第1,042回 47年目10月 ビッグパワーシリーズ
47年目10月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。
3戦目の三重サンシャインアリーナ大会であばしりタッグ戦。真壁なつき&辻香澄の王者チームに挑んだのはベテランと若手の組み合わせ、優香とミシェール桜井のコンビだった。けっこういい試合が展開されたが、最後は真壁が強引にエレガントブローで優香を殴り倒して終了。勝負タイム24分35秒、王者組みが2度目の防衛に成功。
************************
シリーズ最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合はミシェール桜井対富沢零子。新人の富沢、まだまだスタミナに難があり、5分動いただけでもう肩で息をしている。
「あなたは三流以下です」
ミシェール桜井、さくっとフランケンシュタイナーで3カウントを奪った。勝負タイム8分5秒。
続く第2試合はNARATA対トラットリアマスク。
これは格からいってNARATAが断然有利。トラットリアマスクも懸命に動いて試合をかき回そうとしたが、NARATA,落ち着いて相手にダメージを与えふらつかせたところで農鳥を叩き込む。
これは2.9でクリアされたが、すかさずNARATA,逆さ押さえ込み。虚を突かれたトラットリアは3カウントを聞いてしまった。意外な技で決着に場内どよめきと拍手。勝負タイム10分32秒。
続く第3試合、八島さん&G山本&オーガ朝比奈の怖いおねえさん3人が登場。ガンスリンガーの3人(辻&真壁&ドルフィン下窪)と相対。さすがにこのメンツでは怖いお姉さんが俄然有利。真壁に狙いを定め集中砲火。
「お前はもう終わってんだYO!」
オーガ朝比奈・ド迫力のパワーボム。これで試合は終わった。勝負タイム13分35秒。その試合が終わると休憩。
休憩明けの外人同士のタッグマッチをはさんで、第5試合からは3大シングルマッチ。まずは優香対ダイナマイト・リナ。
入社2年目の優香、会社サイドからの期待も大きい。この日はダイナマイトリナのパワーに苦戦したものの、徐々に形勢を建て直し最後はシューティングスタープレスで勝利。勝負タイム15分2秒。
セミファイナルは近藤真琴対サンダー龍子。SPZトップ選手同士の対決なので沸いた。近藤のSPZハンマーを耐えたサンダー龍子だが、立て続けの掌底で殴られて口元から流血。
「このやろうっ」
ムッとしたサンダー龍子、タイガードライバーで反撃。近藤2で返すが、頭を打ってしまったのか起き上がれない。サンダー龍子、すかさずコーナー最上段に上がって重爆ムーンサルト。これで勝ちをもぎ取った。勝負タイム14分51秒。
****************************
メインはSPZ戦、王者スーパーカオスに対するは白石なぎさ。
白石も動きが落ちているが、持ち前のゆったりファイトでスーパーカオスに向かっていった。
がー
「フフフフフ」
スーパーハンマーを起点としたスーパーカオスの大技攻勢。ニーリフト。パワースラム、そして裏投げ2発。これで白石は悶絶。
「フフフフフ」
最後は顔面への膝蹴りをもらってしまって3カウント。勝負タイム39分17秒のいい試合だったが、結果においてベルト海外流出という状況は変わらなかった。王者が3度目の防衛に成功。
« 本場所中止を撤回せよ | トップページ | 第1,043回 横浜龍咆哮(上) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント