第1,347回 62年目2月 トーナメント戦
62年目2月
最終戦横スペ大会、恒例のトーナメント大会。ことしは出場者が完全くじ引き選抜で決まる。
1回戦第1試合 相羽和希VSハルカ!!
1回戦第2試合、真鍋つかさVS村上千秋!!
ワー ドドドド。
1回戦第3試合、ペガサス藤原VS村上千春!!
1回戦第4試合、神塩ナナシーVSフォルトゥナ紫月!!
なんと実力者のブレード上原、中森あずみ、セイウン草薙、REIKOがいきなり落選してしまった。この4人は前座の試合に回る。とはいっても内容はいつもと同じなので、第2試合で中森がSTFでREIKOをギブアップに追い込み、休憩前第3試合でブレード上原がティロフィナーレでセイウン草薙をなぎ倒して勝利。
**************************
そして、トーナメント。
ハルカ(20.0タックルからの片エビ固め)相羽
VIP入りが決まった相羽和希、ハルカの打撃をかいくぐって、組みついて投げる。
―ハルカさんに勝たなきゃ、VIPでやっていけない・・・
そう考えたのか、相羽懸命の攻め。しかし、
「手加減はしません」
ハルカ、得意のシャイニングウィザード、これで相羽の動きが止まった。しかし相羽も裏投げを決めた。両者ダウン、どちらに転ぶかわからなくなったが、先に立ち上がったハルカが体ごとぶつかるタックルで相羽を弾き飛ばし3カウント奪取。20分の激闘を制した。
ーハア、ハア・・・・
激闘を何とかものにしたハルカ、シャワールームへ行こうとしてスタッフに止められた。
「次の試合ありますから」
真鍋(12.41レッグドロップからの片エビ固め)村上千秋
アンダーカード落ちした村上千秋が登場。しかしスピードに勝る真鍋つかさにペースを奪われる苦しい展開。垂直落下ブレンバスターを仕掛けるが決定打にならず、
「そりゃあ」
レッグドロップに沈んでしまった。村上千秋、1回戦敗退・・・
村上千春(8.27、蹴り連打からの体固め)P藤原
「相手は新人だろ、なぶり殺しにしてやるよ」
容赦のない蹴りでP藤原を悶絶させる。あとは公開SMショー。村上千春が完勝を収めた。
神塩(13.49ダイビングプレス)F紫月
神塩がゆったりとしながらも危なげのない試合運びでフォルトゥナを下した。主力選手が軒並みエントリー落ちしているので優勝はほぼ決まったとみていい。
************************
そして準決勝。
ハルカ(6.33 ブレンバスターからの片エビ固め)真鍋
ー体力的にきつい、なんでこんなことしなくちゃ・・・・
1回戦の相羽戦で疲労しているハルカ、いきなりアルティマシュート、シャイニングウィザードの猛攻、最後は高さのあるブレンバスターで真鍋を撃破した。
神塩(16.46 ダイビングプレス)村上千春
圧勝で1回戦を突破した両者の対戦。やはり地力に勝る神塩が優位に立ち、千春の打撃を適度に受けながら試合を作ってゆく。千春も顔面蹴りを入れるなど健闘したが・・・
そのあと決勝まで15分のインターバルが置かれた。
ハルカ(11.30 レッグドロップからの片エビ固め)神塩
かくて決勝戦。神塩ナナシーVSハルカ。VIP公式戦でも負けていない相手なので神塩の楽勝かと思われたが、ハルカが短期決戦狙いで膝蹴りをガスガス入れてきて、神塩、苦悶の表情、ダイビングプレスも2度自爆というちぐはぐな攻め。
それでもパイルドライバー2連発で形勢を挽回し、
「それっ」
そしてアラビアンプレス、しかしハルカ懸命にロープへ。
両者ダウン
ワーワーワーワー
「これでっ」
先に起き上ったハルカ、シャイニングウィザードで反撃、しかし神塩カウント2.8で返す。
―これで…決める
神塩バックドロップ、ハルカ、ぎりぎりで返した。
ドドドドドド
―そんな?
首投げで神塩を転がしたハルカ、勢いよくジャンプ。そのまま神塩の喉元にレッグドロップを当てた。
「・・・グッ」
そのまま押さえ込むハルカ、
ワン、トゥ、スリー
ハルカ、トーナメント優勝。賞金200万円を手に入れた。
「あの・・えっと・・・勝てたみたいです」
優勝カップを手にしても厳しい表情を崩さないハルカだった。
« 第1,346回 ティッシュ箱くじ引き | トップページ | 第1,348回 誰が誰に勝ってもおかしくない試合 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント