第1,021回 ウルトラタッグリーグ(下)42年ぶりの快挙
46年目12月 ウルトラタッグリーグ
第7戦は仙台大会。
NARATA○、O朝比奈(10点、転付峠からのエビ固め 11.02)J永原、M桜井×(2点)
NARATA組、1敗をキープ。きょうもNARATAの新兵器・転付峠が火を噴いた。ミシェール桜井がえぐいタイガードライバーの犠牲に・・・
ドッペル、シチェルバコフ○(6点、合体パイルドライバーからの片エビ固め 8.16)辻、下窪×(0点)
分断作戦に成功した外人チームが3勝目を挙げた。
白石○、優香(10点、STOからの片エビ固め 8.36)近藤、真壁×(10点)
全勝の近藤組と1敗の白石組が対決。
近藤の相手はひとしきりやって、比較的くみしやすい真壁が出てくるや猛攻を仕掛けた白石。あっさりSTOで沈めた。近藤のカットは優香に阻まれてしまった・・・・
八島、G山本○(6点、ラリアットからの片エビ固め 12.12)トラットリア、エリーゼ×(4点)
「白石にやられて調子が狂った」
優勝の望みの消えた極悪女帝コンビ。この日は外人コンビを一蹴。
この結果、優勝の行方は近藤組、白石組、NARATA組の3チームが1敗で並んで最終戦になだれ込む混戦になった・・・
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そして最終戦、さいたまドーム大会。
第1試合は新人の杉浦美月が登場。他の全選手がタッグリーグ戦へ出ている状況下、連日第1試合でやられ役を務める。今シリーズ連日対戦している謎の外人、ブルー・ローズに攻め込まれ、最後はミサイルキック1発で撃沈。まだまだ勉強の日々が続く・・・
そしてリーグ戦最後の4試合
白石○、優香(12点、フィッシャーマンバスターからの片エビ固め 10分くらい)J永原、M桜井×(2点)
白石組は1敗をキープ。パフォーマーのM桜井をつぶして3カウント奪取。
O朝比奈、NARATA○(12点、ダイビングプレスからの片エビ固め 12.29)トラットリア×、エリーゼ(4点)
NARATA組も1敗を守った。トラットリアマスクを捕まえて攻めきった。
近藤○、真壁(12点、SPZハンマーからの片エビ固め 9.23)辻、D下窪(0点)
近藤組も1敗を守った。この瞬間3つ巴の優勝決定戦が確定。場内どよめき。
若手コンビは無念の全敗に終わった・・・
ドッペル○、シチェルバコフ(8点、アキレス腱がため 13.16)八島、G山本×(6点)
長丁場のリーグ戦で息切れしてしまった感のあるタッグ王者のベテラン女帝コンビ。この日もグリズリー山本が動きに精彩を欠き、ドッペルのアキレス腱がために悶絶。無念のギブアップ負けを喫し、タッグ王者チームがまさかの負け越し、6点でリーグ戦を終えた・・・
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メイン終了後、3チームによる優勝決定リーグ戦。
O朝比奈、NARATA○(1勝、転付峠からのエビ固め 15.16)近藤、真壁×(1敗)
NARATAがこのシリーズ多用している転付峠(えぐい変形タイガードライバー)。粘る真壁を振り切った。
白石○、優香(1勝、掌底からのエビ固め 18.54)近藤×、真壁(2敗)
優勝決定リーグ2試合目で白石なぎさが登場。
「このおっ!!」
もう後がない近藤真壁、懸命に白石を攻めるが、そこはSPZチャンプの白石、簡単には沈まない。まず真壁を戦闘不能に追いこみ、近藤にもローンバトルを強要した末、掌底で殴り倒して終了。優香は顔見世程度のファイト。近藤真琴、3試合延べ43分戦い抜いたが、優勝は出来なかった・・・
そして優勝決定戦。
白石○、優香(2勝、合体パワーボムからのエビ固め 23.24)O朝比奈、NARATA×(1勝1敗)
辛抱強く闘ったNARATA、3試合目の白石を懸命に追い込んで、優香の引きずり出しに成功。しかし優香もNARATAとうまいこと渡り合い、白石を少し休ませることができた。あとは白石がNARATAを追い込み、最後は優香を招き入れての合体パワーボム。これでNARATAから3カウントを奪った・・・
「ハァ・・・ハァ・・・ま、まさか優勝・・・」
優香、ウルトラタッグリーグ優勝決定。タッグリーグで新人が優勝チームに入ったのは42年ぶり(そのときは4期生の永沢舞)の快挙である。
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