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2011年6月30日 (木)

プロレス技16 逆さ押さえ込み

第7戦の長野大会、メインはAACジュニア戦。

小川ひかる(チャンピオン)対 永沢舞(挑戦者)。

いつもどおりスリーパーなどの絞め技でペースを作ってゆく小川。しかし永沢もバックドロップなどの投げ技で応戦。キャプチュードまで決めて小川を追い込む。追い込まれた小川がSTF、ストレッチプラムを繰り出すがロープに近く逃げられてしまう。ここで永沢が力まかせのスクラップバスター。カウント2.8で返す小川。うわ小川勝てるのかという雰囲気。

しかし、小川がここで奥の手。すばやく組み付くや両腕をからめて背中に乗せて「逆さ押さえ込み」で丸め込む。所属選手でこんな渋い技を使うのは小川くらいだ。

「ワン、トゥ、スリッ」

虚を突かれた永沢は3カウントを聞いた。SPZは主力選手がみんな投げたり極めたり蹴ったりで相手をたたきのめすスタイルの団体なので、このような結末は珍しい。会場がどよめく。

「25分43秒、逆さ押さえ込みで小川ひかるの勝ち」

(SPZ4年目12月 連載第25回より)

**************************

今回はWASでも実装されている肩をつける小技、逆さ押さえ込みです。

背後から相手の両腕を絡めて前かがみになり、そのまま相手を自分の背中越しに前方にスライドさせ、相手の肩をマットにつけてそのまま3カウントを狙う技です。

現代プロレスの、大技を積み重ねて相手の戦意を喪失させてフォールの3カウントを取る流れとは対極にある技です。相手の隙を突いてするっと押さえ込んでしまう小技です。

負けたほうがレスラーの格的に傷つかないので、(まだやれるのに負けてしまうわけなので)それなりに見られます。古くはオールスター戦の馬場・猪木VSブッチャー・シンもこの技で終わりましたし。

昔のプロレスは、パワーのガイジンVS根性と技の日本人という図式でしたので、そこそこ日本人レスラーはレパートリーに入ってましたが、あまりカッコイイ勝ち方ではないので、現代では使う人も少なくなっています。

2000年の最強タッグリーグで渕さんがウインダムをこの技で仕留めています。最近では昔のスタイルのプロレスを提唱していた西村修選手が好んで使っています。

WASだと「その他技」で覚えさせないといけないのですが、試合終盤で相手が弱っているときに繰り出すと、けっこうこれで決まってしまうケースがあります。アングルもエロいので所属選手には実装させるようにしています。

2011年6月29日 (水)

夏が近づく20110629

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの

◆全日本プロレス

和田京平レフェリーは契約打ち切り

平井伸和の暴行事件で「(普通の会社なら)まず社長がお詫びするものだ」などと発言したことで武藤前社長の不興を買い、6.19両国で契約打ち切りに。名物レフェリーとはいえ人件費がかかるのでこの機会に切ったんだろうな。もう一人の生え抜き、渕正信選手もそろそろ・・・

平井選手の意識は6/27夜現在、戻らず。なんということか。リング復帰どころか社会復帰も厳しいだろうこれは。

◆相撲

7/10名古屋場所開催

魁皇は大関在位65場所。11年も大関の座を維持、これは凄いこと。はたして千秋楽まで土俵を務め、39歳大関という奇跡を見せてくれるか。スポーツ医学の発達で40代になっても活躍する選手は珍しくなくなったが、相撲は150kgオーバーの男たちがぶつかり合うので体力が落ちたら転落するのは早い。

◆野球

レギュラーシーズン再開。先日の広島VS中日戦で代打連続タイムリーヒットを放った前田智・石井琢選手(名球会の2人が代打に控えるチームって・・・)が揃ってお立ち台という奇跡。「この2人でお立ち台に立つという夢がかないました」という石井琢選手。広島カープも味のあるチームになってきました。

◆近況

仕事が大変な状況なので新宿で酒飲んでます。

今週はこんなところ。

2011年6月28日 (火)

オリジナル外人作りまくり

選手大量離脱により、ガイジン頼みのカード編成となってしまったSPZ。

しかもEWAやWWCAの大物外人はもうリプレイで名前が出てしまったので、自分で外人の名前を考えないといけない状況です。

◆シベリアの魔風 アデライーダ・アバチャ

ロシア、シベリアのオホーツク海沿岸、マガダン出身、あのコバトフにレスリングの手ほどきを受け、コバトフの口添えでSPZマットに参戦。SPZベルトに初挑戦でサンダー龍子からギブアップを奪いベルトを巻くという快挙を成し遂げる。大量離脱後もSPZに参戦し、現在もSPZ王者として優香らの前に立ちはだかる。得意技は変形STFのアバチャロック。

(名前の由来は、アデライーダというのはロシア人の人名一覧からゴロのよさそうなのを取りました、アバチャというのはカムチャッカ半島にある山の名前からとりました、WAS上で使っているのはもちろんナターシャ・ハンです)

◆イタリア美人姉妹 ミントス・フジニャーノ&ソレッタ・フジニャーノ

イタリアマットで暴れていた美人姉妹。妹のソレッタは打撃とスープレックスを両方こなす実力派。姉のソレッタはどちらかと言うと流れを作るほう。シシリアンスライスと呼ばれる独特の入り方のキックは脅威。EWAルートでSPZマットに参戦。ルックスのよさに似合わぬシビアなプロレスを見せる。

(WAS上で使っているのはヘレン・エレンのニールセン一族です。今回リネームするにあたり、イタリアの都市、フジニャーノ市から名前を借り、ミントス、ソレッタというのはドラクエ4の町の名前から取りました)

◆打撃マシーン デイジー・キレット

オランダでキックボクサーとレスラーの2足のわらじを履いていた選手が、EWAにスカウトされサーキット入りするも、対戦相手を頭部へのキックで負傷させてしまい、手を焼いたEWAサイドが日本へ出した。さすがにこの処置に懲りて、日本マットではある程度コントロールして打撃を繰り出すようになった。レスリングの技術や耐久力の部分はこれからの選手。

(WAS上で使っているのはデイジー・クライです。キレットというのは山岳用語から取りました。尾根上の危険箇所の意味です。まあデンジャラスなレスラーと言うことで・・・)

◆悪のバイプレーヤー ミストレス・バイテン

ポーランドマットで活躍していた選手が、EWAのオーディションに合格しサーキット入り、しかし試合中の事故で右ひざを負傷し、トップを狙うのが困難になる。しかし怪奇派に転身し、イス攻撃などラフなプロレスにモードチェンジし、リングネームも「ミストレス・バイテン」に改め、再起を図る。今回、アバチャが「そこそこのパートナーがほしい」という要望を受け、EWAが推薦してきたのがこの選手。今後はアバチャとタッグを組み、SPZタッグ王座どりをうかがう。

(WAS上ではアリス・スミノルフです。悪の女帝と言うことでミストレスを名前にし、バイテンは昔の国際プロレスの映像で妙に気になったイワン・バイテンから取りました。)

今後この4選手がSPZマットを熱くするものと思われます。

2011年6月27日 (月)

第1,108回 優香アッーーーーーー

50年目4月

第7戦仙台大会、第1試合で武藤晶改めジーニアス武藤デビュー戦。対戦相手はやはり杉浦。

ジーニアス武藤、落ち着いていて練習で習ったアームホイップやドロップキックも繰り出す。これは杉浦が京都での小嶋戦の反省から、いくつかは受けてあげようという判断。

そして武藤の息が乱れてきたのを見計らって、
「はい、おしまいです」

コブラツイストで絞り上げる。ジーニアス武藤はまだ返し方を知らない。たまらずギブアップ。勝負タイム7分42秒。

************************

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はジーニアス武藤対Nokia。デビュー2戦目の武藤、どこまでNokiaについていけるか。

―新人でも油断ならない・・・・

Nokia、積極的にチョップやタックルで攻めていって、武藤をたじろがせて、ダウンを奪ったところでスリーパーに捕らえる。

「うぐぐぐぐ・・・」

ジーニアス武藤、たまらずギブアップ。

「うう・・・げほげほ・・・」

小嶋さんは勝った相手なのに・・・・・!!

控室の壁を殴る武藤であった。

続く第2試合、小嶋聡美VS杉浦美月。この1シリーズの成長を見せるべきときだが、杉浦がやはり何もさせず、スリーパーでぐったりさせてからの飛びつき腕ひしぎで片付けた。勝負タイム3分30秒。

外人同士のタッグマッチの後休憩。

休憩明けは3大シングルマッチ。

まずは上諏訪温泉地下プロレスから参戦のカラテドー霧ヶ峰が登場。対戦相手は人気ナンバーワンのミントス・フジニャーノ。カラテドー霧ケ峰は打撃が売りのカラテファイター。ミントス相手に一歩も退かない。

「せい」
カラテドーのミサイルキック2連発があごに入ってしまったのか、ミントスの様子がおかしい、あっさり3カウントを奪われた。勝負タイム9分39秒。

セミファイナルはアナベラ・スミス対オリビア・オーニシ。パワーのアナベラとスピードのオリビア。しかしアナベラのフロントスープレックスで受け身を取り損ねたオリビアの動きが止まって、

「ほう、やっ」
この日何度目かのフロントスープレックスでアナベラが勝利。勝負タイム11分17秒。

******************

メインはSPZタイトル戦、先月のさいたまと同一カード、王者アデライーダ・アバチャに対するは優香。そろそろ外人からベルトを奪還しないといけない。

優香、良くアバチャのグラウンドレスリングに食らいついていったのだが、
「あっーーーーーー」

10分過ぎに仕掛けたアバチャのスリーパーに気絶。ぐったりとした表情。危険と判断した吉見レフェリーが試合を止めた。勝負タイム11分12秒、いまいち盛り上がらぬまま終わってしまった。

場内どよめき。

「担架を早く!!」

意識を失ってしまった優香は担架で運ばれた。担架を運ぶ新人2人、さすがに動揺した表情。

2011年6月26日 (日)

第1,107回 一定のメドがついたら

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル
50年目4月

横浜のお嬢様プロレス団体。

SPZ(スーパースターズ・プロレスリング・ゼット)

「プロレス団体の経営は雑務の塊です。まめな人でないと務まりませんね。井上さんが酒びたりになったり、今野さんが缶コーヒーを1日5本飲んでたのも判るような気がします」

現在この団体を社長として切り盛りするのは今野ひかる(SPZ1期生)。

「さすがに、私が社長をやるのはある種の緊急登板ですから、建て直しに「一定のメド」がついたら退陣して松本に帰ろうと思います。具体的には(1)50周年興行の実施(2)次のスター選手の育成(3)次の経営陣の選定及び引継ぎ、この3つをやることがいまの私のミッションです」

「小嶋さん・・・ね、腕力強そうだからプロレスやってみない?」

いつまでも所属選手2人というわけには行かないので、SPZは新人スカウトを行い、新人の小嶋聡美を採用。実家が大阪の食堂で、ビールケースを運んでいるうちに腕っ節が強くなっていったという経歴である。

「わかりました、がんばって全国区になります

新人が一人だけでは心もとないので、SPZは新人スカウトを行ったところ、思いもよらぬ掘り出し物が。

腕立てや腹筋などのテスト項目を難なくこなすスポーツ万能の少女、理知的な表情でルックスもいい。

「武藤と申します」

武藤晶15歳、静岡県焼津市出身、両親が南アルプスの麓でロッジを経営しており、寂しかったのでレスリングとソフトボールに没頭していていたという経歴。

・・・・この子はモノが違う。大事に育てれば世界の一流選手とも渡り合えるようになる・・・・

こうしてSPZに2名の新人選手が入ってきた。早速入寮させて受け身の練習。コーチ役はミネルヴァ石川レフェリーと杉浦美月。

(こんな短期間に・・・・一度教えたことがすぐできるようになる・・・・私のときとは大違いですね・・・)

付きっ切りで武藤に受け身を教えた杉浦、大量離脱後初めて後輩が入ってきて指導したら飲み込みが速い。

そのあとロープワークやタックルの練習。

(馬力も・・・・ある。これは大変な新人が入ってきた・・・・)

********************

旗揚げ49周年記念エッセンシャルシリーズ開幕。

第1戦京都大会でいきなり小嶋聡美デビュー戦。相手は杉浦美月。

がっ。

組み合ってのグラウンドの攻防、ぎこちないながらも、杉浦の動きに耐えてゆくが、2分過ぎに繰り出した杉浦のスリーパーに小嶋はぐったりとしてしまった。

「スキアリです」

するっと組み付いてドラゴンスリーパーに捕らえる。苦しさのあまり声も出ない小嶋、これは危険と判断した石川レフェリーが試合を止めた。

勝負タイム3分56秒。

「もう少しやらせてあげても良かったんじゃないの?自信なくしちゃうよあれだと」

石川レフェリーがささやきかける。
「いえ・・・・まあ」
小嶋のデビュー戦は何もできずに終わった。

************************

第2戦なにわパワフルドーム大会、

第1試合で小嶋が登場。三下外人レスラーのNokiaと対戦。

ー相手はこっちをマジで倒そうとしてくる。やられる前に攻めないと

がすがすっ

小嶋、積極的に攻めてゆかなければと悟ったのか、ヘッドバットを連発で打ち込んでゆくが、Nokiaもデビュー2戦目の子にやられるわけにはいかんと反撃。場外戦で逆襲を企てるが、

がすっ

小嶋の覚えたてのラリアットを食らって、吹っ飛ぶNokia。

「くっ・・・よくも・・・・」

これで頭に血が上ってしまったNokia、冷静さがなくなり、

「はっ」
ドロップキックを食らって倒れたところを

―いまだ、押さえ込む

全力で押さえ込んだ小嶋、

ワン、トゥ、スリー。

石川レフェリーがマットを3つ叩く。

えええええええ!

小嶋聡美、デビュー2戦目でプロ入り初白星を飾った。相手が大概だったというのもあるが、これは大きな白星だ。勝負タイム10分2秒。

―や、やった・・・

轟きわたる歓声が、小嶋の胸を焦がす。

小嶋聡美、第3戦以降は杉浦とタッグを組んで、それなりの外人とタッグマッチを組んでプロレスを学んでいった。

2011年6月25日 (土)

第1,106回 V.Gの「それから」

横浜のお嬢様プロレス団体「SPZ」から分裂してできたサンダー龍子一派の団体「V.G.」は親会社「デンドログラム」の支援もあり、一見順調に経営されているかに見えた。年6回のシリーズ、そして最終戦は2-3万人規模の大会場でのビッグマッチ。

「思ってたよりあまり儲からないね。ええ。」(鈴木伸之社長)

海外団体はSPZと新女が提携してしまっているので、有力な外人レスラーの手配ができず、やむなく独立系の女子レスラーを数名呼んだが、サンダー龍子に対抗できず、盛り上がるプロレスができず、メインカードはサンダー龍子VS白石・吉原・近藤真琴の日本人対決が組まれた。

いちおう自前のチャンピオンベルト「V.G クラウン」が創設された、サンダー龍子が初代王者になったが、集客にはあまり貢献しなかった。

サンダー龍子、白石、近藤の3人は売上に対するパーセンテージでギャラが上乗せされている条項があり、この3人のギャラは大きく上がったが、残る選手のアップ幅はそれほど大きくなかった。

「信じて選んだ道だから後悔はしていない。でもね、釈然としない部分はあるよ」(オーガ朝比奈)

またSPZと比べて営業が弱く、またSPZのように全都道府県にグッズショップを展開しているわけでもないので、各選手はシリーズオフの週末には親会社のディスカウントストア「デンドログラム」の店頭イベントに駆り出され、そこでチケットを売る・・・ということを余儀なくされた。

「悪い、今週土日のイベント、相模原店には真壁、西川越店には辻ちゃん、久喜店には下窪が行ってくれ。鈴木さんの要望だから断れない」

若手中堅選手の間では「SPZの頃の方が良かったかもしれない」という声があったが、もうそれは戻れない道。

2011年6月24日 (金)

新宿グルメ29 ル・クープシュー

今回ご紹介するのは「ル・クープシュー」

前回紹介した「パリ4区」のすぐ近くにある老舗のお手軽フレンチ。

同じビル3階にこの間紹介した「トルコ料理ウスキュダル」が入っています。

ほの暗い店内、テーブル席とカウンター席が少し。壁にはワインがズラリ。

カウンター席に座ると、目の前でシェフがステーキ肉をフランベしているシーンを目にすることが出来ます。

前菜、メイン、パン、デザート、コーヒーのディナーコースは3990円。

かなり高いですが、メインの牛ヒレ肉のステーキは上々。

ややきつめのガーリックソースがいい味出してます。

バゲットはお代わりできます。バターがクリーミーで上等です。

デザートは洋梨タルトとバニラアイス。まあまあの味。

「手の届くフレンチ」が味わえるいいお店です。

2011年6月23日 (木)

私にとってプロレスとは

(本編が進まないから書き下ろしでお茶を濁す・・・)

プロレスとは、日本の国民的スポーツ娯楽であります。

昭和30年代にプロレスが大ブームになったのは、力道山ら日本プロレスの選手が身体の大きいアメリカ人レスラーを倒すという、敗戦国民のマインドに強く訴えたことが大きいと思われます。全日本プロレスもその流れを受け継ぎ、「次のシリーズにどの外人が来るか」ありきでストーリーラインが組み立てられていました。

映画「レスラー」でもありましたが、自国民のスター選手が強豪外人をぶっ倒すことでカタルシスが生まれる。プロレスの面白さの原点はまさにそこではなかったかと思います。やはり我々は日本国民なのであることを再認識する。現在はその役割がサッカーにとって変わられていますが。

したがって、プロレス興行において、日本人同士の対決が目玉になることは避けなければならないことなのでありますが、全日本では天龍革命や超世代軍のあたりから、メインカードが日本人対決で占められるようになりました。これはいい外人を引っ張ってくるのが難しくなったという要因があり、素質の高い外人を呼んで来て育てても、WWEやWCWのアメリカ団体に引き抜かれてしまうことが背景にあり(馬場全日本に最後まで義理を尽くしたのはハンセンくらいでした)

いくら頭から落とす激しいプロレスを繰り広げても、選手間の信頼関係に基づくショーであることに変わりはないのでありまして、90年代後半にいわゆる「四天王プロレス」は煮つまり現象を起こしていました。それでも馬場さんは亡くなる間際までハンセンやウイリアムス、ベイダーといった大物外人の手配に尽力し、「日本人VSアメリカ人」の構図を残そうとしていました。

しかし、馬場さんの死、全日本の分裂に伴い、大物外人が全日本に来なくなりました。そして、全日本に限らずプロレス団体は目先の利益を確保するためにカードの大半が日本人対決で占められるようになりました。一方で、プロレスのもうひとつの売りである、怖いもの見たさに訴えるバイオレンス見世物さはK-1や総合格闘技に取って代わられ、結果としてプロレスは斜陽産業に成り果てました。

この間の6.19両国も主催者発表で8000名という寂しい入りでした。90年代中番は年6回の武道館がすべて超満員札止めになっていた時代もありましたが、もうプロレスの復権は難しいのかもしれません。

しかし、これから世界的経済競争が盛んになるにつれ、我々は日本人だと言う帰属意識はこれから強固になることが予想されます。そういった状況下で、日本人エース選手が強豪外人をぶっ倒すというストーリーラインであるならば、まだプロレスというショーが復権する道は残されているのではと思われます、そのためには、各団体はガタイのいいアメリカ人レスラーを発掘して、日本マットに連れてきてイメージ作りから始める必要があります。

プロレスは総合格闘技とは違い、盛り上げるためなら何をやってもいい奥行きの深さがあります。イス攻撃、毒霧、タッグマッチのカットプレーなど・・・また、3カウントを取れば勝ちなので、一瞬の隙を突いての丸め込みや逆さ押さえ込みといった良い意味でのいかがわしさも併せ持っています。まあダラダラと書いてしまいましたが、私は全日本プロレスの未来を心配してはいますが、悲観はしていません。

2011年6月22日 (水)

冷夏か・猛暑か 20110621

こんにちワン。

WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースみたいなの。

◆野球

交流戦終了。やはりパリーグが勝ち越し。

DH制でふだん代打を出されることのないパリーグの先発投手は実戦で鍛えられ、球界を代表する先発が多い。しかも2連戦の変則日程なので、5番手6番手の微妙な先発があまり出てこない。

横浜ベイスターズはどうなるか。パッとした先発がいないので苦闘は続くであろう。代打の切り札中村ノリが機能するか。

中日に行った佐伯は一塁でグスマンとの併用。あまり活躍していない模様。広島の石井琢も交流戦期間中は目立った活躍なし。

◆相撲

7月、名古屋場所、大関魁皇、千代の富士の通算1,045勝まであと1勝。達成してスッパリ引退する事はないと思うが・・・千秋楽まで取れば39歳。驚異的ですぞ。相撲協会の看板だから九州場所まで引っ張るか。

琴奨菊大関取り、12勝すれば当確。3つしか負けられない、が、がぶり寄りという「自分の型」を持っているので昇進は大いにある。この人が昇進すれば魁皇も引退しやすくなると思われ。

◆プロレス

全日本に非常ベル。

6.19両国大会、メインは諏訪魔が永田を30分の激闘の末下す。諏訪魔はどこかスターっぽさがないのですよ。2回ほど最前列で見たけど。

鈴木みのる全日本から一時撤退。6.19両国では渕正信を5分少々で退け、バイバーイと悪態をついて新日本へ参戦。

和田京平レフェリー・全日本を退団。切られたのか、事件の責任を感じ自ら身を引いたのか。いよいよ全日本プロレスが人件費を削り始めました。

倒れてから3週間、平井伸和選手の意識はいまだ戻らず。社会復帰が厳しいと言わざるを得ない。はたして平井氏が再び野球観戦を楽しむことができる日は来るのか・・・・

2011年6月21日 (火)

第1,105回 さいたま5大シングルマッチ(下)

49年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」最終戦。

さいたまドーム大会。5大シングルマッチのうち4試合はSPZ常連外人の最終試合。

「次の試合に登場するドッペル・ベルク選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

セミ前の試合、前SPZタッグ王者、ドッペル・ベルクが登場。対戦相手は新鋭のオリビア・オーニシ。

「シャアア」

蹴りを効果的に当てていったドッペルが優位に立つ。この人も結婚を控えており、日本では最後のリング。オリビアも蹴り倒されても立ち上がるなど粘りを見せたが、最後は

「グバーイ」

オリビアが不用意に突っ込んできたところを組みとめてDDT。これはきれいに決まってオリビア悶絶。これで3カウントが入った。

ラストマッチを白星で飾ったドッペル・ベルク、笑顔で今野ひかる社長から記念品を受け取った後、セコンドについていたタッグパートナーのアバチャから缶ビールを受け取った。

プシュ

リング上で缶ビールを開き、一気飲みパフォーマンス。

どよめく場内。

「プウッファー!」

ビールを飲みほしたあと、ファンに手を振ってリングを後にしたドッペルであった。

************************

続くセミファイナル。

「次の試合に登場するジュディ・コーディ選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

WWCAの実力派選手、ジュディ・コーディもきょうがラストファイト。ためた金を元手にアメリカでフードビジネスを始めるらしい。

「こんな仕事を長く続けていたら、身体を壊す。センチメンタルな気持ちがないといえば嘘になるが・・・・」

ジュディ・コーディ、一つ一つの技を確かめるように繰り出していって、対戦相手のアナベラ・スミスを追い込んで

「うおおおお!」

雄たけびを上げてから得意のデスバレーボム!!
ワン、トゥ・・・ドドドドド!!

ギリギリで返したアナベラだが、すかさずニーアタックを決めたジュディが3カウントを奪取。勝負タイム11分20秒。

「最後の試合に勝ててよかった」

ここでサプライズゲスト登場、長年にわたり闘ってきたフローラ小川が久しぶりに公の場に姿を現し、ジュディ・コーディと言葉を交わし、ガッチリ握手。

**************************

メインはSPZ戦、王者アデライーダ・アバチャに対するは、挑戦者、優香。

「・・・アバチャさんは強いし、シングルだとカットがないのでどうにもならない部分もある。でも、やるだけ」

認定証読み上げ、チャンピオンベルトの返還とお決まりのセレモニーが続いた後、両選手がコールされる。

アバチャのセコンドには、EWAの同門で日本ラストマッチを終えたドッペルベルク、シチェルバコフがついた。優香のセコンドには杉浦が。

午後8時42分、ゴング。

「うぐぐぐ」

アバチャ、いきなりグラウンドに引きずり込んでのスリーパー責め。こうなると優香は苦しい。

―寝かせてしまえば、こちらのもの・・・・

これでぐったりとしたところを立ち技に移行してボディスラム連発。静と動を使い分けるうまさ。

「おりゃああ」

優香もドロップキックで反撃するが後が続かない。

「くらいなさい」

アバチャ、水車落としで動きを止めた後アキレス腱がため

「うううううう!!」

ギブアップだけはしなかった優香、続く変形ドラゴンスリーパーも耐えて、痛む足を引きずりながらシューティングスタープレスを放ったが、それまでのダメージの蓄積のないアバチャ、何とか返して、

「ウフフフ、コレデオワリ」

「ひぎぃ・・・」

満を持してのアバチャロック。優香は懸命にこらえたが脱出できず、タップするしかなかった。勝負タイム36分18秒。王者が初防衛に成功。

2011年6月20日 (月)

第1,104回 さいたま5大シングルマッチ(上)

49年目3月

最終戦はさいたまドーム大会。営業努力とひねりを効かせたカード編成で満員の盛況。

第1試合はマリー・ネルソン対ゴールドローズ。

マリーがいつものように凛としたファイト。いっぽうのゴールドローズはパフォーマンス交じりで笑いを取る。しかし最後は、
「フィーニッシュー」

ゴールドローズがDDT2連発。これで3カウントを奪った。勝負タイム12分46秒。

第2試合に早くもミントス・ソレッタのあばしり王者チームが登場。対戦相手はNokia、ロザンヌ・チャン組。

あっさり分断作戦を成功させたフジニャーノ姉妹がNokiaに狙いを絞り、最後はミントスがニーアタックでフォールを奪った。勝負タイム10分55秒。その試合が終わると休憩。

**********************

休憩後は今大会の目玉「5大シングルマッチ」

「次の試合に登場するダイナマイト・リナ選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

大柄な外人レスラー、ダイナマイトリナが日本最終戦。首の負傷で現役生活を断念するらしい。

最終戦の相手は上諏訪温泉地下プロレスのAki、この選手もSPZで名を売るという当初の目標を達成したので、ひとまずSPZマットからは離れるとのことである。

体格を生かしたダイナミックな攻めを見せるダイナマイト・リナだが、Akiもラリアットを打ち返すなど成長の跡を見せて、

「ふんっ」

最後は裏拳で殴り倒したところを強引に押さえ込んで3カウントを奪った。勝負タイム12分18秒。

敗れたダイナマイトリナ、一礼した後、沢木リングドクターから記念品をもらって引き揚げた。

*********************

続く第4試合。

「次の試合に登場するシチェルバコフ選手はこの試合が日本で最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

ロシア人実力派ファイター、シチェルバコフもラストマッチ。家庭の事情でロシア本国のみの活動となるらしい。

「うらあああああ」

対戦相手の杉浦をラフファイトで圧倒。殴る蹴るでもこの人がやると効きそうに見える。

「うう・・・・」

息も絶え絶えの感の杉浦だが、これは彼女が仕掛けた罠だった。

「・・・・っ」

不用意に組み付いてきたところを、するするっと電光石火の飛びつき腕ひしぎ!SPZ所属選手に代々伝わる「死んだふり戦法」。

「あ、あぎゃあ~」

たまらずシチェルバコフはギブアップ。杉浦美月、逆転大勝利。

「今回はうまくパターンにはまっただけです」

杉浦美月18歳、一流レスラーと当たっても結果を出すようになってきた。大量離脱後にメインでもまれ続けた成果が出て来ている。

「AHHHHHHHH!!UOOOOOOO!」

敗れたシチェルバコフ、セレモニーを断り、荒れ狂いながら引き揚げた。これは彼女なりの矜持。

(続きます)

2011年6月19日 (日)

第1,103回 タッグベルト奪還

49年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

東北地方各地を回るシリーズ。最強外人のスーパーカオスは参戦しないが、それでも熱い戦いが繰り広げられた。

第6戦宇都宮大会で、大量離脱のゴタゴタで封印状態になっていたあばしりタッグ王座決定戦が久々開催。

前王者のミントス・フジニャーノ、ソレッタ・フジニャーノに対するは、杉浦美月、オリビア・オーニシ組。

しかし、即席タッグが勝てるほどフジニャーノ姉妹は甘くない。個々の力ではなかなかのものを持っている杉浦とオリビアだが、フジニャーノ姉妹の連係に苦しむ。

「たっ」
ダブルのドロップキックに吹っ飛ぶ杉浦。そのあと、

「シシリアン、スライス♪」
ミントスのハードな蹴りを食らってダウンする杉浦、これは3ギリギリで返したものの、

「これでトドメです」
ニーリフトでついに杉浦力尽きた。勝負タイム17分16秒、フジニャーノ姉妹があばしりベルトを奪取した。

**********************

翌日第7戦は千葉幕張大会。

メインで組まれたのはSPZタッグ戦、先月のリターンマッチで、アデライーダ・アバチャ&ドッペル・ベルクに対するは前王者の優香&杉浦美月組。

「2日続けてのタイトルマッチ・・・きついですが頑張ります」

実力微妙ながら2日続けてのタイトル戦となった杉浦、意気に感じるか。

―きょうは取れなくても、アバチャさんにいやな印象を与えておけば・・・
明日のSPZシングル戦を見据えて、エルボーをガスガス叩きこんでゆく優香。ひるんだ所をボディスラムで転ばせて、

「杉浦さん!」
サンドイッチラリアット。たまらずアバチャはドッペルにスイッチ。

―このマットとも、お別れだ。
結婚を控えて引退を決めているドッペルベルクが気迫のこもったファイト。頭突き連打ですぎうらをぐらつかせて、
すぱこーん!

掌底、そして膝蹴り。吹っ飛ぶ杉浦。
「・・・うううう」
たまらず優香にタッチ。

「ちゅりゃああ」
しかしドッペル、優香にも掌底を叩き込んで

「消えろ」
右ハイが唸りを上げる。砕けそうな意識をつなぎとめる優香。そのあと4人が入り乱れる展開。。隙を突いた杉浦が首固め!

ワン、トゥ・・・ドドドドド!

しかしドッペルギリギリで返した。
しかしドッペル焦りの色を浮かべる。
「優香さん、最後頼みます」

決め切れなかった杉浦、フィニッシュを優香に託した。
「せっ」

優香、すばやく組み付いてのDDTでドッペルをなぎ倒す。重さはないが、スピードがあるので説得力充分。そして杉浦はアバチャに抱きつく。

ワン、トゥ、スリー。

3カウントが入る。勝負タイム29分3秒、SPZ代表コンビがタッグベルトを取り返した。

「やったー!大勝利!!」

「・・・最後は運よく乱戦に持ち込めましたね。でもタッグベルトを取り返してよかったと思います」

2011年6月18日 (土)

新宿駅 寧々さんいっぱい

(筋肉痛で通常更新ができないので)

新宿駅西口構内にあるデジタルサイネージ(電子看板)を寧々さんがジャック!!

DSの人気ギャルゲー「ラブプラス」ヒロインの1人、姉ヶ崎寧々さんが、のど飴好きという設定つながりで、ホールズとタイアップした商品「ピンクグレープフルーツ味」が発売され、パッケージに寧々さんがががが。

これだけでも凄いのに、その宣伝広告で、6/13(月)~19(日)まで、新宿西口の電子看板に寧々さんが登場。

「HALLS」のチアリーダーっぽい服に身を包んだ寧々さんが、ブランコに乗りながら手に持ったホールズを「あ~ん」・・・

ちなみに朝と夜とで内容が変わるみたいです。

「ラブプラス」を知らない人には「あれ、ホールズのキャンペーンガールかな?」とも思いますが、これは画期的なことです。

柱に抱きつきたくなります。

新宿駅では19日までとのことですが、ファミ通のサイトからの情報では、八王子、三鷹、大宮、秋葉原駅などの電子看板では26日まで展開されるとの事です。

日本はいったいどうなってしまうのでしょうか。(笑)

2011年6月17日 (金)

プロレス技15 逆エビ固め

最もポピュラーなプロレス技のひとつ、逆エビ固め。

相手の両足を抱えてそのまま反転させ、グイグイと反り上げて

相手の腰を痛めつける技です。

昔の新日本プロレスの、ヤングライオンと呼ばれた若手選手の出す技と言えばドロップキックと逆エビ固めが中心でした。

一見単純な技なのですが、腰をどっしりと落として仕掛けると、かなりのダメージを与えます。

両足を抱えて反らせるのが「逆エビ固め」、片足だけを抱えるのが「逆片エビ固め」です。

現代プロレスでは試合中盤の痛め技、つなぎ技として使われることが多いのですが、昔ながらの技としてかえって注目されているのか、最近になって近藤修司選手が「渕正信直伝」と称して決め技に使い出しています。パワーのある選手が使うと脅威でです。

スタン・ハンセンもその馬力を生かしてこの技を多用していまして、(若い頃にサムソン・クツワダに仕掛けられて自分の得意技にしたとのことです)85年にリックマーテルを破ってAWA王者になったときのフィニッシュもこの技でしたし、92年に菊池毅とのシングルマッチ(!)で4分9秒で菊地を倒したときもこの技でギブアップを奪いました。このときの写真をみると逆エビを通り越して「逆コの字固め」になっており、その威力がうかがえます。

WAS1では逆片エビ固めが実装されています。

2011年6月16日 (木)

プロレス技14 DDT

(筋肉痛でヤバイので手短に)

今回は、最もポピュラーなプロレス技のひとつ、

DDT。

相手の首根っこを小脇に抱え、そのまま後方に倒れこんで

相手の頭をマットに打ちつける大技です。

開発したのはジェイク・ロバーツで、90年頃、日本マットに広めたのが

天龍源一郎選手とされています。

なぜDDTという名前がついたのかは諸説ありますが、

昔の殺虫剤のように良く効く技だからだという説が有力です。

(デンジャラス・ドライバー・テンリュー説もありますが)

一見単純な技のように見えますが、技の形状から言って、パワーのある選手、上背のある選手が使うと脅威的な破壊力を持ちます。

橋本真也さんがその体躯を生かして得意技にされていましたし、身長2mのダニー・スパイビー選手も「スパイビースパイク」の名を冠して、フィニッシュ技として使用されていました。

ジャイアント馬場さんもこの技の威力に着目されたのか、選手生活の晩年、50代になってから使い始め、長期欠場からの復帰戦では、、この技でキマラ2を悶絶させ3カウントを奪いました。

力自慢の選手が使っても説得力がありますが、ジュニア選手もスピードを生かして使われいていますし、雪崩式DDT、裏DDTなど派生技が多いのも特徴です。入り方が単純なので、現代プロレスではどちらかというと試合中盤のつなぎ技として使われています。

WASではパワー技として実装されています。

2011年6月15日 (水)

甲府のホテルから投稿20110615

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

登山で山梨の奥地に行っており、

甲府駅前のビジネスホテルから投稿。

■全日本プロレス

いちおう6・12の後楽園で所属全選手がリングに上がり

内田新社長が今回の件でお詫び。

スーパーへイト(平井伸和選手)の意識はいまだ戻らず。このまま植物状態かも。

鈴木みのる全日撤退。やっぱりいろいろあるんだろうな。

両国世界ジュニアはKAI VS 近藤修司

世界タッグは曙・浜亮太の相撲コンビにKENSO、ムタが王座決定戦。

今週はこんなところ。

2011年6月14日 (火)

第1,102回 横浜3大シングルマッチ

49年目2月 スノーエンジェルシリーズ

最終戦は横スペ大会。

第1試合はゴールドローズ対南小華。

ゴールドローズのパフォーマンスを交えたファイトに場内爆笑。第1試合らしい楽しいプロレスに場内沸いた。今シリーズの南小華はパートナーのAkiが負傷で参戦できないので前座でシングルが多い。

「デェーーーイ」

良く攻め込んだゴールドローズだが、南小華がなんとパウダー攻撃!

「うわあっ、目が、目がアアア」

これでひるんだ所を南小華が逆転のニーマシンガン。これで3カウント奪取。勝負タイム11分6秒。

第2試合はマリーネルソン、ロザンヌ・チャン対アンリ・ペロリ、Nokia組。

ここのところのSPZの売りである外人おねえさん対決に場内沸いた。マリーネルソン、可愛い顔してなかなか力が強い。最後はトップロープのリバウンドを利してのブレーンバスターでアンリを沈めた。勝負タイム14分48秒。

休憩前の試合に人気タッグが登場。ミントス、ソレッタのフジニャーノ姉妹。対戦相手は強豪外人コンビ、ジュディ・コーディ&ドッペル・ベルク組。

「くらえっ」

SPZタッグを戴冠して生き生きとしたファイトのドッペルベルク、膝蹴りを思い切り叩き込むなど痛みの伝わるファイト。

フジニャーノ姉妹もタッチワークを早くして強豪外人の動きについていこうとしたが、ドッペルが場外でラフファイトを織り交ぜながら攻勢に出る。しかしミントスも場外でシシリアンブローで反撃。バタバタした試合となったが、最後はジュディがデスバレー、バックドロップと大技を積み重ね3カウントを奪取。勝負タイム22分18秒の熱戦を制した。

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今回の企画は「横スペ3大シングルマッチ」SPZの伝統的なカード編成。もちろん大相撲千秋楽の「これより三役」にヒントを得ているのは言うまでもない。

セミ前の試合、初来日の選手が登場。

「青コーナー、メキシコ出身、オリビア・オーニシー!」

日本人の父とメキシコ人の母を持つレスラー、オリビア・オーニシが颯爽とトップロープを飛び越えリングイン。

対戦相手はSPZのナンバーツー・杉浦美月。今シリーズはタッグ王座を失うなどやや元気がない。

杉浦の得意領域であるグラウンドを嫌い徹頭徹尾立ち技で勝負したオリビア、最後はニーアタックで杉浦を悶絶させて3カウントを奪った。勝負タイム9分24秒。これは有望な新戦力だ。

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横スペ大会セミファイナルは優香対アナベラ・スミス。

次期SPZ挑戦権のことを考えるとここは優香、手堅く勝っておきたいところ。しかしアナベラのバックドロップに頭を打ってしまったのか、防戦一方のズルズルパターン、最後は非力となったところを拷問コブラツイストで絞り上げられ、ギブアップ。

「ファンの皆様、申し訳ありません・・・」

SPZのエースがふがいないファイト。勝負タイム13分20秒。

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横スペ大会メインイベントはSPZ戦、

王者スーパーカオスに対するは「とりあえず組んでおきました的なマッチメイク」強豪外人のアデライーダ・アバチャ。

技術が売りのアバチャはスーパーカオスに力ずくで来られると苦しい。この日も防戦一方の状況だったが、最後の最後に大どんでん返し。

「ウフフフフ・・・・」

不用意に組み付いてきたところを上に乗ってアバチャロック!
もがけばもがくほど首がキまっていって・・・・・

スーパーカオスはついにギブアップの言葉を吐いた。勝負タイム21分57秒。

「ミスッタ」

試合後スーパーカオスは吐き捨てた。王者が5度目の防衛に失敗。アデライーダ・アバチャが133代王者に返り咲いた。

2011年6月13日 (月)

第1,101回 私自身の人生のために

49年目2月
「スノーエンジェルシリーズ」開幕。日本海側の都市を回るシリーズ。

第4戦神戸大会でSPZ世界タッグ戦が組まれた。王者優香、杉浦美月に挑むのはタッグリーグ戦の優勝チーム、アデライーダ・アバチャ、ドッペル・ベルク組。1月シリーズはアバチャが本国のスケジュールもあって来日しなかったので2月になって組まれたのである。

「・・・・やるだけです」

杉浦美月、表面上はポーカーフェースを装っているが、ビッグマッチで外国人選手とやるときは前の晩から震える。

(体力差がありすぎて、どうにもならない部分はある。)

世界の一流選手と真っ向勝負は厳しい。それでもやらなければならない。SPZ代表として。

(あの時・・・残った判断・・・・後悔はしていないけど)

それでも、このまま逃げ出して失踪したくなる気持ちに時々襲われる。選手大量離脱により一気に団体ナンバーツーとなって脚光を浴び、SPZタッグベルトも巻いた。だがそれは他に選手がいなかったから。

(SPZのためじゃない。私自身の人生のために、潰されないようにやろう。)

そう考えながら、試合前、杉浦美月はテーピングを巻いた。

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ドワアアアアア

「えー、この試合は、株式会社スーパースターズプロレスリングゼットが認定する世界タッグ選手権試合であることを認定する。2058年2月16日、株式会社スーパースターズプロレスリングゼット代表取締役社長、今野ひかる。代読、京スポ新聞、山本和也」

認定証読み上げ、チャンピオンベルト返還と、お決まりのセレモニー。そしてゴング。

―アバチャさんに勝てなければ、カオスさんにも勝てない。

先発を買って出た優香、気負って攻めていったが、思わぬ伏兵・ドッペルベルクが掌底のラッシュを見せる。

「ぐううう・・・」

優香、いいように殴られてしまいダメージを蓄積してしまう。

「ヘイ、アバチャ」

そこへ連係技サンドイッチラリアット。

優香、たまらずパートナーの杉浦にタッチしたが、アバチャの強烈なパイルドライバーを食らってグロッキーに。形勢を挽回できない。

試合後半になって、優香も奮戦してアバチャにシューティングスタープレスを決めたが、これはドッペルがカット。

「コレデオワリダ」

最後はアバチャが水車落としで杉浦を叩きつけて3カウント。これで王者組みは3度目の防衛に失敗。これでSPZの世界タッグ、シングルのベルトは両方とも海外流出と言う事態に陥った。

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SPZ世界タッグ選手権試合(60分1本勝負)

A・アバチャ○ ドッペル・ベルク(25分くらい、水車落としからの体固め)優香、杉浦美月×

第123代王者組が3度目の防衛に失敗、アバチャ組が第124代王者となる

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「・・・・甘くないですね。」

杉浦、世界トップの猛攻をしのぎきることはできなかった・・・

2011年6月12日 (日)

第1,100回 スーパーカオスの牙城

49年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。

シリーズ第2戦・奈良大会メインで組まれたのは、SPZ世界タッグ戦。

王者、優香・杉浦美月組に対する挑戦者は人気優先で選んだミントス、ソレッタのフジニャーノ姉妹。

「晴れの舞台だ。心して行こう」

クールなソレッタとは対照的にミントスは客席に手を振りながら入場。常連外人なので固定ファン多数。

「えーいっ」

優香とのエルボーの打ち合いを制して、逆片エビ固めでグイグイ締め上げる。SPZエースの優香相手に一歩も引かないファイト。そこそこいい試合となったが、ラストは唐突に。アクシデントでわき腹を痛めたミントス、かばいながらのファイトを続けたが、

「この試合勝たせてもらいます」

杉浦が落ち着いてコブラツイストに捕らえて、優香はソレッタを逆カット。

「・・・・ギブアップ」

これで王者組みが2度目の防衛に成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。あいかわらずの人員不足なので前半の試合は外人対決。

休憩後の試合がタッグマッチ。Aki、南小華(上諏訪温泉地下プロレス)に対するはミントス、ソレッタのフジニャーノ姉妹。上諏訪温泉の2人が懸命に応戦したが、フジニャーノ姉妹の連係についていけず、

「シシリアン・スライス」

強烈な蹴りを食らった南小華が悶絶。3カウントを奪われた。勝負タイム11分38秒。

そして新日本ドームのセミに杉浦美月登場。

対戦相手は実力派外人アナベラ・スミス。

杉浦にとっては分の悪い相手だ。
5分過ぎに飛びつき腕ひしぎを仕掛けた杉浦だがロープに近い。

「腕を決めるときは位置取りを考えるデース」

ものすごいラリアットを食らって杉浦が怯む。

「カクゴヲキメナサーイ」

キャプチュードであっさり3カウントが入った。勝負タイム10分10秒。
杉浦、上位の選手にはどうしても分が悪い・・・

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メインはSPZ選手権、王者スーパーカオスに対するはこの人しかいないんだというマッチメイク。優香が登場。

「勝てなくても、売上を考えると当てるしかありません」

今野ひかる社長ら、会社上層部はそういう見解。だがスーパーカオスは強い。

「ヌン」

チョップ一発で倒される優香、実力が違いすぎる。

「フフフ、スコシハアソンデヤルゾ」

そのあとしばらくはエルボーやドロップキックなど、優香の攻めを受けてあげたスーパーカオスだが、

「ウァハハハッハ」

ブレーンバスターでブン投げられてしまう。弱ったところを逆エビでグイグイ攻める。そして

「フッ・・・」

スーパーバックドロップ、スーパーエクスプロイダー、これは凄い攻撃だ。
「フハハハハハ」
2度目のスーパーエクスプロイダーで幕。勝負タイム27分2秒、スーパーカオスの牙城を優香、崩せず。

「フフフフフ・・・またいつでも受けてやる」
王者が4度目の防衛に成功。

2011年6月11日 (土)

新宿グルメ28 パリ4区

今回ご紹介いたしますのは、

西新宿の飲み屋街にあります

「フランス料理 パリ4区」

フランス料理のお店でありながら、リーズナブルなお値段で、

前菜、スープ、パン、メイン、コーヒー程度のディナーであれば

3000円くらいで楽しめます。(ランチはもっと安い)

店内は高級店という雰囲気ではなく、ワイワイと楽しめるビストロっぽい雰囲気。

カウンター席もあるので、1人でも気軽にふらりと入れます。

トマトとベーコンのスープや、牛ほほ肉のワイン煮込みなど、素材にひと手間かけたフランス料理の技を堪能できます。

ワインの品揃えも豊富。

西新宿で手軽にフレンチを味わいたいのならこの店です。

2011年6月10日 (金)

プロレス技13 顔面ウォッシュ

プロレス技シリーズ13

顔面ウォッシュ

ーあーっと、コンバット斉藤が武藤めぐみをコーナーに釘付け、凄い蹴り連打だーーー

「・・・ううっ」

「斉藤、どけ!」

ーあーっと武藤めぐみダウン、そこへライラ神威がやっぱり、走ってきたー」

「オラァ」

ーあーっと、ダウンした武藤めぐみへ顔面ウォッシュ!!顔面ウォッシューー!!

「・・・・これ、あとが怖いですよ。怒った武藤めぐみは怖いですからね」

あーっと武藤めぐみ立ち上がった、ライラ神威の前に仁王立ちー

「ふさけないで!!」

バシ-ン

張り手でお返し!張り手でお返し、さー武藤めぐみ反撃開始かっ!

「このっ!!」

「・・・ぶっ」

ーあーっと武藤めぐみエルボー、まともに入ったー

「・・・・いて、斉藤決めろ・・・」

あーっとライラ神威場外へエスケープ。

「逃がさない!!」

あーっと武藤めぐみも後を追う、これで戦いが二つに割れた、リング上はコンバット斉藤と成瀬唯の2人、これはやばーい!!

「ああ、分断されましたね。こりゃあ試合終わりますよ」

************************

コーナーでダウンした相手へ向かって助走をつけて、その勢いで相手の顔面にリングシューズの側面をこすり付ける技。相手の顔をリングシューズで擦るので、「顔がきれいになる?」ことから「顔面ウォッシュ」などと意地悪い名前がつけられました。

まあこれはダメージよりも仕掛けられた側に心理的屈辱感を与える技であります。仕掛けられた側が気の強い選手だった場合、「こんなことやって大丈夫なのか、後が怖いぞ」というファンのイマジネイションをかきたてる技であり、「対観客」という面において非常に効果的な技であります。

新日本プロレスの金本浩二選手が得意としています。このあいだ全日のジュニアタッグリーグに参戦されたときも、スーパーヘイトの顔をきれいにされていました。この技が出ると客席も沸きます。

WAS2では打撃技として実装されているようです。

2011年6月 9日 (木)

第1,099回 49年目12月ウルトラタッグリーグ03

49年目12月 ウルトラタッグリーグの続き

第7戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

Sカオス○、ロザンヌ(8点、サソリ固め 14.36)Aki×、南小華(6点)

2敗同士の対戦は、カオス組に凱歌が上がった。体格を活かしたサソリがためにグイグイとやられたAki,たまらずギブアップ・・・

優香○、杉浦(6点、ダイビングプレスからの体固め 11.53)Gローズ、Nokia×(0点)

優香組、安パイチームを首尾よく片付けて3勝目。

「あと1試合、気を抜かずやります」

アナベラ○、アンリ(4点、ジャーマンSH 13.27)ミントス×、ソレッタ(4点)

アナベラスミスの見事なジャーマンが決まり、ミントスを沈めた。これでアナベラ組みも2勝目を挙げた。

アバチャ○、ドッペル(12点、サンドイッチラリアットからの体固め 13.46)ジュディ、Dリナ×(8点)

全勝のアバチャ組と1敗のジュディ組が直接対決。勝てば優勝のアバチャ組が積極的に攻め、最後はジュディコーディを場外に落としておいてのサンドイッチラリアットでみごとダイナマイトリナから3カウントを奪い、最終戦を待たずして優勝を決めた。

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最終戦はさいたま大会。

ミントス○、ソレッタ(6点、シシリアンスライスからの片エビ固め 13.17)Aki、南小華×(6点)

フジニャーノ姉妹が有終の美。ミントスのシシリアンスライスでカンフー女が沈んだ。

上諏訪温泉チームは6点に終わったものの、SPZ代表チームに勝つなど存在感を大いに発揮した。

Sカオス○、ロザンヌ(10点、スーパーハンマーからの体固め 13.14)ジュディ、Dリナ×(8点)

スーパーカオスも白星で締めくくり、10点でリーグ戦を終えた。パートナーが三下にもかかわらず堂々の準優勝。賞品の缶詰をもらって引き揚げた。
「Peach・・KAN・・・」

アナベラ○、アンリ(6点、ジャーマンSH 12.33)Gローズ、Nokia(0点)

アナベラ組は4連敗の後3連勝し、6点でリーグ戦を終えた。白星配給チームはけっきょく0点に終わった・・・

アバチャ○、ドッペル(14点、裏投げからの体固め 15.36)優香、杉浦×(6点)

最終戦も杉浦が捕まってしまい敗北。SPZ代表にしてチャンピオンチームは無残の6点に終わった。

「この一年、いろいろあったので、良い形で終わりたかったのですが・・・」(杉浦)

「賞金がもらえて嬉しいです。使い道はよく考えます」(アバチャ)

アバチャ組は堂々の全勝優勝を飾った。昨年参戦したときはは8点だが、他の面子が弱体化したこともあり賞金120万円を手に入れた。

2011年6月 8日 (水)

全日本に非常ベル20110608

こんばんわ。WAS没頭中・筆者のkonnoです。

全日本プロレス、平井伸和選手開頭手術事件の続報など。

◆5.29神戸サンボーホール大会の試合前、スーパーヘイトこと平井伸和選手(41)が、控室でVMのTARU選手に数発殴打された。そのとき控室にいたVM軍の河野真幸、田中稔、正田の3選手は手は出していないとのこと。東スポの報道によれば「鉄パイプもってこい」などの発言があったらしい。また、止めに入ったのは和田京平レフェリーとの事。

◆かくて平井選手は試合前に「ボコられた」が、その日第3試合で組まれていたKENSO選手とのシングルマッチには出場。6分ほどでニードロップで敗北。

◆試合後、インタビュースペースまで戻ってきた平井選手は「ボコられたから気分が悪い」と言って嘔吐。控室で倒れる。異変に気づいたスタッフが救急車を手配。神戸市内の病院で緊急開頭手術。しかし意識は6月7日現在、戻っていない・・・・

◆事態を重く見た全日本サイドは殴打したTARU、控室にいた河野真幸、田中稔、正田の4選手を無期限の出場停止処分を科し、6月5日からのシリーズはVM日本人メンバー抜きで興行を開催。

また、武藤敬司社長も6月7日付けで社長を辞任。(取締役としては残る?)内田雅之取締役が新社長に就任。

◆事件の原因は平井選手とTARU選手との間の「ビジネス上のトラブル」との事。いったい何が起こったか。VMの自主興行、グッズ収入の分配か、選手間の金の貸し借りトラブルか、憶測の域を出ない。

◆今後はカズハヤシ、諏訪間幸平、近藤修司、船木誠勝ら先輩選手がフリーを含めた出場選手の管理をきっちり行い、再発防止を図るとの事。

普通の会社でも、タイプの違う人間が集まって業務をこなしている以上、従業員同士のトラブルや諍い、揉め事はあります。その揉め事が大きくなってしまうと、従業員同士の殴り合い、暴力事件というケースに至ることもあります。それを未然に防ぐために、課長やら部長といった管理者がトラブルを仲裁し、職場環境を正常化しているわけですが、今回の事件では、全日本プロレスの現場において管理者が機能していなかった・・・ことが惨劇を生んでしまったものと思われます。

普通の人間になら、殴られても病院に行く程度で済みますが、プロレスラーは鍛え上げられた肉体を持っている以上、本気でぶん殴ってしまったらどうなるか・・・・。その面から考えても、興行会社としてリスク管理ができていなかったことが残念でなりません。

今回の件で、失った信頼を取り戻すのは非常に大変だとは思いますが、今後の全日本プロレスが普通の会社に近づく事を期待します。また私も全日本プロレスのファンとしてこれからも応援し続けます。

最後に、あの全日本の大量離脱直後で苦しい時期に、脇役として団体を支えてくれた平井選手の雄姿が(リング上ではおそらくもう)見られないことは非常に悲しいことであります。平井選手の一刻も早い回復、社会復帰を心よりお祈りいたします。もう一度後楽園で、「ファッキュー」を聞かせてください。

2011年6月 7日 (火)

第1,098回 49年目12月ウルトラタッグリーグ02

第4戦は九州ドーム大会。

Aki、南小華○(4点、アキレス腱固め 15.29)ジュディ、Dリナ×(4点)

ジュディ組が2連勝でストップ。モーションの大きいダイナマイトリナが足を取られ、一瞬のアキレス腱固めにタップ。上諏訪温泉チームが大金星。

ミントス○、ソレッタ(2点、シシリアンスライスからの体固め 9.20)Gローズ、Nokia×(0点)

フジニャーノ姉妹も初日。伝家の宝刀シシリアンスライスがズバリ。

優香○、杉浦(4点、ムーンサルトプレスからの体固め 16.32)アナベラ×、アンリ(0点)

優香組が2勝目。分断作戦を成功させて、難敵アナベラスミスをムーンサルトで退けた。
「まだまだこれからです」

アバチャ○、ドッペル(6点、アバチャロック11.39)Sカオス、ロザンヌ×(4点)

「ヒイイイイ・・・・」
いきなり仕掛けられたアバチャロックに悶絶するロザンヌ。これで連勝は2でストップ。
「・・・・チッ」
スーパーカオス、いきなり決まってしまったのでカットに入るタイミングが遅れた・・・

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5戦目は広島若草アリーナ大会・・・

ジュディ○、Dリナ(6点、サソリ固め 14.50)ミントス×、ソレッタ(2点)

ミントスが試合途中に腰を痛め、精彩のないファイト。そこを突いた試合巧者ジュディ、手堅くサソリ固めでギブアップを奪った・・・
「3勝1敗・・・マダマダココカラだ」

Sカオス○、ロザンヌ(6点、スーパーハンマーからの体固め 9.03)Gローズ、Nokia×(0点)

スーパーカオスが白星配給係を一蹴。
「フフフフフ・・・」

Aki○、南小華(6点、合体パワーボム殻のエビ固め 12.43)優香、杉浦×(4点)

SPZと上諏訪温泉地下プロレスの対抗戦。一進一退の攻防が続いたが、杉浦が捕まってしまった。
「はっ」
南小華が控えている優香を殴りつけて場外転落させ、そのすきに
「いちにのさーん!」

合体パワーボムで杉浦を悶絶させ3カウントを奪った。

2敗、優勝戦線からの脱落以上に優香、杉浦の受けた心理的ダメージは大きかった。大量離脱があったとはいえメジャー団体のSPZが温泉旅館がやっているローカル団体に負けてしまうとは・・・

アバチャ、ドッペル(8点、アバチャロック 11.17)アナベラ、アンリ(0点)

アバチャ組無傷の4連勝。アバチャロックが猛威を振るう。

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第6戦は大阪なにわパワフルドーム大会。層の薄さが読まれたのか、当日券が伸びず満員どまり・・・

ミントス○、ソレッタ(4点、シシリアンスライスからの体固め 14.39)Sカオス、ロザンヌ×(6点)

スーパーカオス組が2敗目。ロザンヌチャンがシシリアンスライスを食らって昏倒してしまった・・・

アナベラ○、アンリ(2点、サソリ固め 14.39)Aki、南小華×(6点)

しゃにむに初白星を取りにきたアナベラ組、謎のカンフー女を捕らえてサソリ固めで絞り上げてギブアップの言葉を吐かせた。これで上諏訪温泉チームも2敗目。

ジュディ○、Dリナ(8点、デスバレーボムからの片エビ固め 15.31)優香、杉浦×(4点)

杉浦美月が捕まってしまった。これで3敗目を喫し優勝戦線から完全に脱落。
「ファンの皆様に申し訳ないです・・・」

1敗を守ったジュディ組。まだ優勝の可能性を残している。

アバチャ、ドッペル○(10点、トラースキックからの片エビ固め 9.57)Gローズ、Nokia×(0点)

アバチャ組5連勝。ドッペルベルクが白星配給係を蹴り倒してフォール勝ちをスコア。

第49回ウルトラタッグリーグ戦、アバチャ組が5連勝、ジュディ組が1敗で追う展開・・

2011年6月 6日 (月)

第1,097回 49年目12月 ウルトラタッグリーグ01

49年目12月
恒例のウルトラタッグリーグだが、外人総出演でチーム数をそろえたシリーズとなった。

出場チームは下記の8チーム!

優香&杉浦美月 組(SPZ代表)

スーパーカオス&ロザンヌ・チャン組(WWCA代表)

アデライーダ・アバチャ&ドッペル・ベルク組(EWA代表)

ジュディ・コーディ&ダイナマイトリナ組(WWCA代表)

ミントス・フジニャーノ&ソレッタ・フジニャーノ(人気姉妹)

Aki&南小華(上諏訪温泉地下プロレス)

アナベラスミス&アンリ・ペロリ(混成チーム)

ゴールドローズ&Nokia(ネタ外人ズ)

2戦目のどさんこドーム大会からリーグ戦スタート、

ジュディ、Dリナ○(2点、ラリアットからの片エビ固め 10.33)Gローズ×、Nokia

ダイナマイトリナが体格を活かしたラリアットを決めて、危なげなく白星発進。

Sカオス、ロザンヌ○(2点、丸め込みエビ固め 11.45)アナベラ、アンリ×

スーパーカオス様がいまいちなファイト。盟友アナベラ相手ではやりづらかったらしい。最後はアンリとロザンヌがもみ合う中、後ろからスーパーカオスがアンリを殴りつけ、その隙を突いて丸め込んだロザンヌがフォール勝ちを収めた。

優香○、杉浦(2点、ムーンサルトプレスからの体固め 12.47)ミントス、ソレッタ×

「SPZ代表として、恥ずかしくない戦いをします」
その言葉通り、優香が前面に立って奮戦し、ソレッタをムーンサルトで退けた。

アバチャ○、ドッペル(2点、アバチャロック 14.12)Aki×、南小華

どさんこドームのメイン登場に燃えた上諏訪温泉プロレスの二人だったが(パートナーの南小華はカンフー暗殺者女というギミックレスラーらしい)実力の差はいかんともしがたく黒星発進となった・・・

*****************

第3戦仙台大会、

Aki、南小華○(2点、旋風脚からの体固め 10.25)Gローズ×、Nokia(0点)
「はぁおおうーーー」

謎のカンフー女、南小華(ナン・シャオファ)がゴールドローズを蹴り倒して、上諏訪温泉地下プロレスに歴史的な1勝をもたらした。

ジュディ○、Dリナ(4点、デスバレーからの体固め 13.05)アナベラ、アンリ×(0点)

ジュディ・コーディが本領発揮。ブルファイトでアンリを倒した。
「うおおおお!今年は賞金取りにいくぞう!きょうは牛タンで前祝だああああ」

Sカオス○、ロザンヌ(4点、スーパーハンマーからの体固め 18.28)優香、杉浦×(2点)

「な、なんとしてもロザンヌを引きずり出さないと、まず勝てません」
しかしロザンヌチャンも出しゃばらない戦いぶりで隙を見せない。基本的にはスーパーカオスが矢面に立って闘う。
「ヌン」
最後はスーパーハンマーに杉浦が散ってしまった・・・

アバチャ○、ドッペル(4点、アバチャロック 14.26)ミントス、ソレッタ×(0点)

EWAの超新星、アバチャ強い。この日もソレッタを捉えてアバチャロックでギブアップを奪った。

第49回ウルトラタッグリーグ、アバチャ組、カオス組、ジュディ組が好発進・・・

2011年6月 5日 (日)

第1,096回 49年目11月 ダイヤモンドシリーズ

49年目11月

「ダイヤモンドシリーズ」開幕。あいかわらず選手層の薄さをガイジン大量参戦でカバーしている状況。杉浦美月は連日メインに起用されて、優香&ミントスとトリオを組んでの6人タッグでヤラレ役を演じ続けた。

そして最終戦はホームに戻っての横スペ大会。

第1試合はゴールドローズがパフォーマンスを交えつつ力強いファイト。対戦相手のロザンヌチャンを寄せ付けず、ネックブリーカーで3カウントを奪った。勝負タイム10分15秒。

第2試合はベテランのドッペル・ベルクが登場。久々来日のアンリ・ペロリと対戦。

「シャッ」

殴る蹴るベースの厳しい責めは健在。相手がダウンしたところをギロチンドロップで追い打ち。最後はバックブローで3カウントを奪った。勝負タイム11分54秒。

第3試合には人気者、ミントス・フジニャーノが登場。姉のソレッタが本国のスケジュールの都合で来日できなかったので、きょうは同じベビーフェイス系ガイジンのマリーネルソンとタッグを組んで登場。対戦相手初来日のウェイン・ミストレス&シチェルバコフ組。

「オルァアアアア」
シチェルバコフの攻めをしのいで、
「シシリアン・スライス!」
出ましたえげつない蹴り。しかしウェインがあっさりカット。ならばとマリーネルソンにつなぐが、あっさりマリーが敵陣に捕まってしまい、合体パワーボムを食らって終了。それでも17分53秒のわりといい試合。その後休憩。

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休憩後の試合に杉浦美月登場。対戦相手は強豪外人アナベラスミス。はっきりいって荷が重すぎるカード。寝かそう寝かそうとするが、敵もそんなのは承知していて、ニーアタックで杉浦を怯ませる。杉浦も何とか飛びつき腕ひしぎで勝負をかけるも、あっさりふりほどかれてしまった。

「OH YEAH」
最後は投げつけられて起き上がってくるところをミサイルキックで空襲されて3カウントを喫してしまった。やはりこのクラスの相手は分が悪い。勝負タイム10分25秒。

セミにわれらが優香登場。対戦相手はベテラン外人・ジュディ・コーディ。トップ外人としてSPZで長いことやってきた選手なのでインサイドワークは抜群。往年の凄みは影を潜めているものの、パワーはまだまだ侮れないものがある。

―強引に仕掛けたらやられる。隙をうかがいながらやろう。

「ドシタおらあ、来イおらあ」
パワフルなボディスラムやエルボーで流れを作ってゆくジュディコーディ。そしてブレンバスター

「もう一度クライナ」

さすがに2度目は逆に投げた優香、場内どっと沸く。
「いまがチャンス!」
得意のムーンサルトを繰り出すも2で返される。しかし優香あわてず2度目のムーンサルトを決めて、なんとか強豪・ジュディコーディを振り切った。勝負タイム20分29秒。場内はSPZヒロインの勝利に沸きかえった。

メインはSPZ戦。王者スーパーカオスに対するは、元王者、アデライーダ・アバチャ

「もうこのマットで私をねじ伏せられるものはいない・・・」
スーパーカオス、圧倒的肉体、圧倒的パワーでアバチャを圧倒。技術には定評のあるアバチャだがまったく攻め手が見つからず、
「フフフフ」
カウンターの膝蹴りで3カウント。勝負タイムわずか9分35秒。スーパーカオスが完勝し3度目の防衛に成功した。

2011年6月 4日 (土)

第1,095回 SPZ選手権 スーパーカオスVS優香

49年目10月
世界のプロレスSPZ,エースの優香が復帰したものの、相変わらずのガイジン頼みの陣容。
「ビッグパワーシリーズ」開幕。沖縄で1興行やった後、東海地区を転戦するシリーズ。

シリーズ第6戦は岐阜大会。なにげに杉浦美月の凱旋興行、

でもってメインはSPZタッグ戦。優香、杉浦美月組に対するは強豪ガイジン、アナベラスミス・ドッペル・ベルク組。
「・・・・・っ」
しかしながら負傷欠場明けの優香の動きがいまひとつ。ベテランの試合巧者、ドッペルに主導権を奪われ、ニーリフトに苦悶の表情を浮かべる。

「ヒャッ、ホウ」

そして出てきた千両役者、アナベラスミス。力任せのフェイスクラッシャーで優香をグロッキーに追いやると、あわてて出てきた杉浦は子供扱い。腕ひしぎ一振りに勝負をかけた杉浦だったが、試合巧者ドッペルが落ち着いてカット。これで杉浦に攻め手がなくなり、苦し紛れに優香にタッチ。

「うわあっ」

代わり端にドッペルの右ストレート。崩れ落ちる優香、カバーにいったドッペルだがこれはかろうじて杉浦がカット。

ドドドドド

(最後の、最後まで・・・・)

優香、最後まで勝負を捨てず、ドッペルをボディスラムで転ばすと、すばやくコーナー最上段に上がりシューティングスタープレス!!
「ウワアッ」
これで大逆転の3カウントが入った。勝負タイム29分6秒。王者組がまさかの初防衛成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。営業努力の甲斐あって超満員の観衆で埋まった。

第1試合はAki対ダイナマイト・リナ
上諏訪温泉地下プロレスから助っ人参戦しているAki、この日は第1試合に登場。第1試合ということでのびのびと戦い、裏拳の乱れ撃ちでダイナマイトリナを叩きのめした。勝負タイム10分43秒。

ガイジン同士のタッグマッチ2試合をはさんで休憩。そのあと3大シングルマッチ。

セミ前は杉浦美月対ミントス・フジニャーノ。先月の埼玉でも組まれた人気レスラー同士の対戦。しかし実力ならミントスのほうが何枚も上、杉浦は腕攻めに活路を見い出すほかないが、

「バレバレです」

頭突き連打で杉浦の動きを止める。そしてラリアット、ネックブリーカーと大技をたたみかけて
「Finish!」

バックドロップで杉浦を眠らせた。勝負タイム10分ジャスト。
「うう・・・・」
杉浦、やはりシングルでは世界の一流選手に敵わない・・・

セミは強豪ガイジン同士の対決、アナベラスミス対アデライーダ・アバチャ。
一進一退の攻防を制したのはアナベラ、見事なジャーマンスープレックスでアバチャを退けた。

メインイベントはSPZ戦。王者スーパーカオスに対するはSPZただ一人のエース・優香・・・・

「さて何分持つか」
「とりあえず組んだっていうカードだよな」

アリーナ席のファンは結末をしっかり予想。ドロップキック連打で先制した優香だが、
「フフフフフフ」
重量感あふれるタックルで形勢逆転。これは交通事故級の衝撃。弱ったところをブレンバスター、スリーパーで追い打ち。試合運びもうまい。
「うう・・・・」
優香が棒立ちになったところへDDT、引きずり起こしてエクスプロイダー。
「く・・・この!」
優香もエルボーで反撃したが後が続かない。
「フフフフフ」
2発目のエクスプロイダー、優香は落ち方がやばかった。これであっけなく3カウント。勝負タイム20分15秒、王者が2度目の防衛に成功。

「プロとしてのスピードはある。だがスタミナとパワーが不足しているな」

2011年6月 3日 (金)

試合前の控室でいったい何が起きたか

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。
本日は予定を変更して、東スポの一面はおろかヤフーニュースの
ヘッドラインにまで出てきてしまった、スーパーヘイトこと平井伸和選手の
開頭手術事件について。

1991年にあのSWSでデビューした平井選手、WARを経て
2001年に全日本プロレスに参戦、あの大量離脱で人員が不足していた
全日本の一番苦しいいときに、団体を支えてくれた選手です。

けっして華のある選手ではなく、全日本プロレスファンを自認する私も、どんなファイトスタイルだったっけなと思い出さねばならないほどぱっとしない前座要員の選手だったのですが、興行にはそういう目立たない選手も必要なのです。

このまま全日の前座要員でフェードアウトするかに思われたのですが、
2008年にまさかのヒールターンし、悪役集団VM入り。しかもリングネームを本名の平井伸和から「ヘイト」に変え、コスチュームも一新し顔にペイントを施し猛毒が入っているという設定の消火器攻撃で対戦相手をかく乱するという今までの自分のスタイルを捨てて小悪党として活路を見い出す姿に
胸を打たれました。

そして試合前に「ヘェイ・ボーイズ!」で始まるマイクパフォーマンスをはじめ
「ファッキュー」などと言って対戦相手に襲い掛かる悪役パフォーマンスを覚え、さらに肉体改造して減量しカズハヤシの世界ジュニア王座に挑戦するも失敗し、あげくのはてに近藤修司と引退をかけて戦い、破れたもののその数ヵ月後、今年の正月から「スーパーヘイト」にリングネームを変え、金色コスチュームと黒いフェイスペイントのいでたちに、金色の消火器に効きそうもない打撃攻撃というファイトスタイル、

この人は一体どこへ向かおうとしているのだと迷走ぶりを見せつけてくれたのですが、タッグマッチでのやられ役としてはいい味を出されていたと思います。

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でもって、5月29日、神戸サンボーホール大会で起こってしまった事をスポーツ紙に書かれている内容をもとに時系列で書くと、

◆VMの面々は本隊より先に2時頃に会場入りした
◆このシリーズ中、平井選手とTARU選手の間に、何らかの個人的、ビジネス的なトラブルがあったとの事。

 (両者とも全日本からファイトマネーを得ているのに、なぜ両者の間で ビジネス的なトラブルが起こるのか解せません。VM自主興行、グッズ収入、 選手間の金の貸し借りなどが考えられますが推測の域を出ません)

◆でもって、ジョードーリング、レネデュプリの外人2選手を外に出して控室を締め切り、TARU選手が平井選手を何発か殴打した。

◆その場にはVMの日本人選手である稔、MAZADA、河野真幸の3人が居合わせたが、この3人がどうしていたのかはまだ不明。

◆かくて平井選手は「ボコられた」が、最終的には「和解」し、神戸大会第3試合のKENSOとのシングルマッチに出場し(VMの5名はセコンドについた)6分ほどでニードロップに敗れた。

◆試合後、バックステージで平井選手は「ボコられたから気分が悪い」 と言って嘔吐、控室で倒れ、異変を察知した関係者が救急車を呼び病院へ運ばれ緊急手術。開頭手術で一命は取り留めたものの「急性硬膜下血腫」でまだ意識は戻らず予断を許さない状態。

そもそも、KENSO対ヘイトはメインのハイスパートプロレスと比べると頭から落とす大技も少なく、そんなに消耗度合いも少ないギミック要素の入ったプロレスでなぜ倒れたのか、私も理解に苦しんだのですが、

6/1になって東スポに試合前の暴行があったことが東スポにすっぱ抜かれ、TARU選手が謝罪会見を行い、無期限の試合出場自粛を申し入れた。

結果的に平井選手はリング復帰は絶望的になってしまったわけで、
試合中のアクシデントではなく、
どう考えても試合前の控室で原因の一端があったことは明らかなので、
(無理して試合に出たことで悪化させたかもしれませんが)
観衆に夢を与えるプロレスの試合前控室でこのような出来事があり、
結果として平井選手の雄姿をもう見ることが(おそらく)できなくなってしまったことは、非常に残念なことです。

この一件は全日本プロレスに深刻な影響を及ぼすと思われます。
現場でレスラー同士のいざこざを仲裁する人はいなかったのか。
暴行を止める役割の人はいなかったのか、残念でなりません。

2011年6月 2日 (木)

第1,094回 世界のプロレスSPZ

49年目9月

「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

団体エースの優香が負傷欠場したため、所属選手でシリーズ参戦するのが杉浦美月のみという惨状。メインで杉浦はタッグ戦で外人に混ざってファイト。それでも客は入るからこの業界何がセオリーなのだか分からない。

シリーズ最終戦さいたまドーム大会。メインのカードがかなり弱かったので、招待券を投入しても36605名しか集客できなかった。

第1試合はゴールドローズ対マリー・ネルソン。その可憐なルックスでけっこう人気のあるマリーさん。今回は前座の第1試合に登場。ゴールドローズのパフォーマンスにも動じず、反撃していったマリーだが、
「SUPER POWER!」
ゴールドローズのDDTを食らって3カウント。勝負タイム12分34秒。
「ひん・・・・」
痛々しい表情で引き揚げるマリーにけっこうな拍手が送られた。

第2試合は人気外人、ダイナマイト・リナが登場。きょうの相手はEWAの悪役レスラー、アンリ・ペロリである。
「デェーイ」
持ち前のパワーを生かしたダイナマイトリナ、ラリアットやタックルでアンリを追い込んでいった。ラリアットを乱打する大味なプロレスでも観客は沸いた。しかしアンリもフロントスープレックス、裏拳で勝負をかける。そしてアンリのバックドロップ。
ワン、トゥ・・・ドドドド
この攻勢をしのいだダイナマイトリナがミサイルキックからこの日何度目か分からないラリアットで勝利。勝負タイム14分24秒。

休憩前第3試合はこの興行ただひとつのタッグマッチ。ドッペルベルク、シチェルバコフのEWAコンビ対デニース・ハン、ロザンヌ・チャン組。小兵のロザンヌがちょこまかと動き回ってペースを作ろうとしたが、ドッペルが動きをよく見て
ぐしゃっ
思いっきり裏拳で殴りつけて、ふらついたところをビッグブーツ一撃。これでロザンヌは潰されてしまった。勝負タイム8分51秒。

その試合が終わると休憩。

休憩後は3大シングルマッチ。アデライーダ・アバチャ対ジュディ・コーディ、強豪外人同士の対戦。

「うらああああ」
ジュディの場外タックルでアバチャが鉄柵にガシャンと叩きつけられる。これには沸いた。
「ワンモアッ」
起き上がらせてもう一度タックル。ガシャン。

これで腰かどこかを痛めてしまったのか、アバチャの動きに精彩がなくなり、ズルズルと攻め込まれ、
「ウラアアアア」
DDT2発でフォール負けを喫してしまった。勝負タイム9分13秒。

セミファイナルはAki対アナベラ・スミス。

上諏訪温泉地下プロレスから参戦のAki、ドームのセミという扱いに奮起したか、アナベラ相手でも果敢に攻める。しかしアナベラも世界の一流選手、
「ううっ」
スリーパーホールドで動きを止めてから反撃開始、スクラップバスターでったきつけてからコブラツイスト。これで腰に痛みが走ってしまったのか、Akiはこらえきれずギブアップ。勝負タイム9分51秒。

そしてメイン。「Innocent Dance」がかかり、杉浦美月がリングへ。対戦相手は
「ドモーーー」

Sクラ準優勝者、イタリア・シシリアの風、ミントス・フジニャーノ。ミントス人気にすがるしかなかったというのがこのマッチメイクの真相。

「てっ」

アームホイップを仕掛けていった杉浦だったが、ミントスもエルボーやスレッジハンマーで反撃。

「てりゃっ」

エルボーが鼻に入ってしまい杉浦流血。これで杉浦の動きが止まってしまった。
「てりゃっ」

ミントス、ラリアットを2連発。これはなんとか返したものの、ニーリフトでウッとうめいたところへバックドロップ。杉浦は頭からマットへ。この後のフォールを返せなかった。ドームのメインが12分43秒という熱戦とはいいがたい時間で決着。

「ドームのメインに出させていただけるのは有難いのですが・・・、私はそんな器では・・・」(杉浦)

2011年6月 1日 (水)

状態が悪く 20110601

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

水曜日恒例のスポーツニュースのようなものでも。

■プロレス

スーパーヘイトこと平井伸和選手が緊急入院、開頭手術

シリーズ最終戦・神戸大会終了後に体調不良を訴え救急車で搬送され

そのまま意識を失い、急性硬膜下血腫で緊急手術。

5/31時点で、人工呼吸器は外したもののまだ意識は戻っていない模様。

40代のベテランですが、どちらかといえばお笑い要員の選手でもこのようなことが

起こるのですからプロレスは恐ろしい。

快方に向かうことを願うばかりです。

■野球

広島カープ5連敗。打てない現象が深刻化。

やはりパリーグのいい投手は打ち崩せないのか・・・

■相撲

名古屋場所通常開催へ。

しかし八百長の根本的な問題は残されたまま。

幕下以下は無給、十両は月収100万円。これを是正しない限り

また同じ事は起こりますよ。バレルかどうかは別として。

■風邪をこじらせて咳が時々止まらない

ゲホゲホいってます。

今週はこんなところ。

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