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2012年5月31日 (木)

プロレス技シリーズ26 ジャーマンスープレックスホールド

1回のプロレス興行で下手をすると2回も3回も見ることになる技、ジャーマンスープレックスホールド。

あのカール・ゴッチが日本マットに持ち込んだ大技です。

バックを取って相手の腰に手を回し、後方に反り投げそのままブリッジを効かせてフォールする。一昔前まではこれが決め技になる試合も結構ありました。

若き日のジャンボ鶴田さんもアマレス出身ということでこの技を得意にしていましたが、フォールの体勢の時、頭をマットにこすってしまうことから、ハゲるのを恐れて使わなくなった・・・と和田京平さんの著書にありますが、真相はバックドロップと比べて相手に与えるダメージ量の調節がしにくいからだともいわれています。

そのあと四天王プロレス期においては、やはりアマレス出身の三沢や川田、菊地が多用していましたが、どちらかというと試合中盤の痛め技と化していました。

この技で印象に残っているのはゲーリー・オブライトさん。Uインターの試合写真では仕掛けられた側がものすごい勢いで投げられるので、写真の焦点が定まっておらず「消える魔橋」といわれていました。この技でブン投げてKOを取っていたこともありました。

高いところから高角度で投げ落とされるのですから、受ける方はきっちり受け身を取らないと大ダメージを負いますし、高山善廣選手のように上背がある選手が仕掛けると脅威的な破壊力となります。

仕掛けられた側がどう受け身を取ってダメージを最小限に抑えるか。その辺も見どころの一つで昔の全日本では仕掛けられた方は両腕をうまく広げてうまく受け身を取っていました。

WASでは当然実装されています。永原ちづるが代表的。だがやはり中堅選手にとりあえず覚えさせる痛め技になってしまっていることが多いです。

2012年5月30日 (水)

そして夏は来る20120530

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

5月の休みは5回だけでした。(しかもそのうち1回は徹夜明け)社畜で月に5日休めれば上等かもしれませんが。

5月2日(岐阜県50kmウォーク 神海から犬山まで)

  8日(岐阜県30kmウォーク 犬山から御嵩まで)

  15日(徹夜明け、会社の野球大会参戦)

  22日(岐阜県50kmウォーク、御嵩から明智まで)

  29日(岐阜県30kmウォーク、明智から伊勢神まで)

要するにPS2の電源を入れられないのでWASが全く進まない。こまったことです。

今週のスポーツニュースのようなもの

■巨人10連勝 

 ナベツネさんが喜ぶ。

■岩瀬19セーブ

 中日が僅差でしか勝てないので、勝ちゲームに出まくり。まだサファテよりは安定感がある。

■渕正信58歳、右肩痛で物々しいテーピングをして試合に(5.27後楽園) 

 過剰なテーピングは興ざめするし「ここが弱点です」と言っているようなもの。案の定そこを狙われて河野の腕ひしぎにとらえられ敗北。そのうちTシャツを着てファイトするようになるのだろうか。

■征矢匠、引退(征矢兄弟の弟の方)

  復帰戦がまさかの引退試合に。顎の負傷が悪化し、ドクターストップがかかったとのこと。デビュー1年で最強タッグに出場するなど将来を嘱望されていたのだが・・・

■魁皇断髪式

 1万人の魁皇コール。あれからもう10か月。一つの時代が終わった。

今週はこんなところ。

2012年5月29日 (火)

第1,317回 相羽和希の停滞

61年目6月

「バトルアトランティス」開幕。日本海側の都市を回るシリーズ。初戦山口大会でフォルトゥナ紫月(本名:伊吹香月)デビュー戦。相手は同期のセイウン草薙。勝った方がプロ初勝利となるこの試合、新人同士らしいグラウンドの取っ組み合いをへて、セイウン草薙が巻き投げを連発して主導権を握り、

「・・・はああっ」
鋭いフロントスープレックス、しかしフォルトゥナ返す。ならばとショルダータックルでなぎ倒したセイウン草薙がプロ初勝利を上げた。

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はハルカVSセイウン草薙。セイウン草薙も積極的に攻めるのだが、反撃をもらってしまうと動けなくなる。この日もハルカのニーアタックをもらってしまい3カウントを聞いた。勝負タイム9分22秒。

第2試合初瀬唯VS相羽和希。入社3年目になるのになかなか先輩を追い越してVIP入りの足がかりをつくれない相羽和希。

「要するに試合運びが下手なんですよ」
解説の杉浦美月がはっきり指摘。
この日も初瀬唯のグラウンドに必要以上に付き合ってしまいぱっとしないファイト。
「若手選手は自分のいいところを出すしかないというのに・・・」

けっきょく初瀬にドラゴンスリーパーをかけ続けられて半失神に追い込まれ、そこを突かれて、ショルダータックルにフォール負け。勝負タイム14分26秒。

「うーん・・・・厳しいことを言うようですけど入社3年目でこういうファイトしてたら後輩の選手にあっさり抜かれますよ」

第3試合はガイア尾白川VS真鍋つかさ。
「えいっ」
思い切りのいいファイトを見せた真鍋つかさ、得意のミサイルキックで尾白川を吹き飛ばして3カウント奪取。勝負タイム9分6秒。

休憩前の試合は村上千秋VS中森あずみ。よく攻めたのは入社3年目の中森あずみで、ストレッチプラムで散々痛めつける。しかし村上千秋も垂直落下ブレンバスター、裏投げの猛反撃。
―くっつ、意識が飛び・・・

2度目の裏投げをかろうじて返した中森あずみ、なおも村上千秋が組み付いてくるところをうまく押しつぶした。
「しまっ・・・」
そのまま3カウント。締まらないラストとなったが中森あずみが先輩越えを果たした。

**********************

後半に入りVIP同士の対決。セミ前は今治みさえが相手の力押しをしのいで、アキレス腱がためでぎりっと絞ってギブアップ勝ち。Hibariは4勝28敗となり、5位以下が確定。今治みさえも7勝25敗となり、5位以下が濃厚となっている状況。

セミはREIKO VS村上千春。典型的な打撃戦となったが、村上千春のいいハイキックが入ってしまい、REIKO苦しいファイト。どうにも力が入らず19分52秒、サソリ固めで幕。

REIKOは14勝18敗とここまで4位、5位に7ゲーム差をつけているのでVIP残留はほぼ決定だが・・・村上千春は16勝15敗1分け。ここまで貯金1できているのは立派。

メインイベント、先月60分やって決着のつかなかった試合の再戦、王者ブレード上原に対するは神塩ナナシー。おっとりとした神塩のペースにあわせてしまうから試合が長引く展開。やはり手の内を知られているからお互いに攻めづらいのか。

―向こうの息が切れるのを待つしかない。
パッシブな戦法に出たブレード上原、相手のスクラップバスター連発を受ける。
―はっ
やがて攻め疲れの見えた神塩にネックブリーカー。しかし神塩も同じ技で仕返し。
―そろそろかな。
「ティロフィナーレ!!」

叫んでからレッグラリアットを決めたブレード上原、神塩はガードできずまともに食らってしまった。吹っ飛ぶ神塩、フォールするブレード上原。
ワン、トゥ、スリー

これでブレード上原が8度目の防衛に成功。隙をうかがって得意技をぶち込む戦術が的中した。

2012年5月28日 (月)

第1,316回 61年目5月 バトルカデンツァ

61年目5月
ベテランの今治みさえが右ひじ痛で欠場。
新人の伊吹香月を採用、おっとりとした性格ながら柔道の経験があり実戦むきだと判断した。だが受け身に不安が多少あったので、5月は道場に閉じ込めて練習させた。

第2戦徳島大会でSPZ選手権。王者ブレード上原に対するは神塩ナナシー。同じ中学の先輩後輩の対決。お互い手の内を知り尽くしているので序盤はじっくりとした攻防を展開。そしてブレード上原がドロップキック連発でイニシアチブを取る。そしてトラースキック連打で中押し。

「はっ」
神塩ナナシーもエルボー連打で反撃したが、ヘッドバットで逆襲されバッタリと倒れる。
しかしブレード上原、決め手を欠き時間がずるずると過ぎていき、60分タイムアップ時間切れ引き分けとなった。
「勝てなかったのは悔しいですね・・・」
ともかくこれでブレード上原がV7に成功。

*************************

最終戦は横スペ大会。メインのカードが弱かったので満員どまり。

第1試合はセイウン草薙VS初瀬唯。ベテランの初瀬が試合をリード。タックル、ドロップキック、チョップと草薙を攻め立てる。やはりセイウン草薙、打撃をもらってしまうと苦しい。
「行くで」
最後は初瀬のローリングエルボーを食らって倒れたセイウン草薙、3カウントを奪われた。勝負タイム10分38秒。

第2試合は真鍋つかさVSハルカ。入社2年目のハルカ、先輩の真鍋つかさ相手に懸命のファイト。すばやい動きに懸命に食らい着いてゆく」。ニーアタックやショルダータックルで真鍋を追い込んでゆく。しかし真鍋もフェイスクラッシャーで応戦。試合は盛り上がった。しかしレッグドロップでハルカの動きを止めた真鍋、続くミサイルキックで勝利。勝負タイム23分50秒の熱戦を制した。

第3試合は中森あずみVS相羽和希。同期対決、この試合も攻めあい凌ぎ合いが展開されたが、15分38秒、STOを決めた中森あずみが制した。

前半最後の試合は村上千秋VSガイア尾白川。アンダーカードの選手は最終戦のみ評価の対象となるので真剣そのもの。VIP復帰のためにはお互い負けられない。しかしバックドロップを決めた村上千秋が優位に立ち、場外乱闘で散々痛めつけたあげく、2発目のバックドロップでグロッキーにさせ、3発目のバックドロップで戦意を奪い3カウント。
「弱すぎて話にならねえな」

勝負タイム10分27秒、その試合が終わると休憩。

*************************

休憩明けはVIPメンバーが登場。REIKO VSセモポヌメ。掌底連打でペースを掴んだREIKO、そのまま押し切り、ジャーマンで3カウント奪取。勝負タイム8分1秒。

セミは村上千春VS神塩ナナシー。エルボーの打ち合いで鼻から流血してしまった神塩ナナシー、これでムッとしたのかボディスラムで投げる。しかし出血を気にしてか、波状攻撃ができない。村上千春もえげつなく掌底で顔面を狙ってくる。そのまま両者相譲らず30分時間切れ引き分けとなった。

メインはブレード上原VShibari。ここまで勝率8.7%と星の上がっていないhibari、この試合もブレード上原が危なげなく試合を運び、19分2秒、バックドロップで試合終了。

VIPレース、3ヶ月終了時点では
1位 ブレード上原 勝率913
2位 神塩ナナシー 勝率682
3位 REIKO 勝率542
4位 村上千春 勝率435
5位 今治みさえ 勝率208
6位 hibari 勝率083
のようになった。ベテランの2人が苦しい状況。

2012年5月27日 (日)

第1,315回 セイウン草薙デビュー

61年目4月
SPZも創立60周年。意外なところから売込みが入った。

「実戦で使えそうな草薙流選手が出てきた。預けるから鍛えてくれんか」

SPZとつながりのある草薙神社から推薦が。近年は宗教団体というより、少年少女の合宿場と護身術ビジネスが資金源の宗教団体だが、古武術の大会は細々と開催しており、草薙神社近くに住む在家信者の子が、武術大会に出て全勝優勝したらしい。

神職いわく「100年に1人の逸材だが、自分が一番強いと思ってい仕舞うのもどうかと考え」SPZプロレスに修行に出した。その100年に1人の逸材、雲ヶ畑順子が入門。

「リングネームは『セイウン草薙』でいきましょう。」

なんでも草薙神社が経営している宿坊のひとつが青雲坊という名前で、そこから取ったネーミング。
「うわ・・・・」
道場でスパーリングをやらせてみても先輩選手の投げ技をきっちり受けている。
「これはモノが違う」

ブレード上原が断言。

************************

旗揚げ60周年記念エッセンシャル・シリーズ。古参選手のHibariが腰痛で欠場。しかたがないのでVIP公式戦は外人リザーバーで対応することにした。

初戦釧路大会、セイウン草薙のデビュー戦。相手は初瀬唯。やはり本番の試合ではまだ初瀬の動きについていけず、8分24秒、ショルダータックルでなぎ倒されてフォール負け。

最終戦は新日本ドーム大会。

「SPZ旗揚げ60周年記念大会」の大看板が掲げられた。

第1試合はハルカVSセイウン草薙。後輩ができたハルカ、エルボーをがつがつ入れてペースを握り、ショルダータックル2連発、何とか返した草薙、巻き投げで反撃したがそこまでで、3度目のショルダータックルでなぎ倒されて終了。勝負タイム7分42秒。

第2試合は初瀬唯VS相羽和希。入社3年目となった相羽和希がすばやい投げ技を多用してリード。初瀬のねちっこい攻めをしのいで、最後は
「おおおっ」
気合いとともにノーザンライトスープレックスで初瀬を投げきり、3カウント。

第3試合は中森あずみVSリュクスローズ82号。入社3年目の中森あずみ、レスリング技術は向上してきたが、まだまだ馬力に欠ける状態。この日もリュクスローズのラリアットを連発で食らうなど苦しい状況。それでも諦めずSTFやドラゴンスリーパーで反撃したが決め手を欠き、30分時間切れドローとなった。

第4試合は村上千秋VSセモポヌメ。アンダーカードに落ちてしまった村上千秋、Sクラ優勝者のセモポヌメを倒しておきたいところだったが、パワーの差は歴然。なんとか垂直落下ブレンバスターで反撃したが、ダメージが深く、決めきれない。
「ウァハハハハ」
セモポヌメのバックドロップを食らってフォール負け。勝負タイム11分56秒。

セミ前は神塩ナナシー登場、リザーバー外人のブリーズと対戦。意外にパワーのある神塩が優位に試合を進め、相手の反撃をしのいでアラビアンプレスで勝利。勝負タイム19分25秒。

セミは今治みさえVS村上千春。かつての団体ナンバー2も足腰の負傷に苦しみ、ここまで公式戦4勝11敗の5位という惨状。しかしこの日は奮起したのか、珍しくタイガースープレックスを繰り出し、村上千春から3カウント。29分26秒の熱闘を制した。

メインはブレード上原VS REIKOのSPZ選手権。蹴りがはまれば勝負がわからないタイトル戦だが、ブレード上原そのへんはよく分かっていてドロップキック連打で先制。
「これで決める!」
そして15分過ぎにティロフィナーレ炸裂、しかしREIKOも返してバックドロップ2連発で反撃。
ざわつきだす場内。しかしブレード上原、スクラップバスターで流れを止め、
「そろそろ決めるよ」
ジャンピングハイキックでREIKOをなぎ倒し3カウント奪取。26分55秒、6回目の防衛に成功。

2012年5月26日 (土)

旭天鵬伝説(下)

37歳8か月、普通なら能力減衰期に入るころだが、旭天鵬は現役を続け、5月場所ではまさかの快進撃。14日目は琴欧洲との対戦が組まれて「3時まで眠れなかったので映画を3本観た」が見事琴欧洲を投げてトップのまま千秋楽になだれ込み、千秋楽の本割で関脇豪栄道を懐の深さで振り回して勝利し、決定戦にコマを進めました。

優勝するかに思われた稀勢の里も千秋楽で脱落し、平幕同士の優勝決定戦、栃煌山VS旭天鵬という史上初の無茶苦茶な決勝戦となりました。この日2試合目の旭天鵬がやや不利かなと思われましたが(栃煌山は千秋楽不戦勝)、緊張の中でも冷静さを失わなかった旭天鵬、落ち着いて気負いのみられた栃煌山をはたきこんで優勝を決めました。

幕の内優勝は42名の幕内力士によって争われますが、上位陣総当たりは横綱から前頭3枚目くらいまでの地位で、前頭7枚目の旭天鵬は幕内前半戦の終わりあたりが定位置で、上位陣では大関一人を倒しただけで優勝というのは棚ボタのそしりをまぬかれませんが、こういうパターンの優勝も10年に一度くらいあるわけでして、ルールがそうなっている以上、旭天鵬の優勝は素晴らしいことだと思います。(審判部の割崩しが14日目からと遅かったのもあると思われますが)

「20年間相撲をやってきて本当によかった」

傑出した能力を持たず、モンゴルの後輩たちに追い抜かれても20年間地道にやってきた旭天鵬37歳がまさかの初優勝。あの旭天鵬が賜杯を抱く姿、優勝鯛を持つ姿を見て筆者はジーンときました。(まずないと思っていたので)付け人たちも泣いていました。こんな感動的なシーンはなかなか見られません。

優勝パレード、旗手(オープンカーで優勝旗を持つ人)は異例のことですが、横綱白鵬が務めました。同じ一門の、モンゴルの先輩。「自分の優勝よりうれしい」と語る白鵬。やはりモンゴル人力士のはしりとして尊敬されていたんだなーということか。大関日馬富士も「面倒見が良くて、よく焼肉に連れて行ってもらった」と自分のことのように喜んでいました。

旭天鵬37歳、もうさして長くはない土俵人生(来場所は上位総当たりとなるので大負けするでしょう)多少ラッキーな面があったにせよ、あきらめず、腐らずに努力を続ければ、時に神様はとてつもないプレゼントをくれる。そう考えさせられた大相撲5月場所でした。

2012年5月25日 (金)

旭天鵬伝説(中)

モンゴル人力士の草分けで、長身を生かした本格派として期待されながら最高位は関脇で、上位にはからっきし弱かったので、モンゴルの後輩の朝青龍や白鵬らに追い抜かれ、いつしか幕の内上位とまんなかへんを往復するエレベーター力士となった旭天鵬。

「横綱白鵬土俵入り、太刀持ち アミニシキ、露払い、旭天鵬」

後輩の白鵬の露払いを務める旭天鵬。モンゴル力士の古参として幕の内中位で活躍されていました。

基本のしっかりした四つ相撲はいいものを持っていましたが、真正面から取るタイプの力士だったので、魁皇にはお得意様扱いされ(通算1046勝目の相手も旭天鵬でした)、このまま「長くやってる平幕力士」として現役を終えるかに思えた旭天鵬でしたが、2012年5月、大どんでん返しが。

師匠の大島親方の定年に伴い引退して部屋を継ぐことが既定路線になっていた旭天鵬でしたが、「もう少しやってみたい」と本人が希望したため、いったん大島部屋を閉鎖して友綱部屋に移籍し現役続行。肌の張りは若々しいし、四つ相撲で基本のある人なので40歳まで現役を全うできるかと思われていました。

5月場所、五日目まで2勝3敗というパターンだったのですが、そこから白星を重ね、稀勢の里の足踏みもあってあれよあれよと優勝争いのトップに加わってしまいました。

前頭七枚目という地位は横綱大関と当る地位ではなく、13日目を終えて10勝3敗というまさかの好成績で、取組編成を担当する審判部は14日目に大関琴欧州と当てるカード編成を行いましたが、千載一遇のチャンスと思っていたのか旭天鵬、対戦成績で分が悪かった琴欧洲を上手投げで投げ飛ばしました。これでまさかの初優勝の目が出てきました。

(続きます)

2012年5月24日 (木)

旭天鵬伝説(上)

(予定を変更して旭天鵬優勝特番をお送りいたします)

大相撲5月場所は誰がブックを書いたのかと思わせるくらい無茶苦茶なケツマツとなりました。

横綱白鵬を追う6大関というのが前評判だったのですが、

中盤に白鵬がまさかの3連敗ということもあって優勝争いは混沌状態に。

稀勢の里が10勝1敗で2差をつけた時点ではああ稀勢の里優勝かと思われましたが、プレッシャーに押しつぶされたのか連敗し、平幕の旭天鵬・栃煌山に並ばれました。

んで、千秋楽、稀勢の里はバルトを攻め込んだものの敗れて脱落。

まさかまさかの平幕同士の優勝決定戦。栃煌山VS旭天鵬

栃煌山も若手期待のホープで地力があるのですが、旭天鵬が20年の経験からくる落ち着きを見せて栃煌山をはたきこんで、37歳にして奇跡の初優勝。賜杯を受け取る映像を見てうそだろうと思いましたが、ごくまれにある平幕優勝のパターンなのか。

旭天鵬は1992年来日し、大島部屋所属のモンゴル力士のパイオニアとしてデビュー。今でこそ相撲界に一大勢力を築いているモンゴル勢だが、旭鷲山・旭天鵬が先駆者だった。厳しい稽古に耐えかねて入門半年で集団脱走しモンゴルに帰国するも、大島親方がモンゴルまで説得しに来て翻意。それ以来着々と実力をつけ、1998年に新入幕を果たした。

私が旭天鵬を初めて見たのは1997年、小錦と対戦したときだった。小錦最後の場所で、十両上位だった旭天鵬との対戦が組まれ、取り直しの相撲を制した旭天鵬。このとき「モンゴルの若手に負けるようでは小錦も終わりか」と思ったことを覚えています。

技のデパートとして一世を風靡した旭鷲山のような派手さはないが、長身を生かした正統四つ相撲の本格派として注目されましたが、ずば抜けた能力の持ち主ではないので横綱や大関との対戦ではめっぽう弱く、平幕上位で負け役をこなすフツーの力士として終えるかと思われましたが、基本のある人なので、30代に入っても能力はなかなか落ちませんでした。

(続きます)

2012年5月23日 (水)

旭天鵬優勝に感動した20120523

こんばんわ、

WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの。

■野球

巨人がいよいよ調子を上げてきました。巨大戦力と若手の歯車がかみ合い始めています。

岩瀬16セーブ

日曜日の西武戦も1人を抑えてセーブを稼ぎました。日本球界を代表する抑えはいまだ死なず。

石井琢朗打率143.

代打要員で出続けるも、結果が出ず・・・これはもう落日なのか。

■プロレス

ゲットワイルドベルト防衛失敗(未確認だが)

真田ドーリングが王座奪取。

ゲットワイルド解散か?

■相撲

旭天鵬まさかの優勝

20年分の涙。感動した。

2012年5月22日 (火)

第1,314.5回 SPZ60周年!!

時に西暦2069年、首都圏主要駅の駅貼りポスターを、SPZ60周年記念興行のポスターがジャックした。私服姿のブレード上原がかっこよく一人写真に納まり、その下に

「SPZ 60th」

の大文字が。

その下に開催日時および対戦カードが印刷されていた。

***********************

2069.4.21 新日本ドーム 18時30分試合開始

1.ハルカ VS セイウン草薙

2.初瀬唯 VS 相羽和希

3.中森あずみ VS リュクスローズ82号

4.村上千秋 VS ユーリ・セモポヌメ

5.神塩ナナシー VS (対戦相手未定)

6.今治みさえ VS 村上千春

7.SPZ世界選手権

  王者 ブレード上原 VS挑戦者 REIKO

特別リングサイト10,000円リングサイド8,000円アリーナA6,000円アリーナB5,000円スタンド席3,000円

皆様に支えられまして、株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットは旗揚げ60周年を迎えることができました。お客様各位、お取引先各位、選手社員スタッフ各位、すべての方に、感謝します。 代表取締役社長 黒田宏

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横浜のお嬢様プロレス。SPZ、旗揚げ60周年。

シリーズ開始前には横浜ベイサイドホテルのバンケットルームを借り切り、豪華な「旗揚げ60周年記念パーティー」を行った。お取引先、プロレス記者さんたちを招待しての盛大な宴が催された。

選手大量離脱騒動など、紆余曲折いろいろあったものの、現在は格闘技色の強いプロレス団体として世の中に認知され、これからも日本のプロレス文化を支えてゆくとみられていた。

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(筆者より、ようやく旗揚げ60周年までこぎ着けました。リプレイの在庫は68年目2月まであり、まだ8年分バッファを持っているのですが、最近はほとんどPS2の電源を入れることができていません。まあ頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします)

2012年5月21日 (月)

第1,314回 60年目3月 ファイヤーソウルシリーズ(筆者寝落ち)

60年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
春夏の1000万円争奪レース開幕。

第2戦の岩手で波乱が。SPZ王者のブレード上原が1期下のREIKOのジェットスマッシュ直撃弾を食らってまさかの敗北を喫した。

第5戦宇都宮でSPZ選手権試合。王者 ブレード上原に対するは神塩ナナシー。
―向こうは追い込まれると脆い面がある。 とにかくガンガン攻めてく
ブレード上原と同じ学校1年したの神塩ナナシー、積極的に攻めたのだが、受けきったブレード上原が

「ティロ・フィナーレ!」
ものすごいレッグラリアットで反撃開始。しかし神塩もシャイニングウィザードを繰り出すなど懸命の反撃。最後はパイルドライバーを狙った神塩を、ブレード上原が冷静にリバースに切り返して3カウント。勝負タイム30分20秒、王者が5度目の防衛に成功。

「神塩さんに負けるわけにはいかない。防衛回数はあまりきにせず、1シリーズ1シリーズ乗り切っていくだけ」(B上原)

*****************************

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はハルカ VSリュクスローズ92号。ハルカも地力をつけてはきたものの、リュクスローズのパワースラムに悶絶し3カウントを奪われた。

第2試合は初瀬唯VS中森あずみ。地味なグランドの攻防が展開されたが、エルボーを連打した中森あずみが優位に立ち、そのままタックル連発で押し切って3カウント。29分29秒の熱戦を制した、

第4試合の村上千秋vs真鍋つかさ。なんと真鍋がレッグドロップで村上千秋を下した。
(筆者ここで寝落ち)

*******************

後半はVIP6人の公式戦、セミ前の試合は村上千春がサソリ固めでhibariにギブアップ勝ち。セミは神塩ナナシーがREIKOをダイビングプレスで仕留めた。

メインはエースのブレード上原が登場し、ベテランの今治と対戦。今治の執拗なスリーパー攻めに手こずったB上原、そのままズルズルと攻め込まれ、最後は今治のタイガースープレックスを返せず、24分50秒まさかのフォール負け。

この結果8試合消化時点での星取りは以下の通りとなった。
1位 ブレード上原 6勝2敗
2位 神塩ナナシー 5勝3敗 1ゲーム差
3位 村上千春・REIKO 4勝4敗 2ゲーム差
5位 今治みさえ 3勝5敗 3ゲーム差
6位 hibari 2勝6敗 4ゲーム差   

2012年5月20日 (日)

第1,313回 60年目2月 ワンナイトトーナメント

60年目2月

シリーズ最終戦は横スペ大会。なんと8選手参加による「第1回湘南カップ ワンナイトトーナメント」が開催された。

大船藤沢茅ヶ崎あたりの地元企業がスポンサーとなり、賞金300万円をかけて争われるトーナメント。一夜勝負なので、組み合わせ次第では中堅選手にも優勝の可能性はある。

B上原(バックドロップ 12.19)村上千秋

「3試合は重いですね」
しかしブレード上原、エースとしての責任感で優位に試合を運ぶ。対する千秋はVIP落ちが確定したためかどうも元気がない。けっきょくこのところ上原が多用しているバックドロップでブレード上原が順当勝ち。

REIKO(掌底からの片エビ固め 23.28)hibari
「ヤアッ」
来月からVIP入が決まっているREIKO、得意のジェットスマッシュでhibariを吹っ飛ばす。これはなんとか返したhibariだったが、続く掌底で殴り倒され無念の3カウントを聞いた。
「ハッ・・・ハッ・・・・準決勝上原さん?無理無理!!」
勝つには勝ったが20分を越えるファイトで疲労困憊のREIKO。

神塩(シャイニングウィザードからの片エビ固め 8.34)G尾白川

神塩ナナシーが余裕を持ってガイア尾白川を下した。.

今治(ニーリフトからの片エビ固め 30.19)村上千春

これからVIPで闘っていく村上千春、対戦相手の今治には今後のことを考えると勝っておきたい。試合はじっくりとしたグランドの攻防、そして掌底の打ち合い、そして大技のしのぎあいという重厚な展開。今治のノーザン、千春のジャンピングハイキックも決定打にならず、最後は
「ぐうううお」

今治、ドラゴンスリーパーで弱らせておいてのニーリフトで千春を振り切った。30分を越える熱戦。

***********************

15分のインターバルを挟んだ後、トーナメント準決勝の2試合。

B上原(バックドロップからの片エビ固め 5.17)REIKO
1回戦で疲労していたREIKO、あっさり上原にやられてしまった。

「申し訳ないですけど…2試合目なので、あれが精一杯です」

神塩(ダイビングプレスからの体固め10.00)今治

第8試合で30分やって疲労困憊のままリングに上がった今治、得意のドラゴンスリーパーで一発狙ったもののロープに逃げられ、攻め疲れたところに反撃を食らいダイビングプレスで敗北。

*****************************

そしていよいよ決勝戦。沖縄出身の2人が順当に勝ち上がった。

B上原(ネックブリーカーからの体固め 8.15)神塩

いきなりアラビアンプレスで勝負に出た神塩だが、B上原落ち着いてフォールを返し、トラースキックで反撃開始。しかし神塩もシャイニングウィザード。
この攻防でもうお互いゼエゼエ。無理もない。3試合目なのだ。

「せえっ」
ブレード上原延髄斬り。神塩2で返す
「はあっ」
ブレード上原裏拳、神塩何とか脚をロープへ、しかし続けざまにネックブリーカーを決めたブレード上原が3カウントを奪取し、優勝賞金300万円を手に入れた。
「皆さんの応援のおかげで優勝することができました」
ブレード上原がワンナイトトーナメントを制した。

2012年5月19日 (土)

第1,312回 入れ替え戦、そしてハルカの成長

60年目2月
「スノーエンジェルシリーズ」開幕。

第7戦までの巡業は、公式戦の行われないオープン戦形式のマッチメイクとなったため」、普段は見られない若手VS上位選手のカードも組まれた。

新人のハルカ、すらりとした長身と瞬発力の強さで会社からも一目おかれるようになった。初戦沖縄大会では休憩前の試合で古参の今治みさえと対戦。

ワン、トゥ・・・ドドドド
今治のジャーマンSHをギリギリで返したハルカ、

―受けも強くなってきたな・・・・

しかし今治、すかさずノーザンライトSHを決めて3カウント奪取。ハルカ、それでも大先輩相手に15分39秒の試合を成立させた。

今シリーズ、地方7連戦の目玉は休憩明けで組まれた村上姉妹のシングル7連戦。勝ち越した方がVIPカードに入れる入れ替え戦である。

「あーあ、めんどくせー」

村上千秋がぼやく。VIPとアンダーカードに分かれる前のカード編成でも、姉妹だからという理由でシングル対決は回避されていたのだが、VIP5位に千秋が収まり、アンダーカード2位に千春が食い込んだ以上仕方がない。

しかし姉妹だからといって容赦はしない。初戦沖縄大会。蹴りのラッシュをかけた村上千春が先勝。

沖縄大会、セミとメインで地元選手が凱旋。まずセミでは神塩ナナシーがリュクスローズ92号と対戦。好勝負の末ダイビングプレスで神塩が勝利。

そしてメインはSPZ王者・ブレード上原が凱旋。常連外人と化したセモポヌメと対戦。セモポヌメのパワーに手こずったブレード上原だが、最後は痛烈なバックドロップを決めて3カウント奪取。故郷に錦を飾った。

***************************

「4連勝するつもりでやる」
第2戦も村上千春がキックの嵐で千秋をなぎ倒し12分26秒、フォール勝ちをスコア。

「村上千秋、後半の試合はあんたには家賃が高いから、アンダーカードで遊んでろ!」
勢いに乗る村上千秋は第3戦静岡大会でも蹴り蹴り蹴りで村上千秋の戦意を挫き、最後はタックルでなぎ倒してフォール勝ち。怒涛の3連勝で王手をかけた。

「あと1勝!」

そして第4戦岐阜大会。入れ替え戦、負けたら終わりの村上千秋も懸命のファイト。しかし勢いに乗る千春も要所で掌底をぶち込む。

―とにかく今日勝たねえと、明日からがない・・・

村上千秋、ミサイルキック、裏投げと懸命の攻め。
「くらえっ」
バックドロップ。しかし千春も場外へエスケープ。そのあとひとしきり場外でやりあったあと、
「つぶれろ!」
この試合2度目の裏投げで村上千秋が1勝を返した。勝負タイム18分6秒。

「残り3つのうちひとつ勝てばいいとは思わない。そう考えた時点でやられる。村上千秋というレスラーの恐ろしさは私が一番良くわかっている」(村上千春)

***********************

そして第5戦、村上千春が掌底を連発して勝機をうかがい、相手が弱ったのを見計らって
「オオーッ」
形が若干崩れたもののパワーボムを初公開。12分27秒、これで3カウント。4勝目を挙げてVIP入りを果たした。

「アー、クソッ」

村上千秋、第6戦和歌山第7戦長野と消化試合で村上千春に2連勝したが、もはや後の祭り・・・・入れ替え戦の対戦成績は村上千春の4勝3敗となった。

第7戦長野のセミで、ハルカVS神塩ナナシーの初対決が実現。なんとハルカが粘って粘って、神塩の攻めを耐え続ける。25分40秒、最後は神塩のダイビングプレスに敗れたもののニーアタックを連発するなど存在感を発揮した。

「あと1年もしないうちに後半の試合に入ってくると思うわ・・・」

そして最終戦は、横スペ大会。

2012年5月18日 (金)

第1,311回 39勝1敗の女

60年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。秋冬1000万円争奪レースも最終節。とはいえ優勝はブレード上原で決まってしまっているので消化試合。

「これが最後のチャンス、悔いのないようにやる」

初戦カイメッセ山梨大会でSPZ選手権試合、王者ブレード上原に対するは今治みさえ。
今治の動きも相当落ちてきており、寝技で活路を見い出すしかない。しかし、そのへんのところはブレード上原もよく警戒し、距離をとってのファイト。1回だけリング中央で今治のドラゴンスリーパーが決まったが、力ずくでロープへ逃げた。これで攻め手のなくなってしまった今治、そのままズルズルと押されていって、

「行くヨッ」
2度目のバックドロップで3カウントを奪われた。

王者が4度目の防衛に成功。勝負タイム19分57秒。

****************************

シリーズはそのあと九州地区を転戦。5位の村上千秋が追い上げを見せ、4位のhibariを直接対決で連破し、2位の神塩からも1勝を挙げ、hibariとの差を詰め、第4戦の鹿児島大会ではついに抜いて4位に躍り出た。しかし、村上千秋、公式戦最後の3試合はブレード上原戦なのに対し、hibariは最下位のガイア尾白川戦が組まれている。

案の定第6戦第7戦と村上千秋は連敗し、逆にhibariは尾白川相手に連勝したので順位が再び入れ替わり、最終戦を残してhibariの4位、村上千秋の5位が確定した。

「あー、クソ」(村上千秋)

これで村上千秋は翌月、アンダーカード2位選手との入れ替え戦に回ることとなった。
最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は初瀬唯VSハルカ。新人のハルカも1年近くSPZマットで揉まれ、体つきがしっかりしてきた。ベテランの初瀬に対しても一歩も引かない。タックルの打ち合いも互角。しかし最後はハルカの動きが落ちてきたのを冷静に読み取った初瀬がドラゴンスリーパーを決めてギブアップ勝ち。勝負タイム25分8秒。

第2試合は真鍋つかさVS中森あずみ。この試合も20分を越える熱戦、まだVIP入りの可能性を残している真鍋が積極的に攻めるも、中森あずみも要所要所で反撃。最後は中森あずみが強烈なエルボーを叩き込んで先輩越えに成功。勝負タイム27分47秒。

第3試合は村上千春VS相羽和希。ガンガン蹴りまくった村上千春がそのまま押し切り、9分50秒、相羽をなぎ倒した。この結果、村上千春のアンダーカード2位が決定し、2月シリーズで実姉の村上千秋との入れ替え7連戦に挑む。

第4試合はREIKO vS セモポヌメ。既にアンダーカード1位でVIP返り咲きを決めているREIKO、この日はSPZクライマックス優勝者のセモポヌメと熱い攻防を繰り広げ、最後はジェットスマッシュでよろめかせたところへ延髄斬りを叩き込んでフォール勝ち。11分22秒。

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休憩明けの3試合はVIPの対決、セミ前はhibariVSガイア尾白川。なんとかVIP残留を決めたhibariが力任せのファイトで追い込み、最後は豪快にパワーボムで仕留めた。勝負タイム11分4秒。

Hibariの戦績は17勝22敗1分け、勝率436の4位。ガイア尾白川は5勝35敗、勝率125.と最下位に沈み、3月からはアンダーカードで出直しとなった。

セミは今治みさえVS神塩ナナシー。勝ったほうが2位確定というシュールな戦い。今治みさえが若い神塩の攻勢を懸命に耐えつつ、すきあらばグラウンドに持ち込む展開。けっきょくそのまま30分が過ぎ、時間切れ引き分けとなった。

これで通算成績は今治みさえが21勝17敗2分け、勝率553.神塩が21勝18敗1分け、勝率539.引き分け一つの差で今治みさえが2位、神塩が3位となった。

メインはブレード上原VS村上千秋。相手の攻めを適度に受けてから、14分56秒、ネックブリーカーで3カウント奪取。ブレード上原、39勝1敗、勝率975でレースを終えた。半年間で一つしか負けなかったのは凄い。

村上千秋は15勝25敗の勝率375となり、5位に沈み、VIP残留できるかどうかは来月の入れ替え戦次第となった・・・・

2012年5月17日 (木)

プロレス技シリーズ25 ローリングクレイドル

「あーっと南利美、小川ひかるを捕らえた、背後に回ってコブラツイストか。いや、そのまま足を取って倒れこんで、回り始めた!

 「これでお仕舞ね」

「あーっと、小川ひかるがおもちゃのように回される、回されるー

「回転揺り椅子固めという技ですね。南さん渋い技を使ってきますね」

「あーっともう小川、何回まわされたのか分からない。三半規管は大丈夫か、止まった、そのままフォール!返せるか、返せるか、ダメだー!!」

「14分26秒、回転揺りイス固めで南利美の勝ち」

「解説の保科さん、南選手が渋い技をフィニッシュに使ってきましたね」

「そうですねー、南選手の関節技は一通り小川さん知ってますから、回転揺りイスで小川選手の目を回させて、その隙をついてフォール勝ちを取りに来ましたね」

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大昔からぼそぼそと受け継がれている技、ローリングクレイドル。(回転揺りイス固め)コブラツイストの要領でとらえてそのまま相手の足を片手片足でフックしつつグラウンドに倒れこんで、そのまま勢いつけて相手もろともマット上を円を描くように何回か回転させることで、相手にダメージを与え、そのまま最後は止まってフォールに持ち込むという技です。

何度も回転させられた相手は目が回ってしまっているのでフォールを返しにくい・・・ようです。また、ジャイアントスイング同様に試合中の定番ムーブに組み込み、「いつもより多く回しております」とやることで仕掛ける側の気迫を表現できます。

あのテリー・ファンクが日本マットに持ち込み、90年代では若き日の小橋健太が良く使われていました。どう考えても大ダメージを与える技ではなく、渋いレスリング技術を見せる技なので、フィニッシュになるパターンは少なく、試合後半のつなぎ技となることが多いです。

ある程度速く回した方が見栄えが良いため、やられる側にも一定の技量が必要なのか、小橋選手がこの技を仕掛ける相手で多かったのが馬場さん、そして渕選手でした。巨体の馬場さんがオモチャのように回されるのを目にすると、プロレスは奥深いと感じます。

最近では全日本の新鋭、真田聖也選手がよく使われています。打撃や大技に頼る現代プロレスから一線を画すという意味で、この技を持ち技に加える意味は大きいのでしょう。

WASでは残念なことに当然実装されていません。小川さんが回される姿を見たいのですが。

2012年5月16日 (水)

やや暑かったり涼しかったり20120516

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

春から夏への季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は働かされすぎでWASのプレーを先に進めることができません。

今週のスポーツニューのようなもの

■プロレス

チャンピオンカーニバルは太陽ケアが諏訪間との決勝戦を制しました。7.1両国で秋山の三冠に再挑戦。いまさらケアなのかという気もするが、まあ至宝奪還に期待しましょう。

すぐに次期シリーズが開幕。MAZADAが地味にシリーズ復帰。平井さんの一件は時が解決での有耶無耶になってしまうのでしょうか。渕正信58歳も九州巡業に参戦。開幕戦ではKAIとシングルマッチを行い足4の字で敗北。そのあとは6人タッグ中心の起用が続くらしい。

■相撲

白星製造マシーン、白鵬がまさかの6勝4敗、優勝絶望的

あの白星製造機・白鵬がまさかの格下3連敗。1次減衰期の始まりか。指のはく離骨折が痛いのか。10日目をテレビ観戦した限りでは鶴竜に快勝したので、一時的にガタガタット3連敗しちゃっただけだと信じたいが。これで5月場所の優勝は誰の手に。消去法で考えると稀勢の里か。

■マラソン

仙台ハーフマラソン、藤原新と川内優輝の対決は藤原2位川内4位。タイム差は17秒。藤原が五輪本番へ向けて順調なしあがり。最強市民ランナー川内、次回出走は5月20日、岐阜清流ハーフマラソン。

■野球

中日浅尾2軍落ち

中日リリーフ陣ピンチ。球界を代表する抑え・岩瀬も経年劣化しているが、浅尾もピリッとしないので、首脳陣は浅尾を二軍降格させリフレッシュを判断。

エドガー巨人復帰

あんなB級外人取るより若手を育てた方がよいとも思うが。

セリーグ、5位6位は決まっているので、4位争いから目が離せない。

2012年5月15日 (火)

第1310.5回 心の檻

時に、西暦2068年

年内すべての興行を終えて、年の瀬のさなか。ジャージ姿のハルカは本社に出向いた。

「し、失礼します・・・」

横浜のお嬢さまプロレス団体、SPZでは四半期に一度、給与に関する面談がある。各選手が一人ずつ本社の応接室に呼ばれ、総務部長と面談し、評価に基づいて改定された給与辞令を受け取る。

「いつもご苦労さん。で、本題の給与辞令なんだけど、はいこれ」

総務部長がハルカ(本名:大月遥)に小さい茶封筒を手渡す。

「中あけてみて」

ハルカ、封筒を開けて中に入ったA5 1枚の紙を見やる。

**********************

大月遥様。2069年1月1日付で下記の通り給与の改定を行います。

基本給 100,000円

出場試合給 1試合 56,250円

**********************

「まあ、そういうことで。何か聞いておきたいこととか、要望とかありますか?」

「・・・・いえ・・・・特にないです」

「じゃ、これからも頑張って」

ー8試合出れば、額面の月給が55万。手取りでも40万はいく・・・・

デビューした時は確か1試合の出場給が33,000円だった。予想以上の給与の上がり方にハルカは暗然とした。給与辞令をポケットにしまい、帽子をかぶって、用もないのに地下鉄に乗り込んだ。

ー会社は、私に期待をかけている・・・・・の・・・・?

道場での痛い練習、長距離の移動、そして痛い試合前の練習、そして痛い試合。先日ようやく初勝利を得るところまで来たが、相羽さんとの試合ははずみで膝が入っただけ。初瀬さんとの試合は向こうが折れたっぽかった。

ー自分はプロレスに向いてない。

それでも辞めるという言葉を飲み込んだのは、つまるところお金だった。毎月25日にブルーライト銀行の大月遥名義の口座にギャラが振り込まれる。遊びにも行かず、寮生活で衣食住は保障されているので入社して9か月、粘るごとに預金残高が増えていった。実家の母親に相談したが「あなたが稼いだお金だから、あなたが必要とするものに使いなさい」と言われた。

ー生きているのが、辛い。

ハルカ、年末の休みは帰郷しなかった。表向きは「トレーニングに専念したいから」と言ったが、本当のところは実家に帰ったら正月明けに再上京したくなくなるからだった。ボディスラムやブレーンバスターで投げつけられる時の衝撃。ただただ怖かった。

ーもっと頑張ることなんて、できない・・・よ。

地下鉄は闇の中を走り続けていた。

2012年5月14日 (月)

第1,310回 ハルカ、初勝利

60年目12月
「歳末バトルグランデ」開幕。

第2戦の広島若草アリーナ大会で、新人のハルカがプロ初勝利。先輩の相羽和希をニーアタックでなぎ倒して3カウント。

「た、たまたまです・・・」

そしてハルカ、5戦目のしゃちほこドームでは初瀬唯と29分32秒の熱戦の末、ニーアタックからショルダータックル2連発と畳み掛けて、先輩の初瀬からもフォール勝ち。

「上背があって、見た目より力がある。あと2年もすれば、恐ろしい存在になるかもしれへん」

初瀬唯、息を切らしながら新人を評価。

*****************************

そして最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はハルカVS中森あずみ。先輩相手から2勝を挙げるなどようやく芽を出しかけてきたハルカだが。この日の相手は基礎のできている中森あずみとあってグラウンドでの攻防では悲鳴をあげまくった。それでも数少ない攻めてのニーアタックで中森をぐらつかせたが、これで本気になった中森、ドラゴンスリーパーでしめあげてギブアップを奪った。勝負タイム13分10秒。

「本気じゃなきゃ勝てなかった。そのくらい怖い相手」

敗れたが先輩を本気にさせたハルカ。これは将来が楽しみである。

第2試合は初瀬唯VS真鍋つかさ。先手先手と攻めた真鍋が優位に試合を運び、最後はレッグドロップで3カウント奪取。勝負タイム14分58秒。

第3試合は相羽和希VSユーリ・セモポヌメ。Sクラ優勝経験のある実力者セモポヌメに相羽がどこまで食らい付いていけるかがポイントだったが、得意のノーザンは決めたのだが、
「ウォー、ソンナ攻撃ハキカネエ」

受けきったセモポヌメ、バックドロップでお返し。これで目の前がぼうっとなってしまった相羽、無念の3カウントを聞いた。勝負タイム8分41秒。

今シリーズの相羽はハルカに3カウントを許すなどいまいちぱっとしない。

休憩前第4試合はREIKOVS村上千春。お互いVIP入りをうかがう上で負けられない一戦。しかし打撃を効果的に入れたREIKOが徐々に優勢となり、最後はカウンター気味に掌底を入れて、23分27秒、フォール勝ちを収めた。これでREIKOはアンダーカードの順位1位をほぼ確定となり、VIP返り咲きが決定的となった。

**************************

休憩後はVIPカードの3試合。

村上千秋(10勝21敗)VSガイア尾白川(5勝26敗)。村上千秋が垂直落下ブレンバスターを決めて11分49秒、尾白川にフォール勝ち。

最下位で低迷するガイア尾白川、5位の村上千秋とは6ゲーム差がついてしまい、自動降格が濃厚となってきた。

セミは今治みさえ(17勝14敗)VShibari(14勝17敗)。古参同士の対戦。Hibariの力押しに手を焼いた今治だったが、ドラゴンスリーパーでぐったりさせる。しかしhibariも砕けそうな意識の中懸命に反撃、そのまま両者決め手を欠き、時間切れ引き分けとなった。負けなかったhibari、5位の村上千秋に3.5ゲーム差をつけて、VIP残留に半歩前進した。

メインはSPZ戦、王者ブレード上原に対するは神塩ナナシー。いまのB上原に勝つ可能性がわずかながらあるのが神塩ナナシー。

神塩ナナシー、得意のアラビアンプレス、ネックブリーカーを決めたのだが、受けきったブレード上原、ネックブリーカーのお返し、スクラップバスターで反撃。最後は突進してきた神塩をたくみにローリングクラッチホールドで丸め込んで3カウント。

ブレード上原、25分48秒で危なげなく3度目の防衛に成功。31勝1敗と驚異的な勝率で、2位の今治に13.5ゲーム差をつけ、最終月を待たずして下半期の賞金奪取が決定。

年末のプロレス大賞、MVPをブレード上原、新人賞にはハルカが輝いた。

2012年5月13日 (日)

第1,309回 60年目11月 ダイヤモンドシリーズ

60年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

初戦の青森大会でいきなりSPZ世界選手権が組まれた。王者ブレード上原、防衛戦の相手は神塩ナナシー。美冬が引退し、今治の力も落ちてきて、相対的に神塩が団体ナンバー2になりつつある。この日もアラビアンプレス、バックドロップで同郷の先輩、ブレード上原を追い込む。

しかしブレード上原もトラースキック、裏拳で反撃、試合は盛り上がった。
「せっ」
神塩2度目のバックドロップ。しかし返したB上原、フェイスクラッシャーでたたきつけたあと、
「これがバックドロップだ」

バックドロップのお返し。これで頭を打ってしまった神塩、フォールを返せず終了。勝負タイム24分24秒。王者が2度目の防衛に成功。

**********************

最終戦は横スペ大会。

第1試合は初瀬唯VSハルカ。

新人のハルカ、まだプロとしてのスタミナに難があり、この日もベテランの初瀬唯に腕関節を取られまくって悲鳴をあげたが、懸命にニーアタックを繰り出して意地を見せる。しかし最後は初瀬がロープに振られたところをうまーく背面トペに切り返して押しつぶし、13分32秒、フォール勝ち。

第2試合は相羽和希VS中森あずみ。入社2年目同士の対戦。
「すごいのいきます!」
相羽和希がノーザンライトSH。これはロープに逃れた中森あずみだったが、肩が腹に入ってしまったのか苦しい表情。続く相羽のドロップキックにあえなく3カウントを許した。勝負タイム11分59秒。

第3試合は村上千春VS真鍋つかさ。
VIP入りが視界に入っている両者の対戦。村上千春の気魄も凄いが、真鍋もそれをたくみにいなす。もつれた攻防は
「ウリャッ」
村上千春がDDT2連発で制した。勝負タイム22分19秒。
「手間かけさせやがって・・・・後半で試合するためには落とせねえんだよ」

休憩前第4試合はREIKO VS セモポヌメ。
セモポヌメはラフライトを織り交ぜながらREIKOを追い込む。しかしREIKOも場外戦でお返し。最後はセモポヌメが強引にパイルドライバーを仕掛けようとしたところを、冷静にリバースで切り返してそのまま3カウント。勝負タイム12分7秒。

*************************

休憩明けはVIP同士の対決、まずセミ前は今治みさえVSガイア尾白川。ここまで11勝12敗と借金1で来ている今治。勝っておきたいところだがガイア尾白川のスピードに手こずる。
「くらえっ」
バックブローで殴られダウンする今治。しかし相手のダイビングプレスの追撃を転がってかわす。けっきょくもたつきながらも相手の動きが鈍った頃合いで膝蹴りを叩き込み3カウント奪取。今治が星を五分に戻した。ガイア尾白川は4勝20敗と最下位。よほど奮起しないと自動降格である。

セミは村上千秋(7勝16敗)VS神塩ナナシー(13勝10敗)。この試合は村上千秋の気魄が勝り、垂直落下ブレンバスターで弱らせてからのミサイルキックで勝利。勝負タイム18分26秒。

メインイベントはブレード上原(22勝1敗)VShibari(12勝11敗)。ベテランだが力があるのでまだまだ元気なhibari、しかしきょうの相手はSPZ王者のブレード上原とあっては分が悪い。持ち前の馬力で懸命に応戦したのだが、受けきったB上原が延髄斬りでフォール勝ち。敗れたhibari、それでも34分6秒の熱戦を成立させた。

2012年5月12日 (土)

第1,308回 60年目10月 ビッグパワーシリーズ

「じゃあな、ハルカ。目いっぱいやれよ」

あの引退試合から2日後、美冬はお世話になった関係者や支援者たちのために「引退記念パーティー」をベイサイドホテルの小宴会場で開いた後、その夜の夜行列車で帰郷の途に就いた。横浜駅の改札口前で付け人のハルカに手を振った後、東海道線ホームへ歩き出した。

「・・・・・・・・」

ハルカ(本名:大月遥)16歳、師匠核の先輩がいなくなって気落ちしていた。

*******************

60年目10月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。
最終戦の新日本ドーム大会のみリポート。

第1試合は外人同士のシングルマッチ。リュクスローズ92号が豪快なパワースラムでセモポヌメを仕留めた。

セモポヌメ、SPZクライマックス制覇はやはりまぐれだったのか。

第2試合は相羽和希VSハルカ。

デビュー以来勝ち星のないハルカ、今日も自信のなさげなファイト。やはりズルズル攻め込まれてしまい、最後は相羽のボディスラムに力尽きた。勝負タイム10分48秒。

第3試合は真鍋つかさVS中森あずみ。真鍋が持ち前のスピードを活かし、ペースを握り、15分57秒、レッグドロップで中森を押さえ込んで勝利。

休憩前第4試合はREIKO VS村上千春.
(筆者ここで寝落ち)
この試合はお互い譲らず30分時間切れ引き分けとなった。

そして休憩後はVIPのカード。

セミ前は村上千秋VS今治みさえ。なんと村上千秋が垂直落下ブレンバスターで団体ナンバー2の今治に勝ってしまった。勝負タイム15分33秒。

セミは神塩ナナシーVS hibari。 落ち着いてファイトした神塩が優位に試合を進め、最後は11分18秒、逆片エビで終了。

メインはブレード上原がガイア尾白川をあっさりと、ティロフィナーレで退けた。勝負タイム13分17秒。

この結果1000万円争奪VIPレースは、

1位 B上原 15勝1敗
2位 今治  9勝7敗 首位と6ゲーム差
3位 神塩 8勝8敗 首位と7ゲーム差
4位 村上千秋 7勝9敗 首位と8ゲーム差
 同 hibari 7勝9敗
6位 ガイア尾白川 2勝14敗 13ゲーム差。

2位から5位までがまだ団子状態である・・・・

2012年5月11日 (金)

第1,307回 最後の仕事

60年目9月

美冬 最終シリーズ

そして最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は相羽和希VS真鍋つかさ。若手選手同士の一戦がオープニングに組まれたが、スピードに一日の長がある真鍋が優位に試合を運び、エルボーをガスガス当てていって、場外戦でもコーナー最上段からミサイルキックを叩き込むなど破天荒なファイト。しかし相羽もノーザンで反撃し、最後はエルボーで真鍋を吹き飛ばして3カウント。勝負タイム14分52秒。相羽和希もそろそろVIP入り争いに加わらないといけない。

続く第2試合は村上千春VS中森あずみ。
「クククククク」
蹴りまくった村上千春が9分42秒、ハイキックからのフォール勝ちを収めた。
「才能の差ってやつかねえ」

第3試合はREIKO VSユーリ・セモポヌメ。
SPZクライマックス覇者のセモポヌメがラフファイトを織り交ぜて攻めてゆく。頭突きでたじろいだところをラリアット。しかしREIKOもジェットスマッシュで応戦。お互い大ダメージを負った勝負は延髄斬りを叩き込んだREIKOが勝利。これは大金星か。勝負タイム13分59秒。

「次の試合に登場する美冬選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

第4試合、定型のアナウンスのあと美冬が静かに入場。

対戦相手は新人のハルカ。ここ数か月、美冬の付け人を務めていたので最後はこのカードが組まれた。これも初顔合わせ。

ドワアアアアアア

ー何この異様なフンイキ

のまれるハルカ。

ー最後の仕事は、あの子にプロレスの意味を教えることだ。

午後7時52分、運命のゴング。

まずグラウンドで悲鳴をあげさせて主導権を握り、コーナーに押し込んでチョップ乱打、これでハルカが怯んだので頭を押さえつけて
ガッ

ヘッドショットキック一撃、

「うわああ」

頭を押さえてバタバタともがき苦しむハルカ。悠然と見下ろす美冬。

ーやり返して来い。

しかしハルカもなんとか起き上がり、よろめきながらも自ら走ってニーアタックを叩き込んだ。受け身を取った美冬、起き上がってから

「これで・・・終わりだ」

組み付く、頭を押さえつける、
ガッ
2度目のヘッドショットキック。手加減したとはいえちょっと強めの一撃でハルカ悶絶。そのまま上に乗って3カウント。勝負タイム6分18秒。

美冬、四方の客席にお辞儀をしてから引き揚げた。

***************************

休憩後はVIPのリーグ戦3試合。セミ前の神塩ナナシーVSガイア尾白川は飛び技を要所要所で炸裂させた神塩が勝利。フィニッシュはダイビングプレスだった。神塩は4勝4敗、ガイア尾白川は1勝7敗。

セミファイナルは村上千秋VS hibari。馬力のhibariにレスリングセンスの千秋、最後はラリアットを決めたhibariが制した。これで2人とも下半期の出だしを4勝4敗で終えた。

メインはSPZ世界選手権、王者ブレード上原に対するはベテランの今治みさえ。先月のSPZクライマックス準優勝が評価された。今シリーズも相変わらずのテクニシャンぶりを発揮し、昨日の岡山大会ではアキレス腱がためでB上原からギブアップを奪っている。

―これが事実上最後のチャンス

実力者の割りにSPZ王座に縁がなかった今治、懸命にB上原の攻勢を耐える。
ブレード上原も、戦いが長引くと関節もってかれて危険という頭があったのか、とにかく攻めるという戦法、ドロップキックの連打、そしてブレンバスター3連発で優位に立つ。そしてネックブリーカー。これは何とか返した今治だが、

「はああっ」
ブレード上原、きれいにバックドロップを決めて、今治から3カウント奪取。勝負タイム21分47秒、王者が初防衛に成功。

*************************

メイン終了後、美冬の引退セレモニー。

ジャージに着替えた美冬が長い花道を歩いてリングへ。

テンカウントゴングのあと、美冬が最後の挨拶。

「私のような者に・・・応援ありがとう・・・」

*************************

美冬

SPZ51期

2059年4月14日、釧路市体育館での対 杉浦美月戦でデビュー。2068年9月22日、さいたまドーム大会での対ハルカ戦で引退。稼動月数114ヶ月、出場試合数(概算)824試合。

タイトル歴

第149代SPZ世界王者

第152代SPZ世界王者

第155代SPZ世界王者

第158代SPZ世界王者

第160代SPZ世界王者

第163代SPZ世界王者

第165代SPZ世界王者

第167代SPZ世界王者

通算防衛回数 34(歴代1位)

第56回SPZクライマックス優勝

第57回SPZクライマックス優勝

第58回SPZクライマックス優勝

第59回SPZクライマックス優勝

2012年5月10日 (木)

第1,306回 そろそろ引き際だと思う

60年目9月

「そろそろ引き際だと思う」

SPZ51期、美冬が引退を表明。SPZベルトを手放し、SPZクライマックスも制覇できず、彼女なりに限界を感じたらしい。

ということで下半期のVIPリーグの枠が開いてしまったので、入れ替え戦で敗退したガイア尾白川が繰り上がり、VIP復帰を果たした。

中堅の初瀬唯が負傷欠場。

初戦新潟大会。VIPリーグから外れた美冬は第4試合でユーリ・セモポヌメと対戦。前月のSクラ公式戦で苦杯を喫した相手だ。

「ポット出の外人にSクラをさらわれた恥はそそがねばならない」

しかし美冬。腰の具合が相当悪いのか、逆エビ固めを仕掛けられて動きが止まってしまう。全盛期なら一蹴していた相手だが、いまの美冬には荷が重い相手になっていった。
「オルァ」
セモポヌメのパイルドライバー。しかし美冬も裏投げで反撃。これでセモポヌメの動きが止まった。
「行くぞ」

15分8秒、ストレッチプラムでギブアップ勝ち。先月の雪辱を果たしたが、美冬の表情は暗かった。

「あのクラスの相手に安全策でギブアップをとりに行くようでは私も終わりだ」

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第3戦高松大会では美冬は相羽和希と対戦。おそらく初めての顔合わせ。
「元気だけがとりえの子か・・・・まあ軽く相手をしてやる」

破壊力をセーブした掌底、ヘッドショットキックで相羽をぐらつかせて

―これが、返せるか?

膝蹴り連打、これを返した相羽和希、ノーザンライトで反撃。、2で返した美冬、ちょっと本気のヘッドショットキック。

「うわああっ」
昏倒した相羽和希、これで3カウントが入った。勝負タイム10分34秒。

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第4戦の徳島大会では美冬、中堅の真鍋つかさと相対。

―動きは速い選手だから用心しないと・・・

やはり真鍋が持ち前のスピードを武器に攻めてきたが、そこは多少強引に押さえつけてのヘッドショットを4発叩き込んで真鍋を完全に沈黙させ、
「せや」
DDT、しかし真鍋転がって場外エスケープ。
「こしゃくな」

そのあと長めの場外乱闘、死んだフリをしていた真鍋、リングに戻るやバックドロップで反撃しひやりとさせたが、美冬、なんとか裏投げで振り切って3カウント。それでも真鍋つかさを仕留めるのに22分18秒もかかった。

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第5戦高知大会、美冬は落ち着いて村上千春をジャーマンで下した。

第6戦松山大会、美冬は中森あずみと初顔合わせ。

―基礎練習はしっかりやっていた子か。少しは付き合ってやるか・・・
シビアなグラウンドの攻防をやってのけた美冬と中森あずみ。そのあと打撃を入れて主導権を握り、中森の反撃を受けきって
「せっ」
バックドロップで中森あずみの挑戦を退けた。勝負タイム20分14秒。

「シリーズ後半になると疲れが出てくる、きょうの相手も油断ならない・・・」

第7戦岡山大会で美冬VS REIKO。VIPからアンダーカードに落ちたREIKOが美冬相手に一発狙ってきて、壮絶な打撃戦を展開。

―ここは我慢だ、動きが落ちたときに有効打を入れるのみ。

相手の息切れ待ちという老獪なファイトを見せた美冬だが、REIKOも最後まで動きが落ちず、そのまま30分時間切れ引き分けとなった。

―私としたことが・・・・仕掛けるのが遅すぎた・・・

そして最終戦はさいたまドーム大会。

「美冬 最終試合」の大看板が掲げられた。
(続きます)

2012年5月 9日 (水)

スマートフォンデビュー20120509

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

春から夏への季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。

水曜日恒例のあれ。(書いているのは日曜夜ですが)

■訃報

プロレス解説者・竹内宏介さん死去(享年65)

全日本プロレスの解説者として存在感を発揮されていました。若林アナウンサーとのコンビはハイテンションで面白かった。「ジャイアントラリアットですねっ」(馬場さん復帰戦の時、馬場さんがキマラにラリアットをみまったシーンで)のセリフはまだ印象に残っています。合掌。

■チャンピオンカーニバル

星取りを確認する方法が2Chしかないというのもどうかと思うが、この原稿を書いている日曜夜の時点で決勝トーナメント進出は 永田(A1)VSケア(B2)、諏訪魔(A2)VS曙(B1)となった。優勝の栄冠、そして三冠挑戦権を手にするのは誰か。

■相撲

史上初の1横綱6大関。初日にいきなり白い子がアミニシキに不覚を喫する波乱の幕開け。白い子もピークは過ぎたかとも思わせる。後半になって星のつぶしあいが始まる前に勝ち越しを決めなければならない6人の大関陣。横綱に上がりそうなのは誰か。パワーだけならバルトなのだが・・・・・

■野球

岩瀬2連発浴びる

GWの連戦で酷使がたたったのか、DeNAのラミレス中村に連続HRを被弾するという失態をさらした、球界を代表するクローザー岩瀬37歳。まあ接戦で勝ちゲームが多かったという事情や狭いハマスタとかというのもあるのだろうが、佐々木の3連続被弾を思い出した。これはもう落日なのか。

勝てる試合を引き分けに持ち込まれた心無いファンが岩瀬に酷いヤジを浴びせ、チームメートの谷繁和田平田らが「金払えば何言ってもいいのか」と応戦し、高木監督までブチ切れて「黙れ素人が!」と怒鳴り返す。落合政権下ではなかったこのハラハラ感。今後の中日から目が離せません。

2012年5月 8日 (火)

第1,305回 SPZクライマックス第60回記念大会(下)

60年目8月

シリーズ第7戦仙台大会。
「勝てば、VIPに留まれる・・・」
Hibari、重量感あふれる攻めを見せる。ガイア尾白川もエルボーで反撃。試合は盛り上がった。

「諦めろっ」
ビッグブーツでなぎ倒してからのボディスラム、なんとか返した尾白川、
「くらえっ」
ダイビングプレス2連発、22分46秒、hibriを沈めて逆王手。

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そしてSPZクライマックスもいよいよ終盤戦に。

今治(8点、タイガーSH 18.43)セモポヌメ(8点)

勝てば首位ゴールが確定するセモポヌメ。しかしこの日の相手は技巧派の今治。
「オッシャー」

ラリアットやギロチンドロップで今治を追い込むも、今治もたくみのバックドロップを押しつぶすなど抵抗。しかし場外バックドロップという荒業を見せたセモポヌメが優位に立ち。裏拳、フロントスープレックスとたたみかけるが、

―Sクラで勝つとしたら、今年しかない

今治が逆転のタイガースープレックス。これで3カウント。

これで1敗もいなくなった。大混戦。

美冬(8点、ヘッドショットキックからの片エビ固め 6.20)パルファムボーグ(2点)

セモポヌメの失速により優勝の芽が出てきた美冬、持ち前の打撃でパルファムボーグを寄せ付けず。わずか6分あまりで片付けた。

「まだまだ私は動ける。上原には負けられぬ」

アンジェリカ(6点、ハイキックからの体固め 14.12)ブリーズ(4点)

B上原(8点、ティロフィナーレからの体固め 14.57)リュクス(4点)

粘るリュクスをなんとかティロフィナーレで仕留めたブレード上原。相手のSTOを3連発でもらってしまうなど危ないシーンはあったのだが、辛くも4勝目。

これでなんと最終戦横スペ大会開始前の時点で、8点でセモポヌメ、B上原、美冬、今治の4人が並ぶ展開。久しぶりに面白い形で最終戦に。

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そして最終戦は横スペ大会。第4試合は入れ替え戦7番勝負最終戦。ここまで両者の3勝3敗。ガイア尾白川VShibari。勝った方が下半期、VIPで闘うことができる。

この試合も熱い攻防が展開されたが、ビッグブーツ、ラリアットとたたみかけたhibariが勝利。VIPを守った。

休憩後、最後の公式戦4試合。

セモポヌメ(10点、バックドロップからの片エビ固め 13.49)アンジェリカ(6点)

セモポヌメが最終戦を白星で飾り、優勝決定戦進出を決めた。

今治(10点、ドラゴンスリーパー 20.47)リュクス(4点)

今治みさえも決定戦進出を決めた。粘るリュクスローズをドラゴンスリーパーで退けた。

ブリーズ(6点、シャイニングウィザードからの体固め 10.39)パルファムボーグ(2点)

横スペのセミが外人対決というのも久しぶり。ブリーズがシャイニングウィザードで3勝目を挙げ有終の美。

B上原(9点、時間切れ引き分け)美冬(9点)

最終戦メインイベント、勝った方が生き残れるというシビアな試合。地力ではブレード上原だと思われるが美冬には修羅場をかいくぐってきた経験がある。

「せやっ」

この試合は脇固めを多用し、手堅いファイトを心がけた美冬、上原もドロップキックや巻き投げで反撃するが、打撃を警戒するあまりどこか迫力にかけるファイト。そのまま時間だけが過ぎてゆき、両雄に焦りが見えてきた。なにしろ引き分けたらその時点で両者脱落なのだ。

「おおおつ」

美冬、デスバレー、ヘッドショットキックで勝負をかけるがB上原返す。その後は両者攻め手を欠き時間切れ引き分けとなった。

「この引き分けは負けに等しい」(美冬)

「勝てなかった・・・・」(B上原)

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かくて、メイン終了後に10点の二人が優勝決定戦。

今治みさえVSユーリ・セモポヌメ。

―SPZの威信にかけて初来日選手にトロフィーを渡すわけには行かない

今治、2試合目で疲れてはいるが積極的に腕関節を取ってゆくいつものファイト、しかし、
がしっ

セモポヌメのニーアタック。ふっとぶ今治。そこへバックドロップ。ラリアットの猛攻、
「うう」

起き上がったところへ裏拳、2で返す今治

「ウオオオ」
ここを勝負どころと見たか、セモポヌメ、バックドロップ。この後のフォールを今治、返せなかった。勝負タイム15分22秒。

セモポヌメ!セモポヌメ!セモポヌメ!セモポヌメ!

乗りのいい横浜のファン、自然発生的にセモポヌメコールが出た。初来日でSPZクライマックスのトロフィーを抱いたのは史上初の快挙だ。外国人選手の優勝は9年ぶり3人目。過去にはスーパーカオス、アバチャしかなしえていない偉業だ。

「ハハッ トウゼンノケッカニキマッテルダロ」

セモポヌメがコーナーポストに上がって勝ち誇る。

初来日のダークホースがSクラ記念大会の優勝をかっさらってしまった・・・・

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決定戦の結果を控室モニタで見た美冬。表彰式には出ず、荷物の入ったボストンバッグを付け人のハルカから受け取り、横浜スペシャルホールの地下駐車場で待たせてあったタクシーに向かった。

「ここでいい、ちょっと用事があるから先に帰る。今治にはそう言っといて」

 「お、お疲れ様でした」

「・・・・ハルカ、経験は宝だ・・・しっかりな。」

そう言いのこして、美冬は車に乗り込んだ。

2012年5月 7日 (月)

第1,304回 SPZクライマックス第60回記念大会(中)

第4戦は九州ドーム大会。
第4試合で組まれたVIP入れ替え戦、hibariがガイア尾白川をパワーボムで下し、対戦成績を1勝2敗とした。
そして後半はSPZクライマックス公式戦。

セモポヌメ(6点、裏拳からの体固め 12.02)リュクス(4点)

2連勝同士の対戦は、裏拳をぶち込んだセモポヌメが制した。新外国人まさかの3連勝。ポットでの外人このまま突っ走るか。

パルファムボーグ(2点、ブルドッキングヘッドロックからの体固め 13.05)アンジェリカ(2点)

パルファムボーグが手堅いレスリングを見せて初日を出した。

美冬(4点、ヘッドショットキックからの体固め 15.31)ブリーズ(0点)

二流外人相手でも100%勝てるとはいえなくなってきている美冬。それでも勝負どころと見るやヘッドショットキックを撃ち込んで白星ゲット。さすがは最強王者。

B上原(4点、エルボーからの体固め 12.10)今治(2点)

SPZスター選手同士の対戦だが、両者の力関係は逆転したか。SPZ王者になって自信を持って闘っているB上原、ネックブリーカーからエルボーとつないで今治を押さえ込んだ。

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第5戦は若鯉球場。

VIP入れ替え戦はhibariがまたもパワーボムでガイア尾白川を下し、2勝2敗のタイに戻した。

アンジェリカ(4点、ハイキックからの体固め 12.25)リュクス(4点)

アンジェリカのハイキックがクリーンヒットし。崩れ落ちたリュクスを押さえ込んで3カウント。リュクスローズ、2連勝のあと2連敗。

今治(4点、タイガーSH 13.57)パルファムボーグ(2点)

基礎のしっかりした両者の対戦。序盤から中盤は基本的な攻防をきっちりやってのけ、パルファムボーグのフェイスクラッシャーをしのいだ今治がタイガースープレックスで投げきって3カウント奪取。星を2勝2敗の五分に戻した。

セモポヌメ(8点、バックドロップからの体固め 14.47)美冬(4点)

セモポヌメ旋風がとまらない。デンジャラスなファイトで美冬を押したセモポヌメ、場外乱闘でもギロチンドロップをかますなどリード。美冬は打撃でなかなか有効打が出ず苦しい展開。それでもニーリフトで反撃した美冬だが、セモポヌメがトドメのバックドロップ。美冬返せず終了。

場内どえええええ。あの美冬が、あの美冬が、ぽっと出の外人にやられてしまうとは。

「ウェハハハハハSPZ!何もかも食いつくしてやる!私はハングリーなんだ!!」

「ちょっとおかしいと自分でも思う・・・」

美冬、まさかの2敗目。5連覇は厳しくなった。

ブリーズ(2点、ジャンピングハイキックからの体固め 10.46)B上原(4点)

セモポヌメが走るので勝たなければと焦るブレード上原、そこを突かれて、ブリーズのジャンピングハイキックにまさかの敗北。ブレード上原も2敗目を喫してしまった。

「すみません今日は何もありません」

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第6戦・なにわパワフルドーム大会。入れ替え戦はhibariがラリアットでなぎ倒してガイア尾白川を3タテしてVIP残留に王手をかけた。

さてSPZクライマックス公式リーグ戦。

今治(6点、ノーザンライトSH 15.23)アンジェリカ(4点)

これは今治の勝ちパターン。地味で堅実なグラウンドレスリングをある程度やって相手が疲れたところをノーザンライトSHでフォールするという展開、今治が3勝目ゲット、

ブリーズ(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 14.29)セモポヌメ(8点)

セモポヌメ特急ついに止まる。外人対決を制したのはブリーズ。シャイニングウィザードが炸裂しセモポヌメの連勝を止めた。

美冬(6点、ニーリフトからの体固め 10.49)リュクス(4点)

美冬、三下外人を軽くひねって終わり。組み付いての膝蹴りであっけなくリュクスローズは崩れ落ちてしまった。

B上原(6点、ネックブリーカーからの片エビ固め 11.08)パルファムボーグ(2点)
ブレード上原、手堅く3勝目ゲット。

第60回SPZクライマックス記念大会、1敗のセモポヌメを今治、美冬、ブレード上原の所属選手3強が2敗で追う展開。

(続きます)

2012年5月 6日 (日)

第1,303回 SPZクライマックス第60回記念大会(上)

60年目8月
恒例のSPZクライマックス。

SPZ伝統の真夏の祭典。ついに第60回記念大会を迎えるに至った。

出場メンバーは下記の8名。

美冬(24)

9年連続9回目の出場 第56回・57回・58回・59回優勝

「ベルトを取られてしまったが、5連覇を目指して、悔いの無いようやるだけだ」

今治みさえ(22)

5年連続5度目の出場
「かっこいいことは言いません。いまの力を出し切ります」

ブレード上原(18)

3年連続3度目の出場
「優勝目指して、精一杯やります」

所属選手のエントリーはこの3名だけ。今年からルールが変わり、「直近2回のレギュラーシーズンで3位以上に食い込むことのできなかった選手は出場できない」ことになったのである。

ジェーニー・ブリーズ(19)初出場
「賞金目指して頑張りマス」

リュクスローズ91号(不明)初出場
「美しい闘いをお見せします」

ジル・パルファムボーグ(24)初出場
「はじめてのSPZ、存在感を残す」

ユーリ・セモポヌメ(17)初出場
「SPZをぶっ壊してやる」

アンジェリカ・マムル(17)初出場
「・・・・・求めるものは勝利。それだけ」

(筆者より:適当に中堅外人にリネームを施しました。ご容赦ください)

**********************

2戦目の札幌大会から地獄のリーグ戦がスタート。

リュクス(2点、ラリアットからの片エビ固め 13.57)パルファムボーグ

外人同士の対戦はSPZに参戦経験の多いリュクスが制した。

今治(2点、タイガーSH 17.30)ブリーズ

ブリーズのパワフルな攻めに追い込まれた今治だったが、15分過ぎに魔性のドラゴンスリーパーを仕掛けてぐったりとなったところをタイガースープレックスでトドメ。実に手堅い勝ち方で白星発進。

「今年は実力が伯仲していると見ました。可能性はあります」

アンジェリカ(2点、バックドロップからの体固め 12.14)美冬

「知らない相手だ」

初来日で情報のない相手とのシングル、美冬、やりにくそうなファイト。しかも打撃をガシガシ入れてくるタイプだったので、美冬たじろぐ。あわててヘッドショットキックを放つもこらえられ、逆に

「ショアッ」
切れのあるハイキックをもらってぐらついたところをバックドロップで投げられた。これで美冬、3カウントを許してしまった。

えええええええええええ?

美冬、まさかの黒星発進。

「手探りでやりすぎた。」

セモポヌメ(2点、バックドロップからの体固め 22.29)B上原

メインに登場したSPZ王者・ブレード上原。こちらも初来日のロシア系レスラー、セモポヌメと対戦。基本的な攻撃はレスリングベースのようだが思ったより馬力があり、ブレード上原が攻めあぐむ。
「ティロフィナーレ!」

ティロフィナーレも腕でガードされ決定打とならず。どうやらセモポヌメ、対戦相手の試合をビデオで研究してきたようだ。そしてセモポヌメが猛攻に転ずる

「オルァ」

ブレード上原、裏拳2連発でふらついたところをバックドロップでフォール負け。場内どよめき。SPZ2強が相次いで敗北してしまった。

******************************
第3戦は名古屋大会。

セモポヌメ(4点、バックドロップからの体固め 13.15)パルファムボーグ(0点)

初来日外人対決はセモポヌメが制した。
「ウァハハハハハ 賞金は頂くぜ」

リュクス(4点、ラリアットからの体固め 12.59)ブリーズ(0点)

リュクスローズ、まさかの2連勝スタート。タイミングよく入ったラリアットでブリーズをねじ伏せた。

美冬(2点、ヘッドショットキックからの片エビ固め 17.10)今治(2点)

初戦を落とし5連覇のためにはこれ以上負けられない美冬。しかしきょうの相手は美冬の長所も短所も知り尽くしている今治みさえ。腕攻めを起点に試合を組み立てていった美冬だが、今治も要所要所で反撃。長引くかに思われたが、美冬、問答無用のヘッドショットキックで勝利。

「30分以内に仕留めないとね。Sクラだから」

B上原(2点、水面蹴りからの体固め 14.59)アンジェリカ(2点)

「この技で勝負!ティロフィナーレ!」
ものすごいレッグラリアットがアンジェリカの顔面に命中しかしアンジェリカも耐えてハイキックで反撃。両者流血という壮絶な展開となったが

「トドメダ・・・ア、ウワア」
相手の2発目のハイキックを冷静に読んでいたブレード上原、水面蹴りで相手を転ばせてそのまま押さえ込み3カウントを奪取。

第60回記念大会・SPZクライマックス、セモポヌメとリュクスローズ91号が2連勝スタートという波乱の幕開けとなった・・・(続きます)

2012年5月 5日 (土)

第1,302回 60年目7月 レースの結末

60年目7月

だがー

VIPレース争いの先頭を走っていた、美冬とブレード上原が先月のタイトル戦で古傷を悪化させたらしく、ブレード上原は太もも肉離れ、美冬は足首じん帯損傷で欠場。これで賞金1000万円の行方はわからなくなった。3位の今治みさえに優勝の芽が出てきた。

しかし、あてがわれたリザーバーは美冬の分がリュクスローズ92号、そしてB上原のリザーバーは新外国人ジェーニー・ブリーズ。

「手の内がわかりませんから、出たとこ勝負で行くだけです」

今治みさえ、初戦の青森でブリーズと対戦したが、思ったより力が強く、自分のペースに持ち込めない。そうこうしているうちにレッグラリアートを食らって敗北。勝負タイム18分57秒。今治みさえ、棚ボタ優勝に黄色信号がともった・・・

そして第2戦盛岡大会のメインの同一カード、今治VSブリーズ。今治が負けた時点で美冬の上半期シーズン優勝が確定する。

「うわああっ」

今治、あえなくブリーズの力押しに攻め込まれ、17分7秒、DDTに敗北。これで上半期の1位賞金1000万円は美冬の銀行口座に振り込まれることになった・・・

こうなるとあとは5位6位争いに焦点が移る。神塩、REIKO、hibariの3人が4位争いを繰り広げたが、第4戦水戸でまず神塩ナナシーがリュクスローズを倒して12勝目を挙げ、4位を確定させた。

そしてhibariはブリーズをパワーボムで下し、この日今治に敗れたREIKOを勝率でわずかに上回って5位に躍り出た。6位は自動降格だが5位は入れ替え戦のチャンスがある。第5戦の宇都宮でもhibariはブリーズを破って3タテし、REIKOに1ゲーム差をつけた。

そして、第6戦群馬大会からはhibariVSREIKOの直接対決3連戦。ソーゼツな最下位争いが繰り広げられた。Hibariが持ち前の馬力で押し込むも、REIKOもジェットスマッシュを2発叩き込んでなぎ倒す。

「ぐぅぅぅ」

ここまでフラフラになりながらも頭突きで反撃するhibariも珍しい。ならばとREIKO、すばやくコーナーに登ってダイビングボディアタック。うまく飛んで押しつぶし、そのまま3カウントを奪った。

しかし第7戦の幕張大会でラリアットを連発でもらってしまいREIKO,23分7秒、敗北。これでVIPレース最下位が決定。自動降格となった。

************************

最終戦は新日本ドーム大会。メインカードが弱かったので満員どまり。

第1試合は初瀬唯VSハルカ。

「ぎゃああっ!いたいっ・・・・」

負傷欠場明けのハルカ、先輩の初瀬に食らい付いてゆくが、技量の差は歴然で、あっけなく脇がために捕らえられギブアップ負け。勝負タイム7分19秒。

ハルカ、右腕を押さえながら引き揚げた。

第2試合は相羽和希VS真鍋つかさ。まだまだ技のキレは真鍋のほうが上で、14分7秒、鋭いエルボーを叩き込んだ真鍋が3カウントを奪った。

続く第3試合は村上千春VS中森あずみ。入社2年目の中森あずみ、この辺の選手といい勝負ができるまで力をつけてきたが

「遊びは終わりだ」
ハイキック、パワースラムの猛攻を食らって動きが止まる。
「うりゃあああ」
最後は延髄斬りで3カウントを奪われた。
「格の違いってのがわかっただろ?」
17分57秒、中森あずみ、散る・・・・

第4試合は村上千秋VSガイア尾白川。勝った方がアンダーカード1位、負けたほうがアンダーカード2位となる一番。VIP復帰のためにお互い負けられない。

「うりゃあああ」

村上千秋、レッグドロップ、バックドロップのきつい攻め。これでガイア尾白川をマットに突き刺し3カウントを奪った。勝負タイム9分29秒。これで村上千秋のVIP復帰が決定。敗れたガイア尾白川はhibariとの入れ替え戦に回る・・・

*****************************

外人同士のシングル戦をはさんで、セミはREIKOVShibari。鋭い打撃でREIKOが押していたが、hibariも要所要所で反撃し決定的な流れを作らせない。そのまま時間が過ぎていって、30分時間切れドローとなった。

「下で頑張ってもう一度この位置に帰ってきます」

REIKO、ひとまず下半期はアンダーカードで再出発となった。

新日本ドーム大会メインは今治みさえVS神塩ナナシー。

堅実ファイトの今治とゆったりとした試合スタイルの神塩。なかなかスイングしないが、これはこれで味のある攻防。

残り時間10分の時点で今治がドラゴンスリーパーでしめ落としにかかるが、耐え切った神塩がなんとアラビアンプレス2連発で勝利。56分35秒の激闘を制した。

この結果、上半期のVIPレースの順位は、

1位美冬(勝率667)

2位ブレード上原(勝率615)

3位今治みさえ(勝率600)

4位神塩ナナシー(勝率385)5位hibari(勝率263)6位REIKO(勝率231)となった。

2012年5月 4日 (金)

第1,301回 レースは続く、どこまでも

「取った・・・獲ったーーーー」

ブレード上原、ベルトを巻いて感無量の表情。

2068年6月、浜松の地で、時計の針が回った。

王者美冬、タイトル戦でブレード上原に敗れる。バックドロップで投げられ、続くフォールを返せなかった。

「ちょっと消極的だったかな。まあ仕方ない」

メイン終了後、シャワーを浴びてジャージに着替えた美冬。記者の質問を一通り受けると、付け人のハルカから荷物を受け取るやタクシーに乗り、ひとりで宿舎へ向かった。

「でもね、ベルトは取るのより守る方がずっと難しいんだ」

*************************

6月シリーズはなお続く。

まだ1000万円争奪レースでは首位に立っている美冬、続く今治みさえとの3連戦、何とか2勝1敗で乗り切った。それでも第5戦の和歌山大会、掌底のカウンターで殴り倒されてフォール負けという屈辱を味わった。これで2位を走るブレード上原とのゲーム差はわずか1になった。

しかし第6戦の岐阜でブレード上原が神塩ナナシーのネックブリーカーに不覚。また差が2ゲームに開いた。

シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。

まずはアンダーカード4試合、

第1試合は真鍋つかさVS初瀬唯。すっかりのらりくらりファイトで前座要員になった初瀬、対する真鍋はボディスラムを連発で決めるなどはつらつとしたファイト。最後はレッグドロップを落として快勝。16分43秒。

続く第2試合は相羽和希VS中森あずみ。
「はっ」
同期対決は鋭いエルボーを連発した中森あずみが優位に立ち。最後はランニングタックルでなぎ倒して3カウント。

第3試合は村上千春VSリュクスローズ92号。村上千春もきっぷのいいファイトを見せたが、豪快なラリアットを決めたリュクスローズが3カウント奪取。

第4試合は村上千秋VSガイア尾白川。VIP復帰のためにお互い負けられない一戦は、村上千秋が垂直落下ブレンバスター、裏投げの猛攻で制した。

その試合が終わると休憩になる。

**************************
休憩後からはVIPによる3試合。

「赤コーナー、SPZ世界選手権者、ブレードーうえーはらー」

ドワアアア

ようやくSPZ新王者として首都圏に凱旋したブレード上原、きょうの対戦相手神塩ナナシーに相対。

ここまで4位の神塩、VIP生き残りを確実にするためにも負けたくはない試合。しかし今回はブレード上原が新王者の意地を見せ、ネックブリーカーで競り勝った。勝負タイム16分38秒。

「チャンピオンとして4万人のお客様の前では負けられません」

セミは今治みさえVSサンディ・サングレ。Hibari欠場に伴いリザーバー扱いでVIPと対戦を続けるサングレだが、この日はわりあいあっさり捕まってしまい、アキレス腱かためにギブアップ負け。

メインは美冬VS REIKO。このクラスの相手だと美冬まだまだ貫禄を見せ、適度に相手の攻めを受けてからドラゴンスリーパーでギブアップを奪って終了。勝負タイム17分11秒。ブレード上原に2ゲーム差をつけて首位をキープ。

「残り8試合で2ゲーム差ですか。なんとかなりそうですね。私も俗物なので(笑)プライズマネーは欲しいですから」

2012年5月 3日 (木)

推薦図書20120503

(原因不明の顔面の腫れでリプレイの方は負傷欠場します。)

最近買った本で興味深く読めたのが

「全日本プロレス外国人選手大図鑑」

(ベースボールマガジン社 1200円税込)

全日本プロレス40年の歴史を彩った「外人レスラー」624名の紹介と寸評。

1人1ページを使っているのは

ドリー、テリー、デストロイヤー、ブッチャー、ハンセン、ブロディ、マスカラスの7名のみ

(ウォリアーズは2名で1ページ)

そのあともゴディ、ウイリアムス、Hレイス、ニックなどの名優、クロファット、ファーナス、スレーターら脇を固めた中堅どころ。Aペレス、ブラックハーツ、TNTら愛すべきB級外人も網羅されており、ジャマール、ドーリング、ケニーオメガ、ハワイアンライオンら最近の武藤全日の外人も余すところなく掲載。

そしてデビットアイズリー、ブライアンコステロ、トミーアングルなど、1回こっきりの来日で終わってしまった選手もモノクロページで収録されているので、アー来てた来てたこんなの、と読んでて飽きない一冊です。

中の人が同じで複数のリングネームを持つ選手は何回も出てます。ジムスティール、ウルフ、ラクロス、ラブマシンスティールは同一人物なのに4か所で出ています。

40年で624人。多いですね。馬場さんが呼んでみて日本マットに順応して常連化した選手もいれば、全然ダメで次から声がかからなくなった選手も。(後者の方が圧倒的に多い)プロレスラーは切ない商売だとハンセンが自著で述べていますが、その片鱗を垣間見ることのできるいい本です。

2012年5月 2日 (水)

もうクーラーを使う20120502

こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。

初夏への季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。

昼間は会社で携帯販促メルマガを打ちまくり、夜は美少女プロレスシミュレーションゲーム攻略ブログを打ちまくっているこのごろです。ダニかなんかに食われたのか、原因不明の顔の腫れで苦しんでいますがまあ元気です。

今週の、スポーツニュースのようなもの、いきます。

■マラソン

公務員ランナー、川内優輝選手はGWの休みを利用してドイツはデュッセルドルフマラソンに出走。強行日程だったようだが、2時間12分58秒のまずまずのタイムで8位。「日本人がいないので新鮮な気持ちで走れた」とのこと。5/1に成田に戻ってその足で出勤って。川内選手の次回出走は5/13(日)の仙台ハーフマラソン。藤原新選手との対決再び。

■プロ野球

・やっぱり横浜最下位

打てない。

やはり、よそが見限ったラミレスとか中村とか使っている時点でどうなのという状況だろう。我慢して下園を使い続けた方がいいのではないか。まあ5月頭から筒香が復帰してくるので上向くが・・・・バリバリのメジャー崩れを緊急補強した方がよいかもしれんが。

・広島栗原、負傷で今季絶望。

これで今季の広島は長距離砲不在で戦うことになりました。ニックが覚醒すれば別だが。ボウカーと大同小異なような気もする。緊急補強しない限り投手陣見殺しパターンが続く予感。これでセリーグの5位6位は決まりか。

・稲葉2000本安打達成

おめでとうございます。ヤクルトの野村政権時代から息の長い活躍をされています。

■プロレス

・吉江豊足骨折

全日のチャンカンに参戦中、上尾大会でやってしまったらしい。フリーなので治るまでの間は収入が途絶する。

・チャンピオンカーニバル

絶賛星のつぶしあい中。Aブロックは永田1位通過、2位は諏訪魔、河野、大森らがしのぎを削る展開か。Bブロックは真田、ケア、曙あたりが軸になりそうな感じ。

・渕正信VS井上雅央が久々に実現

90年代の全日マットを沸かせたおっさん同士の一騎打ち対決が地方会場で実現。14分くらい、首固めで渕が勝ったらしい。

今週はこんなところ。

2012年5月 1日 (火)

第1,300回 それぞれの背中、それぞれの汗の跡

60年目6月

「ううっ・・・・・」

先月デビューしたばかりのハルカが右足首を負傷して欠場。やはり、まだまだ打たれ強さにそうとう難がある。

(プロレスって・・・・・痛い・・・・ただただ痛い)

まず痛みに耐えるのがプロレスなのだが、ハルカ(本名:大月遥)15歳にとって、目の前の壁はとてつもなく高く、高く、大きく見えた。

(私・・・・こんなところで・・・やっていけるのかな)

寮の部屋で一人、懊悩するハルカ。SPZの新人が誰もが通る道なのだが、この少女は自分の中でただただ思い悩んでしまう。

(宮崎に帰りたい・・・だけど・・・・・ここで稼ぐって、私は決めたんだ・・・けど・・・・)

横浜の夜空は、黒く見えた。

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Hibariも右足の負傷が完治せず、引き続き欠場。

「バトルアトランティス」開幕。

初戦の沖縄大会、セミに神塩ナナシー、メインにブレード上原が凱旋するカード。

「はいっ」

セミファイナル、先輩の今治相手にぶつかってゆく神塩。だが相手にダメージを与える決定的な何かがない神塩、トップどころの選手と当たると苦しい。ダイビングプレスを繰り出すも2度目は読まれて自爆。それでも、

「はいっ」

20分4秒、ふわりとアラビアンプレスで舞って勝利。神塩、団体ナンバー2の今治に初めて勝った。

そして沖縄大会メインは美冬VSブレード上原。地元凱旋が却ってプレッシャーになったか、いつもの伸びのあるファイトではない。

「どことなくよそ行きのファイトしてますね」

解説の杉浦美月が指摘。

「ていっ」

そこへ美冬の掌底、ヘッドショットキックをもらって上原グロッキーに。何とかティロフィナーレで反撃したが本来の切れ味ではなく、ヘッドショットキックを再度ぶち込まれて敗北。勝負タイム28分6秒。

「上原!そんな弱くてよくタイトルマッチとか言ってられるなあ!」

美冬、試合後にマイクアピール。

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移動日をおいて翌々日の浜松大会のメインでSPZ戦。

一昨日と同一カード。

美冬VSブレード上原。今度はベルトがかかっている。

「やることは同じ。目の前の一勝を取りに行くだけ」

前回の挑戦時には腰が引けすぎてタイムアップドローになっている反省からか、ブレード上原とにかく前に出る攻め。チョップの打ち合いも制し、すきあらばドロップキックで痛撃を与える作戦に出た。

―くっ、少しは対策を練ってきたか・・・・

がすっ

ブレード上原エルボー、ぐらつく美冬、そこへトラースキック連発

「がっ」

ブレード上原、ブレンバスター。派手な音を立ててたたきつけられる美冬。

「ぐわあっ」

これで美冬の動きが止まってしまった。

「これでっ!」

ブレード上原、バックドロップ。まともに食らった美冬、フォールを返せなかった。

「27分54秒、バックドロップからの片エビ固めでブレード上原の勝ち」

どわあああああああああああああああああああ

遠州浜松の地で、美冬帝国ついに崩れる。

ブレード上原がタイトルマッチで初めて美冬に勝った!!

王者が8度目の防衛に失敗。通算防衛回数35度目はならなかった。

「取った・・・獲ったーーーー!!!」

ブレード上原、ベルトを巻いて感無量の表情。

敗れた美冬、控室でさばさばとした表情でコメント。

「ちょっと消極的だったかな。まあ仕方ない」

時に西暦2068年、SPZに新しい風が吹き始めたか。

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筆者より。

連載1,300回までこぎ着けました。

2007年1月に連載開始してはや5年。作品世界では59年の時が流れ、小川ひかる、秋山美姫ら1期生は74歳のおばあちゃんになりました。時が流れても会社は継続する。その辺のところを書いてみたくて、気合と根性で更新し続けました。

年間休日が46日という忙しい会社に勤めているので、1か月進めるのも苦労していますが、まだ結城千種や橘みずき、カンナ神威を出していないので、体力気力の続く限り頑張りたいと思います。

ちなみに、まだサバ2は積みゲーのままです。

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