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2011年4月30日 (土)

第1,076回 48年目12月 タッグリーグ(中)

48年目12月 ウルトラタッグリーグ戦

第4戦は九州ドーム大会。

O朝比奈○、八島(2点、拷問コブラツイスト 14.0)ミントス×、ソレッタ(0点)

「オラオラオラオラー」

怖いおねえさんチームが初日。オーガ朝比奈のねじりあげるようなコブラツイストにミントスは悶絶・・・

優香○、吉原(6点、シューティングスタープレスからの体固め 19.0)近藤×、真壁(0点)

「これが、受けられるか」

近藤真琴、短期決戦を狙ったのか問答無用のSPZハンマー、吉原を半失神に追い込む。

ワン、トゥ・・・・ドドドド!!

直後のフォールは優香がカットしたものの、

もう吉原はグロッキー状態。何とか優香にタッチしたがそのままリング下でのびてしまった。あとは孤立した優香をしとめるだけ・・・となったが、ここから優香が脅威の粘り。最後は近藤と真っ向勝負の末、シューティングスタープレスで劇的勝利。これでまさかの3連勝。近藤組はまさかの3連敗。

「残り後4つ、気合入れていきます!」

Sカオス○、アナベラ(6点、スーパーハンマーからの片エビ固め 13.40)アバチャ、ドッペル×(2点)

スーパーカオス組も3連勝。最後はうまく分断作戦を成功させた。

白石○、G山本(4点、スプラッシュマウンテンからのエビ固め 28.42)T龍子、D下窪×(4点)

白石の粘りに手を焼いたサンダー龍子、スプラッシュマウンテンを食らって大ピンチ。そしてG山本のラリアットでサンダー龍子、かなりのところまで追い込まれたてしまう。

―クソッ・・・

後を受けたD下窪が懸命に奮闘するが、白石に捕まってしまいスプラッシュマウンテンの餌食。サンダー龍子組みがここで黒星。

**********************

第5戦は名古屋しゃちほこドム大会。

近藤、真壁○(2点、エレガントブローからの体固め)ミントス×、ソレッタ(0点)

近藤組がやっと初日を出した。シシリアンスライスとエレガントブローの打ち合いを真壁が制した。

白石、G山本○(6点、29.58、掌底からの体固め)優香×、吉原(6点)

まさかの3連勝で名古屋に乗り込んだ優香組。吉原が捕まったら終わりだということをよく分かっている優香が矢面に立って懸命のファイト。

この日も白石相手に互角のファイト。しかしG山本の掌底の後に白石の重爆ドロップキックを食らって不利に。吉原も懸命にファイトするがG山本はまったく意に介せず軽くひねって格の差を見せる。

優香も前面に立ってよく奮闘したが白石のSTOを食らって動きが止まる。合体技を食らった吉原、おしまいかと思われたが優香が懸命のカット。もつれにもつれた勝負。最後はタイミングよくG山本の掌底が優香の顔面に入り、タイムアップギリギリで勝利。

Sカオス○、アナベラ(8点、スーパープレスからの体固め 11.42)O朝比奈×、八島(2点)

スーパーカオスの圧倒的肉体ダイブを食らったオーガ朝比奈、ひとたまりもなくフォール負け・・・これでカオス組が唯一の全勝となった。

T龍子○、D下窪(6点、ターボドロップ2からのエビ固め 15.33)アバチャ×、ドッペル(2点)

龍子組が1敗を守った。最後はアバチャを豪快にターボドロップ2で始末。

「1差なら射程内。どうせスーパーカオスと最終戦で当たるんだし」

***********************

第6戦は仙台大会。

近藤○、真壁(4点、上段蹴りからの片エビ固め 16.55)白石×、G山本(6点)

近藤の上段蹴りにユラーリと崩れ落ちる白石・・・タッグ王者チームが痛恨の2敗目を喫した。これで優勝争いから大きく後退。

アバチャ○、ドッペル(4点、ジャーマンSH 11.38)O朝比奈、八島×(2点)

八島さんが捕まってしまい、アバチャのジャーマンにフォール負け。

Sカオス○、アナベラ(10点、スーパーハンマーからの体固め 10.39)ミントス×、ソレッタ(0点)

スーパーカオス組、磐石の5連勝。フジニャーノ姉妹をまったく問題にせず勝ち点2をプラス。

「フフフフフ・・・」

T龍子、D下窪(8点、ターボドロップ2からのエビ固め10.11)優香、吉原×(6点)

1敗同士の対戦は龍子組が制した。長丁場のタッグリーグ、やはりというかなんというか、新人の吉原泉がこの戦いについていけなくなって来ている。

サンダー龍子、吉原を捕まえるや逆さ押さえ込み!!意表をつかれた吉原、懸命に足をばたつかせて返すが、ここでサンダー龍子が満を持してターボドロップ2!吉原を失神に追い込んだ・・・

第48回ウルトラタッグリーグ、全勝でカオス組、1敗でT龍子組が追う展開。

(続きます)

2011年4月29日 (金)

第1,075回 48年目12月タッグリーグ(上)

48年目12月

恒例のウルトラタッグリーグ戦。今年のエントリーは8チーム。

白石なぎさ&グリズリー山本

サンダー龍子&ドルフィン下窪

近藤真琴&真壁なつき

オーガ朝比奈&八島静香

優香&吉原泉

スーパーカオス&アナベラ・スミス

アデライーダ・アバチャ&ドッペルベルク

ミントス・フジニャーノ&ソレッタ・フジニャーノ

2戦目のなにわパワフルドーム大会からリーグ戦がスタート。

優香○、吉原(2点、合体パイルドライバーからの片エビ固め 12.56)ミントス×、ソレッタ

優香が新人の吉原をうまくリードしてシシリアン姉妹コンビとやりあう。最後は合体攻撃を決めてミントスを倒し白星発進。

「優勝するつもりでやります。タッグマッチはなにが起こるかわかりませんから」(優香)

白石、G山本○(2点、掌底からの片エビ固め 22.38)アバチャ、ドッペル×

タッグ王者チームが重厚な攻めを見せる。EWA代表チームも終盤、スタミナの切れだした白石に狙いを絞り猛反撃。しかしどうにか猛攻をしのいだ白石がG山本にタッチ。

「ぐわはははは」

あとは余力充分のG山本がドッペルを殴り倒して終了。

Sカオス○、アナベラ(2点、スーパー裏投げからの片エビ固め 11.0)近藤、真壁×

「私とアナベラが組めば負けるはずがない」

WWCA代表チームはくせ者アナベラ・スミスと新エーススーパーカオスが満を持してタッグ結成。アメリカ本国では抗争を展開している二人がタッグリーグ制圧のために手を組んだ。近藤も打撃を繰り出して抵抗したが、小柄な真壁が捕まってしまい・・・・

T龍子○、D下窪(2点、ターボドロップ2からのエビ固め23.43)八島×、O朝比奈

「賞金目当てに優勝しようか」

この日の相手は怖いおねえさんチーム代表。いきなり八島さんをジャーマンでぶん投げるなど破壊力満点。オーガ朝比奈もパワーだけならT龍子と互角だが、スピードやスタミナはT龍子にくらぶべくもない。

「お前の動きなんぞなあ、読めとる」

八島はベテランの味でT龍子のバックドロップを潰すなど存在感を発揮したものの、長期戦で息が上がっていってしまう。

「そろそろ派手に決めようか」

サンダー龍子、得意のターボドロップ2.しかし八島さんがカット。

「じゃあ、八島さんもつぶしてやるよ!」

サンダー龍子非情の攻め。大ベテランの八島静香にターボドロップ2.まともに食らった八島さん、3カウントを奪われたあともしばらく起き上がれなかった・・・

**********************

第3戦は広島大会。

優香○、吉原(4点、ローリングソバットからの片エビ固め 24.17)O朝比奈、八島×(0点)

八島さんのテーマ曲「アルルの女 ファランドール」が流れるや場内大歓声。長年培った人気そして貫禄。

ましてこの日は地元島根に近い広島での興行。若い優香が相手でもはつらつファイトを展開。オーガ朝比奈もいいアシスト。そして優香のスタミナ切れを誘い吉原を捕らえにかかる。吉原も朝比奈のパワーにタジタジだが、懸命に優香につなぐ。最後は連日の激闘で八島さんがつかれきってしまったところを優香がローリングソバットで押し切った。優香組、これで2連勝。

「八島さん、元気ですね・・・・次も頑張ります」(優香)

アバチャ○、ドッペル(2点、アバチャロック 11.30)ミントス、ソレッタ×(0点)

外人対決はアバチャ組が制した。変形STFでアバチャがギブアップ勝ち。

Sカオス○、アナベラ(4点、スーパーパワーボムからのエビ固め 16.48)白石、G山本×(2点)

白石なぎさとスーパーカオスが延々と死闘を繰り広げる展開。
「我慢比べになると古傷を抱える白石選手はきついですね」

その通りになってしまい、次第に旗色が悪くなってくる。頼みのグリズリー山本もスーパーカオスの前に手も足も出ず、

「フフフフ」
スーパーカオスのパワーボム連発に散った。

T龍子○、D下窪(4点、ターボドロップ2からのエビ固め 15.36)近藤×、真壁(0点)

「カオス組以外は何とかなる相手ですよ、ポカしなければ」
D下窪を顔見世ファイトにさせておいて、自らは暴れ回る。最後は近藤を捕らえて大技攻勢。ターボドロップ2で沈黙させた。

第48回ウルトラタッグリーグ、リーグ戦2試合を消化して、優香組、T龍子組、カオス組が2連勝スタート(続きます)

2011年4月28日 (木)

プロレス技シリーズ11 フェイスロック

ーさあ南利美、バックに回った。渡辺智美のバックに回った、何を持ってくるか、何で決めるか、ジャーマーン!

「へぶっ」

ーハイブリッジでキレイに投げた、人間橋!!渡辺智美の頭が危険な角度でマットへーー

「あ-、いまのは受けきれていないです」

ワン、トゥ、・・・

「おっとお!」

ー吉田龍子カット!!すんでのところでカット成功!!これが同期の絆か!

「あー、でも・・・これで決まりますよ~」

あっとここでコーナーで戦況を見守っていた小川ひかるがリングイン。

「これでっ」

ー吉田龍子の足を絡ませて転ばせたーッ

「うわっと」

「あー、うまくカニバサミで倒しましたね」

「これならっ」

ーあーっと、小川ひかる、そのまま吉田に抱きついて、場外へ転げ落ちたー

「は、はなせえええ」

ー分断された、あーっとリング上は南と渡辺智美の1対1.さあ戦いが2つに割れた。しかし渡辺の様子がおかしい、さっきのジャーマンが効いているのかー!!

「あー、あっさり分断されちゃいましたね」

「これでお仕舞いね」

ーあーっと、南利美、ダウンしている渡辺の背中を起こして、、右足で渡辺の右腕を固定して、フェースローック!決まった!渡辺耐えられるか、耐えられるか?吉田龍子は場外でガッチリ小川ひかるに抱きつかれているー、カットに入れないー、渡辺智美ピンチ!!

「ひぎいいっ!!・・・ギブアップ!!」

ーアーッと渡辺、あえなくギブアップ!12分6秒、フェイスロックで南利美、小川ひかる組の勝利!!さてかいせつの保科さん、

「えーと、まあ・・・・いまのは分断作戦のお手本のような感じでしたね。カットに入った吉田選手をそのまま小川選手が捕まえてリング上で1対1の状況を作る、1期生がうまく試合を運びましたね~」

ーフィニッシュはフェイスロックでした

「まあ、渡辺選手、痛いのには弱いんですよ。南選手、そこまで計算していましたね。吉田選手が振りほどいて救援に入ってくるまでにギブアップを取れるって計算していましたね~」

ーそれではこの辺でお知らせです。今週のSPZプロレス中継は山梨県カイメッセ甲府から、第4試合30分1本勝負は南利美、小川ひかる組が吉田龍子、渡辺智美組を下しました。お知らせの後はいよいよセミファイナル、伊達遥が登場します。

「どーもー。」

************************

フェイスロック、顔面絞めですね。

原理そのものは単純で、背後から相手の顔面を絞め付ける。手首の部分で相手の鼻をつぶして、鋭い痛みを味わわせて相手にギブアップの言葉を吐かせる技です。

スリーパーは首まわりを絞めつけて相手を気分悪くさせたり落としたりするのですが、フェイスロックはただただ痛い。いかに強い選手でも顔面は鍛えようがない。その意味ではフィニッシュにもなりえる技です。

昔は地味なつなぎ技だったのですが、三沢光晴さんが超世代軍の旗手として上がってきたときに、J鶴田、ハンセンらスーパーヘビー級に対抗するために改良した技でして、右足で相手の右腕をフックした状態で顔面締めをかけると、半固定した状態で顔面を絞められるわけなので、もがいて振りほどくのが困難になり、一躍フィニッシュ技となりました。道場で渕正信選手とのスパーリング中にひらめいて改良したらしいです。渕正信選手も全日分裂後に一時期使っていました。

この技が俄然注目されたのはたしか91年9月の武道館大会での世界タッグ戦、三沢川田VS鶴田田上。例によって鶴田が格の違いを見せつけるように暴れまわったのですが、最後は三沢さんのフェイスロックが決まり、あのジャンボ鶴田がギブアップ負け。あの怪物鶴田がマイッタしてしまうほど痛い技・・・ということで、三沢さんの必殺技として定着しました。

2011年4月27日 (水)

まだ夜は少し寒い 20110427

こんばんワニ。

WAS没頭中筆者のkonnoです。

水曜日恒例のあれ。

◆プロレス

全日本プロレス、ジュニアタッグリーグ開幕。外人選手が1人しか巡業帯同しない安上がり興行。渕正信・菊地毅組は2勝3敗と優勝戦線から脱落。まあロートルコンビだからそんなもんだろう。4.30ディファ有明で優勝決定戦。

◆格闘技

古木克明(元横浜ベイス4番を打ったこともある)総合格闘技(DEEP)でプロ初勝利。

40歳の元ラガーマンというそれなりの相手と対戦して判定勝ち。プロ野球では戦力外の烙印を押された男が第2の人生で身体を張る。なかなかできることではない。

◆相撲

技量審査場所は5/9開幕。

幕内下位・十両の顔と名前の一致しないそれ誰だっけ(山本山は別格として)を大量解雇して、「ケジメはつけました」ということで5月は入場料を取らず技量審査として行う。この場所は金銭が絡む絡まないものも含め八百長自粛なんだろうな。(これでやったら本当に大相撲崩壊)

近年まれに見る?完全セメント場所。15日間フルパワーで闘えないベテラン力士はどうしのぐのか。まあ「負けてもいいから適当に流す日」を設定するんだろうな。しかしこの場所で魁皇が負け越してしまったら「ああ、やっぱり・・・」となるのだから、困った事態になりました。それでも・・・・それでも魁皇なら何とか8勝してくれる。

◆野球

広島とヤクルトが首位攻防とか、今年のセ・リーグは面白くなりそう。横浜ベイスターズは先発投手陣がバタバタと倒れ、早くも失速の兆し・・・それにしてもヤクルトの外人獲得能力は凄い。バレンティンもいい働き。

石井琢朗、40歳で二塁初スタメン、5打席で3安打1四球1バント。進化する40歳。

今週はこんなところか。

2011年4月26日 (火)

第1,074.7回 嵐が始まる時

48年目12月

SPZ年末のドーム会場をまわる「ウルトラタッグリーグ戦」、会場に、近くの駅貼りで、エントリーする8チームが対峙するデザインのポスターが掲出された。

白石なぎさ&グリズリー山本(SPZ世界タッグ王者)

サンダー龍子&ドルフィン下窪(九州エクスプレス)

近藤真琴&真壁なつき(デンジャラス打撃コンビ)

オーガ朝比奈&八島静香(怖いおねえさんコンビ)

優香&吉原泉(フレッシュスターコンビ)

スーパーカオス&アナベラ・スミス(WWCA代表)

アデライーダ・アバチャ&ドッペルベルク(EWA代表)

ミントス・フジニャーノ&ソレッタ・フジニャーノ(イタリアの美人姉妹)

「今年も結構なメンツだ」

 「優勝候補はどこだろう」

「本命は白石さん&山本さんかな。」

相変わらずのSPZ人気、事前の話題で持ちきりのウルトラタッグリーグ戦、しかし、会社の内情は・・・・

***********************

横浜のベイサイドホテル、893号室。

団体トップレスラーのサンダー龍子と睦みあったあと。デンドログラムの鈴木専務執行役員がタバコをくゆらせる。そのあとボソッと一言。

「新団体・・・つくりますか」

 「・・・・え・・・・っ」

サンダー龍子、濃密な睦み合いで達した後で、目がトロンとしていたが、この一言で我に返った。

「このままじゃあ埒が明かん。ビジネスはスピードだよ、ええ。」

2011年4月25日 (月)

第1,074回 横スペ3大シングルマッチ

そして最終戦は本拠地に戻っての横スペ大会。

第1試合は富沢零子対フェアリー貴生川。新人のフェアリー貴生川、徐々にレスラーらしいたたずまいになってきたようだが、先輩相手だとどうしても分が悪く、富沢のランニングタックルであっさりと3カウントを奪われた。勝負タイム7分48秒。

第2試合は、これは珍しいオール外人の6人タッグ。

ファントムローズ4号&ブルーローズ&ダイナマイトリナ 対 シチェルバコフ、デニース・ハン、ソレッタ・フジニャーノ組。

6人タッグらしいバタバタした戦いが展開されたが、最後はソレッタがシシリアンスライスでファントムローズをぐらつかせてからのノーザンライトSHで3カウント奪取。勝負タイム10分26秒。

第3試合は杉浦美月対アナベラスミス。

「ぐっ・・・」

杉浦、グラウンドテクニックはしっかりしたものを持っているのだが、外人のパワーに太刀打ちできない。この日もアナベラの躍動感ある攻めにたじたじ。ニーアタックでぐらついてからのバックドロップでもう杉浦グロッキー。最後はスクラップバスターで終了。勝負タイム7分13秒、杉浦が完敗を喫した。その試合が終わると休憩。

*************************

休憩後の第4試合、前SPZ王者の近藤真琴が早くも登場、ジュディ・コーディとのシングルマッチに挑む。ジュディのパワー攻勢に苦戦した近藤だったが、
「さあ、さあ!」

上段蹴りで意識を刈り取っておいて、フラフラと起き上がってきたところをミサイルキック。勝負タイム25分6秒の熱戦を制した。

そのあと第5試合は怖いおねえさんトリオ3人が登場、

オーガ朝比奈&八島さん&グリズリー山本。この3人が並ぶと壮観。

対戦相手はガンスリンガーの3人。真壁なつき&辻香澄&ドルフィン下窪。

チょこまかと動き回るガンスリンガーの3人だったが、よく動きを見ていたグリズリー山本、

「こざかしい、ふんっ!」
裏拳一発、辻ちゃんをノックアウト。これで勝負あり。12分15秒。

**********************

そして3大シングルマッチ。まずセミ前は吉原泉対スーパーカオス。

「・・・・・・・っ」

新人の吉原がカオス様と一騎打ち!吉原玉砕の凄いカードだ。

「フフフフフ」

吉原何も出来ず、押されっぱなし、それでもスーパーハンマーを一度は2.9で返し、二度目は脇固めで切り返したシーンは沸いた。ならばとスーパーカオス、バックを取ってジャーマンを狙ったが、吉原よく読んでいて前方回転エビに切り返す。

キサマア・・・」

スーパーカオス、ニーリフトを叩き込んで吉原の動きを止めてから、

「ヌン」

スーパー裏投げ一閃。当然これで試合は終わった。勝負タイム7分17秒。

敗れた吉原だが、簡単にはやられないという意地を見せたいい試合だった。

************************

セミファイナルは白石なぎさ対優香。先月のドーム大会で30分時間切れに終わったカードの再戦。

「・・・っ」

力ずくで攻め込む白石、タックルの威力も迫力満点。徐々に追い込まれてゆく優香。シューティングスタープレスで逆転をかけるが、それまでに白石にダメージの蓄積がないので逆転には至らない。そのままズルズルといってしまい、最後は白石がパイルドライバーで勝利。勝負タイム19分7秒。

**************************

メインイベントはSPZ選手権。王者サンダー龍子対 挑戦者アデライーダ・アバチャ。

前回の対戦で恥をかかされたサンダー龍子、いきなりエンジン全開、ラリアットを連発してアバチャを追い込んでゆく。そして肘打ちの連打

―長引くと危険。つぶすしかない!。

「はっ」
ブレンバスター、ギロチン、起き上がったところをジャンピングハイキック。
「これで終わりだ!」

ターボドロップ2狙いは切り返されたが、直後にヤクザキックを叩き込んで3カウントを奪った。勝負タイム12分26秒、王者が初防衛に成功。

2011年4月24日 (日)

新宿グルメ26 吉本

今回ご紹介いたしますのは

西新宿の盛り場、ビル3階にある隠れ家的居酒屋、

「吉本」

穴場的なお店なのですが、冷蔵ガラスケースには日本酒がズラリッ。

日本各地の地酒の品揃えが凄い。

1合700円くらいからですが、小グラス×3の「飲み比べセット」(1000円くらい)等もあって、たくさんの地酒を楽しむことができます。

しかし、ベースは高級店なので、お通しだけで770円します。

お刺身盛り合わせなんかは時価。怖くて頼めない。

この店のルーツは長野県らしく、刺身こんにゃくや山菜天ぷら(1100円)など、山の幸もけっこう充実。

圧巻は野沢菜(550円)

南アルプス山麓の長野県大鹿村の野沢菜。スーパーでパックで売られているのとは質的に断然違う。本場の信州野沢菜。涙がちょちょぎれるくらいうまい。

酒2杯とお通し、山菜の天ぷらと野沢菜で3900円した。おいそれとは行けないやや高めのお店だが、本物志向の居酒屋です。

2011年4月23日 (土)

プロレス技シリーズ10 ヒップドロップ

さあ10分経過で試合が動き始めました、場外でジャンヌ永原と中村真帆が乱闘を繰り広げる、リング状はフローラ小川とグリズリー山本ーッ!!

「ああ、こりゃあ、終わりますね」

フローラ小川、ダメージが深いのですが、ロープに走った、何を出してくるか、、さあグリズリー山本の前でじゃんプッ!

「えいっ」

そのままグリズリー山本の腰に手を回して回転エビ固めか?

「なにやってんだか、無理があるよ」

 「・・・っとととっ、あめえんだよ」

グリズリー山本、少しバランスを崩したものの丸め込まれず踏ん張った。踏ん張った。回転エビ固め不発!

「おらよっ」

ぐしゃっ

「ひぎいっ!」

あーっと、グリズリー山本、そのままヒップドロップのような感じでフローラ小川の上にグシャッとのしかかった。そのままフォール。返せるか、返せるか、ダメだー。カウント3入ってしまいましたー

「んー、そもそもね、グリズリー山本の体格を考えたら、回転エビで丸め込もうとすること自体無理があるのよ。まあグリズリー山本が冷静に押しつぶしましたね」

ーそれではこの辺でお知らせです、ただいまの試合は10分22秒、ヒップドロップからの体固めで、グリズリー山本、中村真帆組が、フローラ小川、ジャンヌ永原組を下しました。この試合解説は吉田龍子さんでお送りいたしました。

「どうも」

********************

単純だが、体格のあるレスラーが使うと脅威の技、ヒップドロップ。

アンドレ・ザ・ジャイアントのようにダウンした相手にヒッププレス気味に潰すのと、大昔のサンダー杉山、少し前のジャイアントキマラのように、ダウンした相手にジャンプして雷電ドロップ気味に相手の胸元に尻を降下させるパターンがあります。

あとは、先ほどの使用例のように、ローリングクラッチホールドを仕掛けてきた相手への切り返しとして使用されます。回転エビで丸め込むのに手間取った場合、上からグシャッとやってしまう。レスラーの凄さが伝わる説得力充分の技です。

今年の1月5日、前橋大会で浜亮太選手がこのパターンで中之上選手を圧殺しました。200kgが落ちてくるのだからこれはたまりません。食らった中之上選手はあまりの衝撃に「歯がぐらついてしまった」との事です。

2011年4月22日 (金)

SPZスター選手列伝66 ミシェール桜井

SPZスター選手列伝 66

従業員コード:067

天空の羽衣・ミシェール桜井

本名:桜井里子、2031年8月15日、兵庫県浜坂市出身、SPZの新人テストに合格し、SPZ39期生として、2047年4月18日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。跳躍力、身体のばねはいいものを持っており、SPZクライマックス出場を果たし、ジャンヌ永原とのコンビでSPZ世界タッグ王者に輝くなど活躍。得意技は天空の羽衣(スワンダイブ式ダイビングプレス)。

2056年5月20日、横浜スペシャルホール大会での対杉浦美月戦で引退。稼動月数110ヶ月、出場試合数(概算) 808試合

タイトル歴

第111代SPZ世界タッグ王者(パートナーはジャンヌ永原)

第92代あばしりタッグ王者(パートナーはNARATA)

阿部リングアナコメント

SPZ39期として採用したときは正直ぱっとしない選手だったのだが、猛練習で飛び技に磨きをかけ、格好つけたパフォーマンスも覚え、ジャンヌ永原のタッグパートナーに抜擢され、タッグ戦線で華麗に活躍された。衰えてきた頃のフローラ小川との対決は攻める桜井、グダグダのフローラ小川の好対照が光るパッケージプロレスを展開されていた。

得意のスワンダイブ式ボディプレスは「天空の羽衣」と呼ばれ、ゼニの取れる妙技であった。引退後は郷里の兵庫に帰り、ケーブルテレビのディレクター見習いとして第2の人生を歩んでいる。

(リプレイで使ったのは当然ミシェール滝です。団体初期との重複を避けるために名前だけ変えました)

2011年4月21日 (木)

SPZスター選手列伝 65 NARATA

SPZスター選手列伝65

従業員コード:66

NARATA 

本名:非公開、生年月日:非公開。REKI,RIKKAらを輩出したあの奈良田忍者養成所から推薦がありSPZに入門。SPZ40期生として2048年4月23日、京都府立体育館の対 クラリッジ成瀬戦でデビュー。幼少の頃から忍者としての修行を積んでいただけあって動きの鋭さはいいものを持っており、タッグマッチ終盤の乱戦の動き方もベテラン選手並みにうまいと評価が高い。

フローラ小川と組んであばしりタッグ王者に輝き、オーガ朝比奈との異色タッグでSPZタッグ王座も戴冠。得意技は農鳥(変形ミサイルキック)
2056年4月21日、新日本ドーム大会での対 杉浦美月戦で引退 

稼動月数97ヶ月、出場試合数(概算)802試合

タイトル歴

第118代SPZ世界タッグ王者(パートナーはオーガ朝比奈)

第77代、80代、82代、84代、86代あばしりタッグ王者(パートナーはフローラ小川)

第92代あばしりタッグ王者(パートナーはミシェール桜井)

阿部リングアナ コメント

SPZは山梨県奥地の「奈良田忍者養成所」とコネクションを持っており、忍者養成所女子部の戦闘員候補生の中から、伸びしろのありそうなものをプロレスラーとしてお預かりしている。過去にもREKI、RIKKAなど敏捷性に優れた選手を輩出したが、今度のNARATAはより実践的忍者というか、乱戦での戦いぶりに見るべきものがあった。「ボディガードや暗殺者撃退の市街戦とプロレスのタッグマッチは共通するものがある」ということで、タッグマッチ中心で起用して、フローラ小川や白石なぎさをよくサポートしていた。

パワーには難があったものの忍者特有の敏捷性を生かし、奈良田忍者伝承の「農鳥」の威力もかなりのものがあり、シングルマッチでも充分存在感を残されていた。引退後は奈良田の里に帰り、ボディガードとして第2の人生を送られている。

(実際のリプレイで使用したのはRIKKAです。同じ名前を使うわけには行かないので、奈良田の里の名前をそのまま使いました)

2011年4月20日 (水)

花粉症が治まらない20110420

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの。

◆球春到来

今年の横浜ベイスターズは違う。例年のようなダメ球団ではない。この原稿を書いている4/17夜の段階では3勝2敗1引き分け。スレッジ村田ハーパーの中軸がまずまずで、脇役も渡辺や森本など、いい選手が揃ってきました。代打の切り札は金城。

◆大相撲

八百長事件の幕引きは、ほとんどの人が顔と名前の一致しない下位力士20数名のトカゲの尻尾きりで終わりました。星風と蒼国来が解雇無効を求めて告訴するとか。中国やモンゴルから、異国の地まで来て数年間血を吐くような努力をしてさあこれから月収100万だ稼ぐぞというところで数名の証言でずさん調査の末クビ。心情はよく分かる。

いちおうの幕引きはつけたので5月場所は「技量審査場所」という名称で入場料を取らずに開催。でも混乱を防ぐために電話予約とネット予約で「チケット」は出して(発券手数料は取る)そのチケットを持っている人が観戦出来る・・・という仕組み。

俺くらいのクラスになると、そんな枠組み、「やったータダで観戦出来る」とはならない。馬鹿にするのも大概にしなはれ。大関魁皇の雄姿は8000円払う価値があるから私はチケットを買っているのだ。9月正常化してから観戦しに行くよ。そのときまで魁皇が現役だったら。

■プロレス

全日本プロレスチャンピオンカーニバルは永田裕志が優勝。なんということだ。

若手の真田聖也が準優勝。強引なブックだ。

さて次はジュニアタッグリーグ。渕正信は菊地毅と元ジュニア王者ベテランコンビを組んで参戦。

2011年4月19日 (火)

第1,073回 予感

48年目11月

リング外でのゴタゴタ・・・利益配分をめぐる選手とフロントの対立・・・・・京スポ新聞や週刊ハッスルの記者さんたちは気づいていたが、書き立ててしまうとSPZサイドの心証を悪化させ取材拒否を食らいかねないので、表では何もなかったかのようにシリーズが進行した。

マッチメイクを担当するグリズリー山本は、カード発表を直前まで遅らせて、しかも発表間際ギリギリになって予定していたカードと差し替えを行った。。。。

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中森社長解任動議の翌々日から、11月シリーズ「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

「あれ?」

常連ファンはこの時点で兆候のようなものを察知したらしい。

シリーズ第7戦の千葉大会、団体最強のサンダー龍子は休憩後に登場。

辻ちゃんと組んで八島&オーガ朝比奈と対戦。首都圏の常打ち会場である幕張で休憩あとの第4試合という扱いで、対戦相手も怖いおねえさん軍団。いくら翌日にSPZ戦が控えているといってもやすきに流れたマッチメイク。

そしてサンダー龍子の動きもいまひとつ。オーガ朝比奈にターボドロップ2を決めたが決定打とならない。

「ハァ、ハァ・・・」

意外と長引いたこの試合、八島さんがスタミナ切れを起こしてしまい、なんとかサンダー龍子が重爆ミサイルキックを決めて3カウントを奪った。勝負タイム18分32秒。

セミ前は新人の吉原泉が大抜擢されて、前SPZ王者・アデライーダ・アバチャとのシングルマッチ。ここでもファンは少しおかしいなと感じたらしい。

「ああああああっ」

吉原、手も足も出ず。アバチャのパイルドライバーを食らってぐったり。そしてアバチャがトラースキックで吉原を沈めた。これは勝負タイム7分49秒の残虐ショー。

「コテンパンに叩きのめされました」(吉原)

セミファイナルはもっと前衛的なカード。富沢零子対スーパーカオス。まるで大人と子供の対戦、まったく勝負にならず6分37秒、スーパーカオスのスーパー裏投げに沈んだ。

「フフフフ・・・」(スーパーカオス)

叩きのめされた富沢は、担架で運ばれた。

「地方ならともかく千葉で教育マッチが2試合続くなんて異例だねぇ」

常連ファンは異変を感じた。いつもならSPZはこんなカードの組み方をしない。

千葉大会メインはSPZタッグ戦。

今回の挑戦者は近藤真琴&真壁なつき組。ベテランのグリズリー山本、タッグだと休めるのでやりやすい。ましてやパートナーはあの白石なぎさ。

しかし挑戦者チームも近藤のSPZハンマー、真壁のエレガントブローでG山本をダウンに追い込む。

「私が・・・」

代わった白石が近藤の打撃をこらえ、頃合いを見てバックドロップで反撃。しかし近藤も2で返す。場内ドドドド。

ならばとG山本を招き入れてサンドイッチラリアット。近藤これも返す。真壁も懸命にこの闘いについてゆく。白石と互角の殴り合いまで演じたが、これにムッとした白石が、

「もう終わりにするの」

36分8秒、フィッシャーマンバスターで真壁が力尽きた。王者組みが4度目の防衛に成功。このメンツだとどうしても格落ちの真壁が捕まってしまう。

そして最終戦は本拠地に戻っての横スペ大会。

2011年4月18日 (月)

第1,072回 解任動議

時に、西暦2056年。

秋も深まるころ。11月中旬の金曜日

「龍子ちゃん、今日の取締役会でかますから。メドついた」

SPZの鈴木伸之非常勤取締役がサンダー龍子に声をかける。

「・・・・わかりました」

プロ意識の塊、サンダー龍子は、「自分がここまで苦しい思いをしてやっている対価が年収1500万円と言うのは少なすぎる」と口にしており、会社上層部の不興を買っていた。

その日の午後、SPZの恒例取締役会が行われた

「それでは阿部執行役員から先月の月次決算報告をお願いします」

中森社長が執行役員管理部長の阿部幸一(チーフリングアナ)に決算の報告を求める。あらかじめ用意した資料を基に先シリーズの売上と経費、利益を簡潔に報告する阿部執行役員。

「それでは予定していた議案は終了いたしました。」

ここで鈴木取締役がネクタイを触った。

「提案します」

20歳になったばかりのサンダー龍子が立ち上がった。

「中森登志子社長の、解任動議を提案します」

「・・・えっ」

突然のことに驚く中森社長。

「現在のプロスポーツ界を取り巻く状況は厳しいものがあり、外部環境の事変化を察知しない中森登志子さんを代表取締役社長に据え置くことは不適切であると考えられます。動議に賛成の方は起立願います」

サンダー龍子、そう言い終って起立。

鈴木取締役も起立。

そしてなんと、山本取締役副社長も起立。

「や、山本さん・・・」

狼狽する中森社長。どうやら会議前に話ができていたようだ。

しかしラグナインベストメント側が送り込んだ2人の役員(鳥澤氏と猿橋氏)は、当然立たなかった。選手に支払うギャラを増やすと自分たちの利益が損なわれる。

残る今野ひかる取締役に「視線が注がれる。

「・・・・・・・・・・・・・・」

今野ひかるは席を立たなかった。

「・・・っ」口の端をゆがめるサンダー龍子

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けっきょく中森社長の解任動議は否決され、そのまま散会となった。

「ひかるさん。昨日電話で「わかった」とおっしゃったじゃあないですか」

 「・・・確かにそう言いました、しかし、中森さんを社長から外すのは違うと思います。もう少し話し合いを行って、落としどころを探るべきです」

「・・・・・・・・・・」

憮然とした表情でサンダー龍子は引き揚げた。

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その夜、横浜の焼き肉店で鈴木伸之氏とサンダー龍子、グリズリー山本らで反省会。

「第1ラウンドは不発だったね、ええ。でもプロレス団体は選手がいなきゃ回らないから最終的にはこっちの思惑通りに運ぶ、ええ。」

2011年4月17日 (日)

第1,071回 ターボドロップ2炸裂

48年目10月

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は新人の吉原泉登場。対戦相手は1期先輩の富沢零子。しぶといレスリングで富沢に食らいついていった吉原だが、スタミナ切れを起こしたところを逆片エビに捕まってしまう。

「うううっ・・・・」

何回も仕掛けられてついに根負けした吉原、ギブアップの言葉を吐いた。勝負タイム14分12秒。

第2試合は杉浦美月が登場。対戦相手は新外国人のジェシカ・アタシカ。アメリカのローカル団体で鳴らした実力派とのふれこみだったが、今回の来日ではさして存在感を残せなかった。

それでもこの日は杉浦美月と熱戦を繰り広げた末、なんとかジャンピングニーで白星。勝負タイム12分20秒。

休憩前の第3試合は6人タッグマッチ。辻香澄&ドルフィン下窪&フェアリー貴生川に対するは、ミントス・フジニャーノ&ブルーローズ&デニースハン組。

6人タッグらしくバタバタした戦いが繰り広げられたが、やはり格落ちの新人・フェアリー貴生川が捕まってしまい、デニースハンのタイガードライバーをモロに食らって終了。勝負タイム11分30秒。

その試合が終わると休憩。

「グェヘヘヘヘヘ」

休憩明け第4試合は八島さん&グリズリー山本の極悪コンビが登場。ドッペル・ベルク&シチェルバコフ組と対戦。

外人だろうが容赦のないグリズリー山本。荒々しいファイトで対戦相手2人を追い込む。しかし外人2人もしのぎ切って、シチェルバコフが八島さんへバックドロップ2連発。

「くっ・・・てめええ」

たまらずG山本にタッチしたが、ドッペルの打撃に手を焼く場面が続く。それでも最後はいきなり式の豪腕ラリアットが炸裂し、ドッペルを沈めた。勝負タイム25分5秒。

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ここから3大シングルマッチ。

セミ前はオーガ朝比奈対アデライーダ・アバチャ。

パワーならオーガ朝比奈、技術ならアバチャ。ここで勝てばトップグループ入りも見えてくるオーガ朝比奈、パワーボム、パイルドライバーで追い込み、最後はアバチャが強引にスープレックスに行こうとしたところを振りほどいて蹴り倒し、そのまま上に乗って3カウント。前SPZ王者のアバチャから3カウントを奪った。勝負タイム13分42秒。

「ヨッシャー!!」

コーナーに上がって両手を突き上げるオーガ朝比奈、トップグループ入りへ大きく前進した。

セミは優香対白石なぎさ。8月のSクラでの43分の死闘は記憶に新しい。

こんどこそ白石越えを果たそうと組み付いていった優香だが、白石も力では負けてはいない。

―相手の力も使う。

白石なぎさの突進をうまく裁いてそのままDDTを決める。このあたりの技術も身についてきた。そして白石が疲れてきたのを見るや、首投げで倒してのムーンサルトプレス。

―大丈夫だ、もう一押し。

2度目のムーンサルト。しかし白石2で返す。そのあとは両者決め手を欠き、30分時間切れ引き分けとなった。

―勝てなかった・・・

シュンとした表情で引き揚げる優香。

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メインイベントはSPZ戦、王者近藤真琴に挑むのは、最強の挑戦者、サンダー龍子。会社上層部とはいろいろあるサンダー龍子だが、そろそろSPZベルトに挑戦する頃合いだ。

「ポカしなければ、負けるわけがない」

やはりというかなんというか、カチ上げ式のラリアットを連発して主導権を握ったサンダー龍子、。

「負けるわけには行かない!」

近藤、SPZハンマーを繰り出すも、サンダー龍子、受けきって重たい掌底で倍返し。これでぐらついた近藤、

「地獄へ落ちろ」

サンダー龍子、必殺のターボドロップ2.回転させられて落下。近藤真琴、これは返せなかった。勝負タイム16分50秒、王座移動。

「よし・・・勝った」

サンダー龍子の腰にSPZベルトが戻ってきた。

2011年4月16日 (土)

第1,070回 白石 G山本 VS 優香、ミントス

48年目10月

「ビッグパワーシリーズ」開幕。

日本海側の各都市を中心に回るシリーズ。

第4戦神戸大会は「タッグマッチ祭り」と題されて、休憩後の試合が全て2対2のタッグマッチで組まれた。

セミファイナル、新人の吉原泉が登場。団体最強のサンダー龍子とタッグを組んで八島さん&オーガ朝比奈組と激突。

「私が流れを作る。そこで見てろ」

先発で出たサンダー龍子が試合の9割がた出ずっぱり。対戦相手の2人を叩きのめした後、

「吉原、少しは運動しろ」

1分少々出番を与え、八島さんのラリアットを食らわさせる。

「よし、代われ」

後はサンダー龍子が怒涛の攻め。オーガ朝比奈を捉えてターボドロップ2→ジャーマンで片付けた。ただただ強いサンダー龍子に場内ため息。勝負タイム18分1秒。

「近藤さんを潰すんだから、この程度の相手に手こずるわけには行かない」

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神戸大会はメインイベントはSPZタッグ戦。

チャンピオンチーム白石なぎさ&グリズリー山本に対するのは、即席タッグの優香&ミントス・フジニャーノ。

売り出し中の優香と組ませる手ごろなパートナーがいないので、仕方ないのでやはり売り出し中のイタリア人レスラー、ミントスを使った。

ミントスは正パートナーの妹、ソレッタがスケジュールの都合で来日しないので、今シリーズは便利屋のように使われている。

「チャンスを頂きましたので、暴れてキマース」

だがやはり即席タッグで白石&G山本の牙城を崩せるわけがない。健闘した優香だったが、グリズリー山本が捕まえての殴る蹴るという荒っぽいファイトに出てくるともうダメ。

G山本は相手の嫌がることをきっちりやる。さすがベテラン

「ナラバ私が・・・イキマース」

ミントスが挽回を図るが、G山本のギロチン2連発にタジタジ

それでも、

「シシリアン・スライス!」

独特の入り方のステップキックでG山本をたじろがせる。しかし終盤になって余力十分の白石が満を持して登場し、優香をスプラッシュマウンテン→バックドロップの大技コンボで退けた。

勝負タイム36分52秒。王者組みが3度目の防衛に成功。

「勝った・・・」

「ぐえへへへへへえ、私と白石と組んで負けるはずが無いんだよ」

そしてシリーズ最終戦は新日本ドーム大会。

「SPZ選手権 チャンピオン近藤真琴VSチャレンジャーサンダー龍子」

の大看板が掲げられた。

2011年4月15日 (金)

新宿グルメ25 栄寿司

新宿界隈に3店舗ある、カウンター寿司のお店です。私が入ったのは西口新宿郵便局近くの「西口2号店」。

回転寿司はカジュアルでいいのだが、やはり寿司は目の前で握ってもらわないという方はこちらがおすすめ。

カウンター前に職人さんが3人。鮮やかな手つきで寿司を握っていきます。

私はものぐさなので、寿司はつい「おきまり」で頼んでしまう。おきまりもそこそこの内容で1500円と、カウンター寿司にしてはリーズナブル。

軍艦巻きや海苔巻きを作る歳に、海苔を大きな缶からいちいち取り出していたあたりにも丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

刺身盛り合わせも1050円からあり、マグロ刺しなどの単品刺身は525円と、下手な居酒屋より使える。

焼酎や日本酒の種類もそこそこあり、ちょっと飲むのにも使えます。

惜しむらくはみそ汁や茶碗蒸しといったサイドメニューが充実していないところ。ビールを頼んだときのお通しがなぜかポテトサラダだった。もう少し気の聞いたのが出てくると嬉しいのだが。

まあ2000円そこそこでいいクォリティの寿司が味わえるいいお店です。

2011年4月14日 (木)

プロレス技 009 はり手

(第411回 光と闇の頂上決戦 より)

「コノヤロウ!!」

ライラ神威、武藤のエルボーにカチンときたのか強烈な右からのはり手。

バチーン。

鋭い音が響く。リングサイドの観客はどよめき。

しかし武藤めぐみもはり手でお返し。

バチーン。

「お前の張り手なんザ効くかアアア」

バチーン。

大きくよろめいた武藤だったが、張り返す。

バチーン。

「お前なんか、消えてなくなれーーーっ!!」

バチーン!。

ライラ神威、ファイトに私怨がこもっている。1期後輩で入門してきた武藤めぐみ、天才だの超新星だの周囲から言われ、ライラ神威、内心は穏やかならぬものがあった。その積年の恨みつらみを吐きつけるかのようなはり手をたたきこむ。

「ふざけないで!!」

バチーン!

武藤めぐみ、意地で張り返す。

「ウ、アーーーーーーッ!!」

ライラ神威、渾身のはり手、

バチーン!!

SPZの試合ではあまり見られないはり手の応酬に場内どよめいた。

ぐらつく武藤、そこへ踏み込んでいったライラ神威、

「オルァーーー!!」

力まかせのボディスラム。

「・・・・くっ」

武藤めぐみ、何とか起き上がってエルボーで反撃。しかしライラ神威、2,3発受けてから、

「オルァアアアアー」

もう一度、力まかせのボディスラム。

武藤めぐみ、ひとまず態勢を立て直すために場外にエスケープ。こんどはライラ神威も後を追った。

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第9回は、はり手。

ビンタなんですけど、プロレスはアートなので、こんな用途で使われます。

◆闘う者の闘志、気魄を表現するために使う。

 構想や遺恨がある際、多用されます。

◆意地の張り合いの表現に使う

 鈴木みのるVS秋山準のはり手の応酬とか。

◆レスラーの凄さを表現するときに使う。

 バチーン!と思いっきりのビンタ。パワーファイターがこれをやると格下のレスラーは半失神に追い込まれることもあります。往年のジャンボ鶴田がムッとしたとき、たまに見せていました。

結構はり手の音は場内に響くので、あまりの威力に場内が静まり返ることもあります。

この他にも、膠着した試合の流れのアクセントに使ったり、パフォーマンスををしかけてきた選手への突っ込みに使ったりと、たかがビンタでもプロレスでは用途が広いのです。

印象に残っているのは、馬場さんの最後の試合(98年12月5日)菊地毅が馬場さんをコーナーに押し込み、壊れた表情でうなり声をウーと上げた際に、馬場さんが「なにやっとんのや」とばかりに、はり手で反撃。このときもペシという結構いい音がしました。そのあと菊地選手が「いてええ」と大きくよろめきそこを突いて馬場さんがパイルドライバーを繰り出したという味のある使い方をされていました。

WASでは実装されていません。まあ仕方ないか。

2011年4月13日 (水)

酒びたりだよ 20110413

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

■野球

巨人、東京ドーム主催試合で夏季に電源車投入、自家発電実施

ほんとにやるところが巨人軍。夏場は電力が逼迫することを見越し、ドームのナイターの電力を「自家発電ですが何か?」でしのぐらしい。まあ営業的にも選手のコンディション的にもドームでナイターはマストなんだろうな。さて、神宮とハマスタはどうするのか。

■プロレス

チャンピオンカーニバル開催中

諏訪魔が永田に負けたり、船木の右ハイが猛威を振るっていたり。この原稿を書いている日曜夜段階では同転ぶのか想像もつかぬ。KENSO選手が脳震盪でリタイア。

■相撲

やっぱりトカゲのシッポキリで5月場所開催。「技量審査」とはいっても実態は本場所。入場料を徴収しないらしいがどう運用するのか。整理券かなんか配るのかな。魁皇10勝すれば千代の富士の記録(歴代最多勝)に並ぶ。

解雇された20数名で新団体を旗揚げするかと思ったが・・・・山本山の今後の行く末が気になる。

■酒びたり

カイシャインとして13年持った。酒がないと眠れません・・・・・

■エロゲー「セッ○スライフ」購入

僕はどうかしてたんだ。

今週はこんなところ。

2011年4月12日 (火)

第1,069回 優香、散る!

48年目9月

最終戦はさいたまドーム大会。

メインがフレッシュなカードを組んだこともあり超満員の盛況。

第1試合は、外人同士のシングル対決。

新顔だがそのルックスで常連外人となりつつあるイタリアの美人レスラー、ミントス・フジニャーノが登場。対戦相手は中堅外人のデニース・ハン。外人同士のシングルマッチはミントスの蹴りをしのいだデニースが逆にジャンピングハイキックをたたきこんで3カウントを奪取。勝負タイム10分40秒。

続く第2試合はタッグマッチ。最年長レスラー、八島さんはフェアリー貴生川と年の差23歳のタッグを組み、杉浦美月&吉原泉と対戦。

「おらあああ」

怖い八島さんの怖い頭突き。たちまちのうちに動けなくなる吉原だが、這うようにして杉浦とタッチ。しかしきょうの八島さん、動きがよく、ギロチンドロップまで披露。ならばと腕ひしぎで勝負をかけた杉浦だったが、力ずくでむりやりふりほどく八島さんにどよめき。

中盤、フェアリー貴生川が捕まる場面はあったものの、息を整えて再度登場した八島さん、伝家の宝刀ぶちかましで杉浦から3カウントを奪った。勝負タイム11分14秒。

休憩前第3試合もタッグマッチ。真壁なつき&ドルフィン下窪のガンスリンガータッグ、あいま見えるのは異色のグリズリー山本&シチェルバコフ組。

即席タッグとは思えぬほど山本とシチェルバコフの連係がいい。ダブルドロップキックも流れの中でさらりとやってのける。ガンスリンガーも下窪の二段蹴り、真壁のエレガントブローなど懸命のファイトを見せたが、

「げはげはげはげは」

グリズリー山本がビッグブーツから重爆ギロチン。ああこれで終わったなと誰もが思ったが、真壁2.9で返して2度目のエレガントブロー。そして懸命に下窪にタッチ。

しかしこれで少し本気になったG山本、ラリアットから掌底とつないで下窪を破壊。勝負タイム13分3秒。日露悪役タッグが勝利。

その試合が終わると休憩。

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休憩後第4試合からは3大シングルマッチ。

まずはオーガ朝比奈対アデライーダ・アバチャ。新外国人のアバチャ、レスリングセンスはしっかりしたものを持っており、朝比奈のパワーをうまくいなしてしまう。そして頃合いを見て変形ドラゴンスリーパー。

「うが・・・うぐぅ・・・・」

オーガ朝比奈、抜けられず。危険と判断した神田レフェリーが試合を止めた。勝負タイム14分49秒。

「まあ、コンナモノネ」

セミ前の試合を制したアバチャ、勝利者賞のティーセットをもらって悠然と引き揚げた。

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続くセミファイナルはサンダー龍子対白石なぎさ。

先月のSクラ準決勝で6分でやられた屈辱を晴らさんと、サンダー龍子が怒涛の攻撃。

「はっ」

ものすごいバックドロップでなぎ倒しておいて、起き上がってくるところをプラズマサンダーボム、そしてミサイルキック。凄い攻撃だ。そしてトドメはヤクザキック。かつては相性の悪かった相手、白石なぎさを完璧に叩き潰した。勝負タイム14分46秒。

メインイベントはSPZ戦。王者近藤真琴に対するは初挑戦の優香。8月のSクラで1回戦敗退ながら、白石と40分を越す激闘をやってのけたことが評価されてタイトル挑戦。

「まだあんなの顔じゃない。蹴りつぶしてやります」

立ち上がりからエルボー連発で先手を取った近藤、ステップキックでえげつなく攻め、ローリングソバットそしてDDT.優香に攻める隙を与えない。

あわてた優香、シューティングスタープレスを早くも繰り出したが、ダメージの蓄積のない近藤、落ち着いて2で返してスクラップバスターで反撃、そして、
「終わりだ、つぶれろ」

SPZハンマーが久々に炸裂。この一撃で昏倒した優香、あっけなく3カウントを奪われた。勝負タイム13分8秒。優香、はじめてのシングルタイトル挑戦は玉砕・・・

2011年4月11日 (月)

第1,068回 売り出し中の優香ちゃん

48年目9月
「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

シリーズ第6戦の高知大会、タイトルマッチが組まれたのでテレビ中継が入った。

第1試合で期待の新人、吉原泉が登場し、先輩のドルフィン下窪に挑んだが、壁は厚く、7分15秒、シャイニングウィザードに散った。

「物怖じしていませんね。これは将来が楽しみです」

かいせつの中森社長も珍しく褒めていた。

続く第2試合、八島さんが新人のフェアリー貴生川をあっけなくラリアット、タックルで始末。勝負タイムわずか3分14秒。

「まだ基礎がぜんぜん出来てない」
八島さんが楽勝した。

休憩前の第3試合。オーガ朝比奈が登場。中堅外人のデニース・ハンと対戦。パワーを利した攻めを見せたオーガ朝比奈、

「おらああ」

頭突きも迫力満点で、対戦相手に嫌な顔をさせる。デニースハンもスピンキックを放つなど大いに健闘したが、最後はオーガ朝比奈が力任せのパイルドライバー。これで3カウント。勝負タイム13分55秒の熱戦を制した。

その試合が終わると休憩。

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休憩明けの第4試合に早くもわれらがSPZ王者、近藤真琴が登場。この日はシングルでミントス・フジニャーノと対戦。

「シングルでも私は強いデース!」

妹のソレッタが本国のスケジュールで来日できないので、今回はひとりでファイトのミントス、大胆にも近藤にけりを叩き込んで言ったが、受けきった近藤がバックドロップ一発でミントスをしとめた。勝負タイム8分45秒、近藤が完勝。

セミファイナルはタッグマッチ。優香と真壁なつきがタッグを組んで、サンダー龍子・杉浦美月と対戦。

「売り出し中の優香ちゃんか・・・」

サンダー龍子、真壁の打撃を涼しい顔して受けて、

「どうりゃっ」

優香には容赦のないラリアットを叩き込む。杉浦は目立たないファイトに徹し、あとはサンダー龍子が無茶苦茶な暴れっぷり。

「おらあああ」

ヤクザキック一撃。顔面に食らった優香は流血。

「どしたおらあ、来いおらあ」

やっとの思いで立ち上がった優香だったが、そのときにはもうサンダー龍子が飛んでいた。ガタイに似合わぬジャンピングハイキック。これがヒットし、優香は崩れ落ち、3カウントを奪われた。勝負タイム13分38秒。

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高知大会メインイベントはSPZタッグ戦。

王者白石なぎさ、グリズリー山本組に挑むのはアバチャ、シチェルバコフ組。

京スポ新聞の記者さんが認定証を読み上げ、その後ゴングが鳴った。

SPZマットにも慣れてきたアデライーダ・アバチャ。グラウンド技を多く繰り出せる地方大会のほうがのびのびとファイトできるようで、グリズリー山本のガタイを担いで、客席に見せ付けてからボディスラムで投げきる。

しかしこのムーブで腰を痛めたのか、シチェルバコフにタッチしてしまうオチつき。これで代わったシチェルバコフが捕まってしまいあえなく合体パワーボムを食らって3カウントを奪われた。王者組が2度目の防衛に成功。勝負タイム20分30秒。

2011年4月10日 (日)

第1,067回 パワーゲーム

時に、西暦2056年。

横浜のお嬢様プロレス団体SPZは旗揚げから48年目に入り、女子プロレス界のリーディングカンパニーとしてその地歩をスポーツ界に築いていた。

とはいえ、興行は年間96試合、年商は100億ちょっとの、世の中的に見たらそんなに規模の大きくない企業であった。しかも、この会社独自の不安定要因ー旗揚げ時にはIT企業の子会社として設立されていたが、そのIT会社のカリスマトップが失脚してから、株式の過半数をファンドに譲渡されてしまい、残る半数近くを創業社長の遺族が持つという構造があり、経営の方向性が揺らいできた。

このような状況下、大手ディスカウントストア「デンドログラム」の専務執行役員、鈴木伸之は団体のトップ選手・サンダー龍子を篭絡し、SPZの乗っ取りを企てた。

「SPZを完全乗っ取りとは行かなくても発言権をある程度握れば、SPZの選手をチラシにイメージキャラクターでのっけて広告塔にできるんじゃないかな、ええ。」

こうしてデンドログラムはラグナファンド、そしてプロレス団体とのかかわりを断ち切りたかったフローラ小川からSPZの発行済み株式の32%を取得し、SPZの大株主となった。

「取締役を選任したい」

さらに、デンドログラムはサンダー龍子(本名・浅野勝子)の取締役就任を申し入れ、さらに鈴木氏も社外取締役としてボードに名を連ねることとなった。この後、SPZの取締役会は開催するごとに紛糾することになった。

「選手の契約を、社員としての雇用契約ではなく、個人事業主としての業務委託契約に切り替えればギャラは任意に設定できるんじゃあないですか」

サンダー龍子が爆弾動議をかます。ラグナインベストメントの息のかかった役員は凍りついた。

このような状況下、選手出身の取締役、中森社長と山本副社長はただオロオロするだけであった。選手の管理と書類の捺印だけしておればよかったのに・・・・経理財務や経営先着の部分はラグナの息のかかった役員のリモートコントロール下にあったのだが。

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9月上旬の昼下がり、川崎市内のマンションー今野ひかる邸に背広姿の初老の男が2人。

「SPZが大変な状況です。ひかるさんの力を貸してください」

「・・・・えっ」

SPZの内情を初めて聞く今野ひかる。口元に手をやりじっと考え込む。

「わかりました、その話、お受けします。」

9月下旬の株主総会で、今野ひかるの取締役就任がリリースされた、が、事態はどんどん悪化していった・・・・

「後もう少しで、ラグナの連中を、全員切れる、ええ・・・・」

デンドログラムの鈴木専務には計略があった。

「こっち側2人、選手上がり役員が2人、あいつらが2人、あと創業者の奥さんで公認会計士のおばさんか・・・・」

2011年4月 9日 (土)

SPZベストタッグ3 ボンバー来島&菊地理宇

SPZ歴代ベストタッグ(3)

「ダンプカーとF1」

ボンバー来島&菊地理宇 組。

SPZタッグベルト通算防衛回数1位。

個々の力がそこそこあり、「どこからでも勝てるタッグチーム」であった。

試合展開としては、ボンバー来島が相手チームを馬力で押しまくり、相手が弱ったところを菊地理宇が満を持して登場し、ダイブ攻撃でトドメを刺す・・・と言うパターンが多かったのですが、弱いチームでは来島さんのラリアットで決まってしまうパターンも結構あった。

11期生同士のタッグ。穴がないタッグチームで、来島さんのナパームラリアットはただただ脅威。SPZの15年目頃を彩った名タッグです。来島さんはそのみなぎるパワーで将来を嘱望されていて、刺身のつま、添え物的な感じで菊地理宇がパートナーに選ばれたのだが、菊地も吉田龍子コーチの指導を受け、実力を伸ばし、来島さんに引けをとらない耐久力を持つに至った。

このチームを潰すにはどちらかに集中砲火を浴びせた上で大技を畳み掛けるしかないと言われていた。それほどタッグチームとしてのバランスが取れていた名チームであった。

2011年4月 8日 (金)

新宿グルメ24 げんき屋

西新宿、ヨドバシの近くにある炭火焼き鳥がメインのお店。

焼酎、日本酒などお酒の種類も豊富。カウンター上には酒瓶がズラーリ。

基本的にはビルの地下1階にある居酒屋業態の店で、おつまみも一通り揃っているのですが、

圧巻は注文を受けてから、炭火で丹念に焼く焼き鳥。

待たされるけど、丁寧な仕事ぶりが印象に残ります。

ほどよく焼き上げられた焼き鳥は絶品。

あとはチキン南蛮(オリジナルのタルタルソースがいい味出してます)

鶏スープは〆に最高。

鶏のダシとネギがいいスープになっています。全身に滋味がしみてく感じです。

表向きはフツーの居酒屋の体裁をとっているが、鶏料理に関してはそこそこの個性を持っている良い店です。

2011年4月 7日 (木)

プロレス技008 フィストドロップ

ーさあ15分経過とともに試合が動き始めました。南利美、バックに回った、ジャーマンスープレックスホールド、ワン、トゥ、カウント2カウント2、小川ひかる、なんとか肩を上げた。

ドドドドドドド

「えー、そのー、小川選手、受けは上手ですから、きっちり受け身を取ってましたね。頭は打っていないのでなんとか返すことができました、けど・・・」

ーあーっと小川ひかるどうした、起き上がれない。いまのジャーマンが効いたか。さあ南利美、大きく息をついて、コーナーに上がった、これは珍しい、何を持ってくるか?

 「これでお仕舞いね」

ー飛んだ、南利美珍しいダイブ攻撃、あっとこれはフィストドロップ、拳を硬く握ってダイブして、右拳を小川ひかるのわき腹に叩き込んだー

 「うわあっ!!」

「これは・・・・痛そうですね。」

小川ひかる、痛みでのた打ち回る!のた打ち回る!!南利美、小川ひかるの両足を持って、エビ固めで押さえ込んだ、押さえ込んだ、あー、カウント3、これでカウント3が入ってしまいましたー!

「うーん、小川選手のアバラのあたりに入って相当痛かったんでしょうですかねえ」

ー南利美がフィストドロップをフィニッシュに持ってくるとは珍しいですね

「南選手なりに考えたんでしょうね。小川選手とは長い付き合いなので、手の内を知られているから、なかなか関節技ではギブアップをとりにくい、かといって投げ技も受け身がうまいから3カウントが取れない、じゃあ痛みでフォールの返しを遅らせよう・・・としたんでしょうね。まあ南選手が頭を使いましたね」

ーそれではこの辺でお知らせです。SPZの横浜スペシャルホール大会第3試合、南利美VS小川ひかるのシングルマッチは15分55秒、フィストドロップからのエビ固めで南利美が制しました。ここまでの解説は保科優希さんでお送りいたしました。

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もう誰も使う人がいなくなった、大昔の必殺技、フィストドロップ。

単純で、拳を固めてダウンしている相手の頭またはボディを狙って下方向になぐりつけるだけ。その場でジャンプして打つよりも、コーナーに上がってダイブしたほうが見栄えがいいし、位置のエネルギーを利用することでダメージを倍加できる。

当たり所によってはものすごく痛いので、かつては痛め技、つなぎ技として外人レスラーを中心に使う選手は結構いた。日本人レスラーでは全盛期の渕正信が得意としていた。(アメリカ遠征時に習得したらしい)

大森隆男もその場ジャンプ式でのフィストドロップをつなぎに使用していた。

WASでは当然実装されていません。渋い技なのに・・・

2011年4月 6日 (水)

まだコートが欲しい20110406

みなさんこんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

■プロレス

チャンピオンカーニバル後楽園5連戦。

永田選手とか秋山選手とか、外敵多数参戦。三冠王者諏訪魔のあつかいがどうなるか。

■野球

4月12日開幕

しばらくの間は電力の心配がなくなったので、ハマスタナイター開催でも師匠はなさそう。4月中は自粛するらしいが、本当に電力がやばいのはエアコン需要が逼迫する夏場。かといって夏場のデーゲームなんて、二軍戦じゃないんだから。ピッチャー倒れるぞ。

球場の電気を全てまかなうディーゼル発電機を用意して「電力?自前ですが何か」と言えるようにしておくべきか。

■相撲

今回引退勧告された力士の名を知っていた人は何人いるだろうか。下のほうのマイナー力士20名そこらをいけにえにささげる手法。これはいかんよ。まだ開き直って「八百長やってましたがそれが何か」と言った方がよい。ばれなかった人は月収130万、バレた人、白状した人、疑わしい、黒田と判定された人は無職化。子供の教育に良くないよ。

悪いことをしてもばれなきゃいいんだという誤ったメッセージを与えかねない。

いけにえにされた力士たちは新団体を設立するのか、それとも・・・

■花見自粛しろ指令

靖国神社に屋台は出ない。いくらなんでも行き過ぎだ。

2011年4月 5日 (火)

SPZ歴代ベストタッグ2 秋山美姫・沢崎光

SPZ歴代ベストタッグといえば、このチームは外せない。

「鳳凰の両翼」

SPZ世界タッグ初代王者:秋山美姫・沢崎光 組。

個々の力では草薙や伊達遥に及ばず、シングルベルトを取れずに終わったが、タッグではいい働きをした2人。技巧派天才肌の秋山と熱血ハイスパートプロレスの沢崎が相互を補完するいいタッグだった。

それに、組んだ回数はSPZ史上最多だったと思われる。それが抜群のチームワークを生み出していた。

SPZ一期生同士、団体草創期:若手の頃は組んだり闘ったりして互いに認め合い、そしてある程度団体の人員が揃ってからは、伊達遥とトリオを組んで、地方大会ではメインに起用され、外人やチーム関節地獄と激闘を繰り広げた。センターに団体エースの伊達遥が立ち。両翼を秋山美姫、沢崎光が固める。

このトリオはバランスが取れており、勝率も高かったので、地方興行のカードを考えるのがめんどくさくなった社長が、この3人を「コピー貼り付け」してメインの6人タッグマッチに起用し続けたのは有名な話だ。それだけこの3人に信用を置いていたということである。

この二人のタッグ、流れとしては秋山が前半に手堅くファイトして試合を運び、後半になって沢崎がスープレックス連発で勝ちに行くケースが多かったが、秋山がDDTで取るケースも多く、どこからでも勝てるチームだった。両方ともそこそこの実力は持っているので、長時間ローンバトルを強いられない限り簡単にはやられず、負けないプロレスのできる名コンビであったと思われる。

創設されたSPZ世界タッグ初代王座決定戦では、草薙みこと・小川ひかる組と激突したが、あえて強い方の草薙を狙って、草薙が弱ったところを小川に集中砲火を浴びせタッグチームとして機能させなくして、孤立した草薙を仕留める作戦がズバリ的中して初代王者に輝いた。

2011年4月 4日 (月)

第1,066回 白石なぎさの、いちばん長い日

「さあ大変なことになってきました、第48回SPZクライマックス、過去の歴史と伝統を捨てて新しい戦いを見せる、しかしそのドラマは苛烈なものとなりました。8人の戦士が集い、大阪で一夜のトーナメントを繰り広げる。負けたら終わり、この極限状態で繰り広げる死闘。決勝戦に残ったのは、SPZタイトル通算防衛記録を持つ白石なぎさ、そしてキックの鬼、近藤真琴であります」

そのあとオーロラビジョンでは勝ち残った2人のダイジェスト映像が流される。これは場もたせ。

その頃東側控室では。

「もうここまで来たら勢いですよ。白石さん蹴り倒して賞金もらうだけ。」

ドルフィン下窪に首と肩をもませていた近藤真琴、汗まみれで息遣いも荒いが最後の戦いへ、目は死んでいない。ペットボトルの水で口をゆすぐ。

1回戦では真壁なつきを圧倒して下し、準決勝ではグリズリー山本の粘りに手こずったものの、上段蹴りでなぎ倒して決勝へ駒を進めた。

「さあ、いこーか!」

***********************

一方の西側控室では、白石なぎさがライトブルーのリングコスチューム姿のまま、床に敷かれた毛布の上に倒れこんでいた。

「家に・・・・帰る・・・」

無理もない。1回戦では優香相手に43分の熱戦をかろうじて制し、準決勝では団体最強のサンダー龍子と短時間ながら大肉弾戦を繰り広げ、なんとか勝てた。体力のほとんどを消耗しきった状態。とてもリングに上がってもう1試合戦える状態ではない。

もうこの時点で彼女の心はほとんど折れていた。

かくて、第10試合、決勝戦。

21時22分、両者が入場。まず、「恋のブン・ブン・ダラー」が流れ、青コーナー側から近藤真琴が決然とした表情で入場。3試合目なのでガウンは羽織らず、首に茶色のタオルを巻いて入場。

ー辛いし苦しい。でも、相手はもっと苦しい状態。結果は出せる。

♪この道に誓う 宿命の灯を絶やさない・・・・

そのあと「fatally」が流れ、白石なぎさが入場。長い花道を歩くのもやっとだ。まだ肩や背中には赤い腫れが残っている。

ーうまくやられて、帰るしかない・・・・かな。

リングアナのコールのあと、21時29分、最後の闘いのゴングが鳴った。

しんどそうに対戦相手の近藤を見据える白石なぎさ。優香に43分粘られ、サンダー龍子には意地で競り勝ったもののもうズタズタ。一方の近藤はまだ少し余力がある。

両者しばらくにらみ合い、互いに歩み寄る。

ここで近藤が仕掛けた。

「さあ、さあ!」

それまでの2試合でつかれきっている白石の状態を判断して、近藤が完全に秒殺狙いで、いきなり上段蹴り。

がすっ!

鋭い蹴りが白石の頭に命中

「・・・・ううう」

崩れ落ちる白石なぎさ。場内悲鳴。ダウンしながらもなんとかゴロゴロ転がってロープ際へ逃れたが、なかなか起き上がれない。

悠然と見据える近藤。

懸命にロープをつかんで起き上がった白石だったが、そこへもう一度、

がすっ!

近藤の上段蹴りがヒット。

頭に強烈な一撃をもらってしまい、

西部劇の悪役のようにゆらーりと前のめりに崩れ落ちる白石。

ーこれで、終わり

近藤、前のめりにダウンした白石を仰向けにひっくり返して、

片エビ固めで押さえ込んだ。

ワン、トゥ、スリッ

神田レフェリーの右手がマットを3つ叩いた。

勝負タイム2分34秒。

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■第48回SPZクライマックス決勝戦

近藤真琴(上段蹴りからの片エビ固め 2.34)白石なぎさ

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ドワアアアア

座った状態のまま勝ち名乗りを受ける近藤真琴。3試合を戦い抜き、3年ぶり2度目のSPZクライマックス優勝を果たした。

弱りきった状態で近藤の危険な上段蹴りを2発もらってしまった白石なぎさ、起き上がれず、セコンドの杉浦におんぶされて引き揚げた。

「SPZ!!,SPZ!!,SPZ!!,SPZ!!」

なにわパワフルドームに轟くSPZコール。初めての試みだったSPZクライマックスのワンナイトトーナメント、賛否両論あったが、一夜の盛り上がりという点では断然こちらの方が良かったか。

近藤真琴が息を整えたあと、21時34分、表彰式。

大トロフィーと賞金の目録を手渡され、笑顔の近藤。マイクを取り、ファンに一言。

「皆さんの声援がとても心強かったです!応援ありがとうございました!」

優勝した近藤には賞金100万円と副賞のブランドバッグ、惜しくも準優勝に終わった白石には横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。

2011年4月 3日 (日)

第1,065回 48年目8月 SPZクライマックス準決勝

48年目8月

第48回SPZクライマックス。

ことしのSPZクライマックスは、前年までのリーグ戦制度ではなく、ワンナイトトーナメントで争われることになった。

「歴史と伝統も大事ですが、新しいことへのチャレンジはもっと大事です」

表面上はそういうことになっているが、比較的経験の浅いサンダー龍子を優勝させない方向でやったことは明らかだ。

1回戦を突破したものは下記4名。

サンダー龍子、白石なぎさ、近藤真琴、グリズリー山本。

いずれもSPZ女王の戴冠歴のあるツワモノぞろい。

第7試合終了後、15分間の休憩が取られた。そのあと準決勝2試合が行われる。

カン、カン、カン・・・・・

休憩のあと、本部席のゴングが3回打ち鳴らされ、

そしてトーナメント準決勝。

白石(STOからの体固め 6.23)T龍子

43分やってつかれきっている白石、いきなりのSTOで勝負をかけたがそこから先連続で攻め込めない、

「くらえっ」

やはり短期決戦を狙ったサンダー龍子がターボドロップ2.しかし白石もカウント2で返して、すばやく立ち上がり組み付いて、サンダー龍子のガタイを高々と担ぎ上げた。

「う・・っ!」

白石なぎさ、スプラッシュマウンテン。2.8で返したサンダー龍子、起き上がって懸命に掌底を叩き込むが後が続かない。やはり1回戦のダメージが残っているのか。

「・・・・!!」

白石なぎさ、2度目のSTO,これがドンピシャで決まった。

ワン、トゥ、スリー。

神田レフェリーの手がマットを3つ叩く。全身を強く打ったサンダー龍子、フォールを返せず、準決勝で敗退・・・・・

「くっ・・・そんなっ」

団体最強のサンダー龍子、まさかの敗北。

「ハッ、ハッ、ハァハァっ・・・」

ここまでしんどそうな白石なぎさも珍しい。短期決戦狙いでドバドバ攻めてそれがはまったか。ともあれこれで白石の2位以上が決定。次の試合に勝てば賞金100万円、敗れた場合はお食事券5万円分がもらえる。

ふらつきながら引き揚げた白石。1回戦では優香に43分粘られ、準決勝では経験の差を活かしサンダー龍子を振り切ったものの、足元が小刻みに震えていた・・・・

しんどそうな白石の姿に場内拍手。

そのあと、準決勝第2試合。

近藤(上段蹴りからの片エビ固め 22.47)G山本

老練、重厚なG山本と打撃一直線の近藤。ごつごつしたまさにケンカファイトとなった。山本が頭突きを叩き込めば近藤は蹴り。

―いまさら過去の人には負けられない。今のチャンプは私だ!

ステップキックを連発する近藤、そしてエルボー、グリズリー山本という巨大な山を切り崩しにかかる。

「どうりゃあああ」

G山本も賞金への執念か、重爆ドロップキックを披露したが、2試合目の疲労か、なかなか後が続かない。

「さあ、さあ!」

最後は鞭でしなるような鋭い上段蹴りを2連発した近藤がG山本を沈めた。

準決勝敗退したG山本とサンダー龍子だが、G山本のほうが勝負タイムが長かったので3位扱いとなり、賞品のスポーツドリンク1ケースが贈られた。

「100万円、狙ったんですけどねえ。向こうの方がチャンプとしての使命感があったんでしょう」

試合後のグリズリー山本の表情はさっぱりとしていた。1回戦でオーガ朝比奈の挑戦を退け、準決勝ではSPZチャンピオン・近藤真琴に敗れたものの、20分以上のいい試合を成立させた。

かくて、決勝戦。

白石なぎさ VS 近藤真琴

過去何度もぶつかっている両者だが、お互いに深いダメージを負った状態での対戦は初めてである。大トロフィーを抱き、100万円を手にするのは、どちらか。

(続きます)

2011年4月 2日 (土)

第1,064回 48年目8月 SPZクライマックス1回戦

48年目8月

恒例のSPZクライマックスの季節なのだが・・・

「ト、トーナメント?」

ことしのSPZクライマックスは過去47回の前例にとらわれず、トーナメント方式で行われることになった。

「ええっ!なんで!」
「あの星のつぶしあいが面白いのに」
「シード権争いはどうなるの?」

さまざまな憶測が流れた。山本副社長の選手負担軽減策の一環か、はたまた社内で何かあったのか。カードを発表した山本副社長は「役員会で決まったことです」の一点張りだったので・・・

で、懸念した集客―何しろ最終戦の大阪以外は全て通常カードが組まれ、Sクラに出るトップどころの選手はタッグマッチが組まれるというマッチメイクだったが、6戦目の福岡大会のみ満員マークで、ほかは全て超満員。SPZの営業力の強さが示されたのだが・・・・

そして最終戦大阪大会。

前半の3試合は新人選手やSクラに出場できなかった若手選手が登場。

第1試合は吉原泉対フェアリー貴生川。新人同士のシングルマッチが初めて組まれた。勝った方がシングル初勝利となる一戦、吉原がエルボーからの体当たり気味のタックルで勝利。勝負タイム9分23秒。

第2試合はタッグマッチ、杉浦美月、富沢零子のタッグに対するはリュクスローズ&ブルーローズ組。この試合は10分過ぎに入社2年目の富沢があっけなく分断されてしまい、12分18秒、合体パイルにフォール負け。

第3試合は現あばしり王者のソレッタ、ミントスのフィジニャーノ姉妹が登場。ガンスリンガーの辻香澄&ドルフィン下窪と対戦。一進一退の攻防が繰り広げられたが、辻ちゃんがつかまってしまい、最後はソレッタの変形ノーザンSHに3カウントを奪われた。勝負タイム20分32秒。その試合が終わると休憩。

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休憩後、いよいよSPZクライマックス公式戦。トーナメントなので試合は全て時間無制限1本勝負でおこなわれる。

◆1回戦

T龍子(ターボドロップ2からのエビ固め 13.29)八島

パワーに勝るサンダー龍子がガシガシ攻める。あと2試合あるから秒殺をねらったのか、早めのミサイルキックはかわされるはターボドロップ狙いは切り返されるわで八島さんの老獪さ冷静さが光った一戦。

「おうらああああ」

あげくには八島さんのデスバレーも食らってしまいあわやという場面も。

「はっ」

2度目のトライでターボドロップ2を成功させたサンダー龍子、しかしなんとか2.5で返す八島さん、

ドドドドド

「コレで終わりだ!」

だが続くジャーマン狙いは回転エビで切り返された。ならばともう一度ジャーマンを狙ったがまた回転エビ、3度目のターボドロップ狙いも丸め込まれた。

おいおい・・・・という空気が充満する中、4度目のターボドロップ2をようやく決めたサンダー龍子が1回戦突破。

敗れたものの八島さんの巧さも光った一戦。

白石(バックドロップからの体固め 43.13)優香

進境著しい優香が白石の壁に挑む。

まともに組み合ったらパワーのある白石が絶対有利なので、優香はドロップキックを軸に離れて離れて闘おうとする。

「考えてファイトしてるんですけどね。どことなく相手のパワーを怖がっている節があるんですよね」

解説の中森社長がつぶやく。

試合が長引くにつれ、優香の息が乱れだした。

「は・・・・」

そこを狙って白石、スクラップバスター、そしてタックル。確実にではあるが流れを引き寄せにかかる。ならばと優香もシューティングスタープレスで勝負をかけるが、それまでにダメージの蓄積がないので決定打にならない。

白石なぎさ、ブレンバスター2連発とマイペースな攻め。そして終盤になってSTO!

「うううっ」

この組み立てはさすが。それでも優香はジャンピングニーを連発し最後まで諦めない姿勢を見せるが、

「えっと・・・」
白石バックドロップ。粘る優香をこれでしとめた。

「はぁ、はぁ・・・・」

勝つには勝ったものの、白石なぎさ、対戦相手の優香をしとめるのに43分もかかってしまった。これではこの先勝ち進むのはほぼ絶望だろう。

「まだまだ力の差があります。切り替えてまた明日から練習したいと思います」

43分の熱戦の末、惜しくも敗れた優香だが、大健闘といってよい。昨年までのルールだったら時間切れ引き分けだったところだ。

近藤(ミサイルキックからの片エビ固め 9.41)真壁

タッグパートナー同士の対戦。いきなりの掌底で真壁を流血に追い込んだ近藤が主導権を握る。

「おらあっ」

そしてステップキック、ブレーンバスター、ステップキック。真壁いいところなくズルズルと。最後もミサイルキックであっさりと真壁を仕留めた。

「トーナメントで優勝するにはそれなりの戦い方というものがあります」

近藤真琴も賞金を狙っている。

G山本(ラリアットからの体固め 13.27)O朝比奈

1回戦最後の試合。

怖いおねえさん軍団の同門対決だが、修羅場をかいくぐってきた経験は山本が何枚も上。得意のDDTでオーガ朝比奈をマットに突き刺す。そして首にダメージを与えて裏拳をブーン。

「げはげはげは」

そしてトドメの豪腕ラリアット。1度は返されたが、2発目でオーガ朝比奈から3カウントを奪った。
「ウハハハハハア」

かくて準決勝に進出したのは、

サンダー龍子、白石なぎさ、近藤真琴、グリズリー山本。いずれもSPZ女王の戴冠歴のある猛者ぞろいだ。

(続きます)

2011年4月 1日 (金)

小川ひかるは俺の嫁

Uso2011wa

http://s-bow.sakura.ne.jp/uso2011WALink.html

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(本日は4月1日ですので、筆者の妄想を爆裂させました)

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記 並行世界編

「社長は?」

井上霧子秘書が社長を探す。横浜のお嬢様プロレス団体の4月シリーズ最終戦、福岡大会もまずまずの入りで終えることが出来た。客出しも終わり、リングやアリーナまわりは片付けの真っ最中。

しかしこの団体の社長は関係者用通路の奥で携帯で誰かと親しげに話していた。
「あ、小川さんと・・・だと思うんですけど、携帯で話されてます」

「ふふっ、まったく社長は」
この団体の社長は1期生の小川ひかるに旗揚げの頃から好意を抱いており、団体が弱小団体からメジャー級団体へ進化するにつれ、二人の距離も縮まり、2年前に小川ひかるが腰の負傷を理由に引退してからは、もう雇い主と部下という関係でなくなったのをいい事に交際を本格化させ、近々の入籍は既定路線であると噂されている。

「うん、ああ、じゃあ明日、新宿BTに12時で、うん、うん、ほんじゃあね」
「社長、デートの約束ですか」

「・・・・・ドキ。聞いてたのか。バレちゃあしょうがないな。ということでオレ明日あさって休むから。書類は100万未満だったら代理決裁して」

「・・・わかりました。ゆっくり休んでください」

このプロレス団体の社長は4月シリーズの全興行に帯同し、取引先関係者へのあいさつ回りやら直前の宣伝活動、グッズ販売の手伝いやたまに起こる大事件や中事件や小事件の対策に奔走し、気の休まるときがなかった。サーキット全日程終了後の2連休くらいなら許容範囲だろう。敏腕秘書の井上霧子はそう考えていた。

その翌日、

前夜を福岡市内のビジネスホテルに泊まった社長は、朝の飛行機で羽田へ飛んで、それからリムジンバスで新宿駅へ向かった。

バスターミナルにはすでに小川ひかるがいた。ラフなGジャンとスカート、やや大きめのボストンを抱えている。現役を離れて2年近くが経っているので、髪型を少し変えれば関係者以外はまず気付かない。

「よっ。」
「お疲れ様です。シリーズどうでした?」
「おかげ様で全会場満員以上。」
 「良かった、けっこう儲かったんじゃないですか」
「まあね。」
「で、社長、きょうはどこへ」
この人は昔のクセが抜けず、今でも社長と呼ぶ。
「まあまあ、バス出るよ」

二人が乗ったのは富士五湖方面行きの中央高速バス。西新宿のビル街を抜けて、ほどなく首都高に入る。
「こないだ二人だけの式挙げて披露宴やっただろう、その続き。」
シリーズ前のデートで二人は靖国神社におまいりして水道橋の洋食店でロブスターを食べた。
「二人だけの、新婚旅行」

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バスは高井戸から中央道を走り、三鷹の料金所を抜けてからはけっこうな速度で快走し、八王子の料金所を過ぎてから山間に入り、小仏トンネルに入った。
「ってことは、行き先は・・・」
 「そ、秘密特訓場」

「・・・・・・・この人は・・・・はー、そんなことだろうと思いました」

数年前、社長が「どうせ利益出しても税金でもってかれちゃうんだから」などと言って、富士五湖の奥まったところに小さな中古別荘を買った。購入費用は会社の設備投資で落としたため、表向きは「SPZ秘密特訓場」ということで会社の固定資産になっている。出来の悪い選手の特訓用に使おうとしたが、アクセスの悪さと設備の悪さがあり積極的に使おうという選手がおらず、マスコミ記者さんを招いての公開特訓もそんな場所では出来ないので、購入以来一度も特訓目的での使用実績のない不良資産となっていた。このことは社長と井上霧子と、決算の手伝いをしたことのある小川ひかるしか知らない。

大月のジャンクションを左に折れて河口湖方面へ車は走る。
「曇ってて・・・フジサン、見えないですね」
「どうする?ハイランド降りて、童心に返って夕方まで遊んでく?」
「・・・いえ・・・・少しでも・・・・二人でいたいですから」

入籍間近といっても、片方は忙しいメジャー女子プロレス団体の名物社長、もう一方は引退したとはいえ資格取得歴を生かして監査法人に早々と再就職した人なので、なかなか二人で会う機会も少ない。今日と明日は社長の休みにひかるが合わせた。

「ひかるさんの仕事は、どうなん?」
「うふふ、まあ、適当にやってます。不適合の指摘の伝え方が難しいですね」
「まあねえ、強く言うとクライアントの心証悪くしちゃうし」
そうしているうちにバスは河口湖インターを降りて一般道に入った。山中湖方面の国道を少し走って、山中湖バスターミナルに到着。

「ふう」

 「・・・いい空気ですね」

「次のバスまで30分ある。食料仕入れときますか」

バスターミナル近くの食料品店で明日朝までの食料とビールを買い、ふたりは道志方面行きのバスを待った。すでに日は西に傾いてきた。
今度のバスはいかにも地方バスという感じである。それに10分ほど揺られて、道志村との境にあるトンネルの近くでバスを降りた。

「じゃ、歩こうか」

「・・はい。」

「あの。腕を・・・誰もいませんから」
「・・そうだな」
二人は腕を組みながら別荘へ向かった。

林道を小一時間歩き、すっかり夕陽がさすころ、ようやくふたりは「秘密特訓場」にたどり着いた。
二階建ての小さな別荘。
「とりあえず掃除だけしとくか、ひかるさん、下に掃除機あるから」
「はい」
社長は窓を開けて換気、小川ひかるは掃除機がけ。
社長は数ヶ月に一度は、一人でここを訪れて空気の入れ替えと掃除をしに来ている。建物の資産価値を落とさないための配慮などと言っているが、会社携帯が通じにくいエリアと言う立地が気に入っている
ぐいーん・・・・
二階の部屋も狭いのですぐに掃除は終わった。
「じゃあご飯にしますか」
さっき食料品店で買ったレトルトご飯と鮭フレークで鮭茶漬けを二人はさらさらとかきこんだ。この後起こることを予測してか、口数も少ない。
やがて日が西の山に没した。
「・・・寒くなりそうだな」
社長はまきストーブに適当に薪を投げ込み、付け木代わりの週刊誌にライターで火をつけた。
・・・パチ・・・パチ・・・・

小川ひかるが間合いをつめてきた。
視線がぶつかる。
「ねえ、・・・社長・・・」
「うん。」
ソファの上で座りながら抱き合った。そして、唇を合せた。
「ン・・・んっ・・・・んっ・・・・」
最初はついばむようなキス、その後舌と舌を絡めあう。
社長は口付けしたまま服の上からひかるの胸に手を当てた。
「んっ」
感触を確かめるように手を当てる。決して豊かではないが、ひかるのやわらかさが詰まっている。

「や・・・・続きは・・・・布団で・・・っ」
そのあと、いったん行為を中断して布団を敷いた二人、すぐさま抱き合って再開。
ひかるの身体はやさしく布団の上に倒される。
「ひかる・・・さん・・・」
社長はひかるの緑色のブラウスに手をかけた。ボタンを上からひとつずつ丁寧に外してゆくと、雪白の肌が覗く。

(中略)

「・・・・・・大好き」

 「ありがとう」
互いに唇を合わせた。

二人きりの富士山麓の別荘、激しく睦みあった二人は唇を離し、荒い息をつく。

 「・・・素敵だったよ。毎回のことだけどひかるさんの上でなら死んでもいいと思う」

「・・・・・もう、バカ・・・・」

荒い息づかいが収まると、心地よい疲労感と、眠気が押し寄せてきた。

 「このまま、ひかるさんと眠りたい」
「うん・・・・」
社長はひかるの胸に顔をうずめ、甘い匂いに包まれながら、深い眠りに入っていった。

そして、
夜明け前の寒さで社長は目を覚ました。
「寒ッ」
「あ、おはようございます」

ひかるも既に目が覚めていて、社長の隣にたたずんでいた。少し前に目覚めたのか、昨夜の水色のブラとショーツをつけている。

ようやく部屋を薪ストーブの暖気が包んだので、その後二人は八時頃までうたた寝をしてすごし、そのあと部屋の中を片付けて、昼前に別荘をあとにした。

河口湖畔のステーキハウスで遅い昼食。さすがに1泊2日の旅行で何してたんですかという選手社員からのツッコミが予想されるのでアリバイ作り。

 「ひかるさん・・・考えたんだけど・・・・」

「はい」

 「一緒に・・・暮らさないか」

ひかるは現役時代に溜め込んだ金で川崎に2DKのマンションを買ってそこに住んでいる。一方で社長は会社に泊まりこむことが多かったが、基本的には新子安のワンルームマンション住まいをしていたので、しばらくは小川ひかるの家で同居生活を送る

「はい!」

ひかるは喜んで応えた。

「これで、お互い、もう逃げられない・・・・ね」

「そ、そうですね」

************************

その一週間後の昼、小川ひかるのマンションに引越しのダンボールがたくさん届けられた。

「捨てられるものは捨てたんだけど、本とか多くてねえ」
そのあと社長が身の回りの品をつめたトランクとともに姿を現した。
「この部屋の半分、使ってください」

仕事部屋の半分に社長はパソコンデスクを置き、本やCDの詰まった段ボール箱をとりあえず置いた。ひととおりの荷解きが終わる頃、あたりはすっかり暗くなった。

「じゃ、じゃあ・・・ご飯にしますか」

「・・・はい」

小川ひかるも忙しい人なので、料理はあまり得意な方ではない。今日は二人暮らし初日なのでごはんを炊き味噌汁を作ったが、おかずは通販で買った冷凍春巻きだった。

「週の半分は外食です。あまり料理得意じゃあないんで」

「私もそんな感じだよ」

質素な夕食が終わり、
「じゃあ、洗い物しますから、先にお風呂入ってください」
「うん」
風呂に漬かった後、社長はパソコンでネットニュースを見ていた。小川ひかるがチェック柄のパジャマ姿で現れた。
こんな姿を見るのも初めてだ。

「ひかるさん、明日も仕事?」
「はい、朝・・・早いんで」
「じゃ、じゃあ・・・寝ますか」
家具通販で勝っておいた新しい布団を社長は敷く。隣には小川ひかるの布団が、

「何か・・・恥ずかしいですね」 

 「うん・・・・・」
そのまま寝るわけには行かなかった。小川ひかるの家に来て初めての夜を過ごす。
 「そっちに・・・行くよ」
「・・・はい」
 「これが・・・ひかるさんの・・・布団・・・・」
19歳の頃退寮してから使い続けているライトグリーンの布団。社長はライトを枕灯だけ残して消すと、小川ひかるを軽く抱きしめた。

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(昨年10月頃に文章の練習がてら書いたものです。元原稿は中略部分を含めると38ページあるのですが、中略部分をさらすとこのブログごと消されかねないので、中略部分は削りました。いつの日か何らかの形で晒したいとは思っています)

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