57年目9月
プログラムの選手紹介。執筆したのは営業部の山本和男さん。
怪力一直線 小嶋聡美
本名、同じ、2042年6月9日、大阪府豊中市出身、実家が食堂でその手伝いをするうちに筋力がついてしまい、この素質がSPZスカウトの目に留まり、SPZ50期として2058年4月12日、京都府体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。ヘッドバット連打など、思い切りのいいファイトが身上。ジーニアス武藤と同期タッグを組みあばしりタッグ王者に輝く。55回SPZクライマックスでは4強の一角に食い込み、リーグ戦をもつれさせる。得意技はタイガードライバー、ラリアット、DDT。
入場テーマ曲:サッド・バット・トゥルー(メタリカ)
孤高の天才 ジーニアス武藤
本名 武藤晶:2042年5月4日、静岡県静岡市葵区出身、SPZの新人テストに合格し、2058年4月21日、仙台市グランドアリーナ大会での対 杉浦美月戦でデビュー。飲み込みが早く、メキメキと実力を上昇させ、なんとデビュー1年でジュディ・コーディを破りSPZ世界王者を奪取という離れ業をやってのける。以来SPZのエースとしてトップ戦線を突っ走る。得意技はエンジェルダイブ、ジャーマンスープレックスホールド。
テーマ曲:ヴァイオリン協奏曲「調和の幻想」第8番第1楽章(A・ヴィヴァルディ)
演歌歌手の孫娘 ジュリア渡辺
本名:豊科樹理。2044年2月22日、東京都港区出身、祖母はあのSPZタッグリーグ優勝レスラーにして演歌歌手の渡辺智美。SPZの新人テストに合格し、2059年4月14日、釧路市体育館大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。抜群のルックスと祖母譲りの頭突きで前半戦を沸かせる。得意技はヘッドバット、
入場テーマ曲:セプテンバー(アース・ウインド&ファイアー)
嵐を呼ぶハードヒッター 美冬
本名:後藤美冬、2043年9月26日、奈良県奈良市出身、SPZ51期として2059年4月14日、釧路市体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。古武術の経験を生かした打撃は驚異的な威力で、トップグループ入りを果たし、SPZ世界王者に輝く。得意技はニーリフト、ステップキック、掌底。
入場テーマ曲:メヌエット(管弦楽組曲第2番より:J.S.バッハ)
仙台の流星 エアリアル菊澤
本名:菊澤理恵 2044年7月24日、 宮城県仙台市出身、SPZ52期として2060年4月21日、仙台市アリーナ大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。なんとデビュー戦を勝利で飾る。器械体操の経験を生かしたスピード感あふれるプロレスが身上。接近戦での対応に甘い面があるものの、攻め込んだ試合で大物食いを果たすこともしばしばで、ついにはSPZ世界王者に輝く。第55回SPZクライマックスではジーニアス武藤と最後まで優勝を争い、ファンの間では語り草となった。 得意技はシャイニングウィザード。
入場テーマ曲:ワンルーム・ディスコ(perfume)
放浪の怪力 小嶋朱美
本名:同じ、2044年6月9日、大阪府豊中市出身、小嶋聡美の妹である、姉の後を追うようにSPZに入門し、2060年4月20日釧路市体育館の対小嶋聡美戦でデビュー。姉譲りの馬力で将来を嘱望されたが、デビュー半年でWWCAに無期限遠征に出る。アメリカマットで2年半活躍した後、SPZマットに戻ってきた。得意技はDDT。
入場テーマ曲:ホゥリアー・ザン・ゾウ(メタリカ)
瀬戸内の蒼い風 今治みさえ
本名:中桐美佐江 2045年11月29日、愛媛県今治市出身。柔道の経験を見込まれ、SPZにスカウトされる。53期として2061年4月20日、釧路市体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。堅実なグラウンドレスリングを展開。上位選手に当たったときの対応が今後の課題。得意技はドラゴンスリーパー。
入場テーマ曲:Octave Rain(佐倉紗織)
岩手の怪力 hibari
本名:松本真帆子。2045年8月17日、岩手県花巻市出身。SPZ入門テストで、握力の数値が高かったことから採用される。53期として2061年4月22日、どさんこドーム大会での小嶋聡美戦でデビュー。持ち前の馬力を生かしたパワフルな攻めで会場を沸かせる。得意技はエルボー、ヘッドバット。
入場テーマ曲:セレナード第7番「ハフナー」より「ロンド」(W.A.Mozart)
閃光少女 ガイア尾白川
本名・尾白川舞 2047年2月16日、福島県須賀川市出身、SPZの入門テストに合格し、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 ミントス・フジニャーノ戦でデビュー。小柄な体格だが、リング上を動き回って相手の隙をうかがう。得意技はネックブリーカードロップ。
入場テーマ曲:Dirty Boots (Outer)
爆撃機 村上千秋
本名・同じ 2046年12月5日、鳥取県米子市出身。米子市レスリングスクールからの推薦でSPZ入り、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 杉浦美月戦でデビュー。勝気な性格でリング上を躍動する。得意技は垂直落下ブレンバスター。
入場テーマ曲:リード・ミー・オン(ティーナ・マリー)
根性ファイター:初瀬唯
本名:同じ。2046年11月3日、大阪府茨木市出身。SPZの新人テストを受け、1度は不合格となるも、その後もトレーニングを続け、会場整理のバイトをしながら入門をアピールし続け、1年越しの夢をかなえ入門テストに合格。2063年5月3日、高松市体育館での対ミストレス・バイテン戦でデビュー。懸命のファイトで前座戦線を沸かせる。デビュー以降、32連敗となかなか芽が出なかったが、最近はグラウンド技に活路を見い出し、勝率も上向いてきている。得意技はSTF。
入場テーマ曲:赤い砂時計(久川綾)
リトルバスター:真鍋つかさ
本名;同じ。2048年6月20日、福井県敦賀市出身。SPZの新人テストに合格し、2064年5月22日、カイメッセ山梨大会での対 吉原泉戦でデビュー。体格やパワーにはまだ難があるが、持ち前のすばやさで対戦相手の動きをかく乱する。得意技はギロチンドロップ。
入場テーマ曲:Just Time Girl(KATSUMI)
弾丸少女 ブレード上原
本名:上原清香。2050年1月31日、沖縄県石垣市出身。幼少の頃から琉球空手で身体を鍛える。たまたま出た空手大会で入賞したのをきっかけにSPZにスカウトされ、SPZ57期として2065年4月16日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。デビュー間もないが空手の経験を生かした蹴りで前座戦線において存在感を発揮。得意技はトラースキック。
入場テーマ曲:アナザーマン(DAG KOLSRUD)
狙撃手 村上千春
本名:同じ。2049年12月12日、鳥取県米子市出身。姉はSPZ54期の村上千秋。姉の後を追うようにしてSPZに入門し。2065年6月11日、山口周南大会での対hibari戦でデビュー。同期のブレード上原と出世競争だ。得意技は掌底。
入場テーマ曲:真昼のゲーム(ケニー・ロギンス)
チーフレフェリー 吉見ゆう子
本名:吉見裕子。2028年12月11日、埼玉県川口市出身。アメリカ留学中にプロレスラーの道を志し、2046年4月15日、アメリカミネソタ州セントポール、コバルト体育館での対 トラウマサンダーバード戦でデビュー。日本帰国後はフリーで各団体を渡り歩くが、ヒザの負傷により2054年4月に現役引退。その後は八王子でスポーツインストラクターをしていたが、SPZ大量離脱に伴いスタッフの頭数が足りなくなったため、採用される。海外留学の経験があり英語に堪能で外国人選手とのコミュニケーションも上手である。
レフェリー ミネルヴァ石川
本名:石川洋子、2027年7月3日、石川県小松市出身。SPZの新人テストに合格し、35期生として2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。3051年、現役引退。引退後は団体に残り、若手選手のコーチおよび中盤試合のレフェリーを務める。
レフェリー セブン山本
本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。趣味は英会話教室通い。
リングアナウンサー 奥森豊
2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、後半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。
リングアナウンサー 鈴木たくろう
2034年6月30日、神奈川県横須賀市出身。2057年入社。グッズ販売やリングアナ、雑用まで何でもこなすSPZ期待の若手社員。趣味はDTM。
リングドクター 沢木凛奈
2023年6月21日、北海道利尻富士町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務。プロレス観戦好きが好じ、「タダでプロレスが見られる」という中森社長の甘言に乗り、SPZにリングドクターとして首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。
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