2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 第936回 43年目12月夢のマスターズ戦 | トップページ | 第936.9回 フローラ小川の腰痛 »

2010年6月 4日 (金)

第936.5回 霜の夜

43年12月末、凍るような夜。エスピーグループ本社ビルの25階にある大会議室で悶着が起こっていた。

「あなたのやったことはエスピーグループの企業価値をがくんと下げちゃったんだよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「何を血迷ったのか選挙になんか出て、そのうえ買収のスキャンダル。この会社のコーポレートガバナンスは機能してないんじゃないかという声も聞こえたぞ、おかげで株価は暴落だ」

経営陣から詰問されるエスピーグループ創業者・手塚一彦氏。国会議員に当選したものの、その過程で選挙区の有力者に買収を図った疑いで逮捕されてしまい現在は保釈中の身

「で、わしにどうしろというのじゃ」

「エスピーグループの全ての会社から手を引け。」

けっきょく手塚オーナーは保有するグループの全株式を差し出すことで、いくばくかの退職慰労金を受け取り、箱根の山奥で半幽閉生活を送らされる破目になった。

「SPデータセンター、SPシステムエンジニアリング、SPソフト販売、SPテクノカルチャー、SPモバイルアプリケーション、SPリテールPOSシステム、SPセールスプロモーションコンサルティング、SPデジタルアーカイブス、SPエンタテインメント、SPケータリングサービス、SP貸会議室・・・・・」

手塚オーナーが半生をかけて作った関連会社の目録を見て呆れる面々。

「あのオヤジ、よくもまあこんな手を広げたことだ」

「スーパースターズプロレスリング・ゼット?なんだこの会社は」

「プロレス興行会社です。おそらくオヤジの思いつきで作られた会社かと」

「年商は?」

「180億くらいです」

「うちの本業とは関係ない、ウッパラってキャッシュにしてしまえ」

*************************

1月中旬のある日、ある金髪の外人男がSPZ本社を訪れた

「コニチワ、社長に会わせえてください」

「失礼ですがどちら様ですか」

「ラグナインベストメントのフェルナンド・マグロスといいます」

手塚オーナーの失脚に伴い、手塚オーナーが所持していたSPZの株式51%は売却され、怪しげなファンド会社が持つに至った・・・・。

« 第936回 43年目12月夢のマスターズ戦 | トップページ | 第936.9回 フローラ小川の腰痛 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 第936回 43年目12月夢のマスターズ戦 | トップページ | 第936.9回 フローラ小川の腰痛 »