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2011年1月29日 (土)

第1,035回 ジャンヌ永原最終試合

47年目7月

最終戦は、新日本ドーム大会。

「ジャンヌ永原 最終試合」

の大看板が掲げられた。会場入り口の特設テントではジャンヌ永原のグッズが半額で投げ売りされるひつものセール。そこそこ人気のある選手なので、物販スタッフはおおわらわだった。

「SPZベルトまではあと少しのところまでいったんだけどね」

得意技のジャーマンの切れ味は素晴らしいものがあったのだが、守勢に回ったときに難があり、女王の座につくことはかなわなかったが、SPZマットで存在感を大いに発揮された。

午後6時半にいつものように第1試合開始。

第1試合は杉浦美月対富沢零子。淡々と始まった若手同士の第1試合。序盤は基本的な攻防をきっちりやる両者。

だが、5分経過と同時に杉浦が仕掛けた。するするするっと組み付いてドラゴンスリーパー。

「うわあああああーっ!ギブアップ!!」

勝負タイム5分37秒、杉浦が1期先輩の貫禄を見せた。負傷で先月のSクラ予選会には出場できなかったが、自分のプロレスをしっかり磨きつつある。

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第2試合はNARATA対ドルフィン下窪のシングルマッチ。

プレーオフまで行ったのだがSクラ本大会出場を逃したD下窪、悔しさをぶつけるいい攻め。

「たっ」

空手の経験を生かした得意の二段蹴りも見せたが、受けきったNARATAが強烈なボディスラムで反撃開始、ひるんだ所をフェイスクラッシャーで3カウント。勝負タイム11分4秒。

外人同士のタッグマッチをはさんで休憩。

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休憩明けのあと、後半の試合。このあたりでジャンヌ永原もリングコスチュームに着替えて、アップを始めた。

そのあと第4試合。これも注目カード。オーガ朝比奈とグリズリー山本がタッグを組んで(今シリーズ八島さんは腰痛のため欠場)、ジュディコーディ、アナベラスミスと対戦。

「グハハハハ」「ウオオオオオオオ」

イスを振り回しながら入場するグリズリー山本、ヒザには分厚いニーブレスが装着されているが、タッグマッチならまだまだ元気だ。

この試合は盛り上がった。28分34秒のロングマッチの末、最後は朝比奈のスタミナが尽きてしまい、そこへジュディがデスバレー2連発。これで朝比奈は3カウントを奪われた。

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セミ前は近藤真琴&真壁なつきの元タッグ王者チームが登場。

白石なぎさ&ミシェール桜井(このタッグは異色だ)と対戦。これまた激戦が展開された。

ぐしゃっ

真壁のエレガントブローでM桜井が流血。しかし残った白石が奮戦。真壁を捕まえてSTO,フィッシャーマンバスター、STOのすごい攻撃。これで真壁から3カウント奪取。勝負タイム24分11秒。

第4試合とセミ前がかなりいい試合になったのだが、場内のファンは少しもだれない。

まず場内にかかったのは「Little Baby Nothing」明るいデュエットの洋楽に乗って優香が花道を走ってリングイン。

そのあと、

「次の試合に登場するジャンヌ永原選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をよろしくお願いいたします」

引退試合であることを告げる定例句のあと、どよめき。

セミファイナル、ジャンヌ永原最終試合。

「トースト咥えたあいつにおはよう」がかかり、ジャンヌ永原が最後のリングへ向かう。トップ取りはならなかったが、上位グループで長く活躍された。古傷の首の具合がよくないのと、来月に結婚披露宴を控えていることもあり、ついに引退を決意した。

対戦相手は2年目の優香。さすがに表情が硬かったが、試合が始まるやタックルやドロップキックを繰り出していった。優香の攻めを懸命にこらえるジャンヌ永原。

「これで・・・決める」

優香、勝負をかけたシューティングスタープレス。しかしJ永原は2.5でクリアして、

「超必殺技!」

最後に最高のジャーマン。優香を見事にハイブリッジで投げきって3カウント。勝負タイム14分38秒。

神田レフェリーがマットを3つ叩いた。たちまち投げ入れられる紙テープ。そのあと全選手がリングに上がり、ジャンヌ永原を胴上げした。

(続きます)

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