2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 第1,342回 62年目11月 ダイヤモンドシリーズ | トップページ | 第1,344回 ぬおおおー かっー »

2012年7月15日 (日)

第1,343回 担架だ、2台いるぞ

62年目12月
「歳末バトルグランデ」開幕。

VIPの村上千秋が首の負傷で欠場。そしてREIKOも欠場。

VIPリーグで2名欠場が出てしまったので、リザーバーをどうするかSPZの会社サイドは考えたが、けっきょくアンダーカード上位2名から、セイウン草薙がREIKOのところに、村上千春が千秋のところへ充当された。

「いまのセイウン草薙ならVIPの中でも存在感を発揮してくれることでしょう」(黒田社長)

**************************

そして第1戦どさんこドーム大会はいきなりSPZ戦が組まれた。王者中森あずみ、初防衛戦の相手は、REIKOのリザーバーとしてこのシリーズVIPで闘うことになったセイウン草薙が抜擢された。

「自分のプロレスをしっかりやるだけです」(セイウン草薙)

「自分はまだベルトを防衛したことがないので、確実に勝ちを取りに行きます」(中森あずみ)

「入社2年目でベルト挑戦というのは破格の扱いですが、まあ将来のことも考えての抜擢でしょうね」(解説の杉浦美月)

タイトル初挑戦であるセイウン草薙。中森の緻密なレスリングにどこまでくらいついていけるか。

「プロレスは基本が大事。普段通りにやれば何とかなる相手」

そう、あの主力選手が軒並み敗れた8月のSPZクライマックスでも中森だけは完勝を収めているのだ。そして試合が始まるやグラウンドでねちっこく攻める中森。しかしセイウン草薙も

―このままじゃいけない

バックドロップで反撃、しかし後が続かず、逆に中森のスクラップバスターを連発で食らってしまう。

―負けたくない。

ここでセイウン草薙、2度目のバックドロップ。

「・・・・・ううっ」
頭を押さえてもがき苦しむ中森あずみ。これはキてしまったようだ。

「勝たせていただきます」
ここで伝家の宝刀・草薙流兜落としがさく裂。中森あずみはフォールを返せなかった・・・・
ええええええええええええええええええええええ!!
札幌どさんこドームが爆発した。

「最後のほうは本当に苦しかったのですけど、なんとか自分のプロレスをすることができました」
セイウン草薙、デビュー1年8か月で第176代SPZ女王に輝いた。

「・・・くっ・・・・向こうもそうとう強くなっていた・・・前より・・・」

中森あずみ、3度ベルトを巻いたが、いずれも防衛できず手放す仕儀となった・・・・

*************************

その翌々日、仙台大会、メインは第1戦と同じくセイウン草薙VS中森あずみ。ノンタイトル戦だがお互い負けられない試合。

―同じ相手に2連敗はできない。潰す。

こんどは中森も死ぬ気でぶつかっていった。グラウンドの攻防でも圧倒。
「この技で眠ってください」
中森あずみ、ドラゴンスリーパー、しかしセイウン草薙、砕けそうな意識を繋ぎ止め、

「あああああっ!!!」
気合一閃。草薙流兜落とし。やや技のはいりが雑だったせいか、かえって危険な角度で中森がマットへ落ちた。懸命にカバーする草薙。中森あずみ返せず。勝負タイム32分15秒。

ドワアアアア

場内は称賛の歓声と拍手。

セイウン草薙、メインイベントで2連勝。しかし勝った草薙もドラゴンスリーパーの影響か、足元が定まらず立ち上がったものの、なかなかリングを降りられない。

「担架だ、2台いるぞ」(本部席のセブン山本)

頭を押さえて動けない中森あずみと足が震えているセイウン草薙。大事を取って2人とも担架で控室に運ばれた。

「うーん・・・SPZの時代が変わりましたねえ」(解説の杉浦美月)

« 第1,342回 62年目11月 ダイヤモンドシリーズ | トップページ | 第1,344回 ぬおおおー かっー »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。