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2012年6月19日 (火)

第1,330.5回 セブン山本の一日

ー巡業のホテル移動は疲れる。

時に西暦2070年、

SPZのレフェリー兼巡業部社員、山本和男27歳、神戸市内のビジネスホテルで目が覚めた。

すでに午前10時、手早く身支度を整え、キャスター付きスーツケースをもってチェックアウト。男性スタッフなので基本的に選手とは別行動。巡業バスには乗らないよう配慮している。神戸市内でタクシーを拾い、まずは三宮近郊にあるショッピングセンターに入っているグッズショップSPZフィーバーに顔を出す。

「お疲れ様です。昨日はありがとうございました」

神戸大会のチケットを売りさばいてくれたSPZフィーバーのスタッフに挨拶してから、裏の狭いバックルームで取引先にメールをいくつか返信。この間、会社携帯も何回か鳴った。

そうこうしているうちに昼時。

「じゃあお疲れ様です」

バスと地下鉄を乗り継ぎ三宮へ。そして新快速で大阪へ。

ー今日は福井で興行、近いから助かった。

新大阪から福井までは北陸新幹線で1時間かからない。車内で弁当の昼食。

ー寝過ごさないようにしないと

トンネルの多い区間、寝過ごしてしまうと大変なので、音楽を聴きながら福井を待った。

福井駅前でタクシーを拾い、14時過ぎに興行場所の体育館へ。

「お疲れ様です」

「あ、山本さんお疲れ様ですー」

すでに選手陣は到着しており、思い思いに調整していた。リング上ではセイウン草薙とハルカがスパーリング。ベテラン選手は会場隅で軽めの調整。

イス並べは会場スタッフがやってくれるので、本部席を設営、パソコンと音響機器の接続、マイクのテストと結構忙しい。そのあと現場監督の奥森リングアナ、鈴木リングアナ、SPZフィーバー福井店からの応援スタッフ、派遣の会場スタッフと打ち合わせ。あっという間に夕方が近づいてきた。

その間地元紙の記者さんや来客の応対をこなし、16時ころから当日券の販売に加わる。

「はいリングサイド、3列目の13番、14番ございます」

カード的に弱かった福井大会、多少の残券は出たが、まあ満員と発表できるくらい売れた。当日券の販売がひと段落つくともう17時30分の開場。

「開場しまーす」

選手たちをいったん控室に引き上げさせ、こんどは会場隅でグッズ販売に加わる。

「はい、ハルカTシャツですねー、2000円になります」

このシリーズから新発売されたハルカTシャツが意外にいい売れ行き。こうやってグッズ販売に加わるのも営業の務め。

ーあいつ、意外と人気あるんだなあ・・・

そうこうしているうちに試合開始が近づいたので、、スタッフ控室でスーツを脱ぎ、スラックスと白ポロシャツのレフェリー着に着替え、リングシューズを履く。セブン山本の名で第1試合のレフェリーも担当しているのだ。

全8試合を4名のレフェリーで裁く。だいたい第1試合をセブン山本、第2試合とセミ前、セミの3試合をミネルヴァ石川、第3試合第4試合をガイア尾白川、休憩後の試合とメインをチーフレフェリーの吉見ゆう子が裁くという分担。

18時22分、腕にしていた高級ブランド腕時計を外し、通路を通ってリングへ。いかにもレフェリーらしくロープの張り具合を確認。

カン、カン、カン、カン、カン・・・

18時30分、興行開始。まずカード発表、そのあと第1試合に登場するセイウン草薙とフォルトゥナ紫月が入場してくる。城内暗転。屈伸運動などしてリラックス。

リングアナの選手コールの後、

「レフェリー、セブン山本」と紹介される。

「セブンー」最近は声援を送られることも多くなった。深々と一礼。

そのあと、目視のレフェリーチェック、そして両選手に声をかける。

「反則は5カウント、場外は20カウント、オーケイ?」

もちろんこれはさりげなくルールを観客に伝えているのだ。

「それでは・・・・READY・・・・ファイッ!」

かっこよく叫ぶ。

ゴング要請のサインを送り、あとはレフェリング。とはいっても第1試合なので派手な技は出ない。グラウンドの攻防が中心なので、セブン山本もあまり動き回らない。女子の試合なので、選手の体には触れず、声で厳格なレフェリング。

試合は8分26秒、タイミングよく巻き投げを決めたセイウン草薙が勝利。マットを3つ叩いた後、セイウン草薙の手を挙げて、レフェリー業務は終わり、ミネルヴァ石川と交代し、本部席に陣取る。

このあとも休憩中のグッズ販売、選手入退場時の護衛など、やることはいくらでもある。そこそこ盛り上がったうちにメインイベントの神塩VSセモポヌメ戦が終わり、あとは会場入り口で客出し。

「ありがとうございました」

「面白かった、また来るよ」

セブン山本の名も名物スタッフ、男性レフェリーとしてファンに認知されているので、声をかけてくれるお客様も多い。

選手は一足早く移動バスで宿舎へ向かったが、スタッフはここからが忙しい。リング撤収の手伝い、本部席の片づけ。何しろ22時までに撤収を完了させないといけないので時間とのたたかいである。この日はメイン終了から1時間足らずですべての撤収が完了した。

「それではどうもありがとうございました」

奥森リングアナと会場管理者に挨拶した後、営業車に乗って、今夜の宿泊先、福井市内のビジネスホテルへ。

「ほんじゃ、お疲れ」

だいたいホテルに着くのが23時過ぎ。明日も忙しいので夕食は近くの牛丼屋で済ませる。

ーあしたは金沢か、頑張らないと・・・

SPZ巡業部主任、山本和男27歳の冬であった。

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