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2011年5月 5日 (木)

プロレス技シリーズ12 ダブルアームスープレックス

プロレス技シリーズ12 ダブルアームスープレックス

(SPZ外伝 「あきらめなければ、夢はかなう」より、ギムレット美月、キューティー金井 VS藤原和美 中江里奈 )

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―くっ、こうなったら自分がいけるところまでいくしか・・・

ギムレット美月、対戦相手の藤原和美を組みとめてから上から押してダブルアームスープレックスの態勢にとらえた。SPZ撤退後に愛用しているムーブだ。

「んんーーーーっ!!」

気合いと力のこもるG美月、しかし藤原も下から踏ん張って投げさせない。

「んんーーーーーー!!」

そのまま根競べが1分近く続いた。いいのかそんな力比べをやって、ギムレット美月はスタミナに難があるのに・・・詰めかけた観衆は固唾を呑んで見守る。

「クッ」

―がりがりがりがり!

ギムレット美月、いったんダブルアームを解いてから、藤原の顔面をかきむしった。藤原が怯んだところをもう一度ダブルアームの態勢に捕らえて、

「ウアーーーッ」

バァンッ!

どうにかダブルアームで投げた。しかしこれで力を使い切ったのかギムレット美月カバーに行けない。ギムレット美月、天井を見上げて荒い息をついた。

―疲れた・・・・でも、楽しい・・・

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大昔、若手時代のジャンボ鶴田の売りが「4種類のスープレックスをつかいこなす」ことでした。

4種類のスープレックスとは、ジャーマンスープレックス、フロントスープレックス、サイドスープレックス、ダブルアームスープレックスです。このうちWASで実装されているのはフロントスープレックスとジャーマンです。

ダブルアームスープレックスは今では使う人が少なくなったのですが、相手の両腕をリバース・フルネルソン状にクラッチしてそのまま後方に反って投げるという感じで、「人間風車」の別名でも呼ばれています。

ビル・ロビンソンが使っていたのが相手の首を枠にはさんだまま投げるヨーロッパ式で、鶴田やドリー・ファンク・ジュニアが使っていたのが腕を決めたまま、頭を固定せずそのまま後方に反って投げ捨てるアメリカ式。こちらの方が見栄えが良いため見る機会が多いです。

ドリー・ファンク・ジュニアが決め技のスピニングトーホールドの前につなぎとして使っており、あの92年10月の全日本20周年記念試合にはテリー・ゴーディの巨体を見事に投げきりました。

2008年のドリー引退試合でも、67歳の老齢で、Tシャツを着てのファイトにもかかわらず、渕正信を相手に仕掛けて、3度目のトライで見事に投げきることに成功しました。このあとすぐ倒れた渕にスピニングトーホールドを仕掛けて試合は終わったのですが、このダブルアームのシーンでは胸が熱くなりました。

かけられる相手が抵抗して投げさせまいと踏ん張るのですが、その場合ドリーはいったん腕のクラッチを解いて、エルボースマッシュを当てて、相手をぐらつかせてからもう一度試みると言うこだわりを見せていました。ひとつの技を決めるまでの間、現代プロレスではなかなか味わえなくなりました。

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