回の挑戦者はジャンヌ永原。

トップグループの一員なのだが試合内容にムラがあり、フロント陣の評価はかんばしくない。昨年7月以来、7ヶ月ぶりのベルト挑戦。

しかしこの日も白石ののっそりとした攻めにジャンヌ永原は防戦を強いられる。得意のジャーマンで見せ場は作ったものの、STOで反撃されて動きを止められてしまう。
「んっと・・・」

白石なぎさ、奥の手の垂直落下ブレーンバスターでジャンヌ永原を仕留めた。勝負タイム22分52秒。王者が7度目の防衛に成功。このまま長期政権が続くのか。

2010年6月 7日 (月)

第938回 いったい私はいつまで頑張ればいいのですか

43年目2月

「スノーエンジェルシリーズ」開幕。

冬場なのに寒い日本海側を回る厳寒シリーズである。

冬の鳥取、開場前までの時間でロードワークをしていたフローラ小川、たったッと軽くステップを踏むが内心は、

―ベルトを手放したら、引退しよう。身体も痛いし。リングに上がるのが怖くなってきた。

会社サイドはフローラ小川を「集客が見込めるヒロインレスラー」として手放したくないらしいが、タッグベルトを手放せばファンの見方も変わってくるだろう。

今シリーズから復帰したフローラ小川、今シリーズの後半にタッグタイトル「地獄の2連戦」が控えている。地方興行の6人タッグ(パートナーはNARATAと白石)ではうまくうまく立ち回ってフォール負けを免れたが・・・

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第6戦金沢大会。メインで組まれたのはSPZタッグ戦。

王者白石なぎさ&フローラ小川に対するは昨年末のタッグリーグで3位に食い込んだジャスティスえちご&近藤真琴組。

今シリーズはダークスターカオスもコバトフもスケジュールの都合で来日していないのでえちご組を当てるしかなかった。

・・・いまの私は、まともにやったら勝てない。うまく立ち回って白石さんにつなぐしかない・・・

・・・フローラさんは相当苦しんでる。地方巡業はともかくタイトル戦に上がれる身体じゃあない。あたしの手で・・・引導を渡す。

案の定、先発を買って出たフローラ小川、近藤に殴られ蹴られエルボーされるというひどい展開。

―ハァハァ・・・白石さん。

それでも白石にタッチしたが、

がす。

近藤のSPZハンマーを食らって、白石も動きが止まる。

―私が・・時間を稼ぎます。

フローラ小川が再びリングイン。
しかしこれを待っていたえちご。一気呵成の合体技連発でフローラ小川をズタズタに。

あっという間にグロッキー状態。

「えちご組の勝ちですね」

中森社長が予言。実質2対1。白石も2人を向こうに回すほどタフではない。

しかし、この肝心なときに近藤が白石のSTOを食らってのびてしまった。
「近藤!」

ジャスティスえちごの表情が凍りつく。

ここでフローラ小川がコーナーに控えるえちごを突き落として場外転落させ、白石に声をかける。
「白石さん、いつもの!」

合体パワーボム一閃。これで頭を打った近藤は動けなくなった。白石が押さえ込み、フローラ小川はすぐさま場外のえちごに捨て身のトペを放った。

・・・フローラ・・さん。

ボロボロになっていて負けを覚悟していてもリングに上がれば痛みを忘れる。これぞレスラーである。もつれあったままF小川とえちごは場外マットの上でダウン。その間に3カウントが入った。勝負タイム39分39秒、王者組が5度目の防衛に成功。

「予想が外れてしまいました。小川組がワンチャンスをものにしましたね。それにしても近藤はあいかわらず受けが弱いですね。」

中森社長が辛口のコメント。

辛くもベルトを守った白石&フローラ小川組だが、フローラ小川は相当しんどそうな表情をしていた。場内は大歓声。

・・・いったい、私は、いつまで頑張ればいいのですか・・・

2010年6月 6日 (日)

第937回 43年目1月 新春ロケットシリーズ

43年目1月

SPZは役員の一部交代を行った。

代表取締役社長:中森登志子(イージス中森) 取締役(広報担当):吉田龍子

取締役(営業担当):阿部幸一 

社外取締役:鳥沢剛三(ラグナインベストメント)

社外取締役:猿橋守利(ラグナインベストメント)

ようするにエスピーグループが会長の自爆によりSPZの経営権を手放してしまったのでこうなってしまったらしい。

「シリーズに同行させてください。現業の問題点をボスに報告します」

鳥沢取締役が告げる。

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43年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。タッグ2冠王のフローラ小川はまだ腰痛が癒えず負傷欠場。

新年一発目のドーム興行は営業努力の甲斐あって超満員となったが、前途多難である。

第1試合はクラリッジ成瀬対真壁なつき。もう古参の域に入ったクラリッジ成瀬が真壁を一蹴。勝負タイム8分9秒。

第2試合はオーガ朝比奈対ミネルヴァ石川。前座に回されることが多くなり、J永原のパートナーの座もM桜井に明け渡したミネルヴァ石川、この日は入社2年目のオーガ朝比奈と対戦。

「うりゃああ」

オーガ朝比奈、先月のタッグリーグには出場できず(同期の辻香澄は代打ながら参戦できたのに!)悔しさを新春シリーズにぶつける。しかしM石川ののっそりとした攻めにいつしか追い込まれ、ドラゴンスリーパーでぐったりしてしまい、最後はよく粘ったもののパワーボムに屈した。勝負タイム13分27秒。

第3試合は6人タッグ戦、八島静香中村真帆グリズリー山本の怖いおねえさん3人が登場。

対戦相手はNARATA、グレースハン、ワイルドローズ4号の混成チーム。両軍相譲らぬ攻防が続いたが、チームワークを生かした八島中村が優位に立ち。最後は八島がぶちかましでNARATAを沈めた。勝負タイム16分24秒。その試合が終わると休憩。

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休憩明けはSPZのエース、ジャスティスえちごが登場、近藤真琴と組んでダークスターカオス、グレースハンと対決。しかしこの試合はダークスターカオスの動きがよく、ジャスティスえちごをもってしても劣勢をはね返せない。最後は近藤が捕まってしまい、ネックブリーカーに力尽きた。勝負タイム19分4秒。近藤もいまひとつ上位の壁を突き破れない。

セミはジャンヌ永原、ミシェール桜井組に対するは先月のタッグリーグで優勝したコバトフ、ローレル組。この試合も盛り上がった。おとそ気分を吹き飛ばすファイト。

「私の必殺技受けても立っていられる?」

ジャンヌ永原の必殺ジャーマンが火を噴いたがローレルも2.9で返す。しかしジャンヌ永原、救援に入ったコバトフにもジャーマンを決めて3カウント奪取。勝負タイム22分の激闘を制した。

メインイベントはSPZ戦、王者白石なぎさの対戦相手は強豪外人ジュディ・コーディ。2度目のチャンスが回ってきた。

しかし白石なぎさ、いつもの通りのっそりとした自分のプロレスを展開。

「もう終わりにするの」

この日2度目のスプラッシュマウンテンでジュディの戦意を絶っておいて、ハイキックでトドメ。白石なぎさがなんとか防衛に成功した。勝負タイム25分8秒。王者が6度目の防衛に成功した。
敗れたジュディ、コーディクラッシュやバックドロップで見せ場は作ったが、後一歩及ばなかった。
そのあとは2週間近い通常の地方巡業をこなし、1月シリーズは終わった。

2010年6月 5日 (土)

第936.9回 フローラ小川の腰痛

・・・・ダメなのね、もう・・・、バーベル持ち上げられない・・・・・

SPZトレーニングセンターで、フローラ小川(SPZ34期)は、1月シリーズに向けて調整を行おうとしたが、うまくいっていなかった。

腰にごつい腰痛ベルトを装着しても、60kgのバーベルが持ち上がらない。力をこめようとすると腰が砕けそうなのだ。これでは相手を投げたりすることはきわめて難しい。

・・・・引退させてもらおう。

その1時間後、中森社長とフローラ小川が面談。

「かくかくしかじかですので、辞めさせて頂きたく・・・・」

「花子さん、それがねぇ、新しく役員になった2人がなんとしても慰留しろって」

 「えっ・・・・あの・・・・」

「人気レスラーの引退は売上に響くからって。ごめん、もう少し粘ってみて」

 「でももう私、相手を投げられませんよ」

「とりあえず今シリーズも欠場でいいから、タッグベルトの防衛期限はまだ先でしょ」

 「・・・・・・・・・・」

2010年6月 4日 (金)

第936.5回 霜の夜

43年12月末、凍るような夜。エスピーグループ本社ビルの25階にある大会議室で悶着が起こっていた。

「あなたのやったことはエスピーグループの企業価値をがくんと下げちゃったんだよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「何を血迷ったのか選挙になんか出て、そのうえ買収のスキャンダル。この会社のコーポレートガバナンスは機能してないんじゃないかという声も聞こえたぞ、おかげで株価は暴落だ」

経営陣から詰問されるエスピーグループ創業者・手塚一彦氏。国会議員に当選したものの、その過程で選挙区の有力者に買収を図った疑いで逮捕されてしまい現在は保釈中の身

「で、わしにどうしろというのじゃ」

「エスピーグループの全ての会社から手を引け。」

けっきょく手塚オーナーは保有するグループの全株式を差し出すことで、いくばくかの退職慰労金を受け取り、箱根の山奥で半幽閉生活を送らされる破目になった。

「SPデータセンター、SPシステムエンジニアリング、SPソフト販売、SPテクノカルチャー、SPモバイルアプリケーション、SPリテールPOSシステム、SPセールスプロモーションコンサルティング、SPデジタルアーカイブス、SPエンタテインメント、SPケータリングサービス、SP貸会議室・・・・・」

手塚オーナーが半生をかけて作った関連会社の目録を見て呆れる面々。

「あのオヤジ、よくもまあこんな手を広げたことだ」

「スーパースターズプロレスリング・ゼット?なんだこの会社は」

「プロレス興行会社です。おそらくオヤジの思いつきで作られた会社かと」

「年商は?」

「180億くらいです」

「うちの本業とは関係ない、ウッパラってキャッシュにしてしまえ」

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1月中旬のある日、ある金髪の外人男がSPZ本社を訪れた

「コニチワ、社長に会わせえてください」

「失礼ですがどちら様ですか」

「ラグナインベストメントのフェルナンド・マグロスといいます」

手塚オーナーの失脚に伴い、手塚オーナーが所持していたSPZの株式51%は売却され、怪しげなファンド会社が持つに至った・・・・。

2010年6月 3日 (木)

第936回 43年目12月夢のマスターズ戦

43年目12月、今年もSPZマットを離れた選手による「夢のマスターズ戦」が、東京調布のギムレットホールで盛大に?開催された。

第1アトラクション 斉藤彰子VS葛城早苗 打撃対決。

リング中央に置かれたパンチングマシーン。かたわらには大昔のゲーセンでよくあった威力測定装置が・・・場内大爆笑。そして10発ずつ打撃を入れて、たたき出した威力得点の高いほうが勝ち。お互いの意地とプライドがぶつかりあった。

ばしっ

どかーん!

マシンの上限である150kgを連続でたたき出す二人。場内大歓声。

しかし第8ラウンドで葛城が蹴りのバランスを崩してジャストヒットせず、80kgしか出なかったのが響き、けっきょく1480対1420で斉藤彰子が先輩の面目を保った。

「どうも。」

といって賞金1万円をかっさらって引き揚げた。

第2アトラクション 渡辺智美歌謡ショー。

これは定番の企画。和服姿の売れない演歌歌手・渡辺智美が「悲しみの日本海」など3曲を熱唱。

第3アトラクション シングルマッチ 佐久間理沙子 対 中江里奈

これはわりとまともな試合となった。バックの取り合いからはじまり、フツーのレスリングを展開するマスターズ戦らしくない展開。

「そろそろ終わりだ!」

パワーに勝る中江が優位に立ち、トドメのラリアットを狙ったところ、佐久間が寸前でかわす。豪腕が空振りし、バランスを崩して倒れこむ中江、これでわき腹を痛めてしまった。

「う、いたア」

悶絶する中江里奈、起き上がれずけっきょく佐久間のTKO勝ちが宣された。

すぐさまリングドクター沢木女医が上がって注射。その試合が終わると休憩。

第4試合 アイドル商会再結成

まずアイドル商会の3人(早瀬葵&サキュバス真鍋&藤島瞳)が上がって1曲歌った後、対戦相手の覆面レスラー、ピーマン1号&ピーマン2号&ピーマン3号を迎え撃つ。ピーマンズの正体はおそらくどこかのインディー団体の練習生クラスと思われたが、アイドル商会、期待通りの弱さを見せて、サキュバス真鍋は殴られて花道を逃走し、藤島は場外に落とされて腰を強打してうごけなくなり、孤立した早瀬があっけなく頭突きで3カウントを奪われた。勝負タイム3分11秒、場内大爆笑。

セミファイナル ハリケーン神田(SPZ25期)VSケンドーカミスワ(SPZ22期)

上諏訪温泉の割引宿泊券をばら撒きながら入場してきたケンドーカミスワだが、上諏訪温泉地下プロレスでももうほとんど戦っていないこともあり実戦カンが鈍っており、あえなくハリケーン神田コーチのゴッドハンドを食らってしまって3カウントを聞いた。勝負タイム5分11秒。

メインイベント マイティ祐希子(SPZ27期) イージス中森(SPZ20期)対霧島レイラ(SPZ27期)、スカーレット小縞(SPZ26期)

SPZタッグをかけて争ったこともある4人がマスターズ戦でそろい踏み。マスターズ戦らしいゆるいプロレスが繰り広げられたが、スカーレット小縞のワサビパウダー攻撃が霧島に誤爆。その隙を突いてイージス中森が丸め込んで霧島から3カウントを奪った。場内爆笑。

破れた霧島とスカ小は当然のごとく仲間割れ。スカ小をはり倒して溜飲を下げた霧島だが目にタオルを当てながら引き揚げた。イージス中森と、あまり出番のなかったM祐希子は勝利者賞のクッキー1箱を手ににっこり。勝負タイム8分10秒。

**************************

年末のプロレス大賞、最優秀選手はけっきょく白石なぎさのものになった。

2010年6月 2日 (水)

週刊水曜日

■広島東洋カープ、楽天に4連敗

セリーグのドベ争いは横浜・広島・ヤクルトが絶賛展開中です。先日久々に石井琢朗選手が楽天戦で「9番サード」でスタメン出場したのですが、7打席立って、岩隈、マー君の前に1安打のみという結果でした。これは今年で引退ではないか。

■横浜ベイスターズも泥沼

パリーグ球団に手も足も出ません。先日のロッテ戦では「もう要らない」といって金銭トレードで体よく放出した吉見に仕返しされる始末。野趣で唯一の98年V戦士・佐伯貴弘選手は二軍に幽閉され、代打で活躍中・・・

■大相撲のいろいろ

琴光喜の野球賭博疑惑は証拠が上がっていないのでケーサツの聴取どまり。新展開はあるのか。魁皇が引退間際だけに日本人横綱大関全滅の危機。横綱審議委員会のえらい人は「朝青龍のときとは全然違う、朝青龍のときは相手がいたことだから」と擁護する?発言。日本相撲協会も大変だ。

チケットを反社会的集団に渡してしまった親方は部屋取り潰し。新入幕予定のガガ丸らは北の湖部屋に移籍。もう刑務所で大相撲中継流すのやめたらどうか。

■今週のプロレス

日曜朝の日テレでラッシャー木村の追悼コーナーがあった。馬場木村渕 対 ブッチャーキマラ1キマラ2の泣ける馬場さんカムバック映像。キマラ1を場外に落とす渕さんが若い。木村さんは場外でブッチャーの足を引っ張ってカットして馬場さんがDDTでキマラ2をフォール。なんという神連係。

■沖縄問題

けっきょくアメリカの言うことを聞かないといろいろとまずいということが総理大臣になって分かったということが真相か。敗戦国なので米軍基地を沖縄から除去するにはアメリカともう一度戦争して勝つしかない。そんなことできるわけない。

沖縄県民の方々は希望から絶望へ叩き落されてマジ切れだろう。「もう日本国から独立してやる」という声はまだ聞こえないが。

しかし沖縄問題より若年層の雇用問題を何とかしてほしい。そうしないと非婚化少子化が加速度的に進むぞ。

今週はこんなところ。

2010年6月 1日 (火)

第935回 ウルトラタッグリーグ戦(下)

第7戦は広島わかくさアリーナ大会。

八島、中村○(8点、ラリアットからの片エビ固め 29.57)ジュディ、Dリナ×(4点)

ここまで6点、首位と2点差の八島組はもうひとつも落とせない。しかしこの日の対戦相手はパワーには自信のあるジュディ。ド迫力の大肉弾戦を繰り広げたが、中村が捕まってしまう。それでもなんとかジャンピングニーを打って振り切ると場内大歓声。しかし最後は合体技を多用した外人組みが優位に立つ。合体パイルを食らって息も絶え絶えの中村だが、最後に全力でラリアットを振りぬき、これでダイナマイトリナから3カウント奪取。広島わかくさアリーナが爆発した。

「しんどいねぇ・・・まあ今日は中村さんのおかげで勝てた。あのラリアットはすごいよ」
八島静香の大試練はなお続く・・・

Jえちご、近藤○(9点、掌底からの片エビ固め 10.49)Wローズ4号、カトリーヌ×(0点)

「イージーマッチだけど、気合入れていくぞう!」(えちご)

試合はその通りになって、10分経過のアナウンスとともにラッシュをかけた近藤が、カトリーヌを殴り倒して終了。トップと1点差を堅持。

コバトフ、ローレル○(10点、フロントスープレックスからの片エビ固め 23.24)J永原、M桜井×(6点)

ミシェール桜井、熱戦の末、ついに力尽きた・・・3敗目を喫し優勝戦線から脱落。コバトフ組は単独トップを守り、優勝に限りなく近づいた。何しろ最終戦の相手は0点のワイルドローズ組みなので。

白石○、辻(4点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 19.44)Dカオス×、イザベラ(7点)

「う、うああ・・・」
ダークスターカオスと初対決の辻ちゃん、さすがにビビる。カオス様はもう辻を子供扱い。そのあと白石とカオス様の肉弾戦が展開された。しかし強豪外人二人を相手にして白石、疲れたのか辻にタッチ。その後展開される残虐ショー。なんとか戻ってきた辻、場外で大の字。場内ウォォォの歓声。

「クッ・・・」
ダークスターカオス、必殺ダークスターハンマーで白石の意識を飛ばす。そしてイザベラを招いてサンドイッチラリアット

「フフフフフ」

カオスのジャーマン、しかしこれは辻が場外から上がってきて懸命のカット。ドドドドドド、

どちらが先に起き上がるか、先に起き上がった白石が落ち着いてスプラッシュマウンテンでカオスを垂直落下させ、完全に沈黙させた。これでカオス組がトップと3点差になったため脱落。

10点のコバトフ組を9点のえちご組、8点の八島組が追う展開だが、最終戦のコバトフ組の相手が白星配給係なのでもう優勝はほぼコバトフ組で決まったも同然。

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最終戦はさいたまドーム大会。

J永原、M桜井○(8点、ダイビングプレスからの片エビ固め 29.59)八島、中村×(8点)

優勝の可能性はほぼなくなったものの、まだ2位の可能性が残っているので八島さん懸命のファイト。ジャンヌ永原にも得意のぶちかましで押し、ミシェール桜井にはスクラップバスター。MVPものの活躍だ。しかしミシェール桜井もダイビングプレスで反撃。。最後は4人が入り乱れる状況下、中村真帆がM桜井のダイビングプレスで力尽きた。敗れはしたものの8点の八島組は去年2点だったことを思うと大健闘。カオス組とえちご組に引き分けて優勝戦線を大いにかき回した。

ジュディ○、Dリナ(6点、裏拳からの体固め 15.05)白石、辻×(4点)

辻香澄、受難続き。この日もジュディのパワーに玉砕。

「もっと力をつけます。後半の試合でもやれるように」

コバトフ○、ローレル(12点、顔面蹴りからの片エビ固め 7.06)Wローズ4号、カトリーヌ×(0点)

勝てば優勝のコバトフ組。落ち着いてファイトし、最後はカトリーヌに顔面蹴りをたたきこんで優勝。

Dカオス○、イザベラ(9点、パワーボムからのエビ固め 17.52)Jえちご、近藤×(9点)

消化試合のメインイベントは準優勝決定戦となった。分断作戦を成功させたカオスがうまく近藤をパワーボムで料理した。この結果優勝は12点のコバトフ組がV2達成、

2位は9点でえちご組とカオス組が並んだが、直接対決で勝っているカオス組が規定により準優勝となった。外人勢に1位2位を占められたのはSPZ始まって以来のことである・・・

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