第1,027回 47年目4月 富沢零子デビュー戦
47年目4月
新人テストで富沢礼子を獲得。素質はそれほどでもなさそうだが、ルックスがいいので採用した。リングネームは「富沢零子」で出すことにした。
「旗揚げ46周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。
ドーム級の会場を回るビッグなシリーズだ。
初戦の名古屋しゃちほこドーム大会、メインで組まれたのがWWCA選手権、王者スーパーカオスに対するはNARATA。奈良田忍術の戦士の誇りを見せたNARATA,良く粘ったのだが、最後は19分30秒、スーパーカオスのスーパーパワーボムに力尽きた。
2戦目のなにわパワフルドーム大会で組まれたのがサンダー龍子対スーパーカオスのノンタイトル特別試合。
―強豪選手を倒していって、もう一度白石さんのベルトに挑むンだ!
外人相手には臆することなく、大柄な体格を生かした豪快なプロレスを展開する。ジャーマン、延髄斬りなど大技を効果的に繰り出してゆく。終盤攻めづかれたところをスーパーハンマー、スーパーDDTで反撃されたものの、何とか受けきって、
「ウルァアアアア」
必殺・ターボドロップ2炸裂。これでスーパーカオスから3カウント。勝負タイム22分27秒。
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シリーズ第6戦札幌どさんこドーム大会メインで組まれたのはSPZタッグ選手権。新王者NARATA、オーガ朝比奈に挑むのは元タッグ王者の近藤真琴&真壁なつき。
「先手必勝」
近藤真琴、試合序盤からデインジャラスな攻め、オーガ朝比奈に上段蹴りを連発してぐらつかせる。
―NARATAさんは何とかなる。朝比奈さんのパワーだけ気をつければいい。
なにしろ近藤はNARATA攻略には自信を持っている。真壁もうまくタッチを受けて朝比奈をアキレス腱がためで痛めつける。このまま挑戦者組ペースでいくかと思われたが、オーガ朝比奈が強引なパワーボム。
「グヘッ・・・・」
これで近藤の動きが止まった。たまらず真壁にタッチ。しかしここで真壁が一発狙っていた。
バキッ
不意打ちエレガントブロー。まともに食らった朝比奈は崩れ落ち、そのまま3カウントを聞いた。衝撃的な結末に場内どよめき。
「このくらい、当然よ」
勝負タイム22分43秒、近藤組がタッグ王者に返り咲いた。
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第7戦釧路大会、第1試合で富沢零子デビュー戦。対戦相手は杉浦美月。
SPZで1年もまれた杉浦、ねちねちとスリーパーでスタミナを奪う。富沢もドロップキックや逆片エビで反撃したが、杉浦の脇固めに絶叫悶絶し、戦意喪失。ふらふらと起き上がったのだがドロップキックに倒されて3カウントを奪われた。勝負タイム11分30秒。
「これが、プロのリング・・・」
釧路大会では好カードもうひとつ。休憩明けに真壁なつき対オーガ朝比奈のシングルマッチが組まれた。
昨日の札幌でエレガントブローに崩れ落ちた朝比奈がリベンジに燃えたが、どうしても捕まえることが出来ず、逆に一瞬の隙をつかれてアキレス腱がために捕らえられてギブアップ負け。
「クソ・・・・」
オーガ朝比奈、なかなか中堅の域から抜け出せない。
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