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2012年6月17日 (日)

第1,329回 ハルカ試練の7連戦

ー自分はプロレスラーに向いてない

SPZ60期、ハルカ。デビューからもう2年になろうとするが、まだ自分に自信が持てないでした。

ー相手の技を受けるのが難しい。

痛いのに弱いハルカ、そのへんが躍進を阻んでいるのだが、

「いや、着実に受けはよくなってますよ」

吉見さんはああ言ってくれるけど、後輩のセイウンさんや紫月さんにも、このままでは、あっさり抜かれる・・・・

ーなんでこんな会社はいったんだろう。

オフの日、自室で思い悩むハルカ17歳だった。

ーもう3年目、会社は自分を若手扱いしてくれなくなる。もっと厳しいところで使ってくる・・・それに応えることはできるだろうか・・・・ああ、生きているのがつらい・・・・

そもそも性格が格闘技向けではないのだ。人を押しのけて自分が栄達するプロレス界、辞めたいのは山々のハルカだったが、年収は額面で900万円になり、そう簡単に「辞めます」とは言えなくなってしまった。あまり無駄遣いをしない性格の彼女。合宿所住まいで食住は基本的に会社持ちなので、預金通帳の残高がすごい勢いで増えていった。普通の仕事ではこうはならない。

ー入れ替え戦か、中森さんと7回もやらなくちゃならない。全部負けると思うけど・・・仕事はしないと・・・いけない・・・

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61年目2月

「スノーエンジェルシリーズ」開幕。ブレード上原は肩の負傷を治すため欠場。hibariも腰痛が治らず欠場。

2月シリーズの見どころはなんといってもVIPリーグ入れ替え戦。VIPリーグ5位の中森あずみと、アンダーカード2位のハルカが7連戦。

入社2年目のハルカ、よく先輩のねちっこい攻めについて行ったものの
「ぜぇ、ゼェ・・・・」
15分が過ぎて息が上がってしまい、ドロップキックに崩れ落ちてフォール負け。
「今の私はSPZチャンピオンです。全部勝たなくてはいけない」

そう、下半期リーグ戦は5位に終わった中森だが、組まれたタイトル戦で王者ブレード上原を絞め落とすという大殊勲を挙げたので、現SPZ王者なのである。

責任感に燃える中森あずみは第2戦の島根、第3戦の鳥取とハルカを連破し入れ替え戦で早くも王手をかけた。

そして第4戦神戸大会。もうあとがないハルカ、得意のニーリフトをガンガン入れて中森あずみを苦しませる。

「ウッー」

痛恨の一撃を食らって悶絶する中森。すかさずボディスラムを決めたハルカ、そのまま覆いかぶさって3カウント奪取。ハルカが1勝を返した。場内どよめき。もしベルトがかかっていたら・・・・

「そんな、ま、まぐれです・・・・」(ハルカ)

「膝が入ってワケが分からなくなった、チャンピオンとして負けてはいけないということを意識しすぎたのかもしれない。もう少し自分のプロレスをするように明日から切り替える」(中森)

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そして第5戦福井大会。

―落ち着け。打撃が入っちゃうなんてのはそうそうないことだ。昨日のは出会いがしら。

ねちっこく自分のペースで攻めた中森、そして相手が息切れするのを待って、27分8秒、相手をうまく丸め込んで勝利。これで3月からのVIP残留を決めた。その勢いのまま第6戦金沢・第7戦富山と連勝し、入れ替え戦の通算成績は6勝1敗で終えた。

「負けられない戦いが続いてしんどかった。今回はこういう結果だが、ハルカは間違いなく遠くないうちに上がってくる。」(中森)

「…もっと…練習します・・・」(ハルカ)

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