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2011年12月31日 (土)

年末特番(下)

昨日に引き続き年末特番。しまなみ海道徒歩横断旅行記。

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(5.伯方島)

橋の下をくぐってしばらく進むと大三島橋の入口。幅広い歩道で橋を渡る。この橋は長さ328mなので、伯方島まではすぐである。対岸のスロープを下り、5つ目の島、伯方島に降り立つ。このあたりで左足が張ってきた。越えるべき島はあと2つなのだが、先が思いやられる。高速道路沿いの小道を1キロほど進むと、伯方島の幹線道路に出る。高速をくぐり港伝いに歩いた。5階建ての団地などもあって意外と街並みめいたものを感じる。造船工場らしき建物の脇を通ると阿部酒店の前に出る。渇きを覚えたのでここの自販機でサイダーを買う。疲れてきたが前へ進むしかない。

伯方島インターを過ぎ、道の駅SCパークを3時少し前に通過。日没前に少しでも前進しておきたいのでトイレ休憩だけにしておく。そして伯方・大島大橋への入口。原付用のスロープは急勾配だが短く、歩行者・自転車用は勾配はゆるいが距離が長い。スロープを一歩一歩上がり、全長1230mの伯方・大島大橋を渡る。今しがた通った伯方港の眺めが良い。小さな見近島の上を通ったあと長い大島大橋。行動開始から9時間近くなり、さすがに疲れてきた。ようやっと最後の島、大島に上陸。降りるスロープは例によって原付用とそれ以外用に分かれており、いけないことなのだが距離の短い原付用スロープ経由で大島クリーンセンターへ降り立った。

(6.大島)

この島を突っ切れば最後の橋(来島海峡大橋)なのだが、11kmほどあるので長丁場になる。まずは宮窪港への海岸歩き。だんだん宮窪港が大きくなってきて、街並みに入り右折して幹線道路に入る。少しのぼり気味なので辛い。

ゆるい登り坂を歩いて、大島北インターを通過。そして公園の入り口を過ぎて低い峠を越える。かなりばてて来たので、路傍の自販機で熱いカフェオレを買い、菓子パンで行動食。そして南下をつづけ、吉海町に入る。スーパーやホームセンターなどもある開けたところだ。いよいよ日没が近くなる頃、空を黒雲が覆い、雨が落ちてきた。

通り雨だろうと判断して歩き続けたら雨脚が強くなってきた。ザックの中から折り畳み傘を取り出し、傘をさしながら歩く。吉海の田園地帯を大きくカーブしながら進むと、ようやく大島南インター。あともう少しでこの島を横断できる。私は6枚目の地図、最後の一枚を取り出した。インターを過ぎてゆるい下りを前進してゆくと、わずかな残光にうかびあがる6本の橋脚。そしてピッカリピッカリと光る橋脚の灯り。しまなみ海道の盟主、来島海峡大橋がいよいよ目の前に。

橋の目の前に道の駅「よしうみいきいき館」があるが、日没後なので食堂や売店は営業していなかった。フェリー乗り場を過ぎていったん橋の下をくぐり、いよいよスロープにかかる。高さのある橋だけにスロープの長いこと。歩行者用のショートカットはあったが木々に覆われ進めなかった。やむを得ず自転車用のスロープを延々歩く。スロープを上がり幹線道路をまたぎ、岬に入ってなお続く。最後はループ状のスロープで橋に合流。いよいよ来島海峡大橋。

(7.来島海峡、今治)

ここまできたら痛いのかゆいのは言ってられない。全神経を前進させることに集中させる。雨は小降りになり、橋の上で風が出てきたので傘はしまう。この橋は総延長4キロ余に及ぶ世界初の三連吊橋であり、3つの橋で構成されている。まず来島海峡第一大橋960m。夜の海を巨大な橋で渡る。航路標識灯や岬の回転灯がまたたく。そんな中を歩くのだから疲れてはいるがもう胸躍る。10分以上かかって2本目の来島海峡第二大橋1515m。これもたいへん長い橋。

橋脚から橋脚までが実にしんどい。ほどなく馬島の上に達し、料金所と馬島に通じるエレベータ入口を通過。そして最長の橋、来島海峡第三大橋1570m。実に長い。渡り始めてから渡り終えるまで小一時間かかるというのもすごい。

5本目の橋脚、6本目の橋脚を過ぎ、ようやく四国の陸、糸山岬が近くに見えてきた。高速道路と別れ、ループののスロープを1回転して、最後は階段を下って糸山公園にたどりついた。時刻は午後7時前であった。ここから予讃線の波止浜駅までは30分もしない。

痛む足を引きずりながら南下。波止浜駅までの距離を示す道標があるので迷う心配はなかった。ガソリンスタンドを過ぎて右折し、幹線道路に出る。それを横断して少し進み、予讃線の線路に出た。波止浜駅まではすぐで、19時23分、ついに私はゴールの波止浜駅に到着した。所要時間12時間48分。しまなみ海道を徒歩で、一日で渡りきった。

タイミングよく19時30分発の伊予西条行き電車がきたので乗り込む。二両連結の電車に揺られる。今治までは一駅である。ズタズタの状態でたどり着くことが予測されたので、今夜の宿は今治駅前のビジネスホテルを押さえてある。うまそうな店を探す余裕などなく駅前の食堂でハマチ塩焼き定食の夕食。ホテルにたどりつき旅装を解くなり私はバッタリとベッドに沈んだ。

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