第1,313回 60年目2月 ワンナイトトーナメント
60年目2月
シリーズ最終戦は横スペ大会。なんと8選手参加による「第1回湘南カップ ワンナイトトーナメント」が開催された。
大船藤沢茅ヶ崎あたりの地元企業がスポンサーとなり、賞金300万円をかけて争われるトーナメント。一夜勝負なので、組み合わせ次第では中堅選手にも優勝の可能性はある。
B上原(バックドロップ 12.19)村上千秋
「3試合は重いですね」
しかしブレード上原、エースとしての責任感で優位に試合を運ぶ。対する千秋はVIP落ちが確定したためかどうも元気がない。けっきょくこのところ上原が多用しているバックドロップでブレード上原が順当勝ち。
REIKO(掌底からの片エビ固め 23.28)hibari
「ヤアッ」
来月からVIP入が決まっているREIKO、得意のジェットスマッシュでhibariを吹っ飛ばす。これはなんとか返したhibariだったが、続く掌底で殴り倒され無念の3カウントを聞いた。
「ハッ・・・ハッ・・・・準決勝上原さん?無理無理!!」
勝つには勝ったが20分を越えるファイトで疲労困憊のREIKO。
神塩(シャイニングウィザードからの片エビ固め 8.34)G尾白川
神塩ナナシーが余裕を持ってガイア尾白川を下した。.
今治(ニーリフトからの片エビ固め 30.19)村上千春
これからVIPで闘っていく村上千春、対戦相手の今治には今後のことを考えると勝っておきたい。試合はじっくりとしたグランドの攻防、そして掌底の打ち合い、そして大技のしのぎあいという重厚な展開。今治のノーザン、千春のジャンピングハイキックも決定打にならず、最後は
「ぐうううお」
今治、ドラゴンスリーパーで弱らせておいてのニーリフトで千春を振り切った。30分を越える熱戦。
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15分のインターバルを挟んだ後、トーナメント準決勝の2試合。
B上原(バックドロップからの片エビ固め 5.17)REIKO
1回戦で疲労していたREIKO、あっさり上原にやられてしまった。
「申し訳ないですけど…2試合目なので、あれが精一杯です」
神塩(ダイビングプレスからの体固め10.00)今治
第8試合で30分やって疲労困憊のままリングに上がった今治、得意のドラゴンスリーパーで一発狙ったもののロープに逃げられ、攻め疲れたところに反撃を食らいダイビングプレスで敗北。
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そしていよいよ決勝戦。沖縄出身の2人が順当に勝ち上がった。
B上原(ネックブリーカーからの体固め 8.15)神塩
いきなりアラビアンプレスで勝負に出た神塩だが、B上原落ち着いてフォールを返し、トラースキックで反撃開始。しかし神塩もシャイニングウィザード。
この攻防でもうお互いゼエゼエ。無理もない。3試合目なのだ。
「せえっ」
ブレード上原延髄斬り。神塩2で返す
「はあっ」
ブレード上原裏拳、神塩何とか脚をロープへ、しかし続けざまにネックブリーカーを決めたブレード上原が3カウントを奪取し、優勝賞金300万円を手に入れた。
「皆さんの応援のおかげで優勝することができました」
ブレード上原がワンナイトトーナメントを制した。
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