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2012年4月30日 (月)

第1,299回 ハルカ、デビュー。

60年目5月

SPZは5億円を投じて、引退後の選手の就職先としてフィットネスジム「ボディポリッシュ」を新子安駅前にオープンした。インストラクターに先日引退した小嶋朱美が任命された。

「バトルカデンツァ」開幕。

「右足がちょっとまずい・・・ことに。・・・・」

VIPのひとり、Hibariが負傷欠場、あと若手の村上千秋も右肩痛のため負傷欠場となった。やむを得ずリザーバーとしてサンディ・サングレが招聘された。Hibariとの試合が組まれていた選手はサングレと闘い、勝てば勝利数にプラスされるということになった。

シリーズ初戦、カイメッセ山梨大会で大月遥デビュー戦。リングネームはただの「ハルカ」でデビューとなった。デビュー戦の相手は1期先輩の中森あずみ。

ハルカ、ガチガチに緊張していた。握手にかこつけて中森あずみが耳打ち。

「スパーリングと同じ、同じ」

じっくりとしたグラウンドの攻防からタックルの打ち合い、でも中森は倒れない。

「けえっ」

中森のタックルで何度も倒されるハルカ、5度目のタックルでなぎ倒されたときに受け身を取りそこね、フォールを返せなかった。勝負タイム7分42秒。

SPZ60期「ハルカ」がデビュー戦を終えた。

*************************

最終戦は横浜スペシャルホール大会。

第1試合はハルカVS初瀬唯。

ハルカの横浜本拠地デビュー戦。決まったばかりのテーマ曲「Rumbling Hearts」がかかり、ハルカが花道を全力疾走してリングイン。

しかし試合が始まるや

「ああああっ」

さんざん逆片エビでいたぶられて、耐え切れずギブアップの言葉を吐いたハルカ。8分7秒、さしていいところなく敗北。

第2試合は真鍋つかさVS中森あずみ。真鍋がリング上を飛びまわって攻撃し、中森のペースで試合をさせなかったのだが、13分過ぎにドラゴンスリーパーで捕獲した中森。そのまましめあげて鮮やかにギブアップ勝ち。

第3歳は村上千秋VS相羽和希。ノーザンライトなどを繰り出しよく攻めた相羽だったが、
「おらあああ」

村上のバックドロップのほうが切れ味が上。悶絶した相羽はフォールを返せなかった。勝負タイム10分19秒。

第4試合はガイア尾白川VSリュクスローズ92号。

りゅくすローズは頭数が足りないためアメリカから急遽呼んだ外人。思いのほか力が強かった外人の攻めに苦しんだ尾白川、そのままズルズルと行ってしまいニーリフトに沈んだ。勝負タイム11分7秒。

**************************

休憩後、VIPの直接対決。セミ前はREIKO対今治みさえ。

「はっ」
REIKOもエルボーをガスガス当てて今治に嫌な顔をさせたのだが、
「組み付いてさえしまえばこっちのもの」

ドラゴンスリーパーなど執拗な絞め技でぐったりとさせ、最後は
「これで終わり」
ノーザンライトスープレックスで決着。勝負タイム25分9秒。試合時間の割りに今治にとっての危ないシーンはなかった。

セミはブレード上原VSサンディ・サングレ。落ち着いて攻めたブレード上原、相手の攻めを適度に受けると、
「これでっ」
ダイナミックなフォームのネックブリーカー。13分48秒、これで試合は終わった。ここまで18勝5敗1分けときっちり2位をキープ。

メインはSPZタイトル戦、王者美冬に対するはこれが初挑戦の神塩ナナシー。
「ファンのため、ベストを尽くしましょ~」

正直早すぎるかもしれないマッチメイクだが、神塩の今後のことも考え、あえて横スペのメインで組んだ。

「それっ」

ドロップキック、ボディスラムで先手を取ったナナシーだが、

「効かぬ。効かぬのだ。そんなんで私から取ろうと思ってるのか」

タックル、ボディスラム、ダブルチョップ。やはり一つ一つの技の重さが全然違う

「お前のはただ飛んでいるだけ。はったりばかりだ。」

ムッとした神塩、エルボーを当てていくが、

「まるでなっていない」

タイトル戦なのに教育マッチっぽくなってきた。波乱を期待していた場内ため息。

「じゃあそろそろ眠ってもらおうか」

美冬、えげつない攻め。掌底、デスバレー。これ以上は受けられないと判断した神塩、アラビアンプレスで勝負をかけたが、余裕で受けきった美冬。
「行くぞ」

ヘッドショットキック、バックドロップの猛攻で若手の挑戦を退けた。勝負タイム30分15秒。

これで王者が7度目の防衛に成功。通算防衛回数も34に伸ばした。

2012年4月29日 (日)

第1,298回 旗揚げ59周年記念興行

旗揚げ59周年記念エッセンシャルシリーズ

ここまでのあらすじ

横浜のお嬢様プロレス団体SPZはとうとう旗揚げ59周年を達成した。

第7戦京都大会で美冬が不覚。今治みさえと対戦したが、タイガースープレックスを返せず敗北。さすがに連戦の疲れが来ているのか。

最終戦は新日本ドーム大会。

「旗揚げ59周年記念大会」の大看板が掲げられた。

第1試合で小嶋朱美の引退試合。相手は中森あずみ。
「うわああっ」
やはり精彩を欠いたファイトに終始し、最後は逆片エビ固めに無念のギブアップ。

第2試合は相羽和希VS初瀬唯。初瀬のドラゴンスリーパーで意識が飛びそうになった相羽だが、なんとかボディスラムで投げつけて3カウント。勝負タイム24分13秒の熱戦を制した、

第3試合は真鍋つかさVS村上千春。ガンガン攻めた村上千春が押し切り、最後はパワースラムで3カウント奪取。勝負タイム12分45秒。
「クククク 才能の差ってやつかねえ」

休憩前第4試合は村上千秋VSガイア尾白川。

負傷欠場明けのガイア尾白川、VIP復帰を目指すためにも負けられない試合だが。村上の勝ち気あふれる攻めに押される。それでもエルボーを当ててぐらつかせ、裏拳でダウンを奪う。そしてミサイルキックで3カウントを奪った。勝負タイム9分12秒。

「前半の試合で負けてられない」

**************************

休憩後、VIPの直接対決3試合。まずは神塩ナナシーVShibari。

Hibari、ここまで4勝11敗と星が上がっていない5位。

4位のナナシーとの直接対決を制すべく力攻めを見せる。神塩はいつも通りののらりくらりファイト。けっきょく両者決め手を欠き、30分時間切れドローとなった。

セミファイナルはブレード上原対REIKO。これは地力に勝るブレード上原がティロフィナーレを決めて11分24秒、フォール勝ち。ここまで11勝4敗1分け。美冬とは2ゲーム差。

メインイベントは美冬VS今治みさえ。身体に不調を抱えながらもシリーズを何とか乗り切った美冬、しかし今月はB上原と今治に1敗ずつするなど確実に限界はしのび寄っている。

「てぇ」

掌底の打ち合いでも先にひざをついたのは美冬。場内どええええ。そこへ今治の変形ドラゴンスリーパー地獄。

「おのれ」

美冬、裏投げで打開を図るが今治受け切った。ならばと追撃のバックドロップ狙いはうまくつぶされ、
「うあああああ」

巧みに絡みついた今治、コブラツイストに捕らえた

抜けられない。

もがくが抜けられない。

ざわつきだす場内。

苦悶の表情美冬、ついにこらえきれずギブアップの意思表示。

場内どええええ

勝負タイム21分27秒。

美冬、今シリーズ無念の3敗目。

これで1000万円争奪レースは一気に分からなくなってきた。

1位美冬12勝3敗1分け、2位ブレード上原11勝4敗1分け、3位今治11勝5敗、4位神塩6勝9敗1分け、5位hibari4勝11敗1分け、6位REIKO2勝14敗となった。

**********************

メイン終了後、小嶋朱美の引退セレモニー。同期で先に引退したエアリアル菊澤から花束贈呈。そのあと10カウントゴング。

「皆さん、今まで応援ありがとうございました。」

大成はできなかったが、一人のファイターがレスラー生活を終えた。

小嶋朱美

SPZ52期

2060年4月20日釧路市体育館の対小嶋聡美戦でデビュー。2068年4月25日、新日本ドーム大会での対 中森あずみ戦で引退、

稼動月数97ヶ月、出場試合数802試合。

タイトル歴なし

2012年4月28日 (土)

第1,297回 60年目4月 旗揚げ59周年エッセンシャルシリーズ

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル

60年目4月

小嶋姉妹の妹、小嶋朱美が引退を表明。馬力はあっただけに大成せず、前座要員で終わったのは残念至極。

新人スカウトで大月遥を採用。空手の経験があり、おとなしい性格だが大化けするかもしれないと思われた。だが、コーチが道場で受け身の練習をさせてもなかなか覚えず、まだ実戦には出せないと判断されたので、4月シリーズには帯同させなかった。

「旗揚げ59周年記念エッセンシャル・シリーズ」開幕。ドームクラスの会場を回るビッグなシリーズ。

―美冬さんに、勝ちたい。

ドーム級の会場で美冬に勝てば観客の評価も変わってくるが、第3戦の名古屋大会、またしても美冬相手に叩きのめされたブレード上原、ヘッドショットキックをもらって敗北。ティロフィナーレも放ったのだが・・・

で、今月はこの世代闘争カードが名古屋大阪広島の3連戦で組まれている。大阪大会でリベンジをもくろんだブレード上原、よく攻めたのだがどうしても美冬を捉えきれず、時間経過で動きが落ちたところを掌底で殴られてダウンという悪いパターン。

それでも勝負を捨てず、起き上がって、トラースキック、ボディスラムで手数を返す。そして、
「ティロフィナーレ!」

叫んでからの一撃、美冬返す。しかし表情がおかしい。
「うらああっ」
ブレード上原、フェイスクラッシャー。

しかし美冬、2で返す。

ドドドドド

「これでっ!」

ブレード上原バックドロップ狙いも上から押しつぶされる

ーもう一度

ブレード上原バックドロップ、

しかしこれも2で返した美冬。

ブレード上原バックドロップをしつこく狙うも潰される。

ドドドド
美冬、膝蹴りを叩き込むも、

ブレード上原起き上がって組み付き前方回転エビで丸め込む、

ドドドド

何とかキックナウトした美冬だが様子がおかしい。疲労感がありありだ。

「くらえっ」

ブレード上原、裏拳炸裂。

崩れ落ちる美冬、

覆いかぶさるB上原。

ワン、トゥ、

スリー。

59分35秒、ブレード上原がドーム会場で美冬越え。

「うおおっ!」

コーナーに上がって快哉を叫ぶブレード上原。

***************************

そしてその翌日の同一カード。両者1勝1敗で迎えた広島若鯉球場大会、この試合はSPZ世界選手権試合となった。

「昨日、アイツとは差がないということを実証してしまった。だが、選手権試合では負けぬ。では、行ってくる」

昨日の大阪で60分近くやって疲れの見える両者だがそんなことは言ってられない。まずはじっくりとブレード上原スリーパーで攻める。そしてドロップキック。

―大きい打撃を出してくる前に潰す。

しかし美冬もチョップ連打で反撃。そして脇固めに捕らえる。序盤は両者互角の展開。腕攻めでペースを掴んだかに見えた美冬だが、ブレード上原も必要以上に攻めさせない。

ならばと場外戦に持ち込み場外マットをはがしてのボディスラムというえぐい攻めを見せる。
「・・・・つ」

何とかリングに戻ったブレード上原へチョップの乱れ撃ち。王者の意地に場内沸く。

―必ず向こうは動きが止まる・・・

しかし、両者そのあとも大技を繰り出さぬまま時間だけが過ぎていって、ヘッドショットキックを食らってB上原が転げまわったところで時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

「・・・・・・・・・・・・ベルトは守ったが、不本意だ・・・・」

王者が6度目の防衛に成功。SPZベルトの通算防衛回数も33に伸ばした。デビュー10年目にはいったのに一体どこからそんなスタミナがあるのだろうか。

2012年4月27日 (金)

第1,296回 秋田で大記録達成

59年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

ガイア尾白川が右肩痛で欠場。

第2戦秋田大会で組まれたSPZ世界選手権、美冬の新記録達成のかかる試合。今回の挑戦者も今治みさえ。

―基本のある選手・・・楽に勝てる相手ではない・・・
両者、序盤はじっくりとしたグラウンドの攻防でファンをうならせる。道場でのスパーリングそのままに腕関節を取っていく美冬。こうやってジワジワと流れを作ってゆくのが美冬の負けないプロレス。

―美冬さんもあちこちにガタが来ている。勝機はある。

アームホイップやボディスラムでつなぎながら隙をうかがう今治。そしてエルボー、逆片エビといやらしい攻めを見せる。

―この・・・・
焦れた美冬が20分過ぎに早くも裏投げ、しかし受け身をきっちり取った今治、ニーリフトで反撃。

―ぐっ・・・

美冬、デスバレーで反撃、そして膝蹴りでお返し
「つぶれろ」

ストレッチプラムで締め上げてギブアップを迫る。何とか耐え切った今治だが
「終わりだ」
ヘッドショットキック一発。まだ蹴りの破壊力は健在。これで3カウントが入った。勝負タイム48分24秒。

「もう一度で直して来い」

美冬、これでSPZベルトの通算防衛回数を「32」とし。歴代単独1位に躍り出た。

「その世代世代のライバルの巡り会わせというのがある。同列に論じるのもどうかと思うが、偉大な先輩たちの仲間入りができてうれしい」
美冬、淡々とコメント。

*************************

最終戦はさいたまドーム大会。メインのカードが弱かったので満員どまり。

第1試合は中森あずみVS小嶋朱美。入社1年になりプロレスの技術を覚えてきた中森あずみと「健康のためにプロレスをやっている」小嶋朱美が激突。

小嶋妹の力押しを耐え切った中森あずみがフライングショルダーでなぎ倒して勝利。14分45秒、

第2試合は相羽和希VSサンディ・サングレ。新人の相羽、サングレのスピードに太刀打ちできず、一方的にやられてしまい、ミサイルキック、トラースキックと畳み掛けられて終了。勝負タイム8分2秒。

続く第3試合は村上千春VS初瀬唯。すっかり中堅の域の両者が対戦。初瀬のねちっこい攻めに苦しんだ村上千春だったが、相手が疲れたのを見るや掌底で殴り倒した。24分53秒の熱戦に場内拍手。

休憩前第4試合は村上千秋VS真鍋つかさ。VIPから陥落した村上千秋。荒々しい攻めを見せたが、真鍋も離れて闘う戦法でペースを握らせない。裏投げ3連発でも返す真鍋。場内おお盛り上がり
「ナンボでも投げたる」

バァンッ!!

4回めの裏投げでついに立てなくなった真鍋、無念の3カウントを聞いた・・・勝負タイム14分34秒。

**********************

休憩後、VIP6人の対戦。まずセミ前は神塩ナナシーVS REIKO。入社2年目の同期対決。この日はREIKOの打撃が冴え、ナナシーにペースを握らせない。
「やっ」
そしてジェットスマッシュ。まともに食らったナナシーは無念の3カウントを聞いた。
「8連敗はちょっと嫌なので、ガンガンいきました」

REIKO、VIPメンバー入り初月は1勝7敗で終えた。ナナシーは4勝4敗。あのブレード上原から1勝を挙げるなど、侮れない存在になりつつある。

セミは今治みさえVSブレード上原。ナンバー2争いのカード。今シリーズの宇都宮と幕張でも同じカードが組まれ、対戦成績は1勝1敗。

「ティロフィナーレ!」
積極的に攻めたB上原、頃合いを見てティロフィナーレを決めた。
「ぐハッ」
ガードし切れなかった今治、無念の3カウントを聞いた。勝負タイム19分8秒。今治は今月4勝4敗、ブレード上原は6勝2敗。

メインは美冬VShibari。ラリアット、DDTの力押しで美冬を追い込んだhibariだが、これ以上受けられないと判断した美冬が問答無用の膝蹴りからバックドロップ2連発で料理し、白星製造マシンの本領を発揮した。勝負タイム21分13秒。翳りが見えたとはいえ、今月けっきょく8連勝で終えた。まだこの選手の天下は続きそうである。

2012年4月26日 (木)

「せかつよ」読みました

女子プロレスものの漫画として知られている

「世界でいちばん強くなりたい!」(原作:ESE氏、策が:夏木きよひと氏 アーススターコミックス 本体価格595円)、2巻既刊を買って読みました。

ストーリーの内容は国民的アイドルグループのセンター(笑)の萩原さくらが、テレビの企画で女子プロレス団体に体験入門し、ケガをさせられた仲間の仇を取るために、アイドルを休業してプロレスラーの道を歩むというストーリー。

作中で参戦しているプロレス団体は(ベルセルクという団体だったかな)ショープロレスとは一戦を画す真剣勝負がウリの団体。(まあブックの存在を明かすわけにはいかないのでしょう)

そして、妙なところでリアリティがあります。

・いかに国民的アイドルとはいえ、デビュー直後は勝てず、65連敗を喫する

・デビューしてすぐのころは逆エビ固め地獄に苦しむ

・しかしデビュー直後のわりには技の数が多い様な気がする(基本的な攻防がなく技に頼りすぎか)タイガースープレックスとかドラゴンスープレックスとかジャーマンとか・・・・

作画は好みの分かれるところですが(そそる絵ではないと感じました)これはこれでアクション漫画らしいのかもしれません。逆エビ固めの脱出方法を詳しく解説している漫画はそうそうありませんので、プロレス好きの人は読んでみるのもいいと思います。

2012年4月25日 (水)

忙しい春 20120425

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

朝晩はまだ寒い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

■プロレス

チャンピオンカーニバル開幕。

14選手参加の豪華版。諏訪魔は大森隆男に敗れ黒星スタート。しかしその大森も2戦目で永田に敗れたまあ例によって最終戦まで星のつぶしあいが続くのだろう。

Aブロックは諏訪魔大森永田KENSOら実力者激戦区。壮烈な展開になりそう。Bブロックは曙ケア真田征矢(兄)吉江らが有力。順当に考えれば真田だが足の状態が酷いらしいので誰が上がってくるか見当がつかない。

渕正信選手デビュー38年

4月22日のセミ前の6人タッグに出場し、デビュー38年。よくこんなハードな仕事を38年も・・・・・尊敬します。

■野球

巨人最下位(この原稿を書いている日曜夜の時点で)

村田の呪いだ。超最下位チームの4番を過大評価して札束で引き抜いてくるからこうなるのだ。

■相撲

白鵬優勝20回・63連勝記念パーティー開催

まあ20回も優勝するというのはすごいことだから、都内のホテルで1000名集めてパーティーをやったらしい。残念ながら対抗してくる存在はまだ見当たらない・・・・

■秋田でヒグマ脱走、2人死亡

秋田にヒグマが?と思ったが、クマ牧場で飼われていたのが脱走したらしい。雪が積もってコンクリートがよじ登れる高さになってしまったらしい。ツキノワグマは体重80kgそこそこなのに対しヒグマは200kgオーバー。パンチ一撃で殺されます。(だから北海道の山にはいきたくないのだ・・・)

今週はこんなところ。

2012年4月24日 (火)

第1,295回 59年目2月 大記録に並んだ日

59年目2月
組まれる試合のほとんどがオープン戦扱いで、個人成績や査定にはカウントされないので、各選手がのびのびとしたファイトを繰り広げたが、この2人は違った。

第2戦島根から組まれた、ガイア尾白川VS REIKOの7連戦。規定どおり下半期レースで5位のガイア尾白川とアンダーカード2位のREIKOが7番勝負を戦い、4勝した方がVIPに入れるという形式。第2戦の島根大会では優位に試合を運び、ミサイルキックを決めたガイア尾白川が勝利。

「7連勝する。それ以外の結果は考えてない。」

島根大会のメインで美冬がまたもブレード上原に不覚。ティロフィナーレを連発で浴びてしまった。ベルトがかかっていなかったからいいようなものを・・・
「まあ、向こうも強くなってますね・・・」

このシリーズにはメキシコからサンディ・サングレ、ジョーカーウーマン、ソワール・ゾネックの3人が来日し、興行を盛り上げた。

入れ替え戦も熾烈。島根、鳥取で連勝したガイア尾白川だが、第4戦神戸大会ではREIKOの打撃に苦戦。なんとかジャーマンを炸裂させて3連勝し、VIP残留に王手をかけた。
第5戦福井大会。

「あと4戦で1つ勝てばいいなんて思わない。今日勝って残留する。」

しかしREIKOも必死、ニーアタックを連発してそのあとはボディスラムを連発して強引にフォール勝ち。これで尾白川の1勝3敗。

第6戦の金沢大会、REIKOが上段蹴りでひるませるやバックドロップ2連発し、3連敗のあと尾白川に2連勝。VIP入れ替え戦も盛り上がってきた。

「くらえっ」
シリーズ第7戦の高岡大会でガイア尾白川が裏拳、ミサイルキックで追い込むが耐え切ったREIKOがハイキック、延髄斬りで逆襲しフォール勝ち。これで3勝3敗の逆王手。

高岡大会メインはひさしぶりの美冬VSゾネックの一騎打ちノンタイトル戦。ゾネックがムーンサルトで美冬を破った。

*****************************

最終戦は横スペ大会。

セミ前でガイア尾白川VSREIKOの7連戦最終戦。勝った方が以後6ヶ月間VIPで闘うことができ、負けたほうがアンダーカード行きという天と地の差。しかし流れは3連敗のあと3連勝したREIKOに来ている。この日も掌底でガイア尾白川の動きを止めて
「はっ」
バックドロップ炸裂。これで動きが止まった。そこへ

「えあああっ!」
ショルダータックルでなぎ倒し、そのまま片エビ固めで押さえ込んで10分15秒、フォール勝ち。
「勝ったよーーー」
REIKO、4勝3敗で来月のVIP入りを決めた。

横スペ大会セミはブレード上原VSソワール・ゾネック。元SPZ王者でメキシコの女帝、ゾネックの動きに懸命についていった上原だが、裏拳でぶん殴られて動きが止まった。あとはミサイルキック、バックドロップで波状攻撃され、トドメはムーンサルト。これで試合は終わった、勝負タイム14分55秒。

メインはSPZ戦、王者美冬に対するは、今治みさえ。

ブレード上原がダメだったから今治でも当てとこうかというマッチメイク。しかし美冬が勝てばSPZ王座の通算防衛記録が31となり歴代トップ(マイティ祐希子、白石なぎさ)に並ぶ。しかし試合が始まるや王座取りをねらってきた今治のスリーパーに表情がゆがむ。

「くっ・・・」
なんとか裏投げで形勢打開を図るが今治もコブラツイストで反撃。

「このうっ」
美冬ヘッドショットキック、ブレーンバスターで決めにかかるも、今治も拷問コブラツイストでギブアップを迫る。

―いつもの美冬さんじゃない、いけるかも・・・

しかし膝蹴り一発で動きを止めた美冬、バックドロップ2連発で今治をマットに落とし、3カウントを奪取。26分59秒、王者が4度目の防衛に成功。通算防衛回数も31に伸ばし、歴代1位のマイティ祐希子、白石なぎさにとうとう並んだ。

記念撮影の後、黒田SPZ社長から記録達成記念の花束を渡された美冬、笑顔でコメント。

「会社的にはよくないと思うが、一つの区切りとしてはうれしい。だが、早いところ自分を打ち負かせる選手に上がってきてほしい」(美冬)

2012年4月23日 (月)

第1,294回 通算防衛回数30

59年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。

5ヶ月間に渡って繰り広げられた1000万円争奪レースも最終月を迎えた。しかし2位で美冬を追っていた今治とブレード上原が直接対決で1勝1敗と星をつぶしあってしまい、2差がついてしまった。

そして第6戦愛媛大会、美冬VSブレード上原の直接対決で、負けなければ1位確定となった美冬、いつものようにキラーマシーンぶりを見せつけて、ティロフィナーレを食らってもさして動じず、頃合いを見て裏投げで勝利。28分44秒。

「まあこんなものだろう」

かくして美冬にあっさり賞金1000万円が渡ってしまった。

しかしこれで気が緩んだのか、第7戦の岡山大会での再戦で美冬がブレード上原に敗北。ティロフィナーレを連発でもらってしまい3カウントを初めて許した。

「よし・・・いけるっ。美冬さんも100パーセントじゃあない」

ブレード上原、最終戦のタイトル戦に向けて大きな1勝を挙げた。

*************************

そして迎えた最終戦新日本ドーム大会。

第1試合は相羽和希VS中森あずみ。動き勝った相羽がドロップキックを連発し、中森あずみから3カウントを奪った。勝負タイム11分1秒。

第2試合は小嶋朱美VS村上千春。ベテランの域に入って淡々と前座で試合をこなす小嶋朱美、この日もぱっとしないファイトに終始し、けっきょく村上千春の延髄斬りに敗北。勝負タイム10分2秒。

第3試合は初瀬唯VSREIKO。初瀬のねちっこい試合運びにてこずったREIKOだが、最後はジャンピングハイキック一閃。初瀬を完全に沈黙させた。勝負タイム15分35秒。

第4試合は神塩ナナシーVS真鍋つかさ。スピードある攻めの真鍋と、ゆったりとしたプロレスの神塩。それでいて割りとかみ合った攻防が成立するのだから不思議。試合は真鍋のレッグドロップを受けた神塩が、よろめきながらも

「どうっ」
真鍋を組みとめてパイルドライバー。これで頭を打ってしまった真鍋はフォールを返せなかった。23分23秒。

この結果、アンダーカードの順位は1位神塩ナナシー、2位REIKO。3位真鍋つかさ、4位村上千春、5位初瀬唯、6位相羽和希、7位小嶋朱美、8位中森あずみと発表され、神塩ナナシーのVIP入りが決定し、2位に食い込んだREIKOは入れ替え戦に回ることになった。

***************************

休憩後はVIPの直接対決最後の3試合、
Hibari対ガイア尾白川はパワーを生かしたガイア尾白川が優位に立ち、そのままパワーボムで押し切った。ガイア尾白川は大物食いをちょくちょく果たし、このレース中でB上原や今治からも2勝ずつあげたのだが、hibariに1勝7敗と大きく負け越したのが響き、5位に沈み入れ替え戦に回ることになった・・・

セミは今治みさえVS村上千秋。最下位が確定し、VIPから外れることになった村上千秋、この日も今治にジワジワと追い込まれ10分2秒、ノーザンライトSHに力尽きた、

メインはSPZ戦、王者美冬に挑むのはブレード上原。

(今日勝てば、30回の防衛・・・・)
約5年前から積み上げてきた防衛回数がついに30の大台に乗るところまできた、。しかしきょうの対戦相手ブレード上原は最近力をつけてきているので要警戒の相手だ。

「ファイッ」
吉見レフェリーが叫ぶ。

慎重に攻めてゆく美冬。まずはブレード上原の右腕をとりに行く。しかしブレード上原も打点の高いドロップキックを連発。

がすっ

そして20分過ぎに掌底、倒れこんだところをヘッドショットキック。
―これ以上は受けられない

「ティロフィナーレ!」
ブレード上原、ティロフィナーレ、ネックブリーカーで勝負に出たが、フォールを返した美冬、
「つぶれろ」
美冬、裏投げ。B上原が危険な角度でマットへ。
ワン、トゥ、ドドドドド

かろうじて返したブレード上原だが目が死んでいた

「終わりだ」

美冬トドメのDDT。これで試合は終わった。勝負タイム39分16秒、王者が3度目の防衛に成功。これで通算防衛回数も30となり、トップのマイティ祐希子、白石なぎさに「あと1」と迫った。

2012年4月22日 (日)

第1,293回 タイトル戦辞退して和商市場で飯でも食ってろ!

59年目12月
「バトルグランデ」開幕。

1000万円争奪レースも後半に入った。初戦釧路大会で首位ブレード上原を3ゲーム差で追う美冬との直接対決が組まれた。美冬としては釧路と札幌の2連戦で2連勝しゲーム差を縮めておきたいところ。

最近力をつけてきてはいるブレード上原だが

「ほう、なかなかやるな、だがこれは受けきれまい。行くぞ」
美冬、ヘッドショットキックの3連発。

「えげつねー」

「人でなし!」

客席から抗議の声が上がるほどの非情な攻め。24分56秒、釧路では美冬がB上原を下した。

「上原、そんなに弱くて明日タイトルに挑戦するつもりか?タイトル戦辞退して和商市場で飯でも食ってろ!」

珍しく美冬のマイクパフォーマンス。地元ネタを盛り込むところが彼女らしい。

***************************

その翌日、2戦目の札幌どさんこドーム大会、メインイベントで組まれたのはSPZ世界選手権、王者美冬に挑む若き挑戦者はブレード上原。

「一騎当千の力、見せよう」

美冬、挑戦者のブレード上原相手に堅実な試合運び、以前菊澤とやった際に見せた右腕責めから自分のペースに引き込んでゆく。何しろ今日防衛に成功すれば通算防衛回数が29となる。

・・・美冬さんも以前と違い強引な攻めが多くなった。そこを突けば・・・

「おらああ」

美冬、場外乱闘に持ち込み掌底をかち当ててからブレンバスターを狙ったがブレード上原も投げ返す。

―おろかな。

25分過ぎ、頃合いと見て裏投げで勝負に出た美冬、これは2で返したが、もうブレード上原立っているのもやっとだ。

「終了だ」
ヘッドショットキック炸裂。これをもらってしまうと一時的に戦闘不能に陥ってしまう。そのまま3カウントが入った。王者が2度目の防衛に成功。通算防衛回数も29に伸ばした。

これでブレード上原、19勝7敗となり、今治みさえに勝率で並ばれてしまった。

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第3戦仙台でブレード上原が精彩を欠くファイトで、ガイア尾白川にダイビングプレスに不覚を喫し、メインでは美冬がパワーボムで今治を下したのでついに美冬がトップに並んだ。美冬、今治、B上原の3人が19勝で並ぶ展開。

そして美冬は翌日の大阪でも今治をヘッドショットで下し、ブレード上原がまた尾白川に負けてしまったので単独トップに立った。

シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。
「勝ちました!」
第1試合で中森あずみとの新人対決をボディスラムで制した相羽和希がガッツポーズ。勝負タイム13分19秒。

第2試合は小嶋朱美VS初瀬唯。ぱっとしないファイトが続く小嶋朱美、この日も初瀬のドラゴンスリーパーの前にタップ。

第3試合は村上千春VSREIKO。VIP入りをうかがうところまでポジションを上げてきたREIKOだが、村上千春のラフファイトに苦戦を強いられる。そのまま両者譲らず時間切れ引き分けとなった。

第4試合は真鍋つかさVS神塩ナナシー。
「これでも食らえ!」
勢いよく決まった真鍋のレッグドロップ2連発。これで窮地に立たされた神塩、動きに精彩がなくなりそのままミサイルキックを食らって敗北。勝負タイム18分43秒。

************************

休憩後、後半のVIP3試合。まずは今治みさえVShibari。同期対決はhibariの力技を受けきった今治がコブラツイストでギブアップ勝ち。29分52秒の熱戦を制した。

セミはブレード上原VS村上千秋。今シリーズのブレード上原は不調なのか、美冬に2連敗を喫したのはともかくガイア尾白川にも2敗してしまった。この日はうまく村上千秋を攻め込み、
「ティロ・フィナーレ!」
勢いよくジャンプしてのレッグラリアートで仕留めた。勝負タイム11分23秒、首位の美冬と1ゲーム差を守った。

メインは美冬VSガイア尾白川、これは過去の対戦成績から行って美冬が絶対有利。
「行くぞ」
問答無用のヘッドショットキックでガイア尾白川を退けた。勝負タイム17分57秒。

これで1000万円争奪レースは、
1位美冬 24勝8休 勝率750
2位B上原 23勝9敗 トップと1ゲーム差
3位今治 22勝10敗 トップと2ゲーム差
4位hibari 11勝21敗 トップと13ゲーム差
5位G尾白川 9勝23敗 トップと15ゲーム差
6位村上千秋 4勝28敗 トップと20ゲーム差

最下位争いに関しては、6位の村上千秋が5位と5ゲーム差がついており、自動降格が濃厚となった。5位のガイア尾白川もこのまま行けば入れ替え戦である。

年末のプロレス大賞、最優秀選手は美冬。新人賞は中森あずみが獲得。

2012年4月21日 (土)

第1,292回 59年目11月 ダイヤモンドシリーズ

59年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。
「いつまでも休んでばかりいられん」

美冬、本調子ではないもののシリーズ強行復帰。初戦の青森大会で復帰戦。ガイア尾白川相手に余裕のファイト。やや手こずる場面もあったが、得意の裏投げできっちりフォール勝ち。

第3戦山形から第5戦宇都宮まで、ブレード上原VS今治みさえの3連戦。ナンバー2争いでもあり、賞金争奪の首位攻防戦でもある。しかし今回の対戦では第3戦山形第4戦水戸とブレード上原がティロフィナーレで今治をなぎ倒して2連勝。
「・・・・」

第5戦の宇都宮では今治がともかく勝ちにきて、執拗な逆片エビ固めでじわじわと攻める。最後はドラゴンスリーパーで意識を飛ばしてから掌底で殴り倒してフォール勝ちというえげつない勝ち方を見せた今治。25分14秒の熱戦を制した。

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最終戦は横スペ大会。

第1試合は相羽和希VS中森あずみ。新人同士のシングルマッチは中森あずみが動き勝ち、タックル連発でなぎ倒してからのエルボーでなぎ倒し3カウント奪取。勝負タイム11分34秒。

続く第2試合は初瀬唯VS REIKO。エルボーをガスガス当てていったREIKOがそのまま押し切って、9分46秒、3カウント奪取。

第3試合は真鍋つかさVS小嶋朱美。5分過ぎに真鍋が放ったレッグドロップが入ってしまったのか、小嶋の動きに精彩がなくなり、9分27秒、ミサイルキックから押さえ込んだ真鍋の勝利。

アンダーカード最後の試合は神塩ナナシーVS村上千春。ゆったりと自分のペースで攻めた神塩が押し気味に試合を進め、ネックブリーカーで勝利。勝負タイム26分20秒の熱戦。

休憩後はVIP選手の対決。まずは今治みさえVSガイア尾白川。第6戦の群馬で尾白川に不覚を喫していた今治だが、この日は落ち着いてファイト氏、11分23秒、膝蹴りで勝利。

セミはブレード上原VShibari。美冬が1ヶ月休んだ影響もあってここまでトップで来ているブレード上原、しかしこの日はhibariのパワーに大苦戦。DDT、ラリアット、裏拳の猛攻を食らって沈んでしまった。勝負タイム27分12秒の激戦。

横浜大会メインイベントは美冬VS村上千秋。美冬がいつも通りの横綱プロレスを展開し、13分23秒、ヘッドショットキックで村上千秋を蹴り倒して3カウント。

この結果11月終了時点の1000万円争奪レースは1位がブレード上原の19勝5敗、2位が今治みさえの17勝7敗、首位と2ゲーム差、3位美冬 16勝8休、 4位hibari8勝16敗、5位ガイア尾白川6勝18敗、6位村上千秋3勝21敗となった・・・

2012年4月20日 (金)

SPZスター選手列伝72 エアリアル菊澤

SPZスター選手列伝 72
従業員コード:086
「仙台の流星」 

エアリアル菊澤

本名:菊澤理恵 2044年7月24日、 宮城県仙台市出身、SPZ52期として2060年4月21日、仙台市アリーナ大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。なんとデビュー戦を勝利で飾る。器械体操の経験を生かしたスピード感あふれるプロレスが身上。接近戦での対応に甘い面があるものの、攻め込んだ試合で大物食いを果たすこともしばしばで、ついにはSPZ世界王者に輝く。第55回SPZクライマックスではジーニアス武藤と最後まで優勝を争い、ファンの間では語り草となった。 得意技はシャイニングウィザード。

2067年5月22日、横浜スペシャルホール大会での対 美冬戦で引退。稼動月数86ヶ月、出場試合数632試合(概算)

タイトル歴
第153代SPZ世界王者
第157代SPZ世界王者
第159代SPZ世界王者
第161代SPZ世界王者
(通算防衛回数1回)

奥森リングアナコメント
小柄な選手ながら、その並外れたスピードでSPZ王者にまで登りつめた名選手だった。第55回SPZクライマックス最終戦のもつれた優勝争いでは、1日に5試合を戦い抜くという伝説を残し、優勝は逃したものの彼女の懸命な戦いぶりに涙を流すファンもいた、記憶に残る選手だったといえよう。
美冬とはSPZのトップを争い、メインで数々の死闘を繰り広げたが、美冬がまず寝技で右腕を痛めつけるスタイルに出てからは分が悪くなった。
空中戦主体の選手だったので体の傷みも早く、7年余りの現役生活だったが、本人は完全燃焼したようだ。
引退後は支援者のつてで仙台の物流倉庫で伝票入力の仕事を得て、第2の人生を送っているらしい。

2012年4月19日 (木)

SPZスター選手列伝71 小嶋聡美

SPZスター選手列伝 71
従業員コード:083

「怪力一直線」

小嶋聡美

本名、同じ、2042年6月9日、大阪府豊中市出身、実家が食堂でその手伝いをするうちに筋力がついてしまい、この素質がSPZスカウトの目に留まり、SPZ50期として2058年4月12日、京都府体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。ヘッドバット連打など、思い切りのいいファイトが身上。ジーニアス武藤と同期タッグを組みあばしりタッグ王者に輝く。55回SPZクライマックスでは4強の一角に食い込み、リーグ戦をもつれさせる。得意技はタイガードライバー、ラリアット、DDT。

2067年4月21日、新日本ドーム大会での対 エアリアル菊澤戦で引退。稼動月数109ヶ月。出場試合数(概算)788試合。

タイトル歴
第96代あばしりタッグ王者(パートナーはジーニアス武藤)

奥森リングアナコメント

その細身の身体に似つかぬ剛力でトップグループまで食い込みながら、あと一歩のところでSPZ王座まで届かなかった。同期入門のジーニアス武藤が華々しい活躍をする一方で地道に力を蓄え、トップグループに入ってきたが、守勢に回った時のもろさに難があり、美冬やG武藤らを相手にした時の勝率は悪かった。それでも気迫のこもったDDTとラリアットで場内を沸かすことのできたいい選手だった。引退後は実家の食堂で調理補助をやっているらしい。

2012年4月18日 (水)

バッティングセンター行った 20120418

こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの。

■マラソン

川内優輝選手、4/15かすみがうらマラソンでフルマラソン初優勝

弟(大学2年、初マラソン)のペースメーカーとして出走のはずだったが23キロ付近で弟を振り落してそのまま快走して2時間22分台のタイムでゴール。意外にもこれがフルマラソン初優勝。次回出走は4月29日のドイツ・デュッセルドルフマラソン。

最後まで弟のペースメーカーというのは弟のためにならないと判断して途中から本気を出したんだろうな。

■野球

DeNA中畑監督 酒浸り

新潟で巨人に勝った日はコーチ、スタッフらと越乃寒梅4升をあけたらしい。弱小プロ野球チームの監督はストレスがたまるものなのだろう。

完封率31%

負けたチームが0点で試合を終える比率が31%ですって。統一球と広くなったストライクゾーンで投手有利が止まらない。

■プロレス

全日本プロレス、もうすぐチャンピオンカーニバル

ことしは14選手参戦の豪華版。優勝者が秋山の三冠に挑戦するとみていいので、やはり諏訪魔が優勝しそうな感じ。対抗してくる真田聖也は膝の靭帯負傷で試合出場じたいが危ぶまれるレベルらしい。渕正信選手58歳はシリーズ8試合に出場。6人タッグマッチに出たりとか征矢学とシングルとか結構きついカードが並ぶ。

BUSHI 新日本にレンタル移籍

業界初のレンタル移籍らしい。本人が希望したのか、ジュニア戦線を活性化したい新日本と人件費を削りたい全日サイドの思惑が一致したのか。

今週はこんなところ。

2012年4月17日 (火)

第1,291回 極限の個人闘争

59年目10月
新体制2シリーズ目にして美冬がシリーズ離脱。腰痛が限界を越えたらしい。
「すまない」

これで1000万円の賞金争いは一気に混沌としてきた。なお、負傷欠場した美冬のリザーバーには、常連外人のサンディ・サングレが起用された。

今治みさえがこのシリーズ、徹底的に勝ちにきて、格下の対戦相手はグラウンドに引きずり込んでアキレス腱がためで勝利し続け、取りこぼしを第6戦岐阜大会のサングレ戦のみに抑えた。

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最終戦は新日本ドーム大会。美冬欠場でカード的に弱かったので満員どまり。

第1試合は相羽和希VS小嶋朱美。小嶋がベテランの味を見せて試合をリードし、2度目のスクラップバスターで首尾よく3カウントを奪った。勝負タイム8分11秒。

第2試合は初瀬唯VS中森あずみ。月に一度の実力査定試合なので両者とも真剣そのもの。しかし初瀬が先輩の存在感を発揮し、最後はうまくエルボーをカチ込んでフォール勝ち。勝負タイム10分36秒。

続く第3試合はREIKO VS真鍋つかさ。半年間の鍛錬で少しはアスリートらしい体つきになってきたREIKO、エルボーやボディスラムをきっちり決めて行って、
「やあっ」
レッグドロップで追い打ち、真鍋が起き上がったところをトドメのエルボーを入れて3カウント奪取。勝負タイム22分10秒。

第4試合は先月引き分けとなったカードの再戦。神塩ナナシーVS村上千春。いつものようにゆったりとしたペースで試合を運んでゆく神塩、しかし村上千春も打撃で反撃。大きくのけぞる神塩。この攻防に場内は沸いた。しかし最後は思い切りよくネックブリーカーを決めた神塩が3カウントを奪った。勝負タイム25分33秒。神塩ナナシーがアンダーカードの首位に立った。

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休憩後はVIPの対戦3試合。

まずはセミ前の村上千秋VShibari。村上千秋、今月は体調でも悪いのか勝ち星をなかなか挙げられず、ここまで7連敗という状況。この日もhibariの力押しの前にズルズルと行ってしまい、14分52秒、パワーボムで敗北。

セミ前はブレード上原VSガイア尾白川。着実に力をつけてきているブレード上原、この日もガイア尾白川のスピードについて行って、ティロフィナーレを当ててグロッキー状態に追い込み、フェイスクラッシャーでトドメ。なんと今月、破竹の8連勝。賞金レースでも単独トップに立った。

メインは今治みさえVSサンディ・サングレ。6戦目の岐阜では不覚を取った相手だが、この日はドラゴンスリーパーでえんえんと絞め続けて相手をぐったりとさせるという手堅い手を使い、そしてノーザンライトSHで3カウントを奪った。勝負タイム12分37秒。

この結果、VIPリーグは13勝3敗で首位がブレード上原、1差で今治が追う展開となった。8勝8休の美冬が3位、7勝9敗のhibariが4位、3勝の尾白川が5位、2勝の村上千秋が6位という状況。

2012年4月16日 (月)

第1,290回 VIPレース開幕

59年目9月

SPZはカード編成に関するプレスリリースを行った。要点は下記の通り。

SPZは、より各地で激しいファイトをご提供するため、カード編成を以下のように改めます。

(後半の試合について)

先のSPZクライマックスにおいて6点以上を得た、美冬、今治みさえ、ブレード上原、村上千秋、hibari、ガイア尾白川の6名を「VIP」と呼称し、9月から翌年1月までの40試合をこの6人による8回戦総当りのリーグ戦を行い、勝率1位の者に賞金1,000万円を授与する。

・途中で「VIP」の該当者が負傷欠場した場合は、対戦相手のVIPはSPZカード編成委員会が指定した「リザーバー」との対戦にカードを差し替え、そのリザーバーとの対戦に勝てば、その選手の勝ちとして扱われる。なお、なお、負傷欠場したVIPの戦績は不戦負けとして扱われる。

・VIPのリーグ戦で最下位となったものは、アンダーカードランキング1位のものと翌年3月に自動入れ替えとなり、5位となったものはアンダーカードランキング2位の選手と入れ替え戦を2月に行う。

・VIPの6人以外の選手は、「アンダーカード」に属するが、各シリーズの最終戦に、「ランキング戦」を行い、その結果でSPZカード編成委員会が「ランキング」を定めるものとする。

・リーグ戦の中途においてVIPの選手が引退した場合は、残る対戦相手の試合はすべてリザーバー戦に差し替えられる。

・SPZタイトル戦は、公式戦の中で、チャンピオンの出場するシリーズにおいて、適宜行う。

要するに一試合一試合にすべて意味を持たせるため、上記のような「プロ野球の公式戦のような」リーグ形式でカードを組みますよということ。アンダーカードの地方興行を公式戦扱いにしないのは、「若い選手が目先の勝利を追いすぎるのも困る」というコーチサイドの意見を取り入れたためである。

初戦大分大会、リーグ戦初戦でいきなりSPZタイトル戦が組まれた。美冬が今治みさえをヘッドショットキックで蹴り倒し初防衛に成功。通算防衛回数も28に伸ばし、歴代単独3位となった。

「体調はあまりいいとはいえないが・・・・やるだけだ」

ベテランの域に入った美冬。まだ彼女の座をおびやかす選手はいない状況である。

第7戦山梨大会、ブレード上原がついに団体ナンバー2、今治みさえを破った。一昨日長崎の同じカードではタイガースープレックスの前に惜敗したが、きょうは積極的に攻め、ティロフィナーレを炸裂させて勝利。

*************************
最終戦はさいたまドーム大会。

第2試合の相羽和希VS中森あずみは執拗にスリーパーを決めた中森が優位に立ち、その流れでボディスラムを決めて3カウント奪取。

第3試合はREIKO VS小嶋朱美。しゃにむに勝ちにきた小嶋朱美がSTOを連発し、3度目のSTOでREIKOをねじ伏せた。勝負タイム13分37秒。

第4試合は初瀬唯VS真鍋つかさ。この試合はエルボーをガスガス打ち込んだ真鍋つかさが押し切り、最後もローリング気味にエルボーを叩き込んで12分41秒、勝利。

休憩を挟んでアンダーカード最後の試合、神塩ナナシーVS村上千春。アンダーカードの選手は最終戦1試合のみで評価されてしまうので真剣そのもの。

―上原さんの背中がまた遠ざかった・・・

1回はブレード上原に勝つところまで行ったのだが、SPZクライマックスで結果が出せず、アンダーカードに回ってしまった。入れ替えは来年2月以降なので、それまでの半年間はアンダーカードで力を発揮してチャンスをうかがう他ない。

村上千春の掌底をかいくぐって攻め込むナナシー。しかし攻めが遅いという欠点が出てしまい、どうしても千春を追い込めない。そのまま時間が過ぎてゆき、30分時間切れ引き分けとなった。

この結果アンダーカードの暫定順位は、1位村上千春、2位神塩ナナシー、3位真鍋つかさ、4位小嶋朱美、5位初瀬唯、6位中森あずみ、7位REIKO、8位相羽和希と発表された。
そして、VIP公式戦の3試合。

まずはセミ前のガイア尾白川VS村上千秋。村上千秋が垂直落下ブレンバスターを繰り出せば、ガイア尾白川も裏拳で反撃、ソーゼツなしばきあいとなったこの試合、
「もらった!」
ガイア尾白川、ダイビングプレスは返されたが、たてつづけにフライングタックルを決めて3カウントを奪取した。勝負タイム10分36秒。
「小さいからってなめないでよね!」

けっきょくガイア尾白川、難敵村上千秋を3タテしてシリーズを終えた。

セミはブレード上原VS今治みさえ。

「・・・・・・」

第6戦長崎では今治の勝ち、昨日の山梨ではブレード上原の勝ち。同じ選手と3連戦という組まれ方は今までなかったので両者緊張した面持ち。

・・・やるしかない。美冬さんの力が落ちてきてる今、後輩に足元をすくわれるわけには行かない・・・
今治みさえ、執拗な逆片エビ固めでB上原をたじろがせると、場外ドラゴンスリーパーというなりふりかまわない攻めでB上原をぐったりとさせ、得意のノーザンライトスープレックスで3カウントを奪った。勝負タイム14分48秒。

メインイベントに美冬登場。対戦相手はhibari。打たれ強さには定評のあるhibari、Sクラ公式戦でも粘って美冬と引き分けた。しかし長崎、山梨の対戦では美冬が2度とも飛びつき腕ひしぎでギブアップ勝ちを収めている。きょうも手堅いスリーパー攻めで付け入る隙を与えない。しかし中盤、ブレンバスターの力比べで腰を痛めてしまって苦しそうな表情の美冬、

「潰れろ」

膝蹴りで勝負をかけた美冬だが、返され、ラリアット、ヘドバットの反撃を食ってしまう。しかし美冬も落ち着いて

「うげぶ・・・」
非情な膝蹴りの乱打でhibariを蹴り倒した。勝負タイム18分41秒。

***************************

この結果、9月シリーズ終了時点でのVIP選手順位は下記の通りとなった。

1位:美冬 8勝0敗
2位:今治みさえ 5勝3敗 首位と3ゲーム差
2位:ブレード上原 5勝3敗 首位と3ゲーム差
4位:ガイア尾白川 3勝5敗 首位と5ゲーム差
5位:村上千秋 2勝6敗 首位と6ゲーム差
6位:hibari 1勝7敗 首位と7ゲーム差

2012年4月15日 (日)

第1,289回 59年目9月時点のプログラムから

59年目9月
恒例のプログラムから。

嵐を呼ぶハードヒッター 美冬

本名:後藤美冬、2043年9月26日、奈良県奈良市出身、SPZ51期として2059年4月14日、釧路市体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。古武術の経験を生かした打撃は驚異的な威力で、トップグループ入りを果たし、SPZ世界王者に輝く。得意技はニーリフト、ヘッドショットキック、掌底。

入場テーマ曲:メヌエット(管弦楽組曲第2番より:J.S.バッハ)

放浪の怪力 小嶋朱美

本名:同じ、2044年6月9日、大阪府豊中市出身、小嶋聡美の妹である、姉の後を追うようにSPZに入門し、2060年4月20日釧路市体育館の対小嶋聡美戦でデビュー。姉譲りの馬力で将来を嘱望されたが、デビュー半年でWWCAに無期限遠征に出る。アメリカマットで2年半活躍した後、SPZマットに戻ってきた。得意技はDDT。

入場テーマ曲:ホゥリアー・ザン・ゾウ(メタリカ)

瀬戸内の蒼い風 今治みさえ

本名:中桐美佐江 2045年11月29日、愛媛県今治市出身。柔道の経験を見込まれ、SPZにスカウトされる。53期として2061年4月20日、釧路市体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。地味で堅実なグラウンドレスリングを展開。上位選手相手でも存在感を発揮するようになってきた。得意技はドラゴンスリーパー。
入場テーマ曲:Octave Rain(佐倉紗織)

岩手の怪力 hibari

本名:松本真帆子。2045年8月17日、岩手県花巻市出身。SPZ入門テストで、握力の数値が高かったことから採用される。53期として2061年4月22日、どさんこドーム大会での小嶋聡美戦でデビュー。持ち前の馬力を生かしたパワフルな攻めで会場を沸かせる。得意技はエルボー、ヘッドバット。
入場テーマ曲:セレナード第7番「ハフナー」より「ロンド」
(W.A.Mozart)

閃光少女 ガイア尾白川

本名・尾白川舞 2047年2月16日、福島県須賀川市出身、SPZの入門テストに合格し、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 ミントス・フジニャーノ戦でデビュー。小柄な体格だが、リング上を動き回って相手の隙をうかがう。得意技はネックブリーカードロップ。
入場テーマ曲:Dirty Boots (Outer)

爆撃機 村上千秋

本名・同じ 2046年12月5日、鳥取県米子市出身。米子市レスリングスクールからの推薦でSPZ入り、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 杉浦美月戦でデビュー。勝気な性格でリング上を躍動する。得意技は垂直落下ブレンバスター。
入場テーマ曲:リード・ミー・オン(ティーナ・マリー)

根性ファイター:初瀬唯

本名:同じ。2046年11月3日、大阪府茨木市出身。SPZの新人テストを受け、1度は不合格となるも、その後もトレーニングを続け、会場整理のバイトをしながら入門をアピールし続け、1年越しの夢をかなえ入門テストに合格。2063年5月3日、高松市体育館での対ミストレス・バイテン戦でデビュー。懸命のファイトで前座戦線を沸かせる。デビュー以降、32連敗となかなか芽が出なかったが、最近はグラウンド技に活路を見い出し、勝率も上向いてきている。得意技はSTF。

入場テーマ曲:赤い砂時計(久川綾)

リトルバスター:真鍋つかさ

本名;同じ。2048年6月20日、福井県敦賀市出身。SPZの新人テストに合格し、2064年5月22日、カイメッセ山梨大会での対 吉原泉戦でデビュー。体格やパワーにはまだ難があるが、持ち前のすばやさで対戦相手の動きをかく乱する。得意技はレッグドロップ。
入場テーマ曲:Just Time Girl(KATSUMI)

弾丸少女 ブレード上原

本名:上原清香。2050年1月31日、沖縄県石垣市出身。幼少の頃から琉球空手で身体を鍛える。たまたま出た空手大会で入賞したのをきっかけにSPZにスカウトされ、SPZ57期として2065年4月16日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。空手の経験を生かした蹴りで存在感を発揮し、トップグループ入りをうかがう。得意技はティロフィナーレ、トラースキック。
入場テーマ曲:アナザーマン(DAG KOLSRUD)

狙撃手 村上千春

本名:同じ。2049年12月12日、鳥取県米子市出身。姉はSPZ54期の村上千秋。姉の後を追うようにしてSPZに入門し。2065年6月11日、山口周南大会での対hibari戦でデビュー。同期のブレード上原と出世競争だ。得意技は掌底。
入場テーマ曲:真昼のゲーム(ケニー・ロギンス)

南国の太陽 神塩ナナシー

本名:同じ。2050年11月12日、沖縄県石垣市出身、ブレード上原は同じ中学の一期先輩。ブレード上原に紹介されてSPZ58期でデビュー。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。おっとりとした性格ながらリング上では思い切りのいいファイトを見せる。得意技はネックブリーカードロップ。
入場テーマ曲:リバース・オブ・ザ・ビート(サンディ・ネルソン)

破壊皇女 REIKO

本名:柏木玲子。2050年11月12日、広島県呉市出身。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ガイア尾白川戦でデビュー。ルックスが良く、アイドルレスラー候補として採用されたが、見かけによらずけっこう体力があり、順調に成長してゆく。得意技はハイキック。
入場テーマ曲:CAR WARS(トム・スコット)

情熱バカ 相羽和希

本名:同じ。2051年7月12日、石川県金沢市出身、SPZ59期として、2067年4月19日釧路厚生年金アリーナ大会での対 村上千秋戦でデビュー。駆け出しだが、スタミナ切れを恐れない当たって砕けるファイトで場内を沸かせる。得意技はボディスラム。
入場テーマ曲:胸を張ろう!(夏樹リオ)

期待のニューフェイス 中森あずみ

本名・同じ。2051年10月29日。徳島県阿波池田市出身。SPZ59期として採用され2067年6月10日、山口周南大会での対真鍋つかさ戦でデビュー。スパーリングで覚えた内容を着実に本番でも披露する地道なファイトで、関係者の注目も高い。得意技はコブラツイスト。
入場テーマ曲 ジャスト・コミュニケーション (TWO=MIX)

チーフレフェリー 吉見ゆう子

本名:吉見裕子。2028年12月11日、埼玉県川口市出身。アメリカ留学中にプロレスラーの道を志し、2046年4月15日、アメリカミネソタ州セントポール、コバルト体育館での対 トラウマサンダーバード戦でデビュー。日本帰国後はフリーで各団体を渡り歩くが、ヒザの負傷により2054年4月に現役引退。その後は八王子でスポーツインストラクターをしていたが、SPZ大量離脱に伴いスタッフの頭数が足りなくなったため、採用される。海外留学の経験があり英語に堪能で外国人選手とのコミュニケーションも上手である。

レフェリー ミネルヴァ石川

本名:石川洋子、2027年7月3日、石川県小松市出身。SPZの新人テストに合格し、35期生として2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。3051年、現役引退。引退後は団体に残り、若手選手のコーチおよび中盤試合のレフェリーを務める。

レフェリー セブン山本

本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。趣味は英会話教室通い。

リングアナウンサー 奥森豊
2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、後半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。
リングアナウンサー 鈴木たくろう
2034年6月30日、神奈川県横須賀市出身。2057年入社。グッズ販売やリングアナ、雑用まで何でもこなすSPZ期待の若手社員。趣味はDTM。

リングドクター 沢木凛奈
2023年6月21日、北海道利尻富士町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務。プロレス観戦好きが好じ、「タダでプロレスが見られる」という中森社長の甘言に乗り、SPZにリングドクターとして首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2012年4月14日 (土)

第1,288回 59年目8月 SPZクライマックス

第59回SPZクライマックス。リーグ戦も佳境。

第7戦は仙台大会。
G尾白川(4点、ダイビングプレスからの片エビ固め 10.54)村上千秋(4点)

お互いきっぷのいいファイトを身上としているのでこの試合は盛り上がった。ガイア尾白川の裏拳が効いたのか、村上千秋苦しそうな表情。それでも垂直落下ブレンバスターで反撃。どちらに転ぶかわからなくなった勝負は、ガイア尾白川のダイビングプレスで決着。

今治(12点 ノーザンライトSH 19.37)村上千春(3点)

今治みさえ6連勝。自分の領域であるグラウンドでねちねちと攻める。中盤、相手の蹴り技をある程度受けると、ノーザンライトSHでフォール勝ち。けっきょく6連勝で最終戦の美冬戦に向かう。

hibari(6点、ラリアットからの片エビ固め 27.11)B上原(6点)

ブレード上原、4勝目ならず・・・・hibariのラリアットに不覚を取った・・・・

美冬(11点、ヘッドショットキックからの片エビ固め 9.10)神塩(2点)

美冬、団体エースの面目躍如。神塩ナナシーを問題にせず、横綱プロレスで退けた。これで優勝争いは12点の今治と11点の美冬に絞られ、最終戦の横浜で大トロフィーをかけて激突することになった。

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そして最終戦横スペ大会。

村上千秋(6点、ミサイルキックからの片エビ固め 15.32)hibari(6点)

Hibari、相手の攻めをこらえきれず、2度目のミサイルキックに3カウントを許してしまった。それでも6点で公式戦を終えたのは立派。上原に勝ち、そしてなんと行っても美冬と引き分けるなど、意外性もある一面を見せた。

G尾白川(6点、裏拳からの片エビ固め 17.37)神塩(2点)

ガイア尾白川も6点でリーグ戦を終えた。神塩ナナシーの攻めを受けきると裏拳で殴り倒すというワイルドな勝ちぶりを見せた。神塩ナナシー、はじめてSクラに出たが思うように勝ち点は伸びなかった・・・

B上原(8点、バックドロップからの片エビ固め 11.56)村上千春(3点)

ブレード上原、相手の打撃をかいくぐってバックドロップで投げきり4勝目を挙げた。これで3位が確定し、賞品のスポーツドリンク1ケースをもらって引き揚げた。Hibari、G尾白川、村上千秋は同率4位。

美冬(13点、バックドロップからの片エビ固め 20.25)今治(12点)

―引き分けでも優勝

最終戦メインイベントで、今治みさえがなんと引き分け狙いに出た。グラウンドでねちねちと、しかも本来の彼女よりゆっくり目のファイト。何しろ30分逃げ切れば優勝賞金が転がり込んでいくる。

「おまえ・・・」

焦れたのか、露骨な引き分け狙いに怒った美冬がブレンバスターそして掌底、ソバット。しかし今治も掌底で手数を返しぐらつかせる。これはもう時間との闘いになってきた。

ー私を倒して賞金を得ようという気概はないのか!

「このおお」

美冬、ヘッドショット、ニーリフトの猛攻、そして飛びつき腕ひしぎ、ストレッチプラムで弱らせて

「てゃあああ」

バックドロップで今治を完全に沈黙させた。勝負タイム20分25秒。

「もう一度で直して来い」

これで美冬、4連覇達成。4連覇以上はSPZの長い歴史の中でも過去4人しか達成していない素晴らしい記録だ。(吉田龍子、B市ヶ谷、マイティ祐希子、グリズリー山本)

澄ました表情で賞金200万円(増額された)を受け取る美冬。

「驚くほどのことではない・・・きょうは相手が自滅しただけの話」

敗れた今治だが、準優勝は立派。横浜中華街のお食事券5万円分が後日贈られた。

2012年4月13日 (金)

第1,287回 59年目8月SPZクライマックス(中)

59年目8月 SPZクライマックス(続き)

第4戦は福岡、九州ドーム大会。
村上千秋(4点、垂直落下ブレンバスターからの片エビ固め 13.31)神塩(0点)

期待の若手、神塩ナナシーだが、村上千秋の垂直落下ブレンバスターで頭から落とされてしまい悶絶・・・

Hibari(2点、時間切れ引き分け 30.00)村上千春(3点)

Hibari、まさかの2夜連続引き分け。村上千春の打撃を受け続けていたが、カウンターを恐れて反撃も単発。そのまま時間だけが過ぎていって・・・

今治(6点、コブラツイスト 29.58)B上原(4点)

SPZナンバー2とナンバー3の対決が博多で実現。終始はなれて戦い優位に運んだB上原、しかし今治もコブラツイストや、ドラゴンスリーパーでぐったりとさせた。両者ダウン。
今治、隠しムーブの膝蹴りも決定打とならず、それでも顔をしかめながら2度目のコブラツイスト。

「残り時間10秒」

しかしこのへんでブレード上原の上半身がおかしな方向に曲がってゆく。
残り数秒というところでブレード上原耐え切れずタップ。残り2秒でギブアップ負け。今治越えはならなかった・・・

美冬(5点、パワーボムからのエビ固め 16.27)G尾白川(0点)

「行くぞっ」
前夜の反省か、ある程度尾白川の攻めを受けるや、重たい打撃をガスガス入れて反撃開始。そして相手がぐらついたのを見てパワーボムで終了。

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第5戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

神塩(2点、ボディスラムからの片エビ固め 29.55)hibari(2点)
力のこもったいい試合となったが、消耗戦を制したのは髪塩ナナシーだった。残り5秒でボディスラムで投げ、そのまま押さえ込んで3カウント。神塩ナナシー、Sクラで初日を出した。

G尾白川(2点、ミサイルキックからの片エビ固め 16.03)、村上千春(3点)

動き勝ったのはガイア尾白川、延髄斬りで相手の動きを止めると、ミサイルキックを叩き込んで3カウントを奪った、

今治(8点、ドラゴンスリーパー 12.33)村上千秋(4点)

今治みさえ、手堅く4連勝。きょうは村上千秋をドラゴンスリーパーで落とした。

美冬(7点、ヘッドショットキックからの片エビ固め 15.02)B上原(4点)

ブレード上原、団体エースの牙城を崩せず。ヘッドショットキックを連発でもらって「わけがわからなくなった」らしい・・・

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第6戦は札幌どさんこドーム大会。

hibari(4点、ラリアットからの片エビ固め 14.15)G尾白川(2点)

hibariが先輩の意地を見せて、ちょこまか動き回る尾白川の攻めを受け切るや頭突きラリアットラリアット。軽量のガイア尾白川をねじ伏せた。

B上原(6点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 12.14)村上千秋(4点)

ブレード上原3勝目。相手の垂直落下ブレンバスター、ミサイルキックの猛攻を耐えての勝利。

今治(10点、ドラゴンスリーパー 9.08)神塩(2点)

今治みさえ5連勝。入社2年目の神塩を手堅く料理した。

美冬(9点、ジャーマンSH)村上千春(3点)

美冬快勝。ストレッチプラムでえんえん痛めつけてジャーマンでトドメ。

第59回SPZクライマックス。残り2戦の段階で今治みさえが10点で単独トップ、美冬が9点で追う展開。(続きます)

2012年4月12日 (木)

第1,286回 59年目8月SPZクライマックス(上)

59年目8月
恒例のSPZクライマックス。ひさしぶりに所属選手のみでのリーグ戦開催。

美冬(23)8年連続8度目の出場 第56回・第57回・第58回優勝

「目標はただひとつ。全部勝つこと」

今治みさえ(21)4年連続4度目の出場

「かっこいいことは言いません。いまの力を出し切ります」

ガイア尾白川(20)3年連続3度目の出場

「頑張る。それだけ。」

ブレード上原(17)2年連続2度目の出場

「どこまでやれるかわかりませんが、精一杯やります」

Hibari(21)初出場

「1点でも多く勝ち点をもぎ取る」

村上千秋(20)初出場

「あーあ。めんどくせー。」

村上千春(17)初出場

「全員ぶん殴ってはりたおしちゃる。」

神塩ナナシー(16)初出場

「やるからには・・・・優勝目指したいと思います」

2戦目の大阪大会から地獄のリーグ戦がスタート。

村上千春(2点、掌底からの片エビ固め 14.25)神塩

リーグ戦最初の試合は初出場同士の対戦。ナナシーののらりくらりペースに引きずり込まれかけた千春だが、
「うりゃあ」
掌底で殴りつける。入ってしまったのかこの一撃で終わってしまった。

B上原(2点、ネックブリーカーからの片エビ固め 12.10)G尾白川

ブレード上原白星発進。最後は思い切りのいいネックブリーカーだった。

今治(2点、コブラツイスト 13.48)hibari
同期の対決。
「最終戦で美冬さんと当たるまでは負けられない」
4強時代は終わり、「どうせ美冬が優勝するんだろ」という下馬評のこの大会。ナンバー2と目されている今治みさえ、最終戦まで優勝争いを引っ張るためには負けられない。危なげない試合運び、そんでもって頃合いを見てコブラツイストでギブアップ勝ち。

美冬(2点、ストレッチプラム 9.22)村上千秋

美冬も危なげない横綱プロレスを展開。フィニッシュはストレッチプラムだった。

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第3戦は広島大会。
村上千秋(2点、ヘッドバットからの片エビ固め 14.23)村上千春(2点)

普段は組まれることのない姉妹対決が実現。意外にも殴る蹴るベースの攻防となり、最後はタイミングよく頭突きを入れた村上千秋が押さえ込んで3カウント奪取。

上原(4点、ネックブリーカーからの片エビ固め 24.33 )神塩(0点)

沖縄出身者の同郷対決。ナナシーのボディスラム2連発を受けきったB上原、ネックブリーカー、フェイスクラッシャーで攻め立て、2度目のネックブリーカーで3カウント奪取。これで開幕2連勝。

「今度は美冬さんの余裕を消したいです。」

今治(4点、掌底からの片エビ固め 11.17)G尾白川(0点)

過去何回か今治に勝ったことのある尾白川だが、この日は今治がスキのないグラウンドレスリングを展開しスタミナを消耗させる。そして10分経過と同時に掌底でラッシュをかけて今治が手堅く3カウント。

美冬(3点、時間切れ引き分け)hibari(1点)

美冬、まさかの格下相手に引き分け1点ロス。打撃はヒットしたのだが、運が悪いといおうかhibariが頑健なのか、なかなか決定打となりえなかった。
「うおおお」
掌底をくらったhibariがもんどりうって場外へ落っこちたときに、30分時間切れのゴングが鳴った。
「私としたことが・・・・仕掛けるのが遅かったか」

(第59回SPZクライマックス 続きます)

2012年4月11日 (水)

桜咲いた 今年も咲いた20120411

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

水曜日の恒例のあれ。

■近況

九段下でひとり花見決行

九段下、靖国神社外苑で夜桜見物。

たこ焼き500円、から揚げ300円、イカげそ200円、お好み焼き500円、せんべい汁400円

■プロレス

全日本プロレスはジュニアタッグリーグ戦真っ最中

ケニーオメガのパートナー、中澤マイケルの「熱くなってきたぜ~」といって試合中にタイツを脱ぐのはいかがなものか。(当然その下で面積の少ないアンダータイツを穿いているけど)SUSHIといい創業40年の全日本プロレスがどんどん壊れてく。

カード編成の都合で渕さんが第1試合に出たりメインに出たりと地味に活躍。しかし58歳でシングルマッチとか征矢学のデスバレー食らったりとか大丈夫なのか。河野真幸や征矢学がシングルで渕越え。

■プロ野球

この原稿を書いている日曜日夜の時点で広島カープまさかのトップ。投手力が充実しているので、大崩れはしなさそうだが、打線が大概なのでどうなるかはわからぬ。

金満巨人苦しむ。内部騒動のゴタゴタが尾を引いているのか、高額契約金バレちった問題が尾をひいているのか、村田修一を引っ張ってきたことが暗黒を呼んでいるのか。ボウカーをいつ見切るのかが見ものです。

DeNAベイスはやはり定位置の最下位。やはり4番ラミレス5番中村の賞味期限切れクリーンナップが・・・・つつごうが戻ってくるのを待つしかない。

今週はこんなところ。

2012年4月10日 (火)

第1,285回 巡業バス乗ってピクニック行ってんじゃないよ!

59年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。真鍋つかさが首の負傷のため欠場。

「カンカクを確かめないとな」

初戦青森大会メインイベントで、団体エースの美冬復帰戦。対戦相手は入社二年目の若手、神塩ナナシー。最近急速に力をつけてきたので、はじめてメインに抜擢された。

さすがに美冬相手では苦しかったが、美冬の蹴りや関節技をある程度受け、ネックブリーカーを連発するなどけっこういいところはあった。

「腕を上げたものだ・・・だが。この技は受けきれまい。行くぞ」

美冬、えぐい角度のバックドロップ。神塩ナナシー、さすがにこの技を食らってはフォールを返せなかった。それでも20分41秒の試合が成立。

「ふむ・・・まだやはり一気にもって行く力が戻ってない・・」

第3戦盛岡大会、ブレード上原の挑戦を退けた美冬だが、前半はブレード上原の動きに手を焼き、ヘッドショットキックで仕留めるのに22分58秒を要した。そのあとは手堅く白星を重ねた美冬、第7戦まできっちりと7連勝をマークし、白星マシーンの本領を発揮した。

しかし、SPZ現王者のゾネックも人間離れした跳躍力とパワーを武器にこれまた7連勝。

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そして最終戦は新日本ドーム大会。酷暑の中の興行だが、無事超満員の盛況。

第1試合は中森あずみVS相羽和希。新人同士の対戦。道場でのスパーリングさながらの基本的な攻防。

「ががががが・・・」

今回の対決は逆片エビ固めをしつこく決めつづけた中森あずみが優位に立ち、相羽が弱ったところをドロップキックでなぎ倒し、3カウントを奪取した。勝負タイム9分34秒、中森あずみ、プロ入り初勝利。

続く第2試合はREIKO VS 小嶋朱美。万年前座の小嶋朱美に対するは入社2年目のREIKO。打撃の重さには定評があるが、最近はけっこう受けが強くなってきた。しかしこの日は小嶋朱美がラリアットを先に決めて優位に立ち、そのままシャイニングウィザードをかまして勝利。勝負タイム14分38秒。

第3試合は村上千春VS初瀬唯。掌底をガスガス入れた村上千春が優位に立ち、そのまま殴り倒して3カウント奪取。勝負タイム10分54秒。

第4試合は神塩ナナシーVSジェシカ・カーティス。今シリーズも神塩ナナシー、好調を維持し、初戦の美冬戦には負けたもののそこから6連勝。ゆったりとしたペースだけど一つ一つの技をきっちり決めてくるので侮れない。この日も新外人カーティスを力のこもったボディスラムでなぎ倒し、起き上がってくるとこをドロップキックを決めて勝利。勝負タイム9分39秒、神塩ナナシー、今月も7勝1敗で終えて、来月のSPZクライマックス出場を確実にした。

後半に入り、第5試合は村上千秋VShibari。この二人、今シリーズは星が伸びずここまで1勝6敗。この試合はお互い我慢の試合という消耗戦になったが、体重を乗せたラリアットを決めたhibariが3カウント奪取。勝負タイム16分53秒。

セミ前第6試合はブレード上原VSガイア尾白川。ガイアが延髄で蹴ればB上原は裏拳で殴りつけるといった壮絶なしばきあいが展開されたが、最後はブレード上原が豪快なフェイスクラッシャーを決めて3カウント奪取。勝負タイム18分44秒。

セミは今治みさえVSジョーカーウーマン。いつものように粘着質ファイトに徹した今治がコブラツイストを決めてギブアップ勝ち。

メインはSPZ選手権、王者ソワール・ゾネックに対するは美冬。

美冬、いきなり顔面蹴りで王者を流血に追い込みそのあとも殴って蹴ってという攻めるファイトに徹して相手を非力に追い込み、腕ひしぎで痛めつけておいてからのパワーボムで3カウントを奪った。

勝負タイム15分29秒。美冬、王座奪還。

試合後、美冬が慣れないマイクアピール。要するに次月のSPZクライマックスへ向けた流れづくり。

「いつまでもゾネックにベルトを渡したままというのもまずいので、今日は勝ちに行った。来月、SPZクライマックス!! 若手、後輩、いったいぐずぐず何やってるんだ。お前ら巡業バス乗ってピクニックに行ってんじゃないよ!!」

4強の残り3人が引退しても、自分をおびやかす若手がなかなか上がってこない現状のいらだちを表現したか。

そこへ現れたのが今治みさえ、そしてブレード上原。

「美冬・・・さん、最終戦の横浜で当たると思うが、あなたの間合いに今度は合わせない。そして、あなたを絞め落とす。いつまでもあなたの時代じゃない」

「美冬さん。次こそティロフィナーレをたたきこんで沈めて見せる。一発で無理なら2発でも、3発でも、1ダースでもティロフィナーレを発射する。」

ドームはざわめきに包まれ、そのまま三者睨み合う。

2012年4月 9日 (月)

SPZスター選手列伝70 ジュリア渡辺

SPZスター選手列伝70

従業員コード:084

ジュリア渡辺

SPZ51期

本名:豊科樹理。2044年2月22日、東京都港区出身、祖母はあのSPZタッグリーグ優勝レスラーにして演歌歌手の渡辺智美。SPZの新人テストに合格し、2059年4月14日、釧路市体育館大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。抜群のルックスと祖母譲りの頭突きで前半戦を沸かせる。得意技はヘッドバット。

2067年3月30日、さいたまドーム大会での対 村上千春戦で引退。稼動月数96ヶ月、出場試合数(概算)794試合。

タイトル歴 なし

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奥森リングアナコメント

ヘッドバットとグラウンドの関節技だけで試合を組みたてることのできる名わき役だった。パワー不足は明らかで、上位戦線に食い込むことはできなかったが、前半の試合で若手選手やB級外人を相手にすると無類の強さを発揮していた。SPZがシングルマッチの個人闘争路線に舵を切っていなければもう少し彼女も日の当たる舞台を歩めたかもしれないのだが。引退後はラジオ局に再就職し、深夜番組のDJとして第二の人生を歩んでいるらしい。

2012年4月 8日 (日)

SPZスター選手列伝69 ジーニアス武藤

SPZスター選手列伝 69

従業員コード:082

「孤高の天才」 ジーニアス武藤

本名 武藤晶 2042年5月4日、静岡県静岡市葵区出身。SPZの新人テストに合格し、2058年4月21日、仙台市グランドアリーナ大会での対 杉浦美月戦でデビュー。飲み込みが早く、メキメキと実力を上昇させ、なんとデビュー1年でジュディ・コーディを破りSPZ世界王者を奪取という離れ業をやってのける。以来SPZのエースとしてトップ戦線を突っ走る。得意技はエンジェルダイブ、ジャーマンスープレックスホールド。

2066年1月22日、新日本ドーム大会での対 小嶋聡美戦で引退。稼動月数94ヶ月、出場試合数(概算)692試合。

タイトル歴

第136代SPZ世界王者
第141代SPZ世界王者
第146代SPZ世界王者
第148代SPZ世界王者
第151代SPZ世界王者
第154代SPZ世界王者
第156代SPZ世界王者

(通算防衛回数 5回)

第96代あばしりタッグ王者(パートナーは小嶋聡美)

第53回SPZクライマックス優勝
第55回SPZクライマックス優勝

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奥森リングアナコメント

内に秘めたる闘志はすごいものがある選手で、試合のない日や巡業中でもハードな練習を欠かさずやっていた。大量離脱後に入社した最初の選手だったので、促成栽培的にメインイベンターにされてしまい、入社1年でSPZ女王のベルトを巻くという普通では考えられない出世ペースだった。このことが後々、試合内容の雑さで取りこぼしが多くなる遠因となったと指摘する関係者は多い。もう少しじっくり育ててもよかったかとも思うが、あのときは団体が異常事態だった。

キャリアの後半は美冬・菊澤・小嶋と4強を形成したが、勝ったり負けたりを繰り返す状態となった。SPZベルトを7回も奪取しているのに5回しか防衛していないというのが安定感のなさを物語っている。とはいえ、必殺技のエンジェルダイブが出ると客席がどよめく。高い身体能力を持つ彼女にしかできない技だった。その意味ではSPZのスーパースターに恥じない活躍をされていた。

引退後は郷里の静岡に帰り、かつての支援者たちとwebデザインの会社を立ち上げて、頑張っているらしい。

2012年4月 7日 (土)

第1,284回 59年目6月 バトルアトランティス

59年目6月
「バトルアトランティス」開幕。

美冬は足首の負傷が完治しないため、欠場となった。したがってメインイベントは連日、今治みさえが勤めることになった。

初戦山口周南大会で、中森あずみのデビュー戦。第1試合で真鍋つかさと対戦。

あっという間に真鍋にタックルでなぎ倒されて、レッグドロップを食らって終了。勝負タイム4分38秒。

周南大会セミ前で波乱。次期エース候補のブレード上原が入社2年目の神塩ナナシーにまさかの敗北。ティロフィナーレがなかなか出せず、そうこうしているうちにネックブリーカーをタイミングよくもらってしまって同郷の後輩に敗北。

「やられた・・・」

ブレード上原の詰めの甘さは相変わらずで、第3戦鳥取大会ではベテランのhibari相手に力負けしてしまって、パワーボムで手痛い敗戦。

そして第4戦の神戸大会でも真鍋つかさのトリッキーな動きに苦戦を強いられ、ティロフィナーレもきっちりガードされてしまう。そして場外戦でもコーナー最上段からのミサイルキックをまともに食らって半失神に追い込まれ、

「えい」
最後は掌底ですぱーんと殴られ、17分43秒、まさかの3カウントを喫した。序盤で3敗するようではトップどりは覚束ない。

「どことなくオドオドしながらファイトしていますね。あれでは相手につけ込まれるのも当然です」

解説の杉浦美月が冷静に指摘。

ブレード上原の悪い流れは続き、第5戦の福井大会でもガイア尾白川のダイビングプレスをもらってしまい敗北。

「ようし、もらったー!」勝ち誇るガイア。
憮然として引き揚げるブレード上原。

「体調でも悪いの?」

「・・・・そんなんじゃ・・・・ないです」

セブン山本レフェリーにまで心配される始末。

そしてブレード上原、第6戦金沢ではゾネックに敗れ、第7戦高岡大会でも今治みさえのグラウンドさばきに完敗を喫し、最終戦を残して1勝6敗というひどい結果となった。

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そして最終戦は、さいたまドーム大会。

第1試合で相羽和希VS中森あずみの新人対決。勝ったほうがプロ初勝利。
中森がとにかく密着しての執拗なスリーパーホールドで優位に立つ。しかし相羽もボディスラムで反撃。そして2度目のボディスラムの受け身を中森あずみが取りそこねてしまい、そのまま押さえ込んだ相羽和希がプロ初勝利を挙げた、

「よしっ!」

第2試合は初瀬唯VS村上千春。前座要員同士の対決である。両雄譲らぬ好勝負が展開されたが、ヘッドショットキックをもらってしまった初瀬の動きが止まり、その状態で掌底をすぱーんとブチこんだ村上千春が3カウントを奪った。勝負タイム19分27秒。

続く第3試合は小嶋朱美VSジェシカ・カーティス。初来日のジェシカ、アメリカで総合格闘技をかじっていたらしく、伸びのあるキックで小嶋に嫌な顔をさせる。しかし、小嶋が馬力を生かしたSTOを決めるともうジェシカの動きに精彩がなくなり、すかさずエルボーでなぎ倒した小嶋朱美がフォール勝ちを収めた。勝負タイム12分55秒。

休憩前第4試合は神塩ナナシーVS REIKO。今シリーズのナナシーは絶好調なのか運が良いのかここまで7連勝。あのブレード上原にも勝っているなど内容もよい。この日も同期のREIKOの打撃をかいくぐって反撃に転じ、ドロップキックでふらつかせてからのネックブリーカーでトドメ。勝負タイム15分58秒。

「得体の知れない強さですね。きっちり試合を作って相手が疲れたところをネックブリーカー決めて勝ってしまう感じですか」

解説の杉浦美月が感心した表情でコメント。これで神塩ナナシー、トップどころの選手とあたらなかったということもあるがまさかの8連勝で終えた。

第5試合は村上千秋VS真鍋つかさ。真鍋のトリッキーな動きが村上を翻弄し、最後もバックドロップが炸裂し村上千秋から3カウントを奪った。勝負タイム13分29秒。

セミ前はガイア尾白川VShibari。この試合は馬力で押したhibariが優位に試合を進め、そのまま裏拳で殴り倒して終了。

そすてセミファイナル。ここまで1勝6敗とゼッ不調のブレード上原はAACの実力派、サンディ・サングレと対戦。何とかこの試合はトラースキックの有効打で相手を怯ませることに成功し、バックドロップで勝利した。勝負タイム11分44秒。「また鍛えなおしです」

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メインイベントはSPZ戦、王者ソワール・ゾネックに対するは22歳にしてSPZベルト初挑戦の今治みさえ。美冬が負傷欠場したため、チャンスが転がり込んできた。先シリーズの最終戦では勝っている相手なのでひょっとしたらの可能性もある。

が、世界トップレベルの選手が格下の同じ相手に2連敗を許すはずがない。徹底して立ち技で攻めたゾネック、人間離れした跳躍力を生かしたレッグドロップを見せる。これは今治苦しそうな表情。弱ったところをブレンバスターで投げ、起き上がったところをバックブローで殴る。さすが世界トップレベルの選手。

「HAU」
フランケンシュタイナー、そして2度目のバックブローで今治は沈んでしまった。勝負タイム23分48秒、王者が初防衛に成功。

2012年4月 6日 (金)

第1,283回 ファイナル・ディスコ

59年目5月シリーズ「バトル・カデンツァ」

最終戦は横スペ大会。

「エアリアル菊澤 最終試合」の大看板が掲げられた。

第1試合は初瀬唯VS村上千春。このメンツでの第1試合は珍しい。要は後輩方に追い抜かれてしまったということ。

「ククククク」

村上千春のコンボキックにあっさり初瀬沈んでしまった。勝負タイム11分52秒。

第2試合はREIKOVS小嶋朱美、この試合は力で押した小嶋妹が優位に試合を運び、最後はスクラップバスターでREIKOをたたきつけて3カウント。

「そりゃあ菊澤さんの引退試合の日ですから燃えますよ」

第3試合に神塩ナナシー登場、対戦相手はワンダーローズ51号。きょうの相手はスパーリングで肌を合わせたこともない相手なので、いまひとつよそ行きのファイトのナナシー。ネックブリーカーもいまいち当たりが浅い。2連発でも決められない。そうこうしているうちにワンダーローズのDDT2連発を食らってしまう。続くスモールパッケージはなんとか返したが、
「YAAA」
ラリアットに吹っ飛び、3カウントを許した。勝負タイム15分31秒。

第4試合は真鍋つかさVSサンディ・サングレ。スピードあふれる攻防が展開されたが、最後はレッグドロップを決めた真鍋が勝利。

休憩明け第5試合はガイア尾白川VS村上千秋。このシングルは双方熱くなるのでいい試合になる。最後はバックドロップを決めた村上千秋が勝利。勝負タイム10分36秒。

セミ前第6試合はブレード上原VS hibari。得意のティロ・フィナーレ(変形レッグラリアット)を連発で放ったブレード上原が快勝。

そしてー

定型アナウンスが流れる。

ドワアアアア

「次の試合に登場するエアリアル菊澤選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします。」

「ワンルーム・ディスコ」がかかり、エアリアル菊澤が入場、いつものようにトップロープを飛び越えてリングイン。

対戦相手は前SPZ王者美冬。SPZタイトル戦線でしのぎを削った間柄だ、美冬の方が先輩なのだが、突貫ファイトが身上の菊澤、ガタがくるのも早かった。

「ファイッ!」

例によって脇固め、腕ひしぎと菊澤の右腕を潰しにかかる美冬。腕ひしぎで何度も悲鳴をあげた菊澤だったが、ギブアップしたらその瞬間にレスラー生活が終わってしまうので懸命に耐える。

「ならば・・・」

美冬デスバレー、そしてヘッドショットキック、DDTの大技攻勢。この畳み掛け方がえげつない。

―もう、目の前が、見えな・・・

2度目のヘッドショットキックを食らってフラフラの菊澤そこへ飛びつき腕ひしぎが

「ひあああああ」

菊澤の右腕がへんな方向に曲がってゆく!

城内悲鳴とどよめきが交錯。

「ひあああああ!!」

「菊澤まいったしろ本当に折れるぞまいったしろ!」

セブン山本レフェリーが叫ぶ。

菊澤「参った」と唇を動かす

15分15秒試合が終わった。

ドワアアアアアーーーー

美冬、腕ひしぎを解いて一礼して引き揚げた。何度も激闘を繰り広げた間柄、後輩に先に辞められる苦しさを押し殺しているように見えた。

「・・・・・・・・っ」

エアリアル菊澤、右腕が全く上がらない。しばらく倒れたまま応急手当てを受けていたが、立ち上がり一礼してから転がってリングを降り、右腕を抑えながら引き揚げた。

******************************

横スペ大会メインイベントは新SPZ王者、ソワールゾネックが登場、今治みさえとのノンタイトル戦。やはりメキシコでトップを張っているゾネックの動きが何枚も上で、ミサイルキック連発で今治をグロッキー状態に。

今治も密着戦に活路を乱そうとしたが、ゾネックも必要以上に付き合わない。ならばと今治、ノーザンで勝負をかけるも2で返され、ドラゴンスリーパーはロープに近い。
「行きます」

ゾネック、ジャーマンを狙ったが、今治、落ち着いてこれを前方回転エビに切り返した。
ワン、トゥ、スリー。

ノンタイトル戦だがこれで3カウントが入ってしまった。今治みさえがゾネックに勝った。勝負タイム20分44秒。城内大歓声。

****************************

メイン終了後、エアリアル菊澤の引退セレモニー。引退試合で破壊された右腕を三角巾で吊ってのセレモニーとなった。10カウントゴングの後最後のあいさつ。

「私は思い残すことはありません。今まで応援ありがとうございました」

 小柄な体格ながら、無類のスピードと不屈の闘志でSPZ王者にまでのし上がったレスラーがリングシューズを脱いだ。

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エアリアル菊澤

SPZ52期

2060年4月21日、仙台市アリーナ大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。2067年5月22日、横浜スペシャルホール大会での対 美冬戦で引退。稼動月数86ヶ月、出場試合数632試合(概算)

タイトル歴

第153代SPZ世界王者

第157代SPZ世界王者

第159代SPZ世界王者

第161代SPZ世界王者

(通算防衛回数1回)

2012年4月 5日 (木)

第1,282回 そしてエアリアルもいなくなった

59年目5月
「ゴメン社長!あたしもう若くないから・・・あはは」
SPZ52期・元SPZ世界王者のエアリアル菊澤が引退を表明。

「まさかこんなミスを犯すとは」
晴れてSPZ王者に復帰した美冬が負傷。

「だが、菊澤の引退興行に出ないわけには行かぬだろ」
けっきょくシリーズ終盤2会場限定での参戦が発表された。

********************************

新人スカウトで中森あずみを採用。アマレスの経験がありそこそこ使えそうだと判断された。とりあえず相羽和希ともども道場に閉じ込めて基礎練習を徹底させた。

「バトル・カデンツァ2067」開幕。

初戦新潟大会で、今シリーズ限りで引退するエアリアル菊澤と神塩ナナシーの最初で最後のシングルマッチが組まれた。

「ああっ」

エアリアル菊澤、腰の様子がかなりおかしいようで、神塩に攻め込まれっぱなし。しかし神塩も時間経過につれて息が上がってしまう。重たい試合展開となってしまい、時間だけが過ぎる展開となった。タックルの打ち合いだけで顔をしかめる両者。神塩ナナシーのネックブリーカーもまるで通じない。

菊澤DDT。これでナナシーの足が止まった。
「いまだっ」

シャイニングウィザード一閃。これで3カウント奪取。勝負タイム29分55秒の熱戦だった。

今シリーズ、地方興行でメインを務めるのは今治みさえ。
「連日メインってのは緊張しますけど、気分いいですね」
初戦の新潟大会、先月負けたサングレにきっちりとドラゴンスリーパーでリベンジを果たした。

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今シリーズ限りで引退のエアリアル菊澤、第2戦の奈良大会ではhibariをタイガースープレックスで退け、第3戦の高松ではブレード上原の挑戦を受けたが、ティロフィナーレを食らって棒立ち状態になったところをバックドロップを連発でもらってしまい敗北。

「あははは・・・もう体が思うように動きませんね」

第4戦徳島大会ではガイア尾白川に敗北。ダイビングプレスを返せなかった。それでも第5戦高知大会ではフランケンシュタイナーで村上千秋を下し、健在を印象付けた。

「最後の外人戦ですね」

第6戦松山大会ではエアリアル菊澤、前SPZ王者のソワール・ゾネックと対戦。やはりゾネックの動きについていけず、バックドロップにフォール負け。

松山大会メインで今治も不覚。ジョーカーウーマンZに20分20秒、まさかの敗北。故郷に錦を飾ろうとしてよそ行きのファイトをしてしまったようだ。

**************************

第7戦岡山武闘館大会、

「きょういれてあと2つ・・・」
エアリアル菊澤、セミで今治みさえと対戦。ついこのあいだの「リバース」事件のときの相手である。

「せっ」

懸命にエルボーで向かっていった菊澤だが、今治も掌底でぐらつかせたあと、ノーザンライトスープレックス。みぞおちに相手の肩がはいってしまい、15分30秒、菊澤は3カウントを聞いた。

岡山大会メインはSPZタイトル戦。岡山で行われるのは珍しい。

王者・美冬、初防衛戦の相手はやはりメキシコの実力派ソワール・ゾネック。右足首の状態が深刻なのだが、サポーターとテーピングと痛み止めの注射でごまかして美冬、リングへ向かった。

―だましだましやって勝てる相手じゃあない。なんとかして打撃を当てて潰さないと・・・

勝てば通算防衛記録が28に伸び、武藤めぐみを抜いて単独3位となるのだが、相手も必死の抵抗。なんとムーンサルト2連発で美冬にフォール勝ち。王座移動。勝負タイム20分48秒

「やはり手負いの状態で勝てる相手ではなかったか・・・」

美冬、翌日の新幹線で失意の帰横。

(次回、エアリアル菊澤 最終試合)

2012年4月 4日 (水)

春の嵐 20120404

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。

■全日本プロレス

ジュニアタッグリーグ戦開幕。今年は渕さんはリーグ戦参戦せず(試合には出ている)。

BUSHIのパートナーはSUSHIとかいう謎のマスクマン。正体は海外遠征時に寿司職人をしていたらしい雷陣明・・・説が有力。入場テーマ曲がスシ食いねぇ、鉄火巻きエビ固めって。落ちるところまで落ちたな全日本。ゲットワイルドの成功で悪乗りしてしまったのか。

■野球

プロ野球開幕。金満巨人はヤクルト3連戦を1勝2敗でのスタート。スタメンオーダーを見るたびにため息。

DeNAはマートンを欠く阪神に1勝1敗1分けでの発進。3番小池4番中村ノリ5番金城って・・・・・横浜ベイスターズは下の名前だけ残ったので、1回は観戦に行こうと思う。

■大相撲

鶴竜大関昇進。「お客様に喜んでもらえる相撲が取れるよう頑張ります」と口上。これで1横綱6大関。下位に2つ3つ取りこぼすと負け越す大関も出てくるのではないか。魁皇千代大海なき今、大関互助会が機能するとは思えない。

■個人的なこと

カイシャインとして14年もった

「ま、そこそこ稼げたし、いつまでも続けてなんかいられないよ」

勤務先の社長の前でこう言ってみたいものです。

2012年4月 3日 (火)

第1,281回 小嶋聡美 最終試合

59年目4月 

旗揚げ58周年記念シリーズ最終戦は、小嶋聡美引退試合。

「次の試合に登場する小嶋聡美選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様よりいっそうのご声援をお願いいたします」

定型アナウンスの後、「サッド・バッド・トゥルー」がかかり、団体最古参、SPZ50期小嶋聡美がリングへ。

轟きわたる歓声。黒いガウンに身を包んだ小嶋聡美がロープをまたいで左足からリングイン。

そして場内が暗転し、「ワンルーム・ディスコ」がかかる。
ドワアアア

エアリアル菊澤、ダッシュしてトップロープを飛び越えリングイン。
奥森リングアナのコール。そして紙テープ。

裁くレフェリーはセブン山本。小嶋聡美とは同学年だ。

「お尻、もう大丈夫なの」レフェリーチェックのさいにささやく小嶋聡美。

「いやだなあ・・・」

ファイッ

小嶋聡美最後の戦いのゴングが鳴った。
かつての4強の直接対決。

―相手もボロボロ。まるで鏡を見ているみたいだ。

小嶋聡美、組み合う。
ただそれだけで大歓声。
「オリャー」
気合のこもった頭突き、そしてドロップキック。

―やりにくい。私も近い将来、こーゆー立場で戦うことになるんだろか・・・

ラリアットを狙った小嶋だがかわされ、逆にカウンターのラリアットでなぎ倒される。そして菊澤、ニーアタックの追い打ち。

「・・・せっ!!」

菊澤、デスバレーを狙ったが小嶋、回転エビに切り返す。お互い手の内はわかっている。
菊澤、首固めまで繰り出すが小嶋落ち着いて返す。
「このっ」

菊澤、ボディスラム2連発。小嶋ラリアット。

―これ以上は受けきれない

エアリアル菊澤、シャイニングウィザード。なんとか返した小嶋だがちょっと様子がおかしい。足が震えている。

菊澤、高速ブレンバスター、これも返す。

小嶋、懸命にコーナーに上がりミサイルキック。しかし菊澤、何事もなかったかのように起き上がり、

「ああ、あっ!」

菊澤2度目の高速ブレンバスター。
菊澤押さえ込む、

ワン、トゥ、スリー。

セブン山本が3カウントを叩いた。

「23分13秒、ブレンバスターからの片エビ固めでエアリアル菊澤の勝ち」
敗れた小嶋聡美、一礼してふらつく足取りで引き揚げた。

「最後に菊澤さんとやれて・・・楽しかったです。負けたのはちょっと悔しいですけど。あのブレンバスターは彼女独特の入りかたしますから受けづらいんですよ。あ、もう解説者になってますね(笑)」

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セミは今治みさえVSサンディ・サングレ。飛ぼう飛ぼうとするサングレ。しかし今治も寝かそう寝かそうとしてくる。ふたりは激しい主導権争いをしたが、粘り勝ちしたのはサングレ。強烈なDDTで今治を押さえ込んだ。勝負タイム20分21秒。

メインはSPZ戦、王者ソワール・ゾネックに挑むのは美冬。

―全力で奪還しに行く。

ゾネックの人間離れした跳躍力に苦しんだ美冬だったが、ヘッドショットキックで動きを止めた。それでもゾネック、メキシカンストレッチで勝負をかけたが、耐え切った美冬
「はっ」

2度目のヘッドショットキックでなぎ倒し、3カウントを奪取。勝負タイム17分37秒。
美冬、7度目のベルト戴冠。
「同じ相手には、続けて負けん。それが自分のプロレスだ」

メイン終了後、小嶋聡美の引退式。グレーのパンツスーツに身を包んだ小嶋聡美がファンに最後のあいさつ。

「みなさん!今まで応援ありがとうございました。良かったら実家の食堂にも食べに来てください!」

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小嶋聡美
SPZ50期
2058年4月12日、京都府体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。2067年4月21日、新日本ドーム大会での対 エアリアル菊澤戦で引退。稼動月数109ヶ月。出場試合数(概算)788試合。

タイトル歴
第96代あばしりタッグ王者(パートナーはジーニアス武藤)

2012年4月 2日 (月)

第1,280回 相羽和希デビュー!!

59年目4月
「そろそろ年なのかなって・・・実家に戻ってお店手伝います」
SPZ50期、小嶋聡美が引退を表明。SPZ4強とまでいわれた力のある選手だったが、SPZベルトまでは手が届かなかった。最近は後輩に追い越され、前座を務めることも多かった。

「くっ・・・私としたことが・・・」
ブレード上原が右足首負傷で欠場。

新人スカウトで相羽和希を採用。いまどきいない自分のことを僕という子で、なかなかボーイッシュそうな子で人気が出そうだ。

第1戦釧路厚生年金ホール戦で相羽和希デビュー戦。対戦相手は村上千秋。
「あああああ!」

いきなりタックルでぶつかっていった相羽和希、

「イテーナオラ」

しかし村上千秋がフロントスープレックス、裏投げで容赦のないつぶし、しかし相羽、またもタックルでぶつかる。

「ええかげんにせえよ」

村上千秋の顔面蹴り、たおれ伏す相羽、しかし続くフォールはギリギリで返した。
ドドドド

「あーやれやれ」

村上千秋、朦朧とする相羽の腕関節を取って脇固めに捕らえた

「ひ・・・・ぐ!!」

「オラオラ、折れちまうぞ」

ブーブーブーブー

「む、村上さん、新人相手に大人気ないよ」

セブン山本レフェリーがやんわり制止

「うっせえんだよ山本」

脇固めを解いてレフェリーに食って掛かる村上千秋。

「うぅうう・・・・」

「サテその前にこのカス始末しないと」

コーナー最上段に登った村上千秋

「せっ!」

豪快なミサイルキック。吹っ飛ぶ相羽。押さえ込む村上千秋、3カウントが入った。
「山本、この三流レフェリー」

勝ち名乗りを受けるふりをして山本レフェリーを場外に突き落とした村上千秋。余裕の表情で引き揚げた。

「アツツツツ、尻が・・・・」

リングに倒れ伏す相羽和希、場外マットの上で悶絶する山本レフェリーであった。

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釧路大会メインでは今シリーズ限りで引退する小嶋聡美が、前SPZ王者の美冬と対戦。
「ま、胸を借りますよ」

かつての4強対決だが、力の差はもはや歴然、それでも小嶋、得意のDDT、そしてギロチンドロップの猛攻。

「苦しまずに倒してやるのがせめてもの情け」

美冬、この猛攻を受けきった後、裏投げでトドメ。16分15秒。試合後、大の字の小嶋聡美へ深々と礼をしていた美冬が印象的だった。

第2戦札幌大会、小嶋聡美は第1試合で相羽和希を圧倒、
「でえい」
豪快なラリアットで相羽を沈めた。

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そしてシリーズは各地を転戦し、最終戦、旗揚げ58年記念興行は新日本ドーム。

第1試合は神塩ナナシーVS相羽和希。

思い切りのいいファイトを見せた相羽だったが、すぐに息切れしてしまう。そこへ一期先輩の神塩ナナシーが脇固めなど、硬軟織り交ぜた攻めできりきり舞いさせる。
「とおっ!」

神塩ナナシーのボディスラム、2で返す相羽

「これで・・・」

ナナシーダッシュ。そして重たいタックル。

バァンッ

受け身は取った相羽だが、衝撃で息が詰まってしまい3カウントを奪われた。勝負タイム9分24秒。
相羽和希、デビューシリーズを完走。技術的には全然ダメだが、向かっていく姿勢はたいしたもの。

第2試合はREIKO対初瀬唯。

「もうあなたは新人じゃないよってに・・・手加減はせえへんで」

しかしREIKOもこの1年SPZにもまれてそこそこ力はつけてきている。初瀬のジワジワしたグラウンドでの攻めをうまく防御する技術は身につけてきている。それでも最後は15分経過で息が上がってしまい

「ほなっ!」

タックル一閃。これで初瀬が勝利。

続く第3試合は村上千春VS真鍋つかさ。すばやい動きで村上千春を翻弄した真鍋だったが、運悪くカウンター気味にはなった掌底が入ってしまい鼻から流血。SPZマットではたまにある光景とはいえファンは息を呑んだ。なおもえげつなく掌底をブチ込み、倒れたところに蹴りを入れる千春。それでも真鍋勝負を捨てず、フェイスクラッシャー、レッグドロップで反撃。

ドオオオオ

場内おお盛り上がり。

「えい」
真鍋、すばやくバックに回ってのバックドロップで村上千春を倒すと、2度目のレッグドロップで村上千春を悶絶させて勝利。勝負タイム17分10秒。
「顔はぶたないでよ。芸能界入りできなくなっちゃう」

休憩前第4試合は小嶋朱美VShibari。姉の引退試合なので気合いが入った小嶋妹だが、パワーならhibariの方が上、
「おおおおっ」
Hibari、豪快なラリアットで小嶋朱美の戦意を挫き3カウント奪取。
その試合が終わると休憩。

後半に入り、第5試合はガイア尾白川VS村上千秋。勝ち気な選手同士の対戦だが、バックドロップをきれいに決めた村上千秋が勝利。勝負タイム9分12秒。

そして、

「次の試合に登場する小嶋聡美はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様よりいっそうのご声援をお願いいたします」

(続きます)

2012年4月 1日 (日)

エイプリルフール企画 カレンダーガール2015

(S-BOWさんのエイプリルフール企画に今年も乗っかりました。今年は割合まともに書きました。カレンダーものです)

2012年エイプリルフール企画

「カレンダーガール2015」

時に、西暦2014年

横浜のお嬢様プロレス団体の収益源となっているのが、興行売上と並んで「グッズショップ・SPZフィーバー」の収入である。興行はどうしても天候とかカード編成の良しあしで売上に波がある水物なのだが、グッズショップは選手に人気さえあればそこそこのキャッシュが入ってくるおいしい収益源なのである。

―売っているものが他と同じならばこうはいくまい・・・

前職が小売業だった社長がつぶやく。競合店が同一商圏に出店すれば利益が大きく削られる。しかしお嬢様プロレス団体の選手グッズは会場売店で買うか、SPZフィーバーで買うほかない。

売っているものは人気のある選手名がプリントされた衣料やらボールペン、マグカップの類であり、小ロット生産とはいえ原価の2倍近い売価を設定してもそこそこ売れる。ありがたい資金源であった。

しかも社長の方針で全商品にマスタを設定し、POSで売上を単品管理し、どの商品がどれだけ売れたかはリアルタイムに近い形で本社でわかるようになっており、それを選手の売り出し方針やカード編成の参考に活用していた。

しかし、女子プロレス団体のグッズショップである以上取扱商品には限りがあり、同じ商品を並べていたのでは代わり映えがないとしてファンに飽きられてしまう。新商品を考えてグッズショップに出すのも一苦労である。

団体が創立5周年を迎え、武道館興行も打てるようになってきたある秋の週末。社長は一期生の伊達遥と南利美、小川ひかる、二期生の草薙みことの4人を本社会議室に呼んだ。

「今年のカレンダー、あなた達4人でやるから」

プロレス団体の年末の売り出しグッズといえば「カレンダー」である。写真を12枚撮ってB3のカレンダーにしてしまって税込2000円で売る。利益率の高いおいしい商売といえるが、「売れれば」という前提が付くので、個人カレンダーが作られるのはスター選手であるという証明である。

小川ひかるが意外な表情をしていた。ほかの3人は実力を持った押しも押されもしない団体トップで「化け物」と呼ばれているくらいの選手なのだが、小川ひかるは前半の第3試合が定位置の中堅選手である。

「小川さんは私の職権乱用、あ、ウソウソ。人気だけはあるから、小川さん。先週のPOSデータで小川さんのトレーニングDVDが単品2位でね、カレンダー出しても売れると判断した」

―人気だけは。

こういう言い方をされるのにも慣れた。自分には南さんや伊達さんのような力も格闘センスもない。そんな自分が看板選手としてカレンダーを出すのは少し違和感があった。

ちなみにトレーニングDVDは小川ひかるが腕立て腹筋背筋スクワットその他の筋トレ練習シーンをそのままDVD収録して1980円で売り出した代物だ。

「売れなくても・・・いいんですか?」

 「心配するな。余ったら全部私が買う。」

「・・・・・・」

あきれるその他3人。

かくてその一週間後、4人はそれぞれカレンダーの撮影に向かった。南伊達草薙の3人のカレンダー内容は提案してきたパブリッシング会社に基本おまかせだが、小川ひかるについては社長自ら内容に口をだして、撮影にも同行した。

三日後、撮影ツアーから帰ってきた小川ひかるは自室に倒れこんだ。

―疲れた・・・・・それにすごく恥ずかしかった。

*************************

10月末から、シリーズ巡業が始まり、お嬢様プロレスの一行は関東地方各地を転戦した。

「はいー、グッズショップの新商品。小川ひかる2015年カレンダー2000円です、どうぞご利用くださいーー」

この団体の社長自らがグッズ売り場に立って声を出す。大きな会場で興行ができるようになったとはいえ資金ぐりがカツカツなのは変わらないので、拾える売上を拾っとかなければならない。

「社長監修」の小川ひかるカレンダー、内容は下記のごとくであった。

1月 カラオケボックスでマイクを握り楽しそうに歌っている(フリをしている)小川ひかる。服装はちょっと落ち着いた私服。

2月 原宿のオープンカフェで正面を向いてにっこり笑っている小川ひかる。服装はやはりちょっとかわいいワンピース姿。テーブルの上にはブラックコーヒー。

3月 富士山ろくの遊園地で絶叫マシンを指さしながら「あれ乗ってみませんか」みたいな顔をしている小川ひかる。服装は前月と似たようなワンピース姿。

4月 バッティングセンターで派手に空振りする小川ひかる。服装はピンクのブラウスにチェックのスカート。

5月 ボウリングに興じる小川ひかる。ロースレッドのボールを構えて少し真剣に狙っているところを映した。服装は灰色のパーカーにジーンズ。

6月 ペットショップで子犬とじゃれる小川ひかる。

7月 室内プールで水着姿。ライトブルーのかわいいワンピース水着。プールから上がる後ろ姿を撮影。

8月 伊豆かどこかの海岸、砂浜の水際で横たわる小川ひかる。オレンジ色のセパレートの水着姿。

9月 東北かどこかの温泉、露天風呂で一枚。ちょっと緊張した表情。鎖骨のラインが健康的。残念ながらお湯の色が乳白色。

10月 どこかの高原、ススキの野原で寝そべる小川ひかる。白いブラウスと黒いロングスカート。

11月 ホテルの一室。シャワールームから出てきたところらしく、かしこまった表情。裸身に白いバスタオルを巻いている。

12月、新宿駅、「それじゃあまたね」って感じで、笑顔で手を振る小川ひかる。ピンクのワンピースの上に薄手のクリーム色のカーディガンを羽織っている。

「ぜ、ぜんぶオレの妄想。小川さんとこんなことしてみたらいいなっていうか。まあ。」

社長が口走る。ほかの3名のカレンダーがアイドルカレンダーのような当たり障りのないものだったが(南利美のみ水着カットあり)小川ひかるのだけ妙にエロいというか、現実感があるといおうか。

「まあこれで普通の女の子感を強調しておいて、じっさいの会場ではひぎゃあうわあっとリング上でやられまくる。このギャップは人気出るよ。」

「・・・・・」

小川ひかる、半分あきれて、返す言葉もなかった。

「ほかの3人と同じく5000部刷ったから。」

「えっ」

「売れるだろ。そのくらいの働きは、あなたしてるから。それに売れたら10%選手の取り分だよ」

本体価格1905円、1部当たりの取り分が190.5円。ということは全部売れたら95万円ちょっとの臨時ボーナス。小川ひかる、ちょっと顔がほころんだ。

「どうぞご利用くださいー」

シリーズ初戦のひたちなか大会。社長は売店に立ったが、南利美や草薙のカレンダーが売れて、小川ひかるのカレンダーは、14部しか売れなかった。

「ま、まいったな。また井上さんに職権乱用って言われちゃう」

「・・・・っ」

「いつかは小川さんとこういうことをしてみたい、そう思って作ったんだけどね」

「・・・・やだっ、社長」

顔を赤らめる小川ひかる。たぶんそうなんだろうなと思っていたが、口に出して言われると。おそらく数年後、私が引退するとき、この人との関係はどうすればいいのだろうか。そんなこともちらっと考える。

―社長のためにも、自分自身のためにも、もっと頑張らないと・・・

10月シリーズ、小川ひかるは休憩前第3試合でいつも以上のファイトを見せ、外人選手に派手にやられ続けた。その甲斐あって、休憩中のグッズ販売でもぽつぽつと小川ひかるカレンダーが売れ出し、秋葉原や関内にあるSPZフィーバーの直売でも動き始めた。

「小川さんカレンダーあと何部残ってる?年内に売りさばかなきゃダメなんだからね。」

シリーズ終了後、本社でグッズショップに電話を入れ、檄を飛ばす社長。

「社長、小川選手のカレンダーのことばかりですね」

「ほかの3人は黙っていても売れるからね。それに、一番好きな・・・・選手だから。」

「はい、そうですね」

事務所でデータ入力の手伝いをしていた小川ひかる、少し赤面した。

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