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2012年5月26日 (土)

旭天鵬伝説(下)

37歳8か月、普通なら能力減衰期に入るころだが、旭天鵬は現役を続け、5月場所ではまさかの快進撃。14日目は琴欧洲との対戦が組まれて「3時まで眠れなかったので映画を3本観た」が見事琴欧洲を投げてトップのまま千秋楽になだれ込み、千秋楽の本割で関脇豪栄道を懐の深さで振り回して勝利し、決定戦にコマを進めました。

優勝するかに思われた稀勢の里も千秋楽で脱落し、平幕同士の優勝決定戦、栃煌山VS旭天鵬という史上初の無茶苦茶な決勝戦となりました。この日2試合目の旭天鵬がやや不利かなと思われましたが(栃煌山は千秋楽不戦勝)、緊張の中でも冷静さを失わなかった旭天鵬、落ち着いて気負いのみられた栃煌山をはたきこんで優勝を決めました。

幕の内優勝は42名の幕内力士によって争われますが、上位陣総当たりは横綱から前頭3枚目くらいまでの地位で、前頭7枚目の旭天鵬は幕内前半戦の終わりあたりが定位置で、上位陣では大関一人を倒しただけで優勝というのは棚ボタのそしりをまぬかれませんが、こういうパターンの優勝も10年に一度くらいあるわけでして、ルールがそうなっている以上、旭天鵬の優勝は素晴らしいことだと思います。(審判部の割崩しが14日目からと遅かったのもあると思われますが)

「20年間相撲をやってきて本当によかった」

傑出した能力を持たず、モンゴルの後輩たちに追い抜かれても20年間地道にやってきた旭天鵬37歳がまさかの初優勝。あの旭天鵬が賜杯を抱く姿、優勝鯛を持つ姿を見て筆者はジーンときました。(まずないと思っていたので)付け人たちも泣いていました。こんな感動的なシーンはなかなか見られません。

優勝パレード、旗手(オープンカーで優勝旗を持つ人)は異例のことですが、横綱白鵬が務めました。同じ一門の、モンゴルの先輩。「自分の優勝よりうれしい」と語る白鵬。やはりモンゴル人力士のはしりとして尊敬されていたんだなーということか。大関日馬富士も「面倒見が良くて、よく焼肉に連れて行ってもらった」と自分のことのように喜んでいました。

旭天鵬37歳、もうさして長くはない土俵人生(来場所は上位総当たりとなるので大負けするでしょう)多少ラッキーな面があったにせよ、あきらめず、腐らずに努力を続ければ、時に神様はとてつもないプレゼントをくれる。そう考えさせられた大相撲5月場所でした。

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