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2012年6月 9日 (土)

第1,324回 もう私は、闘えません。

61年目10月
「もう私は、闘えません」
SPZ53期、今治みさえが引退を表明。

「ビッグパワーシリーズ」開幕。初戦は沖縄大会。郷土の英雄が2人、セミメインに出るので那覇市民は沸き立った。

「おや、今年はトリはナナシーかね」
SPZ王者が神塩ナナシーになったので、序列が代わり、セミにブレード上原、メインに神塩ナナシーが出てくる試合順に変わった。

「そりゃあセミとメインでは重圧が全然違います」

セミで中森あずみのグラウンド攻勢に苦しんだものの、20分40秒、ランニングネックブリーカー2連発で中森あずみの挑戦を退けたブレード上原、神妙な表情でコメント。

「まあ、アイツがメイン張って私がセミっていうのもどうかと思いますので、次の機会にベルトは取り返しますよ」

その新SPZ王者、神塩ナナシーはメインに登場し、村上千春と対戦。村上千春のけりを受けながら、のらりくらりと反撃する神塩。そして最後は相手がばてたところを逆片エビ固めで絞り上げて46分14秒、ギブアップ勝ちという渋い決め方を見せた。

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最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はフォルトゥナ紫月VSハルカ。1年先輩のハルカがニーアタック、エルボーと積極的な攻め。フォルトゥナも懸命にドロップキックを打ち返すが、ハルカのニーアタックに動きが止まってしまう。
「はっ」
ドロップキックでフォルトゥナをなぎ倒して押さえ込んだハルカ、7分38秒、フォール勝ちをスコア。

第2試合はセイウン草薙VS初瀬唯。デビューから半年が経過したセイウン草薙、徐々にプロとしてのスピードや打たれ強さを身につけてきており、チョップの打ち合いでも一歩も引かない。そうこうしているうちにフロントスープレックス連発で10分48秒、セイウン草薙が勝利。もうこの結果も不思議ではなくなってきた。

続く第3試合はhibariVS真鍋つかさ。前月の同じカード同様、スピードで相手のペースをかき乱した真鍋だが、hibariのラリアットを食らって動きが止まり、
「もう諦めろ」
パワーボムで派手に叩きつけられて試合終了。勝負タイム23分2秒の熱戦。

休憩前の試合は今治みさえの引退試合。相手は入社3年目の相羽和希。
「あの子も同期の中森さんがベルト挑戦になって焦ってると思うので、最後の実戦指導ですね」
例によって落ち着いたプロレスを展開してゆく今治だが、この日はどうも腰がしっくり来ないのか、組み合ってすぐ押し込まれたり巻き投げを食らったりしてしまう。
「えいっ」
相羽の方が気合が入っていて、エルボー連発で今治をたじろがす。ならばと今治、ドラゴンスリーパー、コブラツイストで勝負に出たがこらえられてしまい、
「やあっ」
相羽のニーアタックになぎ倒される。これはカウント2、このあたりで両者疲れてきたが、先に立ち上がった相羽、ボディプレスで追い込んで、
「ああっ!」
バックドロップ、しかし1度目はロープにすがり付いてフォールを回避し、2度目は上から押しつぶすという切返しを見せた今治、簡単には負けない。
「くう」
しかし相羽が攻め方を変え、強烈なパイルドライバーで今治を悶絶させてからコーナー最上段に上がり
「やああっ」
2度目のダイビングプレス。これはまともに決まった。
「ワン、トゥ、スリッ」
ガイア尾白川レフェリーがマットを3つ叩いた。勝負タイム20分27秒。相羽和希が大先輩をラストマッチで撃破した。

「取れると思ったんですけどねえ。私も持っていく力がなくなりましたね。まあ向こうの方が執念があったちゅうことで」

今治みさえ、無念そうな表情でコメントを出すと、シャワーへ向かった。

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後半の3試合はVIP直接対決。まずは村上千春VS村上千秋の姉妹対決。親族だろうが容赦ない攻防が展開され、延髄斬りを決めた村上千春が勝利。勝負タイム19分52秒。村上千春、ここまで8勝8敗とまずますのペース。敗れた村上千秋はせっかくVIP復帰したのに2勝14敗というふがいない戦績・・・・

セミはブレード上原VSREIKO。今シリーズもブレード上原は苦しんでおり、第6戦第7戦とREIKOのジェットスマッシュを食らって2連敗という本調子で無い状況。そしてこの日も容赦なく掌底をガスガス入れたREIKOがペースを握る。
そしてブレード上原がふらついたところを
「えいっ」
見事に決まったジャーマン。ブレード上原は返せなかった。勝負タイム15分3秒。

なんとREIKO、前SPZ王者のブレード上原を3タテ。戦績も9勝6敗で3位に上がり、2位のブレード上原10勝5敗との差を1ゲーム差に縮めた・・・・

メインイベントはSPZ戦、王者神塩ナナシーに対するは初挑戦の中森あずみ。晴れてVIP入りしたもののここまで4勝11敗と苦しんでいる状況。ここまで14勝1敗の王者の優位は動かないところ。やはり初挑戦ということで硬くなっていたのか、本来の堅実なプロレスを見失い、ナナシーに攻め込まれる展開。大した見せ場もないままに17分33秒、スクラップバスターに完敗・・・王者が初防衛に成功。

メイン終了後、今治みさえの引退セレモニー。
「ありがとうございました」
淡々とファンに挨拶した今治みさえ、引退後は郷里の四国に帰り、旅館業を手伝うことが決まっている。

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今治みさえ
SPZ53期
2061年4月16日 釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。2069年10月22日、新日本ドーム大会での対 相羽和希戦で引退

 稼動月数103ヶ月 出場試合数892試合(概算)
 タイトル歴なし

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